JPH06146146A - ネット加工装置 - Google Patents

ネット加工装置

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JPH06146146A
JPH06146146A JP31564292A JP31564292A JPH06146146A JP H06146146 A JPH06146146 A JP H06146146A JP 31564292 A JP31564292 A JP 31564292A JP 31564292 A JP31564292 A JP 31564292A JP H06146146 A JPH06146146 A JP H06146146A
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hanging
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Masahiko Obara
小原正彦
Yoshiteru Obara
小原義輝
Yasushi Kondo
近藤康司
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  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ネットの加工を全て自動化し、極めて作業効
率が良く、かつ正確な加工を行える自動ネット加工装置
を提供すること。 【構成】 アーム18により誘導される親ロープ2とネ
ット1との掛かり部が一時停止すると、アーム18は内
側へ逃げる。その際位置決め手段が掛かり部を支持して
いるので移動が規制され、さらにアームと連動する絞り
手段がネットを絞る。このためネット1と親ロープ2は
互いに固定され易い状態のまま、ひき続き固定装置16
がこの掛かり部に接近し、両者の固定を行うので、ネッ
トの加工がきわめて正確にかつ効率よく行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、海苔網、漁網、その他
各種の網すなわちネットを製造するための自動ネット加
工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば海苔網等のネットを製造す
る場合、図7に示されるように、2本の平行な親ロープ
101に、交差するようにして編まれたネット102の
折り返し部103を挿入し、親ロープ101とネット1
02との各掛かり部104を、作業員が親ロープ101
の両側からミシン105もしくは手縫い等によって固定
を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この様なネット102
と親ロープ101との固定作業は、手縫いにしろミシン
を使用する作業にしろ、少なくとも各親ロープ101の
両側に作業員を配置し、ほぼ同時に縫着作業を行わなけ
ればならなかった。
【0004】さらに、ネット102と親ロープ101と
の掛かり部104はほぼ等間隔でなければならず、縫着
作業を行う前に、予め親ロープに等間隔の目印を付ける
作業も必要であり、そのため作業員は複数必要になると
ともに、作業自体が非常に手間が掛かり効率の悪いもの
であった。
【0005】本発明は、このようなネットの加工を全て
自動化し、極めて作業効率が良く、かつ正確な加工を行
える自動ネット加工装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のネット加工装置
は、ほぼ同速度で移動するネットと親ロープとの掛かり
部を、ネットの移動方向と直角に拡張するように起立し
たまま移動し、一時停止後に内方へ傾斜するアームと、
前記アームの内方傾斜と同時または直前に親ロープを支
持する位置決め手段と、さらにアームの傾斜と連動して
ネットの掛かり部を絞る手段と、前記掛かり部方向に移
動し、掛かり部を固定する固定装置とを備えてなること
を特徴としている。
【0007】また、本発明のネット加工装置は、ネット
を親ロープとの掛かり部を、少なくとも1本の誘導ロー
ラーで自動的に送り出すネット加工装置において、親ロ
ープを摩擦輪と駆動輪とで挟んで送る際に、前記駆動輪
の送り出し速度を前記誘導ローラーの巻き取り速度より
も若干低速にしたことを特徴としている。
【0008】
【作用】アームにより誘導される親ロープとネットとの
掛かり部が一時停止すると、アームは内側へ逃げる。そ
の際位置決め手段が掛かり部を支持しているので移動が
規制され、さらにアームと連動する絞り手段がネットを
絞る。このためネットと親ロープは互いに固定され易い
状態のまま、ひき続き固定装置がこの掛かり部に接近
し、両者の固定を行うので、ネットの加工がきわめて正
確にかつ効率よく行われる(請求項1)。
【0009】親ロープは、装置内を移動中に、所定のテ
ンションが存在しないとネット加工中に送り出し距離が
微妙に狂い、この狂いが積み重なると加工精度が極端に
落ちる。
【0010】そのため、送り出し速度を誘導ローラーの
巻き取り速度よりも低速にすることにより、常時テンシ
ョンが発生し、加工精度を保つことができる(請求項
5)。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0012】図1には、ネット1を親ロープ2に固定す
る加工時の自動ネット加工装置Aの傾斜図が示され、装
置Aの天板3の略中央には、前後にモータ駆動の中央ロ
ーラー4が露出しており、さらに両側部には、平行溝5
と、前後及び中央の3ヵ所の垂直溝6,6,6からなる
E字型の誘導溝7が形成されている。
【0013】前記天板3の前後位置には、第1誘導ロー
ラー8と第2誘導ローラー9とが前記中央ローラー4と
平行に枢設され、それらは同速で回転できるようになっ
ている。さらに装置Aの始動前にネット1を設置する側
の第1誘導ローラー8の斜下方には、モータ駆動の拡張
ローラー10が枢設されている。
【0014】また反対側の第2誘導ローラー9の斜下方
には、上部巻込ローラー11と下部巻込ローラー12と
がほぼ当接状態でそれぞれ反対方向に回転駆動できるよ
うに枢設されている。
【0015】装置Aの側板14にはレール13を有する
支持台15が取付けられ、この支持台15上にはレール
13の案内で、親ロープ2に対して垂直方向に、図示し
ない駆動装置によって移動できる固定装置16が載置さ
れている。固定装置16は、この実施例では左右に1個
ずつ設置され、内方向、すなわち誘導溝7の方向に固着
凹部17が向けられている。この固定装置16は、糸を
用いるミシン、もしくは金属製のCリングを巻潰し固定
する固定具、さらには接着剤を射出すような縫着機能を
有する固定具である。
【0016】誘導溝7からアーム18が複数本突出して
いるが、これらは片側の垂直溝6から起上がり出没し、
平行溝5内をネット1及び親ロープ2とともに移動し、
ほぼ中央部の垂直溝6で傾斜し、また起立し、その後、
片側の垂直溝6内に傾倒しながら進入する構造になって
おり、その詳細は後述する。
【0017】22は、天板3に穿設されたほぼネット1
の一網目と同形、すなわちこの実施例では四角形の開孔
であり、この開孔22から後述するネット保持体31が
突出するようになっている。
【0018】図2には、このネット加工装置Aの親ロー
プ2及びネット1の導入部の一部破断図が示されてお
り、19は親ロープ2の案内ローラー、20は摩擦輪、
21は駆動輪である。これら摩擦輪20、駆動輪21
は、両者で親ロープ2を挾み、駆動輪21の回転で親ロ
ープを送り出す機構になっている。
【0019】ここで、駆動輪21によって送り出される
親ロープ2の速度は、前述の第1、第2の誘導ローラー
8,9の巻き取り速度よりも若干低速になっており、こ
のため、移動する親ロープには常時適度なテンションが
付加されている。
【0020】アーム18はヒンジ機能を有する支持ディ
スク24を介してチェーンベルト23に枢着され、さら
にチェーンベルト23は前後のスプロケットで駆動され
るようになっている。図示されていないが、進行方向の
スプロケットの略上方にはアーム18の移動に伴いアー
ム18を内方に傾倒させるガイドが、また進行方向と反
対側のスプロケットの略上方には倒れたアーム18を起
立させるガイドが形成されている。さらに、これも図示
していないが、中央の垂直溝6の位置には、所定の駆動
機構が有り、この位置でアーム18を傾倒、起立させる
ようになっている。
【0021】次に、ネットに親ロープを固定する加工作
業手順を説明する。
【0022】まずネット1の適正な網目幅に、それらの
間隔を調節されたアーム18にネット1と親ロープ2と
を掛ける初期作業を行う。
【0023】この準備終了後、図示しない制御装置によ
り制御される各ローラー、各スプロケット、そして固着
装置の始動を開始する。これら各ローラー、各スプロケ
ットは、ネット1と親ロープ2を同速度で誘導し、掛か
り部が固定装置16の近傍に位置した時、全ローラー、
スプロケット等の移動を停止させ、掛かり部の固定後、
更に移動させ、また停止させるように、同じ作動を繰り
返し行うように制御されている。
【0024】図3、図4、図5、図6には、掛かり部の
固定手順が示されており、まず図3で示す位置で、親ロ
ープ、ネット、アームが停止する。その後、待機してい
る位置決めアーム25が図4に示す位置まで前進し、親
ロープ2を頭部32で位置決めする。この位置決めが終
了すると、天板3の開孔22からネット保持体31がネ
ット1の網目内に突出し、ネットと親ロープとの掛かり
部が中心に位置するように調整される。
【0025】アーム18が、図5に示されるように内方
へ傾倒すると、ヒンジ26で回動可能に取付けられた可
動アーム28の第1アーム29が後方へ押され、同時に
第2アーム30が図示するようにネットを内側に挟み込
み、掛かり部を絞る。そのため掛かり部は、縫着もしく
は固定するのに最適の状態となり、この状態で、待機し
ていたたとえばミシン等の固定装置16が、図6のよう
に掛かり部方向へ移動し、凹部17の縫着部33が掛か
り部に位置すると縫着固定が行われる。
【0026】固定完了後、この行程と逆の行程で図5の
状態から図3の状態へと復帰される。ここで可動アーム
28はスプリング等で付勢されており、アーム18が起
立すると図4、図3のように復帰するように構成されて
いる。
【0027】ネット保持体31は、3本の棒状体である
が、4本でもよく、また網目と同形の截頭四角錐状のも
のを用いてもよい。要は、固定位置における掛かり部の
近傍でり、かつ掛かり部を挾む少なくとも2ヵ所を位置
ずれしないように固定するものであればよい。
【0028】また、可動アーム28は、アーム18の傾
倒でメカ的に連動するものであるが、これら全ての動き
を独立させ、電気的もしくは空気、油圧シリンダー等を
用いて、集中制御してもよい。
【0029】中央ローラー4は、ネット中央部の弛みを
無くすように機能するもので、本実施例では2個である
が、3個以上設けてもよい。さらに固定装置16も本実
施例では左右1個ずつであるが、それらの設置数は自由
であり、例えば3個ずつにすると、ネット1及び親ロー
プ2は、ネット1の網目幅の3倍のストローク分移動し
て停止し、固定作業が行われるといった操作が繰り返さ
れる。
【0030】
【発明の効果】本発明は、次の効果を奏する。
【0031】(a) アームにより誘導される親ロープ
とネットとの掛かり部が一時停止すると、アームは内側
へ逃げる。その際位置決め手段が掛かり部を支持してい
るので、移動が規制され、さらにアームと連動する絞り
手段がネットを絞る。このためネットと親ロープとは互
いに固定され易い状態のまま、ひき続き固定装置がこの
掛かり部に接近し、両者の固定を行うので、ネットの加
工がきわめて正確にかつ効率よく行われる(請求項
1)。
【0032】(b) 親ロープは、装置内を移動中に、
所定のテンションが存在しないとネット加工中に送り出
し距離が微妙に狂い、この狂いが積み重なると加工精度
が極端に落ちる。
【0033】そのため、送り出し速度を誘導ローラーの
巻き取り速度よりも低速にすることにより、常時(図面
の簡単な説明)テンションが発生し、加工精度を保つこ
とができる(請求項5)。
【0034】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である自動ネット加工機の全体
斜視図である。
【図2】同上の内部機構を表す一部破断斜視図である。
【図3】同上加工作業手順の要部図である。
【図4】同上加工作業手順の要部図である。
【図5】同上加工作業手順の要部図である。
【図6】同上加工作業手順の要部図である。
【図7】従来のネット加工説明図である。
【符号の説明】
A 自動ネット加工装置 1 ネット 2 親ロープ 3 天板 4 中央ローラ
ー 5 平行溝 6 垂直溝 7 誘導溝 8 第1誘導ロ
ーラー 9 第2誘導ローラー 10 拡張ローラ
ー 11 上部巻込ローラー 12 下部巻込ロ
ーラー 13 レール 14 側板 15 支持台 16 固定装置 17 固着凹部 18 アーム 19 案内ローラー 20 摩擦輪 21 駆動輪 22 開孔 23 チェーンベルト 24 支持ディス
ク 25 位置決めアーム 26 ヒンジ 27 ロッド 28 可動アーム 29 第1アーム 30 第2アーム
(絞り手段) 31 ネット保持体 32 頭部 33 縫着部(固定部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小原義輝 香川県三豊郡仁尾町大字仁尾32ー8 (72)発明者 近藤康司 大分県宇佐市大字下高家58番地の4

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ同速度で移動するネットと親ロープ
    との掛かり部を、ネットの移動方向と直角に拡張するよ
    うに起立したまま移動し、一時停止後に内方へ傾斜する
    アームと、前記アームの内方傾斜と同時または直前に親
    ロープを支持する位置決め手段と、さらにアームの傾斜
    と連動してネットの掛かり部を絞る絞り手段と、前記掛
    かり部方向に移動し、掛かり部を固定する固定装置とを
    備えてなることを特徴とするネット加工装置。
  2. 【請求項2】 位置決め手段が親ロープを支持した時ま
    たはその前後に、ネットの網目に突出し、ネットの一部
    または各部にテンションを与えるネット保持体を設ける
    ようにした請求項1記載のネット加工装置。
  3. 【請求項3】 ネット保持体が、少くとも位置決めアー
    ムの両側部に2ヵ所に設けられている請求項2記載のネ
    ット加工装置。
  4. 【請求項4】 ネット保持体が、ネットの網目の少なく
    とも3ヵ所の角内を保持する形状である請求項2又は3
    に記載のネット加工装置。
  5. 【請求項5】 ネットを親ロープとの掛かり部を、少な
    くとも1本の誘導ローラーで自動的に送り出すネット加
    工装置において、親ロープを摩擦輪と駆動輪とで挟んで
    送る際に、前記駆動輪の送りだし速度を前記誘導ローラ
    ーの巻き取り速度よりも若干低速にしたことを特徴とす
    るネット加工装置。
JP31564292A 1992-10-30 1992-10-30 ネット加工装置 Expired - Lifetime JPH07100907B2 (ja)

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JP31564292A JPH07100907B2 (ja) 1992-10-30 1992-10-30 ネット加工装置

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JPH06146146A true JPH06146146A (ja) 1994-05-27
JPH07100907B2 JPH07100907B2 (ja) 1995-11-01

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040051648A (ko) * 2002-12-11 2004-06-19 김상원 어망 조립기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040051648A (ko) * 2002-12-11 2004-06-19 김상원 어망 조립기

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