JP2721897B2 - 管路の内張り方法 - Google Patents

管路の内張り方法

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ガス導管、水道管、電力線や通信線等の敷
設管路等の、主として地中に埋設された管路に対し、補
修、補強等の目的で内張りするための方法に関するもの
である。
従来の技術 近年、前述のような管路について、該管路の補修又は
補強の目的で、管路の内面に柔軟な筒状の内張り材を貼
付けて内張りすることが行われている。そしてこの内張
りをするための方法として、予め内張り材内に接着剤を
塗布しておき、この内張りを流体圧力で内外面を反転し
ながら管路内に挿通すると共に、前記流体圧力で管路内
面に圧着し、次いで前記接着剤を硬化させ、管路と内張
り材とを接着する工法があり、近年特に注目されてい
る。
この工法は、管路の両端部分のみを露出させるだけ
で、長尺の管路について短時間で施工が可能であり、ま
た管路に屈曲部分があっても施工できる等多くの長所を
有しているものであって、極めて優れた工法である。
またこの工法においては、内張りされた内張り材に傷
があると、その傷から内部の流体が滲出して漏出した
り、また内張り材を管路から剥がしてその内張り材が管
路を閉塞する原因となるので、内張り材を管路に接着し
た後にその内張りされた内張り材内に圧縮空気を封入
し、相当の時間に亙って内張り材内の圧力低下を測定し
て漏気検査をし、当該検査で漏気がないことを確認して
内張り工事の完了としていた。
発明が解決しようとする問題点 しかしながらこの方法によれば、接着剤を硬化させて
内張り材と管路とを接着した後に漏気検査を行っていた
ので、内張り材に傷があった場合においても、その周囲
の接着剤が硬化しているため、圧縮空気が漏気経路を形
成するに至らず、圧縮空気が見掛け上漏気しないために
漏気検査に合格することがある。しかしながらこのよう
な状態では、検査時には漏気しなくとも、長期間使用し
ているうちに接着剤が劣化して内部の流体が内張り材と
管路との間に滲込み、内張り材を剥がして管路を閉塞し
てしまう恐れがある。すなわち漏気検査の信頼性が乏し
いのである。
また漏気検査によって傷が発見された場合においては
内張り材を管路から剥がして再度別の内張り材で内張り
し直さなければならないのであるが、前記方法では内張
り材は管路に強固に接着されてしまっているので、これ
を剥がすのは極めて困難である。
本発明はかかる事情に鑑みなされたものであって、内
張り材を管路に挿通した後、接着剤を硬化させるに先立
って漏気検査を行い、内張り材に傷があるときには確実
にそれを検出することができると共に、容易に内張り材
を剥がして内張りし直すことのできる方法を提供するこ
とを目的とするものである。
問題点を解決する手段 而して本発明は、管路の一端部において内面に反応硬
化型接着剤を塗布した柔軟な筒状の内張り材の一端を環
状に固定し、当該内張り材の管状固定部の後部に流体圧
力を作用させ、そこに形成される折返し部分において内
張り材を内側が外側となるように裏返しながら当該折返
し部分を管路の前記一端から他端にまで進行せしめ且つ
裏返された内張り材を前記流体圧力により管路内面に圧
接せしめ、然る後前記流体圧力を維持しつつ管路の後端
部を閉塞し、内張り材内に裏返し時の流体圧力よりも高
圧の圧縮空気を封入して漏気の有無を検査し、内張り材
からの漏気が無いことを確認した後前記反応硬化型接着
剤を硬化させて内張り材を管路内面に接着することを特
徴とするものである。
実施例 以下本発明の実施例を図面に従って説明する。図面
は、本発明の内張り方法の工程を示すものである。図面
において1は管路であって、該管路1の一端部に内張り
装置2が設けられている。内張り装置2において3は圧
力容器であって、該圧力容器3内には、内面に反応硬化
型接着剤を塗布した内張り材4を巻回したリール5が回
転自在に軸支されている。
圧力容器3の前下部には内張り材吐出口6が形成され
ている。7は内張り材取付け金具であって、その先端部
に内張り材4を環状に固定しており、後端部には揺動自
在のシャッター8が取付けられており、後端には、前記
圧力容器3の内張り材吐出口6に着脱自在に取付けられ
る接続金具9を有している。
また10及び11は、圧力容器3及び内張り材取付け金具
7に圧力流体を送入する圧力流体送入口であり、12は内
張り材取付け金具7に取付けられた圧力ゲージである。
第3図における13は前記内張り材取付け金具7の接続
金具9の後端を閉塞する盲蓋であって、接続金具9の後
端に着脱自在に取付けることができるようになってい
る。また第4図における14は、前記内張り材取付け金具
7の接続金具9の後端に着脱自在に取付けられた鏡板で
あって、該鏡板14には、漏出管取付け金具15と空気送入
口16とが設けられている。17は管路1の先端を閉塞する
先端金具である。
而して本発明においては、先ず管路1に内張り材取付
け金具7、接続金具9及び圧力容器3を順次結合し、内
張り材取付け金具7のシャッター8を開いておき、圧力
容器3内の内張り材4の端末を内張り材吐出口6から引
出して内張り材取付け金具7内を通し、該内張り材取付
け金具7の先端部に環状に固定する。この状態が第1図
に示されている。
この状態で圧力流体送入口10から圧力流体を送入し、
内張り材4の環状固定部分の後部を加圧する。これによ
り当該環状固定部分の内張り材4に折返し部分18が形成
され、当該折返し部分18において内張り材4が内側が外
側となるように裏返されながら、その折返し部分18が管
路1内を進行する。
そして裏返された内張り材4は、前記流体圧力により
管路1内面に圧接し、接着剤を介して管路1の内面に接
着する。内張り材4の裏返しの進行に伴って圧力容器3
内に収容された内張り材4が内張り材吐出口6から引出
され、内張り材取付け金具7内を通り、さらに裏返され
た内張り材4内を通って折返し部分18に供給され、順次
裏返される。
内張り材4がその全長に亙ってリール5から引出され
たならば、それに続いて内張り材4の自由端に結合され
た漏気管19が引出される。漏気管は柔軟な管であって、
全周に亙って多数の微細な漏気孔が形成されている。
内張り材4がその全長に亙って裏返されると、第2図
に示すように折返し部分18が先端金具17に到達すると共
に、裏返された内張り材4の全長に亙ってその中に漏気
管19が挿通された状態となる。
次に第3図に示すように、内張り材取付け金具7の圧
力流体送入口11から圧力流体を送入して内張り材4内の
流体圧力を維持しつつ、シャッター8を閉じ、接続金具
9の後端から圧力容器3を取外し、そこに盲蓋13を取付
けて接続金具9後端を閉塞し、内張り材4内を密閉す
る。漏気管19の自由端部は折畳んで、接続金具9内に収
容しておく。
そして圧力流体送入口11から圧縮空気を送入して漏気
検査をする。すなわち圧力流体送入口11から裏返し時よ
り高圧の圧縮空気を送入して当該圧力流体送入口11を閉
塞し、所定の時間放置する。圧力ゲージ12で内張り材取
付け金具7内の圧力を点検する。
内張り材4に漏気が無いことを確認した後、再度内張
り材4の圧力を維持しつつ盲蓋13を取外し、代って鏡板
14を取付け、当該鏡板14の漏出管取付け金具15に漏気管
19の端末を取付ける。
然る後、漏出管取付け金具15から漏気管19内に加圧水
蒸気等の加熱流体を送入し、該加熱流体を漏気孔から内
張り材4と漏気管19との間に漏出せしめ、その加熱流体
の熱により接着剤を硬化せしめ、内張り材4を管路1の
内面に強固に接着せしめる。
作用 本発明においては、内張り材4を裏返して管路1内面
に圧着し、然る後内張り材4の漏気検査を行う。この時
点においては接着剤は硬化していないので、内張り材4
に傷があった場合には検査用の圧縮空気がその傷の部分
から接着剤を押退けて漏出することができ、内張り材4
内の圧力が低下する。従って十分に信頼できる漏気検査
をすることができる。
また漏気検査により内張り材4の傷が発見されたとき
は、接着剤が未硬化で内張り材4と管路1との接着が不
十分であるので、漏気管19を逆に引戻すことにより内張
り材4を管路1から剥がすことができ、新たな傷のない
内張り材4により内張りし直すことができる。
発明の効果 本発明によれば、接着剤の効果に先立って漏気検査を
行うので、内張り材4の傷があってもこれを見逃すこと
がなく、漏気検査の信頼性が高いものとなる。
また、漏気検査により内張り材4に傷が発見されたと
きは、当該内張り材4を容易に剥がすことができ、再度
無傷の内張り材4で内張りすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の方法により管路に内張りする工程を示す
ものであって、第1図は内張りを開始する状態、第2図
は内張り材を管路に挿通した状態、第3図は漏気検査を
している状態、第4図は接着剤を硬化させている状態を
示す。 加温する状態における、主要部の中央縦断面図である。 1……管路、4……内張り材 18……折返し部分、19……漏気管

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管路(1)の一端部において内面に反応硬
    化型接着剤を塗布した柔軟な筒状の内張り材(4)の一
    端を環状に固定し、当該内張り材(4)の管状固定部の
    後部に流体圧力を作用させ、そこに形成される折返し部
    分(18)において内張り材(4)を内側が外側となるよ
    うに裏返しながら当該折返し部分(18)を管路(1)の
    前記一端から他端にまで進行せしめ且つ裏返された内張
    り材(4)を前記流体圧力により管路(1)内面に圧接
    せしめ、然る後前記流体圧力を低下させることなく、内
    張り材(4)内に裏返し時の流体圧力よりも高圧の圧縮
    空気を封入して漏気の有無を検査し、内張り材(4)か
    らの漏気が無いことを確認した後前記反応硬化型接着剤
    を硬化させて内張り材(4)を管路(1)内面に接着す
    ることを特徴とする、管路の内張り方法
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