JPH06143421A - 枝管を有する金属管のライニング方法 - Google Patents

枝管を有する金属管のライニング方法

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JPH06143421A
JPH06143421A JP30132592A JP30132592A JPH06143421A JP H06143421 A JPH06143421 A JP H06143421A JP 30132592 A JP30132592 A JP 30132592A JP 30132592 A JP30132592 A JP 30132592A JP H06143421 A JPH06143421 A JP H06143421A
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JP
Japan
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pipe
synthetic resin
peripheral surface
inner peripheral
branch
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Application number
JP30132592A
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English (en)
Inventor
Masayuki Kawasaki
正行 川崎
Yoshio Yamada
良夫 山田
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Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属管の内周面を簡単に被覆でき、また金属
管の内周面を被覆している合成樹脂管に継ぎ目が生じな
いライニング方法を提供する。 【構成】 合成樹脂管2の外周面の所定箇所に合成樹脂
製湾曲板2aを当てがって接着または融着接合する。こ
の合成樹脂管2を金属管1の本管11内に挿通し、前記
合成樹脂製湾曲板2aを枝管11の分岐部と対応する位
置に配置する。そこで、合成樹脂管2を加熱膨張させて
本管11の内周面を合成樹脂管2で被覆すると共に、枝
管12の内周面を合成樹脂管2および合成樹脂製湾曲板
2aで被覆する。 【効果】 金属管の内周面から合成樹脂管が剥離するこ
とのない樹脂ライニング金属管を簡単に製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は本管から枝管が分岐した
金属管の内周面を合成樹脂管でライニングする方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から上水道、給湯配管等では、鋼
管、鋳鉄管等の金属管の内周面を合成樹脂管で被覆した
ライニング管が使用されている。このライニング管を接
続する管継手として、本管から枝管が分岐した金属管の
内周面を合成樹脂管で被覆したT字継手が使用されてい
るが、先に本出願人はこのT字継手のライニング方法を
特公昭59ー36561号公報で提案した。
【0003】即ち、当該T字継手のライニング方法で
は、まず(1)金属管の枝管内周面を合成樹脂管で内張
りし、次いで(2)金属管の本管内に熱膨張性合成樹脂
管を挿通し、該合成樹脂管を加熱膨張させて本管内周面
を被覆すると共に、枝管内まで膨出させて前記(1)の
工程で枝管内周面を被覆した内張管とラップさせ、最後
に(3)前記合成樹脂管が枝管内に膨出した先端部を切
除して開口させ、該開口端部にコーキング材を塗布して
合成樹脂管のラップ部分をシールしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ライニング方法の場合には、枝管内周面の被覆と本管内
周面の被覆の二工程の被覆作業が必要となるため、被覆
作業に手間がかかるという問題があった。また、枝管内
周面を被覆した内張管に本管内周面を被覆した合成樹脂
管をラップさせて、所謂つぎはぎの状態で金属管の内周
面を被覆していたので、温度差のある流体を長期間に亘
って輸送する配管材として使用した場合に、当該ラップ
部分で合成樹脂管が剥離する危険性があった。
【0005】本発明はかかる課題を解決したものであっ
て、金属管の内周面を一工程で被覆して生産性の向上を
図ると共に、金属管の内周面を被覆している合成樹脂管
に継ぎ目が生じないライニング方法を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、本管から枝管
が分岐した金属管の内周面を合成樹脂管で被覆するにあ
たり、まず合成樹脂管の外周面の所定箇所に合成樹脂製
湾曲板を当てがって接着または融着接合する。次に、合
成樹脂管を金属管の本管内に挿通し、前記合成樹脂製湾
曲板を枝管の分岐部と対応する位置に配置する。そこ
で、合成樹脂管を加熱軟化させてから管内圧力を高めて
本管内周面に密着するまで合成樹脂管を径方向に膨張さ
せると共に、枝管内に侵入するまで膨出させて合成樹脂
管および合成樹脂製湾曲板で枝管内周面を被覆すること
を特徴とする。
【0007】
【作用】上記の構成からなるので、金属管の本管内に挿
通した合成樹脂管を径方向に膨張させたとき、金属管の
本管と枝管の内周面が合成樹脂管で一体的に被覆され
る。また、枝管内周面は予め合成樹脂管の外周面に接着
または融着接合しておいた合成樹脂製湾曲板によっても
被覆される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面にて詳細に説
明する。図1は金属管の本管内に合成樹脂管を挿通した
状態の断面図、図2は金属管内に合成樹脂管をセットし
た状態の断面図、図3は合成樹脂管を膨張させて金属管
の内周面に密着させた状態の断面図、図4は金属管の各
端部からレジューサおよび盲フランジを取り外した状態
の断面図、図5は本発明によって得られた樹脂ライニン
グ金属管の断面図である。
【0009】図中符号1は鋳鉄管、鋼管等の金属管であ
って、該金属管1は両端部にフランジ110を有する本
管11にフランジ120を有する枝管12を接続したも
のである。2は塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂等の
合成樹脂管であって、該合成樹脂管2は加熱すると径方
向に膨張する性質を有する管を用いるのが好ましい。2
aは合成樹脂製湾曲板、3は合成樹脂製リングであっ
て、これらの湾曲板2aおよびリング3は前記合成樹脂
管2と同種の合成樹脂からなっている。
【0010】本発明は金属管1の内周面を合成樹脂管2
で一体的に被覆するにあたり、まず金属管1の内周面を
酸洗い、またはサンドブラスト等で表面処理する。そこ
で、枝管12のフランジ120面にリング3を接着接合
する。一方、合成樹脂管2は金属管1の本管11の内径
よりも小径で、金属管1よりも長尺のものを準備し、該
合成樹脂管2の外周面の所定箇所に湾曲板2aを接着ま
たは融着接合する。尚、湾曲板2aの形状、大きさ、肉
厚等は枝管12の内径、高さ寸法等に応じて適宜設定す
ることができる。
【0011】次に、合成樹脂管2の外周面、または金属
管1の内周面に感熱型接着剤等の適宜の接着剤を万遍な
く均一に塗布する。そこで、金属管1の本管11内に合
成樹脂管2を挿通し、図2に示した如く湾曲板2aを枝
管12の分岐部と対応する位置に配置すると共に、合成
樹脂管2の両端部を本管11の両端部より突出させる。
更に、本管11の両端部のフランジ110とレジューサ
4との間にスペーサ5を介在させてボルトとナットで接
続すると共に、それぞれのレジューサ4に合成樹脂管2
の突出端部を嵌挿する。
【0012】また、レジューサ4の小径側奥部に設けた
栓体6で合成樹脂管2の端部を閉塞する。即ち、レジュ
ーサ4の奥壁41にはフランジ43を有するねじ棒42
が挿通されており、該ねじ棒42にナット44をねじ込
んで奥壁41とフランジ43との間で弾性を有する栓体
6を軸方向に圧縮して合成樹脂管2の端部を閉塞する。
尚、前記ねじ棒42には加熱媒体、加圧媒体等を合成樹
脂管2内に導入するための通孔420が設けられてい
る。一方、枝管12のフランジ120に有底筒状部71
を有する盲フランジ7をボルトとナットを用いて接続す
る。
【0013】そこで、レジューサ4のねじ棒42に設け
た通孔420から合成樹脂管2内に水蒸気、オイル等の
加熱媒体を導入し、該合成樹脂管2を所定温度に軟化さ
せてから加熱媒体を排出する。次に、合成樹脂管2内に
圧空等の加圧媒体(3〜10気圧)を導入し、本管11
の内周面に密着するまで合成樹脂管2を径方向に膨張さ
せる。また、これと同時に枝管12内および盲フランジ
7の有底筒状部71内に侵入するまで合成樹脂管2およ
び湾曲板2aを膨出させ、該湾曲板2aの外周面を枝管
12の内周面およびフランジ120に接着したリング3
と緊密に密着させる。
【0014】最後に、本管11の両端部からレジューサ
4、スぺーサ5を取り外し、管端部から突出した合成樹
脂管2の余端部を図4に示したAーA線の位置で切除す
る。また、枝管12の端部から盲フランジ7を取り外
し、管端部から突出した合成樹脂管2の余端部を図4に
示したBーB線の位置で切除する。かくして、図5に示
した如く、本管11の内周面およびフランジ110面が
合成樹脂管2で被覆され、また枝管12の内周面および
フランジ120面が合成樹脂管2および湾曲板2aで被
覆された樹脂ライニング金属管が得られる。
【0015】尚、前記実施例では枝管12のフランジ1
20面に合成樹脂製リング3を接着接合してフランジ1
20面の樹脂層を肉厚にしたものを例示したが、合成樹
脂製湾曲板2aの肉厚を調整することによってリング3
を省略することもできる。この場合には、湾曲板2aの
中心部を周辺部よりも肉厚に形成したものを用いるとよ
い。また、合成樹脂管2の加熱および膨張工程におい
て、加圧媒体を使用することなく、合成樹脂管2内に導
入した加熱媒体の圧力を高めて本管11および枝管12
の内周面に密着するまで合成樹脂管2を膨張させてもよ
い。更には、図2に示した如く、金属管1内に合成樹脂
管2をセットしてから加熱炉内に搬入し、合成樹脂管2
内に加圧媒体を導入して合成樹脂管2を膨張させてもよ
い。
【0016】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明は合成樹脂管
を金属管内で径方向に膨張させたときに肉薄となる部
分、即ち枝管内周面のライニング部分に予め合成樹脂製
湾曲板を接着または融着接合して増肉しておき、この合
成樹脂管を金属管内で径方向に膨張させるので、従来の
ライニング方法のように枝管内周面と本管内周面の被覆
を別個に行なってから両者をラップさせる方法と比較し
て生産性を大幅に改善することができた。また、本発明
は金属管の内周面全体を合成樹脂管で一体的に被覆する
ため継ぎ目ができず、従ってこの樹脂ライニング金属管
を高温流体の輸送配管に使用しても金属管の内周面から
合成樹脂管が剥離することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明における金属管の本管内に合成樹
脂管を挿通した状態の断面図である。
【図2】図2は本発明における金属管内に合成樹脂管を
セットした状態の断面図である。
【図3】図3は本発明における合成樹脂管を膨張させて
金属管の内周面に密着させた状態の断面図である。
【図4】図4は本発明における金属管の各端部からレジ
ューサおよび盲フランジを取り外した状態の断面図であ
る。
【図5】図5は本発明によって得られた樹脂ライニング
金属管の断面図である。
【符号の説明】
1 金属管 2 合成樹脂管 3 合成樹脂製リング 4 レジューサ 5 スペーサ 6 栓体 7 盲フランジ 11 本管 12 枝管 2a 合成樹脂製湾曲板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本管から枝管が分岐した金属管の内周面
    を合成樹脂管で被覆するにあたり、次の(a)〜(c)
    の各工程からなることを特徴とする枝管を有する金属管
    のライニング方法。 (a)合成樹脂管の外周面の所定箇所に合成樹脂製湾曲
    板を当てがって接着または融着接合すること、(b)合
    成樹脂管を金属管の本管内に挿通し、前記合成樹脂製湾
    曲板を枝管の分岐部と対応する位置に配置すること、
    (c)合成樹脂管を加熱軟化させてから管内圧力を高め
    て本管内周面に密着するまで合成樹脂管を径方向に膨張
    させると共に、枝管内に侵入するまで膨出させて合成樹
    脂管および合成樹脂製湾曲板で枝管内周面を被覆するこ
    と、
JP30132592A 1992-11-11 1992-11-11 枝管を有する金属管のライニング方法 Pending JPH06143421A (ja)

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