JPH06145087A - 9,9−ビス−(4−ヒドロキシフエニル−)フルオレンの製造方法 - Google Patents
9,9−ビス−(4−ヒドロキシフエニル−)フルオレンの製造方法Info
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- JPH06145087A JPH06145087A JP4049980A JP4998092A JPH06145087A JP H06145087 A JPH06145087 A JP H06145087A JP 4049980 A JP4049980 A JP 4049980A JP 4998092 A JP4998092 A JP 4998092A JP H06145087 A JPH06145087 A JP H06145087A
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C39/00—Compounds having at least one hydroxy or O-metal group bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
- C07C39/12—Compounds having at least one hydroxy or O-metal group bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring polycyclic with no unsaturation outside the aromatic rings
- C07C39/17—Compounds having at least one hydroxy or O-metal group bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring polycyclic with no unsaturation outside the aromatic rings containing other rings in addition to the six-membered aromatic rings, e.g. cyclohexylphenol
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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- C07C37/20—Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring by reactions increasing the number of carbon atoms using aldehydes or ketones
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- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C2603/00—Systems containing at least three condensed rings
- C07C2603/02—Ortho- or ortho- and peri-condensed systems
- C07C2603/04—Ortho- or ortho- and peri-condensed systems containing three rings
- C07C2603/06—Ortho- or ortho- and peri-condensed systems containing three rings containing at least one ring with less than six ring members
- C07C2603/10—Ortho- or ortho- and peri-condensed systems containing three rings containing at least one ring with less than six ring members containing five-membered rings
- C07C2603/12—Ortho- or ortho- and peri-condensed systems containing three rings containing at least one ring with less than six ring members containing five-membered rings only one five-membered ring
- C07C2603/18—Fluorenes; Hydrogenated fluorenes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 フエノールとフルオレノンとの縮合による
9,9- ビス-(4- ヒドロキシフエニル-)フルオレンの
製造方法の改良。 【構成】 β- メルカプトプロピオン酸およびHClガ
スの存在下のフルオレノンおよびフエノールの縮合によ
って得られた反応混合物から、ポリアルキレングリコー
ルの添加後、過剰のフエノールを留去し、そして残渣を
使用されたポリアルキレングリコールと混合しうる溶剤
から析出させ、再結晶および水処理後に9,9- ビス-
(4- ヒドロキシフエニル-)フルオレンを得る。 【効果】 9,9- ビス-(4- ヒドロキシフエニル-)フ
ルオレンが99%以上の純度の白色結晶性生成物として
得られる。
9,9- ビス-(4- ヒドロキシフエニル-)フルオレンの
製造方法の改良。 【構成】 β- メルカプトプロピオン酸およびHClガ
スの存在下のフルオレノンおよびフエノールの縮合によ
って得られた反応混合物から、ポリアルキレングリコー
ルの添加後、過剰のフエノールを留去し、そして残渣を
使用されたポリアルキレングリコールと混合しうる溶剤
から析出させ、再結晶および水処理後に9,9- ビス-
(4- ヒドロキシフエニル-)フルオレンを得る。 【効果】 9,9- ビス-(4- ヒドロキシフエニル-)フ
ルオレンが99%以上の純度の白色結晶性生成物として
得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フエノールとフルオレ
ノンとの縮合により9,9- ビス-(4- ヒドロキシフエ
ニル-)フルオレンを製造するための改良方法および関連
する純粋な生成物の単離方法に関する。
ノンとの縮合により9,9- ビス-(4- ヒドロキシフエ
ニル-)フルオレンを製造するための改良方法および関連
する純粋な生成物の単離方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック工業において、そのような
ビスフエノールは、特に単量体として十分に重縮合法に
おいて使用される。それから例えば、特にすぐれた耐熱
性を有するポリエステル樹脂およびプラヒチックが製造
されるならば、それらは、導体の絶縁のためにまたは耐
熱性被覆加工のために使用されうる。
ビスフエノールは、特に単量体として十分に重縮合法に
おいて使用される。それから例えば、特にすぐれた耐熱
性を有するポリエステル樹脂およびプラヒチックが製造
されるならば、それらは、導体の絶縁のためにまたは耐
熱性被覆加工のために使用されうる。
【0003】しかしながら、これらの有利な性質を有す
るプラスチックは、それらの製造に特に純粋なビスフエ
ノールが使用される場合にのみ得られる。従って、経済
的重要性に応じて、公知の合成経路を改善するための、
そしてまた反応生成物を精製するための多数の試みが意
図された。これに関連してほとんどすべての後の方法が
それに準拠している、モルガン(Morgan)により記載され
た方法〔P. W. Morgan, Makromolecules, 3,536
(1970);(米国特許第3,546,165号)参
照〕が主要な役割を演ずる。それによれば、縮合反応に
おいて、フエノールが反応の間同時に反応体および溶媒
として作用するように、フルオレノンおよびフエノール
が1:4のモル比で使用される。反応自体は、β- メル
カプトプロピオン酸またはメルカプト酢酸の存在におい
て140ないし150℃の温度において乾燥HClガス
の導入下に経過する。反応体のこの混合比においては、
高い温度を必要とし、それによって反応塊は撹拌可能の
ままである。それらは、その後の実験により判明したよ
うに、望ましくない副生成物の生成をもたらす。
るプラスチックは、それらの製造に特に純粋なビスフエ
ノールが使用される場合にのみ得られる。従って、経済
的重要性に応じて、公知の合成経路を改善するための、
そしてまた反応生成物を精製するための多数の試みが意
図された。これに関連してほとんどすべての後の方法が
それに準拠している、モルガン(Morgan)により記載され
た方法〔P. W. Morgan, Makromolecules, 3,536
(1970);(米国特許第3,546,165号)参
照〕が主要な役割を演ずる。それによれば、縮合反応に
おいて、フエノールが反応の間同時に反応体および溶媒
として作用するように、フルオレノンおよびフエノール
が1:4のモル比で使用される。反応自体は、β- メル
カプトプロピオン酸またはメルカプト酢酸の存在におい
て140ないし150℃の温度において乾燥HClガス
の導入下に経過する。反応体のこの混合比においては、
高い温度を必要とし、それによって反応塊は撹拌可能の
ままである。それらは、その後の実験により判明したよ
うに、望ましくない副生成物の生成をもたらす。
【0004】縮合反応に関連してモルガンから提案され
た水による希釈または水蒸気蒸留は、工業的規模におい
て反応混合物を処理するためには不適当である。なる
程、水による希釈の際事実上白色の物質が形成される
が、それは圧縮された、粘着性であり、より多量におい
てはもはや取扱うことができない。水蒸気蒸留によって
も、同様な粘着性の物質が得られる。更に、明らかに熱
水によって処理することによって正に反応生成物の着色
が更に生じそして生成物の析出が妨げられる。
た水による希釈または水蒸気蒸留は、工業的規模におい
て反応混合物を処理するためには不適当である。なる
程、水による希釈の際事実上白色の物質が形成される
が、それは圧縮された、粘着性であり、より多量におい
てはもはや取扱うことができない。水蒸気蒸留によって
も、同様な粘着性の物質が得られる。更に、明らかに熱
水によって処理することによって正に反応生成物の着色
が更に生じそして生成物の析出が妨げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】モルガンの記載によれ
ば、分離された生成物は、アルカリ性溶液中に溶解さ
れ、そして塩酸の滴加によって新たに沈殿する。トルエ
ンからの再結晶により、9,9- ビス-(4- ヒドロキシ
フエニル-)フルオレンが理論量の46ないし56%の収
率で224ないし225℃の融点を有する白色結晶性の
生成物として得られる。
ば、分離された生成物は、アルカリ性溶液中に溶解さ
れ、そして塩酸の滴加によって新たに沈殿する。トルエ
ンからの再結晶により、9,9- ビス-(4- ヒドロキシ
フエニル-)フルオレンが理論量の46ないし56%の収
率で224ないし225℃の融点を有する白色結晶性の
生成物として得られる。
【0006】しかしながら、上記の白色物質をアルカリ
性溶液中に溶解するという独特な試みは、費用がかかり
そして時間が長びくことになった。従って、以後の方法
の目標は、一方では収率を上昇させ、他方では処理をよ
り簡単にすることであった。収率を向上せしめるために
は、時間の経過につれてこの方法において使用されうる
触媒を試験した。それには、例えば一塩化硫黄、硫化水
素、各種のメルカプト化合物または硫化アルカリのよう
なイオン化されうる硫黄化合物があり、それらは酸と硫
化水素の形成下に反応する。例えばZnCl2 、CaC
l2 、AlCl3 またはSnCl4 のようなHClの存
在下に作用するフリーデル- クラフツ触媒もまた使用さ
れた。
性溶液中に溶解するという独特な試みは、費用がかかり
そして時間が長びくことになった。従って、以後の方法
の目標は、一方では収率を上昇させ、他方では処理をよ
り簡単にすることであった。収率を向上せしめるために
は、時間の経過につれてこの方法において使用されうる
触媒を試験した。それには、例えば一塩化硫黄、硫化水
素、各種のメルカプト化合物または硫化アルカリのよう
なイオン化されうる硫黄化合物があり、それらは酸と硫
化水素の形成下に反応する。例えばZnCl2 、CaC
l2 、AlCl3 またはSnCl4 のようなHClの存
在下に作用するフリーデル- クラフツ触媒もまた使用さ
れた。
【0007】しかしながら、触媒の選択、収量および生
成物の品質のみならず、また特に反応温度および反応体
同志のモル比もまた決定的に影響することが判明した。
従って、100℃以下、特に30ないし90℃の反応温
度が保たれそしてフエノールをフルオレノンに関して4
ないし8倍のモル量で使用されるならば、フリーデル-
クラフツ触媒ならびにモルガンによってすでに記載され
たメルカプトプロピオン酸によってもまた高い収率が達
成され得た。
成物の品質のみならず、また特に反応温度および反応体
同志のモル比もまた決定的に影響することが判明した。
従って、100℃以下、特に30ないし90℃の反応温
度が保たれそしてフエノールをフルオレノンに関して4
ないし8倍のモル量で使用されるならば、フリーデル-
クラフツ触媒ならびにモルガンによってすでに記載され
たメルカプトプロピオン酸によってもまた高い収率が達
成され得た。
【0008】この温度範囲においてドイツ特許出願公開
第3,439,484号に記載された方法においても実
施される。その際、フルオレノンおよびフエノールは、
β-メルカプトプロピニン酸および濃硫酸の存在下に
1:4ないし1:6のモル比において反応せしめられ
る。その記載によれば引続く精製方法によって約97な
いし98%の粗収量が得られる。しかしながら、その中
には、二量化および置換によって生ずるなお比較的高い
割合の望ましくない副生成物が含まれている。縮合反応
の終了後にメタノールを添加しそして直ぐ引続いて冷水
中に注ぐことによってその後の処理が行われる。この場
合においても油状の物質が生ずる。上澄みのある水性の
メタノール- 硫酸- フエノール溶液が分離され、そして
残渣が水で更に2回洗滌され、そして炭酸アンモニウム
溶液で中和される。なお付着しているフエノールは、水
と共に数回煮沸することにより除去される。乾燥および
イソプロピルアルコールと共に再度再結晶した後に、2
23℃の融点を有する生成物が得られる。
第3,439,484号に記載された方法においても実
施される。その際、フルオレノンおよびフエノールは、
β-メルカプトプロピニン酸および濃硫酸の存在下に
1:4ないし1:6のモル比において反応せしめられ
る。その記載によれば引続く精製方法によって約97な
いし98%の粗収量が得られる。しかしながら、その中
には、二量化および置換によって生ずるなお比較的高い
割合の望ましくない副生成物が含まれている。縮合反応
の終了後にメタノールを添加しそして直ぐ引続いて冷水
中に注ぐことによってその後の処理が行われる。この場
合においても油状の物質が生ずる。上澄みのある水性の
メタノール- 硫酸- フエノール溶液が分離され、そして
残渣が水で更に2回洗滌され、そして炭酸アンモニウム
溶液で中和される。なお付着しているフエノールは、水
と共に数回煮沸することにより除去される。乾燥および
イソプロピルアルコールと共に再度再結晶した後に、2
23℃の融点を有する生成物が得られる。
【0009】しかしながら、この方法は、なお重大な欠
点を有する。反応生成物の処理の再に、フエノールおよ
び硫酸で汚染された多量の水が生じ、廃水保護条令に基
づいて特別な処理が行われなければならない。更に、こ
の方法においても水の添加後に生ずる塊状の粗生成物の
処理が困難である。それは濾別することが困難であり、
更に精製するために洗滌しそして中和する。
点を有する。反応生成物の処理の再に、フエノールおよ
び硫酸で汚染された多量の水が生じ、廃水保護条令に基
づいて特別な処理が行われなければならない。更に、こ
の方法においても水の添加後に生ずる塊状の粗生成物の
処理が困難である。それは濾別することが困難であり、
更に精製するために洗滌しそして中和する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決すべき課
題は、生成物の精製のために使用された溶剤をできるだ
け再びこの方法に使用できるように簡単に分離すること
を可能にするような、9,9- ビス-(4- ヒドロキシフ
エニル-)フルオレンを高い収率および純度で製造するた
めの低廉で容易に実施しうる方法を提供することであ
る。
題は、生成物の精製のために使用された溶剤をできるだ
け再びこの方法に使用できるように簡単に分離すること
を可能にするような、9,9- ビス-(4- ヒドロキシフ
エニル-)フルオレンを高い収率および純度で製造するた
めの低廉で容易に実施しうる方法を提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題の解決は、請
求項1または5による方法および請求項2ないし4によ
るその実施態様によって行われる。反応混合物中に含有
された塩酸は、モルガンによって記載された方法に従っ
て操作するならば、生じた反応水と一緒に減圧下に容易
に留去されうることが見出された。この方法は、実際的
により温和な条件下に操作でき、そして二量化および置
換による望ましくない副生成物の生成が濃硫酸を用いて
操作する場合のように、より少なくなるという利点を有
する。
求項1または5による方法および請求項2ないし4によ
るその実施態様によって行われる。反応混合物中に含有
された塩酸は、モルガンによって記載された方法に従っ
て操作するならば、生じた反応水と一緒に減圧下に容易
に留去されうることが見出された。この方法は、実際的
により温和な条件下に操作でき、そして二量化および置
換による望ましくない副生成物の生成が濃硫酸を用いて
操作する場合のように、より少なくなるという利点を有
する。
【0012】同時に、硫酸またはフリーデル- クラフツ
触媒の存在下で操作した場合に、生成物の精製の際に、
そしてその際生ずる溶媒量によって現れる欠点が回避さ
れる。 HClの存在下におけるフルオレンおよびフエ
ノールの縮合反応がすでに30℃において十分な速度で
経過することが判明した。好ましくは、50ないし60
℃の温度において操作される。何故ならば、この範囲に
おいては副生成物の生成が少なく、そしてフルオレノン
の完全な変換までの反応時間が適当に短くなるからであ
る。
触媒の存在下で操作した場合に、生成物の精製の際に、
そしてその際生ずる溶媒量によって現れる欠点が回避さ
れる。 HClの存在下におけるフルオレンおよびフエ
ノールの縮合反応がすでに30℃において十分な速度で
経過することが判明した。好ましくは、50ないし60
℃の温度において操作される。何故ならば、この範囲に
おいては副生成物の生成が少なく、そしてフルオレノン
の完全な変換までの反応時間が適当に短くなるからであ
る。
【0013】反応体フルオレノンおよびフエノールがモ
ルガンの場合に記載されたように1:4のモル比で反応
に使用されるならば、反応塊は、反応の終りに硬化す
る。それに反して、フエノールがフルオレノンに関して
7ないし8倍のモル量で使用されるならば、反応塊は、
一貫して撹拌可能のままである。反応後に、なる程反応
水は、溶解した塩酸と一緒に減圧下で留去されるが、過
剰に使用されたフエノールについては推奨されない。そ
れが完全に留去されるならば、蒸留残渣として圧縮され
た塊状物が得られ、このものはもはや処理し得ない。
ルガンの場合に記載されたように1:4のモル比で反応
に使用されるならば、反応塊は、反応の終りに硬化す
る。それに反して、フエノールがフルオレノンに関して
7ないし8倍のモル量で使用されるならば、反応塊は、
一貫して撹拌可能のままである。反応後に、なる程反応
水は、溶解した塩酸と一緒に減圧下で留去されるが、過
剰に使用されたフエノールについては推奨されない。そ
れが完全に留去されるならば、蒸留残渣として圧縮され
た塊状物が得られ、このものはもはや処理し得ない。
【0014】驚くべきことには、これはポリアルキレン
グリコールの少量を添加することによって避けうること
が見出された。蒸留残渣は、希薄液状で撹拌可能のまま
であり、そしてこのグリコールと混合しうる例えばジク
ロロエタン、トルエン、エーテルまたはニトロメタンの
ような溶剤からそれ自体公知の方法で析出される。本発
明による方法によって、反応に過剰に使用されたフエノ
ールを反応混合物より留去しそしてプロセスに再び戻す
ことが可能である。
グリコールの少量を添加することによって避けうること
が見出された。蒸留残渣は、希薄液状で撹拌可能のまま
であり、そしてこのグリコールと混合しうる例えばジク
ロロエタン、トルエン、エーテルまたはニトロメタンの
ような溶剤からそれ自体公知の方法で析出される。本発
明による方法によって、反応に過剰に使用されたフエノ
ールを反応混合物より留去しそしてプロセスに再び戻す
ことが可能である。
【0015】フエノールの留去の前に反応混合物中に含
有された塩酸を反応水と一緒に除去しうるので、従来は
通常であった水洗が水蒸気蒸留と同様に省略される。そ
の他の利点として、結晶化が、反応混合物が水- または
メタノール- 水処理の後に、ないしはフエノールの完全
な留去後に適当な溶剤より析出される場合より実質的に
より僅少な溶剤量で実施されうることが判明する。例え
ば、トルエンから析出されるならば、本発明による方法
においては通常の量の1/6を必要とするのみである。
有された塩酸を反応水と一緒に除去しうるので、従来は
通常であった水洗が水蒸気蒸留と同様に省略される。そ
の他の利点として、結晶化が、反応混合物が水- または
メタノール- 水処理の後に、ないしはフエノールの完全
な留去後に適当な溶剤より析出される場合より実質的に
より僅少な溶剤量で実施されうることが判明する。例え
ば、トルエンから析出されるならば、本発明による方法
においては通常の量の1/6を必要とするのみである。
【0016】反応生成物の分離のための助剤としては、
式H(-O- CH2-CH2-) n OH(ここにn=2ないし
13)で表されるポリエチレングリコール、すなわちグ
リセリン様の流動特性を有するものが使用されうる。し
かしながら、対応するポリプーピレングリコールまたは
その他のポリアルキレングリコールもまた使用されう
る。
式H(-O- CH2-CH2-) n OH(ここにn=2ないし
13)で表されるポリエチレングリコール、すなわちグ
リセリン様の流動特性を有するものが使用されうる。し
かしながら、対応するポリプーピレングリコールまたは
その他のポリアルキレングリコールもまた使用されう
る。
【0017】しかしながら、トリエチレングリコールを
用いて操作することが殊に好ましく、それによって溶媒
より析出した後に90%以上の粗収率が得られる。しか
しながら、使用されたポリグリコールの分子重量が増加
するに従って、得られる粗収率は、減少する。すなわ
ち、200の分子量を有するポリエチレングリコールを
用いた場合には約70%の粗収率が得られる。
用いて操作することが殊に好ましく、それによって溶媒
より析出した後に90%以上の粗収率が得られる。しか
しながら、使用されたポリグリコールの分子重量が増加
するに従って、得られる粗収率は、減少する。すなわ
ち、200の分子量を有するポリエチレングリコールを
用いた場合には約70%の粗収率が得られる。
【0018】反応混合物の容積に関して15ないし25
%過剰のフエノールの留去の前にグリコールを補充した
場合には、反応混合物は、不変のままの撹拌可能性が得
られる。フエノールの留去後に、ジクロロエタン、トル
エン、トルエン/イソプロパノール混合物、アセトニト
リルおよびその他の、使用されたポリアルキレングリコ
ールと混合しうる溶剤から生成物が析出される。次いで
水による処理により、乾燥後に、9,9- ビス-(4- ヒ
ドロキシフエニル-)フルオレンが白色の結晶性生成物と
して得られる。
%過剰のフエノールの留去の前にグリコールを補充した
場合には、反応混合物は、不変のままの撹拌可能性が得
られる。フエノールの留去後に、ジクロロエタン、トル
エン、トルエン/イソプロパノール混合物、アセトニト
リルおよびその他の、使用されたポリアルキレングリコ
ールと混合しうる溶剤から生成物が析出される。次いで
水による処理により、乾燥後に、9,9- ビス-(4- ヒ
ドロキシフエニル-)フルオレンが白色の結晶性生成物と
して得られる。
【0019】本方法を実施するために、例えば1:6の
モル比のフルオレノンおよびフエノールが反応容器に装
入され、そして触媒としてβ- メルカプトプロピオン酸
が使用されたフルオレノン1モル当り約0.01モルの
量で添加される。この混合物を50ないし60℃の温度
まで加熱する。撹拌下に、乾燥塩化水素ガスを使用され
たフルオレノン1モル当り約0.3ないし0.45モル
の量で導入し、そして更に2ないし6時間撹拌を続け
た。次いで、反応混合物を全容積に関して約15重量%
のトリエチレングリコールで希釈する。
モル比のフルオレノンおよびフエノールが反応容器に装
入され、そして触媒としてβ- メルカプトプロピオン酸
が使用されたフルオレノン1モル当り約0.01モルの
量で添加される。この混合物を50ないし60℃の温度
まで加熱する。撹拌下に、乾燥塩化水素ガスを使用され
たフルオレノン1モル当り約0.3ないし0.45モル
の量で導入し、そして更に2ないし6時間撹拌を続け
た。次いで、反応混合物を全容積に関して約15重量%
のトリエチレングリコールで希釈する。
【0020】次に、減圧下に40ないし90℃において
生成した反応水を溶解された塩酸と共に留去する。短い
水を含有する前留の後で、今度は過剰のフエノールが9
0ないし115℃において留去されうる。蒸留残渣は、
十分に撹拌可能のままであり、そして今度は容易に溶剤
中に吸収されそして析出される。この目的で、残渣は、
例えば、予め還流下に1,5- 倍量のトルエンで希釈さ
れる。得られた懸濁液は、撹拌下に冷却される。析出
は、約80℃において行われる。約5℃において吸引濾
過されそして冷トルエンで後洗滌される。このようにし
て分離された生成物は、水で懸濁されそして80ないし
90℃において撹拌される。約20℃に冷却した後、フ
ルオレン誘導体を吸引濾過し、そして真空中で約110
℃において乾燥する。
生成した反応水を溶解された塩酸と共に留去する。短い
水を含有する前留の後で、今度は過剰のフエノールが9
0ないし115℃において留去されうる。蒸留残渣は、
十分に撹拌可能のままであり、そして今度は容易に溶剤
中に吸収されそして析出される。この目的で、残渣は、
例えば、予め還流下に1,5- 倍量のトルエンで希釈さ
れる。得られた懸濁液は、撹拌下に冷却される。析出
は、約80℃において行われる。約5℃において吸引濾
過されそして冷トルエンで後洗滌される。このようにし
て分離された生成物は、水で懸濁されそして80ないし
90℃において撹拌される。約20℃に冷却した後、フ
ルオレン誘導体を吸引濾過し、そして真空中で約110
℃において乾燥する。
【0021】このようにして、約96%の純度を有する
粗生成物が90%以上の理論的収率で得られる。トルエ
ン/イソプロパノール(9:1)よりなる混合物から再
結晶することにより、純度が99.6ないし99.9%
まで向上されうる。フエノールの留去後に、溶媒として
相当する量のアセトニトリルが添加される。生じた結晶
性アダクトを濾別した後に、真空中で乾燥した後に、水
処理を実施することなく、98%の純度を有する9,9
- ビス-(4- ヒドロキシフエニル-)フルオレンが得られ
る。
粗生成物が90%以上の理論的収率で得られる。トルエ
ン/イソプロパノール(9:1)よりなる混合物から再
結晶することにより、純度が99.6ないし99.9%
まで向上されうる。フエノールの留去後に、溶媒として
相当する量のアセトニトリルが添加される。生じた結晶
性アダクトを濾別した後に、真空中で乾燥した後に、水
処理を実施することなく、98%の純度を有する9,9
- ビス-(4- ヒドロキシフエニル-)フルオレンが得られ
る。
【0022】
【実施例】以下の実施例は、本発明をより詳細に説明す
るためのものであるが、これらの実施例にのみ限定され
るものではない。例1 2lの三つ首フラスコ内でフエノール565g、フルオ
レノン180gおよびβ- メルカプトプロピオン酸0.
8gを撹拌下に55℃に加熱する。6時間内にHClガ
ス約14gを徐々に導入する。その際、上記の温度に保
たれる。ガスの導入が終った後55℃において撹拌を続
け、そして次にトリエチレングリコール100ml(1
12g)で希釈する。
るためのものであるが、これらの実施例にのみ限定され
るものではない。例1 2lの三つ首フラスコ内でフエノール565g、フルオ
レノン180gおよびβ- メルカプトプロピオン酸0.
8gを撹拌下に55℃に加熱する。6時間内にHClガ
ス約14gを徐々に導入する。その際、上記の温度に保
たれる。ガスの導入が終った後55℃において撹拌を続
け、そして次にトリエチレングリコール100ml(1
12g)で希釈する。
【0023】生じた反応水を生成した塩酸と共に水流に
よる真空下に留去する。その後で減圧下にフエノールを
留去する。液状の蒸留残渣を撹拌下に120℃まで冷却
し、そして次に還流条件および撹拌下にトルエン800
mlを添加し、その際蒸留残渣を溶解させる。このトル
エン溶液を徐々に冷却するならば、80℃以下で結晶化
が起る。氷浴中で0℃の温度に冷却する。生じた結晶を
濾別しそして冷トルエン400mlで後洗滌する。
よる真空下に留去する。その後で減圧下にフエノールを
留去する。液状の蒸留残渣を撹拌下に120℃まで冷却
し、そして次に還流条件および撹拌下にトルエン800
mlを添加し、その際蒸留残渣を溶解させる。このトル
エン溶液を徐々に冷却するならば、80℃以下で結晶化
が起る。氷浴中で0℃の温度に冷却する。生じた結晶を
濾別しそして冷トルエン400mlで後洗滌する。
【0024】次に、分離されたトリエチレングリコール
含有生成物を水1,000ml中に懸濁せしめ、そして
撹拌下に80ないし90℃に加熱する。約20℃に再び
冷却した後、析出した結晶を濾別し、そして水250m
l宛で2回洗滌した後、得られた9,9- ビス-(4- ヒ
ドロキシフエニル-)フルオレンを真空中で110℃にお
いて乾燥する。 収量:9,9- ビス-(4- ヒドロキシフエニル-)フルオ
レン 308g=理論量の88% 純度:97%(HPLC) 9:1の比のトルエン:イソプロパノールより再結晶す
ることにより、純度が99.8%(HPLC)に上昇す
る。
含有生成物を水1,000ml中に懸濁せしめ、そして
撹拌下に80ないし90℃に加熱する。約20℃に再び
冷却した後、析出した結晶を濾別し、そして水250m
l宛で2回洗滌した後、得られた9,9- ビス-(4- ヒ
ドロキシフエニル-)フルオレンを真空中で110℃にお
いて乾燥する。 収量:9,9- ビス-(4- ヒドロキシフエニル-)フルオ
レン 308g=理論量の88% 純度:97%(HPLC) 9:1の比のトルエン:イソプロパノールより再結晶す
ることにより、純度が99.8%(HPLC)に上昇す
る。
【0025】留去されたフエノールは、回収されて再び
この方法に使用される。濾液として得られたトルエン
は、同様に再び使用されうるが、しかしほぼ3回使用し
た後、蒸留により精製しなければならない。例2 例1と同様に実施する。新鮮なトリエチレングリコール
の代りに、例1において得られたトリエチレングリコー
ル含有蒸留残渣が添加される。このものは、母液から得
られ、そしてまだ単離されていないフルオレンビスフエ
ノール、縮合反応の副生成物および少量のフエノールを
含有する。この残渣に新鮮なトリエチレングリコールで
110mlまで補充し、そしてフエノールの留去前に反
応混合物に添加する。このようにして先行する反応から
のなおトリエチレングリコール中に溶解された生成物が
得られ、そして例1において記載されたように精製を行
った後に、96%(HPLC)の純度を有する9,9-
ビス-(4- ヒドロキシフエニル-)フルオレン322g
(=理論量の92%)が得られる。例3 例1と同様に実施する。トリエチレングリコールの代り
に約200の平均分子量を有するポリエチレングリコー
ル混合物100mlを添加する。得られた単離された生
成物の収量は、98.3%(HPLC)の純度を有する
もの245g=理論量の70%である。溶剤混合物トル
エン:イソプロパノール(9:1)から再結晶すること
により、生成物の純度が99.8%(HPLC)まで上
昇する。 例4 9- フルオレノン180g(1モル)、フエノール56
5g(6モル)およびメルカプトプロピオン酸1gの溶
融物に、55℃において6時間以内に塩化水素14g
(0.38モル)を導入し、そして55℃において更に
2時間撹拌を続ける。反応混合物を次にトリエチレング
リコール110mlで希釈する。過剰のフエノールを減
圧下に留去する。前留は塩酸およびフエノールを含有
し、主留は99%のフエノールよりなり、このものは次
のバッチに使用される。蒸留残渣を撹拌下に110℃に
冷却し、アセトニトリル500mlを慎重に添加し、そ
して0℃まで徐々に冷却する。
この方法に使用される。濾液として得られたトルエン
は、同様に再び使用されうるが、しかしほぼ3回使用し
た後、蒸留により精製しなければならない。例2 例1と同様に実施する。新鮮なトリエチレングリコール
の代りに、例1において得られたトリエチレングリコー
ル含有蒸留残渣が添加される。このものは、母液から得
られ、そしてまだ単離されていないフルオレンビスフエ
ノール、縮合反応の副生成物および少量のフエノールを
含有する。この残渣に新鮮なトリエチレングリコールで
110mlまで補充し、そしてフエノールの留去前に反
応混合物に添加する。このようにして先行する反応から
のなおトリエチレングリコール中に溶解された生成物が
得られ、そして例1において記載されたように精製を行
った後に、96%(HPLC)の純度を有する9,9-
ビス-(4- ヒドロキシフエニル-)フルオレン322g
(=理論量の92%)が得られる。例3 例1と同様に実施する。トリエチレングリコールの代り
に約200の平均分子量を有するポリエチレングリコー
ル混合物100mlを添加する。得られた単離された生
成物の収量は、98.3%(HPLC)の純度を有する
もの245g=理論量の70%である。溶剤混合物トル
エン:イソプロパノール(9:1)から再結晶すること
により、生成物の純度が99.8%(HPLC)まで上
昇する。 例4 9- フルオレノン180g(1モル)、フエノール56
5g(6モル)およびメルカプトプロピオン酸1gの溶
融物に、55℃において6時間以内に塩化水素14g
(0.38モル)を導入し、そして55℃において更に
2時間撹拌を続ける。反応混合物を次にトリエチレング
リコール110mlで希釈する。過剰のフエノールを減
圧下に留去する。前留は塩酸およびフエノールを含有
し、主留は99%のフエノールよりなり、このものは次
のバッチに使用される。蒸留残渣を撹拌下に110℃に
冷却し、アセトニトリル500mlを慎重に添加し、そ
して0℃まで徐々に冷却する。
【0026】その際生ずる白色の生成物を濾別し、そし
て次いで真空下で乾燥する。98%の純度を有する9,
9- ビス-(4- ヒドロキシフエニル-)フルオレン280
g(理論量の80%)の収量が得られる。アセトニトリ
ルから再結晶させることにより、99.9%の白色の結
晶性生成物が得られる。
て次いで真空下で乾燥する。98%の純度を有する9,
9- ビス-(4- ヒドロキシフエニル-)フルオレン280
g(理論量の80%)の収量が得られる。アセトニトリ
ルから再結晶させることにより、99.9%の白色の結
晶性生成物が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウオルフガング・ウアイッス ドイツ連邦共和国、ネッカ−ルハウゼン、 ケルテルウエーク、3 (72)発明者 ハンス・ウエルネル・クレッフネル ドイツ連邦共和国、バッテンベルク/プフ アルツ、パノラマストラーセ、13
Claims (5)
- 【請求項1】 1:4ないし1:8のモル比で供給され
るフルオレノンとフエノールとの、30ないし90℃に
おいて実施され、そしてβ- メルカプトプロピオン酸お
よびHClガスによって触媒作用される縮合反応によっ
て9,9- ビス-(4- ヒドロキシフエニル-)フルオレン
を製造する方法において、反応混合物を反応終了後にポ
リアルキレングリコールと混合し、過剰のフエノールを
留去し、蒸留残渣をポリアルキレングリコールと混合し
うる溶剤と混合し、その際析出する生成物を分離しそし
て水で懸濁せしめそして加熱し、その際9,9- ビス-
(4- ヒドロキシフエニル-)フルオレンを白色結晶の形
で得ることを特徴とする上記9,9- ビス-(4- ヒドロ
キシフエニル-)フルオレンの製造方法。 - 【請求項2】 ポリアルキレングリコールとして一般式
H(-OH- CH2-CH2-) n OH(ここにn=2〜13
である)で表されるポリエチレングリコールを撹拌混入
する請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 ポリアルキレングリコールとしてトリエ
チレングリコールを反応混合物中に撹拌混入する請求項
1または2に記載の方法。 - 【請求項4】 ポリアルキレングリコールを反応混合物
に関して15ないし20容量%の量で添加する請求項1
ないし3に記載の方法。 - 【請求項5】 1:4ないし1:8のモル比で供給され
るフルオレノンとフエノールとの、30ないし90℃に
おいて実施され、そしてβ- メルカプトプロピオン酸お
よびHClガスによって触媒作用される縮合反応によっ
て9,9- ビス-(4- ヒドロキシフエニル-)フルオレン
を製造する方法において、反応混合物を反応終了後にポ
リアルキレングリコールと混合し、過剰のフエノールを
留去し、蒸留残渣をアセトニトリルと混合し、その際析
出するアダクトを濾別し、そして減圧下に乾燥すること
によって9,9- ビス-(4- ヒドロキシフエニル-)フル
オレンを得ることを特徴とする上記9,9- ビス-(4-
ヒドロキシフエニル-)フルオレンの製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE41072413 | 1991-03-07 | ||
DE4107241A DE4107241A1 (de) | 1991-03-07 | 1991-03-07 | Verfahren zur herstellung von 9,9-bis-(4-hydroxyphenyl-)fluoren |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06145087A true JPH06145087A (ja) | 1994-05-24 |
Family
ID=6426651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4049980A Withdrawn JPH06145087A (ja) | 1991-03-07 | 1992-03-06 | 9,9−ビス−(4−ヒドロキシフエニル−)フルオレンの製造方法 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5169990A (ja) |
EP (1) | EP0502252B1 (ja) |
JP (1) | JPH06145087A (ja) |
AT (1) | ATE119869T1 (ja) |
DE (2) | DE4107241A1 (ja) |
ES (1) | ES2043572T1 (ja) |
GR (1) | GR920300112T1 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10114695A (ja) * | 1996-09-23 | 1998-05-06 | Bayer Ag | ビスフエノール合成触媒 |
JPH10236998A (ja) * | 1996-12-16 | 1998-09-08 | General Electric Co <Ge> | 1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタンの製造方法 |
JPH111448A (ja) * | 1996-01-05 | 1999-01-06 | General Electric Co <Ge> | 1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタンの調製及び精製方法 |
US8841491B2 (en) | 2009-04-13 | 2014-09-23 | Taoka Chemical Co., Ltd. | Method for producing fluorene derivative |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5304688A (en) * | 1993-04-13 | 1994-04-19 | The Dow Chemical Company | Process for the preparation of bishydroxy aromatic compounds |
US5463140A (en) * | 1994-08-31 | 1995-10-31 | The Dow Chemical Company | Process for making polyphenols from ketones or aldehydes and phenols |
DE19506055A1 (de) | 1995-02-22 | 1996-09-12 | Ruetgerswerke Ag | Verfahren zur Herstellung von Fluorenbisphenol |
ITSV20010013A1 (it) * | 2001-04-24 | 2002-10-24 | Ferrania Spa | 9,9-bis-(4-idrossifenil)-fluorene ad alta purezza e metodo perla sua preparazione e purificazione |
CN104030899B (zh) * | 2014-06-06 | 2016-04-27 | 浙江中欣氟材股份有限公司 | 一种9,9-二[(4-羟基乙氧基)苯基]芴的制备方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3546165A (en) * | 1966-02-01 | 1970-12-08 | Du Pont | Soluble high-melting,thermally stable linear polyesters |
US4049722A (en) * | 1975-03-24 | 1977-09-20 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of Agriculture | Polybutyl-2-cinnamylphenols as insect anti-procreants |
US4024194A (en) * | 1976-03-16 | 1977-05-17 | General Electric Company | Process for the purification of 9,9-bis(4-hydroxyphenyl)-fluorene |
DE3439484A1 (de) * | 1984-10-27 | 1986-05-07 | Röhm GmbH, 6100 Darmstadt | Verfahren zur herstellung von 9,9-bis-(4-hydroxyphenyl)-fluoren |
DE3736814A1 (de) * | 1987-10-30 | 1989-05-11 | Roehm Gmbh | Verfahren zur herstellung von bisphenolaromaten |
-
1991
- 1991-03-07 DE DE4107241A patent/DE4107241A1/de not_active Withdrawn
- 1991-12-09 AT AT91121044T patent/ATE119869T1/de not_active IP Right Cessation
- 1991-12-09 DE DE59104965T patent/DE59104965D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1991-12-09 EP EP91121044A patent/EP0502252B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1991-12-09 ES ES91121044T patent/ES2043572T1/es active Pending
-
1992
- 1992-02-11 US US07/833,769 patent/US5169990A/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-03-06 JP JP4049980A patent/JPH06145087A/ja not_active Withdrawn
-
1993
- 1993-02-17 GR GR920300112T patent/GR920300112T1/el unknown
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH111448A (ja) * | 1996-01-05 | 1999-01-06 | General Electric Co <Ge> | 1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタンの調製及び精製方法 |
JPH10114695A (ja) * | 1996-09-23 | 1998-05-06 | Bayer Ag | ビスフエノール合成触媒 |
JPH10236998A (ja) * | 1996-12-16 | 1998-09-08 | General Electric Co <Ge> | 1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタンの製造方法 |
US8841491B2 (en) | 2009-04-13 | 2014-09-23 | Taoka Chemical Co., Ltd. | Method for producing fluorene derivative |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0502252A1 (de) | 1992-09-09 |
ES2043572T1 (es) | 1994-01-01 |
EP0502252B1 (de) | 1995-03-15 |
GR920300112T1 (en) | 1993-02-17 |
DE4107241A1 (de) | 1992-09-10 |
US5169990A (en) | 1992-12-08 |
DE59104965D1 (de) | 1995-04-20 |
ATE119869T1 (de) | 1995-04-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990518 |