JPH06146991A - 車両の高地判定装置 - Google Patents

車両の高地判定装置

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JPH06146991A
JPH06146991A JP30401792A JP30401792A JPH06146991A JP H06146991 A JPH06146991 A JP H06146991A JP 30401792 A JP30401792 A JP 30401792A JP 30401792 A JP30401792 A JP 30401792A JP H06146991 A JPH06146991 A JP H06146991A
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JP
Japan
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highland
judgement
intake air
supercharger
air amount
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JP30401792A
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English (en)
Inventor
Toshinari Nagai
俊成 永井
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は過給機を備えた内燃機関のスロット
ル開度から基準吸入空気量を計算し、実際の吸入空気量
と比較することで高地判定を行なう装置に関し、過給に
よる誤判定を防止することを目的とする。 【構成】 ステップ102は過給オフと判定したとき
は、ステップ103以降の大気圧補正値KPA算出処理
を実行し、過給オンと判定したときは上記大気圧補正値
KPA算出処理を実行しない。過給オンのときに大気圧
補正値KPAの算出を禁止するのは、過給オン時には吸
入空気量が大気の空気密度との関連性がなくなり、基準
吸入空気量の算出が原理的に不可能となるからである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の高地判定装置に係
り、特に過給機を備えた内燃機関のスロットル開度から
基準吸入空気量を計算し、実際の吸入空気量と比較する
ことで高地判定を行なう装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両が高地を走行するときは、高地ほど
大気圧が低下し、空気密度が少なくなるため、同じスロ
ットル開度でも車両の内燃機関の吸入空気量が少なくな
り内燃機関の出力が低下してしまう。そこで、従来より
車両が走行している高度を判断するために、機関回転数
とスロットル開度でマップを参照して基準吸入空気量を
算出し、この基準吸入空気量と、エアフローメータから
求めた実際の吸入空気量とを比較して高地判定するよう
にした車両の高地判定装置が知られている(特開平3−
185250号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、過給機を備
えた内燃機関が搭載された車両に、上記の従来の高地判
定装置を適用すると、過給時には吸気密度が意図的に変
えられたものとなり、大気の空気密度との関連が全くな
くなるため、基準吸入空気量が原理的に算出不可能とな
る。従って、従来の高地判定装置は過給時には誤った高
地判定結果しか得られない。
【0004】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
過給動作の有無に応じて高地判定をするか否か決定する
ことにより、上記の課題を解決した車両の高地判定装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は図1の原理構成図に示すように、内燃機関
10の吸気通路11に設けられたスロットルバルブ12
のスロットル開度と機関回転数とから算出手段13によ
り基準吸入空気量を算出し、エアフローメータ14の出
力信号に基づいて得た実際の吸入空気量と上記基準吸入
空気量とを判定手段15により比較して高地判定を行な
う装置において、過給機16が作動中か否か判定する作
動検出手段17と、過給機16が作動中と検出されたと
きに判定手段15による判定を禁止する禁止手段18と
を有する。
【0006】
【作用】本発明では、エアフローメータ14の出力信号
により得た実際の吸入空気量と大気の空気密度との関連
性がなくなる過給機16の作動時には禁止手段18によ
り判定手段15の高地判定を禁止するようにしたため、
常に実際の吸入空気量と大気の空気密度とが関連性のあ
る状態で判定手段15の高地判定結果を得ることができ
る。
【0007】
【実施例】図2は本発明の一実施例のシステム構成図を
示す。本実施例は過給機としてターボチャージャを有す
る多気筒火花点火式内燃機関(エンジン)に適用した例
で、後述のマイクロコンピュータ20により各部が制御
される。
【0008】エアクリーナ21は吸入空気中のほこり、
塵埃等を除去する。エアフローメータ22は前記エアフ
ローメータ14に相当し、エアクリーナ21を通過した
吸入空気量を測定する。このエアフローメータ22は吸
気管23,サージタンク24,スロットルバルブ24,
各気筒のインテークマニホルド25(前記吸気管23と
共に前記吸気通路11を構成)及び吸気弁27を介して
エンジン本体28(前記内燃機関10に相当)の燃焼室
29に連通されている。
【0009】スロットルバルブ24はアクセルペダル
(図示せず)に連動して開度が制御されることにより吸
入空気量を制御する。インテークマニホルド26には先
端部がインテークマニホルド26内に突出するように燃
料噴射弁30が設けられている。
【0010】エンジン本体28はシリンダブロック31
とシリンダヘッド32とからなり、シリンダブロック3
1内にはピストン33が収容されており、またシリンダ
ヘッド32には燃焼室29に一部が突出するように各気
筒毎に点火プラグ34が設けられている。
【0011】また、イグナイタ35はマイクロコンピュ
ータ20からの点火指示信号に基づき点火コイルに高電
圧を発生させ、この高電圧をディストリビュータ36を
介して点火プラグ34へ供給する。また、エンジン本体
28の燃焼室29は排気弁37,エキゾーストマニホル
ド38を介して排気管39に連通されている。
【0012】前記したスロットルバルブ24の上流側の
吸気管23内にはコンプレッサ40が設けられており、
かつ、排気管39にはタービン41が、コンプレッサ4
0と同軸上に取り付けられている。また、タービン41
の上流側と下流側とを連通し、タービン41を迂回する
バイパス通路42のエキゾーストマニホルド38側の吸
入口には、ウェイストゲートバルブ43が設けられてい
る。ウェイストゲートバルブ43は上記吸入口を閉塞又
は開口するようリンク機構44を介してアクチュエータ
45により制御される構成とされている。アクチュエー
タ45は、吸気管23と連通する通路46を介して導入
される空気圧によって連通する通路46を介して導入さ
れる空気圧によって動作制御される。
【0013】ここで、エキゾーストマニホルド38を流
れる排気ガスをタービン41に流入しタービン41を回
転させると、それに応じてコンプレッサ40も回転し、
エアフローメータ22を通過した吸入空気がコンプレッ
サ40により圧縮され、その密度の高い空気がサージタ
ンク25及びインテークマニホルド26を介して燃焼室
29に送り込まれて出力を増大させる。
【0014】このとき、過給圧が設定値以下の場合はア
クチュエータ45は作動せず、ウェイストゲートバルブ
43は閉じているため、排気ガスは全量タービン41へ
流入する。しかし、エンジン高回転によって過給圧が上
昇し、設定値以上になると通路46を介して入力される
所定値以上の空気圧によってアクチュエータ45が作動
し、リンク機構44を介してウェイストゲートバルブ4
3を図中、左方向へ移動させ、エキゾーストマニホルド
38の吸入口を開放する。
【0015】これにより、タービン41に流入する排気
ガスの一部がバイパス通路42を介してバイパスされる
ため、タービン41の回転数が低下せしめられる。この
ようにして、過給圧が一定になるよう制御される。
【0016】本実施例では、また各種のセンサ群が設け
られている。すなわち、エアクリーナ21から取り出さ
れてエアフローメータ22へ吸入される空気の温度を計
測する吸気温センサ47,エンジンブロック30を貫通
して一部がウォータジャケット内に突出するよう設けら
れ、エンジン冷却水温を検出する水温センサ48,スロ
ットルバルブ24のスロットル開度を検出するスロット
ルポジションセンサ49,サージタンク25に取り付け
られ、吸気管圧力を検出することによって前記コンプレ
ッサ40及びタービン41よりなるターボチャージャが
作動中か否かを検出する過給圧センサ50,ディストリ
ビュータ36のシャフトの回転に同期した回転数信号及
びクランク位置検出信号を夫々出力する回転角センサ
(図3に51で示す)と気筒判別センサ(図3に52で
示す)、更に排気管39に一部が突出されて設けられ、
触媒装置53に入力される前の排気ガス中の酸素濃度を
検出する酸素濃度検出センサ(O2 センサ)54などが
設けられている。
【0017】上記のコンプレッサ40及びタービン41
よりなるターボチャージャは前記過給機16を構成して
おり、また過給圧センサ50は前記作動検出手段17を
構成している。マイクロコンピュータ20は前記した算
出手段13,判定手段15及び禁止手段18をソフトウ
ェア処理により実現する制御装置で、図3に示す如き公
知のハードウェア構成を有している。同図中、図2と同
一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図3
において、マイクロコンピュータ20は中央処理装置
(CPU)60,処理プログラムを格納したリード・オ
ンリ・メモリ(ROM)61,作業領域として使用され
るランダム・アクセス・メモリ(RAM)62,エンジ
ン停止後もデータを保持するバックアップRAM63,
マルチプレクサ付き入力インタフェース回路64,A/
Dコンバータ66及び入出力インタフェース回路65な
どから構成されており、それらはバス67を介して接続
されている。
【0018】入力インタフェース回路64はエアフロー
メータ22,吸気温センサ47,水温センサ48,スロ
ットルポジションセンサ49,過給圧センサ50及びO
2 センサ54からの各出力信号が並列に入力され、これ
らに所定の信号処理を別々に施した後、順次切換えるこ
とにより時系列的に合成して、直列信号として単一のA
/Dコンバータ66に入力してアナログ・ディジタル変
換させ、バス67へ順次送出させる。
【0019】入出力インタフェース回路65はスロット
ルポジションセンサ49,回転角センサ51,気筒判別
センサ52からの各出力信号が並列に入力され、これら
の信号に対して別々に所定の信号処理を行なった後、バ
ス67を介してCPU60へ入力する一方、バス67か
ら入力された各信号を適宜信号処理した後燃料噴射弁3
0,イグナイタ35へ選択的に送出してそれらを制御す
る。
【0020】次に算出手段13,判定手段15及び禁止
手段18を実現する大気圧補正値算出ルーチンについて
説明する。図4は本発明の要部をなす大気圧補正値KP
A算出ルーチンの一実施例のフローチャートを示す。こ
の大気圧補正値KPA算出ルーチンが所定周期で起動さ
れると、CPU60はまずスロットルポジションセンサ
49の出力信号により検出したスロットル開度TAが所
定値βより大であるか否か判定する(ステップ10
1)。これは1回転当りの吸入空気量GNが飽和する高
スロットル開度域でのみ大気圧補正値KPAを算出する
ことで、大気圧補正値KPAの信頼性を向上するためで
ある。
【0021】続いて、前記過給圧センサ50の出力信号
に基づいて、過給がオフであるか否か判定する(ステッ
プ102)。過給圧センサ50の出力信号が所定値以下
のときはコンプレッサ40及びタービン41による過給
がオフであると判定し、実際の吸入空気量と後述の方法
で算出される基準吸入空気量とが密接な関連性があるも
のと判断して以下の大気圧補正値KPAの算出処理を実
行する。
【0022】これに対して、過給圧センサ50の出力信
号が所定値より大であるときは、過給がオン(過給機作
動中)であると判定し、後述の大気圧補正値KPAの算
出処理の実行を禁止する。過給機作動中は前述したよう
に吸入空気量が大気の空気密度との関連性がなくなり、
基準吸入空気量の算出が原理的に不可能となるからであ
る。
【0023】ステップ102で過給オフと判定されたと
きは回転角センサ51の出力信号により検出された機関
回転数NEと、スロットルポジションセンサ49の出力
信号により検出されたスロットル開度TAとにより、予
めROM61に格納されている図5に示す如きマップを
参照して標準状態での吸入空気量(基準吸入空気量)G
NTABを算出する(ステップ103)。
【0024】続いて、ステップ104へ進みエアフロー
メータ22の出力信号に基づき実際の1回転当りの吸入
空気量(単位g/rev)GNAFMの算出と、補正基
準吸入空気量GNTA’の算出とが行なわれる。
【0025】ここで、上記の1回転当りの吸入空気量G
NAFMは、エアフローメータ22の出力信号VG(単
位V)から図6に示す如きマップを参照して空気量GA
(単位g/sec)を求め、このGAと機関回転数NE
(単位rpm)とに基づき次式のようになまし処理して
算出される。
【0026】 {(n−1)×GNAFMOLD ’+GNAFM’}/n=GNAFM (1) ただし、 GNAFM’=GA×60/NE (2) またnは32又は64などの整数、GNAFMOLD ’は
前回のこのルーチン起動時のGNAFM’の値である。
【0027】また、補正基準吸入空気量GNTA’は次
式により算出される。
【0028】 GNTA’=GNTAB×KPA (3) ただし、上式中KPAは気圧/標準大気圧(760mm
Hg)を意味する大気圧補正値である。
【0029】続いて、上記の1回転当りの吸入空気量G
NAFMと補正基準吸入空気量GNTA’とを大小比較
し(ステップ105)、その比較結果に応じて大気圧補
正値KPAを更新する。すなわちGNAFM>GNT
A’のときは降坂走行時に相当し、大気圧補正値KPA
が小さい値であるのでKPAに所定値αを加算して(ス
テップ106)このルーチンを終了する。他方、GNA
FM≦GNTA’のときは登坂走行時等に相当し、大気
圧補正値KPAが反映される補正基準吸入空気量GNT
A’が大きい値となっているので、大気圧補正値KPA
から所定値αを減算し(ステップ107)、このルーチ
ンを終了する。
【0030】このように、本実施例によれば、補正基準
吸入空気量GNTA’と実際の1回転当りの吸入空気量
GNAFMとが等しくなるように、大気圧補正値KPA
が更新される。
【0031】このようにして得られた大気圧補正値KP
Aは車両の高地判定値であり、例えば図7に示すフロー
チャートにより始動時の燃料噴射時間TAUST及びG
N最大ガード値GNMAXに反映される。同図に示すル
ーチンが起動されると、まず始動時であるか否かスター
タ信号により判定される(ステップ201)。始動時の
ときは水温センサ48の出力信号に基づき検出された機
関冷却水温THWに応じてマップを参照して始動時燃料
噴射時間のベースマップ値TAUSTBを算出し、更に
このTAUSTBと機関回転数NEとバッテリ電圧VB
とにより公知の所定の計算式で始動時燃料噴射時間TS
USTを算出する(ステップ202)。
【0032】続いて、前記した如くステップ106又は
107で更新された大気圧補正値KPAが読み込まれ
(ステップ203)、この大気圧補正値KPAと前記始
動時燃料噴射時間TAUSTとの乗算により始動時燃料
噴射時間TAUSTの補正値が得られる(ステップ20
4)。すなわち、始動時はクランキング回転数が低く、
エアフローメータ22の出力信号も安定していないので
燃料噴射時間は空気量及びエンジン回転数により算出せ
ずに始動時燃料噴射時間TAUSTを上記の如くマップ
に基づいてオープンループで計算しているが、高地では
空気密度が低く、平地と同じ始動時燃料噴射時間TAU
STでは機関燃焼室29への吸入混合気の空燃比がリッ
チとなり、始動性の悪化等をもたらすので、ステップ2
04で大気圧補正値KPAをTAUSTに反映させる。
これにより、高地でも空燃比が目標空燃比近傍となる始
動時燃料噴射時間TAUSTが得られる。
【0033】一方、ステップ201で始動時でないと判
定されたときは、ステップ205に進み、前記(1)式
及び(2)式と同様にしてエアフローメータ22の出力
信号VGに基づき1回転当りの吸入空気量GNAFMが
計算される。続いて、前記した大気圧補正値KPAを読
み込み(ステップ206)、GN最大ガード値GNMA
Xに反映させる(ステップ207)。
【0034】すなわち、ステップ207では最大ガード
のベースマップ値GNMAXBを、機関回転数NEでマ
ップを参照することにより算出し、更にそのベースマッ
プ値GNMAXBに上記の大気圧補正値KPAを乗算す
る。ここで、エアフローメータ22の検出吸入空気量は
エアクリーナ21からの吸入空気量だけでなく、吸気工
程中のピストン運動によって生じる負圧波により吸気弁
27より逆流してくる空気量もあり、エアフローメータ
22の検出吸入空気量が実際の吸入空気量よりも大なる
値を示すことがある。
【0035】しかし、機関回転数NEに対応する吸入空
気量GNの上限値は予めわかっているため、上記のベー
スマップ値GNMAXBを機関回転数NEに応じて算出
することにより、エアフローメータ22の検出吸入空気
量の誤検出を補償しているわけであるが、高地では空気
密度が低く平地と同じ値では同じ吸入空気体積量でも吸
入空気重量が小さく、後述のステップ211で算出され
る燃料噴射時間TAUが必要とする値よりも大になり、
空燃比がリッチとなってしまう。そこで、ステップ20
7で前記最大ガード値のベースマップ値GNMAXBに
大気圧補正値KPAを反映させた最大ガード値GNMA
Xを計算するのである。
【0036】続いて、ステップ208では上記の最大ガ
ード値GNMAXとステップ205で算出した実際の1
回転当りの吸入空気量GNAFMとを大小比較し、GN
AFMがGNMAXより小さいときはそのGNAFMを
GNに代入し(ステップ209)、他方GNAFMがG
NMAX以上のときはGNAFMの値が大き過ぎるので
最大ガード値GNMAXをGNに代入する(ステップ2
10)。
【0037】このようにして、1回転当りの吸入空気量
GNAFMは最大ガード値GNMAXでガード処理され
てGNとされた後、ステップ211で燃料の噴射時間T
AUの計算に用いられる。すなわち、上記の1回転当り
の吸入空気量GNから基本燃料噴射時間TPを算出し、
この基本燃料噴射時間TPをO2 センサ54により検出
した排気ガス中の酸素濃度や各種増量値で補正して燃料
噴射時間TAUを算出する。
【0038】始動時は前記ステップ204で算出された
始動時燃料噴射時間TAUSTが、また始動後は上記ス
テップ211で算出された燃料噴射時間TAUが図3に
示したマイクロコンピュータ20の入出力インタフェー
ス回路65内のダウンカウンタにセットされ(ステップ
212)、燃料噴射弁30にこのセットされたTAUS
T又はTAUの時間、燃料噴射を開始させた後、このル
ーチンを終了する。
【0039】このようにして、始動時は大気圧補正値K
PAで補正された燃料噴射時間TAUSTの燃料噴射に
より空燃比が目標空燃比付近にオープンループ制御さ
れ、また始動後は大気圧補正値KPAで補正された燃料
噴射時間TAUの燃料噴射により空燃比が目標空燃比に
フィードバック制御される。
【0040】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ものではなく、例えば過給機としてスーパーチャージャ
を用いた内燃機関にも適用することができる。この場合
にはスーパーチャージャは所定の運転領域でのみスーパ
ーチャージャクラッチ信号によりオンとされるので、こ
の運転領域を示すスロットル開度と機関回転数とのマッ
プを参照して、過給のオン、オフの別を検出してもよ
い。
【0041】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、常に実際
の吸入空気量と大気の空気密度とが関連性のある状態で
判定手段の高地判定結果を得ることができるため、過給
機を備えた内燃機関においても正確な高地判定ができる
等の特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】図2中の一実施例のシステム構成図である。
【図3】図2中のマイクロコンピュータのハードウェア
構成図である。
【図4】本発明の要部の大気圧補正値算出ルーチンの一
実施例を示すフローチャートである。
【図5】図4中のGNTAB算出用マップを示す図であ
る。
【図6】図4中のGNAFM算出に用いるGA算出用マ
ップを示す図である。
【図7】燃料噴射時間の概略計算ルーチンを示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
10 内燃機関 11 吸気通路 12,24 スロットルバルブ 13 算出手段 14,22 エアフローメータ 15 判定手段 16 過給機 17 作動検出手段 18 禁止手段 20 マイクロコンピュータ 30 燃料噴射弁 40 コンプレッサ 41 タービン 43 ウェイストゲートバルブ 49 スロットルポジションセンサ 50 過給圧センサ 51 回転角センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 過給機付き内燃機関の吸気通路に設けら
    れたスロットルバルブのスロットル開度と機関回転数と
    から算出手段により基準吸入空気量を算出し、エアフロ
    ーメータの出力信号に基づいて得た実際の吸入空気量と
    上記基準吸入空気量とを判定手段により比較して高地判
    定を行なう装置において、 前記過給機が作動中か否か検出する作動検出手段と、 該作動検出手段により該過給機が作動中と検出されたと
    きに、前記判定手段による判定を禁止する禁止手段とを
    有することを特徴とする車両の高地判定装置。
JP30401792A 1992-10-15 1992-11-13 車両の高地判定装置 Pending JPH06146991A (ja)

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