JPH08200119A - 内燃機関の燃料噴射量制御装置 - Google Patents

内燃機関の燃料噴射量制御装置

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JPH08200119A
JPH08200119A JP7008477A JP847795A JPH08200119A JP H08200119 A JPH08200119 A JP H08200119A JP 7008477 A JP7008477 A JP 7008477A JP 847795 A JP847795 A JP 847795A JP H08200119 A JPH08200119 A JP H08200119A
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JP
Japan
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pressure
intake air
fuel injection
internal combustion
combustion engine
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Application number
JP7008477A
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English (en)
Inventor
Noboru Takagi
登 高木
Masato Ogiso
誠人 小木曽
Akito Oonishi
明渡 大西
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】プレッシャレギュレータの背圧室を常に大気に
開放し、噴射時間と噴射量とが比例関係とならない機関
運転状態でも、容易に燃料噴射量を管理する。 【構成】中央処理装置(CPU)はステップ101で、
吸入空気量GN、エンジン回転数NEを読み込む。ステ
ップ102において単位回転当たり空気量GNMAXを
演算する。単位回転当たり空気量GNMAXは任意のエ
ンジン回転数NEのスロットル弁全開時における標準的
な単位回転当たりの吸入空気量である。ステップ103
で推定吸気管圧力P1を算出する。ステップ104で補
正係数KFPCをマップデータを参照して算出し、この
ルーチンを抜け出る。CPUは噴射時間計算ルーチンの
実行処理に入り、目標燃料噴射時間TAUを演算する。
次にCPU54は補正係数KFPCを読出し、この補正
係数KFPCを前述の目標燃料噴射時間TAUに対して
乗算することにより、最終燃料噴射時間を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は内燃機関の燃料噴射量
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子制御式燃料噴射機関において、燃料
噴射弁はデリバリパイプに連結され、デリバリパイプに
は燃料噴射弁の燃料調圧のためにプレッシャレギュレー
タが取付けられたものが、例えば特開昭62−1732
3号に開示されているように公知である。プレッシャレ
ギュレータはデリバリパイプ内の燃料の圧力(以下、燃
圧という)と吸気圧力との差を一定に保ち、変化する吸
気圧力に対して燃料噴射量が変化するのを防止するため
のものである。そして、調圧のために、プレッシャレギ
ュレータのダイヤフラムによって区画された背圧室に吸
気圧力が導入されている。
【0003】ところで、デリバリパイプや燃料噴射弁内
の燃料が高温になると、燃料ベーパが発生し易くなる。
このような状態においては、特に機関の始動時に始動
性、アイドル安定性が著しく低下する問題が生ずる。こ
の問題を解消するために、プレッシャレギュレータと吸
気管連結する通路の途中に電磁弁を設け、デリバリパイ
プ内の燃料の温度が所定値以上になると、機関始動時に
電磁弁を作動させて、プレッシャレギュレータの背圧室
を大気に開放している。このプレッシャレギュレータを
大気に開放することにより、デリバリパイプ及び燃料噴
射弁内の燃圧が、プレッシャレギュレータを吸気通路に
連結している場合よりも増大する。圧力が増大すると、
燃料の気化温度が上昇するため、デリバリパイプ及び燃
料噴射弁内での燃料のベーパの発生が防止され、機関の
始動性が向上する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来はプ
レッシャレギュレータの背圧の切替えのために、電磁弁
が必要であり、このため、システムが複雑になるととも
に、信頼性やコスト高となる問題があった。
【0005】この発明の目的は上記従来技術の問題点を
解消するためになされたものであって、プレッシャレギ
ュレータの背圧室を常に大気に開放し、噴射時間と噴射
量とが比例関係とならない機関運転状態にあっても、容
易に燃料噴射量を管理することができる内燃機関の燃料
噴射量制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに請求項1の発明は、吸気通路に設けられたインジェ
クタと、内燃機関の燃圧を大気圧より一定圧力だけ高く
調整するプレッシャレギュレータと、所定状態での吸入
空気量を記憶する吸入空気量記憶手段と、前記機関の吸
入空気量を検出する吸入空気量検出手段と、前記両手段
により求められた値から前記インジェクタの噴口付近の
圧力を推定する推定手段と、前記推定手段により求めら
れた値から補正係数を算出する第1の算出手段と、前記
第1の算出手段により求められた補正係数で目標燃料噴
射量を補正し、補正した値で燃料噴射制御を行う燃料噴
射量制御手段とを備えた内燃機関の燃料噴射量制御装置
をその要旨としている。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の構成に加え
て前記吸入空気量記憶手段が、内燃機関の所定の回転数
のスロットル弁全開時の吸入空気量を記憶することをそ
の要旨としている。
【0008】請求項3の発明は、請求項1の構成に加え
て前記吸入空気量記憶手段が、内燃機関の所定の回転数
のサージタンク圧力が大気圧時の吸入空気量を記憶する
ことをその要旨としている。
【0009】請求項4の発明は、請求項1において、内
燃機関は排気ガスを吸気通路に再循環する排気ガス再循
環手段を備えており、前記排気ガス再循環手段の作動の
有無を検出するEGR有無検出手段と、前記EGR有無
検出手段によりEGR作動中と判断した場合、前記吸入
空気量記憶手段により求められた補正係数にEGR補正
値を付加する付加手段とを備えた内燃機関の燃料噴射量
制御装置をその要旨としている。
【0010】請求項5の発明は、請求項1において、第
1の算出手段の代わりに、第2の算出手段を設け、第2
の算出手段は、内燃機関の軽負荷時に、内燃機関の所定
の回転数のスロットル弁全開時の吸入空気量に基づいて
得られる補正係数よりも空燃比をリッチ側にする補正係
数を算出するものである内燃機関の燃料噴射量制御装置
をその要旨としている。
【0011】請求項6の発明は、請求項1に内燃機関の
燃料噴射量制御装置において、単位回転当たりの吸入空
気量と全開時の単位回転当たりの吸入空気量からインジ
ェクタ噴口付近の圧力を推定手段にて推定する際に、現
在の吸気温と、標準吸気温から推定値を補正する第1の
補正手段を設けた内燃機関の燃料噴射量制御装置をその
要旨としている。
【0012】請求項7の発明は、請求項1に内燃機関の
燃料噴射量制御装置において、単位回転当たりの吸入空
気量を全開時の単位回転当たりの吸入空気量からインジ
ェクタ噴口付近の圧力を推定手段により推定する際に、
現在の大気圧と標準大気圧とから推定値を補正する第2
の補正手段を設けた内燃機関の燃料噴射量制御装置を要
旨としている
【0013】
【作用】請求項1の発明によれば、プレッシャレギュレ
ータは、内燃機関の燃圧を大気圧より一定圧力だけ高く
調整する。又、吸入空気量記憶手段は所定状態での吸入
空気量を記憶する。吸入空気量検出手段は、前記機関の
吸入空気量を検出し、推定手段は、前記両手段により求
められた値から前記インジェクタの噴口付近の圧力を推
定する。算出手段は、前記推定手段により求められた値
から補正係数を算出し、燃料噴射量制御手段は、前記算
出手段により求められた補正係数で目標燃料噴射量を補
正し、補正した値で燃料噴射制御を行う。
【0014】請求項2の発明によれば、吸入空気量記憶
手段は、内燃機関の所定の回転数のスロットル弁全開時
の吸入空気量を記憶している。従って、推定手段は、吸
入空気量検出手段が検出した吸入空気量と吸入空気量記
憶手段が記憶した吸入空気量の両方の値からインジェク
タの噴口付近の圧力を推定する。
【0015】請求項3の発明によれば、前記吸入空気量
記憶手段が、内燃機関の所定の回転数のサージタンク圧
力が大気圧時の吸入空気量を記憶している。従って、推
定手段は、吸入空気量検出手段が検出した吸入空気量と
吸入空気量記憶手段が記憶した吸入空気量の両方の値か
らインジェクタの噴口付近の圧力を推定する。
【0016】請求項4の発明によれば、EGR有無検出
手段は排気ガス再循環手段の作動の有無を検出する。付
加手段は、前記EGR有無検出手段によりEGR作動中
と判断した場合、前記吸入空気量記憶手段により求めら
れた補正係数にEGR補正値を付加する。
【0017】請求項5の発明によれば、第2の算出手段
が、内燃機関の軽負荷時に、内燃機関の所定の回転数の
スロットル弁全開時の吸入空気量に基づいて得られる補
正係数よりも空燃比をリッチ側にする補正係数を算出す
る。この結果、軽負荷時に,吸入空気量検出手段にて計
量されないガスにより推定圧力より実圧力が上がり噴射
量が不足する場合においても、リッチ側に補正係数が算
出されることにより、ラフアイドルやエンストが防止さ
れる。
【0018】請求項6の発明は、第1の補正手段が、単
位回転当たりの吸入空気量と全開時の単位回転当たりの
吸入空気量からインジェクタ噴口付近の圧力を推定手段
にて推定する際に、現在の吸気温と、標準吸気温から推
定値を補正する。この結果、吸気温を反映した推定吸気
管圧力により補正係数が求められ、吸気温が低い場合に
は、空燃比をリーン側に、吸気温が高い場合には、空燃
比をリッチ側に補正され、吸気温が変化した場合でも適
性に空燃比制御が行われる。
【0019】請求項7の発明は、第2の補正手段が単位
回転当たりの吸入空気量を全開時の単位回転当たりの吸
入空気量からインジェクタ噴口付近の圧力を推定手段に
より推定する際に、現在の大気圧と標準大気圧とから推
定値を補正する。この結果、大気圧を反映した推定吸気
管圧力により補正係数が求められ、大気圧が低いとき
は、空燃比をリッチ側へ、大気圧が高いときは、空燃比
がリーン側へ補正されることにより、大気圧が変化して
も、適性に空燃比制御が行われる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を自然吸気エンジンに具体化し
た第1実施例を図1〜図7に従って説明する。
【0021】図1は、車両に搭載された内燃機関として
の多気筒ガソリンエンジン(以下、単にエンジンとい
う)1、及びその周辺装置の概略構成を示している。エ
ンジン1のシリンダブロック1a及びシリンダヘッド1
bは機関本体を構成している。シリンダブロック1aに
は、気筒数と同数のシリンダボア2が紙面と直交する方
向ら並設され、各シリンダボア2内にはピストン3が上
下方向への往復動可能に収容されている。ピストン3は
コネクティングロッド4によってクランクシャフト5に
連結されている。そして、ピストン3の往復運動がコネ
クティングロッド4によって回転運動に変換され、クラ
ンクシャフト5が回転駆動される。
【0022】ピストン3の上方には燃焼室6が形成さ
れ、ここに吸気通路7及び排気通路8が連通している。
燃焼室6と吸気通路7との連通部分は吸気ポート9とな
っており、この吸気ポート9は、シリンダヘッド1bに
上下動可能に取付けられた吸気弁11によって開閉され
る。また、燃焼室6と排気通路8との連通部分は排気ポ
ート10となっており、この排気ポート10は、シリン
ダヘッド1bに上下動可能に取付けられた排気弁12に
よって開閉される。
【0023】前記吸気通路7には、上流側からシリンダ
ヘッド1bに向けて順にエアクリーナ13、スロットル
ボディ14、サージタンク15、吸気マニホルド16が
配設されており、これらを介して外気が燃焼室6に取り
込まれる。スロットルボディ14内には、スロットル弁
17が軸18により一体回動可能に支持されている。軸
18はケーブル等によってアクセルペダル(図示しな
い)に連結されている。そして、運転者によりアクセル
ペダルが踏み込まれると、その踏み込み動作がケーブル
等を介して軸18に伝達され、スロットル弁17が軸1
8と一体で回動する。このスロットル弁17の回動によ
り吸気通路7が開閉され、燃焼室6への吸入空気量が調
節される。サージタンク15は、吸入空気の脈動を平滑
化させたり、各気筒の吸気干渉を防止するためのもので
ある。なお、図1においては、説明の便宜上、吸気マニ
ホルド16が他の箇所よりも大きく図示されている。
【0024】吸気マニホルド16には、気筒数と同数の
インジェクタ19が取付けられている。各インジェクタ
19の先端部19aは吸気通路7に面しており、この先
端部19aからは、対応する気筒の吸気ポート9へ向け
て燃料を噴射することが可能である。
【0025】前記インジェクタ19は1本のデリバリパ
イプ21に接続されている。デリバリパイプ21は燃料
パイプ22によって燃料タンク23に接続されている。
両パプ21,22の内部は燃料通路を構成している。燃
料パイプ22の途中には燃料ポンプ24及び燃料フィル
タ25が介在されており、その燃料ポンプ24の作動に
より燃料タンク23の燃料が吸入及び吐出される。燃料
ポンプ24から吐出された燃料は、燃料フィルタ25及
び燃料パイプ22を経てデリバリパイプ21に圧送され
る。圧送された燃料は、デリバリパイプ21にて各イン
ジェクタ19に分配され、そのインジェクタ19が開弁
したときに噴射される。
【0026】デリバリパイプ21にはプレッシャレギュ
レータ26が取付けられている。プレッシャレギュレー
タ26は、各インジェクタ19に圧送される燃圧Pfを
大気圧PAに対して一定圧力Cだけ高い値に保持する。
また、プレッシャレギュレータ26は、燃圧の調整によ
って生じた余剰燃料(リターン燃料)をリターンパイプ
34を通じて燃料タンク23に戻す。
【0027】前記燃圧の調整のために、プレッシャレギ
ュレータ26のケース27内には、図2に示すように弁
体28を有するダイヤフラム29が張設されている。こ
の弁体28及びダイヤフラム29により、ケース27内
が背圧室31と燃焼室32とに区画されている。燃焼室
32はデリバリパイプ21に接続され、ここから燃焼室
32内へ燃料が流入可能である。また、ケース27に
は、燃焼室32とケース27外部とを連通する導管33
が設けられ、この導管33がリターンパイプによって燃
料タンク23に接続されている。そして、燃焼室32内
の燃料が導管33及びリターンパイプ34を通じて燃料
タンク23へ導出可能である。
【0028】一方、背圧室31内にはコイルばね35が
圧縮状態で配設されており、このコイルばね35によ
り、弁体28が導管33を閉塞する方向へ常に付勢され
ている。そして、前記背圧室31は大気に開放され、背
圧室31内は常時大気圧となっている。
【0029】各インジェクタ19から噴射される燃料と
吸気通路7内へ導入された外気とからなる混合気は、吸
気弁11の開かれる際に、吸気ポート9を通じて燃焼室
6内へ導入される。燃焼室6に導入された混合気を着火
するために、半導体点火方式の点火装置が設けられてい
る。この点火装置は、電気回路の過渡現象利用して高電
圧を発生させるイグニッションコイル38及びイグナイ
タ39と、前記高電圧を各気筒に分配するディストリビ
ュータ41と、放電部である点火プラグ42とから構成
されている。
【0030】そして、燃焼室6内へ導入された混合気が
点火プラグ42の点火によって燃焼され、ピストン3、
コネクティングロッド4、クランクシャフト5等を介し
てエンジン1の駆動力が得られる。燃焼室6で燃焼され
た既燃焼ガス(排気ガス)は、排気弁12が開かれる際
に排気ポート10から排気通路8へ導出される。
【0031】排気通路8には、シリンダヘッド1bから
下流側へ向けて排気マニホルド43及び触媒コンバータ
44が配設されており、これらを通じて排気ガスが外部
へ排出される。
【0032】前記エンジン1の作動状態を検出するため
に、エアーフローメータ46、吸気温センサ47、スロ
ットルセンサ48、水温センサ49、酸素センサ50、
回転数センサ51、気筒判別センサ52等が設けられて
いる。エアーフローメータ46はエンジン1が吸入する
吸入空気量を計測する吸入空気量検出手段であり、本実
施例では、吸入空気が通過するときに生ずる圧力差によ
ってメジャリングプレート(ベーン)が押し開かれるタ
イプが用いられている。吸気温センサ47はエアフロー
メータ内に取付けられており、内蔵のサーミスタの抵抗
値の変化により、吸気通路7を流通する吸入空気の温度
変化(吸気温THA)を検出する。吸気温THAは、イ
ンジェクタ19の先端部19aの周囲の雰囲気温度に相
当する。
【0033】スロットルセンサ48はスロットルボディ
14に取付けられ、スロットル弁17の開度(スロット
ル開度)を検出する。水温センサ49はウォータアウト
レット部に取付けられ、エンジン1の冷却水の温度(冷
却水温THW)を検出する。より詳しくは、水温センサ
49は前記吸気温センサ47と同様に、温度によって抵
抗値が大きく変化するサーミスタで構成され、冷却水温
THWの変化を抵抗値の変化で検出する。冷却水温TH
Wは、シリンダブロック1a及びシリンダヘッド1bの
温度に相当する。
【0034】酸素センサ50は排気マニホルド43に取
付けられており、排気ガス中の酸素濃度を検出する。回
転数センサ51及び気筒判別センサ52はともにディス
トリビュータ41に内蔵されている。回転数センサ51
は、外周に多数(例えば24個)の突起を有する1つの
タイミングロータと、1つのピックアップコイルとから
構成されている。この回転数センサ51では、タイミン
グロータが1回転すると、ピックアップコイルが前記突
起と同数のパルス信号を等クランク角度(例えば30
°)毎に発生する。また、気筒判別センサ52は外周に
1つの突起を有する1つのタイミングロータと、2つの
ピックアップコイルとから構成されている。この気筒判
別センサ52では、タイミングロータが1回転すると、
各ピックアップコイルがクランク角度360°毎に交互
にパルス信号を1つずつ発生する。
【0035】前記エアフローメータ46、各種センサ4
7〜52は電子制御装置(以下、ECUという)53の
入力側に電気的に接続されている。また、前記各インジ
ェクタ19、及びイグナイタ39はECU53の出力側
に電気的に接続されている。
【0036】図5に示すようにECU53は、中央処理
装置(以下、CPUという)54、読出し専用メモリ
(以下、ROMという)55、ランダムアクセスメモリ
(以下、RAMという)56、バックアップRAM5
7、外部入力回路58、外部出力回路59を備え、これ
らは互いにバス60によって接続されている。CPU5
4は、予め設定された制御プログラムに従って各種演算
処理を実行する。前記CPU54は推定手段、第1の算
出手段及び燃料噴射量制御手段を構成している。又、R
OM55はCPU54で演算処理を実行するために必要
な制御プログラムや初期データを予め記憶している。同
ROM55により吸入空気量記憶手段を構成している。
また、RAM56はCPU54の演算結果を一時記憶
し、バッアップRAM57は電源が切られた後にも各種
データを保持するように、バッテリによってバックアッ
プされている。外部入力回路58はA/Dコンバータ
(アナログ/デジタル変換器)を有しており、例えば吸
気温センサ47による吸気温信号、水温センサ49によ
る冷却水温信号等のアナログ信号をデジタル信号に変換
する。
【0037】前記エアフローメータ46、吸気温センサ
47、スロットルセンサ48、水温センサ49、酸素セ
ンサ50、回転数センサ51及び気筒判別センサ52か
らの各種信号は外部入力回路58に入力される。CPU
54はこれらの信号に基づき、吸入空気量GA、吸気温
THA、スロットル開度、冷却水温THW、酸素濃度、
エンジン回転数NE、気筒判別信号等を検出する。
【0038】一方、CPU54は、空燃比(エンジン1
に吸入される混合気中の空気/燃料の重量比)A/Fを
酸素センサ50の出力信号が検出し、その空燃比A/F
が理論空燃比となるようにインジェクタ19からの燃料
噴射量を調整する。この燃料噴射量の調整を行うため
に、後記するCPU54は次式(1)に基づきインジェ
クタ19の開弁時間である目標燃料噴射時間TAUを算
出する。
【0039】 TAU=K×(GA/NE)×FAF …(1) ここで、Kは定数、GAは吸入空気量、NEはエンジン
回転数であり、K・(GA/NE)は理論空燃比を得る
ように設定された基本噴射時間である。また、FAFは
酸素センサ50の出力信号の変化にともない変化するフ
ィードバック補正係数であり、空燃比A/Fが理論空燃
比となるように前記基本燃料噴射時間K・(GA/N
E)を補正する。前記フィードバック補正係数FAFの
求め方は公知であるため、説明を省略する。
【0040】CPU54はさらに、この目標燃料噴射時
間TAUに対して後記する補正係数KFPCを乗算して
最終燃料噴射時間を算出し、この最終燃料噴射時間に応
じた駆動信号を、図2に示すように外部回路59を介し
てインジェクタ19に出力する。この信号の出力によ
り、インジェクタ19の開弁時間が制御されて所定量の
燃料が噴射される。このようにして空燃比A/Fが理論
空燃比となるようにフィードバック制御が行われる。
【0041】又、CPU54は外部出力回路59を介し
てイグナイタ39を制御する。すなわち、エンジン1の
作動状態に応じた最適な点火時期が予めROM55に記
憶されており、CPU54は回転数センサ51を含む上
記各種センサからの信号によりエンジン1の作動状態を
検知し、最適な点火時期を演算する。そして、CPU5
4は外部出力回路59を介してイグナイタ39へ点火指
示信号を出力し、点火時期を制御する。
【0042】次に、前記のように構成された実施例の作
用及び効果について説明する。図5のフローチャート
は、CPU54によって実行される各処理のうち、補正
係数KFPCを算出するルーチンを示している。又、図
6は噴射時間計算ルーチンを示している。これらのルー
チンはいずれも所定のタイミングで実行される。
【0043】図5の補正係数算出ルーチンが開始される
と、CPU54はまずステップ101において、エアー
フローメータ46にて検出され、A/D変換器にてデジ
タル信号に変換された吸入空気量GAを読み込む。又、
同ステップにおいて、回転数センサ51にて検出された
エンジン回転数NEを読み込み、続いてGN=GA/N
Eを求める。次に、ステップ102において第1の単位
回転当たり空気量GNMAXを演算する。第1の単位回
転当たり空気量GNMAXは任意のエンジン回転数NE
のスロットル弁全開時における標準的な単位回転当たり
の吸入空気量であって、標準大気圧及び標準吸気温のも
とで予め試験等でそれぞれ求められており、マップデー
タとしてROM55に記憶されている。従って、第1の
単位回転当たり空気量GNMAXはステップ101で得
たエンジン回転数NEに基づきこのマップデータを参照
することにより求められる。
【0044】次に、CPU54はステップ103におい
て推定吸気管圧力P1を次の式にて算出する。 P1=GN/GNMAX …(2) ところで、このGNとGNMAXとの比は、インジェク
タ19の噴口付近の圧力(噴口圧)と強い相関関係があ
り、GN/GNMAX=0の時は、真空であり、GN/
GNMAX=1の時は、大気圧と考えることができる。
【0045】従って、GN/GNMAXでインジェクタ
19の噴口付近の圧力を推定するのである。次に、CP
U54はステップ104において、補正係数KFPCを
図3に示すマップデータを参照して算出する。このマッ
プデータについて説明すると、マップデータは補正係数
KFPCと、推定吸気管圧力P1との二次元マップであ
って、両者には次の関係が成立する。
【0046】 KFPC=(C/(C+PA−P1))1/2 …(3) なお、Cは設定燃圧である。PAは大気圧である。そし
て、予め上記(3)式に基づいて推定吸気管圧力P1に
対する補正係数KFPCのマップが作成され、ROM5
5に格納されている。上記(3)式について説明する。
【0047】図7は吸気ポート圧に対するデリバリ燃圧
Pfとの関係を示す模式図である。PMは吸気ポート圧
(=サージタンク圧)を示している。直線Pf=PM+
Cは従来の燃圧を制御する場合を示し、直線Pf=PA
+Cは本実施例において燃圧を一定制御する場合を示し
ている。Aは本実施例におけるPf=PA+CとPMと
の差を示し、BはPf=PM+CとPMとの差(=C)
である。
【0048】そして、インジェクタ16の噴射量はこれ
らの差圧の平方根に比例することが分かっているため、
燃料噴射量は、基本噴射量TAU×補正係数(B/A)
1/2で求められる。又、図7から、 A=(PA+C)−PM B=C である。そして、前記吸気ポート圧PMは推定吸気管圧
力P1にて代替すると、補正係数(B/A)1/2
(3)式となる。
【0049】上記のようにCPU54がステップ104
において補正係数KFPCを算出し、この算出結果を一
旦RAM56の所定アドレスに格納した後、このルーチ
ンを抜け出る。
【0050】次に、CPU54は図6における噴射時間
計算ルーチンの実行処理に入ると、ステップ201にお
いて、公知の目標燃料噴射時間TAUを演算する。この
目標燃料噴射時間は従来と同様に演算される処理であっ
て、前記(1)式に基づいて演算される。次にステップ
202においてCPU54はRAM56に格納した補正
係数KFPCを読出し、この補正係数KFPCをステッ
プ201にて算出した目標燃料噴射時間TAUに対して
乗算することにより、最終燃料噴射時間を算出し、この
最終燃料噴射時間をRAM56に一旦格納する。
【0051】この後、CPU54はこの最終燃料噴射時
間に応じた駆動信号を外部回路59を介してインジェク
タ19に出力する。そして、この信号の出力により、イ
ンジェクタ19は開弁時間が制御されて所定量の燃料を
噴射する。
【0052】このように本実施例では、プレッシャレギ
ーレータ26の背圧室31は常時大気圧とされているた
め、大気圧補正を行うための切替弁が不要となり、シス
テムが簡素化される。又、プレッシャレギュレータ26
の背圧を大気圧に開放することによって、従来の噴射時
間と噴射量の関係が狂った場合においても、圧力補正
が、簡単に制御プログラムソフト上で対応することによ
り、制御の悪化が防止される。 前記実施例では、自然
吸気エンジンに具体化したが、過給機付きエンジンに具
体化してもよい。過給機付エンジンに具体化した場合に
おいて、前記実施例との相違点について説明する。
【0053】この変形例では、図8に示すように補正値
KFPC算出ルーチンにおいて前記実施例と異なってい
る。すなわち、この算出ルーチンに移行すると、ステッ
プ301では前記実施例のステップ101と同様に吸入
空気量GA、エンジン回転数NEが読み込まれて、GN
=GA/NEを求めた後にステップ302に移行する。
ステップ302においては、次に、第2の単位回転当た
り空気量GNATMを演算する。第2の単位回転当たり
空気量GNATMは、サージタンク15内の圧力(サー
ジタンク圧力)が大気圧となっている時において、任意
のエンジン回転数NEにおける標準的な単位回転当たり
の吸入空気量であって、予め試験等でそれぞれ求められ
ており、マップデータとしてROM55に記憶されてい
る。従って、第2の単位回転当たり空気量GNATMは
ステップ301で得たエンジン回転数NEに基づきこの
マップデータを参照することにより求められる。次に、
CPU54はステップ302において、推定吸気管圧力
P1を次の式にて算出する。
【0054】P1=GN/GNATM …(4) ところで、この吸入空気量GNと第2の単位回転当たり
空気量GNATMとの比は、インジェクタ19の噴口付
近の圧力と強い相関関係があり、GN/GNATM=0
の時は、真空であり、GN/GNATM=1の時は、大
気圧と考えることができる。又、GN/GNATM>1
の時は、過給により吸気圧が大気圧より高くなった状態
で真空と大気圧との傾きから推定を行うのである。
【0055】このようにGN/GNATMでインジェク
タ19の噴口付近の圧力を推定するのである。次に、C
PU54はステップ304において、前記実施例のステ
ップ104と同様にして補正係数KFPCをマップデー
タを参照して算出する。
【0056】従って、この変形例においても、過給機付
エンジンで前記実施例と同様の作用効果を得ることがで
きる。 (第2実施例)次に、排気ガス再循環通路が設けられた
エンジンに具体化した第2実施例を図9〜図11に従っ
て説明する。なお、前記第1実施例と同一構成又は相当
する構成については、同一符合を付してその説明を省略
し、相違する点を中心に説明する。
【0057】エンジン1には、排気通路8内の排気ガス
の一部を吸気通路7へ戻して排気ガス再循環(Exaust G
as Recircuration)を行うための排気ガス再循環手段と
しての排気ガス再循環装置(EGR装置)61が設けら
れている。EGR装置61は、燃焼室6を迂回した状態
で排気通路8及び吸気通路7間を連通させる排気ガス再
循環通路(EGR通路)62と、その通路62の途中に
配設された流量制御弁としてのEGR弁63とからな
る。EGR弁63は、ステップモータ64と、そのロー
タ65の先端に取付けられた弁体66とを備えている。
このEGR弁63のステップモータ64は、ECU53
の外部出力回路59に電気的に接続されている。
【0058】又、ECU53のCPU54は、吸入空気
量GA、エンジン回転数NE、及び冷却水温THWを読
み込み、読み込んだそれらの値に基づき、その時のエン
ジン1の運転状態が排気ガスを再循環させるための再循
環実行領域か否かを判定する。CPU54はこの実施例
ではさらに排気ガス再循環有無検出手段及び付加手段を
構成している。
【0059】さらに、CPU54は、再循環実行領域で
あるならば、エンジン回転数NE及び吸入空気量GNを
パラメータとして目標ステップ数を演算し、その目標ス
テップ数に応じたパルス信号を外部出力回路59を介し
て前記EGR弁63に出力する。又、CPU54は再循
環実行領域でないと判定すると、EGR通路62を閉塞
するために目標ステップ数を「0」に設定し、その目標
ステップ数に応じたパルス信号を外部出力回路59を介
して前記EGR弁63に出力する。又、CPU54は、
再循環実行領域か否かを判定時において、その時のエン
ジン1の運転状態が再循環実行領域の場合には、EGR
制御の実行を示すフラグ「1」をセットし、そうでない
場合には、前記フラグを「0」にリセットする。
【0060】そして、EGR弁63は、ECU53から
出力されるパルス信号に応じてステップモータ64のロ
ータ65が回転し、その回転により弁体66のリフト量
が変化する。この変化に応じてEGR通路62の流路面
積が変化し、吸気通路7へ戻される排気ガスの流量が調
整され、或いはEGR通路62が閉塞される。
【0061】次に上記のように構成された実施例の作用
について説明する。図11のフローチャートは、CPU
54によって実行される各処理のうち、補正係数KFP
Cを算出するルーチンを示している。このルーチンは第
1実施例と同様に所定のタイミングで実行される。そし
て、第1実施例と同様に図11のステップ101〜10
4の各処理をCPU54が実行し、ステップ105に移
行すると、CPU54はEGR装置61が作動中か否か
を前記フラグに基づいて判断する。CPU54はEGR
装置61が作動中でない、すなわち、EGR通路62が
EGR弁63にて閉塞されていると判断すると、このル
ーチンを抜け出し、第1実施例の図6に示される噴射時
間計算ルーチンを所定のタイミングで実行する。すなわ
ち、EGR装置61が作動中ではないため、第1実施例
と同様の処理を行うのである。
【0062】又、ステップ105において、EGR装置
61が作動中、すなわち、EGR弁63が所定量開放さ
れ、排気ガスが排気通路8から吸気通路7へ再循環され
ている状態であると判断した場合には、ステップ106
に移行する。前記ステップ105がCPU54のEGR
有無検出手段に相当する。ステップ106において、C
PU54はステップ104にて算出された補正係数KF
PCに対して、さらに、燃料噴射量を増加させるために
EGR補正分αを加算して、この処理ルーチンを抜け出
る。前記ステップ106がCPU54の付加手段に相当
する。
【0063】このEGR補正分αを加算する理由は、E
GR装置61が作動中は、吸気通路7に再循環する排気
ガスがエアフローメータ46にて検出されないためであ
る。従って、仮にEGR補正分αを加算しない場合に
は、インジェクタ19の噴口付近の圧力推定値より実圧
力が上がり、そのため、燃料噴射量が不足して、空燃比
がリーンになり、排気ガスの悪化が予想されるためであ
る。
【0064】従って、この後、ECU53が第1実施例
の図6に示される噴射時間計算ルーチンを所定のタイミ
ングで実行すると、EGR装置61が作動中には、EG
R装置61が作動していないときよりも増加した燃料噴
射量を行うべくインジェクタ19が最終燃料噴射時間開
弁する。
【0065】このようにこの実施例では、EGR装置6
1の作動中においても、最適な最終燃料噴射時間が得ら
れ、このことによってEGR装置61が作動していない
ときよりも燃料噴射量が増加するため、空燃比がリーン
となって排気ガスが悪化することがない。 (第3実施例)次に第3実施例を図12に従って説明す
る。
【0066】この実施例では、第1実施例において補正
係数KFPC算出ルーチンのステップ104において参
照するマップデータのみが異なっている。そして、CP
U54は第1の算出手段の代わりに第2の算出手段を構
成している。
【0067】図12はこの実施例における補正係数KF
PCと推定吸気管圧力P1のマップデータである。この
マップデータについて説明すると、補正係数KFPCは
図において実線で示す部分にて得られるようになってい
る。すなわち、この実線は、軽負荷領域においては標準
的なエンジンの実測値、実験値等を用いて決定されてお
り、中負荷、高負荷においては第1実施例と同様に
(3)式から得られた理論値を用いて決定されている。
そして、軽負荷領域においては補正係数KFPCは理論
値(図中、点線部分)よりも大きくされている。
【0068】このようにした理由は、エンジン1の減速
時及び軽負荷において、インジェクタ19の噴口付近の
圧力は内部EGR(排気行程の残圧排気ガス)や吸気通
路8の漏れや、インテークマニホールド内における燃料
の蒸発によって、エアフローメータ46にて計量されな
いガスの分圧により、推定圧力より実圧力が上昇するた
めである。この結果、燃料噴射量が不足して、空燃比が
リーンになり、ラフアイドルやエンジンストールが生じ
るおそれがある。
【0069】従って、この後、ECU53が第3実施例
の図12に示される噴射時間計算ルーチンを所定のタイ
ミングで実行すると、軽負荷時においては、理論値より
も増量した燃料噴射量を行うべくインジェクタ19が最
終燃料噴射時間開弁する。
【0070】このようにこの実施例では、軽負荷時にお
いても、最適な最終燃料噴射時間が得られ、このことに
よって燃料噴射量が増加するため、空燃比がリーンとな
ることはなく、ラフアイドルやエンジンストールが生じ
ることはない。 (第4実施例)次に第4実施例を図13及び図14に従
って説明する。
【0071】この実施例において、前記第1実施例と相
違するところのみを説明する。この実施例では、第1実
施例の構成に加えてさらに車室内に、大気圧(絶対圧)
PAを検出するため半導体式の大気圧センサ68が設け
られ、同大気圧センサ68により、大気圧検出手段が構
成されている。前記大気圧センサ68は外部入力回路5
8を介してECU53に入力可能となっている。そし
て、同センサ68大気圧信号はそれぞれ外部入力回路5
8に入力され、CPU54は両信号に基づき、大気圧P
Aを検出する。又、CPU54は第2の補正手段を構成
している。
【0072】又、この実施例では補正係数KFPC算出
ルーチンが異なっている。図14はこの実施例の補正係
数算出ルーチンを示している。さて、この補正係数算出
ルーチンが開始されると、CPU54はまずステップ4
01において、エアーフローメータ46及び大気圧セン
サ68にて検出され、A/D変換器にてデジタル信号に
変換された吸入空気量GA及び大気圧PAを読み込む。
又、同ステップにおいて、回転数センサ51にて検出さ
れたエンジン回転数NEを読み込み、GN=GA/NE
を求める。次に、ステップ402において、第1実施例
のステップ102と同様にして第1の単位回転当たり空
気量GNMAXを演算する。
【0073】次にCPU54は、ステップ403におい
て第1の単位回転当たり空気量GNMAXに対して大気
圧PA/標準大気圧を乗算する。これは、第1の単位回
転当たり空気量GNMAXが標準大気圧の下で予め試験
等でそれぞれ求められており、実際の大気圧のもとでの
換算値に校正するためのものである。この結果、このス
テップにおいて実際の大気圧における第1の単位回転当
たりの空気量として設定されるのである。ステップ40
3が第2の補正手段に相当する。
【0074】次にCPU54は第1実施例におけるステ
ップ103と同様にステップ404において、推定吸気
管圧力P1を前記(2)式にて算出する。そして、CP
U54は、第1実施例におけるステップ104と同様に
ステップ405において補正係数KFPCをマップデー
タを参照して算出する。
【0075】上記のようにCPU54がステップ405
において補正係数KFPCを算出し、この算出結果を一
旦RAM56の所定アドレスに格納した後、このルーチ
ンを抜け出る。
【0076】さて、第1実施例では、標準大気圧の下で
測定された第1の単位回転当たり空気量GNMAXを使
用しており、実際の大気圧PAを考慮していない。燃圧
調整用のプレッシャレギュレータ26は大気圧に対して
燃圧を一定に保つため、例えば、車両が高地走行してい
る状態では、大気圧が下がり、必然的に燃圧も下がるこ
とになる。このため、第1実施例ではこのような場合、
燃料噴射量が不足し、空燃比がリーンとなり、排気ガス
特性が悪化する。又、低地走行の場合は、逆に大気圧が
上がり、必然的に燃圧も上がることになる。このため、
第1実施例ではこのような場合、燃料噴射量が過多とな
って、空燃比がリッチとなり、適性に空燃比制御が行え
なくなる。
【0077】これに対してこの実施例では、実際の大気
圧PAが低い時は、空燃比をリッチ側へ、又、大気圧P
Aが高い時は、空燃比をリーン側へ補正することにな
る。従って、大気圧が変化しても適性な空燃比制御を行
うことができる。なお、この実施例では、ステップ40
3において、第1の単位回転当たり空気量GNMAXに
対して「大気圧PA/標準大気圧」を乗算したが、これ
に限定されるものではない。このステップ403におい
て、ステップ402で算出された第1の単位回転当たり
空気量GN/GNMAXに対して「1−(PA/標準大
気圧)」を加算して、実際の大気圧のもとでの換算値に
校正してもよい。この結果、このステップ403におい
て実際の大気圧における第1の単位回転当たりの空気量
として設定されるのである。 (第5実施例)次に、第5実施例を図15に従って説明
する。なお、前記第1実施例と相違するところのみを説
明する。
【0078】この実施例では補正係数KFPC算出ルー
チンが異なっており、CPU54は第1の補正手段を構
成している。又、吸気温センサ47が吸気温検出手段を
構成している。
【0079】図15はこの実施例の補正係数算出ルーチ
ンを示している。さて、この補正係数算出ルーチンが開
始されると、CPU54はまずステップ501におい
て、エアーフローメータ46及び吸気温センサ47にて
検出され、A/D変換器にてデジタル信号に変換された
吸入空気量GA及び吸気温THAを読み込む。又、同ス
テップにおいて、回転数センサ51にて検出されたエン
ジン回転数NEを読み込み、GN=GA/NEを求め
る。次に、ステップ502において、第1実施例のステ
ップ102と同様にして第1の単位回転当たり空気量G
NMAXを演算する。
【0080】次にCPU54は、ステップ503におい
て第1の単位回転当たり空気量GNMAXに対して「標
準吸気温/THA」を乗算する。これは、第1の単位回
転当たり空気量GNMAXが標準吸気温のもとで予め試
験等でそれぞれ求められており、実際の吸気温のもとで
の換算値に校正するためのものである。この結果、この
ステップにおいて実際の吸気温における第1の単位回転
当たりの空気量として設定されるのである。このステッ
プ503が第1の補正手段に相当する。次にCPU54
は第1実施例におけるステップ103と同様にステップ
504において、推定吸気管圧力P1を前記(2)式に
て算出する。
【0081】そして、CPU54は、第1実施例におけ
るステップ104と同様にステップ505において補正
係数KFPCをマップデータを参照して算出する。上記
のようにCPU54がステップ405において補正係数
KFPCを算出し、この算出結果を一旦RAM56の所
定アドレスに格納した後、このルーチンを抜け出る。
【0082】さて、第1実施例では、標準吸気温の下で
測定された第1の単位回転当たり空気量GNMAXを使
用しており、実際の吸気温THAを考慮していない。こ
の結果、例えば、エンジン1の吸気温THAが、標準吸
気温と大きく異なる場合、空気密度が異なることから、
吸入空気量と吸気管圧力の相関が変わる。このため、吸
気温THAが低い時には、推定吸気管圧力P1を算出す
る際に、実際の吸気管圧力より高く推定してしまうこと
になる。従って、補正係数KFPCは空燃比のリッチ側
にずれる。又、反対に、吸気温THAが、高い時には、
補正係数KFPCは空燃比のリーン側にずれることにな
る。
【0083】これに対してこの実施例では、実際の吸気
温THAを反映させた推定吸気管圧力P1により、補正
係数KFPCを算出しているため、吸気温THAが低い
時には、空燃比をリーン側に、逆に高い時にはリッチ側
に補正できる。従って、吸気温THAが変化しても適性
な空燃比制御を行うことができる。 (第6実施例)次に、第6実施例を図16乃至図18に
従って説明する。なお、前記第1実施例と相違するとこ
ろのみを説明する。
【0084】この実施例では、第1実施例のエアフロー
メータ46の代わりに、サージタンク15には、真空を
基準とした場合の同サージタンク15内の圧力(吸気管
圧(=サージタンク圧)、なお、説明の便宜上、この実
施例では吸気圧ということもある)PMを検出するため
の半導体式の吸気圧センサ69が取付けられている。こ
の吸気圧センサ69が吸気圧検出手段を構成している。
又、車室内には大気圧(絶対圧)PAを検出するための
半導体式の大気圧センサ68が設けられている。大気圧
センサ68は大気圧検出手段を構成している。
【0085】両センサ68,69からの吸気圧信号及び
大気圧信号はそれぞれ外部入力回路58に入力される。
CPU54は両信号に基づき、吸気圧PM、大気圧PA
を検出する。CPU54は修正吸気圧算出手段、第3の
算出手段を燃料噴射量制御手段を構成している。
【0086】又、この実施例では、補正係数KFPC算
出ルーチンが異なっている。図18はこの実施例の補正
係数算出ルーチンを示している。さて、この補正係数算
出ルーチンが開始されると、CPU54はまずステップ
601において、大気圧センサ68及び吸気圧センサ6
9にて検出され、A/D変換器にてデジタル信号に変換
された大気圧PA及び吸気圧PMを読み込む。次にステ
ップ602において、吸気圧PMに対し「1−大気圧P
A」を加算し、PM修正値(修正サージタンク圧)とす
る。この吸気圧PMに対し「1−大気圧PA」を加算す
るのは次の理由による。
【0087】図17は吸気圧(=サージタンク圧)に対
するデリバリ燃圧Pfとの関係を示す模式図である。同
図において、実線Pf=PM+Cは従来の燃圧を制御す
る場合を示し、実線Pf=PA+Cは第1実施例におい
て燃圧を一定制御する場合を示している。Aは第1実施
例におけるPf=PA+CとPMとの差を示し、BはP
f=PM+CとPMとの差(=C)である。
【0088】又、同図において、鎖線Pf=PM1+C
は大気圧が低圧時において、従来の燃圧を制御する場合
を示し、鎖線Pf=PA1+Cは本実施例において、低
圧時において燃圧を一定制御する場合を示している。A
1はPf=PA1+CとPM1との差を示し、B1はP
f=PM1+CとPM1との差(=C)である。 第1
実施例でも説明したように、インジェクタ16の噴射量
は(B/A)1/2 に比例することが分かっているため、
燃料噴射量は、基本噴射量TAU×補正係数(B/A)
1/2 で求められる。しかし、前記のように大気圧が低圧
となった場合は、インジェクタ16の噴射量は(B1/
A1)1/2 に比例することになるため、大気圧が低圧の
場合には補正係数(B/A)1/2 とはズレが生ずること
になる。従って、本実施例では、ステップ602におい
て実際の大気圧を反映させてこのズレを解消するのであ
る。ステップ602が修正吸気圧算出手段を構成してい
る。
【0089】CPU54はステップ602の処理後、ス
テップ603に移行して、補正係数KFPCの算出を行
う。ステップ603においての補正係数KFPCの算出
式は下記の式である。
【0090】 KFPC=(C/(C+PA−PM))1/2 なお、第1実施例ではステップ104において補正係数
KFPCの算出は(3)式で行ったが、これは推定吸気
管圧力P1を使用しているためである。この実施例で
は、ステップ603においては、推定吸気管圧力P1の
代わりに、ステップ602で演算されたPM修正値(修
正サージタンク圧)を使用する。
【0091】そして、CPU54はステップ603を処
理すると、このルーチンを抜け出る。前記ステップ60
3が第3の算出手段に相当する。従って、この実施例で
は、大気圧PAを反映させた吸気圧PMにより、補正係
数KFPCを求め、この補正係数KFPCを最終燃料噴
射時間の算出に使用しているため、大気圧が変化しても
適性な空燃比制御を行うことができる。
【0092】なお、この発明は下記のように具体化して
もよい。 (イ)前記第2実施例では、図11の算出ルーチンにお
いて、一律にステップ104にて算出された補正係数K
FPCに対して、燃料噴射量を増加させるために一律に
EGR補正分αを加算した。しかし、これに限定される
ものではない。前記第2実施例では、エンジン回転数N
E及び吸入空気量GAをパラメータとしてEGR弁63
の開度を決定する目標ステップ数を演算していることか
ら、この目標ステップ数、すなわち、開度に応じたEG
R補正分α1,α2,α3……(α1>α2>α3>
…)を予めROM55に格納してもよい。そして、CP
U54は、前記ステップ106において、目標ステップ
数に応じたEGR補正分を読み出して、このEGR補正
分をステップ104において算出された補正係数KFP
Cに加算してもよい。こうすることにより、EGR弁6
3の開度に応じて、すなわち、EGR量に応じてより精
度の高い燃料噴射量の増量を行うことが可能となる。
【0093】(ロ)第6実施例のステップ602におい
て、吸気圧PMに対し「1−大気圧PA」を加算した値
をPM修正値(修正サージタンク圧)としたが、その代
わりにPM修正値(修正サージタンク圧)として「吸気
圧PM/大気圧PA」を算出した値を使用してもよい。
【0094】(ハ)前記各実施例ではプレッシャレギュ
レータ26は余剰燃料をリターンするタイプのものに具
体化したが、燃料タンク内にプレッシャレギュレータを
配置し、該タンク内でリターンを行うタイプに具体化し
てもよい。
【0095】この明細書中に記載された事項から特許請
求の範囲に記載された請求項以外に把握される技術的思
想についてその効果とともに記載する。 (1)吸気通路に設けられたインジェクタと、内燃機関
の燃圧を大気圧より一定圧力だけ高く調整するプレッシ
ャレギュレータと、前記機関の吸気圧を検出する吸気圧
検出手段と、吸気圧と大気圧とから算出される修正吸気
圧を算出する修正吸気圧算出手段と、修正吸気圧算出手
段にて算出された値に基づいて燃圧一定制御による補正
係数を算出する第3の算出手段と、該第3の算出手段に
より算出された補正係数値に基づいて燃料噴射量を補正
し、補正した値で燃料噴射量制御を行う燃料噴射量制御
手段とを備えた内燃機関の燃料噴射量制御装置。こうす
ることにより、大気圧PAを反映させた吸気圧PMによ
り、補正係数KFPCを求め、この補正係数KFPCを
最終燃料噴射時間の算出に使用しているため、大気圧が
変化しても適性な空燃比制御を行うことができる。
【0096】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1乃至請求
項2の発明によれば、プレッシャレギュレータの背圧室
を常に大気に開放し、噴射時間と噴射量とが比例関係と
ならない機関運転状態にあっても、容易に燃料噴射量を
管理することができる。従って、大気圧補正を行うため
の切替弁が不要となり、システムを簡素化することがで
きる。又、プレッシャレギュレータの背圧を大気圧に開
放することによって、噴射時間と噴射量の関係が狂った
場合においても、圧力補正が、簡単に制御プログラムソ
フト上で対応できるため、制御の悪化を防止することが
できる。
【0097】請求項2の発明によれば、自然吸気エンジ
ンの場合において、請求項1の作用効果を得ることがで
きる。請求項3の発明によれば、過給気エンジンの場合
においても請求項1の作用効果を得ることができる。
【0098】請求項4の発明によれば、排気ガス再循環
手段を備えた内燃機関において、排気ガス再循環手段の
作動中においても、最適な最終燃料噴射時間が得られ、
このことによって排気ガス再循環手段が作動していない
ときよりも燃料噴射量が増加するため、空燃比がリーン
となって排気ガスが悪化することがない。
【0099】請求項5の発明によれば、軽負荷時に、吸
入空気量検出手段にて計量されないガスにより推定圧力
より実圧力が上がり噴射量が不足する場合においても、
リッチ側に補正係数が算出されることにより、ラフアイ
ドルやエンストを防止することができる。
【0100】請求項6の発明によれば、吸気温度を反映
した推定吸気管圧力により補正係数を求め、吸気温が低
い場合には、空燃比をリーン側に、吸気温が高い場合に
は、空燃比をリッチ側に補正することにより、吸気温度
が変化した場合でも適性に空燃比制御が行うことができ
る。
【0101】請求項7の発明によれば、大気圧を反映し
た推定吸気管圧力により補正係数を求め、大気圧が低い
ときは、空燃比をリッチ側へ、大気圧が高いときは、空
燃比をリーン側へ補正することにより、大気圧が変化し
ても、適性に空燃比制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のエンジン及びその周辺装置の概略
構成図。
【図2】同実施例のプレッシャレギュレータの断面図。
【図3】補正係数KFPCと推定吸気管圧力P1とのマ
ップの説明図。
【図4】ECUの電気的構成を示すブロック図。
【図5】KFPC算出ルーチンのフローチャート。
【図6】噴射時間計算ルーチンのフローチャート。
【図7】吸気圧(=サージタンク圧)に対するデリバリ
燃圧Pfとの関係を示す模式図。
【図8】第1実施例の変形例のKFPC算出ルーチンの
フローチャート。
【図9】第2実施例のエンジン及びその周辺装置の概略
構成図。
【図10】同じくECUの電気的構成を示すブロック
図。
【図11】同じくKFPC算出ルーチンのフローチャー
ト。
【図12】第3実施例における補正係数KFPCと推定
吸気管圧力P1とのマップの説明図。
【図13】第4実施例のECUの電気的構成を示すブロ
ック図。
【図14】同じくKFPC算出ルーチンのフローチャー
ト。
【図15】第5実施例のKFPC算出ルーチンのフロー
チャート。
【図16】第6実施例のエンジン及びその周辺装置の概
略構成図。
【図17】吸気圧(=サージタンク圧)に対するデリバ
リ燃圧Pfとの関係を示す模式図。
【図18】同じくKFPC算出ルーチンのフローチャー
ト。
【符号の説明】
1…エンジン、15…サージタンク圧、17…スロット
ル弁、19…インジェクタ、26…プレッシャレギュレ
ータ、46…吸入空気量検出手段を構成するエアーフロ
ーメータ、53…電子制御装置(ECU)、54…推定
手段、第1及び第2の算出手段、燃料噴射量制御手段、
第1及び第2の補正手段を構成する中央処理装置(CP
U)、55…吸入空気量記憶手段を構成するROM、6
1…排気ガス再循環手段を構成する排気ガス再循環装置
(EGR装置)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 45/00 376 C F02M 25/07 550 R 51/00 A

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気通路に設けられたインジェクタと、 内燃機関の燃圧を大気圧より一定圧力だけ高く調整する
    プレッシャレギュレータと、 所定状態での吸入空気量を記憶する吸入空気量記憶手段
    と、 前記機関の吸入空気量を検出する吸入空気量検出手段
    と、 前記両手段により求められた値から前記インジェクタの
    噴口付近の圧力を推定する推定手段と、 前記推定手段により求められた値から補正係数を算出す
    る第1の算出手段と、 前記第1の算出手段により求められた補正係数で目標燃
    料噴射量を補正し、補正した値で燃料噴射制御を行う燃
    料噴射量制御手段とを備えた内燃機関の燃料噴射量制御
    装置。
  2. 【請求項2】 前記吸入空気量記憶手段が、内燃機関の
    所定の回転数のスロットル弁全開時の吸入空気量を記憶
    するものである請求項1に記載の燃料噴射量制御装置。
  3. 【請求項3】 前記吸入空気量記憶手段が、内燃機関の
    所定の回転数のサージタンク圧力が大気圧時の吸入空気
    量を記憶するものである請求項1に記載の内燃機関の燃
    料噴射量制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、内燃機関は排気ガス
    を吸気通路に再循環する排気ガス再循環手段を備えてお
    り、 前記排気ガス再循環手段の作動の有無を検出するEGR
    有無検出手段と、 前記EGR有無検出手段によりEGR作動中と判断した
    場合、前記吸入空気量記憶手段により求められた補正係
    数にEGR補正値を付加する付加手段とを備えた内燃機
    関の燃料噴射量制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、第1の算出手段の代
    わりに、第2の算出手段を設け、 第2の算出手段は、内燃機関の軽負荷時に、内燃機関の
    所定の回転数のスロットル弁全開時の吸入空気量に基づ
    いて得られる補正係数よりも空燃比をリッチ側にする補
    正係数を算出するものである内燃機関の燃料噴射量制御
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に内燃機関の燃料噴射量制御装
    置において、単位回転当たりの吸入空気量と全開時の単
    位回転当たりの吸入空気量からインジェクタ噴口付近の
    圧力を推定手段にて推定する際に、現在の吸気温と、標
    準吸気温から推定値を補正する第1の補正手段を設けた
    内燃機関の燃料噴射量制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に内燃機関の燃料噴射量制御装
    置において、 単位回転当たりの吸入空気量を全開時の単位回転当たり
    の吸入空気量からインジェクタ噴口付近の圧力を推定手
    段により推定する際に、現在の大気圧と標準大気圧とか
    ら推定値を補正する第2の補正手段を設けた内燃機関の
    燃料噴射量制御装置。
JP7008477A 1995-01-23 1995-01-23 内燃機関の燃料噴射量制御装置 Pending JPH08200119A (ja)

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