JPH06146942A - 内燃機関の失火検出装置 - Google Patents

内燃機関の失火検出装置

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JPH06146942A
JPH06146942A JP4326014A JP32601492A JPH06146942A JP H06146942 A JPH06146942 A JP H06146942A JP 4326014 A JP4326014 A JP 4326014A JP 32601492 A JP32601492 A JP 32601492A JP H06146942 A JPH06146942 A JP H06146942A
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misfire
internal combustion
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combustion engine
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JP4326014A
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Kazuhiro Terada
収宏 寺田
Kenichi Maeda
健一 前田
Yoshitaka Kuroda
恵隆 黒田
Yuichi Shimazaki
勇一 島崎
Masaki Kanehiro
正毅 金広
Takuji Ishioka
卓司 石岡
Takashi Kuki
隆 久木
Jiro Takagi
治郎 高木
Shigeru Maruyama
茂 丸山
Eitetsu Akiyama
英哲 秋山
Shigeki Baba
茂樹 馬場
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P17/00Testing of ignition installations, e.g. in combination with adjusting; Testing of ignition timing in compression-ignition engines
    • F02P17/12Testing characteristics of the spark, ignition voltage or current
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P5/00Advancing or retarding ignition; Control therefor
    • F02P5/04Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions
    • F02P5/145Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions using electrical means
    • F02P5/15Digital data processing
    • F02P5/1502Digital data processing using one central computing unit
    • F02P5/1504Digital data processing using one central computing unit with particular means during a transient phase, e.g. acceleration, deceleration, gear change

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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 内燃機関の失火検出装置で、自動変速機のギ
ヤ段切り換え時の変速ショックを軽減するため、あるい
は車両加速時の揺すり振動を軽減するために、機関出力
を意図的に低下する制御を行われているときは、燃焼が
不安定で失火検出の必要性も少ないことから、失火検出
を無効とする。 【効果】 誤検出を避けることができて失火検出精度お
よび失火検出装置の信頼性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は内燃機関の失火検出装
置に関し、より具体的には特定の運転状態において失火
検出を無効にする様にしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関における失火は燃料系の原因に
よるものと点火系の原因によるものとがあるが、本出願
人は先に前者による失火を検出する装置を提案しており
(特願平3−326507号)、また失火検出精度を向
上させる意図から、機関の燃焼状態が不安定になる空燃
比リーン化制御時やフューエルカット時には失火判定を
禁止する技術も提案している(特願平3−350240
号(平成3年12月9日出願))。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動変速機
を備えた車両においては、変速時にギヤの切り換えによ
って乗員に与えるショック、いわゆる変速ショックを軽
減するために、点火時期を遅角させる、または空燃比を
リーン化する、燃料供給を停止するなどして意図的に機
関出力を低下させることが行われる。同様の機関出力の
低下制御は、加速時に駆動軸に機関出力の伝達遅れに起
因して発生する揺すり振動を軽減するためにも行われる
が、この様な制御が行われているときは燃焼が不安定に
なることがあるため、失火を誤検出しやすく、失火検出
装置の信頼性も低下する。
【0004】従って、この発明の目的は上記の問題点に
鑑み、意図的に機関出力を低下させる様な特定の運転状
態においては失火の検出を無効とし、失火検出精度を向
上させて失火検出装置の信頼性を向上させる様にした内
燃機関の失火検出装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を解決するた
めに本発明は例えば請求項1項に示す如く、内燃機関の
失火状態を検出する失火検出手段を備えた装置におい
て、前記内燃機関が搭載される車両の走行性能を意図的
に低下させる特定の運転状態を検出する特定運転状態検
出手段、前記特定の運転状態が検出されたとき、内燃機
関の制御量を補正制御して車両の走行性能を低下させる
制御量補正手段、および前記内燃機関の制御量の補正制
御が行われているときは、前記失火検出手段の動作を無
効にする失火検出無効手段を有する如く構成した。
【0006】
【作用】車両の走行性能を意図的に低下させる制御が行
われているときは、失火検出手段の動作を無効にする様
にしたので、燃焼が不安定となるこの様な運転状態に失
火を誤検出することがなく、よって誤検出の少ない運転
状態でのみ行うこととなって検出精度を向上させて失火
検出装置の信頼性を向上させることができる。尚、ここ
で「失火検出手段の動作を無効にする」とは、失火検出
を中止する、失火が検出されても失火ではないと判定す
る、失火検出を行うが、検出感度を鈍くして失火が検出
されない様にするなど、種々の場合を含む。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に即して説明
する。
【0008】図1はこの発明に係る内燃機関の失火検出
装置を全体的に示す説明図であり、例えば4気筒の機関
本体10の吸気管12の途中にはスロットル弁14が設
けられる。スロットル弁14にはスロットル弁開度(θ
TH)センサ16が連結されており、スロットル弁14
の開度に応じた電気信号を出力して機関制御用の電子制
御ユニット(以下「ECU」と言う)18に供給する。
【0009】燃料噴射弁20は機関本体10とスロット
ル弁14との間で、かつ吸気管12の吸気弁(図示せ
ず)の直前に各気筒ごとに設けられており、各噴射弁は
燃料タンク22から燃料ポンプ(図示せず)などを介し
て燃料の供給を受けると共に、ECU18に電気的に接
続されてその駆動信号に応じて開弁時間Tout を制御さ
れる。また機関本体10の各気筒の点火プラグ24はデ
ィストリビュータ26を介してECU18に電気的に接
続されており、ECU18により点火時期θIGが制御
される。ディストリビュータ26と点火プラグ24とを
接続する線路の途中には、その接続線と静電的に結合さ
れた(接続線と数pFのコンデンサを形成する)点火電
圧センサ28が設けられ、その検出信号はECU18に
供給される。
【0010】一方、スロットル弁14の直下には吸気管
内絶対圧(PBA)センサ32が設けられており、その
絶対圧センサ32から電気信号に変換された絶対圧信号
が前記ECU18に送られる。また、その下流には吸気
温(TA)センサ34が取り付けられており、吸気温T
Aを検出して対応する電気信号をECU18に出力す
る。
【0011】更に、機関本体10の冷却水通路(図示せ
ず)には水温(TW)センサ36が設けられ、機関水温
TWを検出して対応する電気信号をECU18に出力す
る。またクランク軸(図示せず)の周囲にはクランク角
(θCR)センサ38と気筒判別(CYL)センサ40
とが設けられており、所定のクランク角度でパルス信号
を出力し、ECU18に送出する。ECU18はクラン
ク角センサ出力をカウントして機関回転数を検出すると
共に、気筒判別センサ出力から各気筒の位置を判別す
る。更に、機関本体10の排気管42には三元触媒44
が配置されて排気ガスを浄化すると共に、その上流側に
は酸素濃度(O2 )センサ46が配置されて排気ガス中
の酸素濃度に比例した出力をECU18に送出する。ま
た、燃料タンク22には燃料温度(TF)検出する燃料
温度(TF)センサ50が設けられると共に、タンク内
の圧力(PT)を検出するタンク内圧力(PT)センサ
52も設けられ、それらの出力もECU18に送られ
る。
【0012】ECU18はセンサ入力信号の波形整形、
電圧レベル変換、A/D変換などを行う入力回路18
a、およびCPU18b、メモリ18cないし出力回路
18dなどからなるマイクロコンピュータから構成さ
れ、センサ検出値を通じて得た運転状態に応じて燃料噴
射時間Tout および点火時期θIGを制御すると共に、
後述する様に失火判定装置30の出力を入力して失火判
定を行う。
【0013】更に、機関本体10の次段には自動変速機
を備えた動力伝達装置60が接続され、機関出力を変速
してプロペラシャフト62、ディファレンシャル装置6
4を介して駆動輪66に伝達する。動力伝達装置60に
は変速制御用ECU68が設けられ、車速、スロットル
弁開度などに応じてギヤ(変速段)を決定し、油圧制御
装置70を介してギヤを切り換える。変速制御用ECU
68も第1のECU18と同種の構成で、両者は信号線
を通じて通信自在に構成される。
【0014】図2は失火判定回路30の詳細を示すブロ
ック図である。電源電圧VBが供給される電源端子T1
は、1次側コイル74と2次側コイル76とからなる点
火コイル78に接続される。1次側コイル74はトラン
ジスタ80および駆動回路82を介してECU18に接
続されると共に、2次側コイル76はダイオード84お
よびディストリビュータ26を介して点火プラグ24の
中心電極に接続される。前記した点火電圧センサ28は
端子T2を介して入力回路86に接続され、入力回路8
6の出力は、ピークホールド回路88および比較器90
の非反転入力端子に接続される。ピークホールド回路8
8の出力は、比較レベル設定回路92を介して比較器9
0の反転入力端子に接続される。また、ピークホールド
回路88のリセット入力はECU18に接続される。比
較器90の出力は、端子T4およびゲート回路94を介
してECU18に入力される。ゲート回路94にはEC
U18からゲート信号が送られる。
【0015】この回路30の動作を図3を参照して簡単
に説明する。同図において(a)から(e)は燃焼が行
われた場合(失火なし)を、(f)から(i)は燃焼が
行われなかった場合(失火あり)を示す。先ず、時刻t
0で点火指令信号を発生した後、時刻t1からt2の間
に点火プラグ24の電極間に放電を生じない程度の電圧
を再び印加する。燃料供給系の異常によって失火が生じ
た場合、燃料混合気がイオン化せず、点火プラグの電極
間の抵抗値は燃焼時の混合気がイオン化されたときに比
べて大きくなることから、点火電圧センサの検出値が燃
焼時に比して大きくなる。従って、そのピーク値の2/
3程度の値を比較レベルに設定してセンサ検出値と比較
すると、比較器90の出力パルスCPの幅は同図(g)
に示す如く、燃焼時のそれ(d)よりも大きくなる。そ
こで、ゲート区間においてパルスCPの幅を積算し、基
準値CPREFと比較することにより、燃焼の有無、即
ち、失火の有無を検出することができる。尚、これにつ
いては本出願人は先に特願平3−350240号で詳細
に説明しているので、この程度の説明に止める。
【0016】以上を前提として、図4フロー・チャート
を参照してこの発明に係る失火検出装置の動作を説明す
る。尚、このプログラムは、TDC毎に起動される。
【0017】先ず、S10において失火検出を禁止する
禁止条件が成立しているか否か判断する。
【0018】図5はその禁止条件を決定する作業を示す
フロー・チャートであり、最初にS100において先に
述べた変速ショックを軽減する機関出力制御が行われて
いるか否かを判断する。これは、ECU18において変
速制御用ECU68からの変速情報に基づき、ギヤ段の
切り換えが行われるとき、点火時期を遅角させる、空燃
比をリーン化する、燃料供給を停止する、などを行って
意図的に機関出力を低下させて乗員に与えるショックを
軽減させる制御である。尚、この制御自体はこの発明の
要旨とは直接関係がなく、本出願人も先にこの制御につ
いて特開平1−178736号ないし特開平1−178
740号、および実開平3−45434号などにおいて
提案しているので、ここでの説明は省略する。
【0019】S100において制御実行中と判断される
ときはS102に進んでダウンカウンタに所定の値をセ
ットしてスタートさせ、S104に進んで禁止条件成立
と判定する。またS100で否定されたときはS106
に進んでタイマ値が零に達したか否か判断し、否定され
るときはS104に進んで禁止条件成立と判定すると共
に、S106でタイマ値が零に達したと判断されたとき
はS108に進んで禁止条件不成立と判定する。ここで
機関出力低下制御が終了した後も所定の時間は禁止条件
成立と判定するのは、その様な制御を行ったときは終了
後も燃焼が安定するまで若干の時間を必要とするからで
ある。従って、S102では制御終了後燃焼が安定する
までに必要な時間に相当する値をセットする。
【0020】図4フロー・チャートに戻ると、S10で
禁止条件が成立していないと判断されたときはS12に
進んでフラグIG(図示しない別ルーチンで点火指令信
号の発生と共に1にセットされる。即ち、時刻t0を示
す)が1であるか否か判断し、肯定されるときはS14
に進んでリセットタイマの計測値tR(後述)が所定時
間tRESET(後述)未満であることを確認してS1
6に進み、比較判定パルス(比較器90の出力パルスC
P)があるか否か判断する。S16でパルスありと判断
されるときはS18に進んでパルスCPをインクリメン
トし(前記したパルス幅の積算作業を意味する)、S2
0に進んで積算値を所定値CPREFと比較し、積算値
が所定値を超えていればS22に進んで失火ありと判定
すると共に、積算値が所定値以下であればS24に進ん
で失火なし、即ち、燃焼ありと判定する。
【0021】尚、S10で禁止条件成立と判断されると
きはプログラムを直ちに終了する。また、S12で否定
されたときはS26に進んでタイマ計測値tRを零にイ
ニシャライズする。更に、このリセットタイマの計測値
tRおよび前記した所定時間tRESETはピークホー
ルド回路88のリセット時期を決定するためのもので、
計測値tRが所定時間tRESETに一致したところ
で、ピークホールド値がリセットされる。従って、S1
4でタイマ計測値tRが所定時間tRESET以上と判
断されるときはS28に進んで比較判定パルスCPを零
にリセットし、S30に進んでフラグIGを零にリセッ
トし、S24に進んで失火なし(燃焼あり)と判断して
終わる。
【0022】この実施例は上記の様に、変速ショックを
回避するために機関出力を意図的に低下させる制御が行
われているときは失火検出を行わない様にしたので、失
火検出を誤る恐れがない。即ち、機関出力の低下制御が
行われているときは燃焼が不安定になっていることか
ら、失火と誤認する恐れがあり、その結果、燃料供給系
の異常と誤判定する可能性があるからである。その結
果、誤検出の少ない運転状態でのみ行うこととなって、
検出精度を向上させて失火検出装置の信頼性を向上させ
ることもできる。
【0023】図6はこの発明の第2の実施例である、禁
止条件判定の別の例を示すフロー・チャートである。第
2実施例の場合にはS200で揺すり振動防止のための
機関出力低下制御が実行されているか否か判断する様に
した。この制御は車両が加速するとき、増加された機関
出力が動力伝達装置に伝達されるまでに時間遅れがある
ことから、プロペラシャフト62などに捩じり振動が発
生し、乗員に不快感を与えることがあるのを回避するた
めに、点火時期を遅角するなどの機関出力低下制御を行
うものである。加速か否かは、吸気管内絶対圧PBAな
いしはスロットル弁開度θTHなどから検出する。尚、
その詳細は、先に本出願人が提案した特開平4−109
075号ないしは実開平3−45475号などに述べら
れているので、ここでの説明は省略する。尚、ステップ
S202からS208を含む残余の構成は、第1実施例
と相違せず、効果も同様である。
【0024】図7はこの発明の第3実施例を示す図4と
同様のフロー・チャートである。第3実施例の場合、S
308ないしS310で失火検出を行った後、S312
に進んで禁止条件を判断し、成立と判断されるときはS
314に進んで失火なし(燃焼)と判断する様にした。
この場合も結果的に従前の実施例と同様の効果を挙げる
ことができる。尚、残余のステップを含む構成は、第1
実施例のそれと相違しない。
【0025】図8はこの発明の第4実施例を示す図3
(h)(i)と同様のタイミング・チャートである。第
4実施例では比較基準値CPREFを予想されるパルス
CPの積算値の最大値よりも高く設定した(基の比較基
準値CPREFを二点鎖線で示す)。この結果、前記し
た運転状態でも失火と判定されることがなく、従前の実
施例と同様の効果を得ることができる。その他、ゲート
区間をマスクするなど種々の手法が考えられるが、要は
意図的な機関出力低下制御が実行されるとき、失火検出
と判定されない様にすれば良い。請求項に示した「失火
検出手段の動作を無効にする」は、それらの全てを含む
意味で使用する。
【0026】尚、上記した実施例では点火指令信号を与
えた後、再び電圧を印加することにより燃料供給系の異
常による失火を検出する例を示したが、失火検出の手法
はこれに限られるものではなく、特開昭61−2589
55号公報に示される様に機関回転数の変動を求めて検
出しても良い。
【0027】更に、上記で機関出力を意図的に低下制御
する例として変速ショックによる場合と加速時の揺すり
振動の場合とを挙げたが、それに限られるものではな
い。更に、低下制御の手法も記載したものに限られるも
のではなく、スロットル弁にステッパモータを連結し、
必要に応じてスロットル開度を閉じ方向に駆動して機関
出力を低下制御しても良い。
【0028】
【発明の効果】請求項1項は、内燃機関の失火状態を検
出する失火検出手段を備えた装置において、前記内燃機
関が搭載される車両の走行性能を意図的に低下させる特
定の運転状態を検出する特定運転状態検出手段、前記特
定の運転状態が検出されたとき、内燃機関の制御量を補
正制御して車両の走行性能を低下させる制御量補正手
段、および前記内燃機関の制御量の補正制御が行われて
いるときは、前記失火検出手段の動作を無効にする失火
検出無効手段を有する如く構成したので、車両の走行性
能を意図的に低下させる様な制御が行われ燃焼が不安定
となっているときは失火検出が無効となり、よって誤検
出することがなく、さらに誤検出の少ない運転状態での
み行うところから失火の検出精度を向上させて失火検出
装置の信頼性を向上させることもできる。
【0029】請求項2項記載の装置は、前記特定の運転
状態が、自動変速機を備えた車両における自動変速機の
変速状態か、および/または車両の加速状態である如く
構成したので、この様な意図的に走行性能を低下させる
制御が実行されるとき、誤検出することなく、失火の検
出精度を向上させて失火検出装置の信頼性を向上させる
ことができる。
【0030】請求項3項は、前記制御量の補正制御が、
点火時期を補正するか、および/または空燃比を補正す
るものである如く構成したので、この様な意図的に走行
性能を低下させる制御が実行されるとき、誤検出するこ
となく、失火の検出精度を向上させて失火検出装置の信
頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る内燃機関の失火検出装置を全体
的に示す概略図である。
【図2】図1の装置の失火検出回路の構成を詳細に示す
ブロック図である。
【図3】図2回路の動作を示すタイミング・チャートで
ある。
【図4】図1装置の動作を示すフロー・チャートであ
る。
【図5】図4フロー・チャートの失火検出禁止条件を判
定するサブルーチン・フロー・チャートである。
【図6】この発明の第2実施例を示す図5と同様の失火
検出禁止条件を判定するサブルーチン・フロー・チャー
トである。
【図7】この発明の第3実施例を示す図4と同様の要部
フロー・チャートである。
【図8】この発明の第4実施例を示す図3と同様の要部
タイミング・チャートである。
【符号の説明】
10 機関本体 18 ECU 24 点火プラグ 28 点火電圧センサ 30 失火検出回路 60 動力伝達装置 68 変速制御用ECU 88 ピークホールド回路 90 比較器 92 比較レベル設定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島崎 勇一 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 金広 正毅 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 石岡 卓司 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 久木 隆 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 高木 治郎 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 丸山 茂 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 秋山 英哲 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 馬場 茂樹 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の失火状態を検出する失火検出
    手段を備えた装置において、 a.前記内燃機関が搭載される車両の走行性能を意図的
    に低下させる特定の運転状態を検出する特定運転状態検
    出手段、 b.前記特定の運転状態が検出されたとき、内燃機関の
    制御量を補正制御して車両の走行性能を低下させる制御
    量補正手段、および c.前記内燃機関の制御量の補正制御が行われていると
    きは、前記失火検出手段の動作を無効にする失火検出無
    効手段、 を有することを特徴とする内燃機関の失火検出装置。
  2. 【請求項2】 前記特定の運転状態が、自動変速機を備
    えた車両における自動変速機の変速状態か、および/ま
    たは車両走行の加速状態であることを特徴とする請求項
    1項記載の内燃機関の失火検出装置。
  3. 【請求項3】 前記制御量の補正制御が、点火時期を補
    正するか、および/または空燃比を補正するものである
    ことを特徴とする請求項1項または2項記載の内燃機関
    の失火検出装置。
JP4326014A 1992-11-10 1992-11-10 内燃機関の失火検出装置 Withdrawn JPH06146942A (ja)

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JP4326014A JPH06146942A (ja) 1992-11-10 1992-11-10 内燃機関の失火検出装置
US08/443,567 US5598821A (en) 1992-11-10 1995-05-18 Misfire detection system for an internal combustion engine

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Cited By (1)

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