JP2744571B2 - バックホウ - Google Patents

バックホウ

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JP2744571B2
JP2744571B2 JP4708993A JP4708993A JP2744571B2 JP 2744571 B2 JP2744571 B2 JP 2744571B2 JP 4708993 A JP4708993 A JP 4708993A JP 4708993 A JP4708993 A JP 4708993A JP 2744571 B2 JP2744571 B2 JP 2744571B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバックホウにおいて、運
転部の最外側を覆う外部フレームとバケットとの接触を
避ける為の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】バックホウにおいて、運転部の最外側を
覆う外部フレームとバケットとの接触を避ける構造の一
例が、特開平2−252826号公報に開示されてい
る。この構造においては、運転部の最外側を覆う外部フ
レーム(前記公報の第3図及び第4図中の3)から、外
方に所定距離だけ離れた平面状の牽制面(前記公報の第
3図及び第4図中のN)を空間上に設定し、バックホウ
装置のバケット(前記公報の第3図及び第4図中の8)
の位置を検出する位置センサー(前記公報の第1図中の
P1,P2,P3)を設けている。そして、位置センサ
ーの検出に基づきバケットが牽制面を越えて運転部側に
入り込もうとすると、バックホウ装置駆動用の油圧シリ
ンダの制御弁を中立位置に強制的に戻し操作し、バック
ホウ装置を停止させる牽制手段を備えている。以上の構
成により、運転部の作業者がバックホウ装置を操作して
いる場合に、誤ってバケットを運転部側に至近距離まで
近づけて外部フレームに衝突させるような操作を行って
も、バケットが外部フレームより外側の牽制面に達すれ
ば、バックホウ装置が自動的に停止して接触が回避され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように単純な平
面状の牽制面を設定すると、運転部の外部フレームとバ
ケットとの接触は余裕を持って回避できるのであるが、
その余裕の分だけバケットを運転部側に接近操作できな
くなって、バケットの作業範囲が狭められることにな
り、改善の余地がある。
【0004】バックホウにおいては前記公報のように、
旋回台に上下揺動自在に連結された第1ブーム部分(前
記公報の第3図中の10A)と、この第1ブーム部分の
先端に左右揺動自在に連結された第2ブーム部分(前記
公報の第3図中の10B)とを備えてブーム(前記公報
の第3図中の10)を構成し、第2ブーム部分の先端に
アーム及びバケットを揺動操作自在に連結してバックホ
ウ装置を構成しているものがあり、これにより第1ブー
ム部分に対して第2ブーム部分を左右に揺動操作して、
アーム及びバケットを左右に横移動できる。本発明は、
前述のような第1ブーム部分及び第2ブーム部分により
ブームを構成して、第2ブーム部分を左右に揺動操作で
きる構成を有効に利用することにより、前述のような牽
制面を空間上に設定したバックホウにおいて、バケット
の作業範囲を広く取ることができるように構成すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うに、旋回台に上下揺動自在に連結された第1ブーム部
分と、この第1ブーム部分の先端に左右揺動自在に連結
された第2ブーム部分とを備えてブームを構成し、第2
ブーム部分の先端にアーム及びバケットを揺動操作自在
に連結してバックホウ装置を構成すると共に、バックホ
ウ装置と運転部とを旋回台の左右に並べて配置してある
バックホウにおいて、次のように構成することにある。
つまり、
【0006】〔1〕アームをその揺動範囲の端部にまで
掻き込み側に操作した状態で、バケットが運転部の最外
側を覆う外部フレームに接触せずに近接する位置に、第
2ブーム部分及び第1ブーム部分を操作した近接状態に
おいて、この近接状態での第1ブーム部分に対する第2
ブーム部分の左右角度を左右境界角度として設定する左
右境界設定手段と、この近接状態での旋回台に対する第
1ブーム部分の上下角度を上下境界角度として設定する
上下境界設定手段と、左右境界角度での第2ブーム部分
の先端の位置から右又は左の運転部側の範囲において、
運転部の外部フレームから外方に所定距離だけ離れた第
1牽制面を空間上に上下に亘って設定する第1設定手段
と、左右境界角度での第2ブーム部分の先端の位置から
運転部とは反対側の範囲において、上下境界角度に対応
するバケットの位置から上側の範囲で、運転部の外部フ
レームから外方に所定距離だけ離れた第2牽制面を空間
上に設定する第2設定手段とを備えると共に、バケット
の位置を検出する位置センサーと、この位置センサーの
検出に基づき、バケットが第1牽制面及び第2牽制面を
越えて運転部側に入り込もうとすると、バックホウ装置
駆動用の油圧シリンダを停止させてこれを牽制阻止する
牽制手段とを備えてある。 〔2〕前項〔1〕の構成において、左右境界角度を右又
は左の角度に変更操作可能な変更手段を備えてある。
【0007】
【作用】
〔I〕前項〔1〕のように構成すると例えば図5及び図
6に示すように、アーム5をその揺動範囲の端部にまで
掻き込み側に操作した状態で、バケット6が運転部27
の外部フレーム29に接触せずに近接する位置に、第2
ブーム部分4b及び第1ブーム部分4aを操作すると、
この近接状態での第1ブーム部分4aに対する第2ブー
ム部分4bの左右角度が、左右境界角度F1として設定
され、この近接状態での旋回台2に対する第1ブーム部
分4aの上下角度が、上下境界角度F2として設定され
る。このように左右及び上下境界角度F1,F2が設定
されると、例えば図4及び図6に示すように左右境界角
度F1から運転部27側の範囲において、第1牽制面A
1,A2が空間上に設定され、例えば図5及び図6に示
すように左右境界角度F1から運転部27とは反対側の
範囲において、上下境界角度F2に対応するバケット6
の位置から上側の範囲で、第2牽制面B1,B2が空間
上に設定される。
【0008】この場合、図5及び図6に示すように上下
境界角度F2に対応するバケット6の位置から下側の範
囲(軌跡Jの範囲)では、第2牽制面B1,B2は設定
されない。従って、この上下境界角度F2に対応するバ
ケット6の位置から下側の範囲(軌跡Jの範囲)におい
ては、他の第1及び第2牽制面A1,A2,B1,B2
でバケット6が止められる状態よりも、バケット6をさ
らに運転部27側に入り込ませることができる。これに
より、単純な平面状の牽制面を運転部27の全面に対し
て設定するよりも、上下境界角度F2に対応するバケッ
ト6の位置から下側の範囲(軌跡Jの範囲)の部分だ
け、バケット6の作業範囲を広くすることができる。
【0009】この軌跡Jは、アーム5を作動範囲の端部
にまで掻き込み側に操作し、第1ブーム部分4aを上下
に揺動操作した際にバケット6が描く軌跡である。従っ
て、この軌跡Jは第1ブーム部分4a、アーム5及びバ
ケット6をその作動範囲の限界にまで操作した状態での
バケット6の位置なので、第1ブーム部分4a、アーム
5及びバケット6の操作により、この軌跡Jを越えてバ
ケット6を運転部27側に入り込ませることは不可能で
ある。これにより、軌跡Jがどれだけ運転部27に近接
したものであっても、この軌跡Jの範囲でバケット6が
運転部27に接触するようなことはないのである。
【0010】例えば図5に示すようにバケット6が軌跡
J上に位置している状態で、図6の第2ブーム部分4b
を左揺動側(運転部27側)に操作すると、バケット6
が軌跡Jを越えて運転部27側に入り込むような状態と
なる。しかし、このように第2ブーム部分4bを左揺動
側に操作しようとすると、図4及び図6に示すようにバ
ケット6が軌跡Jの隣の第1牽制面A1,A2に達し
て、この第1牽制面A1,A2を越えて運転部27側に
入り込むような状態となるので、牽制手段の作用により
第2ブーム部分4bの左揺動側への操作は実際には行え
ない。又、このバックホウをトラック等で運搬する場
合、道路上での運搬時に高さ制限があるので、例えば図
5に示すようにバケット6が軌跡J上に位置した状態で
第1ブーム部分4aを下降操作すれば、アーム5を掻き
込み側に操作した状態で第1ブーム部分4aを充分に下
げることができるので、バックホウをトラック等に無理
なく載せることができる。
【0011】〔II〕例えば図4,5,6に示すよう
に、左右境界角度F1に基づき第1及び第2牽制面A
1,A2,B1,B2が設定された状態において、前項
〔2〕のように構成して左右境界角度F1を、例えば運
転部27側(図6の紙面左方)に変更すると、左右方向
での第1牽制面A1,A2の範囲が狭くなり、第2牽制
面B1,B2の範囲(図5の軌跡J)の範囲が広くな
る。逆に、左右境界角度F1を例えば運転部27とは反
対側(図6の紙面右方)に変更すると、左右方向での第
1牽制面A1,A2の範囲が広くなり、第2牽制面B
1,B2の範囲(図5の軌跡J)の範囲が狭くなる。こ
のように、左右境界角度F1を左右に変更することによ
り、各種の作業形態や作業環境に適するように、第2牽
制面B1,B2の範囲、特に図5の軌跡Jの範囲を大小
に変更できるのである。
【0012】
【発明の効果】単純な平面状の牽制面を運転部の全面に
対して設定するのではなく、請求項1のようにバケット
をいくら接近させても運転部に接触することがない部分
は、牽制面を形成しないようにすることにより、バケッ
トの作業範囲を広くすることができるようになって、バ
ックホウの作業性を向上させるとができた。請求項2の
ように構成すると、牽制面が形成されない範囲を各種の
作業形態や作業環境に適するように大小に変更できるの
で、バックホウの作業性をさらに向上させることができ
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (1)図9はバックホウの全体側面を示しており、ゴム
クローラ型式の走行装置1にドーザ20及びこの上部に
旋回台2が支持され、旋回台2の前部にバックホウ装置
3が備えられている。このバックホウ装置3は、油圧シ
リンダ11により上下に揺動駆動されるブーム4、油圧
シリンダ12により前後に揺動駆動されるアーム5、及
び油圧シリンダ13により掻き込み揺動駆動されるバケ
ット6を備えて構成されている。そして、旋回台2の旋
回駆動用として油圧モータ14が備えられている。
【0014】バックホウ装置3におけるブーム4は図9
及び図6に示すように、旋回台2に対して上下に揺動自
在に連結された第1ブーム部分4aと、この第1ブーム
部分4aの前端の軸芯P1周りに左右揺動自在に連結さ
れた第2ブーム部分4bと、この第2ブーム部分4bの
前端の軸芯P2周りに左右揺動自在に連結された支持ブ
ラケット4cとで構成されており、この支持ブラケット
4cにアーム5が連結されている。そして、第1ブーム
部分4aと支持ブラケット4cに亘り連係リンク8が架
設されて平行四連リンクが構成されており、油圧シリン
ダ7により第2ブーム部分4bを揺動操作することによ
って、アーム5及びバケット6を平行に左右移動させる
ことができるように構成している。
【0015】図8に示すようにブーム4における第1ブ
ーム部分4aの油圧シリンダ11に対する制御弁21、
ブーム4における第2ブーム部分4bの油圧シリンダ7
に対する制御弁25、アーム5の油圧シリンダ12に対
する制御弁22、バケット6の油圧シリンダ13に対す
る制御弁23、及び旋回台2の油圧モータ14に対する
制御弁24が備えられている。この制御弁21〜25は
3位置切換式でパイロット操作型式であり、パイロット
圧に基づく開度調節により流量制御が可能である。そし
て、各制御弁21〜25に対して、開度操作用のパイロ
ット圧を発生する電磁比例減圧弁型式のパイロット弁3
1a,31b,32a,32b,33a,33b,34
a,34b,35a,35bが設けられている。
【0016】図8,6,9に示すように、旋回台2に右
操作レバー9及び左操作レバー10が備えられている。
この右及び左操作レバー9,10は前後左右に操作自在
であり、右操作レバー9の前後方向の操作位置を検出す
るポテンショメータ15、左右方向の操作位置を検出す
るポテンショメータ16が備えられると共に、左操作レ
バー10の前後方向の操作位置を検出するポテンショメ
ータ17、左右方向の操作位置を検出するポテンショメ
ータ18が備えられている。そして、各ポテンショメー
タ15〜18からの操作信号が制御装置19に入力され
ている。又、旋回台2の前側下部に操作ペダル26が設
けられ、この操作ペダル26からの操作信号が制御装置
19に入力されている。
【0017】以上の構成により、右操作レバー9を前又
は後に操作するとこれに基づきパイロット弁31a,3
1bがパイロット圧を発生し、制御弁21が第1ブーム
部分4aの下降側又は上昇側に操作され、右又は左に操
作するとこれに基づきパイロット弁33a,33bがパ
イロット圧を発生し、制御弁23がバケット6の排土側
又は掻き込み側に操作される。又、左操作レバー10を
前又は後に操作するとこれに基づきパイロット弁32
a,32bがパイロット圧を発生し、制御弁22がアー
ム5の上げ側又は掻き込み側に操作され、右又は左に操
作するとこれに基づきパイロット弁34a,34bがパ
イロット圧を発生し、制御弁24が右旋回側又は左旋回
側に操作される。操作ペダル26を右又は左に踏み分け
るとこれに基づきパイロット弁35a,35bがパイロ
ット圧を発生し、制御弁25が第2ブーム部分4bの右
又は左揺動側に操作される。
【0018】以上の操作において、右及び左操作レバー
9,10用の各ポテンショメータ15〜18は右及び左
操作レバー9,10の操作方向だけではなく、その中立
位置からの操作量も検出している。これにより、右及び
左操作レバー9,10の操作量が大きい程、パイロット
弁31a〜34bのパイロット圧が大となり制御弁21
〜24が流量大側に操作される。つまり、右及び左操作
レバー9,10を大きく操作する程、油圧シリンダ11
〜13及び油圧モータ14が高速で作動するように構成
している。
【0019】(2)−1 次に、旋回台2の運転部27に対して設定される上及び
下第1牽制面A1,A2、上及び下第2牽制面B1,B
2について説明する。図6及び図9に示すように旋回台
2においては、右側にバックホウ装置3が配置され、左
側に運転席28や右及び左操作レバー9,10等で構成
された運転部27が配置されている。そして、旋回台2
の左右中央において、バックホウ装置3と運転部27と
を仕切る窓付きの縦仕切り板29(運転部27の最外側
部を覆う外部フレームに相当)が設けられており、この
縦仕切り板29の上端に旋回台2の外側に沿った半円形
状の上仕切り板30(運転部27の最外側部を覆う外部
フレームに相当)が固定されている。
【0020】図9及び図8に示すように、旋回台2に対
する第1ブーム部分4a(ブーム4)の上下角度を検出
するポテンショメータ36(位置センサーに相当)、第
1ブーム部分4aに対する第2ブーム部分4bの左右角
度を検出するポテンショメータ37(位置センサーに相
当)、支持ブラケット4cに対するアーム5の前後角度
を検出するポテンショメータ38(位置センサーに相
当)、及びアーム5に対するバケット6の前後角度を検
出するポテンショメータ39(位置センサーに相当)が
設けられており、この各ポテンショメータ36〜39か
らの検出信号が制御装置19に入力されている。
【0021】(2)−2 上及び下第1牽制面A1,A2、上及び下第2牽制面B
1,B2については、次のような手順で設定する。図1
に示すように、運転部27の作業者は右及び左操作レバ
ー9,10を操作して、アーム5を作動範囲の端部にま
で掻き込み側に操作し(ステップS1)、バケット6を
作動範囲の端部にまで排土側に操作する(ステップS
2)。このような操作を行うと、アーム5及びバケット
6の動作の機械的なガタが作動範囲の一方側に寄せられ
て、この機械的なガタが見掛け上消去された状態とな
る。
【0022】この状態において、右操作レバー9を前後
に操作して第1ブーム部分4aをゆっくりと上下に揺動
操作し、操作ペダル26を左右に踏み操作して第2ブー
ム部分4aをゆっくりと左右に揺動操作していき、バケ
ット6の先端を運転部27に近接する所望の位置に持っ
ていく(ステップS3)。そして、このバケット6の近
接状態でバックホウ装置3を停止させた状態において、
図8の記憶ボタン41を押し操作すると(ステップS
4)、この近接状態でのポテンショメータ37の検出値
(第1ブーム部分4aに対する第2ブーム部分4bの左
右角度)が、左右境界角度F1として記憶され(ステッ
プS5)(左右境界設定手段に相当)、ポテンショメー
タ36の検出値(旋回台2に対する第1ブーム部分4a
の上下角度)が、上下境界角度F2として記憶される
(ステップS6)(上下境界設定手段に相当)。
【0023】図5及び図6に示す状態は第1ブーム部分
4aに対し第2ブーム部分4bを左右揺動範囲の中央に
位置させた状態において、第1ブーム部分4aを上昇操
作していき、バケット6の先端が縦仕切り板29から所
定距離(例えば50ミリメートル程度)の位置に達した
段階で第1ブーム部分4aを停止させて、図8の記憶ボ
タン41を押し操作した状態である。これにより、図6
に示すように第2ブーム部分4bの左右揺動範囲の中央
が左右境界角度F1として記憶され、図5に示す第1ブ
ーム部分4aの上下角度が上下境界角度F2として記憶
されたのである。
【0024】以上のようにして左右境界角度F1及び上
下境界角度F2が記憶されると、図6に示すように第2
ブーム部分4bを左右境界角度F1に位置させている状
態においてバケット6の左側面から左側(運転部27)
側の範囲に、図4に示すような上第1牽制面A1及び下
第1牽制面A2が、制御装置19内に設定される(ステ
ップS7)(第1設定手段に相当)。この上第1牽制面
A1は運転部27の上下中程から上方及び天井側に亘
り、縦仕切り板29及び上仕切り板30より外方に所定
距離だけ離れた平面状で形成されている。下第1牽制面
A2は上第1牽制面A1の下端から下方に亘って形成さ
れるもので、第1ブーム部分4aを旋回台2との支持点
40周りに上下に揺動操作した際に、バケット6の先端
が描く側面視円弧状の軌跡を下第1牽制面A2としてい
る。そして、図4に示すように地面Gから所定の高さに
ある所定位置Dより上方の範囲において、上第1及び下
第1牽制面A1,A2、から所定距離だけ外方に離れた
面が設定されて、この空間の面と上第1及び下第1牽制
面A1,A2との間が、前牽制領域E1として制御装置
19内に設定される(ステップS8)。
【0025】次に、図6に示すように第2ブーム部分4
bを左右境界角度F1に位置させている状態においてバ
ケット6の左側面から右側(運転部27とは反対)側の
範囲に、図5に示すような上第2牽制面B1及び下第2
牽制面B2が、制御装置19内に設定される(ステップ
S9)(第2設定手段に相当)。図5に示すように、ア
ーム5を作動範囲の端部にまで掻き込み側に操作し、バ
ケット6を作動範囲の端部にまで排土側に操作して、第
2ブーム部分4bを左右境界角度F1に位置させている
状態において、第1ブーム部分4aを上下に揺動操作す
ると、バケット6の先端は第1ブーム部分4aの支持点
40を中心とした側面視円弧状の軌跡Jを描くことにな
る。この軌跡Jの上端が上下境界角度F2に対応するこ
とになるのであり、軌跡Jの上端から上側の範囲におい
て軌跡Jとは逆の側面視円弧状の下第2牽制面B2が形
成されている。そして、下第2牽制面B2の上端から上
方及び天井側に亘り、縦仕切り板29及び上仕切り板3
0より外方に所定距離だけ離れた平面状に、上第2牽制
面B1が形成されている。そして、図5に示すように地
面Gから所定の高さにある所定位置Dより上方の範囲に
おいて、上第2及び下第2牽制面B1,B2、軌跡Jか
ら所定距離だけ外方に離れた面が設定され、この空間の
面と上第2及び下第2牽制面B1,B2、軌跡Jとの間
が、前牽制領域E1として制御装置19内に設定される
(ステップS10)。
【0026】以上のようにして、上第2及び下第2牽制
面B1,B2が設定されると、図6に示すように上第2
及び下第2牽制面B1,B2の左端から後方に亘り、縦
仕切り板29から右方に所定距離だけ離れた平面状の横
牽制面Cが、制御装置19内に設定される(ステップS
11)。そして、横牽制面Cから所定距離だけ右方に離
れた面が設定されて、この空間の面と横牽制面Cとの間
が、横牽制領域E2として制御装置19内に設定される
(ステップS12)。このような上第1及び下第1牽制
面A1,A2、上第2及び下第2牽制面B1,B2、横
牽制面C、前及び横牽制領域E1,E2は旋回台2に対
して設定されているものであり、旋回台2が旋回するの
に伴い旋回台2と一緒に移動して行くものである。
【0027】(3)以上のようにして制御装置19内に
設定記憶される上第1及び下第1牽制面A1,A2、上
第2及び下第2牽制面B1,B2の範囲は、制御装置1
9内の記憶を消去して、図1に示す操作を再び行うこと
によって変更することができる。図5及び図6に示す状
態は、第1ブーム部分4aに対し第2ブーム部分4bを
左右揺動範囲の中央に位置させた状態において、第1ブ
ーム部分4aを上昇操作していき、バケット6の先端が
縦仕切り板29から所定距離の位置に達した段階で第1
ブーム部分4aを停止させて、図8の記憶ボタン41を
押し操作した状態である。
【0028】これに対し第1ブーム部分4aを下げた状
態において、アーム5を作動範囲の端部にまで掻き込み
側に操作し、バケット6を作動範囲の端部にまで排土側
に操作して、第2ブーム部分4bを図 の中央の位置か
ら少し左側(運転部27側)に揺動操作する。そして、
この状態において第1ブーム部分4aを上昇操作してい
き、バケット6の先端が縦仕切り板29から所定距離
(例えば50ミリメートル程度)の位置に達した段階で
第1ブーム部分4aを停止させて、図8の記憶ボタン4
1を押し操作してやる。
【0029】このように、第2ブーム部分4bを左側に
揺動操作していると、その揺動分だけアーム5及び図5
のバケット6の先端の軌跡Jが運転部27側に接近する
ことになるので、この状態で第1ブーム部分4aを上昇
させれば、図5に示す上下境界角度F2よりも低い角度
で、バケット6の先端が縦仕切り板29から所定距離に
達することになる。従って、この状態で記憶ボタン41
を押し操作すると、図6に示す左右境界角度F1よりも
左側(運転部27側)に寄った角度で、左右境界角度F
1が記憶されるのであり(左右境界角度F1の変更手段
に相当)、図5に示す上下境界角度F2よりも下側の角
度で、上下境界角度F2が記憶される。そして、この新
たに記憶された左右及び上下境界角度F1,F2に対し
て、上第1及び下第1牽制面A1,A2、上第2及び下
第2牽制面B1,B2、横牽制面C、前及び横牽制領域
E1,E2が設定されるのである。
【0030】(4)−1 次に、上第1及び下第1牽制面A1,A2、上第2及び
下第2牽制面B1,B2、前牽制領域E1に対するバッ
クホウ装置3の制御について説明する。制御装置19に
おいては図2に示すように、ポテンショメータ36〜3
9からの検出信号による第1ブーム部分4aの上下角
度、第2ブーム部分4bの左右角度、アーム5及びバケ
ット6の前後角度と、第1ブーム部分4a、第2ブーム
部分4b、アーム5及びバケット6の各長さとにより、
バケット6の先端の位置及びバケット6の底部の位置を
常時算出している(ステップS21,S22)。そし
て、ポテンショメータ36〜39の検出値を微分処理す
ることにより、バケット6の先端及び底部の移動方向及
び移動速度を算出している。
【0031】これにより、図4に示すようにバケット6
が旋回台2の前方に位置している状態において、バケッ
ト6の先端が底部よりも旋回台2に近い場合(ステップ
S23)、バケット6の先端が図4,5,6の前牽制領
域E1に入り込むと(ステップS24)、パイロット弁
31a〜32b,35a,35bが操作されて右及び左
操作レバー9,10、操作ペダル26の操作に関係な
く、第1及び第2ブーム部分4a,4bの油圧シリンダ
11,7、アーム5の油圧シリンダ12の作動速度が減
速操作される(ステップS25)。この場合、バケット
6の先端が前牽制領域E1に入り込んで上第1及び下第
1牽制面A1,A2、上第2及び下第2牽制面B1,B
2、軌跡Jに接近するほど、油圧シリンダ11,7,1
2が大きく減速操作される。逆に、バケット6の先端が
上第1牽制面A1等から離れる方向に第1及び第2ブー
ム部分4a,4b、アーム5が操作された場合には、前
述の減速とは逆に前牽制領域E1内で、油圧シリンダ1
1,7,12の作動速度が増速操作されて行き、前牽制
領域E1から出たときに元の速度に戻し操作される。
【0032】(4)−2 そして、バケット6の先端が図4及び図5の上第1牽制
面A1、又は上第2牽制面B1に達したとする(ステッ
プS26)。この場合、アーム5を掻き込み側に操作し
ても第1ブーム部分4aを上昇側に操作しても、又、第
2ブーム部分4bを左揺動側(運転部27側)に操作し
ても、バケット6の先端が上第1又は上第2牽制面A
1,B1を越えて運転部27側に入り込んでくる。
【0033】従って、バケット6の先端が上第1又は上
第2牽制面A1,B1に達した状態で、左操作レバー1
0でアーム5を掻き込み側に、右操作レバー9で第1ブ
ーム部分4aを上昇側に、又、操作ペダル26で第2ブ
ーム部分4bを左揺動側に操作しようとしても、パイロ
ット弁31a〜32b,35a,35bのパイロット圧
が消えて、制御弁21,22,25により、油圧シリン
ダ11,7,12が停止操作される(ステップS27,
S28,S29)(牽制手段に相当)。逆にバケット6
の先端が上第1又は上第2牽制面A1,B1に達した状
態で、アーム5の上げ操作、第1ブーム部分4aの下降
操作及び第2ブーム部分4bの右揺動操作は、バケット
6の先端が上第1又は上第2牽制面A1,B1から離れ
る方向の操作なので、これらの操作は支障なく行える。
【0034】そして、バケット6の先端が上第1又は上
第2牽制面A1,B1に達した状態で、油圧シリンダ1
3によるバケット6の操作は、以下の説明のような条件
下において可能に構成されている。つまり、図3及び図
7に示すようにバケット6の先端が上第1又は上第2牽
制面A1,B1に位置している状態において、上第1又
は上第2牽制面A1,B1に直交した姿勢Hを挟んだ設
定範囲F内にバケット6の姿勢が位置していれば(ステ
ップS30)、この設定範囲F内において油圧シリンダ
13によるバケット6の上下揺動操作が可能である(ス
テップS31)。そして、バケット6が設定範囲Fを越
えた上向き姿勢で、その先端が上第1又は上第2牽制面
A1,B1に位置している状態では、バケット6を下方
に揺動操作するとバケット6の先端が上第1又は上第2
牽制面A1,B1を越えて運転部27側に大きく入り込
むので、このような場合にはバケット6を現在の状態か
ら上方にしか揺動操作できない(ステップS32)。逆
にバケット6が設定範囲Fを越えた下向き姿勢で、その
先端が上第1又は上第2牽制面A1,B1に位置してい
る状態では、バケット6を上方に揺動操作するとバケッ
ト6の先端が上第1又は上第2牽制面A1,B1を越え
て運転部27側に大きく入り込むので、このような場合
にはバケット6を現在の状態から下方にしか揺動操作で
きない(ステップS33)。
【0035】(4)−3 次に、図2に示すようにバケット6の先端が図4の下第
1牽制面A2に達したとする(ステップS26)。この
場合、アーム5を掻き込み側に操作しても、第2ブーム
部分4bを左揺動側(運転部27側)に操作しても、バ
ケット6の先端が下第1牽制面A2を越えて運転部27
側に入り込んでくる。しかし、図4の実線で示す位置に
バケット6を位置させている状態において、第1ブーム
部分4aを旋回台2との支持点40周りに上下に揺動操
作した際に、バケット6の先端が描く側面視円弧状の軌
跡を下第1牽制面A2としている。これにより、バケッ
ト6の先端が下第1牽制面A2に達した状態で第1ブー
ム部分4aを上昇及び下降操作しても、バケット6の先
端は下第1牽制面A2上を移動するだけで、バケット6
の先端が下第1牽制面A2を越えて運転部27側に入り
込んでくることはない。
【0036】従って、バケット6の先端が下第1牽制面
A2に達した状態で、左操作レバー10でアーム5を掻
き込み側に、操作ペダル26で第2ブーム部分4bを左
揺動側に操作しようとしても、パイロット弁32a,3
2b,35a,35bのパイロット圧が消えて、制御弁
22,25により油圧シリンダ12,7が停止操作され
る(ステップS34,S35)(牽制手段に相当)。し
かし、右操作レバー9による第1ブーム部分4aの上昇
及び下降操作は支障なく行える。そして、バケット6の
先端が下第1牽制面A2に達した状態で、アーム5の上
げ操作及び第2ブーム部分4bの右揺動操作は、バケッ
ト6の先端が下第1牽制面A2から離れる方向の操作な
ので、これらの操作は支障なく行える。又、バケット6
の先端が下第1牽制面A2に達した状態で、油圧シリン
ダ13によるバケット6の操作は、前項(4)−2の説
明のような条件下において可能である(図3のステップ
S30〜S33)。
【0037】(4)−4 次に、図2に示すようにバケット6の先端が図5及び図
6の下第2牽制面B2に達したとする(ステップS2
6)。この場合、前項(4)−2の上第1及び上第2牽
制面A1,B1の場合と同様に、アーム5を掻き込み側
に操作しても第1ブーム部分4aを上昇側に操作して
も、又、第2ブーム部分4bを左揺動側(運転部27
側)に操作しても、バケット6の先端が下第2牽制面B
2を越えて運転部27側に入り込んでくる。
【0038】従って、バケット6の先端が下第2牽制面
B2に達した状態で、左操作レバー10でアーム5を掻
き込み側に、右操作レバー9で第1ブーム部分4aを上
昇側に、操作ペダル26で第2ブーム部分4bを左揺動
側に操作しようとしても、パイロット弁31a〜32
b,35a,35bのパイロット圧が消えて、制御弁2
1,22,25により、油圧シリンダ11,7,12が
停止操作される(ステップS36,S37,S38)
(牽制手段に相当)。逆にバケット6の先端が下第2牽
制面B2に達した状態で、アーム5の上げ操作、第1ブ
ーム部分4aの下降操作及び第2ブーム部分4bの右揺
動操作は、バケット6の先端が下第2牽制面B2から離
れる方向の操作なので、これらの操作は支障なく行え
る。
【0039】アーム5の先端でバケット6が揺動操作さ
れた際、バケット6の先端が描く円弧軌跡と、下第2牽
制面B2とを略同じに設定している。これにより、バケ
ット6の先端が下第2牽制面B2上に位置している状態
(図5の状態)で、アーム5の先端でバケット6を揺動
操作しても、バケット6の先端が下第2牽制面B2を越
えて運転部27側に入り込むことはない。従って、バケ
ット6の先端が下第2牽制面B2上に位置している場
合、図3のステップS30〜S33のような、バケット
6の揺動操作に対する規制は行われない。
【0040】(4)−5 図5に示す軌跡Jに対して前牽制領域E1は設定されて
いるが、この軌跡J上にバケット6の入り込みを阻止す
る下第2牽制面B2等は設定されていない。しかし、前
項(2)−2に記載のように、アーム5を作動範囲の端
部にまで掻き込み側に操作し、バケット6を作動範囲の
端部にまで排土側に操作して、第1ブーム部分4aを上
下に揺動操作した際に、バケット6の先端が描く軌跡を
軌跡Jとしている。従って、この軌跡Jは第1ブーム部
分4a、アーム5及びバケット6をその作動範囲の限界
にまで操作した状態でのバケット6の先端の位置なの
で、第1ブーム部分4a、アーム5及びバケット6の操
作により、この軌跡Jを越えてバケット6の先端を運転
部27側に入り込ませることは不可能である。これによ
り、軌跡Jに対して下第2牽制面B2等を設定しなくて
も、この軌跡Jの範囲でバケット6の先端が運転部27
に接触するようなことはない。
【0041】バケット6の先端が軌跡J上に位置してい
る状態で、第2ブーム部分4bを左揺動側(運転部27
側)に操作すると、バケット6の先端が軌跡Jを越えて
運転部27側に入り込むような状態となる。しかし、こ
のように第2ブーム部分4bを左揺動側に操作しようと
すると、図6及び図4に示すようにバケット6の先端が
軌跡Jの左隣の下第1牽制面A2に達して、この下第1
牽制面A2を越えて運転部27側に入り込むような状態
となるので、前項(4)−3の記載及び図2のステップ
S29により、第2ブーム部分4bの左揺動側への操作
は実際には行えない。
【0042】(5)次に、横牽制面C及び横牽制領域E
2に対するバックホウ装置3の制御について説明する。
制御装置19においては前述と同様に、ポテンショメー
タ36〜39からの信号による第1ブーム部分4aの上
下角度、第2ブーム部分4bの左右角度、アーム5及び
バケット6の前後角度と、第1ブーム部分4a、第2ブ
ーム部分4b、アーム5及びバケット6の各長さとによ
り、バケット6の左横側面の位置を常時算出している。
そして、ポテンショメータ36〜39の検出値を微分処
理することにより、バケット6の左横側面の移動方向及
び移動速度を算出している。
【0043】図6に示すバケット6を運転部27の右横
に位置させている場合において、油圧シリンダ7により
第2ブーム部分4bを運転部27側に揺動操作させて、
バケット6の左横側面が横牽制領域E3に入り込むと、
パイロット弁35a,35bが操作されて操作ペダル2
6の操作に関係なく、第2ブーム部分4bの油圧シリン
ダ7の作動速度が減速操作される。この場合、バケット
6の左横側面が横牽制領域E2に入り込んで横牽制面C
に接近するほど、大きく減速操作される。逆に、バケッ
ト6の左横側面が横牽制面Cから離れる方向に第2ブー
ム部分4bが操作された場合には、前述の減速とは逆に
横牽制領域E2内で第2ブーム部分4bの油圧シリンダ
7の作動速度が増速操作されて行き、横牽制領域E2か
ら出たときに元の速度に戻し操作される。そして、バケ
ット6の左横側面が横牽制面Cに達してこれから少しで
も横牽制面Cを越えて運転部27側に操作されようとし
た場合には、パイロット弁35a,35bのパイロット
圧が消えて、制御弁25により第2ブーム部分4bの油
圧シリンダ7が停止操作される。
【0044】(6)次に、所定位置Dから下方の領域で
のバックホウ装置3の制御について説明する。以上のよ
うに、図4及び図5に示す所定位置Dから上方の領域に
おいては、前牽制領域E1及び横牽制領域E2が設定さ
れているが、所定位置Dから下方の領域においてはこの
ようなものは設定されていない(図2のステップS24
からステップS26に移行)。従って、バケット6の先
端が下第1牽制面A2に達するまでは右及び左操作レバ
ー9,10、操作ペダル26の操作に基づいた速度で、
バックホウ装置3の油圧シリンダ11,7,12が操作
される。そして、バケット6の先端が下第1牽制面A2
に達した場合(ステップS26)、アーム5の掻き込み
側の操作及び第2ブーム部分4bの左揺動側の操作は行
えないが(ステップS34,S35)、第1ブーム部分
4aの上昇及び下降操作は行える。又、バケット6の操
作は前項(4)−2の条件下において可能である(図3
のステップS30〜S33)。
【0045】〔別実施例〕前述の実施例ではバケット6
の先端、底部及び左横側面を基準として、上第1及び下
第1牽制面A1,A2、上第2及び下第2牽制面B1,
B2及び横牽制面Cを設定しているが、図9のポテンシ
ョメータ39を省略し、ポテンショメータ36,37,
38によりアーム5の先端(バケット6の連結点)を基
準として、上第1及び下第1牽制面A1,A2、上第2
及び下第2牽制面B1,B2及び横牽制面Cを設定して
もよい。
【0046】前述の実施例では、右及び左操作レバー
9,10、操作ペダル26の操作位置をポテンショメー
タ15〜18で電気的に検出して、電磁比例減圧弁型式
のパイロット弁31a〜35bによりパイロット操作型
式の制御弁21〜25を操作する型式であり、この型式
に本発明を適用しているが、本発明を次のような構成の
バックホウに適用してもよい。つまり、前述の電磁比例
減圧弁型式のパイロット弁31a〜35bを装備せず
に、右及び左操作レバー9,10、操作ペダル26の操
作位置をポテンショメータ15〜18で電気的に検出し
て、この検出値に基づいて電磁比例減圧弁型式の制御弁
21〜25を操作する型式。又、前述のポテンショメー
タ15〜18を装備せずに、右及び左操作レバー9,1
0、操作ペダル26の操作によりパイロット弁(図示せ
ず)を直接機械的に操作し、このパイロット弁からのパ
イロット圧で制御弁21〜25を切換操作する型式であ
る。
【0047】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】左右及び上下境界角度、上第1及び下第1牽制
面、上第2及び下第2牽制面、横牽制面、前及び横牽制
領域の設定の手順を示す図
【図2】上第1及び下第1牽制面、上第2及び下第2牽
制面、前牽制領域における制御の流れを示す図
【図3】図2の制御の流れに続くものであり、バケット
の先端が上第1及び下第1牽制面、上第2牽制面に達し
た状態での制御の流れを示す図
【図4】上第1及び下第1牽制面、前牽制領域を示すバ
ックホウの概略側面図
【図5】上第2及び下第2牽制面、その下側の軌跡、前
牽制領域を示すバックホウの概略側面図
【図6】上第1及び下第1牽制面、上第2及び下第2牽
制面、前牽制領域、横牽制面及び横牽制領域を示すバッ
クホウの概略平面図
【図7】バケットの先端が上第1及び下第1牽制面、上
第2牽制面に達した状態での側面図
【図8】バックホウ装置用の各油圧シリンダ、制御弁、
パイロット弁、右及び左操作レバー等の関係を示す図
【図9】バックホウの全体側面図
【符号の説明】
2 旋回台 3 バックホウ装置 4 ブーム 4a 第1ブーム部分 4b 第2ブーム部分 5 アーム 6 バケット 7,11,12,13 油圧シリンダ 27 運転部 29,30 外部フレーム 36,37,38,39 位置センサー A1,A2 第1牽制面 B1,B2 第2牽制面 F1 左右境界角度 F2 上下境界角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−306535(JP,A) 特開 平4−333730(JP,A) 特開 平5−272155(JP,A) 特開 平3−156037(JP,A) 特開 平3−228929(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回台(2)に上下揺動自在に連結され
    た第1ブーム部分(4a)と、この第1ブーム部分(4
    a)の先端に左右揺動自在に連結された第2ブーム部分
    (4b)とを備えてブーム(4)を構成し、前記第2ブ
    ーム部分(4b)の先端にアーム(5)及びバケット
    (6)を揺動操作自在に連結してバックホウ装置(3)
    を構成すると共に、前記バックホウ装置(3)と運転部
    (27)とを前記旋回台(2)の左右に並べて配置して
    あるバックホウであって、 前記アーム(5)をその揺動範囲の端部にまで掻き込み
    側に操作した状態で、前記バケット(6)が運転部(2
    7)の最外側を覆う外部フレーム(29),(30)に
    接触せずに近接する位置に、前記第2ブーム部分(4
    b)及び第1ブーム部分(4a)を操作した近接状態に
    おいて、この近接状態での前記第1ブーム部分(4a)
    に対する第2ブーム部分(4b)の左右角度を左右境界
    角度(F1)として設定する左右境界設定手段と、この
    近接状態での前記旋回台(2)に対する第1ブーム部分
    (4a)の上下角度を上下境界角度(F2)として設定
    する上下境界設定手段と、 前記左右境界角度(F1)での前記第2ブーム部分(4
    b)の先端の位置から右又は左の前記運転部(27)側
    の範囲において、前記運転部(27)の外部フレーム
    (29),(30)から外方に所定距離だけ離れた第1
    牽制面(A1),(A2)を空間上に上下に亘って設定
    する第1設定手段と、 前記左右境界角度(F1)での前記第2ブーム部分(4
    b)の先端の位置から前記運転部(27)とは反対側の
    範囲において、前記上下境界角度(F2)に対応するバ
    ケット(6)の位置から上側の範囲で、前記運転部(2
    7)の外部フレーム(29),(30)から外方に所定
    距離だけ離れた第2牽制面(B1),(B2)を空間上
    に設定する第2設定手段とを備えると共に、 前記バケット(6)の位置を検出する位置センサー(3
    6),(37),(38),(39)と、この位置セン
    サー(36),(37),(38),(39)の検出に
    基づき、前記バケット(6)が前記第1牽制面(A
    1),(A2)及び第2牽制面(B1),(B2)を越
    えて運転部(27)側に入り込もうとすると、前記バッ
    クホウ装置駆動用の油圧シリンダ(7),(11),
    (12),(13)を停止させてこれを牽制阻止する牽
    制手段とを備えてあるバックホウ。
  2. 【請求項2】 前記左右境界角度(F1)を右又は左の
    角度に変更操作可能な変更手段を備えてある請求項1記
    載のバックホウ。
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