JP3432309B2 - 油圧駆動式車両の駆動装置 - Google Patents
油圧駆動式車両の駆動装置Info
- Publication number
- JP3432309B2 JP3432309B2 JP28304894A JP28304894A JP3432309B2 JP 3432309 B2 JP3432309 B2 JP 3432309B2 JP 28304894 A JP28304894 A JP 28304894A JP 28304894 A JP28304894 A JP 28304894A JP 3432309 B2 JP3432309 B2 JP 3432309B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydraulic
- wheels
- wheel
- hydraulically driven
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、油圧駆動式車両の駆
動装置に関するものである。
動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】油圧駆動式車両においては、左右輪を転
蛇することなく,左右輪で独立した速度制御レバーを操
作して左右輪をそれぞれ駆動する油圧モータの回転速度
を別々に制御することにより輪差を生じさせて方向転換
を行う,スキッドステアリング方式が一般的に採用され
ている。
蛇することなく,左右輪で独立した速度制御レバーを操
作して左右輪をそれぞれ駆動する油圧モータの回転速度
を別々に制御することにより輪差を生じさせて方向転換
を行う,スキッドステアリング方式が一般的に採用され
ている。
【0003】そして、油圧駆動式車両においては、左右
輪をそれぞれ別々の油圧モータにより駆動することとし
てあるので、左右輪の間には格別の差動機構は設置され
ていないのが現状である。
輪をそれぞれ別々の油圧モータにより駆動することとし
てあるので、左右輪の間には格別の差動機構は設置され
ていないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の油圧
駆動式車両には、通常の乗用自動車とは異なる運転操作
が求められ、油圧駆動式車両の操作性を考慮した場合、
通常の乗用自動車と同様にハンドル操作によって操向輪
に切れ角を与え、これによって操向を行えるようにする
ことが好ましいと考えられる。
駆動式車両には、通常の乗用自動車とは異なる運転操作
が求められ、油圧駆動式車両の操作性を考慮した場合、
通常の乗用自動車と同様にハンドル操作によって操向輪
に切れ角を与え、これによって操向を行えるようにする
ことが好ましいと考えられる。
【0005】しかしながら、油圧駆動式車両について
は、前記の事情から格別の差動機構が存在しておらず、
従来の油圧駆動式車両に単にハンドル操作により操向輪
に切れ角を与える操向機構を追加した場合には、旋回走
行において、操向輪の切れ角による旋回軌跡とその旋回
軌跡での左右輪の輪差とが整合せず、左右輪の輪差と左
右輪のいずれか(主に、内輪側)の回転速度とが一致し
ないことにより路面に対してその車輪のスリップ率が大
となり、駆動力および横力が十分得られず旋回走行を安
定して行ううえでの妨げとなる。
は、前記の事情から格別の差動機構が存在しておらず、
従来の油圧駆動式車両に単にハンドル操作により操向輪
に切れ角を与える操向機構を追加した場合には、旋回走
行において、操向輪の切れ角による旋回軌跡とその旋回
軌跡での左右輪の輪差とが整合せず、左右輪の輪差と左
右輪のいずれか(主に、内輪側)の回転速度とが一致し
ないことにより路面に対してその車輪のスリップ率が大
となり、駆動力および横力が十分得られず旋回走行を安
定して行ううえでの妨げとなる。
【0006】また、車体の左右両側に車両の前後方向に
離間して複数の駆動輪を配置した,この種の油圧駆動式
車両においては、同側に配置された駆動輪間において
も、その旋回軌跡の長さと前後に配置された駆動輪の回
転速度との間で整合がとれないので車輪のスリップ率が
大となり、旋回走行の安定性が損なわれるものとなる。
離間して複数の駆動輪を配置した,この種の油圧駆動式
車両においては、同側に配置された駆動輪間において
も、その旋回軌跡の長さと前後に配置された駆動輪の回
転速度との間で整合がとれないので車輪のスリップ率が
大となり、旋回走行の安定性が損なわれるものとなる。
【0007】この発明は、このような事情に基づいてな
されたもので、この種の油圧駆動式車両において、スリ
ップのおそれが少なく安定的な旋回走行を可能とするこ
とを目的とする。
されたもので、この種の油圧駆動式車両において、スリ
ップのおそれが少なく安定的な旋回走行を可能とするこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、車体の左右両側に車両の前
後方向に離間して複数の駆動輪を配置し、これらの駆動
輪のうち少なくとも左右の一対を操向ハンドルの操作に
よって操向するようにした油圧駆動式車両において、前
記駆動輪のうち車体の左右一側分に対応してこれらの駆
動輪を駆動する油圧モータであって、左右分をそれぞれ
駆動する油圧モータを別々に設置し、車体の同側で前後
方向に離間する複数の駆動輪は対応する側の油圧モータ
の出力軸に連動機構を介して機械的に接続し、圧油源か
らの圧油を前記各油圧モータに供給することによりすべ
ての駆動輪を駆動することとし、前記各油圧モータの出
力軸の回転速度を連続的に調整可能とし、操向ハンドル
の操作に伴って旋回の内側となる側の油圧モータの出力
軸の回転速度を外側となる側の油圧モータの回転速度よ
り操向輪の切れ角に応じた分だけ小さくすることを特徴
とする。
に、請求項1記載の発明は、車体の左右両側に車両の前
後方向に離間して複数の駆動輪を配置し、これらの駆動
輪のうち少なくとも左右の一対を操向ハンドルの操作に
よって操向するようにした油圧駆動式車両において、前
記駆動輪のうち車体の左右一側分に対応してこれらの駆
動輪を駆動する油圧モータであって、左右分をそれぞれ
駆動する油圧モータを別々に設置し、車体の同側で前後
方向に離間する複数の駆動輪は対応する側の油圧モータ
の出力軸に連動機構を介して機械的に接続し、圧油源か
らの圧油を前記各油圧モータに供給することによりすべ
ての駆動輪を駆動することとし、前記各油圧モータの出
力軸の回転速度を連続的に調整可能とし、操向ハンドル
の操作に伴って旋回の内側となる側の油圧モータの出力
軸の回転速度を外側となる側の油圧モータの回転速度よ
り操向輪の切れ角に応じた分だけ小さくすることを特徴
とする。
【0009】また、請求項2記載の発明は、前記請求項
1記載の油圧駆動式車両の駆動装置において、車体の左
右両側の駆動輪に対応して設置した前記油圧モータに
は、圧油源として各油圧モータに対応してそれぞれ油圧
ポンプを設置し、各油圧ポンプからの圧油は専ら対応す
る油圧モータに供給することを特徴とする。
1記載の油圧駆動式車両の駆動装置において、車体の左
右両側の駆動輪に対応して設置した前記油圧モータに
は、圧油源として各油圧モータに対応してそれぞれ油圧
ポンプを設置し、各油圧ポンプからの圧油は専ら対応す
る油圧モータに供給することを特徴とする。
【0010】また、請求項3記載の発明は、前記請求項
1または2記載の油圧駆動式車両の駆動装置において、
圧油源から前記各油圧モータに至る油圧管路のそれぞれ
に、流量制御弁を設置し、この流量制御弁の開度を操向
輪の切れ角に応じて調整することにより、操向ハンドル
の操作に伴って旋回の内側となる側の油圧モータの出力
軸の回転速度を外側となる側の油圧モータの回転速度よ
り操向輪の切れ角に応じた分だけ小さくすることを特徴
とする。
1または2記載の油圧駆動式車両の駆動装置において、
圧油源から前記各油圧モータに至る油圧管路のそれぞれ
に、流量制御弁を設置し、この流量制御弁の開度を操向
輪の切れ角に応じて調整することにより、操向ハンドル
の操作に伴って旋回の内側となる側の油圧モータの出力
軸の回転速度を外側となる側の油圧モータの回転速度よ
り操向輪の切れ角に応じた分だけ小さくすることを特徴
とする。
【0011】また、請求項4記載の発明は、前記請求項
3記載の油圧駆動式車両の駆動装置において、圧油源か
ら前記各油圧モータに至る油圧管路のそれぞれに、各油
圧管路の反転接続が可能な切換弁を設置し、それぞれの
油圧管路に設置された各切換弁は一の切換弁のみを反転
接続状態とすることが許容されることを特徴とする。
3記載の油圧駆動式車両の駆動装置において、圧油源か
ら前記各油圧モータに至る油圧管路のそれぞれに、各油
圧管路の反転接続が可能な切換弁を設置し、それぞれの
油圧管路に設置された各切換弁は一の切換弁のみを反転
接続状態とすることが許容されることを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明によれば、操向輪の操向に
よって操向輪の回転速度が切れ角に応じて調整されるの
で、旋回走行に伴って生じる左右の操向輪の移動距離の
相違に応じた回転速度で左右の操向輪が駆動されること
となり、スリップのおそれを生じずに確実に駆動力,横
力を維持することができる。
よって操向輪の回転速度が切れ角に応じて調整されるの
で、旋回走行に伴って生じる左右の操向輪の移動距離の
相違に応じた回転速度で左右の操向輪が駆動されること
となり、スリップのおそれを生じずに確実に駆動力,横
力を維持することができる。
【0013】そして、その場合に操向輪以外の駆動輪に
おいても左右の駆動輪がその旋回走行に対応して同様の
差速を生じて車体の旋回が行なわれるうえ、同側の操向
輪との間での差速が生じないのでスリップを生じるおそ
れもない。
おいても左右の駆動輪がその旋回走行に対応して同様の
差速を生じて車体の旋回が行なわれるうえ、同側の操向
輪との間での差速が生じないのでスリップを生じるおそ
れもない。
【0014】したがって、スリップのおそれが少なく、
安定的に旋回走行をすることのできる油圧駆動式車両を
提供することができる。
安定的に旋回走行をすることのできる油圧駆動式車両を
提供することができる。
【0015】また、請求項2記載の発明によれば、それ
ぞれの油圧モータに対応してそれぞれ油圧ポンプを設置
し、各油圧ポンプからの圧油を対応する油圧モータに供
給して駆動するので、一側の車輪がぬかるみにはまった
場合等に、他側の油圧モータの圧力低下がなく、当該他
側の車輪の駆動力が低減することが回避され、悪路での
走行性能が良好である。
ぞれの油圧モータに対応してそれぞれ油圧ポンプを設置
し、各油圧ポンプからの圧油を対応する油圧モータに供
給して駆動するので、一側の車輪がぬかるみにはまった
場合等に、他側の油圧モータの圧力低下がなく、当該他
側の車輪の駆動力が低減することが回避され、悪路での
走行性能が良好である。
【0016】また、請求項3記載の発明によれば、流量
制御弁を用いて前記油圧モータの回転速度を調整するよ
うにしてあるので、比較的簡素な構造により油圧モータ
の回転速度を制御することができる。
制御弁を用いて前記油圧モータの回転速度を調整するよ
うにしてあるので、比較的簡素な構造により油圧モータ
の回転速度を制御することができる。
【0017】また、請求項4記載の発明によれば、各油
圧モータに至る油圧管路のそれぞれに各油圧管路の反転
接続が可能な切換弁を設置し、これらの切換弁のうち一
の切換弁のみを反転接続状態とすることが許容されるよ
うにしてあるので、一の切換弁だけを反転接続状態とす
ることにより、左右の車輪の駆動方向を互いに逆方向と
することができ、左右の車輪を等速で駆動することによ
り車両はピボット運動を行うことができる。
圧モータに至る油圧管路のそれぞれに各油圧管路の反転
接続が可能な切換弁を設置し、これらの切換弁のうち一
の切換弁のみを反転接続状態とすることが許容されるよ
うにしてあるので、一の切換弁だけを反転接続状態とす
ることにより、左右の車輪の駆動方向を互いに逆方向と
することができ、左右の車輪を等速で駆動することによ
り車両はピボット運動を行うことができる。
【0018】
【実施例】以下、図面に示す実施例によりこの発明を説
明するが、まず、図2により油圧駆動式車両(以下、単
に車両という)1の操向装置2の概略を説明し、その
後、図1により駆動装置3を説明することとする。
明するが、まず、図2により油圧駆動式車両(以下、単
に車両という)1の操向装置2の概略を説明し、その
後、図1により駆動装置3を説明することとする。
【0019】図2において、1は車両であって、矢印F
は車両の前方を示し、4は操向輪としての前輪,5は中
間輪,6は後輪であって、後述するようにこれらは駆動
輪でもある。なお、これらの前輪4,中間輪5および後
輪6において、添え字Rは右側車輪を,添え字Lは左側
車輪をそれぞれ示す。
は車両の前方を示し、4は操向輪としての前輪,5は中
間輪,6は後輪であって、後述するようにこれらは駆動
輪でもある。なお、これらの前輪4,中間輪5および後
輪6において、添え字Rは右側車輪を,添え字Lは左側
車輪をそれぞれ示す。
【0020】これらの前輪4,中間輪5および後輪6は
車両1の左右両側に配置され、中間輪5は前輪4と後輪
6との間において中央となる位置に設置されている。
車両1の左右両側に配置され、中間輪5は前輪4と後輪
6との間において中央となる位置に設置されている。
【0021】そして、これらの前輪4,中間輪5および
後輪6において、前輪4および後輪6はそれぞれ前輪用
あるいは後輪用操向装置7,8を介して各車輪のキング
ピン11まわりでその切れ角を適宜に調整可能に設置さ
れているが、中間輪5においては中間輪5が前後方向に
固定され,切れ角の調整が不能の状態として設置されて
いる。
後輪6において、前輪4および後輪6はそれぞれ前輪用
あるいは後輪用操向装置7,8を介して各車輪のキング
ピン11まわりでその切れ角を適宜に調整可能に設置さ
れているが、中間輪5においては中間輪5が前後方向に
固定され,切れ角の調整が不能の状態として設置されて
いる。
【0022】前輪用操向装置7は、回動可能に設置され
たステアリング軸12と,このステアリング軸12に固
着したベルクランク13とを有する。
たステアリング軸12と,このステアリング軸12に固
着したベルクランク13とを有する。
【0023】そして、このベルクランク13には左右の
前輪4L,4Rのナックルアーム14が油圧シリンダか
らなるタイロッド15を介して連結されるとともに、こ
のベルクランク13には操向用油圧シリンダ16が連結
されている。
前輪4L,4Rのナックルアーム14が油圧シリンダか
らなるタイロッド15を介して連結されるとともに、こ
のベルクランク13には操向用油圧シリンダ16が連結
されている。
【0024】したがって、不図示の操向ハンドルの操作
に応じてこの操向用油圧シリンダ16を伸縮変位させる
ことによって、前記ベルクランク13をステアリング軸
12まわりに変位させ、前記左右の前輪4L,4Rはタ
イロッド15を介してキングピン11まわりに操向変位
をすることができる。
に応じてこの操向用油圧シリンダ16を伸縮変位させる
ことによって、前記ベルクランク13をステアリング軸
12まわりに変位させ、前記左右の前輪4L,4Rはタ
イロッド15を介してキングピン11まわりに操向変位
をすることができる。
【0025】また、この前輪用操向装置7においては、
前記タイロッド15を構成する油圧シリンダを伸縮変位
させることによっても左右の前輪4L,4Rの切れ角を
調整することができる。
前記タイロッド15を構成する油圧シリンダを伸縮変位
させることによっても左右の前輪4L,4Rの切れ角を
調整することができる。
【0026】たとえば、前記ベルクランク13を中立位
置として左右の前輪4L,4Rの切れ角を0とし、この
状態で左右の前輪4L,4Rのそれぞれに連結されたタ
イロッド15の長さを等量だけ縮小させると、図2で仮
想線Aで示すように「ハ」字状にすることができ、後述
するように車両1を中心点Oまわりにピボット運動をさ
せることも可能となる。
置として左右の前輪4L,4Rの切れ角を0とし、この
状態で左右の前輪4L,4Rのそれぞれに連結されたタ
イロッド15の長さを等量だけ縮小させると、図2で仮
想線Aで示すように「ハ」字状にすることができ、後述
するように車両1を中心点Oまわりにピボット運動をさ
せることも可能となる。
【0027】そして、この前輪用操向装置7において
は、前記ステアリング軸12まわりに同心状の円板部材
17を固着し、この円板部材17の外周部にそれぞれボ
ウデンワイヤのインナケーブルからなる2本のワイヤ2
1,22の一端をそれぞれ接続し、これらのワイヤ2
1,22の他端はそれぞれ後述する流量制御弁34の操
作部に接続したものとなっている。
は、前記ステアリング軸12まわりに同心状の円板部材
17を固着し、この円板部材17の外周部にそれぞれボ
ウデンワイヤのインナケーブルからなる2本のワイヤ2
1,22の一端をそれぞれ接続し、これらのワイヤ2
1,22の他端はそれぞれ後述する流量制御弁34の操
作部に接続したものとなっている。
【0028】他方、後輪用操向装置8は、概ね前記の前
輪用操向装置7と同様であるが主に円板部材17および
ワイヤ21,22に相当するものが設置されていない点
で相違する。
輪用操向装置7と同様であるが主に円板部材17および
ワイヤ21,22に相当するものが設置されていない点
で相違する。
【0029】したがって、以下の説明においては前輪用
操向装置7と同様の部分には同一の参照番号を付与する
こととして重複する説明を省略する。
操向装置7と同様の部分には同一の参照番号を付与する
こととして重複する説明を省略する。
【0030】この後輪用操向装置8においても、不図示
の後輪用操向ハンドルの操作に応じてこの操向用油圧シ
リンダ16を伸縮変位させることによって、前記ベルク
ランク13をステアリング軸12まわりに変位させ、左
右の後輪6L,6Rはタイロッド15を介してキングピ
ン11まわりに操向変位をすることができる(図2中の
仮想線B参照)。
の後輪用操向ハンドルの操作に応じてこの操向用油圧シ
リンダ16を伸縮変位させることによって、前記ベルク
ランク13をステアリング軸12まわりに変位させ、左
右の後輪6L,6Rはタイロッド15を介してキングピ
ン11まわりに操向変位をすることができる(図2中の
仮想線B参照)。
【0031】また、この後輪用操向装置8においても、
タイロッド15を構成する油圧シリンダを伸縮変位させ
ることによっても左右の後輪6L,6Rの切れ角を調整
することができ、前記左右の前輪4L,4Rの場合と同
様に図2に仮想線Aで示すように「ハ」字状とすること
も可能である。
タイロッド15を構成する油圧シリンダを伸縮変位させ
ることによっても左右の後輪6L,6Rの切れ角を調整
することができ、前記左右の前輪4L,4Rの場合と同
様に図2に仮想線Aで示すように「ハ」字状とすること
も可能である。
【0032】そして、このような操向装置2を備えた車
両1の駆動装置3は、次のように構成されている(図1
参照)。
両1の駆動装置3は、次のように構成されている(図1
参照)。
【0033】すなわち、この車両1の駆動装置3は、駆
動源としてのエンジン31と、そのエンジン31の出力
軸に連結して駆動される油圧ポンプ装置32とを有する
ものである。
動源としてのエンジン31と、そのエンジン31の出力
軸に連結して駆動される油圧ポンプ装置32とを有する
ものである。
【0034】その油圧ポンプ装置32は、2連型油圧ポ
ンプからなるものであって、この発明でいう圧油源に該
当し、その2連型油圧ポンプの一方は左側車輪用油圧ポ
ンプ32Lであり、他方は右側車輪用油圧ポンプ32R
である。
ンプからなるものであって、この発明でいう圧油源に該
当し、その2連型油圧ポンプの一方は左側車輪用油圧ポ
ンプ32Lであり、他方は右側車輪用油圧ポンプ32R
である。
【0035】これらの左側車輪用油圧ポンプ32Lと右
側車輪用油圧ポンプ32Rとは、前記エンジン31の出
力軸により等速で運転されるものであって、両者ともに
可変容量型油圧ポンプである。
側車輪用油圧ポンプ32Rとは、前記エンジン31の出
力軸により等速で運転されるものであって、両者ともに
可変容量型油圧ポンプである。
【0036】そして、これらの左側車輪用油圧ポンプ3
2Lと右側車輪用油圧ポンプ32Rにより生じた圧油
は、それぞれ流量制御弁34および切換弁35を経て互
いに独立してそれぞれ専ら左側車輪駆動用油圧モータ3
3Lあるいは右側車輪駆動用油圧モータ33Rに供給さ
れるようになっている。
2Lと右側車輪用油圧ポンプ32Rにより生じた圧油
は、それぞれ流量制御弁34および切換弁35を経て互
いに独立してそれぞれ専ら左側車輪駆動用油圧モータ3
3Lあるいは右側車輪駆動用油圧モータ33Rに供給さ
れるようになっている。
【0037】この実施例において、圧油源をこのように
左右で独立して別体の油圧ポンプにより構成してあるの
は、例えば、車両1の一側の車輪がぬかるみにはまった
場合等に、一側の油圧モータに多量の圧油が供給されて
油圧が低下し、他側の車輪の駆動力が低減することが回
避され、悪路での走行性能を良好に維持するためであ
る。
左右で独立して別体の油圧ポンプにより構成してあるの
は、例えば、車両1の一側の車輪がぬかるみにはまった
場合等に、一側の油圧モータに多量の圧油が供給されて
油圧が低下し、他側の車輪の駆動力が低減することが回
避され、悪路での走行性能を良好に維持するためであ
る。
【0038】この実施例において、流量制御弁34は4
ポート3位置型の圧力補償型可変流量制御弁からなり、
その流量は人力式に連続的な調整をすることができるも
のであって、その操作子部分には前記ワイヤ21あるい
は22の他端が接続されている。
ポート3位置型の圧力補償型可変流量制御弁からなり、
その流量は人力式に連続的な調整をすることができるも
のであって、その操作子部分には前記ワイヤ21あるい
は22の他端が接続されている。
【0039】すなわち、左側車輪用油圧ポンプ32Lか
らの油圧管路に設置された流量制御弁34にあってはそ
の操作子部分にワイヤ21の他端が、また右側車輪用油
圧ポンプ32Rからの油圧管路に設置された流量制御弁
34の操作子部分にはワイヤ22の他端が接続されてい
る。
らの油圧管路に設置された流量制御弁34にあってはそ
の操作子部分にワイヤ21の他端が、また右側車輪用油
圧ポンプ32Rからの油圧管路に設置された流量制御弁
34の操作子部分にはワイヤ22の他端が接続されてい
る。
【0040】したがって、これらの流量制御弁34にお
いては、ステアリング軸12の回動変位によって、車両
1の旋回内側となる側の車輪への油圧管路に設置された
ものの操作子部分がワイヤ21あるいは22により操作
されて、その流量制御弁34により旋回内側となる側の
車輪を駆動する油圧モータに供給する圧油の流量が操向
輪である前輪4の切れ角に応じてその分低減され、その
結果これに対応して左側車輪駆動用油圧モータ33Lあ
るいは右側車輪駆動用油圧モータ33Rの回転速度が他
方より低下する。
いては、ステアリング軸12の回動変位によって、車両
1の旋回内側となる側の車輪への油圧管路に設置された
ものの操作子部分がワイヤ21あるいは22により操作
されて、その流量制御弁34により旋回内側となる側の
車輪を駆動する油圧モータに供給する圧油の流量が操向
輪である前輪4の切れ角に応じてその分低減され、その
結果これに対応して左側車輪駆動用油圧モータ33Lあ
るいは右側車輪駆動用油圧モータ33Rの回転速度が他
方より低下する。
【0041】なお、この際、前記流量制御弁34が圧力
補償型の流量制御弁であるので、左右車輪駆動用油圧モ
ータ33L,33Rの回転速度が低下しても一定のトル
クを維持することができ、駆動輪の駆動力が保たれるの
で安定的に走行することができる。
補償型の流量制御弁であるので、左右車輪駆動用油圧モ
ータ33L,33Rの回転速度が低下しても一定のトル
クを維持することができ、駆動輪の駆動力が保たれるの
で安定的に走行することができる。
【0042】この実施例において、流量制御弁34を用
いてあるのは、油圧回路構成やその流量制御の方法を比
較的簡単なものとすることができるからである。
いてあるのは、油圧回路構成やその流量制御の方法を比
較的簡単なものとすることができるからである。
【0043】前記の流量制御弁34を経由した圧油が達
する切換弁35は、4ポート3位置型の電磁切換弁であ
って、通常の運転時には左側車輪用油圧ポンプ32Lの
油圧系と右側車輪用油圧ポンプ32Rの油圧系の双方の
切換弁34をともに左位置として車両1を前進,後退さ
せるものである。
する切換弁35は、4ポート3位置型の電磁切換弁であ
って、通常の運転時には左側車輪用油圧ポンプ32Lの
油圧系と右側車輪用油圧ポンプ32Rの油圧系の双方の
切換弁34をともに左位置として車両1を前進,後退さ
せるものである。
【0044】しかし、この実施例において、左側車輪用
油圧ポンプ32Lの油圧系と右側車輪用油圧ポンプ32
Rの油圧系の双方の切換弁34は、互いに独立して切換
操作ができるようにされている。
油圧ポンプ32Lの油圧系と右側車輪用油圧ポンプ32
Rの油圧系の双方の切換弁34は、互いに独立して切換
操作ができるようにされている。
【0045】そのため、車両1を中心点Oまわりで図2
中に仮想線Cで示した円形の軌跡に沿って旋回させてピ
ボット運動を行わせる場合には、左側車輪駆動用油圧モ
ータ33Lと右側車輪駆動用油圧モータ33Rとの回転
方向を逆向きとして等速で駆動することとして、左側車
輪用油圧ポンプ32Lの油圧系の切換弁34を例えば左
位置とするとともに右側車輪用油圧ポンプ32Rの油圧
系の切換弁34を例えば右位置として互いに異ならせる
ことにより行うことができる。
中に仮想線Cで示した円形の軌跡に沿って旋回させてピ
ボット運動を行わせる場合には、左側車輪駆動用油圧モ
ータ33Lと右側車輪駆動用油圧モータ33Rとの回転
方向を逆向きとして等速で駆動することとして、左側車
輪用油圧ポンプ32Lの油圧系の切換弁34を例えば左
位置とするとともに右側車輪用油圧ポンプ32Rの油圧
系の切換弁34を例えば右位置として互いに異ならせる
ことにより行うことができる。
【0046】このように、この実施例においては、前記
流量制御弁34と別体の切換弁35を用いたものである
が、流量制御弁34として前記切換弁35の機能を有す
るものを用いてもよいことはいうまでもない。
流量制御弁34と別体の切換弁35を用いたものである
が、流量制御弁34として前記切換弁35の機能を有す
るものを用いてもよいことはいうまでもない。
【0047】そして、切換弁34を経た圧油は、左側車
輪駆動用油圧モータ33Lあるいは右側車輪駆動用油圧
モータ33Rに達してこれらを駆動する。
輪駆動用油圧モータ33Lあるいは右側車輪駆動用油圧
モータ33Rに達してこれらを駆動する。
【0048】これらの駆動用油圧モータ33L,33R
は、それぞれの出力軸36が減速機36aとチェーンお
よびスプロケットからなる連動機構37とを介して、前
輪4Lあるいは4R、中間輪5Lあるいは5R、後輪6
Lあるいは6Rに連結されているので、これらを駆動す
ることとなる。
は、それぞれの出力軸36が減速機36aとチェーンお
よびスプロケットからなる連動機構37とを介して、前
輪4Lあるいは4R、中間輪5Lあるいは5R、後輪6
Lあるいは6Rに連結されているので、これらを駆動す
ることとなる。
【0049】なお、前記左側車輪駆動用油圧モータ33
Lの出力軸36による,前輪4Lと中間輪5Lと後輪6
Lの駆動速度は各車輪の周速が等速となるように行わ
れ、また右側車輪駆動用油圧モータ33Rの出力軸36
による,右側車輪4R,5R,6Rの駆動も前記と同様
に周速が等速となるように行われる。
Lの出力軸36による,前輪4Lと中間輪5Lと後輪6
Lの駆動速度は各車輪の周速が等速となるように行わ
れ、また右側車輪駆動用油圧モータ33Rの出力軸36
による,右側車輪4R,5R,6Rの駆動も前記と同様
に周速が等速となるように行われる。
【0050】このような車両1においては、操向ハンド
ルを操作して車両が旋回走行を行う場合に、操向輪の回
転速度が操向輪の操向伴う切れ角に応じて調整されるの
で、旋回走行に伴って生じる左右の操向輪の移動距離の
相違に応じた回転速度で駆動されることとなり、スリッ
プのおそれを生じず,操向輪は確実に駆動力,横力を維
持することができる。
ルを操作して車両が旋回走行を行う場合に、操向輪の回
転速度が操向輪の操向伴う切れ角に応じて調整されるの
で、旋回走行に伴って生じる左右の操向輪の移動距離の
相違に応じた回転速度で駆動されることとなり、スリッ
プのおそれを生じず,操向輪は確実に駆動力,横力を維
持することができる。
【0051】そして、その場合、その他の駆動輪におい
ても移動距離に応じた回転速度で駆動されるので左右の
駆動輪間で同様にスリップのおそれがなく、さらに、車
両1の同側において操向輪との間のように前後方向の各
車輪間で差速が生じないのでスリップを生じるおそれも
なく、安定的に旋回走行をすることのできる。
ても移動距離に応じた回転速度で駆動されるので左右の
駆動輪間で同様にスリップのおそれがなく、さらに、車
両1の同側において操向輪との間のように前後方向の各
車輪間で差速が生じないのでスリップを生じるおそれも
なく、安定的に旋回走行をすることのできる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、操向輪の操向によって操向輪の回転速度が
切れ角に応じて調整されるので、旋回走行に伴って生じ
る左右の操向輪の移動距離の相違に応じた回転速度で左
右の操向輪が駆動されることとなり、スリップのおそれ
を生じずに確実に駆動力,横力を維持することができ
る。
明によれば、操向輪の操向によって操向輪の回転速度が
切れ角に応じて調整されるので、旋回走行に伴って生じ
る左右の操向輪の移動距離の相違に応じた回転速度で左
右の操向輪が駆動されることとなり、スリップのおそれ
を生じずに確実に駆動力,横力を維持することができ
る。
【0053】そして、その場合に操向輪以外の駆動輪に
おいても左右の駆動輪がその旋回走行に対応して同様の
差速を生じて車体の旋回が行なわれるうえ、同側の操向
輪との間での差速が生じないのでスリップを生じるおそ
れもない。
おいても左右の駆動輪がその旋回走行に対応して同様の
差速を生じて車体の旋回が行なわれるうえ、同側の操向
輪との間での差速が生じないのでスリップを生じるおそ
れもない。
【0054】したがって、スリップのおそれが少なく、
安定的に旋回走行をすることのできる油圧駆動式車両を
提供することができる。
安定的に旋回走行をすることのできる油圧駆動式車両を
提供することができる。
【0055】また、請求項2記載の発明によれば、それ
ぞれの油圧モータに対応してそれぞれ油圧ポンプを設置
し、各油圧ポンプからの圧油を対応する油圧モータに供
給して駆動するので、一側の車輪がぬかるみにはまった
場合等に、一側の油圧モータに多量の圧油が供給されて
油圧が低下し、当該他側の車輪の駆動力が低減すること
が回避され、悪路での走行性能が良好である。
ぞれの油圧モータに対応してそれぞれ油圧ポンプを設置
し、各油圧ポンプからの圧油を対応する油圧モータに供
給して駆動するので、一側の車輪がぬかるみにはまった
場合等に、一側の油圧モータに多量の圧油が供給されて
油圧が低下し、当該他側の車輪の駆動力が低減すること
が回避され、悪路での走行性能が良好である。
【0056】また、請求項3記載の発明によれば、流量
制御弁を用いて前記油圧モータの回転速度を調整するよ
うにしてあるので、比較的簡素な構造により油圧モータ
の回転速度を制御することができる。
制御弁を用いて前記油圧モータの回転速度を調整するよ
うにしてあるので、比較的簡素な構造により油圧モータ
の回転速度を制御することができる。
【0057】また、請求項4記載の発明によれば、各油
圧モータに至る油圧管路のそれぞれに各油圧管路の反転
接続が可能な切換弁を設置し、これらの切換弁のうち一
の切換弁のみを反転接続状態とすることが許容されるよ
うにしてあるので、一の切換弁だけを反転接続状態とす
ることにより、左右の車輪の駆動方向を互いに逆方向と
することができ、左右の車輪を等速で駆動することによ
り車両はピボット運動を行うことができる。
圧モータに至る油圧管路のそれぞれに各油圧管路の反転
接続が可能な切換弁を設置し、これらの切換弁のうち一
の切換弁のみを反転接続状態とすることが許容されるよ
うにしてあるので、一の切換弁だけを反転接続状態とす
ることにより、左右の車輪の駆動方向を互いに逆方向と
することができ、左右の車輪を等速で駆動することによ
り車両はピボット運動を行うことができる。
【図1】油圧駆動式車両の操向装置説明図である。
【図2】油圧駆動式車両の駆動装置説明図である。
1 油圧駆動式車両
4,4L,4R 前輪(操向輪)
5,5L,5R 中間輪
6,6L,6R 後輪
32 油圧ポンプ装置(圧油源)
32L 左側車輪用油圧ポンプ
32R 右側車輪用油圧ポンプ
33L 左側車輪用油圧モータ
33R 右側車輪用油圧モータ
34 流量制御弁
35 切換弁
36 出力軸
37 連動機構
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 松浦 英樹
香川県高松市屋島西町2109番地8株式会
社四国総合研究所内
(72)発明者 山下 淳
愛媛県松山市福角町51−128
(72)発明者 佐藤 員暢
徳島県名西郡石井町藍畑字竜王52−30
(56)参考文献 特開 昭55−72419(JP,A)
特開 昭61−275070(JP,A)
特開 平1−168580(JP,A)
実開 昭52−94637(JP,U)
実開 昭53−132127(JP,U)
実開 昭57−32577(JP,U)
実開 昭64−49479(JP,U)
実開 平5−26743(JP,U)
実開 平6−27281(JP,U)
実開 平7−11423(JP,U)
特公 昭44−30286(JP,B1)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B62D 11/00
B62D 61/10
B60K 17/36
Claims (4)
- 【請求項1】 車体の左右両側に車両の前後方向に離間
して複数の駆動輪を配置し、これらの駆動輪のうち少な
くとも左右の一対を操向ハンドルの操作によって操向す
るようにした油圧駆動式車両において、 前記駆動輪のうち車体の左右一側分に対応してこれらの
駆動輪を駆動する油圧モータであって、左右分をそれぞ
れ駆動する油圧モータを別々に設置し、車体の同側で前
後方向に離間する複数の駆動輪は対応する側の油圧モー
タの出力軸に連動機構を介して機械的に接続し、圧油源
からの圧油を前記各油圧モータに供給することによりす
べての駆動輪を駆動することとし、 前記各油圧モータの出力軸の回転速度を連続的に調整可
能とし、操向ハンドルの操作に伴って旋回の内側となる
側の油圧モータの出力軸の回転速度を外側となる側の油
圧モータの回転速度より操向輪の切れ角に応じた分だけ
小さくすることを特徴とする油圧駆動式車両の駆動装
置。 - 【請求項2】 請求項1記載の油圧駆動式車両の駆動装
置において、車体の左右両側の駆動輪に対応して設置し
た前記油圧モータには、圧油源として各油圧モータに対
応してそれぞれ油圧ポンプを設置し、各油圧ポンプから
の圧油は専ら対応する油圧モータに供給することを特徴
とする油圧駆動式車両の駆動装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の油圧駆動式車両
の駆動装置において、圧油源から前記各油圧モータに至
る油圧管路のそれぞれに、流量制御弁を設置し、この流
量制御弁の開度を操向輪の切れ角に応じて調整すること
により、操向ハンドルの操作に伴って旋回の内側となる
側の油圧モータの出力軸の回転速度を外側となる側の油
圧モータの回転速度より操向輪の切れ角に応じた分だけ
小さくすることを特徴とする油圧駆動式車両の駆動装
置。 - 【請求項4】 請求項3記載の油圧駆動式車両の駆動装
置において、圧油源から前記各油圧モータに至る油圧管
路のそれぞれに、各油圧管路の反転接続が可能な切換弁
を設置し、それぞれの油圧管路に設置された各切換弁は
一の切換弁のみを反転接続状態とすることが許容される
ことを特徴とする油圧駆動式車両の駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28304894A JP3432309B2 (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | 油圧駆動式車両の駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28304894A JP3432309B2 (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | 油圧駆動式車両の駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08142897A JPH08142897A (ja) | 1996-06-04 |
JP3432309B2 true JP3432309B2 (ja) | 2003-08-04 |
Family
ID=17660541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28304894A Expired - Fee Related JP3432309B2 (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | 油圧駆動式車両の駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3432309B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015147255A1 (ja) | 2015-03-27 | 2015-10-01 | 株式会社小松製作所 | 作業車両 |
CN108223468A (zh) * | 2018-01-17 | 2018-06-29 | 广西柳工机械股份有限公司 | 平地机前轮驱动控制系统 |
CN108355330A (zh) * | 2018-04-23 | 2018-08-03 | 江苏金陵体育器材股份有限公司 | 篮架行走机构 |
CN114104100A (zh) * | 2021-11-03 | 2022-03-01 | 河北汉光重工有限责任公司 | 一种履带式遥控靶车辅助转向系统 |
-
1994
- 1994-11-17 JP JP28304894A patent/JP3432309B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08142897A (ja) | 1996-06-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20030019682A1 (en) | ZTR with steerable wheels | |
US7044244B2 (en) | Multi-wheel vehicle | |
JP4125435B2 (ja) | 走行車両 | |
US6554085B2 (en) | Multi-wheel vehicle with transmission for driving-steering | |
US20240109584A1 (en) | Steering systems for lift trucks | |
JP3432309B2 (ja) | 油圧駆動式車両の駆動装置 | |
US1356718A (en) | Fluid transmission control | |
JP2004306782A (ja) | 走行装置 | |
JPS60161262A (ja) | 後輪操舵装置 | |
JPH06239270A (ja) | 無限軌道車 | |
JP2001301635A (ja) | 運搬用車両 | |
US20030057671A1 (en) | Four wheel steering system | |
JPH1081152A (ja) | クローラ式走行装置の差動装置 | |
JP3072793B2 (ja) | 転舵装置と駆動伝達装置 | |
JPH0529588B2 (ja) | ||
JP3690977B2 (ja) | 作業車の操向装置 | |
JPH0120107B2 (ja) | ||
JPH0510198U (ja) | 水陸両用車両の操舵装置 | |
JPH0239425B2 (ja) | ||
JPH0624951B2 (ja) | 車両の走行制御装置 | |
JPH04108075A (ja) | 四輪操舵装置の制御方法 | |
JPS63251378A (ja) | 不整地走行用車両 | |
JP2001122149A (ja) | クローラ走行車 | |
JP2004082838A (ja) | 車両用操舵装置 | |
KR20050018697A (ko) | 링크식 후륜 강제조향장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |