JPH0311518Y2 - - Google Patents

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JPH0311518Y2
JPH0311518Y2 JP1984027524U JP2752484U JPH0311518Y2 JP H0311518 Y2 JPH0311518 Y2 JP H0311518Y2 JP 1984027524 U JP1984027524 U JP 1984027524U JP 2752484 U JP2752484 U JP 2752484U JP H0311518 Y2 JPH0311518 Y2 JP H0311518Y2
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lining material
pipe
ring
lining
annular packing
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JP1984027524U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、内面に内張り材を貼りつけて内張り
した管路において、その内張り材の端末部を管路
内面に挟圧して固定された、端末部処理構造に関
するものである。
従来、ガス導管、水道管、通信線や電力線等の
敷設管路等の、主として地中に埋設された管路に
ついて、その管路の老朽部分の補修又は地震や地
盤変動に対する補強の目的で、該管路の内面に内
張り材を貼りつけて内張りすることが行われてい
る。この内張りの方法として、筒状の布帛等の繊
維層の外面に気密性の被膜層を形成した内張り材
の内面に接着剤を塗布し、この内張り材を流体圧
力で裏返しつつ管路内に挿通し、管路内面に前記
接着剤を介して張付けて内張りすることが行われ
ている。
この方法は、管路を全長に亙つて掘り起す必要
がなく、管路の両端部分のみを掘削すれば足り、
長尺の管路部分に亙つて一度に施工することがで
き、しかも施工部分の管路に屈曲部があつても施
工可能であるなど、幾多の長所を有していると
し、近年特に注目されている。しかしながらこの
内張りは、管路を数百メートル程度の長さに区切
り、これに一度に内張りを施すのであるが、いか
に長尺の管路について施工可能であるとは言つて
も、その長さはあくまでも有限であり、内張りさ
れた部分に必ず端末が生じる。
特にこの種の内張りにおいては、管路を有限の
長さに区切つてこの範囲を内張りするのである
が、内張りの後は管路を熔接して接続し、管路系
を復旧しなければならない。そして管路を熔接す
るときには、その熔接の熱により内張り材が焼損
することがないよう、内張り材の端末を管路の端
末から奥まつた位置にする必要がある。そして接
続された管路内において内張り材同士を接続する
ことはほとんど不可能であり、内張り材の端末は
管路内において遊離した状態で存在することとな
るのである。
ところがこの内張り材の遊離した端末において
は、内張りされた内張り材の外面には繊維層が形
成され、その内側に被膜層があるため、その端末
から繊維層を通じて管路と内張り材との間に管路
内の流体が侵入することがある。ここから流体が
侵入すると、内張り材と管路との接着力が低下し
て、内張り材が端末部において管路の内面から剥
がれてくることがある。これが一旦剥がれると、
その剥がれた部分が管内を流れる流体等の作用に
よつて急速に拡がり、管路の流路を閉塞してしま
うことがある。
また内張り材の端末部を金属製のリング状物で
管路内面に挟圧固定し、内張り材の端末部が管路
内面から剥がれるのを防止することも行われてい
るが、流体は前記繊維層を伝つて前記リング状物
を越えて内部にまで侵入し、端末は剥がれなくて
も中央部が剥がれることがあり、効果としては充
分でなかつた。
さらに、前記繊維層を伝つた流体が、管路の損
傷部分から漏出することもあり、内張り材自体が
気密性を有していても、流体の漏出を充分に阻止
することができなかつたのである。
本考案はかかる事情に鑑みなされたものであつ
て、内張りされた管路における内張り材の遊離し
た端末部を処理して、内張り材と管路内面との間
に流体が侵入するのを防止し、内張り材の剥がれ
や流体の漏出を、有効に防止することを目的とす
るものである。
而して本考案は、管路を筒状の繊維層の内面に
気密性の被膜層を有する内張り材で内張りし、前
記内張り材の端末部の内側に金属製のリング状物
を嵌合し、該リング状物を拡開して、内張り材の
端末部を管路内面に挟圧固定してなる端末処理構
造において、前記内張り材の端末が管路の端末か
ら奥まつた位置にあり、内張り材の端末部内面か
ら内張りされていない管路部分の内面にかけて、
その一端部が厚肉で他端部が薄肉であり、その間
の外面に前記内張り材の厚さにほゞ等しい段部を
有する環状パツキンを嵌合し、該環状パツキンを
介して、内張り材の端末部をリング状物と管路内
面に挟圧固定したことを特徴とするものである。
以下本考案の実施例を図面に従つて説明する。
第1図は本考案の内張り材の端末部を示すもので
ある。第1図において1は管路、2は内張り材で
あつて、該内張り材2は接着剤により管路1の内
面に強固に接着されている。そして内張り材2の
端末は管路1の端末から奥まつた位置で切断され
ており、管路1の端末部には内張りされておら
ず、管路1の内面が露出している。
内張り材2の端末部には、環状パツキン3が嵌
合され、該環状パツキン3を介して、内張り材2
の端末部が管路1の内面とリング状物4とにより
挟圧固定されている。
前記環状パツキン3はゴム等の弾性材料からな
り、その一端部が厚肉部3aを形成し、他端部は
薄肉部3bを形成していて、該厚肉部3aと薄肉
部3bとの間には、外面に内張り材2の厚さに
ほゞ等しい段部3cが形成されている。而してこ
の環状パツキン3は、前記薄肉部3bが前記内張
り材2の端末部の内面に嵌合しており、厚肉部3
aは内張りされていない管路部分の内面に当接し
ている。そして前記段部3cは内張り材の端面に
当接せしめられる。
而して、前記リング状物4は、環状パツキン3
の厚肉部3aから薄肉部3bにかけて嵌合されて
おり、環状パツキン3を内張り材2及び管路1の
内面に圧接せしめている。
この構造により内張り材2の端末部を処理する
際には、先ず、内張り材2を管路1内面に接着
し、その端末部からそれに隣接する内張りされて
いない管路部分にかけて、内側に環状パツキン3
を嵌合し、段部3cを内張り材2の端面に当接せ
しめる。
次に、環状パツキン3の端末部の内側に金属製
のリング状物4を嵌合し、該リング状物4をその
直径方向に拡張して塑性変形させ、環状パツキン
3の薄肉部3bを介して内張り材2を管路1の内
面に挟圧固定すると共に、厚肉部3aを管路1内
面に圧接せしめるのである。なおこのとき図面に
示すように、管路1の外側に補強リング5を嵌合
し、前記リング状物4を拡張することにより管路
1が破損するのを防止するのが好ましい。また内
張り材2の端面と環状パツキン3の段部3cとの
間に反応硬化型接着剤を充填して、環状パツキン
3を内張り材2に接着すると共に、内張り材2の
端面を接着剤で固め、環状パツキン3と内張り材
2又は管路1との境界面から僅かに侵入した流体
が、内張り材2内に侵入することをも阻止するこ
とが望ましい。
本考案によれば、内張り材2の端末部に環状パ
ツキン3を嵌合して内張り材2の端面を保護して
いるので、内張り材2の端末から繊維層を伝つて
流体が内張り材2と管路1の間に侵入することが
なく、該流体により内張り材2と管路1とが剥が
れたり、管路の損傷部分から流体が漏出したりす
ることがない。また内張り材の端末部が、環状パ
ツキン3を介してリング状物4で拡圧されるの
で、シール効果が良好であると共に、内張り材の
端末部がリング状物4で損傷するのを防止するこ
とができる。
さらに、前述のように内張り材2の端面と段部
3cとの間に接着剤を充填することにより、前記
効果はより高められる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の内張り材の端末処理構造の実
施例を示す、中央縦断面図である。 1……管路、2……内張り材、3……環状パツ
キン、4……リング状物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 管路を筒状の繊維層の内面に気密性の被膜層を
    有する内張り材で内張りし、前記内張り材の端末
    部の内側に金属製のリング状物を嵌合し、該リン
    グ状物を拡開して、内張り材の端末部を管路内面
    に挟圧固定してなる端末処理構造において、前記
    内張り材の端末が管路の端末から奥まつた位置に
    あり、内張り材の端末部内面から内張りされてい
    ない管路部分の内面にかけて、その一端部が厚肉
    で他端部が薄肉であり、その間の外面に前記内張
    り材の厚さにほゞ等しい段部を有する環状パツキ
    ンを嵌合し、該環状パツキンを介して、内張り材
    の端末部をリング状物と管路内面に挟圧固定した
    ことを特徴とする、内張りされた管路における内
    張り材の端末部処理構造。
JP2752484U 1984-02-27 1984-02-27 内張りされた管路における内張り材の端末部処理構造 Granted JPS60138092U (ja)

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JPS60138092U JPS60138092U (ja) 1985-09-12
JPH0311518Y2 true JPH0311518Y2 (ja) 1991-03-19

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995029052A1 (fr) * 1994-04-27 1995-11-02 Tokyo Gas Kabushiki Kaisha Structure de conduit a revetement interne, structure fine et procede d'introduction d'un revetement dans une structure finie

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JP4634210B2 (ja) * 2005-04-18 2011-02-16 東邦瓦斯株式会社 端末処理装置
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JPS5739978U (ja) * 1980-08-15 1982-03-03

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