JPH0116598Y2 - - Google Patents

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JPH0116598Y2
JPH0116598Y2 JP10436285U JP10436285U JPH0116598Y2 JP H0116598 Y2 JPH0116598 Y2 JP H0116598Y2 JP 10436285 U JP10436285 U JP 10436285U JP 10436285 U JP10436285 U JP 10436285U JP H0116598 Y2 JPH0116598 Y2 JP H0116598Y2
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JP
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metal fitting
lining material
tube
fixing
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ガス導管、水道管、電力線や通信線
等の敷設管路、石油や天然ガス等のパイプライン
等の、主として地中に埋設された管路内に内張り
するに際し、内張り材をこれらの管路内に挿入し
た後、内張り材を管路内面に接着する工程におい
て内張り材の端末を支持するために使用する金具
に関するものである。
前述のような管路に内張りするための方法とし
て、筒状布帛の外面に柔軟な合成樹脂よりなる気
密性の皮膜層を形成してなる内張り材の内面に接
着剤を塗布し、この内張り材を流体圧力で裏返し
ながら管路内に挿通すると共に、該流体圧力で内
張り材を前記接着剤を介して管路内面に圧着さ
せ、然る後に内張り材内に加圧水蒸気等の熱流体
を送入し、該熱流体の熱により前記接着剤を固化
させて内張り材を管路内面に接着する方法が知ら
れている。
しかしながら前記方法では、熱流体の圧力で内
張り材を膨脹させつつ管路に接着するので、熱流
体の熱により皮膜層を構成する合成樹脂が軟化
し、ピンホールを生じたりして損傷を受ける可能
性がある。
そこで本考案者等は、管路内に内張り材を挿通
した後、該内張り材内に柔軟な合成樹脂よりなる
気密性のチユーブを挿通し、該チユーブ内に熱流
体を導入し、該熱流体の熱によりチユーブを介し
て内張り材を加温して接着剤を硬化せしめる方法
を発明し、特願昭59−161080号として特許出願し
た。
この方法によれば熱流体が直接内張り材の皮膜
層に接触することがないので、前述のように皮膜
層にピンホール等が生じることがなく、管路は常
に正しく内張りされるのである。
而して本考案は、前記発明の方法において、管
路内に挿通された内張り材及び該内張り材内に挿
通されたチユーブの両端を固定し、前記チユーブ
内に熱流体を送入し、チユーブを膨らませて内張
り材を管路内面に圧着すると共に、チユーブを介
して内張り材を加温し、接着剤を硬化せしめて、
管路内面に前記内張り材を貼り付けて内張りする
方法において使用するための、金具の構造に関す
るものである。
従来の技術 前記特許出願の方法を実施する金具の一例とし
て前記特許出願に記載されたものを第2図に従つ
て説明すると、その本体26が外筒27と内筒2
8とよりなる二重構造を有するものであつて、そ
の先端が開いて環状口29が形成されている。前
記外筒27の先端部の外周には膨らみ30が形成
されており、該膨らみ30に前記内張り材の先端
が固定されるようになつている。またその膨らみ
30の後方には、外筒27と内筒28との間の空
所に通じる送排気口31が形成されている。さら
にその金具本体26の後端にはキヤツプ32が取
付けられ、該キヤツプ32と前記金具本体26と
の間に、チユーブの端末を環状に固定するように
なつている。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら前記構造の金具においては、実際
の作業において各種の問題を生ずる。
すなわち、内張り材及びチユーブの両端をこれ
らの金具に固定した後そのチユーブ内に圧力流体
を送入してチユーブを膨らませると、チユーブと
内張り材との間の流体は前記金具の環状口から送
排気口を経て排出されるのであるが、チユーブが
膨らんだときに金具の先端において急激に径が拡
大され、チユーブが前記環状口を閉塞してしまう
ことがある。環状口が閉塞されると、チユーブと
内張り材との間の流体を排出することができず、
チユーブ内の圧力流体をいくら高めてもチユーブ
を内張り材に圧着することができず、チユーブを
介して内張り材を加温し、接着剤を硬化させるこ
とができない。
また、チユーブの端末を前記金具とキヤツプと
の間に環状に固定することは極めて困難な作業で
ある。すなわち、チユーブは管路に挿通された内
張り材内に引込んで挿通するのであるが、これを
引込むときにチユーブに張力が加わつており、こ
の張力によつてチユーブは幾分伸長された状態と
なつている。そしてそのチユーブが伸長された状
態のままで環状に固定しようとすると、その張力
のために作業が極めて困難となるのである。固定
作業をしくじると、チユーブが収縮して内張り材
内に引込まれてしまい。作業の続行が不可能とな
る可能性もある。しかもそれ以後の作業において
もチユーブには常時張力が作用しているので、そ
の張力によりチユーブの環状固定部が外れてしま
うこともある。
本考案はかかる事情に鑑みなされたものであつ
て、前記発明に示された方法において使用する金
具を改良し、極めて容易に作業を進めることので
きる金具の構造を提供することを目的とするもの
である。
問題点を解決する手段 而して本考案は、金具本体と、該金具本体の後
端部に結合される固定金具とよりなり、前記金具
本体が外筒と該外筒の内側に挿通されその両端に
おいて前記外筒に接合された内筒とよりなり、前
記外筒と内筒との間に空所が形成され、前記外筒
の先端部外周に先細りのテーパー面が形成され、
該テーパー面には前記空所に通じる複数個の透孔
が穿設され、そのテーパー面の後方に内張り材固
定部が形成されており、さらに該内張り材固定部
の後方に前記空所に通じる送排気口が設けられて
おり、前記金具本体及び固定金具のそれぞれ接合
端の内面にそれぞれ先開きのテーパー面が形成さ
れ、該金具本体及び固定金具の接合部の内側に、
その両端部の外周に前記接合端のテーパー面に適
合する先細りのテーパー面が形成されたリングを
嵌合し、該リングと前記金具本体及び固定金具と
の間に柔軟なチユーブを挾持するようにし、前記
固定金具には圧力流体導入口を設け、その固定金
具の後端部を閉塞可能としたことを特徴とするも
のである。
第1図は本考案の金具1を示すものであつて、
2は該金具の本体である。該金具本体2は外筒3
と内筒4とよりなる二重筒であつて、その外筒3
と内筒4との間には空所5が形成されており、外
筒3と内筒4との両端は、互いに一体に接合され
ている。
前記外筒3の先端部の外周には先細りのテーパ
ー面6が形成されており、該テーパー面6には前
記空所5に通じる複数個の透孔7が穿設されてい
る。テーパー面6の後方には後部が細いテーパー
面8が形成されており、該テーパー面8の外側に
は締付けリング9が嵌合され、該締付けリング9
とテーパー面8とにより内張り材10を環状に固
定する内張り材固定部11が形成されている。ま
た該内張り材固定部11の後方の外筒3には前記
空所5に通じる送排気口12が設けられており、
該送排気口12から空所5及び透孔7を経て内張
り材10内に圧力流体を送入し、また内張り材1
0内の圧力流体を排出することができるようにな
つている。
13は固定金具であつて、前記金具本体2の後
端にパツキン14を介して突合わされ、結合部材
15により締付けられている。
16は金具本体2と固定金具13との接合部の
内側に配設されたリングであつて、その両端部に
は先細りのテーパー面17,18が形成されてい
る。一方前記金具本体2の後端部及び固定金具1
3の先端部の内周には、それぞれ前記テーパー面
17,18に適合する先開きのテーパー面19,
20が形成されており、該テーパー面17,18
と前記リング16とテーパー面19,20との間
にチユーブ21の端末を挾圧固定するようになつ
ている。
固定金具13の中央部には圧力流体導入口22
が設けられ、その後方にはスリツト23を有する
遮蔽板24が取付けられ、さらに固定金具13の
後端部はキヤツプ25で閉塞し得るようになつて
いる。
作 用 本考案の金具1を使用するには、まず管路内に
挿通された内張り材10の内部の流体圧力を維持
しつつ、該内張り材10の端末部をニツプして、
その端末に金具本体2の先端部を挿入し、テーパ
ー面8と締付けリング9との間に内張り材10の
端末部を挾圧して固定する。一方内張り材10内
に挿入されているチユーブ21は、前記金具本体
2内を挿通してその端末部内にリング16を嵌合
し、該リング16を金具本体2に後端に嵌合す
る。そして前記金具本体2の後端に固定金具13
を結合することにより、リング16のテーパー面
17,18と金具本体2及び固定金具13のテー
パー面19,20との間に、チユーブ21を挾圧
固定する。さらに固定金具13の後部をキヤツプ
25で閉塞する。
この状態で前記ニツプを解き、送排気口12に
おいて内張り材10内の流体圧力を調節しなが
ら、圧力流体導入口22から内張り材10内の流
体圧力と同等又はそれよりやゝ高い圧力の圧力流
体を送入すると共に、送排気口12を開き、内張
り材10とチユーブ21との間の圧力流体を、透
孔7から空所5を経て送排気口12から排出す
る。これによりチユーブ21は内張り材10内に
おいて膨らまされ、管路内面に圧接した内張り材
10の内面に圧接せしめられる。さらにチユーブ
21内の流体圧力を維持しつつ、圧力流体導入口
22から加圧水蒸気、加熱空気等の熱流体を送入
し、チユーブ21を介して内張り材10を加熱
し、接着剤を固化させて内張り材10を管路に強
固に接着する。
考案の効果 本考案によれば、空所5に通じる透孔7が外筒
3の外周に形成されているので、チユーブ21が
その内部の流体圧力により膨らまされた場合にお
いても、前述の従来例におけるようにそのチユー
ブ21が透孔7を閉塞することがなく、内張り材
10とチユーブ21との間の圧力流体は確実に排
出される。しかも透孔7が形成されている部分の
外筒3の外面がテーパー面6を形成しているの
で、該テーパー面6が内張り材10に密着するこ
とがなく、透孔7が内張り材10で閉塞されるこ
ともない。
またチユーブ21の端末は、リング16のテー
パー面17,18と金具本体2及び固定金具13
のテーパー面19,20との間に挾圧されて固定
されるので、これを固定する際には金具本体2の
後端からチユーブ21を引出してその端末にリン
グ16を嵌合すれば良く、結合操作は極めて簡単
である。
またチユーブ21がその張力によつて収縮すれ
ば、それに伴つてリング16のテーパー面17が
テーパー面19に嵌合し、チユーブ21は強固に
挾圧固定される。さらにその挾圧は、固定金具1
3によつてさらに補強される。而して本考案にお
いては、チユーブ21の張力はテーパー面17,
18とテーパー面19,20とによる挾圧をさら
に強くする方向に作用することになるので、作業
中にチユーブ21の固定部分が外れるようなこと
はない。
実施例 本考案の金具は、前述の特願昭59−161080号出
願の明細書に示された発明の範囲に属する方法に
おいてのみ使用されるものではなく、当該発明か
ら逸脱する方法であつても、チユーブ21内に圧
力流体を送入し、該チユーブ21を内張り材10
に圧接して内張り材10を管路内面に接着する方
法である限りにおいて、本考案の金具を使用する
ことができる。
例えば、管路内に内張り材10を裏返しながら
挿通すると共に、該内張り材10内に柔軟なベル
ト状物を挿通し、当該内張り材10の端末部をニ
ツプして両端を金具本体2に固定し、さらに前記
ベルト状物を金具本体2及び固定金具13内に挿
通してスリツト23から引出し、圧力流体導入口
22から圧力流体を送入して前記内張り材10内
の流体圧力を維持しながら、前記ベルト状物の一
端にチユーブ21を結合してベルト状物の他端か
ら引張つて該チユーブ21を内張り材10内に挿
通し、再度内張り材10の両端部をチユーブ21
と共にニツプして内張り材10内の流体圧力を維
持しつつ、チユーブ21の端末をリング16で金
具本体2及び固定金具13に結合し、以後前述と
同様にニツプを解いて圧力流体導入口22から圧
力流体を送入してチユーブ21を膨らませるとい
う方法を採ることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の管路の内張り用金具の中央
縦断面図である。第2図は、従来例の金具の中央
縦断面図である。 1……金具、2……金具本体、3……外筒、4
……内筒、5……空所、6……テーパー面、7…
…透孔、10……内張り材、11……内張り材固
定部、12……送排気口、13……固定金具、1
6……リング、17,18,19,20……テー
パー面、21……チユーブ、22……圧力流体導
入口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金具本体2と、該金具本体2の後端部に結合さ
    れる固定金具13とよりなり、前記金具本体2が
    外筒3と該外筒3の内側に挿通されその両端にお
    いて前記外筒3に接合された内筒4とよりなり、
    前記外筒3と内筒4との間に空所5が形成され、
    前記外筒3の先端部外周に先細りのテーパー面6
    が形成され、該テーパー面6には前記空所5に通
    じる複数個の透孔7が穿設され、そのテーパー面
    6の後方に内張り材固定部11が形成されてお
    り、さらに該内張り材固定部11の後方に前記空
    所5に通じる送排気口12が設けられており、前
    記金具本体2及び固定金具13のそれぞれ接合端
    の内面にそれぞれ先開きのテーパー面19,20
    が形成され、該金具本体2及び固定金具13の接
    合部の内側に、その両端部の外周に前記接合端の
    テーパー面19,20に適合する先細りのテーパ
    ー面17,18が形成されたリング16を嵌合
    し、該リング16と前記金具本体2及び固定金具
    13との間に柔軟なチユーブ21を挾持するよう
    にし、前記固定金具13には圧力流体導入口22
    を設け、その固定金具13の後端部を閉塞可能と
    したことを特徴とする、管路の内張り用金具。
JP10436285U 1985-07-08 1985-07-08 Expired JPH0116598Y2 (ja)

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JP10436285U JPH0116598Y2 (ja) 1985-07-08 1985-07-08

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JP10436285U JPH0116598Y2 (ja) 1985-07-08 1985-07-08

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JPS6211623U JPS6211623U (ja) 1987-01-24
JPH0116598Y2 true JPH0116598Y2 (ja) 1989-05-16

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