JPH0625425Y2 - 車両用天井構成部品およびその取付用ねじ部品の供給装置 - Google Patents

車両用天井構成部品およびその取付用ねじ部品の供給装置

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JPH0625425Y2
JPH0625425Y2 JP9610488U JP9610488U JPH0625425Y2 JP H0625425 Y2 JPH0625425 Y2 JP H0625425Y2 JP 9610488 U JP9610488 U JP 9610488U JP 9610488 U JP9610488 U JP 9610488U JP H0625425 Y2 JPH0625425 Y2 JP H0625425Y2
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screw
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Description

【考案の詳細な説明】 A.考案の目的 (1)産業上の利用分野 本考案は車両用天井構成部品およびその取付用ねじ部品
の供給装置、特に、車体のルーフに、その下方から天井
構成部品を複数のねじ部品により取付けるための取付装
置における複数のねじ部品締付機を備えた部品載置部
に、前記天井構成部品をそれの取付面を上向きにして各
ねじ部品と共に供給する供給装置に関する。
(2)従来の技術 従来、前記取付装置への天井構成部品および各ねじ部品
の供給作業は人手により行われている。即ち、ねじ部品
としてボルトを用いる場合には、複数のボルトを1本宛
各ボルト締付機に立設し、次いで天井構成部品の各ボル
ト挿通孔に各ボルトを挿通させてその天井構成部品を部
品載置部に位置決めするものである。
(3)考案が解決しようとする課題 しかしながら前記人手による供給作業は多くの時間を要
するので非能率的であり、またその供給作業中は取付装
置を停止させておかなければならないので、その停止時
間が長くなって装置の稼働率が低下するという問題があ
る。
本考案は前記に鑑み、取付装置の部品載置部に対し天井
構成部品および各ねじ部品を能率良く供給することがで
き、また取付装置の稼働率を向上させることのできる前
記供給装置を提供することを目的とする。
B.考案の構成 (1)課題を解決するための手段 本考案は、車体のルーフに、その下方から天井構成部品
を複数のねじ部品により取付けるための取付装置におけ
る複数のねじ部品締付機を備えた部品載置部に、前記天
井構成部品をそれの取付面を上向きにして各ねじ部品と
共に供給する供給装置であって、装置本体と、該装置本
体に設けられて部品セット位置と部品渡し位置との間を
直線的に往復動する摺動体と、前記装置本体に設けられ
た摺動体用摺動機構と、前記摺動体に回動自在に支持さ
れた部品ホルダと、前記摺動体に設けられた部品ホルダ
用回動機構とを備え、該回動機構は、前記部品セット位
置に存する前記部品ホルダが前記天井構成部品における
横向きまたは下向きの前記取付面に対向するように該部
品ホルダを一方向に回動させる機能と、前記渡し位置に
存する前記部品ホルダが前記取付装置の部品載置部に対
向するように該部品ホルダを他方向に回動させる機能と
を有し、前記部品ホルダは、前記部品セット位置で前記
天井構成部品を把持し、また前記渡し位置で該天井構成
部品を解放する第1把持部材と、前記部品セット位置で
前記天井構成部品の複数の取付孔に対応して複数の前記
ねじ部品を把持し、また前記渡し位置で各ねじ部品を解
放する第2把持部材とを有することを特徴とする。
(2)作用 前記構成によれば、部品ホルダの部品渡し位置で第1,
第2把持部材を解放作動すると、取付面を上向きにした
天井構成部品および各ねじ部品が同時に取付装置の部品
載置部に渡される。
また取付装置の稼働中において、部品ホルダの部品セッ
ト位置への回送、部品ホルダに対する次の天井構成部品
および各ねじ部品のセット、部品ホルダの部品渡し位置
での待機の各操作が行なわれ、これにより1回の取付作
業終了後次の部品供給が直ちに行われる。
(3)実施例 第1図は、車両用天井構成部品としてのサンルーフユニ
ットAを車体Bに取付ける、車体組立ラインのサンルー
フユニット取付ステーションCを示す。
車体Bは自走台車Dに載置されて矢印a方向に搬送さ
れ、サンルーフユニット取付ステーションCで停止す
る。
そのステーションCに、取付装置Eと、その取付装置E
の部品載置部1にサンルーフユニットAおよび複数のね
じ部品としてのボルトgを供給する供給装置Hとが配設
される。
先ず、第2図により部品供給作業について説明する。
同図(a)に示すように、部品ホルダ2は、傾斜した装置
本体3の下部側に存する部品セット位置Iに在る。サン
ルーフユニットAは、その取付面bを略横向きにして部
品ホルダ2にセットされるので、それに応じて部品ホル
ダ2は、取付面bと対向するように回動して鉛直に近い
傾斜状態に保たれる。
同図(a)鎖線示のように、サンルーフユニットAおよび
各ボルトgを部品ホルダ2にセットすると、その部品ホ
ルダ2は第2図反時計方向に略90°回動して同図(b)
に示すように水平状態に保たれ、したがってサンルーフ
ユニットAの取付面bは上向きとなる。
同図(c)に示すように、部品ホルダ2は装置本体3に沿
って上方へ移動し、部品渡し位置Jに至る。次いで、取
付装置Eにおいて直交三軸型ロボット4の可動アーム4
a先端に支持された部品載置部1が部品ホルダ2に対向
して上昇する。
同図(d)に示すように、部品載置部1がサンルーフユニ
ットAの下面、したがって車室内に臨む露出面cに重合
してサンルーフユニットAおよび各ボルトgが部品ホル
ダ2から部品載置部1に渡される。
同図(e)に示すように、部品載置部1が下降する。
その後第1図に示すように、部品載置部1が車体Bのフ
ロントウインドdからその内部に挿入され、ルーフに対
しその下方からサンルーフユニットAが複数のボルトg
により取付けられる。
前記取付装置Eの稼働中において、部品ホルダ2が下降
して部品セット位置Iに回送され、また第2図時計方向
に略90°回動して同図(a)の傾斜状態に保たれ、その
部品ホルダ2に次のサンルーフユニットAおよび各ボル
トgがセットされる。その後部品ホルダ2が同図(c)の
渡し位置Jで待機し、1回の取付作業終了後の取付装置
Eに、次の部品供給が行われる。
以下、供給装置Hについて詳細に説明する。
第1,第3〜第6図に明示するように、装置本体3は複
数の支柱5と、それら支柱5の上端部に取付部材6を介
して傾斜状態に支持された枠体7とよりなる。その枠体
7は、互いに平行で、且つ傾斜する一対の第1,第2主
材8,8と、両主材8,8の上縁側においてそ
れらの上端部間、中間部間および下端近傍部間を連結す
る第1〜第3連結材9〜9とを備えている。
枠体7に、両主材8,8に沿って部品セット位置I
と部品渡し位置Jとの間を直線的に往復摺動する摺動体
10と、その摺動体10の摺動機構11とが設けら
れ、その摺動体10に部品ホルダ2と、その部品ホルダ
2を回動させる回動機構11とが設けられる。
摺動体10およびその摺動機構11は次のように構成
される。
第5,第6図に明示するように、摺動体10は両主材8
,8間の間隔よりも長く形成されて部品ホルダ2を
支持する基台12を有し、その基台12は両主材8
の下方に配設される。基台12の上面において、両
主材8,8の下面との対向部に、それら主材8
の長手方向に延びる一対のスライダ13が取付けら
れ、各スライダ13にはあり溝14が形成される。
両主材8,8の下面に、それらの長手方向に延びる
あり形ガイドレール15が敷設され、各ガイドレール1
5に各スライダ13のあり溝14が摺動自在に嵌合され
る。
これにより、基台12は両主材8,8に沿って往復
摺動することができる。
また基台12上面において、両主材8,8の近傍に
それぞれ軸受部材16が取付けられ、両軸受部材16
に、両端にピニオン17を有する回転軸18が支持され
る。各ピニオン17は両主材8,8の張出部19下
面に設けられた各ラック20に噛合する。
これらラック20およびピニオン17により、基台12
が往復摺動する際に、その基台12のがた付きが防止さ
れる。
第4〜第6図に明示するように、第1連結材9の中間
部下面にブラケット21が固着され、そのブラケット2
1に、軸線を両主材8,8と平行した摺動用作動シ
リンダ22が取付けられる。作動シリンダ22のピスト
ンロッド23は、基台12の上面に立設されて第1連結
材9と平行に延びる連結板24に連結される。
かくして、スライダ13、ガイドレール15および作動
シリンダ22は摺動機構11を構成する。
第1連結材9において、その両端部にそれぞれブラケ
ット25が固着され、各ブラケット25に摺動体10、
したがって部品ホルダ2の部品渡し位置Jを規制する第
1固定ストッパ26と、第1ダンパ27とが取付け
られる。一方、連結板24の両端部には各第1固定スト
ッパ26および第1ダンパ27に衝合し得る第1可
動ストッパ28が取付けられる。
第3連結材9の中間部に垂設されたブラケット29
に、摺動体10、したがって部品ホルダ2の部品セット
位置Iを規制する第2固定ストッパ26が取付けら
れ、また両主材8,8の下端において、その下面に
固着されたブラケット30に第2ダンパ27が取付け
られる。一方、連結板24の中間部には第2固定ストッ
パ26に衝合し得る第2可動ストッパ28が、また
基台12の下面両端部には各第2ダンパ27に衝合し
得る衝合体31がそれぞれ取付けられる。
上記構成において、第3図に示すように摺動用作動シリ
ンダ22の作動によりそのピストンロッド23が伸長
し、それに伴い基台12が下方へ摺動して、その第2可
動ストッパ28が第2固定ストッパ26に衝合する
と、基台12、したがって部品ホルダ2は部品セット位
置Iに至る。一方、第4,第5図に示すように摺動用作
動シリンダ22の作動によりそのピストンロッド23が
収縮し、それに伴い基台12が上方へ摺動して、その第
1可動ストッパ28が第1固定ストッパ26に衝合
すると、基台12、したがって部品ホルダ2は部品渡し
位置Jに至る。
上記基台12の往復摺動時、第1,第2可動ストッパ2
,28が第1,第2固定ストッパ26,26
にそれぞれ衝合する前に、第1可動ストッパ28が第
1ダンパ27に、また衝合体31が第2ダンパ27
に衝合するので、両位置I,Jにおける部品ホルダ2の
急激な停止が回避される。
部品渡し位置Jに在る部品ホルダ2が摺動用作動シリン
ダ22の誤作動により下降すると危険である。そこで、
このような危険状態を回避し得る安全装置32が枠体7
と基台12との間に次のように設けられる。
第4,第5図に示すように第2連結材9の上面に、各
主材8,8と平行に、且つ斜め下方に突出する一対
のブラケット33が設けられ、両ブラケット33に第2
連結材9と平行な第1支軸34を介して板材35の
中間部が回動自在に支持される。板材35の両側下端
に、第2連結材9の下方に位置する一対の板状固定ス
トッパ36が、前記第1支軸34と平行な第2支軸3
を介して支持され、各固定ストッパ36は第4図に
おいて第2支軸34回りに反時計方向にのみ回動し得
るようになっている。
第2連結材9上面において、軸線を両主材8,8
と平行にした固定ストッパ逃し用作動シリンダ37が一
対の支持板38,38を介して設置され、その作動
シリンダ37のピストンロッド39先端は板材35の一
側面に対向する。また上側の支持板38と板材35と
の間にばね40が張設され、そのばね40の引張り力
で、作動シリンダ37の不作動時そのピストンロッド3
9が板材35を介し押動されて収縮する。
摺動体10の基台12上面において、その下縁側に一対
の可動ストッパ41が立設され、各可動ストッパ41
は、基台12が部品渡し位置Jに在って、作動シリンダ
37が不作動のとき各固定ストッパ36に対向する。
上記構成において、摺動用作動シリンダ22が誤作動す
ると、可動ストッパ41が固定ストッパ36に衝合し、
これにより基台12、したがって部品ホルダ2の下降が
阻止される。
部品ホルダ2の下降時には、作動シリンダ37の作動に
よりそのピストンロッド39が伸長するので、板材35
および固定ストッパ36が第1支軸34回りに第4図
反時計方向に所定角度回動して各固定ストッパ36が各
可動ストッパ41の移動経路から逃げて、それらストッ
パ36,41の干渉が防止される。
また各可動ストッパ41が各固定ストッパ36を通過す
ると、作動シリンダ37が不作動になるので、ばね40
の引張り力でピストンロッド39が収縮し、同時に板材
35の第4図時計方向への回動によって各固定ストッパ
36が各可動ストッパ41の移動経路に位置する。
この状態で部品ホルダ2が上昇して各可動ストッパ41
の背面側が各固定ストッパ36に衝合すると、各可動ス
トッパ41により各固定ストッパ36が第4図反時計方
向に回動させられるので、部品ホルダ2の上昇が許容さ
れる。
前記部品ホルダ2の回動機構11は次のように構成さ
れる。
第3,第4,第6図に明示するように摺動体10の基台
12下面において、第1主材8の内側に位置させて一
対の第1軸受部材42が、また第2主材8の内側に
位置させて第2軸受部材42がそれぞれ突設され、各
軸受部材42,42に両主材8,8と直交する
方向に延びる回動軸43の両端部が支持される。
部品ホルダ2は、両主材8,8間に収まる幅を持つ
略四角形の枠体44を有し、その枠体44のサンルーフ
ユニット保持側と反対側において、中央部より一側部に
偏倚させて一対の支持部材45が突設され、各支持部材
45は前記回動軸43に嵌着される。
第1軸受部材42間において、回動軸43に、支持部
材45に対し所定の角度を持つ一対の連結部材46が嵌
着される。また両第1軸受部材42に回動用作動シリ
ンダ47が支軸48を介して枢着され、その作動シリン
ダ47のピストンロッド49は両連結部材46に連結ピ
ン50を介して枢着される。
第6,第7図に示すように摺動体10の基台12下面に
おいて、第1,第2軸受部材42,42の内側に一
対のブラケット51が取付けられ、各ブラケット51に
部品ホルダ2を傾斜状態に保つための一対の第1固定ス
トッパ52と、部品ホルダ2を水平状態に保つための
第2固定ストッパ52とが設けられる。第1固定スト
ッパ52はダンパ機能を有し、また第2固定ストッパ
52には一対のダンパ53が設けられる。
各第1,第2固定ストッパ52,52に対応して回
動軸43に第1,第2可動ストッパ54,54が固
着される。
上記構成において、部品ホルダ2が部品セット位置Iに
在って、回動用作動シリンダ47の作動によりピストン
ロッド49が伸長すると、第7図実線示のように第1可
動ストッパ54が第1固定ストッパ52に衝合して
部品ホルダ2は傾斜状態に保たれる。一方、作動シリン
ダ47の作動によりピストンロッド49が収縮すると、
第7図鎖線示のように第2可動ストッパ54が第2固
定ストッパ52に衝合して部品ホルダ2は水平状態に
保たれる。
水平状態の部品ホルダ2が回動用作動シリンダ47の誤
作動により回動すると危険である。そこで、このような
危険状態を回避し得る安全装置55が基台12と回動軸
43との間に次のように設けられる。
第6,第8図に示すように基台12下面において、スト
ッパ用の両ブラケット51間に位置させて一対のブラケ
ット56,56が相対向して取付けられる。一方の
ブラケット56に、軸線を回動軸43と平行にした回
止め用作動シリンダ57が設置され、他方のブラケット
56に、作動シリンダ57のピストンロッド58が嵌
入し得る貫通孔59が形成される。また回動軸43にス
トッパ60が、両ブラケット56,56間に挿脱し
得るように固着される。
上記構成において、部品ホルダ2が傾斜状態に在るとき
には、第8図実線示のようにストッパ60が両ブラケッ
ト56,56間から離脱している。一方、部品ホル
ダ2が水平状態に在るときには第8図鎖線示のようにス
トッパ60が両ブラケット56,56間に挿入さ
れ、またストッパ60の先端はピストンロッド58を通
過する。
この状態にて作動シリンダ57の作動によりピストンロ
ッド58を伸長させると、そのピストンロッド58先端
部が貫通孔59に嵌入し、これによりストッパ60の戻
り、したがって部品ホルダ2の水平状態からの回動が阻
止される。
次に、第9,第10図に示すサンルーフユニットAおよ
び第11,第12図に示す部品ホルダ2の構造およびそ
れらの関係について説明する。
サンルーフユニットAにおいて、車体Bの天井内面と対
向する取付面bは、第9図では表側に、また第10図で
は上側にそれぞれ位置し、したがってサンルーフユニッ
トAに対する回動軸43の位置および回転方向(矢印
e)は第9図のようになる。
サンルーフユニットAにおいて、回動軸43と略平行な
各側面に3個、また回動軸43と略直交する一側面に2
個のタブ61がそれぞれ突設され、さらに回動軸43と
略直交する他側面に1個のフラップ62が突設される。
各タブ61に1個、またフラップ62に2個の取付孔と
してのボルト挿通孔63がそれぞれ形成される。
また回動軸43と略平行な各側面において中間のタブ6
1近傍に、さらに1個のタブ64が突設され、各タブ6
4にピン挿入孔65が形成される。各ピン挿入孔65
は、部品ホルダ2に対するサンルーフユニットAの位置
決めおよび取付装置Eに対するサンルーフユニットAの
位置決め確認のために用いられる。
部品ホルダ2において、サンルーフユニットAの保持側
は第11図では表側に、また第12図では上側にそれぞ
れ位置し、したがって部品ホルダ2に対する回動軸43
の位置および回動方向(矢印e)は第11図のようにな
る。
部品ホルダ2の枠体44は、その保持側と反対側に回動
軸43と平行に延びる取付板66を有し、その取付板6
6に回動軸43に嵌着される一対の支持部材45が突設
されている。
枠体44の保持側において、回動軸43と平行な各側部
に1個、また回動軸43と直交する一側部に1個、さら
に回動軸43と直交する他側部に2個の支持ブロック6
7がそれぞれ突設され、サンルーフユニットAのセット
時各支持ブロック67によりサンルーフユニットAの取
付面b側が嵌合支持される。
また枠体44の四隅に、それぞれ第1把持部材68
設置され、それら把持部材68により、各支持ブロッ
ク67に嵌合支持されたサンルーフユニットAを把持し
て、部品ホルダ2回動時その部品ホルダ2からサンルー
フユニットAが脱落しないようになっている。各第1把
持部材68は、枠体44に立設された小型モータ69
と、その駆動軸70に取付けられた押え板71とよりな
る。各押え板71は、小型モータ69の駆動により回転
して、第11図鎖線示および第12図実線示のようにサ
ンルーフユニットAの取付面bと反対側の露出面cに対
向する把持位置と、第11図実線示のように露出面cか
ら離間する解放位置とをとることができる。各押え板7
1が把持位置に在るとき、その押え板71と支持ブロッ
ク67との間の間隔はサンルーフユニットAの厚さより
も若干大きくなるように寸法設定がなされている。
また枠体44に、サンルーフユニットAの各ボルト挿通
孔63に対応して第2把持部材としてのエアチャック6
が立設され、エアチャック68の不作動時、互に
離間する一対の爪72間にボルトgを挿脱することがで
き、またエアチャック68の作動時、互に接近する両
爪72によりボルトgを把持することができる。
さらに枠体44に、サンルーフユニットAの各ピン挿入
孔65に対応して位置決め部材73が立設される。各位
置決め部材73は、小型作動シリンダ74と、そのピス
トンロッド75先端にそれと同軸に突設された位置決め
ピン76とよりなる。各位置決めピン76の先端部に
は、その端面に開口する孔部77が形成され、その孔部
77は取付装置Eに対する部品ホルダ2の位置決め確認
のために用いられる。
また枠体44において、回動軸43と直交する一側部に
一対の位置決め筒78が立設され、各位置決め筒78は
その先端部にテーパ付ピン孔79を有する。各位置決め
筒78は取付装置Eに対する部品ホルダ2の位置決めの
ために用いられる。
前記構成において、第3図に示す部品セット位置Iに在
る部品ホルダ2にサンルーフユニットAをセットする場
合には、各第1把持部材68の押え板71は第11図
実線示のように小型モータ69の駆動により回動してサ
ンルーフユニットAのセットに邪魔にならない解放位置
に在る。また各位置決め部材73の小型作動シリンダ7
4の作動によりピストンロッド75が伸長し、その位置
決めピン76は突出位置に在る。さらに各エアチャック
68は不作動で一対の爪72は互に離間している。
サンルーフユニットAは、その取付面bを略横向きにし
て各支持ブロック67に嵌合支持され、その際、各ピン
挿入孔65を各位置決めピン76に挿入して部品ホルダ
2に対するサンルーフユニットAの位置決めがなされ
る。次いで各第1把持部材68の小型モータ69の駆
動により押え板71が回動してサンルーフユニットAの
露出面cに近接する把持位置に至る。その後サンルーフ
ユニットAの各ボルト挿通孔63を通して各エアチャッ
ク68の両爪72間にボルトgを、その頭部hを手前
側に位置させて差込み、各エアチャック68を作動し
てその両爪72によりボルトgを把持する。この場合、
部品ホルダ2にサンルーフユニットAをセットした後、
各ボルトgを各エアチャック68に把持させるので、
ボルトgのセット作業性が良好となる。
以上により部品ホルダ2に対するサンルーフユニットA
および各ボルトgのセットが完了する。
その後部品ホルダ2は回動用作動シリンダ47の作動に
より第3図反時計方向に回動して水平状態となり、次い
で第4図に示すように摺動用作動シリンダ22の作動に
より部品渡し位置Jに至る。
部品ホルダ2が水平状態に在るとき、サンルーフユニッ
トAは各第1把持部材68の押え板71により支持さ
れ、したがってサンルーフユニットAの取付面bと各支
持ブロック67との間には若干の隙間が形成されてい
る。
部品渡し位置Jでは、取付装置Eの部品載置部1にサン
ルーフユニットAおよび各ボルトgが渡されるようにな
っており、その部品載置部1は次のように構成される。
第1,第13,第14図に示すように、部品載置部1の
略四角形の枠体80は、ロボット4の可動アーム4aの
先端部にフローティング機構81を介して水平面内で移
動自在に支持される。
第14図に示すように、部品載置部1が部品ホルダ2か
らサンルーフユニットAおよび各ボルトgを受取るとき
には、ロボット4の可動アーム4aは部品ホルダ2側の
回動軸43と平行になる。
この状態において、部品ホルダ2の各部材ならびにサン
ルーフユニットAおよび各ボルトgに対応して枠体80
に載置側には各種部材が次のように配設される。
即ち、枠体80において、可動アーム4aと平行な各側
部に1個、また可動アーム4aと直交する一側部に2個
の支持ブロック82がそれぞれ突設され、それら支持ブ
ロック82によりサンルーフユニットAの露出面cを支
持するようになっている。
また枠体80において、可動アーム4aと直交する一側
部に1個、また他側部両端に1個宛の昇降用作動シリン
ダ83がそれぞれ立設され、各作動シリンダ83によ
り、そのピストンロッド84先端の支持部85をサンル
ーフユニットAの露出面cに当接してサンルーフユニッ
トAを昇降させることができる。
さらに枠体80に、各エアチャック68、したがって
各ボルトgに対応してねじ部品締付機としてのボルト締
付機86が立設される。各ボルト締付機86は回動およ
び昇降自在であって、上端部にボルトgの頭部hに係脱
するソケット87を有する。
さらにまた、枠体80に、各位置決め部材73、したが
ってサンルーフユニットAの各ピン挿入孔65に対応し
て位置決め確認部材88が立設される。各位置決め確認
部材88は、小型作動シリンダ89と、そのピストンロ
ッド90先端にそれと同軸に突設された確認ピン91と
よりなる。各確認ピン91の先端部は各位置決めピン7
6の孔部77に係脱するようになっている。
また枠体80に、部品ホルダ2の各位置決め筒78に対
応して位置決めピン92が突設される。各位置決めピン
92はテーパ状先端部93を有し、その先端部93は位
置決め筒78のテーパ付ピン孔79に係脱する。また各
テーパ状先端部93は、車体Bの各位置決め用テーパ付
ピン孔(図示せず)に係脱して部品載置部1、したがっ
てサンルーフユニットAおよび各ボルトgを車体Bに対
し位置決めする機能も持つ。
部品ホルダ2から部品載置部1へのサンルーフユニット
Aおよび各ボルトgの渡し作業に先立って、各昇降用作
動シリンダ83のピストンロッド84は収縮し、また位
置決め確認部材88のピストンロッド90が収縮して確
認ピン91は下降している。さらに各ボルト締付機86
のソケット87は下降位置にある。
渡し作業時には、部品載置部1が上昇して各位置決めピ
ン92が部品ホルダ2の各位置決め筒78に係合し、部
品載置部1に対する部品ホルダ2、したがってサンルー
フユニットAおよび各ボルトgの位置決めがなされる。
次いで各位置決め確認部材88の小型作動シリンダ89
が作動してピストンロッド90が伸長し、確認ピン91
の先端部が位置決めピン76の孔部77に係合する。引
続く、小型作動シリンダ89の作動により位置決めピン
76は押し上げられてサンルーフユニットAのピン挿入
孔65から離脱する。これにより前記位置決めが確認さ
れ、この確認後小型作動シリンダ89の作動によりピス
トンロッド90が収縮して確認ピン91はピン挿入孔6
5から離脱する。
次いで、各昇降用作動シリンダ83の作動によりピスト
ンロッド84が伸長してその支持部85がサンルーフユ
ニットAの露出面cに当接し、これによりサンルーフユ
ニットAが各第1把持部材68の押え板71より若干
離間する。この離間量はサンルーフユニットAの取付面
bが各支持ブロック67に当接することによって規制さ
れる。
次いで、各ボルト締付機86がソケット87を回動させ
ながら上昇し、そのソケット87がボルトgの頭部hに
係合する。この係合後各エアチャック68が不作動と
なってその両爪72が互に離間し、これによりボルトg
は解放されてソケット87に渡される。
また各第1把持部材68の小型モータ69の駆動によ
り押え板71が回動して解放位置に至り、サンルーフユ
ニットAが解放されて昇降用作動シリンダ83に渡され
る。
次いで、各昇降用作動シリンダ83の作動によりピスト
ンロッド84が収縮し、同時に各ボルト締付機86のソ
ケット87が下降するので、サンルーフユニットAは各
支持ブロック82に支持され、その支持と同時に各ソケ
ット87が下降を停止し、これにより各ソケット87は
各ボルトgの頭部hとの係合状態に保持される。
その後、部品載置部1が下降して各位置決めピン92が
各位置決め筒78より離脱し、部品載置部1の車体B側
への移動によってサンルーフユニットAの取付け作業が
行われる。
なお、前記実施例では部品ホルダ2に対してサンルーフ
ユニットAの取付面bを横向きにして保持させたが、部
品ホルダ2の保持側を上向きにし、その部品ホルダ2
に、サンルーフユニットAをその取付面bを下向きにし
て保持させることも可能である。
また本考案はサンルーフユニットAの供給に限らず、ル
ーフライニング等その他の天井構成部品の供給装置とし
ても適用される。
さらに、ねじ部品としては、車体側にボルトが突設され
ているときにはナットが用いられ、それに対応して第2
把持部材の構成が適宜変更される。
C.考案の効果 本考案によれば、部品渡し位置に存する部品ホルダよ
り、取付面を上向きにした天井構成部品および各ねじ部
品を同時に組付装置の部品載置部に渡すようにしたの
で、部品供給作業能率を向上させることができる。
また取付装置による取付作業中に、次の天井構成部品お
よび各ねじ部品を部品渡し位置に待機させることが可能
で、これにより取付装置の稼働率を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は車体組立ライ
ンのサンルーフユニット取付ステーションの斜視図、第
2図はサンルーフユニットおよびボルト供給作業を示す
説明図、第3図は部品ホルダが部品セット位置に在る状
態の縦断正面図、第4図は部品ホルダが部品渡し位置に
在る状態の縦断正面図、第5図は第4図V矢視図、第6
図は第3図VI−VI線断面図、第7図は第6図VII−VII線
断面図、第8図は第6図VIII−VIII線断面図、第9図は
サンルーフユニットの平面図、第10図は第9図X矢視
図、第11図は部品ホルダの平面図、第12図は部品ホ
ルダにサンルーフユニットをセットした状態の第11図
XII矢視図、第13図は取付装置における部品載置部の
平面図、第14図は部品載置部へのサンルーフユニット
渡し作業を示す第13図XIV矢視図である。 A…サンルーフユニット(天井構成部品)、B…車体、
E…取付装置、H…供給装置、I…部品セット位置、J
…部品渡し位置、b…取付面、g…ボルト(ねじ部
品)、1…部品載置部、2…部品ホルダ、3…装置本
体、11…摺動機構、11…回動機構、63…ボル
ト挿通孔(取付孔)、68…第1把持部材、68
エアチャック(第2把持部材)、86…ボルト締付機
(ねじ部品締付機)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体のルーフに、その下方から天井構成部
    品を複数のねじ部品により取付けるための取付装置にお
    ける複数のねじ部品締付機を備えた部品載置部に、前記
    天井構成部品をそれの取付面を上向きにして各ねじ部品
    と共に供給する供給装置であって、装置本体と、該装置
    本体に設けられて部品セット位置と部品渡し位置との間
    を直線的に往復動する摺動体と、前記装置本体に設けら
    れた摺動体用摺動機構と、前記摺動体に回動自在に支持
    された部品ホルダと、前記摺動体に設けられた部品ホル
    ダ用回動機構とを備え、該回動機構は、前記部品セット
    位置に存する前記部品ホルダが前記天井構成部品におけ
    る横向きまたは下向きの前記取付面に対向するように該
    部品ホルダを一方向に回動させる機能と、前記渡し位置
    に存する前記部品ホルダが前記取付装置の部品載置部に
    対向するように該部品ホルダを他方向に回動させる機能
    とを有し、前記部品ホルダは、前記部品セット位置で前
    記天井構成部品を把持し、また前記渡し位置で該天井構
    成部品を解放する第1把持部材と、前記部品セット位置
    で前記天井構成部品の複数の取付孔に対応して複数の前
    記ねじ部品を把持し、また前記渡し位置で各ねじ部品を
    解放する第2把持部材とを有することを特徴とする、車
    両用天井構成部品およびその取付用ねじ部品の供給装
    置。
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