JPH0345475A - クローラベルト式車両 - Google Patents

クローラベルト式車両

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JPH0345475A
JPH0345475A JP18128589A JP18128589A JPH0345475A JP H0345475 A JPH0345475 A JP H0345475A JP 18128589 A JP18128589 A JP 18128589A JP 18128589 A JP18128589 A JP 18128589A JP H0345475 A JPH0345475 A JP H0345475A
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JP
Japan
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crawler belt
belt type
frame
wheel
type vehicle
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JP18128589A
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Inventor
Takashi Minamoto
源 孝
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、市販の四輪車両(特に後輪駆動車)に対して
クローラベルト式走行装置を容易に後付けできて雪上走
行等が行えるようにしたクローラベルト式車両に関する
ものである。
[従来の技術] 市販の四輪車両の左右両側にクローラベルト式走行装置
を装備して雪上走行等の不整地走破性を高めることが行
われ、例えば特公昭40−13371号公報において、
クローラベルトが張架された従動輪と駆動輪とを前後に
軸支したフレームの前部を連結具を介して後輪駆動車の
前車軸に吊り下げ支持し、フレーム後部の駆動輪をチェ
ンスプロケット式減速装置を介設して後輪駆動車の後車
軸に連結してなるクローラベルト式車両が開示される。
この場合、後車軸部分において、回転軸受を介して車両
本体の荷重がフレームに支えられるものとなっていた。
[発明が解決しようとする課題] このように従来は、市販車両の前後両車軸から左右の前
車輪及び後車輪のみならず各車輪ハブをもすべて取り外
さなければならず、そして前車軸にフレーム前部を吊り
下げるための専用の連結具や、更には後車軸にクローラ
ベルト駆動輪を連結するための専用のチェンスブロケッ
ト式減速装置を必要とし、また車両本体の荷重をフレー
ムに支えるために後車軸の回転軸受も必要としている。
従って市販車両C対するクローラベルト式走行装置の後
付作業は面倒なものとなっており、またクローラベルト
式走行装置を一度装着すると、再び市販車両のみとして
使用すべく元に戻すことが困難なものとなっていた。
そこで本発明の目的は、車両本体に特殊な加工等を施す
ことなく、クローラベルト式走行装置を市販車両、特に
後輪駆動車に容易に後付けできるようにしたクローラベ
ルト式車両を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 以上の課題を遠戚すべく本発明は、前後方向に離間する
一対の駆動輪と従動輪をフレームの左右両側に備え、左
右それぞれの駆動輪と従動輪間にクローラベルトを張架
してなるクローラベルト式車両において、前記フレーム
の左右両側に回転軸をそれぞれ軸支し、該回転軸と前記
駆動輪をそれぞれ動力伝達可能な動力伝達機構を介して
連結したことを特徴とする。
前記回転軸には、車両本体に備える駆動車輪の回転が伝
達されるよう構成しても良い。
以上において、以下の如く構成することが好ましい。
前記左右の回転軸間は、相対回転不能に連結される。
前記動力伝達機構は、車両本体の操舵に応答して前記駆
動輪への動力伝達を遮断可能にするクラッチ装置及び前
記駆動輪の回転を停止可能にするブレーキ装置の少なく
とも一方を備え、両方とも備える場合には、前記回転軸
から前記クラッチ装置、前記ブレーキ装置及び前記駆動
輪の順に配設される。
そして前記回転軸上に歯車を設けるとともに、車両本体
に備える駆動車軸にも歯車を設け、これら両歯車を噛み
合わせることも可能である。
また前記フレームと車両本体間に、該車両本体と前記フ
レームとの上下方向位置を規制する上下位置規制手段を
設けるようにする。
その場合、車両本体に備える駆動車輪の回転を前記回転
軸に伝達するものでは、例えば前記駆動車輪を前記回転
軸上に押圧して摩擦力を高める弾発付勢手段で兼用する
ことも可能である。
更に前記フレームに、車両本体の左右方向位置を規制す
る左右位置規制手段を設けるようにしても良い。
その場合、車両本体に備える駆動車輪の回転を前記回転
軸に伝達するものでは、例えば前記回転軸上に対する前
記駆動車輪の載置位置を調整する載置位置調整手段で兼
用することも可能である。
[作用] クローラベルト式走行装置は、フレームの左右両側に回
転軸をそれぞれ軸支して備え、この回転軸からクローラ
ベルト駆動輪へそれぞれ動力伝達可能な動力伝達機構を
備えているので、市販車両(特に後輪駆動車)の駆動車
輪を回転軸上に載せて、駆動車輪から回転軸に駆動力を
伝達できるとともに、車両本体の荷重を回転軸上で受け
てフレームに支持できる。
従って車両本体に特殊な加工を施さずに、クローラベル
ト式走行装置を容易に合体できる。これによりクローラ
ベルト式走行装置を容易に分離して、元の市販車両とし
ても容易に使用できる。
以上において、左右の回転軸間を相対回転不能に連結す
ることで、車両本体に備えられる周駆動車輪間の差動装
置に対するデフロック構造の付加が不要となる。
そして動力伝達機構に、車両本体の操舵に応答するクロ
ーラベルト駆動輪に対しての、動力伝達を遮断可能にす
るクラッチ装置及び回転を停止可能にするブレーキ装置
の少なくとも一方を備えることで、左右一方のクローラ
ベルトのみに駆動力を与えて旋回操向を可能とできる。
例えば回転軸からクラッチ装置、ブレーキ装置及びクロ
ーラベルト駆動輪の順に配設して、良好な旋回操向作動
が行える。
尚、回転軸上に設けた歯車と車両本体に備える駆動車軸
に設けた歯車とを噛み合わせることで、回転軸への駆動
力伝達効率を高められる。
またフレームと車両本体間に上下位置規制手段を設ける
ようにすれば、車両本体とフレームとの上下方向位置を
規制できる。この場合、駆動車輪を回転軸上に押圧して
摩擦力を高めるための弾発付勢手段としても兼用できる
更にフレームに設ける左右位置規制手段で車両本体の左
右方向位置を規制できる。この場合、回転軸上に対する
駆動車輪の載置位置を調整する載置位置調整手段として
も兼用できる。
[実施例] 以下に添付図面を基に実施例を説明する。
本発明を適用した一例としてのクローラベルト式車両を
示す第1図において、1は市販の四輪車両、10はクロ
ーラベルト式走行装置である。
図示ではワンボックスタイプの四輪車両1を示している
が、トラックや乗用車等でも良く、その四輪車両1は操
向車輪である前車輪2と駆動車輪である後車輪3を備え
たままでクローラベルト式走行装置10と合体可能とな
っている。
クローラベルト式走行装置10は、第2図にも示される
フレーム11の前方に従動輪をなす従動スプロケット1
2を回転自在に備えるとともに、フレーム11の後方に
は伝動ケース19を介して駆動輪をなす駆動スプロケッ
ト13を回転可能に備えている。この前後の従動スプロ
ケット12と駆動スプロケット13間にクローラベルト
15を掛装張架し、フレーム11下方に転$616.1
617を備え、フレーム11上方に案内輪18゜18.
18を備える。
左右のフレーム11.11は前部をビーム21で連結さ
れ、ビーム21上の左右には前記前車輪2、即ち操向車
輪を載置する車輪支持機構22をそれぞれ備えている。
そしてフレーム11自体は前後方向の長さ調整可能とな
っている。
車輪支持機構22は、ターンテーブル23上にタイヤ挟
持プレート25.26を備え、図示しないスイ・ベルジ
ヨイントによりビーム21上に結合支持したターンテー
ブル23の回転中心軸24は操向車輪2のキングピン軸
線に一致している。
ここで、一方のタイヤ挟持プレート25はターンテーブ
ル23上に固設され、他方のタイヤ挟持プレート26が
ターンテーブル23前後の横方向長孔27.27でボル
ト28.28の締結により左右方向に位置調整可能であ
る。そして両タイヤ挟持プレート25.26の前後間は
ロッド29゜29で連結される。
第4図及び第5図にフレーム11後部に一体の伝動ケー
ス19内の動力伝達機構30を示す。
動力伝達機構30は、前後方向に列設したヘリカル型の
第1歯車31、第2歯車32、第3歯車33及び第4歯
車34を備える。第4歯車34の歯車軸35と前記駆動
スプロケット13のスプロケット軸14とが同一軸線上
に配置され、これら歯車軸35とスプロケット軸14間
に遊星歯車式減速機構36が設けられている。
遊星歯車式減速機構36は、歯車軸35に設けたサンギ
ヤ37と、スプロケット軸14に設けた複数のプラネタ
リギヤ38・・・と、リングギヤ39からなる。リング
ギヤ39を設けた減速機ケース36aが前記伝動ケース
19内に固定され、プラネタリギヤ38・・・は既知の
如くキャリヤを介してスプロケット@14に保持されて
いる。
そして左右の伝動ケース19の内側面には前後三木の回
転軸をなす回転ドラム41.44が軸支され、図示では
伝動ケース19内側面に突設した軸受ボス部19a、1
9b外周に回転ドラム4144がそれぞれ軸受支持され
ている。この回転ドラム41.44の外周には軸方向に
沿った溝が多数形成されており、これによって後述する
車輪タイヤとの摩擦力が得られるようになっている。
前方側の左右の周回転ドラム41.41は連結軸42よ
り相対回転不能に結合され、連結軸42端には一体に人
力!M43が設けられ、入力軸43は前記軸受ボス部1
9a内周に軸受支持される。
42aは連結軸42を貫通して軸受支持するビームであ
る。
後方側の回転ドラム44を軸受支持する左右の両軸受ボ
ス部19b、19b内にはビーム45が嵌合されている
。このビーム45に不図示のブラケットを介してその前
方のビーム42aが連結支持される。
そして人力軸43は前記第1歯車31内を相対回転可能
に貫通し、前記伝動ケース19内方における人力軸43
と第1歯車31間には操向用クラッチ装置46が介設さ
れており、47はそのクラッチ接続・遮断を行うシフト
フォーク、48aはクラッチケースである。具体的なり
ラッチ構造として湿式多板クラッチがある。
また第2歯車32の伝動ケース19外側面から突出する
歯車軸32a上には操向用ブレーキ装置48が配設され
ており、49はそのブレーキ作動・解除を行うブレーキ
アーム、48aはブレーキケースである。具体的なブレ
ーキ構造としてボール押圧式摩擦板ブレーキがある。
後方側の回転ドラム44及びビーム45を示す第3図に
おいて、51は前記四輪車両1本体の左右方向位置を規
制する左右位置規制手段であり、この左右位置規制手段
51は前記後車輪3、即ち駆動車輪の載置位置を調整す
る載置位置調整手段を兼ねたものである。
即ち載置位置調整手段兼用の左右位置規制手段51は、
ビーム45上に固設したブラケット52に外側方からス
ライダ53を組み込み、スライダ53外端にガイドロー
ラ55を備えてなる。スライダ53を横方向複数のボル
ト孔54・・・にてブラケット52に対しボルト56で
締結することで、左右方向に位置調整可能である。
更にビーム45上の左右三箇所にハンガー57が固設さ
れており、このハンガ57−には前記四輪車両1本体の
上下方向位置を規制する上下位置規制手段58が備えら
れている。そして上下位置規制手段58は図示ではチェ
ーン59であって、例えばチェーン59は四輪車両1本
体に備えられたリヤアクスルビーム4に掛装され、これ
により前記後車輪3を周回転ドラム41.44上に押圧
する弾発付勢手段をも上下位置規制手段58が兼ねてい
る。
以上のクローラベルト式走行装置10においては、左右
それぞれに設けられる前方側の前記車輪支持機構22か
ら後方側の前記動力伝達機構30に備える前記クラッチ
装置46及び前記ブレーキ装置48へ連なる操向作動装
置60が第1図及び第2図の如く構成されている。
つまり車輪支持機構22の前記ターンテーブル23上に
カムローラ61が備えられ、カムローラ61に一端部を
係合可能なアーム62が中間部の支!1III62aで
枢支され、アーム62の他端部には後方へ延びる長尺な
ロッド63の前端部63aが枢着連結されている。ロッ
ド63の後端部63cにカムプレート64が枢着連結さ
れ、支軸64aにて枢支したカムプレート64に係合す
るカムローラ65を備えたレバー66が前記シフトフォ
ーク47のシフトフォーク軸47aに結合されている。
またシフトフォーク軸47aに一体部材67が外側方に
突設され、この一体部材67と前記伝動ケース19の前
方側との間には前記クラッチ装置46を常時接続状態に
付勢するリターンスプリング68.69が架設されてい
る。
更にロッド63の後端寄り部63bには中間部の支軸7
1aで枢支したアーム71の一端部が長孔71b係合に
より枢着連結され、アーム71の他端部に短いロッド7
2が枢着連結されている。
ロッド72には中間部の支軸73aにて枢支したアーム
73の上端部が枢着連結され、アーム73の下端部にも
短いロッド74が枢着されている。
このロッド74が前記ブレーキアーム49に枢着連結さ
れ、またアーム73と前記フレーム11のとの間には前
記ブレーキ装置48を常時遮断状態に付勢するリターン
スプリング75が架設されている。
尚、ロッド63はその前端部63aと後端寄り部63b
及び後端部63cの各連結部分においてアーム62.7
1及びカムプレート64それぞれとの取付位置が調整可
能となっており、その他のロッド72.74の長さも調
整可能なものとなっている。
実施例では以上のようなリンケージ機構による操向作動
装置60を用いて、旋回時には旋回内側に位置するクロ
ーラベルト15側のクラッチ装置46を遮断した後、ブ
レーキ装置48を作動するよう設定している。
以上のようにクローラベルト式走行装置10を構成した
ので、フレーム11後側の周回転ドラム41.44上に
後車輪3を載せるとともに、フレーム11前側のターン
テーブル23上に前車輪2を載せて、市販の四輪車両1
をそのままクローラベルト式走行装置10上に載置でき
る。
そして左右のフレーム11間の後方側のビーム45と四
輪車両1本体のリヤアクスルビーム4とを左右それぞれ
のチェーン59で締め上げることで、後車輪3を周回転
ドラム41.44上に押圧する弾発付勢機能とともに、
フレーム11と四輪車両1本体との上下位置規制機能が
得られる。
更に後方側ビーム45上の左右それぞれのブラケット5
2に対するスライダ53を位置調整してガイドローラ5
5を後車輪3タイヤに内側面から圧接させることで、回
転ドラム41.44上への後車輪3の載置位置調整機能
とともに、フレーム11と四輪車両1本体との左右位置
規制機能が得られる。同時に後輪トレッド及びタイヤサ
イズに合わせられる。
またフレーム11前側のターンテーブル23上に載せる
前車輪2タイヤに対して、両タイヤ挟持プレート25.
26を位置調整することで、前輪トレッド及びタイヤサ
イズに合わせられる。
しかもフレーム11自体も前後方向の長さ調整可能なこ
とから、前後輪間のホイールベースも合わせられ、従っ
て種々の市販車両にも対応可能なりローラベルト式走行
装置10となっている。
以上のように市販の四輪車両1をそのまま載置合体して
なるクローラベルト式車両のため、四輪車両1本体に備
えられた前後のサスペンションによる走行時の乗心地性
が確保される。
次に以上のクローラベルト式車両による走行について説
明する。
後輪駆動式の四輪車両1であり、その後車輪3を駆動す
ると、車体重量と後車輪3タイヤの摩擦力によって回転
ドラム41.44に回転駆動力が伝達され、後方のドラ
ム44が空転し、前方のドラム41と一体の人力軸43
から動力伝達機構″30に駆動力が伝達される。この時
、前方側の左右の両ドラム41.41間、即ち駆動ドラ
ム間は連結軸42により一体に回転するため、四輪車両
1本体の差動装置(リヤデフ)に対するデフロック構造
の付加が不要となる。
そして伝動ケース19内において、常時は接続状態のク
ラッチ装置46を介して第1歯車31、第2歯車32、
第3歯車33及び第4歯車34を経てから、減速機構3
6に駆動力が伝達される。
減速機構36では、第4歯車34と一体回転するサンギ
ヤ37に噛合して固定のリングギヤ39に噛合するプラ
ネタリギヤ38・・・の公転運動により所定の減速比を
もってスプロケット軸14に駆動力が伝達され、従って
駆動スプロケット13が回転する。これにより従動スプ
ロケット12との間に張架したクローラベルト15が回
転駆動され、左右のクローラベルト15.15による走
行が行われる。
四輪車両1のステアリングハンドルを操舵操作すると、
前車輪2の転舵が行われ、その前車輪2を載せたターン
テーブル23の回転中心軸24は前車輪2の転舵中心と
なるキングピン軸線に一致しているので、ターンテーブ
ル23の回転も無理なく前車輪2の転舵に対応してスム
ーズに追従回転する。
そしてハンドルを切った方向のターンテーブル23の回
転によりカムローラ61が後方移動し、カムローラ61
がアーム62の一端部を後方揺動させる。この時、ハン
ドルを切った方向とは反対側のターンテーブル23のカ
ムローラ61は前方移動するので、この側のアーム62
の揺動は行われず、つまりハンドルを切った方向とは反
対側のクラッチ装置46の遮断及びブレーキ装置48の
作動は行われない。
ハンドルを切った方向のカムローラ61に係合するアー
ム62他端部が前方揺動し、ロッド63が前進すると、
先ずカムプレート64が後方揺動してカムローラ65と
レバー66を介してシフトフォーク軸47aが回a操作
され、シフトフォーク47の揺動によりクラッチ装置4
6の遮断作動が行われる。つまり入力軸43から第1歯
車31への動力伝達が解除される。この時、アーム71
の長孔71b等により未だブレーキ作動は行われない。
クラッチ遮断が行われてからも更にロッド6363は前
進し、これによりアーム71の一端部が前方揺動し、ア
ーム71他端部の後方揺動によりロッド72を介してア
ーム73上端部が後方揺動し、これによりアーム73下
端部が前方揺動し、ロッド74を介してのブレーキアー
ム49の揺動によりブレーキ装置48の制動作動が行わ
れる。
つまり第2歯車軸32aの回転が阻止され、これによっ
て第3歯車33から第4歯車34及び減速機構36を経
て駆動スプロケット13までの回転が停止される。
以上のように旋回内側に位置する方の動力伝達機構30
において、クラッチ装置46を遮断した後、ブレーキ装
置48を作動するので、旋回内側のクローラベルト15
の停止が確実に行われるものとなり、従って旋回性能が
高められる。
しかもクローラベルト式走行装置10は走行や操向に必
要な機能部品をすべてユニット化して備えるものであり
、従って市販の四輪車両1をそのまま載置合体して冬場
等の必要な時に使用でき、また必要ない場合は四輪車両
1に戻して元通りに使える。
尚、このように図示例において、クラッチ装置及びブレ
ーキ装置を両方とも設けたが、一方のみ設けても旋回は
可能であり、具体的なりラッチやブレーキの構造につい
ても適宜にその他のものを採用すれば良い。
また操向作動装置については、図示例ではリンケージ機
構としたが、電気式制御や油圧連動式のもの等も含むも
のである。
更に車輪支持機構や回転軸部分や動力伝達機構(含む減
速機構)や位置規制手段の具体的な細部構成についても
適宜の変更等を含むものである。
ところで、第6図は後車輪3の外側に大径歯車81を備
え、駆動ドラム41上の外側に小径歯車82を備えたも
のを示している。
このように後車輪軸から歯車81.82により入力軸4
3に回転駆動力を伝達するようにして、動力伝達効率を
より高めるようにしても良い。
尚、この場合、後車輪を外しても良い。
また通常サイズの後車輪(タイヤも含む)に代えて、小
径サイズの後車輪(タイヤも含む)を用いることにより
減速比を更に大きくするようにしても良い。
本発明は以上のように図示例の他に図示しない種々の実
施例をも含むものである。
[発明の効果] 以上のように本発明のクローラベルト式車両によれば、
フレームの左右両側に回転軸をそれぞれ軸支して備え、
この回転軸からクローラベルト駆動輪へそれぞれ動力伝
達可能な動力伝達機構を備えてなるクローラベルト式走
行装置のため、市販車両、特に後輪駆動車の駆動車輪、
即ち後車輪を回転軸上に載置して、駆動車輪から回転軸
に駆動力を伝達することができるとともに、車両本体の
荷重を回転軸上で受けてフレームに支持することができ
る。
従って車両本体に特殊な加工を施すことなく、クローラ
ベルト式走行装置を容易に合体することができるもので
あり、またクローラベルト式走行装置を容易に分離して
、元の市販車両としても容易に使用することができるも
のである。
以上において、左右の回転軸間を相対回転不能に連結し
て、車両本体に備えられる両部動車輪間の差動装置に対
するデフロック構造の付加を不要にすることができる。
そして動力伝達機構において、車両本体の操舵に応答す
るクローラベルト駆動輪に対しての、動力伝達を遮断可
能にするクラッチ装置及び回転を停止可能にするブレー
キ装置の少なくとも一方を備えて、左右一方のクローラ
ベルトのみに駆動力を与え、旋回操向を可能とすること
ができる。
好ましくは回転軸からクラッチ装置、ブレーキ装置及び
クローラベルト駆動輪の順に配設して、旋回操向作動を
良好に行うことができる。
尚、回転軸上に設けた歯車と車両本体に備える駆動車軸
に設けた歯車とを噛み合わせて、回転軸への駆動力伝達
効率を高めることも可能となる。
またフレームと車両本体間に上下位置規制手段を設けて
、車両本体とフレームとの上下方向位置を規制すること
ができ、これは、駆動車輪を回転軸上に押圧して摩擦力
を高めるための弾発付勢手段としても兼用することがで
きる。
更にフレームに設ける左右位置規制手段により車両本体
の左右方向位置を規制することができ、これは、回転軸
上に対する駆動車輪の載置位置を調整する載置位置調整
手段としても兼用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した一例としてのクローラベルト
式車両の概略側面図、第2図はクローラベルト式走行装
置の片側を示す平面図、第3図はI!!勅車輪とクロー
ラベルト装置の関係を示す後面図、第4図は駆動車輪か
らクローラベルト駆動輪への動力伝達機構を示す拡大側
面図、第5図は同横断的平面図、第6図は駆動車軸と回
転軸との間に歯車機構を設けた場合を示す第3図と同様
の後面図である。 尚、図面中、1は四輪車両、2は操向車輪、3は駆動車
輪、10はクローラベルト式走行装置、11はフレーム
、12は従動輪、13は駆動輪、15はクローラベルト
、19は伝動ケース、21はビーム、22は車輪支持機
構、23はターンテーブル、30は動力伝達機構、41
は回転軸(駆動ドラム)、42は連結軸、44は回転軸
(空転ドラム)、45はビーム、46は操向用クラッチ
装置、48は操向角ブレーキ装置、51は載置位置調整
手段兼用の左右位置規制手段、58は弾発付勢手段兼用
の上下位置規制手段、60は操向作動装置、81は駆動
車軸側歯車、82は回転軸側歯車である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、前後方向に離間する一対の駆動輪と従動輪をフレー
    ムの左右両側に備え、左右それぞれの駆動輪と従動輪間
    にクローラベルトを張架してなるクローラベルト式車両
    において、前記フレームの左右両側に回転軸をそれぞれ
    軸支し、該回転軸と前記駆動輪をそれぞれ動力伝達可能
    な動力伝達機構を介して連結したことを特徴とするクロ
    ーラベルト式車両。 2、前記回転軸には、車両本体に備える駆動車輪の回転
    が伝達されることを特徴とする請求項1記載のクローラ
    ベルト式車両。 3、前記左右の回転軸間は、相対回転不能に連結される
    ことを特徴とする請求項1または2記載のクローラベル
    ト式車両。 4、前記動力伝達機構は、車両本体の操舵に応答して前
    記駆動輪への動力伝達を遮断可能にするクラッチ装置及
    び前記駆動輪の回転を停止可能にするブレーキ装置の少
    なくとも一方を備え、両方とも備える場合には、前記回
    転軸から前記クラッチ装置、前記ブレーキ装置及び前記
    駆動輪の順に配設されることを特徴とする請求項1また
    は2記載のクローラベルト式車両。 5、前記回転軸上に歯車を設けるとともに、車両本体に
    備える駆動車軸にも歯車を設け、これら両歯車を噛み合
    わせたことを特徴とする請求項1または2記載のクロー
    ラベルト式車両。 6、前記フレームと車両本体間に、該車両本体と前記フ
    レームとの上下方向位置を規制する上下位置規制手段を
    設けたことを特徴とする請求項1または2記載のクロー
    ラベルト式車両。 7、前記フレームと車両本体間に、前記駆動車輪を前記
    回転軸上に押圧して摩擦力を高める弾発付勢手段を設け
    たことを特徴とする請求項2記載のクローラベルト式車
    両。 8、前記フレームに、車両本体の左右方向位置を規制す
    る左右位置規制手段を設けたことを特徴とする請求項1
    または2記載のクローラベルト式車両。 9、前記フレームに、前記回転軸上に対する前記駆動車
    輪の載置位置を調整する載置位置調整手段を設けたこと
    を特徴とする請求項2記載のクローラベルト式車両。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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