JPH0345477A - クローラベルト式車両 - Google Patents
クローラベルト式車両Info
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- JPH0345477A JPH0345477A JP18169789A JP18169789A JPH0345477A JP H0345477 A JPH0345477 A JP H0345477A JP 18169789 A JP18169789 A JP 18169789A JP 18169789 A JP18169789 A JP 18169789A JP H0345477 A JPH0345477 A JP H0345477A
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- wheel
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Landscapes
- Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、市販の四輪車両(特に前輪駆動車)に対して
クローラベルト式走行装置を容易に後付けできて雪上走
行等が行えるようにしたクローラベルト式車両に関する
ものである。
クローラベルト式走行装置を容易に後付けできて雪上走
行等が行えるようにしたクローラベルト式車両に関する
ものである。
[従来の技術]
市販の四輪車両の左右両側にクローラベルト式走行装置
を装備して雪上走行等の不整地走破性を高めることが行
われ、例えば特公昭40−13371号公報において、
クローラベルトが張架された従動輪と駆動輪とを前後に
軸支したフレームの前部を連結具を介して後輪駆動車の
前車軸に吊り下げ支持し、フレーム後部の駆動輪をチェ
ンスブロケット式減速装置を介設して後輪駆動車の後車
軸に連結してなるクローラベルト式車両が開示される。
を装備して雪上走行等の不整地走破性を高めることが行
われ、例えば特公昭40−13371号公報において、
クローラベルトが張架された従動輪と駆動輪とを前後に
軸支したフレームの前部を連結具を介して後輪駆動車の
前車軸に吊り下げ支持し、フレーム後部の駆動輪をチェ
ンスブロケット式減速装置を介設して後輪駆動車の後車
軸に連結してなるクローラベルト式車両が開示される。
[発明が解決しようとする課題]
このように従来は、市販車両の前後両車軸から左右の前
車輪及び後車輪のみならず各車輪ハブをもすべて取り外
さなければならず、そして前車軸にフレーム前部を吊り
下げるための専用の連結具や、更には後車軸にクローラ
ベルト駆動輪を連結するための専用のチェンスブロケッ
ト式減速装置を必要としており、従って市販車両に対す
るクローラベルト式走行装置の後付作業は面倒なものと
なっていた。
車輪及び後車輪のみならず各車輪ハブをもすべて取り外
さなければならず、そして前車軸にフレーム前部を吊り
下げるための専用の連結具や、更には後車軸にクローラ
ベルト駆動輪を連結するための専用のチェンスブロケッ
ト式減速装置を必要としており、従って市販車両に対す
るクローラベルト式走行装置の後付作業は面倒なものと
なっていた。
また以上のようなクローラベルト式車両の操向装置にお
いては、市販車両の操舵機構のうち少なくとも前車輪転
舵部分の機構が不要になるため、そのタイロッド等の前
車輪側転舵機構を取り外さなければならないものとなっ
ていた。
いては、市販車両の操舵機構のうち少なくとも前車輪転
舵部分の機構が不要になるため、そのタイロッド等の前
車輪側転舵機構を取り外さなければならないものとなっ
ていた。
そのため、法律的な問題も含め、市販車両からクローラ
ベルト式車両への変更、またはその逆にクローラベルト
式車両から市販車両への戻しには困難を要するものとな
っていた。
ベルト式車両への変更、またはその逆にクローラベルト
式車両から市販車両への戻しには困難を要するものとな
っていた。
そこで本発明の目的は、車両本体に特殊な加工等を施す
ことなく、クローラベルト式走行装置を市販車両、特に
操向車輪であって駆動車輪である前車輪を備えた前輪駆
動車に容易に後付けできるようにしたクローラベルト式
車両を提供することにある。
ことなく、クローラベルト式走行装置を市販車両、特に
操向車輪であって駆動車輪である前車輪を備えた前輪駆
動車に容易に後付けできるようにしたクローラベルト式
車両を提供することにある。
[課題を解決するための手段]
以上の課題を達成すべく本発明は、フレーム上に車両本
体を載置し、前後方向に離間する一対の駆動輪と従動輪
をフレームの左右両側に備え、左右それぞれの駆動輪と
従動輪間にクローラベルトを張架し、左右それぞれの駆
動輪へ動力伝達可能な動力伝達機構を備えるとともに、
駆動輪への動力伝達を遮断可能にする操向用クラッチ装
置または駆動輪の回転を停止可能にする操向用ブレーキ
装置の少なくとも一方を動力伝達機構に設けてなるクロ
ーラベルト式車両であって、前記車両本体に備える操向
車輪を兼ねた駆動車輪を回転駆動可能及び転舵可能に回
転支持して該駆動車輪の回転駆動を前記動力伝達機構に
伝達可能とする車輪支持機構を前記フレームに設けると
ともに、前記駆動車輪の転舵による該車輪支持機構の回
転変位に応答して前記操向用クラッチ装置またはブレー
キ装置の少なくとも一方を作動可能にする操向作動装置
を設けたことを特徴とする。
体を載置し、前後方向に離間する一対の駆動輪と従動輪
をフレームの左右両側に備え、左右それぞれの駆動輪と
従動輪間にクローラベルトを張架し、左右それぞれの駆
動輪へ動力伝達可能な動力伝達機構を備えるとともに、
駆動輪への動力伝達を遮断可能にする操向用クラッチ装
置または駆動輪の回転を停止可能にする操向用ブレーキ
装置の少なくとも一方を動力伝達機構に設けてなるクロ
ーラベルト式車両であって、前記車両本体に備える操向
車輪を兼ねた駆動車輪を回転駆動可能及び転舵可能に回
転支持して該駆動車輪の回転駆動を前記動力伝達機構に
伝達可能とする車輪支持機構を前記フレームに設けると
ともに、前記駆動車輪の転舵による該車輪支持機構の回
転変位に応答して前記操向用クラッチ装置またはブレー
キ装置の少なくとも一方を作動可能にする操向作動装置
を設けたことを特徴とする。
具体的には、前記車輪支持機構は、前記駆動車輪により
回転駆動される回転軸を有しており、該回転軸を前記動
力伝達機構に連結している。
回転駆動される回転軸を有しており、該回転軸を前記動
力伝達機構に連結している。
以上において、以下の如く構成することが好ましい。
前記車輪支持機構は、前記駆動車輪の回転駆動を許容し
つつ左右方向位置を規制する左右位置規制手段を有する
。
つつ左右方向位置を規制する左右位置規制手段を有する
。
前記車輪支持機構に、前記駆動車輪の転舵による回転変
位を規制する回転変位規制手段を設けるようにする。
位を規制する回転変位規制手段を設けるようにする。
更に前記操向用クラッチ装置及びブレーキ装置の両方が
備えられるものでは、前記操向作動装置は、前記車輪支
持機構の回転変位に応答して前記クラッチ装置を遮断し
てから前記ブレーキ装置を作動するものとする。
備えられるものでは、前記操向作動装置は、前記車輪支
持機構の回転変位に応答して前記クラッチ装置を遮断し
てから前記ブレーキ装置を作動するものとする。
また前記操向作動装置は、左右一方の前記車輪支持機構
の回転変位に応答して左右片側のみの前記操向用クラッ
チ装置または/及びブレーキ装置を作動させるものとす
る。
の回転変位に応答して左右片側のみの前記操向用クラッ
チ装置または/及びブレーキ装置を作動させるものとす
る。
そして左右の前記回転軸間は、相対回転不能に連結され
るものであっても良い。
るものであっても良い。
[作用]
フレームの左右両側にクローラベルト駆動輪への動力伝
達機構を備え、この動力伝達機構に操向用であって、動
力伝達を遮断可能にするクラッチ装置または回転を停止
可能にするブレーキ装置の少なくとも一方を設けている
クローラベルト式走行装置は、車両本体の操向車輪を兼
ねた駆動車輪を回転駆動可能及び転舵可能に回転支持し
、この操向車輪を兼ねる駆動車輪の回転駆動を動力伝達
機構に伝達可能とする車輪支持機構をフレームC設けて
おり、操向車輪を兼ねる駆動車輪の転舵によるこの車輪
支持機構の回転変位に応答して操向作動装置によりクラ
ッチ装置またはブレーキ装置の少なくとも一方を作動可
能としているので、市販車両(特に前輪駆動車における
)の操向車輪を兼ねる駆動車輪、即ち前車輪の回転駆動
力を車輪支持機構が有する例えば回転軸により動力伝達
機構に伝達できるとともに、前車輪の転舵に応答して操
向作動装置により左右一方のクローラベルトのみに駆動
力を与えて旋回操向できる。
達機構を備え、この動力伝達機構に操向用であって、動
力伝達を遮断可能にするクラッチ装置または回転を停止
可能にするブレーキ装置の少なくとも一方を設けている
クローラベルト式走行装置は、車両本体の操向車輪を兼
ねた駆動車輪を回転駆動可能及び転舵可能に回転支持し
、この操向車輪を兼ねる駆動車輪の回転駆動を動力伝達
機構に伝達可能とする車輪支持機構をフレームC設けて
おり、操向車輪を兼ねる駆動車輪の転舵によるこの車輪
支持機構の回転変位に応答して操向作動装置によりクラ
ッチ装置またはブレーキ装置の少なくとも一方を作動可
能としているので、市販車両(特に前輪駆動車における
)の操向車輪を兼ねる駆動車輪、即ち前車輪の回転駆動
力を車輪支持機構が有する例えば回転軸により動力伝達
機構に伝達できるとともに、前車輪の転舵に応答して操
向作動装置により左右一方のクローラベルトのみに駆動
力を与えて旋回操向できる。
従って車両本体に特殊な加工を施さずに、クローラベル
ト式走行装置を容易に合体できる。これによりクローラ
ベルト式走行装置を容易に分離して、元の市販車両とし
ても容易に使用できる。
ト式走行装置を容易に合体できる。これによりクローラ
ベルト式走行装置を容易に分離して、元の市販車両とし
ても容易に使用できる。
以上において、前輪駆動車の前車輪の回転駆動を許容し
つつ左右方向位置を規制する左右位置規制手段を車輪支
持機構に設けることで、回転駆動状態の駆動車輪の転舵
を確実に検出できる。
つつ左右方向位置を規制する左右位置規制手段を車輪支
持機構に設けることで、回転駆動状態の駆動車輪の転舵
を確実に検出できる。
更に前輪駆動車の前車輪の転舵による回転変位を規制す
る回転変位規制手段を車輪支持機構に設けるようにすれ
ば、操向用のクラッチ装置または/′ELびブレーキ装
置の作動に必要な前車輪の転舵角を確保してそれ以上の
前車輪の転舵操作を不要にできる。
る回転変位規制手段を車輪支持機構に設けるようにすれ
ば、操向用のクラッチ装置または/′ELびブレーキ装
置の作動に必要な前車輪の転舵角を確保してそれ以上の
前車輪の転舵操作を不要にできる。
またクラッチ装置及びブレーキ装置の両方を備えるもの
においては、操向作動装置により車輪支持機構の回転変
位に応答してクラッチ装置を遮断してからブレーキ装置
を作動することで、確実にして良好な旋回操向作動が行
える。
においては、操向作動装置により車輪支持機構の回転変
位に応答してクラッチ装置を遮断してからブレーキ装置
を作動することで、確実にして良好な旋回操向作動が行
える。
尚、操向作動装置により左右一方の車輪支持機構の回転
変位に応答して左右片側のみのクラッチ装置または/及
びブレーキ装置を作動させるようにすることで、旋回作
動が行える。
変位に応答して左右片側のみのクラッチ装置または/及
びブレーキ装置を作動させるようにすることで、旋回作
動が行える。
そして左右の回転軸間を相対回転不能に連結することで
、前輪駆動車の前車輪間の差動装置に対するデフロック
構造の付加が不要となる。
、前輪駆動車の前車輪間の差動装置に対するデフロック
構造の付加が不要となる。
[実施例]
以下に添付図面を基に実施例を説明する。
本発明を適用した一例としてのクローラベルト式車両を
示す第1図において、1は市販の四輪車両、10はクロ
ーラベルト式走行装置である。
示す第1図において、1は市販の四輪車両、10はクロ
ーラベルト式走行装置である。
図示ではワンボックスタイプの四輪車両1を示している
が、トラックや乗用車等でも良く、その四輪車両1は操
向車輪を兼ねた駆動車輪である前車輪2と操向及び駆動
も行われない遊転車輪である後車輪3を備えたままでク
ローラベルト式走行装置10と合体可能となっている。
が、トラックや乗用車等でも良く、その四輪車両1は操
向車輪を兼ねた駆動車輪である前車輪2と操向及び駆動
も行われない遊転車輪である後車輪3を備えたままでク
ローラベルト式走行装置10と合体可能となっている。
クローラベルト式走行装置10は、第2図にも示される
フレーム11の後方に従動輪をなす従動スプロケット1
2を回転自在に備えるとともに、フレーム11の前方に
は伝動ケース19を介して駆動輪をなす駆動スプロケッ
ト13を回転可能に備えている。この前後の駆動スプロ
ケット13と従動スプロケット12間にクローラベルト
15を掛装張架し、フレーム11下方に転輪16.17
17を備え、フレーム11上方に案内輪1818.18
を備える。
フレーム11の後方に従動輪をなす従動スプロケット1
2を回転自在に備えるとともに、フレーム11の前方に
は伝動ケース19を介して駆動輪をなす駆動スプロケッ
ト13を回転可能に備えている。この前後の駆動スプロ
ケット13と従動スプロケット12間にクローラベルト
15を掛装張架し、フレーム11下方に転輪16.17
17を備え、フレーム11上方に案内輪1818.18
を備える。
左右のフレーム11.11は後部をビーム21で連結さ
れ、ビーム21上の左右には前記後車輪3、つまり遊転
車輪を載置する車輪支持台22をそれぞれ備えている。
れ、ビーム21上の左右には前記後車輪3、つまり遊転
車輪を載置する車輪支持台22をそれぞれ備えている。
そしてフレーム11自体は前後方向の長さ調整可能とな
っている。
っている。
車輪支持台22はビーム21上に溶接固定したベースプ
レート23上にタイヤ挟持プレート2424を備え、タ
イヤ挟持プレート24はベースプレート23前後の横方
向の長孔25,25にてボルト26.26の締結により
左右方向に位置調整可能である。また両タイヤ挟持プレ
ート24゜24の前後間はロッド27.27で連結され
る。
レート23上にタイヤ挟持プレート2424を備え、タ
イヤ挟持プレート24はベースプレート23前後の横方
向の長孔25,25にてボルト26.26の締結により
左右方向に位置調整可能である。また両タイヤ挟持プレ
ート24゜24の前後間はロッド27.27で連結され
る。
このタイヤ挟持プレート24により後車輪3を介しての
前記四輪車両1本体の左右位置規制が行われる。
前記四輪車両1本体の左右位置規制が行われる。
また第6図に示す如くビーム21上の左右三箇所にハン
ガー28が固設されており、このハンガー28と四輪・
車両1本体のリヤアクスルビーム4とに掛装するチェー
ン29により四輪車両1本体の上下位置規制が行われる
。
ガー28が固設されており、このハンガー28と四輪・
車両1本体のリヤアクスルビーム4とに掛装するチェー
ン29により四輪車両1本体の上下位置規制が行われる
。
第4図及び第5図にフレーム11前部に一体の伝動ケー
ス19内の動力伝達機構30を示す。
ス19内の動力伝達機構30を示す。
動力伝達機構30は、前後方向に列設したヘリカル型の
第1歯車31、第2歯車32、第3歯車33及び第4歯
車34を備える。第4歯車34の歯車軸35と前記駆動
スプロケット13のスプロケット軸14とが同一軸線上
に配置され、これら歯車軸35とスプロケット軸14間
に遊星歯車式減速機構36が設けられている。
第1歯車31、第2歯車32、第3歯車33及び第4歯
車34を備える。第4歯車34の歯車軸35と前記駆動
スプロケット13のスプロケット軸14とが同一軸線上
に配置され、これら歯車軸35とスプロケット軸14間
に遊星歯車式減速機構36が設けられている。
遊星歯車式減速機構36は、歯車軸35に設けたサンギ
ヤ37と、スプロケット軸14に設けた複数のプラネタ
リギヤ38・・・と、リングギヤ39からなる。リング
ギヤ39を設けた減速機ケース36aが前記伝動ケース
19内に固定され、プラネタリギヤ38・・・は既知の
如くキャリアを介してスプロケット軸14に保持されて
いる。
ヤ37と、スプロケット軸14に設けた複数のプラネタ
リギヤ38・・・と、リングギヤ39からなる。リング
ギヤ39を設けた減速機ケース36aが前記伝動ケース
19内に固定され、プラネタリギヤ38・・・は既知の
如くキャリアを介してスプロケット軸14に保持されて
いる。
そして左右の伝動ケース19の内側面方向には前記前車
輪2、即ち操向車輪を兼ねた駆動車輪を載置する車輪支
持機構40がそれぞれ配設されている。
輪2、即ち操向車輪を兼ねた駆動車輪を載置する車輪支
持機構40がそれぞれ配設されている。
第3図にも示す如く車輪支持機構40は、ターンテーブ
ル41と、前後二本の回転軸をなす回転ドラム51.5
4とから構成される。
ル41と、前後二本の回転軸をなす回転ドラム51.5
4とから構成される。
ターンテーブル41は図示しないスイベルジヨイントに
より伝動ケース19または/′ELび後述のビーム55
に結合支持されるもので、その回転中心軸42は前車輪
2のキングピン軸線に一致していることが好ましい。こ
のターンテーブル41は前車輪2タイヤ下部を下方に臨
ませる窓部43を有している。更にターンテーブル41
上にはタイヤ挟持プレート44.44が備えられ、タイ
ヤ挟持プレート44はターンテーブル41前後の横方向
の長孔45,45にてボルト46.46の締結社より左
右方向に位置調整可能である。またタイヤ挟持プレート
44内側面の前後に前車輪2タイヤ側面に当接可能なガ
イドローラ47・・・が備えられている。
より伝動ケース19または/′ELび後述のビーム55
に結合支持されるもので、その回転中心軸42は前車輪
2のキングピン軸線に一致していることが好ましい。こ
のターンテーブル41は前車輪2タイヤ下部を下方に臨
ませる窓部43を有している。更にターンテーブル41
上にはタイヤ挟持プレート44.44が備えられ、タイ
ヤ挟持プレート44はターンテーブル41前後の横方向
の長孔45,45にてボルト46.46の締結社より左
右方向に位置調整可能である。またタイヤ挟持プレート
44内側面の前後に前車輪2タイヤ側面に当接可能なガ
イドローラ47・・・が備えられている。
これらタイヤ挟持プレート44及びガイドローラ47に
よる前車輪2に対する左右位置規制手段が構成されてい
る。
よる前車輪2に対する左右位置規制手段が構成されてい
る。
そしてターンテーブル41の前後に設けたストッパー4
8. −”’“ 9の前部に設けたストッパ
ー49.49とによりターンテーブル41の回転変位規
制手段が構成されている。
8. −”’“ 9の前部に設けたストッパ
ー49.49とによりターンテーブル41の回転変位規
制手段が構成されている。
また両タイヤ挟持プレート44.44の前後間はロッド
44a、44aで連結され、両ロッド44a、44a外
周にローラ44b、44bがそれぞれ回転自在に軸受支
持され、両ローラ44b。
44a、44aで連結され、両ロッド44a、44a外
周にローラ44b、44bがそれぞれ回転自在に軸受支
持され、両ローラ44b。
44bは前車輪2タイヤ下部の前後に当接可能となって
いる。
いる。
回転ドラム51.54は伝動ケース19内側面に軸支さ
れ、図示では伝動ケース19内側面に突設した軸受ボス
部19a、19b外周に回転ドラム51.54がそれぞ
れ軸受支持されている。両回転ドラム51.54の外周
には軸方向に沿った溝が多数形成されており、これによ
って前車輪2タイヤとの摩擦力が得られるようになって
いる。
れ、図示では伝動ケース19内側面に突設した軸受ボス
部19a、19b外周に回転ドラム51.54がそれぞ
れ軸受支持されている。両回転ドラム51.54の外周
には軸方向に沿った溝が多数形成されており、これによ
って前車輪2タイヤとの摩擦力が得られるようになって
いる。
後方側の両回転ドラム51.51は連結軸52により相
対回転不能に結合され、連結軸52端には一体に入力@
53が設けられ、入力軸53は前記軸受ボス部19a内
周に軸受支持される。52aは連結軸52を貫通して軸
受支持するビームである。
対回転不能に結合され、連結軸52端には一体に入力@
53が設けられ、入力軸53は前記軸受ボス部19a内
周に軸受支持される。52aは連結軸52を貫通して軸
受支持するビームである。
前方側の回転ドラム54を軸受支持する左右の両軸受ボ
ス部19b、19b内にはビーム55が嵌合されている
。このビーム55に不図示のブラケットを介してその後
方のビーム52aが連結支持される。
ス部19b、19b内にはビーム55が嵌合されている
。このビーム55に不図示のブラケットを介してその後
方のビーム52aが連結支持される。
そして入力軸53は前記第1歯車31内を相対回転可能
に貫通し、前記伝動ケース19内方における入力軸53
と第1歯車31間には操向用クラッチ装置56が介設さ
れており、57はそのクラッチ接続・遮断を行うシフト
フォーク、56aはクラッチケースである。具体的なり
ラッチ構造として湿式多板クラッチがある。
に貫通し、前記伝動ケース19内方における入力軸53
と第1歯車31間には操向用クラッチ装置56が介設さ
れており、57はそのクラッチ接続・遮断を行うシフト
フォーク、56aはクラッチケースである。具体的なり
ラッチ構造として湿式多板クラッチがある。
また第2歯車32の伝動ケース19外側面から突出する
歯車軸32a上には操向用ブレーキ装置58が配設され
ており、59はそのブレーキ作動・解除を行うブレーキ
アーム、58aはブレーキケースである。具体的なブレ
ーキ構造としてボール押圧式摩擦板ブレーキがある。
歯車軸32a上には操向用ブレーキ装置58が配設され
ており、59はそのブレーキ作動・解除を行うブレーキ
アーム、58aはブレーキケースである。具体的なブレ
ーキ構造としてボール押圧式摩擦板ブレーキがある。
以上のクローラベルト式走行装置10は、フレーム11
前方側において、前記車輪支持機構40から前記動力伝
達機構30に備える前記クラッチ装置56及び前記ブレ
ーキ装置58へ連なる操向作動装置60が第1図乃至第
3図の如く構成されている。
前方側において、前記車輪支持機構40から前記動力伝
達機構30に備える前記クラッチ装置56及び前記ブレ
ーキ装置58へ連なる操向作動装置60が第1図乃至第
3図の如く構成されている。
つまり車輪支持機構40の前記ターンテーブル41下に
カムローラ61が備えられ、カムローラ61に一端部を
係合可能なアーム62が中間部の支軸62aで枢支され
、アーム62の他端部に長さ調整可能なロッド63が長
孔62b係合はより枢着連結されている。このロッド6
3は前記シフトフォーク57のシフトフォーク軸57a
に結合したレバー64に枢着連結されており、またレバ
ー64とフレーム11との間に前記クラッチ装置56を
常時接続状態に付勢するリターンスプリング66が架設
されている。
カムローラ61が備えられ、カムローラ61に一端部を
係合可能なアーム62が中間部の支軸62aで枢支され
、アーム62の他端部に長さ調整可能なロッド63が長
孔62b係合はより枢着連結されている。このロッド6
3は前記シフトフォーク57のシフトフォーク軸57a
に結合したレバー64に枢着連結されており、またレバ
ー64とフレーム11との間に前記クラッチ装置56を
常時接続状態に付勢するリターンスプリング66が架設
されている。
そしてターンテーブル41下には更にカムローラ71が
備えられ、前記と同様にしてカムローラ71に一端部を
係合可能なアーム72が中間部の支軸72aで枢支され
、アーム72の他端部に長さ調整可能なロッド73が長
孔72b係合により枢着連結されている。ロッド73は
中間部の支軸74aで枢支したアーム74の上端部に枢
着連結され、アーム74の下端部にも長さ調整可能なロ
ッド75が枢着連結されている。このロッド75は前記
ブレーキアーム59に枢着連結されており、またアーム
74とフレーム11との間に前記ブレーキ装置58を常
時遮断状態に付勢するリターンスプリング76が架設さ
れている。
備えられ、前記と同様にしてカムローラ71に一端部を
係合可能なアーム72が中間部の支軸72aで枢支され
、アーム72の他端部に長さ調整可能なロッド73が長
孔72b係合により枢着連結されている。ロッド73は
中間部の支軸74aで枢支したアーム74の上端部に枢
着連結され、アーム74の下端部にも長さ調整可能なロ
ッド75が枢着連結されている。このロッド75は前記
ブレーキアーム59に枢着連結されており、またアーム
74とフレーム11との間に前記ブレーキ装置58を常
時遮断状態に付勢するリターンスプリング76が架設さ
れている。
実施例では以上のようなリンケージ機構による操向作動
装置60を用いて、旋回時には旋回内側に位置するクロ
ーラベルト15側のクラッチ装置56を遮断した後、ブ
レーキ装置58を作動するよう設定している。
装置60を用いて、旋回時には旋回内側に位置するクロ
ーラベルト15側のクラッチ装置56を遮断した後、ブ
レーキ装置58を作動するよう設定している。
以上のようにクローラベルト式走行装置10を構成した
ので、フレーム11前側の両回転ドラム51.54上に
前車輪2を載せるとともに、フレーム11後側のベース
プレート23上に後車輪3を載せて、市販の四輪車両1
をそのままクローラベルト式走行装置10上に載置でき
る。
ので、フレーム11前側の両回転ドラム51.54上に
前車輪2を載せるとともに、フレーム11後側のベース
プレート23上に後車輪3を載せて、市販の四輪車両1
をそのままクローラベルト式走行装置10上に載置でき
る。
そして左右のフレーム11間の後方側のビーム21と四
輪車両1本体のリヤアクスルビーム4とを左右それぞれ
のチェーン29で締め上げることで、フレーム11と四
輪車両1本体との上下位置規制機能が得られる。またベ
ースプレート23上の左右それぞれのタイヤ挟持プレー
ト24.24を位置調整して後車輪3タイヤの両側面に
圧接させることで、フレーム11と四輪車両11本体と
の左右位置規制機能が得られる。同時に後輪トレッド及
びタイヤサイズに合わせられる。
輪車両1本体のリヤアクスルビーム4とを左右それぞれ
のチェーン29で締め上げることで、フレーム11と四
輪車両1本体との上下位置規制機能が得られる。またベ
ースプレート23上の左右それぞれのタイヤ挟持プレー
ト24.24を位置調整して後車輪3タイヤの両側面に
圧接させることで、フレーム11と四輪車両11本体と
の左右位置規制機能が得られる。同時に後輪トレッド及
びタイヤサイズに合わせられる。
更にフレーム11前側のターンテーブル41の窓部43
に下部を臨ませた前車輪2タイヤに対して、両タイヤ挟
持プレート44.44を位置調整することで、ターンテ
ーブル41に対する前車輪2タイヤの左右位置規制機能
が得られるとともに、ガイドローラ47・・・によって
前車輪2の回転駆動が許容でき、前輪トレッド及びタイ
ヤサイズに合わせられる。
に下部を臨ませた前車輪2タイヤに対して、両タイヤ挟
持プレート44.44を位置調整することで、ターンテ
ーブル41に対する前車輪2タイヤの左右位置規制機能
が得られるとともに、ガイドローラ47・・・によって
前車輪2の回転駆動が許容でき、前輪トレッド及びタイ
ヤサイズに合わせられる。
しかもフレーム11自体も前後方向の長さ調整可能なこ
とから、前後輪間のホイールベースも合わせられ、従っ
て種々の市販車両にも対応可能なクローラベルト式走行
装置10となっている。
とから、前後輪間のホイールベースも合わせられ、従っ
て種々の市販車両にも対応可能なクローラベルト式走行
装置10となっている。
以上のように市販の四輪車両1をそのまま載置合体して
なるクローラベルト式車両のため、四輪車両1本体に備
えられた前後のサスペンションによる走行時の乗心地性
が確保される。
なるクローラベルト式車両のため、四輪車両1本体に備
えられた前後のサスペンションによる走行時の乗心地性
が確保される。
次に以上のクローラベルト式車両による走行について説
明する。
明する。
前輪駆動式の四輪車両1であり、その前車輪2を駆動す
ると、車体重量と前車輪2タイヤの摩擦力によって回転
ドラム51.54に回転駆動力が伝達され、前方のドラ
ム54が空転し、後方のドラム51と一体の人力軸53
から動力伝達機構30に駆動力が伝達される。この時、
後方側の左右の両ドラム51.51間、即ち駆動ドラム
間は連結軸52により一体に回転するため、四輪車両1
本体の差動装置(フロントデフ)に対するデフロック構
造の付加が不要となる。
ると、車体重量と前車輪2タイヤの摩擦力によって回転
ドラム51.54に回転駆動力が伝達され、前方のドラ
ム54が空転し、後方のドラム51と一体の人力軸53
から動力伝達機構30に駆動力が伝達される。この時、
後方側の左右の両ドラム51.51間、即ち駆動ドラム
間は連結軸52により一体に回転するため、四輪車両1
本体の差動装置(フロントデフ)に対するデフロック構
造の付加が不要となる。
そして伝動ケース19内において、常時は接続状態のク
ラッチ装置56を介して第1歯車31、第2歯車32、
第3i車33及び第4歯車34を経てから、減速機構3
6に駆動力が伝達される。
ラッチ装置56を介して第1歯車31、第2歯車32、
第3i車33及び第4歯車34を経てから、減速機構3
6に駆動力が伝達される。
減速機構36では、第4歯車34と一体回転するサンギ
ヤ37に噛合して固定のリングギヤ39に噛合するプラ
ネタリギヤ38・・・の公転運動により所定の減速比を
もってスプロケット軸14に駆動力が伝達され、従って
駆動スプロケット13が回転する。これにより従動スプ
ロケット12との間に張架したクローラベルト15が回
転駆動され、左右のクローラベルト15.15による走
行が行われる。
ヤ37に噛合して固定のリングギヤ39に噛合するプラ
ネタリギヤ38・・・の公転運動により所定の減速比を
もってスプロケット軸14に駆動力が伝達され、従って
駆動スプロケット13が回転する。これにより従動スプ
ロケット12との間に張架したクローラベルト15が回
転駆動され、左右のクローラベルト15.15による走
行が行われる。
四輪車両1のステアリングハンドルを操舵操作すると、
前車輪2の転舵が行われ、その前車輪2タイヤ下部を窓
部43に臨ませたターンテーブル41の回転中心軸42
を前車輪2の転舵中心となるキングピン軸線に一致させ
ておくことで、ターンテーブル41の回転も無理なく前
車輪2の転舵に対応してスムーズに追従回転する。
前車輪2の転舵が行われ、その前車輪2タイヤ下部を窓
部43に臨ませたターンテーブル41の回転中心軸42
を前車輪2の転舵中心となるキングピン軸線に一致させ
ておくことで、ターンテーブル41の回転も無理なく前
車輪2の転舵に対応してスムーズに追従回転する。
そしてハンドルを切った方向のターンテーブル41の回
転により両カムローラ61.71が後方移動し、カムロ
ーラ61.71が各アーム62゜72の一端部を後方移
動させる。この時、ハンドルを切った方向とは反対側の
ターンテーブル41の両カムローラ61.71は前方移
動するので、この側の各アーム62.72の揺動は行わ
れず、即ちハンドルを切った方向とは反対側のクラッチ
装置56の遮断及びブレーキ装置58の作動は行われな
い。
転により両カムローラ61.71が後方移動し、カムロ
ーラ61.71が各アーム62゜72の一端部を後方移
動させる。この時、ハンドルを切った方向とは反対側の
ターンテーブル41の両カムローラ61.71は前方移
動するので、この側の各アーム62.72の揺動は行わ
れず、即ちハンドルを切った方向とは反対側のクラッチ
装置56の遮断及びブレーキ装置58の作動は行われな
い。
ハンドルを切った方向のカムローラ61.71に係合す
るアーム62.72の他端部が前方揺動すると、先ずロ
ッド63が前進してレバー64が前方揺動し、シフトフ
ォーク軸57aが回動操作され、シフトフォーク57の
揺動によりクラッチ装置56の遮断作動が行われる。即
ち入力軸53から第1歯車31への動力伝達が解除され
る。この時、アーム72の長孔72a等により未だブレ
ーキ作動は行われない。
るアーム62.72の他端部が前方揺動すると、先ずロ
ッド63が前進してレバー64が前方揺動し、シフトフ
ォーク軸57aが回動操作され、シフトフォーク57の
揺動によりクラッチ装置56の遮断作動が行われる。即
ち入力軸53から第1歯車31への動力伝達が解除され
る。この時、アーム72の長孔72a等により未だブレ
ーキ作動は行われない。
クラッチ遮断が行われてからアーム72によりロッド7
3が前進すると、アーム74の上端部が前方揺動し、ア
ーム74下祿朗0後方揺動によりロッド75が後退して
ブレーキアーム59の揺動によるブレーキ装置58の制
動作動が行われる。
3が前進すると、アーム74の上端部が前方揺動し、ア
ーム74下祿朗0後方揺動によりロッド75が後退して
ブレーキアーム59の揺動によるブレーキ装置58の制
動作動が行われる。
つまり第2歯車軸32aの回転が阻止され、これによっ
て第3歯車33から第4歯車34及び減速機構36を経
て駆動スプロケット13までの回転が停止される。
て第3歯車33から第4歯車34及び減速機構36を経
て駆動スプロケット13までの回転が停止される。
ここで、前車輪2の転舵に伴うターンテーブル41の回
転は、左右転舵ともにストッパー48゜49の衝合によ
り規制されるので、クラッチ装置56及びブレーキ装置
58の作動に必要な前車輪2の転舵角範囲を確保しなが
らも、それ以上の前車輪2の転舵操作を不要としている
。
転は、左右転舵ともにストッパー48゜49の衝合によ
り規制されるので、クラッチ装置56及びブレーキ装置
58の作動に必要な前車輪2の転舵角範囲を確保しなが
らも、それ以上の前車輪2の転舵操作を不要としている
。
以上のようじ旋回内側に位置する方の動力伝達機構30
において、クラッチ装置56を遮断した後、ブレーキ装
置58を作動するので、旋回内側のクローラベルト15
の停止が確実に行われるものとなり、従って旋回性能が
高められる。
において、クラッチ装置56を遮断した後、ブレーキ装
置58を作動するので、旋回内側のクローラベルト15
の停止が確実に行われるものとなり、従って旋回性能が
高められる。
しかもクローラベルト式走行装置10は走行や操向に必
要な機能部品をすべてユニット化して備えるものであり
、従って市販の四輪車両1をそのまま載置合体して冬場
等の必要な時に使用でき、また必要ない場合は四輪車両
1に戻して元通りに使える。
要な機能部品をすべてユニット化して備えるものであり
、従って市販の四輪車両1をそのまま載置合体して冬場
等の必要な時に使用でき、また必要ない場合は四輪車両
1に戻して元通りに使える。
尚、このように図示例において、クラッチ装置及びブレ
ーキ装置を両方とも設けたが、一方のみ設けても旋回は
可能であり、具体的なりラッチやブレーキの構造につい
ても適宜にその他のものを採用すれば良い。
ーキ装置を両方とも設けたが、一方のみ設けても旋回は
可能であり、具体的なりラッチやブレーキの構造につい
ても適宜にその他のものを採用すれば良い。
そして例えば右側のクラッチ装置または/及びブレーキ
装置を左側のターンテーブルに連動式とし、反対に左側
のクラッチ装置または/及びブレーキ装置を右側のター
ンテーブルに連動式としても良い。
装置を左側のターンテーブルに連動式とし、反対に左側
のクラッチ装置または/及びブレーキ装置を右側のター
ンテーブルに連動式としても良い。
第7図はリンケージ機構式操向作動装置60の他の例を
示すもので、第3図と同様部材に同符号を付しており、
ターンテーブル41外周のギヤ81にピニオン82を介
して横方向ラックパー83一端のラック84を噛合し、
このラックパー83他端のラック85にビニオン86を
介して直交する前後方向ラックパー87のラック88を
噛合するとともに、このラックパー87前後のビン89
89に前記ロッド63.73の各長孔63a。
示すもので、第3図と同様部材に同符号を付しており、
ターンテーブル41外周のギヤ81にピニオン82を介
して横方向ラックパー83一端のラック84を噛合し、
このラックパー83他端のラック85にビニオン86を
介して直交する前後方向ラックパー87のラック88を
噛合するとともに、このラックパー87前後のビン89
89に前記ロッド63.73の各長孔63a。
73aを係合したものである。83a、87aはそれぞ
れのラックホルダである。
れのラックホルダである。
このようなラックピニオン機構を用いても前記と同様の
クラッチ装置56及びブレーキ装置58の作動が行える
。
クラッチ装置56及びブレーキ装置58の作動が行える
。
尚、操向作動装置については、図示例ではリンケージ式
としたが、電気式制御や油圧連動式のもの等も含むもの
である。
としたが、電気式制御や油圧連動式のもの等も含むもの
である。
次に第8図は前車輪支持機構40の他の例を示すもので
、第3図と同様部材に同符号を付しており、前後の両回
転ドラム51.54をブラケット91.91を介してタ
ーンテーブル41下に軸受支持するとともに、後方の回
転ドラム51と一体の駆動軸93をブラケット91から
突出し、前記動力伝達機a30側の入力軸53と駆動軸
93とを軸部材94.94及び動力伝達可能で屈曲可能
なスライダプルジヨイント95を介して連結したもので
ある。
、第3図と同様部材に同符号を付しており、前後の両回
転ドラム51.54をブラケット91.91を介してタ
ーンテーブル41下に軸受支持するとともに、後方の回
転ドラム51と一体の駆動軸93をブラケット91から
突出し、前記動力伝達機a30側の入力軸53と駆動軸
93とを軸部材94.94及び動力伝達可能で屈曲可能
なスライダプルジヨイント95を介して連結したもので
ある。
このようにターンチーゾル41に両回転ドラム51.5
4を備えて、前記前車輪2の転舵に回転ドラム51.5
4も追従させるようにすることで、特に駆動ドラム51
に対し前車輪2タイヤの位置を常に同じに維持でき、転
舵時Cおける駆動力伝達効率が高められる。
4を備えて、前記前車輪2の転舵に回転ドラム51.5
4も追従させるようにすることで、特に駆動ドラム51
に対し前車輪2タイヤの位置を常に同じに維持でき、転
舵時Cおける駆動力伝達効率が高められる。
尚、車輪支持機構や回転軸部分や動力伝達機構(含む減
速機構)や位置規制手段や変位規制手段の具体的な細部
構成についても適宜の変更等を含むものである。
速機構)や位置規制手段や変位規制手段の具体的な細部
構成についても適宜の変更等を含むものである。
また通常サイズの前車輪(タイヤも含む)に代えて、小
径サイズの前車輪(タイヤも含む)を用いることにより
減速比を更に大きくするようにしても良い。
径サイズの前車輪(タイヤも含む)を用いることにより
減速比を更に大きくするようにしても良い。
本発明は以上のように図示例の他に図示しない種々の実
施例をも含むものである。
施例をも含むものである。
[発明の効果]
以上のように本発明のクローラベルト式車両によれば、
フレームの左右両側にクローラベルト駆動輪への動力伝
達機構を備え、この動力伝達機構に操向用であって、動
力伝達を遮断可能にするクラッチ装置または回転を停止
可能にするブレーキ装置の少なくとも一方を設け、そし
て車両本体の操向車輪を兼ねた駆動車輪を回転駆動可能
及び転舵可能に回転支持し、この操向車輪を兼ねる駆動
車輪の回転駆動を動力伝達機構に伝達可能とする車輪支
持機構をフレームに設けるとともに、操向車輪を兼ねる
駆動車輪の転舵によるこの車輪支持機構の回転変位に応
答して操向作動装置によりクラッチ装置またはブレーキ
装置の少なくとも一方を作動可能としてなるクローラベ
ルト式走行装置のため、市販車両、特に前輪駆動車にお
ける操向車輪を兼ねる駆動車輪、即ち前車輪の回転駆動
力を車輪支持機構が有する例えば回転軸により動力伝達
機構に伝達することができるとともに、前車輪の転舵に
応答して操向作動装置により左右一方のクローラベルト
のみに駆動力を与えて旋回操向することができる。
フレームの左右両側にクローラベルト駆動輪への動力伝
達機構を備え、この動力伝達機構に操向用であって、動
力伝達を遮断可能にするクラッチ装置または回転を停止
可能にするブレーキ装置の少なくとも一方を設け、そし
て車両本体の操向車輪を兼ねた駆動車輪を回転駆動可能
及び転舵可能に回転支持し、この操向車輪を兼ねる駆動
車輪の回転駆動を動力伝達機構に伝達可能とする車輪支
持機構をフレームに設けるとともに、操向車輪を兼ねる
駆動車輪の転舵によるこの車輪支持機構の回転変位に応
答して操向作動装置によりクラッチ装置またはブレーキ
装置の少なくとも一方を作動可能としてなるクローラベ
ルト式走行装置のため、市販車両、特に前輪駆動車にお
ける操向車輪を兼ねる駆動車輪、即ち前車輪の回転駆動
力を車輪支持機構が有する例えば回転軸により動力伝達
機構に伝達することができるとともに、前車輪の転舵に
応答して操向作動装置により左右一方のクローラベルト
のみに駆動力を与えて旋回操向することができる。
従って車両本体に特殊な加工を施すことなく、クローラ
ベルト式走行装置を容易に合体することができるもので
あり、またクローラベルト式走行装置を容易に分離して
、元の市販車両としても容易に使用することができるも
のである。
ベルト式走行装置を容易に合体することができるもので
あり、またクローラベルト式走行装置を容易に分離して
、元の市販車両としても容易に使用することができるも
のである。
以上におい゛〔、前輪駆動車の前車輪の回転駆動を許容
しつつ左右方向位置を規制する左右位置規制手段を車輪
支持機構に設けて、回転駆動状態の駆動車輪の転舵を確
実に検出することができる。
しつつ左右方向位置を規制する左右位置規制手段を車輪
支持機構に設けて、回転駆動状態の駆動車輪の転舵を確
実に検出することができる。
更に前輪駆動車の前車輪の転舵による回転変位を規制す
る回転変位規制手段を車輪支持機構に設けて、操向用の
クラッチ装置または/及びブレーキ装置の作動に必要な
前車輪の転舵角を確保してそれ以上の前車輪の転舵操作
を不要にすることができる。
る回転変位規制手段を車輪支持機構に設けて、操向用の
クラッチ装置または/及びブレーキ装置の作動に必要な
前車輪の転舵角を確保してそれ以上の前車輪の転舵操作
を不要にすることができる。
またクラッチ装置及びブレーキ装置の両方を備えるもの
で、操向作動装置により車輪支持機構の回転変位に応答
してクラッチ装置を遮断してからブレーキ装置を作動す
るよう構成すれば、確実で良好な旋回操向作動を行うこ
とができる。
で、操向作動装置により車輪支持機構の回転変位に応答
してクラッチ装置を遮断してからブレーキ装置を作動す
るよう構成すれば、確実で良好な旋回操向作動を行うこ
とができる。
尚、操向作動装置により左右一方の車輪支持機構の回転
変位に応答して左右片側のみのクラッチ装置または/及
びブレーキ装置を作動させるようにして、旋回作動を行
うことができる。
変位に応答して左右片側のみのクラッチ装置または/及
びブレーキ装置を作動させるようにして、旋回作動を行
うことができる。
そして左右の回転軸間を相対回転不能に連結して、前輪
駆動車の前車輪間の差動装置に対するデフロック構造の
付加を不要にすることができる。
駆動車の前車輪間の差動装置に対するデフロック構造の
付加を不要にすることができる。
第1図は本発明を適用した一例としてのクローラベルト
式車両の概略側面図、第2図はクローラベルト式走行装
置の片側を示す平面図、第3図は車輪支持機構部分の拡
大平面図、第4図は動力伝達機構を示す拡大側面図、第
5図は同横断的平面図、第6図は後車輪とクローラベル
ト装置の関係を示す後面図、第7図と第8図は車輪支持
機構部分の変更例をそれぞれ示す第3図と同様の各平面
図である。 尚、図面中、1は四輪車両、2は操向車輪を兼ねた駆動
車輪(前車輪)、3は操向及び駆動も行われない遊転車
輪(後車輪)、10はクローラベルト式走行装置、11
はフレーム、12は従動輪、13は駆動輪、15はクロ
ーラベルト、19は伝動ケース、21はビーム、22は
後車輪支持台、30は動力伝達機構、40は前車輪支持
機構、41はターンテーブル、43は窓部、44゜47
は左右位置規制手段、48.49は回転変位規制手段、
51は回転軸(駆動ドラム)、52は連結軸、53は入
力軸、54は回転軸(空転ドラム)、55はビーム、5
6は操向用クラッチ装置、58は操向用ブレーキ装置、
60は操向作動装置である。
式車両の概略側面図、第2図はクローラベルト式走行装
置の片側を示す平面図、第3図は車輪支持機構部分の拡
大平面図、第4図は動力伝達機構を示す拡大側面図、第
5図は同横断的平面図、第6図は後車輪とクローラベル
ト装置の関係を示す後面図、第7図と第8図は車輪支持
機構部分の変更例をそれぞれ示す第3図と同様の各平面
図である。 尚、図面中、1は四輪車両、2は操向車輪を兼ねた駆動
車輪(前車輪)、3は操向及び駆動も行われない遊転車
輪(後車輪)、10はクローラベルト式走行装置、11
はフレーム、12は従動輪、13は駆動輪、15はクロ
ーラベルト、19は伝動ケース、21はビーム、22は
後車輪支持台、30は動力伝達機構、40は前車輪支持
機構、41はターンテーブル、43は窓部、44゜47
は左右位置規制手段、48.49は回転変位規制手段、
51は回転軸(駆動ドラム)、52は連結軸、53は入
力軸、54は回転軸(空転ドラム)、55はビーム、5
6は操向用クラッチ装置、58は操向用ブレーキ装置、
60は操向作動装置である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、フレーム上に車両本体を載置し、前後方向に離間す
る一対の駆動輪と従動輪をフレームの左右両側に備え、
左右それぞれの駆動輪と従動輪間にクローラベルトを張
架し、左右それぞれの駆動輪へ動力伝達可能な動力伝達
機構を備えるとともに、駆動輪への動力伝達を遮断可能
にする操向用クラッチ装置または駆動輪の回転を停止可
能にする操向用ブレーキ装置の少なくとも一方を動力伝
達機構に設けてなるクローラベルト式車両であって、 前記車両本体に備える操向車輪を兼ねた駆動車輪を回転
駆動可能及び転舵可能に回転支持して該駆動車輪の回転
駆動を前記動力伝達機構に伝達可能とする車輪支持機構
を前記フレームに設けるとともに、前記駆動車輪の転舵
による該車輪支持機構の回転変位に応答して前記操向用
クラッチ装置またはブレーキ装置の少なくとも一方を作
動可能にする操向作動装置を設けたことを特徴とするク
ローラベルト式車両。 2、前記車輪支持機構は、前記駆動車輪により回転駆動
される回転軸を有し、該回転軸を前記動力伝達機構に連
結したことを特徴とする請求項1記載のクローラベルト
式車両。 3、前記車輪支持機構は、前記駆動車輪の回転駆動を許
容しつつ左右方向位置を規制する左右位置規制手段を有
することを特徴とする請求項1または2記載のクローラ
ベルト式車両。 4、前記車輪支持機構に、前記駆動車輪の転舵による回
転変位を規制する回転変位規制手段を設けたことを特徴
とする請求項1または2記載のクローラベルト式車両。 5、前記操向用クラッチ装置及びブレーキ装置の両方が
備えられ、前記操向作動装置は、前記車輪支持機構の回
転変位に応答して前記クラッチ装置を遮断してから前記
ブレーキ装置を作動することを特徴とする請求項1また
は2記載のクローラベルト式車両。 6、前記操向作動装置は、左右一方の前記車輪支持機構
の回転変位に応答して左右片側のみの前記操向用クラッ
チ装置または/及びブレーキ装置を作動させることを特
徴とする請求項1または2記載のクローラベルト式車両
。 7、左右の前記回転軸間は、相対回転不能に連結される
ことを特徴とする請求項2記載のクローラベルト式車両
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18169789A JPH0345477A (ja) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | クローラベルト式車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18169789A JPH0345477A (ja) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | クローラベルト式車両 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0345477A true JPH0345477A (ja) | 1991-02-27 |
Family
ID=16105282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18169789A Pending JPH0345477A (ja) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | クローラベルト式車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0345477A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011105029A (ja) * | 2009-11-12 | 2011-06-02 | Ihi Aerospace Co Ltd | 走行ロボット |
-
1989
- 1989-07-14 JP JP18169789A patent/JPH0345477A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011105029A (ja) * | 2009-11-12 | 2011-06-02 | Ihi Aerospace Co Ltd | 走行ロボット |
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