JPH06146330A - バックホウ - Google Patents

バックホウ

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JPH06146330A
JPH06146330A JP29751292A JP29751292A JPH06146330A JP H06146330 A JPH06146330 A JP H06146330A JP 29751292 A JP29751292 A JP 29751292A JP 29751292 A JP29751292 A JP 29751292A JP H06146330 A JPH06146330 A JP H06146330A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転部から所定距離だけ離れた空間上に牽制
面を設定して、バケットが牽制面に達するとバックホウ
装置を自動的に停止させて、バケットと運転部との接触
を避けるように構成したバックホウにおいて、バケット
の先端が牽制面に達した場合、バケットを牽制面から一
度遠ざけないとバケットの上下揺動操作が行えないと言
う状態を回避する。 【構成】 バケット6の先端6aが牽制面A1に達する
とバックホウ装置駆動用の油圧シリンダを停止させる。
この場合、バケット6の先端6aが牽制面A1に位置し
ている状態において、水平Hを含んで上下に亘る設定範
囲F内でのバケット6の上下揺動操作は許すように構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバックホウにおいて、運
転部の最外側を覆う外部フレームとバケットとの接触を
避ける為の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】バックホウにおいて、運転部の最外側を
覆う外部フレームとバケットとの接触を避ける構造の一
例が、特開平2−256722号公報に開示されてい
る。この構造においては、運転部の最外側を覆う外部フ
レーム(前記公報の第3図中の3)から、前方に所定距
離だけ離れた牽制面(前記公報の第3図中の第2設定位
置)を空間上に設定し、バックホウ装置におけるバケッ
トの先端の位置を検出する位置センサーを設けている。
そして、位置センサーの検出に基づきバケットの先端が
牽制面を越えて運転部側に入り込もうとすると、バック
ホウ装置用の油圧シリンダの制御弁を中立位置に強制的
に戻し操作して、バックホウ装置を停止させる牽制手段
を備えている。以上の構成により、運転部の作業者がバ
ックホウ装置を操作している場合に、誤ってバケットを
運転部側に至近距離まで近づけて外部フレームに衝突さ
せるような操作を行っても、バケットの先端が外部フレ
ームより前方の牽制面に達すれば、バックホウ装置が自
動的に停止して外部フレームとの接触が回避される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】バックホウにおいて
は、バケットで土をすくった後にバケットを軽く上下に
揺動操作し、バケットから土を軽く振り落とすような操
作を行う場合がある。これにより、前述の構造において
バケットで土をすくった後にアームを掻き込み側(運転
部側)に操作し、バケットの先端が牽制面に達してバッ
クホウ装置が停止したとする。この場合、前述のように
バケットを上下に振って土を振り落とそうとしても、牽
制手段の作用によってバケットの油圧シリンダが作動し
ないので、アームを一度前方に操作しバケットを牽制面
から遠ざけてからでないと、前述の土落とし操作が行え
ず操作性の面で改善の余地があった。本発明は、前述の
ような牽制面を空間上に設定したバックホウにおいて、
バケットの先端が牽制面に達した場合に一度バケットを
牽制面から遠ざけなければ、バケットの土落とし操作が
行えないと言うような状態を防止することを目的として
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うなバックホウにおいて、次のように構成することにあ
る。つまり、旋回台に備えられた運転部の最外側を覆う
外部フレームから前方に所定距離だけ離れた牽制面を空
間上に設定する設定手段と、バックホウ装置のバケット
の先端の位置を検出する位置センサーと、位置センサー
の検出に基づきバケットの先端が牽制面を越えて運転部
側に入り込もうとすると、バックホウ装置駆動用の油圧
シリンダを停止させてこれを牽制阻止する牽制手段とを
備えると共に、バケットの先端が牽制面に位置している
状態において、水平を含んで上下に亘る設定範囲内での
バケットの上下揺動操作を許す牽制許容手段を備えてあ
る。
【0005】
【作用】本発明のように構成するとバックホウ装置を駆
動しての作業中において、バケットの先端が牽制面に達
してこれから少しでも牽制面を越えて運転部側に操作さ
れようとした場合には、バックホウ装置用の油圧シリン
ダが停止操作される。この場合、例えば図4に示すよう
にバケット6の先端6aが牽制面A1に位置している状
態において、バケット6の姿勢が水平Hを挟んだ設定範
囲F内に位置していれば、この設定範囲F内において油
圧シリンダによるバケット6の上下揺動操作が可能であ
る。これにより、バケット6を牽制面A1から遠ざける
ような操作を行わなくても、バケット6の先端6aが牽
制面A1に位置いている状態のままで、バケット6から
の土落とし操作等を行うことができる。
【0006】この場合、バケット6が設定範囲Fを越え
た上向き姿勢でその先端6aが牽制面A1に位置してい
る状態において、バケット6を下方に揺動操作したり、
逆にバケット6が設定範囲Fを越えた下向き姿勢でその
先端6aが牽制面A1に位置している状態において、バ
ケット6を上方に揺動操作すると、バケット6の先端6
aが牽制面A1を越えて運転部側に大きく入り込んでし
まう。これに対して、水平Hを挟んだ設定範囲F内にお
いてバケット6を上下に揺動操作したとしても、バケッ
ト6の先端6aの水平方向での変位は小さいので、設定
範囲F内でバケット6を上下に揺動操作した場合、バケ
ット6の先端6aが牽制面A1を越えて運転部側に入り
込む量は小さく、バケット6の先端6aが運転部の外部
フレームに接触するようなことはない。
【0007】
【発明の効果】以上のように、バケットの先端が牽制面
に達した場合にバケットを牽制面から遠ざけなくても、
そのままの状態でバケットを上下に揺動操作して土落と
し操作等が行えるようになり、バックホウの操作性を向
上させることができた。この場合、水平を挟んだ設定範
囲内でバケットの上下揺動操作が行えるように構成する
ことによって、バケットの先端の牽制面内への入り込み
を小さく抑えることができるので、バケットの先端が運
転部の外部フレームに接触するような弊害を伴うことは
ない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (1)図7はバックホウの全体側面を示しており、ゴム
クローラ型式の走行装置1にドーザ20及びこの上部に
旋回台2が支持され、旋回台2の前部にバックホウ装置
3が備えられている。このバックホウ装置3は、油圧シ
リンダ11により上下に揺動駆動されるブーム4、油圧
シリンダ12により前後に揺動駆動されるアーム5、及
び油圧シリンダ13により掻き込み揺動駆動されるバケ
ット6を備えて構成されている。そして、旋回台2の旋
回駆動用として油圧モータ14が備えられている。
【0009】バックホウ装置3におけるブーム4は図7
に示すように、上下に揺動駆動される第1ブーム部分4
aと、この第1ブーム部分4aの前端の軸芯P1周りに
揺動自在に連結された第2ブーム部分4bと、この第2
ブーム部分4bの前端の軸芯P2周りに揺動自在に連結
された支持ブラケット4cとで構成されており、この支
持ブラケット4cにアーム5が連結されている。そし
て、第1ブーム部分4aと支持ブラケット4cに亘り連
係リンク8が架設されて平行四連リンクが構成されてお
り、油圧シリンダ7により第2ブーム部分4bを揺動操
作することによって、アーム5及びバケット6を平行に
左右移動させることができるように構成している。
【0010】図6に示すようにブーム4における第1ブ
ーム部分4aの油圧シリンダ11に対する制御弁21、
ブーム4における第2ブーム部分4bの油圧シリンダ7
に対する制御弁25、アーム5の油圧シリンダ12に対
する制御弁22、バケット6の油圧シリンダ13に対す
る制御弁23、及び旋回台2の油圧モータ14に対する
制御弁24が備えられている。この制御弁21〜25は
3位置切換式でパイロット操作型式であり、パイロット
圧に基づく開度調節により流量制御が可能である。そし
て、各制御弁21〜25に対して、開度操作用のパイロ
ット圧を発生する電磁比例減圧弁型式のパイロット弁3
1a,31b,32a,32b,33a,33b,34
a,34b,35a,35bが設けられている。
【0011】図5,6,7に示すように、旋回台2に右
操作レバー9及び左操作レバー10が備えられている。
この右及び左操作レバー9,10は前後左右に操作自在
であり、右操作レバー9の前後方向の操作位置を検出す
るポテンショメータ15、左右方向の操作位置を検出す
るポテンショメータ16が備えられると共に、左操作レ
バー10の前後方向の操作位置を検出するポテンショメ
ータ17、左右方向の操作位置を検出するポテンショメ
ータ18が備えられている。そして、各ポテンショメー
タ15〜18からの操作信号が制御装置19に入力され
ている。又、旋回台2の前部下部に操作ペダル26が設
けられ、この操作ペダル26からの操作信号が制御装置
19に入力されている。
【0012】以上の構成により、右操作レバー9を前又
は後に操作するとこれに基づきパイロット弁31a,3
1bがパイロット圧を発生し、制御弁21がブーム4の
下降側又は上昇側に操作され、右又は左に操作するとこ
れに基づきパイロット弁33a,33bがパイロット圧
を発生し、制御弁23がバケット6の排土側又は掻き込
み側に操作される。又、左操作レバー10を前又は後に
操作するとこれに基づきパイロット弁32a,32bが
パイロット圧を発生し、制御弁22がアーム5の上げ側
又は掻き込み側に操作され、右又は左に操作するとこれ
に基づきパイロット弁34a,34bがパイロット圧を
発生し、制御弁24が右旋回側又は左旋回側に操作され
る。操作ペダル26を右又は左に踏み分けるとこれに基
づきパイロット弁35a,35bがパイロット圧を発生
し、制御弁25が第2ブーム部分4bの右又は左揺動側
に操作される。
【0013】以上の操作において、右及び左操作レバー
9,10用の各ポテンショメータ15〜18は右及び左
操作レバー9,10の操作方向だけではなく、その中立
位置からの操作量も検出している。これにより、右及び
左操作レバー9,10の操作量が大きい程、パイロット
弁31a〜34bのパイロット圧が大となり制御弁21
〜24が流量大側に操作される。つまり、右及び左操作
レバー9,10を大きく操作する程、油圧シリンダ11
〜13及び油圧モータ14が高速で作動するように構成
している。
【0014】(2)図5及び図7に示すように旋回台2
においては、右側にバックホウ装置3が配置され、左側
に運転席28や右及び左操作レバー9,10等で構成さ
れた運転部27が配置されている。そして、旋回台2の
左右中央において、バックホウ装置3と運転部27とを
仕切る窓付きの縦仕切り板29(運転部27の最外側部
を覆う外部フレームに相当)が設けられており、この縦
仕切り板29の上端に旋回台2の外側に沿った半円形状
の上仕切り板30(運転部27の最外側部を覆う外部フ
レームに相当)が固定されている。
【0015】図3及び図5に示すように、地面Gから所
定高さにある所定位置Dより上方の範囲において、縦仕
切り板29より前方(外方)に所定距離だけ離れた前第
1牽制面A1、この前第1牽制面A1からさらに前方に
離れた前第2牽制面A2、並びに縦仕切り板29のバッ
クホウ装置3側の側面から右方(外方)に所定距離だけ
離れた横牽制面Cが、制御装置19内に設定されている
(設定手段に相当)。この場合、図3の実線で示す位置
にバケット6を水平に位置させている状態において、ブ
ーム4を上昇操作した場合に、バケット6の先端6aが
描く軌跡を前第2牽制面A2としている。又、前第1及
び前第2牽制面A1,A2、横牽制面Cから所定距離だ
け前方又は右方に離れた面が設定されて、この空間の面
と前第1及び前第2牽制面A1,A2、横牽制面Cとの
間が、前第1牽制領域B1、前第2牽制領域B2及び横
牽制領域B3として制御装置19内に設定されている。
【0016】バックホウ装置3により地面Gの掘削を行
う場合、バックホウ装置3がどれだけ走行装置1側に寄
って掘削が行えるかと言う、バックホウ装置3自身の機
械的な作動限界が事前に求められている。そして、作動
限界に操作した場合にバケット6の先端6aがどの軌跡
を通るかが算出されており、この作動限界に対応するバ
ケット6の先端6aの軌跡よりも少し余裕(外側)のあ
る軌跡を境界面Eとして、図3に示すように所定位置D
より下方の範囲において、境界面Eを制御装置19内に
設定している。境界面Eは前第1牽制面A1に滑らかに
つながるように設定されている。以上のような前第1及
び前第2牽制面A1,A2、横牽制面C、前第1及び前
第2牽制領域B1,B2、横牽制領域B3及び境界面E
は旋回台2に対して設定されているものであり、旋回台
2が旋回するのに伴い旋回台2と一緒に移動して行くも
のである。
【0017】(3)次に、前述の前第1及び前第2牽制
面A1,A2、前第1及び前第2牽制領域B1,B2に
対するバックホウ装置3の制御について説明する。図7
及び図6に示すように、ブーム4(第1ブーム部分4
a)の上下角度を検出するポテンショメータ36(位置
センサーに相当)、第2ブーム部分4bの左右角度を検
出するポテンショメータ37(位置センサーに相当)、
アーム5の前後角度を検出するポテンショメータ38
(位置センサーに相当)、及びバケット6の前後角度を
検出するポテンショメータ39(位置センサーに相当)
が設けられており、この各ポテンショメータ36〜39
からの検出信号が制御装置19に入力されている。
【0018】制御装置19においては図1に示すよう
に、ポテンショメータ36〜39からの検出信号による
第1ブーム部分4aの上下角度、第2ブーム部分4bの
左右角度、アーム5及びバケット6の前後角度と、第1
ブーム部分4a、第2ブーム部分4b、アーム5及びバ
ケット6の各長さにより、バケット6の先端6aの位置
及びバケット6の底部6bの位置を常時算出している
(ステップS1,S2)。そして、ポテンショメータ3
6〜39の検出値を微分処理することにより、バケット
6の先端6a及び底部6bの移動方向及び移動速度を算
出している。
【0019】これにより、図3に示すようにバケット6
が旋回台2の前方に位置している状態において、バケッ
ト6の先端6aが底部6bよりも旋回台2に近い場合
(ステップS3)、バケット6の先端6aが前第2牽制
領域B2に入り込むと(ステップS4)、パイロット弁
32a,32bが操作されて左操作レバー10の操作に
関係なく、アーム5の油圧シリンダ12の作動速度が減
速操作される(ステップS5)。この場合、バケット6
の先端6aが前第2牽制領域B2に入り込んで前第2牽
制面A2に接近するほど、大きく減速操作される。逆
に、バケット6の先端6aが前第2牽制面A2から離れ
る方向にアーム5が操作された場合には、前述の減速と
は逆に前第2牽制領域B2内でアーム5の油圧シリンダ
12の作動速度が増速操作されて行き、前第2牽制領域
B2から出たときに通常の速度に戻し操作される。
【0020】そして、バケット6の先端6aが前第2牽
制面A2に達してこれから少しでも前第2牽制面A2を
越えて運転部27側に操作されようとした場合には(ス
テップS6)、パイロット弁32a,32bのパイロッ
ト圧が消えて、制御弁22によりアーム5の油圧シリン
ダ12が停止操作される(ステップS7)。この状態に
おいて油圧シリンダ13によるバケット6の操作及び油
圧シリンダ11による第1ブーム部分4aの操作は行え
る。従って、図3の実線で示す前述の状態のように、ア
ーム5が停止した状態で第1ブーム部分4aを上昇操作
していくと、バケット6の先端6aは前第2牽制面A2
に沿って上昇していくことになる。
【0021】図3の実線で示すように、アーム5の運転
部27側への操作によりバケット6の先端6aが前第2
牽制面A2に達した状態において、第1ブーム部分4a
の油圧シリンダ11が停止していると(ステップS
8)、タイマーによる設定時間のカウントが開始される
(ステップS17)。そして、設定時間のカウントが終
了するまで第1ブーム部分4aの油圧シリンダ11が停
止していると(ステップS18,S19)、アーム5の
油圧シリンダ12の停止操作が解除される(ステップS
20)。これにより、図3の実線で示すようにバケット
6の先端6aが前第2牽制面A2に達してアーム5が停
止している状態から二点鎖線で示すように、油圧シリン
ダ12によりアーム5(バケット6)を、前第2牽制面
A2を越えて運転部27側に操作することができる。
【0022】以上のように第1ブーム部分4aの上昇操
作又はアーム5の運転部27側への操作により、バケッ
ト6の先端6aが前第1牽制領域B1に入り込むと(ス
テップS9)、図2に示すようにパイロット弁31a,
31b,32a,32b,35a,35bが操作されて
右及び左操作レバー9,10、操作ペダル26の操作に
関係なく、第1及び第2ブーム部分4a,4b、アーム
5の油圧シリンダ11,12,7の作動速度が減速操作
される(ステップS10)。この場合、バケット6の先
端6aが前第1牽制領域B1に入り込んで前第1牽制面
A1に接近するほど、大きく減速操作される。逆に、第
1ブーム部分4aが下降操作された場合、第2ブーム部
分4bが揺動範囲の左右中央側に操作された場合、アー
ム5が前方側に操作された場合(以上の各操作はバケッ
ト6の先端6aが前第1牽制面A1から離れる方向にな
る)には、前述の減速とは逆に前第1牽制領域B1内で
油圧シリンダ11,12,7の作動速度が増速操作され
て行き、前第1牽制領域B1から出たときに通常の速度
に戻し操作される。
【0023】そして、バケット6の先端6aが前第1牽
制面A1に達してこれから少しでも前第1牽制面A1を
越えて運転部27側に操作されようとした場合には(ス
テップS11)、パイロット弁31a,31b,32
a,32b,35a,35bのパイロット圧が消えて、
制御弁21,22,25により第1及び第2ブーム部分
4a,4b、アーム5の油圧シリンダ11,12,7が
停止操作される(ステップS12)(牽制手段に相
当)。
【0024】図4に示すようにバケット6の先端6aが
前第1牽制面A1に位置している状態において、バケッ
ト6の姿勢が水平Hを挟んだ設定範囲F内に位置してい
れば(ステップS13)、設定範囲F内において油圧シ
リンダ13によるバケット6の上下揺動操作が可能であ
る(ステップS14)(牽制許容手段に相当)。そし
て、バケット6が設定範囲Fを越えた上向き姿勢で、そ
の先端6aが前第1牽制面A1に位置している状態で
は、バケット6を下方に揺動操作するとバケット6の先
端6aが前第1牽制面A1を越えて運転部27側に大き
く入り込むので、このような場合にはバケット6を現在
の状態から上方にしか揺動操作できない(ステップS1
5)。逆にバケット6が設定範囲Fを越えた下向き姿勢
で、その先端6aが前第1牽制面A1に位置している状
態では、バケット6を上方に揺動操作するとバケット6
の先端6aが前第1牽制面A1を越えて運転部27側に
大きく入り込むので、このような場合にはバケット6を
現在の状態から下方にしか揺動操作できない(ステップ
S16)。
【0025】図3に示すようにバケット6が旋回台2の
前方に位置している状態において、バケット6の底部6
bが先端6aよりも旋回台2に近い場合(ステップS
3)、図1及び図2に示すような先端6aに基づく場合
と同様に、このバケット6の底部6bに基づいてアーム
5の油圧シリンダの減速操作及び停止操作(ステップS
5,S7)、並びに第1及び第2ブーム部分4a,4
b、アーム5の油圧シリンダ11,12,7の減速操作
及び停止操作(ステップS10,S12)が行われる。
そして、バケット6の底部6bが前第1牽制面A1に達
した場合、バケット6が設定範囲Fを越えた上向き姿勢
でその底部6bが前第1牽制面A1に位置しており、こ
の状態でバケット6を下方に揺動操作するとバケット6
aが前第1牽制面A1を越えて運転部27側に大きく入
り込むことになるので、このような場合にはバケット6
を現在の状態から上方にしか揺動操作できない。
【0026】(4)次に、横牽制面C及び横牽制領域B
3に対するバックホウ装置3の制御について説明する。
制御装置19においては前述と同様に、ポテンショメー
タ36〜39からの信号による第1ブーム部分4aの上
下角度、第2ブーム部分4bの左右角度、アーム5及び
バケット6の前後角度と、第1ブーム部分4a、第2ブ
ーム部分4b、アーム5及びバケット6の各長さとによ
り、バケット6の左横側面の位置を常時算出している。
そして、ポテンショメータ36〜39の検出値を微分処
理することにより、バケット6の左横側面の移動方向及
び移動速度を算出している。
【0027】図5の実線に示すようにバケット6を運転
部27の右横に位置させている場合において、油圧シリ
ンダ7により第2ブーム部分4bを運転部27側に揺動
操作させて、バケット6の左横側面が横牽制領域B3に
入り込むと、パイロット弁35a,35bが操作されて
操作ペダル26の操作に関係なく、第2ブーム部分4b
の油圧シリンダ7の作動速度が減速操作される。この場
合、バケット6の左横側面が横牽制領域B3に入り込ん
で横牽制面Cに接近するほど、大きく減速操作される。
逆に、バケット6の左横側面が横牽制面Cから離れる方
向に第2ブーム部分4bが操作された場合には、前述の
減速とは逆に横牽制領域B3内で第2ブーム部分4bの
油圧シリンダ7の作動速度が増速操作されて行き、横牽
制領域B3から出たときに通常の速度に戻し操作され
る。そして、バケット6の左横側面が横牽制面Cに達し
てこれから少しでも横牽制面Cを越えて運転部27側に
操作されようとした場合には、パイロット弁35a,3
5bのパイロット圧が消えて、制御弁25により第2ブ
ーム部分4bの油圧シリンダ7が停止操作される。
【0028】(5)次に、所定位置Dから下方の領域で
のバックホウ装置3の制御について説明する。以上のよ
うに、図3に示す所定位置Dから上方の部分においては
前第1及び前第2牽制領域B1,B2、横牽制領域B3
が設定されているが、所定位置Dから下方の部分におい
てはこのようなものは設定されていない。従って、バケ
ット6の先端6aが境界面Eに達するまでは右及び左操
作レバー9,10、操作ペダル26の操作に基づいた速
度にて、バックホウ装置3の油圧シリンダ11,12,
7が操作される。そして、バケット6の先端6aが少し
でも境界面Eを越えて走行装置1側に操作されようとし
た場合には、パイロット弁31a〜32b,35a,3
5bのパイロット圧が消えて、制御弁21,22,25
によりバックホウ装置3の油圧シリンダ11,12,7
が停止操作される。
【0029】バケット6の先端6aが境界面E上に位置
する場合、バケット6の油圧シリンダ13の操作は行え
るのであり、バケット6の先端6aが境界面E上を移動
して行くような操作も行える。従って、バケット6にて
走行装置1付近の地面Gの土を掻き取った場合に、バケ
ット6の先端6aが境界面E上を上方に移動して行くよ
うにバケット6を持ち上げて行けばよいのである。この
ようにすれば、バケット6の先端6aが境界面E上から
滑らかに前第1牽制面A1上に移行して前第1牽制領域
B1に入って、バックホウ装置3が前述のように減速操
作されるのである。
【0030】〔別実施例〕前述の実施例では、右及び左
操作レバー9,10の操作位置をポテンショメータ15
〜18で電気的に検出して、電磁比例減圧弁型式のパイ
ロット弁31a〜35bによりパイロット操作式の制御
弁21〜25を操作する型式であり、この型式に本発明
を適用しているが、本発明を次のような構成のバックホ
ウに適用してもよい。つまり、前述の電磁比例減圧弁型
式のパイロット弁31a〜35bを装備せずに、右及び
左操作レバー9,10の操作位置をポテンショメータ1
5〜18で電気的に検出して、この検出値に基づいて電
磁比例減圧弁型式の制御弁21〜25を操作する型式。
又、前述のポテンショメータ15〜18を装備せずに、
右及び左操作レバー9,10の操作によりパイロット弁
(図示せず)を直接機械的に操作し、このパイロット弁
からのパイロット作動油で制御弁21〜25を切換操作
する型式である。
【0031】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】前第1及び前第2牽制面、前第1及び前第2牽
制領域における制御の前半の流れを示す図
【図2】前第1及び前第2牽制面、前第1及び前第2牽
制領域における制御の後半の流れを示す図
【図3】前第1及び前第2牽制面、前第1及び前第2牽
制領域を示すバックホウの概略側面図
【図4】バケットの先端が前第1牽制面に達した状態で
の側面図
【図5】前第1及び前第2牽制面、前第1及び前第2牽
制領域、横牽制面及び横牽制領域を示すバックホウの概
略平面図
【図6】バックホウ装置用の各油圧シリンダ、制御弁、
パイロット弁、右及び左操作レバー等の関係を示す図
【図7】バックホウの全体側面図
【符号の説明】
2 旋回台 3 バックホウ装置 6 バケット 6a バケットの先端 11,12,7 油圧シリンダ 27 運転部 29,30 外部フレーム 36,37,38,39 位置センサー H 水平 F 設定範囲 A1 牽制面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回台(2)に備えられた運転部(2
    7)の最外側を覆う外部フレーム(29),(30)か
    ら前方に所定距離だけ離れた牽制面(A1)を空間上に
    設定する設定手段と、バックホウ装置(3)のバケット
    (6)の先端(6a)の位置を検出する位置センサー
    (36),(37),(38),(39)と、前記位置
    センサー(36),(37),(38),(39)の検
    出に基づき、前記バケット(6)の先端(6a)が前記
    牽制面(A1)を越えて運転部(27)側に入り込もう
    とすると、前記バックホウ装置(3)駆動用の油圧シリ
    ンダ(11),(12),(7)を停止させてこれを牽
    制阻止する牽制手段とを備えると共に、前記バケット
    (6)の先端(6a)が前記牽制面(A1)に位置して
    いる状態において、水平(H)を含んで上下に亘る設定
    範囲(F)内でのバケット(6)の上下揺動操作を許す
    牽制許容手段を備えてあるバックホウ。
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