JPS6023338A - 高純度p,p′−ビフエノ−ルの製造方法 - Google Patents
高純度p,p′−ビフエノ−ルの製造方法Info
- Publication number
- JPS6023338A JPS6023338A JP13034583A JP13034583A JPS6023338A JP S6023338 A JPS6023338 A JP S6023338A JP 13034583 A JP13034583 A JP 13034583A JP 13034583 A JP13034583 A JP 13034583A JP S6023338 A JPS6023338 A JP S6023338A
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- Japan
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- biphenol
- solvent
- diphenyl ether
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- catalyst
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は3. 3’、5. 5’−テトラ−第3級ジチ
ル−4,4′−ジオキシビフエニル(以下テトラゾチル
ビフェノールと略称する)を選択された高沸点有機溶媒
中で脱ブチル化することにより、極めて容易に高純度の
p、p’−ビフェノールを製造することに関するもので
ある。
ル−4,4′−ジオキシビフエニル(以下テトラゾチル
ビフェノールと略称する)を選択された高沸点有機溶媒
中で脱ブチル化することにより、極めて容易に高純度の
p、p’−ビフェノールを製造することに関するもので
ある。
p、p’−ビフェノールは近年エンジニアリングプラス
チックの出発原料として、特に耐熱性樹脂用原料として
注目されている。しかしながら、当該ポリマー用原料と
して供するに足る高純度のp、p’−ビフェノールを経
済的に得ることは非常にむずかしく、従来いろいろ々合
成方法あるいは精製方法が試みられているが、未だ決定
的な方法は開発されていない。これはp。
チックの出発原料として、特に耐熱性樹脂用原料として
注目されている。しかしながら、当該ポリマー用原料と
して供するに足る高純度のp、p’−ビフェノールを経
済的に得ることは非常にむずかしく、従来いろいろ々合
成方法あるいは精製方法が試みられているが、未だ決定
的な方法は開発されていない。これはp。
〆−ビフェノールが280°Cを超える極めて高い融点
を有し、かつ殆んどの一般的有機溶剤に難溶性であるこ
とに起因している。従って、例えばp、p’−ビフェノ
ールを再結晶あるいは蒸留等の通常の方法で精製する場
合には、多量の溶媒から何度も再結晶を行うとか、非常
な高温で蒸留することになるため、非効率的であるばか
りでなく、操作自体が極めて厄介なものとなり、こうし
たことが経済的に高純度p、p’−ビフェノールを得る
ことを困難にしている。
を有し、かつ殆んどの一般的有機溶剤に難溶性であるこ
とに起因している。従って、例えばp、p’−ビフェノ
ールを再結晶あるいは蒸留等の通常の方法で精製する場
合には、多量の溶媒から何度も再結晶を行うとか、非常
な高温で蒸留することになるため、非効率的であるばか
りでなく、操作自体が極めて厄介なものとなり、こうし
たことが経済的に高純度p、p’−ビフェノールを得る
ことを困難にしている。
ちなみに、米国特許第3631208号には、テトラブ
チルビフェノールをアルミニウムイソプロポキシドある
いはアルミニウムフエノキシド等の触媒存在下無溶媒で
、あるいはフェノール類を溶媒として加熱して脱ブチル
化し、次いで脱ブチル化物を先ず塩酸−エタノール混合
液で処理することによりアルミニウム触媒を除いて粗p
、p’−ビフェノールを得、次いでこれを7〜10重量
倍のエタノールから再結晶して精製する方法が教示され
ている。しかし、この方法では脱ブチル化の反応温度を
最終的に280 ’CC嵩高るため、溶媒を用いた場合
でもその殆んどが系外に留出してしまい、反応終点では
反応生成物が触媒を含んだまま固体となるので、以後の
触媒分離及び精製は極めて煩雑なものとなる。これに加
えてエタノールに対する溶解度はp、p’−ビフェノー
ルよりも未だブチル基の残存する中間生成物の方が、よ
り小さいため、再結晶を繰返しても容易に純度が上らな
い欠点がある。又特開昭55−92332号公報はテト
ラゾチルビフェノールを不活性非反応性雰囲気中で無触
媒下に温度300〜330°Cで脱ブチル化し、次いで
得られた粗p、p’−ビフェノールを温度約300℃、
圧力6 mmHgで、昇華精製するか、温度320”C
,圧力150 mmHgで蒸留精製する方法を開示する
が、この方法もp、p’−ビフェノールが高融点物質で
あるだけに操作、設備面で多くの問題を含んでいる。
チルビフェノールをアルミニウムイソプロポキシドある
いはアルミニウムフエノキシド等の触媒存在下無溶媒で
、あるいはフェノール類を溶媒として加熱して脱ブチル
化し、次いで脱ブチル化物を先ず塩酸−エタノール混合
液で処理することによりアルミニウム触媒を除いて粗p
、p’−ビフェノールを得、次いでこれを7〜10重量
倍のエタノールから再結晶して精製する方法が教示され
ている。しかし、この方法では脱ブチル化の反応温度を
最終的に280 ’CC嵩高るため、溶媒を用いた場合
でもその殆んどが系外に留出してしまい、反応終点では
反応生成物が触媒を含んだまま固体となるので、以後の
触媒分離及び精製は極めて煩雑なものとなる。これに加
えてエタノールに対する溶解度はp、p’−ビフェノー
ルよりも未だブチル基の残存する中間生成物の方が、よ
り小さいため、再結晶を繰返しても容易に純度が上らな
い欠点がある。又特開昭55−92332号公報はテト
ラゾチルビフェノールを不活性非反応性雰囲気中で無触
媒下に温度300〜330°Cで脱ブチル化し、次いで
得られた粗p、p’−ビフェノールを温度約300℃、
圧力6 mmHgで、昇華精製するか、温度320”C
,圧力150 mmHgで蒸留精製する方法を開示する
が、この方法もp、p’−ビフェノールが高融点物質で
あるだけに操作、設備面で多くの問題を含んでいる。
本発明者等はこれ等の欠点を改善すべく、脱ブチル化工
程から精製工程にかけて鋭童研究を行った結果、選択さ
れた高沸点有機溶媒、即ちジフェニルエーテル中でテト
ラゾチルビフェノールの脱ブチル化を行うと、反応終了
物は浴液状又はスラリー状で得られ、かつジフェニルエ
ーテルの選択的溶解性の効果で脱ゾチル化不光分の中間
生成物(七ノー、ジー、トリー ジチルピッエノール)
は溶媒中に溶存し、目的物であるp、p’−ビフェノー
ルのみが結晶となって析出するため、以後簡単な後処理
を行うだけで極めて容易に高純度のp、p’−ビフェノ
ールが得られることを見出し、本発明に到達した。
程から精製工程にかけて鋭童研究を行った結果、選択さ
れた高沸点有機溶媒、即ちジフェニルエーテル中でテト
ラゾチルビフェノールの脱ブチル化を行うと、反応終了
物は浴液状又はスラリー状で得られ、かつジフェニルエ
ーテルの選択的溶解性の効果で脱ゾチル化不光分の中間
生成物(七ノー、ジー、トリー ジチルピッエノール)
は溶媒中に溶存し、目的物であるp、p’−ビフェノー
ルのみが結晶となって析出するため、以後簡単な後処理
を行うだけで極めて容易に高純度のp、p’−ビフェノ
ールが得られることを見出し、本発明に到達した。
以下にその詳細を説明する。
本発明者等は先ずテトラゾチルビフェノールを無溶媒下
おるいはクレゾール程度の低沸点物を溶媒として脱ブチ
ル化を行うと、反応中に発生するイソブチレンに同伴さ
れて溶媒が系外に留出し、約300″Cの反応温度を採
用しない限り、反応物は反応終点において固体化し、以
後の処理に極めて不都合な状態となる点に着目し、高沸
点有機溶媒を用いることで、この固体化を回避しようと
試みた。そして、各種高沸点溶媒について検討を加えた
結果、ジフェニルエーテルが以下に述べる極めて有利な
性質を有し、この脱ブチル化反応の溶媒として好適であ
ることを見出した。
おるいはクレゾール程度の低沸点物を溶媒として脱ブチ
ル化を行うと、反応中に発生するイソブチレンに同伴さ
れて溶媒が系外に留出し、約300″Cの反応温度を採
用しない限り、反応物は反応終点において固体化し、以
後の処理に極めて不都合な状態となる点に着目し、高沸
点有機溶媒を用いることで、この固体化を回避しようと
試みた。そして、各種高沸点溶媒について検討を加えた
結果、ジフェニルエーテルが以下に述べる極めて有利な
性質を有し、この脱ブチル化反応の溶媒として好適であ
ることを見出した。
添付図面は原料テトラゾチルビフェノール、脱ブチル化
中間生成物の一つであるモノゾチルーp、p’−ビフェ
ノール及び目的物たるp、p’−ビフェノールのジフェ
ニルエーテルに対する溶解度曲線(点線)であるが、こ
れによると原料及びブチル基の残っている未反応物(中
間生成物)はジフェニルエーテルに良く溶解するが、p
、p/−ビフェノールの溶解度は非常に小さく、 5
− 120”C以下では実質上不溶と言える。従ってジフェ
ニルエーテルを溶媒に用いれば、目的物と未反応物との
分離が容易になす、アえて300”C以上の高温で脱ブ
チル化反応を完結せしめる必要がなく、ジフェニルエー
テルの沸点(259”C)以下の温度で反応を行っても
、反応終了液からp、p’−ビフェノールを濾別する際
の温度さえ選択すれば、実質上未反応物を含まないp、
p’−ビフェノールを得ることができる。又反応温度が
低ければ、着色物及びタール化物の副生が抑えられ、か
つ操業の容易性、設備費低減等の利点も生ずる。
中間生成物の一つであるモノゾチルーp、p’−ビフェ
ノール及び目的物たるp、p’−ビフェノールのジフェ
ニルエーテルに対する溶解度曲線(点線)であるが、こ
れによると原料及びブチル基の残っている未反応物(中
間生成物)はジフェニルエーテルに良く溶解するが、p
、p/−ビフェノールの溶解度は非常に小さく、 5
− 120”C以下では実質上不溶と言える。従ってジフェ
ニルエーテルを溶媒に用いれば、目的物と未反応物との
分離が容易になす、アえて300”C以上の高温で脱ブ
チル化反応を完結せしめる必要がなく、ジフェニルエー
テルの沸点(259”C)以下の温度で反応を行っても
、反応終了液からp、p’−ビフェノールを濾別する際
の温度さえ選択すれば、実質上未反応物を含まないp、
p’−ビフェノールを得ることができる。又反応温度が
低ければ、着色物及びタール化物の副生が抑えられ、か
つ操業の容易性、設備費低減等の利点も生ずる。
更に又この溶媒は脱ブチル化温度が280 ’C以下の
場合不均化反応により一部ゾチル化されるが、このジチ
ル化ジフェニルエーテルもp。
場合不均化反応により一部ゾチル化されるが、このジチ
ル化ジフェニルエーテルもp。
p′−ビフェノールと未反応物に対して図中の実線で示
す如き選択的溶解度を持つので、何ら不都合がない。む
しろジチル化されて沸点が上昇し、脱ブチル化の過程で
イソブチレンに同伴されにくくなるので、好都合なもの
となる。
す如き選択的溶解度を持つので、何ら不都合がない。む
しろジチル化されて沸点が上昇し、脱ブチル化の過程で
イソブチレンに同伴されにくくなるので、好都合なもの
となる。
6−
ジフェニルエーテル溶媒法の更なる特徴は、脱ブチル化
触媒であるp−)ルエンスルホン酸をも良く溶解するた
め、p、p’−ビフェノールを濾過する際、自然に濾液
中に移行し、触媒分離に格別な操作を必要としない点に
ある。
触媒であるp−)ルエンスルホン酸をも良く溶解するた
め、p、p’−ビフェノールを濾過する際、自然に濾液
中に移行し、触媒分離に格別な操作を必要としない点に
ある。
p、p’−ビフェノールを濾別した濾液はp−トルエン
スルホン酸、モノー+シー+lJ:#−ルビフェノール
及び少量のp、p’−ビフェノールの他、着干の着色性
物質を含んでいるが、この濾液をそのまま次回反応に溶
媒として繰返し用いて何等支障はなく、むしろ望ましい
。こうすることにより濾液に溶存する前述の未反応物が
脱ブチル化触媒にあずかり、p、p’−ビフェノールの
収率が向上し、触媒使用量の削減(濾別結晶に付着して
ロスする分のみ補う)にもつながるからである。又繰返
し使用により濾液に着色成分が蓄積して黄色味が濃くな
った場合は、活性炭処理により簡単に再使用可能の状態
に復することができる点も当該溶媒法の特徴の1つと言
えよう。
スルホン酸、モノー+シー+lJ:#−ルビフェノール
及び少量のp、p’−ビフェノールの他、着干の着色性
物質を含んでいるが、この濾液をそのまま次回反応に溶
媒として繰返し用いて何等支障はなく、むしろ望ましい
。こうすることにより濾液に溶存する前述の未反応物が
脱ブチル化触媒にあずかり、p、p’−ビフェノールの
収率が向上し、触媒使用量の削減(濾別結晶に付着して
ロスする分のみ補う)にもつながるからである。又繰返
し使用により濾液に着色成分が蓄積して黄色味が濃くな
った場合は、活性炭処理により簡単に再使用可能の状態
に復することができる点も当該溶媒法の特徴の1つと言
えよう。
濾別したp、p’−ビフェノールの結晶はトルエン洗浄
して付着濾液を洗い落し、乾燥するだけで光沢ある白色
の高純度p、p’−ビフェノールとなる。
して付着濾液を洗い落し、乾燥するだけで光沢ある白色
の高純度p、p’−ビフェノールとなる。
溶媒ジフェニルエーテルの使用量はテトラブチルビフェ
ノールに対し同量以上、特に1〜2重量倍用いるのが好
ましい。脱ブチル化触媒は本発明の場合p−)ルエンス
ルホン酸に限定されるものではなく、公知の硫酸、ベン
ゼンスルホン酸類、アルミニウムフェノキシト類、アル
ミニウムアルコラード類等も用い得るが、反応濾液を繰
返し用いる前述の利点及び着色成分の副生を抑えるとい
う観点から、p−トルエンスルホン酸が好ましく、その
使用量は原料テトラゾチルビフェノールに対し0.01
〜10iijt%、好ましくは0.1〜3重量%の範囲
である。
ノールに対し同量以上、特に1〜2重量倍用いるのが好
ましい。脱ブチル化触媒は本発明の場合p−)ルエンス
ルホン酸に限定されるものではなく、公知の硫酸、ベン
ゼンスルホン酸類、アルミニウムフェノキシト類、アル
ミニウムアルコラード類等も用い得るが、反応濾液を繰
返し用いる前述の利点及び着色成分の副生を抑えるとい
う観点から、p−トルエンスルホン酸が好ましく、その
使用量は原料テトラゾチルビフェノールに対し0.01
〜10iijt%、好ましくは0.1〜3重量%の範囲
である。
本発明に用いられた原料テトラゾチルビフェノールは、
2,6一ジー第3級ゾチルーフェノールを酸化して、3
. 3’、5. 5’−テトラ−第3級ブチルジフェノ
キノンとし、次いでこれを水素還元する方法でほぼ定量
的に合成されるものである。
2,6一ジー第3級ゾチルーフェノールを酸化して、3
. 3’、5. 5’−テトラ−第3級ブチルジフェノ
キノンとし、次いでこれを水素還元する方法でほぼ定量
的に合成されるものである。
以下実施例をもって本発明の詳細な説明を行うが、本発
明はこれ等の実施例に限定されるものではない。
明はこれ等の実施例に限定されるものではない。
実施例1
かきまぜ機、温度計及び逆流コンデンサーを備えた1
00 ccフラスコに、テトラゾチルビフェノール(m
、p、185〜186℃) 20 g %ジフェニルエ
ーテル、iog、p−)ルエンスルホン酸o、o4g(
対テトラブチルビフェノール0.2重量%)を仕込み、
かきまぜながら昇温すると約130°Cからインブチレ
ンの発生が始まる。
00 ccフラスコに、テトラゾチルビフェノール(m
、p、185〜186℃) 20 g %ジフェニルエ
ーテル、iog、p−)ルエンスルホン酸o、o4g(
対テトラブチルビフェノール0.2重量%)を仕込み、
かきまぜながら昇温すると約130°Cからインブチレ
ンの発生が始まる。
以後4時間かけて徐々に250“C迄昇温する。
発生インブチレンは逆流コンデンサーを通じて系外に導
き出す。250℃を保持し、インブチレンの発生が止ま
ったら反応液を冷却しく結晶析出220〜230°C)
、100°Cで濾過する。
き出す。250℃を保持し、インブチレンの発生が止ま
ったら反応液を冷却しく結晶析出220〜230°C)
、100°Cで濾過する。
濾別結晶をトルエン40gで洗浄後乾燥して得られたp
、p’−ビフェノール9.1 g (理論収率 9− 991チ)は輝く白色結晶で、m、p、 281.5〜
282.1”C,純度99.3%であった。
、p’−ビフェノール9.1 g (理論収率 9− 991チ)は輝く白色結晶で、m、p、 281.5〜
282.1”C,純度99.3%であった。
実施例2
実施例1と同様の装置に、テトラゾチルビフェノール1
50g、ジフェニルエーテル150g、p−)ルエンス
ルホン酸0.75 g (対ナト2ゾチルビフエノール
0.5重世%)を仕込み、かきまぜ々がら7時間かけて
徐々に205℃迄昇温し、以後同温を保ってインブチレ
ンの発生が止むのを待つ。反応終了液236g(p、p
’−ビフェノール20.38%、モノブチルビフェノー
ル7.6%、ジゾチルビフェノール4.15%)は、ス
ラリー状で既にp、p’−ビフェノールの結晶を析出し
ている。これを80゛Cで濾過しトルエン53gで洗浄
後、乾燥して得たp、p’−ビフェノールは、輝く白色
結晶で、収量4 s g(理論収率70.5 % )、
m、I)、 280〜281 ”Cs純度99.0%で
あった。
50g、ジフェニルエーテル150g、p−)ルエンス
ルホン酸0.75 g (対ナト2ゾチルビフエノール
0.5重世%)を仕込み、かきまぜ々がら7時間かけて
徐々に205℃迄昇温し、以後同温を保ってインブチレ
ンの発生が止むのを待つ。反応終了液236g(p、p
’−ビフェノール20.38%、モノブチルビフェノー
ル7.6%、ジゾチルビフェノール4.15%)は、ス
ラリー状で既にp、p’−ビフェノールの結晶を析出し
ている。これを80゛Cで濾過しトルエン53gで洗浄
後、乾燥して得たp、p’−ビフェノールは、輝く白色
結晶で、収量4 s g(理論収率70.5 % )、
m、I)、 280〜281 ”Cs純度99.0%で
あった。
実施例3
実施例2で回収した濾液とケーキ洗浄に用い−10=
たトルエンの合併液232gに活性炭7.3gを加え、
80”Cで30分かきまぜた後、濾過して活性炭を除き
、濾液225gを得る。この濾液にテトラブチルビフェ
ノール150gを仕込み、かきまぜながら昇温する。昇
温途中内温約110〜130℃の間で徐々に50 lm
Hg迄減圧とし、トルエン45gを回収する。以下実施
例2と同じ要領で最高反応温度205 ’Cで反応を終
了し後処理して得られたp、p’−ビフェノールは輝き
のある白色結晶で、m、I)、 281.1)〜282
.1℃、純度994%、収量7tag(仕込原料150
gに対し理論収率109.4%)であった。
80”Cで30分かきまぜた後、濾過して活性炭を除き
、濾液225gを得る。この濾液にテトラブチルビフェ
ノール150gを仕込み、かきまぜながら昇温する。昇
温途中内温約110〜130℃の間で徐々に50 lm
Hg迄減圧とし、トルエン45gを回収する。以下実施
例2と同じ要領で最高反応温度205 ’Cで反応を終
了し後処理して得られたp、p’−ビフェノールは輝き
のある白色結晶で、m、I)、 281.1)〜282
.1℃、純度994%、収量7tag(仕込原料150
gに対し理論収率109.4%)であった。
実施例4
実施例2においてp−)ルエンスルホン酸を4、5 g
(対テトラゾチルビフェノール3重量%)用いる以外
は実施例2と全く同じ操作を行う。
(対テトラゾチルビフェノール3重量%)用いる以外
は実施例2と全く同じ操作を行う。
得られたp、p’−ビフェノールは輝く白色結晶で収1
166.6g(理論収率98.1%)、m、p、 28
1〜281.7°C1純度992%であった。
166.6g(理論収率98.1%)、m、p、 28
1〜281.7°C1純度992%であった。
図面は原料テトラゾチルビフェノール、脱ブチル化中間
生成物たるモツプチル−p、p’−ビフェノール及び目
的1吻たるp、p’−ビフェノールのジフェニルエーテ
ルに対する溶解度曲線を示す。 手続補正帯 昭和58年特許願第130345号 2、 発明の名称 高純度p+ p′−ビフェノールの製造方法3、補正を
する者 事件との関係 特許出願人 東京都中央区八重洲1丁目5番3号 本州化学工業株式会社 代表者 へ木澤 久 男 4、代理人 5、 補正の対象 図 面 6、 補正の内容 図面を別添の通り補正する。 7、 添付書類の目録 図 面 1通
生成物たるモツプチル−p、p’−ビフェノール及び目
的1吻たるp、p’−ビフェノールのジフェニルエーテ
ルに対する溶解度曲線を示す。 手続補正帯 昭和58年特許願第130345号 2、 発明の名称 高純度p+ p′−ビフェノールの製造方法3、補正を
する者 事件との関係 特許出願人 東京都中央区八重洲1丁目5番3号 本州化学工業株式会社 代表者 へ木澤 久 男 4、代理人 5、 補正の対象 図 面 6、 補正の内容 図面を別添の通り補正する。 7、 添付書類の目録 図 面 1通
Claims (1)
- 1、 3.3’、 5.5’−テトラ−第3級ジチル−
4゜4′−ジオキシピフェニルを脱ブチル化してp、p
’−ビフェノールを製造するに当り、溶媒としてジフェ
ニルエーテルを使用するか、あるいは前記の脱ブチル化
反応中に生ずるジチル化ジフェニルエーテルが共存する
ジフェニルエーテルを使用することを特徴とする高純度
p+p’−ビフェノールの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13034583A JPS6023338A (ja) | 1983-07-19 | 1983-07-19 | 高純度p,p′−ビフエノ−ルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13034583A JPS6023338A (ja) | 1983-07-19 | 1983-07-19 | 高純度p,p′−ビフエノ−ルの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6023338A true JPS6023338A (ja) | 1985-02-05 |
JPS62135B2 JPS62135B2 (ja) | 1987-01-06 |
Family
ID=15032166
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13034583A Granted JPS6023338A (ja) | 1983-07-19 | 1983-07-19 | 高純度p,p′−ビフエノ−ルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6023338A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60149038A (ja) * | 1984-11-22 | 1985-08-06 | Canon Inc | 複写装置 |
US4804788A (en) * | 1986-11-07 | 1989-02-14 | Kureha Kagaku Kogyo K.K. | Preparation process of 4,4-dihydroxybiphenyl |
EP0309226A2 (en) * | 1987-09-22 | 1989-03-29 | Mitsui Petrochemical Industries, Ltd. | Process for producing P,P'-biphenol |
EP0432782A2 (en) * | 1989-12-15 | 1991-06-19 | Mitsubishi Petrochemical Co., Ltd. | Process for preparing 4,4'-dihydroxybiphenyl |
US5072408A (en) * | 1989-04-07 | 1991-12-10 | Minolta Camera Kabushiki Kaisha | Microfilm handling system |
-
1983
- 1983-07-19 JP JP13034583A patent/JPS6023338A/ja active Granted
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60149038A (ja) * | 1984-11-22 | 1985-08-06 | Canon Inc | 複写装置 |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62135B2 (ja) | 1987-01-06 |
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