JPH0614244A - 合焦検出装置 - Google Patents

合焦検出装置

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JPH0614244A
JPH0614244A JP4192985A JP19298592A JPH0614244A JP H0614244 A JPH0614244 A JP H0614244A JP 4192985 A JP4192985 A JP 4192985A JP 19298592 A JP19298592 A JP 19298592A JP H0614244 A JPH0614244 A JP H0614244A
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Kunihiko Yamada
邦彦 山田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低照度、低コントラストの被写体に対する検
出精度が高く、また立ち上がりエッジ成分或は立ち下が
りエッジ成分のみしか存在しないような被写体に対して
も、一般の被写体と同じような精度で合焦検出を行なう
ことができる合焦検出装置を提供する。 【構成】 第1のサンプルホールド回路40の出力と、
第2のサンプルホールド回路41の出力とを比較するこ
とにより光学系30の焦点状態を判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮像素子を用いたカメ
ラのレンズ系の合焦状態を検出する合焦検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の合焦検出装置として、図
7に示すものが公知である。同図において、1は撮影レ
ンズ(光学系)、2は撮影レンズ1により投影された被
写体像を電気信号に変換する撮像素子、3は撮像素子2
の出力を適当なレベルに増幅するプリアンプ、4はプリ
アンプ3の出力をNTSC等の規格化された信号に変換
するプロセス回路、5は撮影レンズ1を駆動するモー
タ、6は後述する論理制御部25からの駆動情報出力に
よりモータ5を駆動するモータ駆動回路、7はプリアン
プ3の出力を利得の異なる2つの出力として得る利得制
御回路、8は反転アンプ(INV)、9及び10は第1
及び第2の対数アンプ(log)、11及び12は第1
及び第2の線形アンプ、13,14,15,16は第
1、第2、第3、第4の微分回路(d/dt)、17,
18,19,20は第1、第2、第3、第4の包絡線検
波回路、21,22,23,24は1垂直映像期間(以
下、1Vと省略する)毎に区間積分を行なう第1、第
2、第3、第4の積分回路(∫vdt)、25は論理制
御部である。
【0003】撮影レンズ1より撮影された被写体像は撮
像素子2により電気信号に変換され、プリアンプ3によ
り適当なレベルに増幅される。
【0004】ここで撮像レンズ1の絞り形状は、図8に
示すような形状を呈している。同図において、26は絞
り羽根、27は透過率50%のNDフィルタである。図
8に示す絞り形状を有する撮影レンズ1において投影さ
れる被写体像は、図9に示す状態となる。
【0005】同図において、Aは撮影レンズ1によって
撮像素子2の撮像面に投影された点Pの被写体像が無限
方向に非合焦の状態(以下、後ピンと略称する。)を示
す。また、Bは同様に点qの被写体像が至近方向に非合
焦の状態(以下、前ピンと略称する。)を示す。図7の
Aの状態において点Pから発する光は撮影レンズ1によ
り点P′に収束するが、撮像素子2の撮像面は、この点
P′より撮影レンズ1側に位置しているため、撮像面に
おいて光が1点に集束せずに、Δdで示す幅で広がり、
所謂ボケを生じる。
【0006】撮影レンズ1の絞り位置には、図8に示す
NDフィルタ27があるため、図9の斜線の部分はND
フィルタ27の無い部分に対して光量が半分になる。そ
の結果、撮像面の変位と光量の関係は、図9のA1に示
すようになる。撮像素子2の走査線において、点Pと点
P′とを結ぶ線と交わる走査線によって得られる映像信
号波形は、図9のA1に示す波形と同様になる。
【0007】前ピン状態の場合は、図9のBに示すよう
になり、点qの被写体像の波形は図9のB1に示すよう
になる。この波形は、被写体が図9の点Pや点qに示す
ような点光源の場合におけるものであるが、一般的な被
写体、例えば図10に示すような黒い背景の中の白い被
写体の場合、同図のaに示す走査線における出力波形
は、一般的な上下左右対称な絞り形状の場合は、合焦時
図10のb、非合焦時図10のcの波形となり、図8に
示す絞り形状の場合は、図9のA2,B2のようになる。
【0008】即ち、後ピン状態の場合は、図9のA2
示すように映像信号波形の立ち上がりエッジの部分はボ
ケ幅Δdの中心に対して左方向(時間軸の「−」方向)
が緩やかで、右方向(時間軸の「+」方向)が急峻にな
る。逆に映像信号波形の立ち下がりエッジの部分は、ボ
ケ幅Δdの中心に対して左方向が急峻で右方向が緩やか
になる。一方、前ピン状態の場合は、図9のB2に示す
ように映像信号の立ち上がりエッジの部分は、ボケ幅Δ
dの中心に対して左方向が急峻で右方向が緩やかにな
る。逆に立ち下がりエッジの部分は、ボケ幅Δdの中心
に対して左方向が緩やかで右方向が急峻になる。
【0009】以上のような波形出力が図7に示すプリア
ンプ3の出力より得られるが、この波形は利得制御回路
7によりそれぞれレベルの異なる2つの波形となる。こ
の利得制御回路7の一方の出力は、第1の対数アンプ9
と第1の線形アンプ11に入力され、それぞれ第1の対
数アンプ9からは対数圧縮された波形が、第1の線形ア
ンプ11からはそのまま線形に増幅された波形がそれぞ
れ出力される。
【0010】図10に示す被写体の場合、第1の線形ア
ンプ11の出力波形は図9のA2,B2の波形と同様とな
り、第1の対数アンプ9の出力波形は図9のA4,B4
波形と同様となる。即ち、第1の対数アンプ9の出力波
形は第1の線形アンプ11の出力波形に対し、後ピン状
態の場合の立ち上がりエッジ波形は、図9のA4の波形
のようにボケ幅Δdの中心に対して左右の傾きの差が小
さくなり、立ち下がりエッジ波形は逆に左右の傾きの差
が大きくなる。また、前ピン状態の場合の立ち上がりエ
ッジ波形は、図9のB4の波形のようにボケ幅Δdの中
心に対して左右の傾きの差が大きく、立ち下がりエッジ
波形は逆に傾きの差が小さくなる。
【0011】図7における第1、第2の微分回路13及
び14により、これらの第1の対数アンプ9及び第1の
線形アンプ11の出力を微分すると、それぞれ図9のA
53の波形となる。図9のA5は後ピン状態における微
分回路13の出力波形を示し、出力の零レベルに対して
一方向に大きな値を呈し、「+」方向は小さな値とな
る。
【0012】一方、図9のB5は前ピン状態の第1の微
分回路13の出力波形を示し、出力の零レベルに対して
一方向に小さな値を呈し、「+」方向は大きな値とな
る。また、図9のA3,B3は第2の微分回路14の出力
波形を示し、後ピン及び前ピン状態にかかわらず、零レ
ベルに対して「−」方向、「+」方向ともにほぼ同じレ
ベルとなる。
【0013】このように対数圧縮された波形A4,B4
微分波形A5,B6は、普通に線形増幅された波形A2
2の微分波形A3,B3に対して、出力の「+」,
「−」成分が前ピン及び後ピン状態によって異なる。従
って、この差を検出することにより、撮像素子2に投影
された被写体像が合焦状態か或は前ピン状態か、後ピン
状態かを判断することができる。
【0014】図10に示すような被写体の場合は、映像
信号に含まれる立ち上がりエッジの成分と立ち下がりエ
ッジの成分とがそれぞれ均等に存在するため、上記のよ
うに対数圧縮波形の微分出力のみにより合焦状態を判別
できるが、一般的な被写体の場合は、映像信号に含まれ
る立ち上がりエッジ成分と立ち下がりエッジ成分とが均
等であるとは限らない。
【0015】図11のaにこのような被写体の場合の映
像信号波形を示す。図7に示す第1の包絡線検波回路1
7において、この波形の包絡線成分を抽出すると、その
映像信号波形は図10のcのようになる。このようにし
て抽出された包絡線検波出力を更に図7に示す積分回路
21において1V毎に区間積分を行なうと、1画面(1
フィールド)内における対数圧縮された映像信号波形の
立ち上がりエッジ成分の総合的な量が得られる。
【0016】同様に、第2の包絡線検波回路18及び第
2の積分回路22により線形増幅された映像信号波形の
立ち上がりエッジ成分の1画面内の総合量が得られる。
更に、第3の包絡線検波回路19,20及び第3、第4
の積分回路23,24により、対数圧縮された映像信号
波形の立ち下がりエッジ成分と線形増幅された映像信号
波形の立ち下がりエッジ成分のそれぞれの1画面内にお
ける総合量が得られる。
【0017】このようにして得られたそれぞれの積分出
力を図7に示す如くA,B,C,Dとすると、被写体像
に含まれる立ち上がりエッジ成分と立ち下がりエッジ成
分が1画面内に均等に存在する場合は、線形増幅された
波形に対する立ち上がりエッジ成分を表わす積分出力B
の値と立ち下がりエッジ成分を表わす積分出力Dの値と
は互いに等しくなる。
【0018】一方、被写体像に含まれる立ち上がりエッ
ジ成分と立ち下がりエッジ成分とが不均等な場合は、上
記積分出力B,Dの値はそれに応じて異なった値とな
る。
【0019】論理制御部25において、この積分出力
B,Dの値が等しくなるように利得制御回路7に制御信
号を与えることにより、上記のような被写体像に含まれ
る立ち上がりエッジ成分と立ち下がりエッジ成分とが互
いに均等でない場合でも、利得制御回路7から得られる
一方の出力の立ち上がりエッジ成分と、もう一方の出力
の立ち下がりエッジ成分とは互いに均等になる。
【0020】従って、第1及び第2の対数アンプ9及び
10から出力される映像信号の立ち上がりエッジ成分の
差は、被写体像自体に含まれる立ち上がりエッジ成分と
立ち下がりエッジ成分との差が相殺されているため、純
粋に光学系である撮影レンズ1の前ピン・後ピンによる
差のみによって生じる差である。これらの対数圧縮出力
から得られた積分出力A及びBの値を用いて、論理制御
部25により、 A>Bのとき 前ピン A<Bのとき 後ピン といった判断を行ない、これに基づいてモータ5の駆動
回転方向を決定する。また、論理制御部25において、 |A−B|<const(一定) ならば合焦 といった判断を行ない、モータ5を停止させるか否かを
決定する。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、非線形増幅回路と線形増幅回路により
出力された各映像信号波形における光学系である撮影レ
ンズ1の前ピン及び後ピン状態による差が、撮影する被
写体によって極端に小さくなる場合がある。
【0022】例えば、低照度及び低コントラストの被写
体の場合である。このような被写体は、非線形増幅回路
が単調増加で入力される映像信号レベルの全領域におい
てダイナミックレンジを有する必要があるため、前記の
ような低照度及び低コントラストの被写体では映像信号
波形の変化が小さく、非線形増幅回路と線形増幅回路と
の差異が生じ難いためである。
【0023】従って、このような被写体の場合は論理制
御部25において精度よく合焦状態を検出することが困
難である。
【0024】また、上記従来例にあっては、画面内或は
画面内に合焦検出を行なうのに都合のよいように定めら
れた特定の領域内に、少なくとも立ち上がりエッジ及び
立ち下がりエッジがそれぞれ1つ以上存在しなければな
らない。そうでない被写体、例えば画面の右半分が白、
左半分が黒といった所謂白黒エッジのような被写体の場
合、画面内に立ち上がりエッジだけしか存在しないた
め、合焦検出することができないという問題点があっ
た。
【0025】更に、上記従来例にあっては、映像信号の
立ち上がりエッジ成分及び立ち下がりエッジ成分のそれ
ぞれの信号処理過程において、両者をそれぞれ別の包絡
線検波回路17〜20及び積分回路21〜24で処理を
行なうために、1フィールド期間積分するには、それぞ
れの積分回路21〜24に十分なダイナミックレンジを
持たせなければならない。また、積分回路21〜24か
ら出力される立ち上がりエッジ成分と、立ち下がりエッ
ジ成分の積分値との差は、そのダイナミックレンジに対
して極くわずかである場合が多く、論理制御部25にお
いて、これらの信号出力の差を精度よく検出することは
困難であるという問題点があった。
【0026】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その第1の目的とするところは、低照度及び低コン
トラストの被写体に対しても比較的検出精度が高く、ま
た立ち上がりエッジ或は立ち下がりエッジのみしか存在
しない被写体でも、一般の被写体と同じような精度で合
焦検出を行なえるようにした合焦検出装置を提供するこ
とにある。
【0027】また、本発明の第2の目的とするところ
は、光学系の前ピン状態及び後ピン状態の検出精度が高
くなり、更に積分回路系のダイナミックレンジを大きく
する必要のない合焦検出装置を提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】上述した第1の目的を達
成するため本発明の第1発明は、光学系の絞り形状を上
下或は左右に非対称とし、前記光学系によって投影され
た被写体像を撮像素子により電気信号に変換して得られ
る映像信号波形から、前記光学系の絞り形状を非対称と
したことによる前記映像信号波形の変化成分を抽出し、
これにより、被写体像の焦点状態が合焦であるか、或は
至近方向に非合焦であるか、無限方向に非合焦であるか
を検出する合焦検出装置において、映像信号の微分波形
を得る微分回路と、該微分回路の微分波形出力を特定の
時間遅延させる第1の遅延回路と、該第1の遅延回路の
出力を更に遅延させる第2の遅延回路と、前記第1の遅
延回路の出力の最大値を得るピークホールド回路と、該
ピークホールド回路と同じタイミングで前記微分回路の
出力をホールドする第1のサンプルホールド回路と、前
記ピークホールド回路と同じタイミングで前記第2の遅
延回路の出力をホールドする第2のサンプルホールド回
路とを具備し、前記第1のサンプルホールド回路の出力
と、前記第2のサンプルホールド回路の出力とを比較す
ることにより、光学系の焦点状態を判別することを特徴
とするものである。
【0029】また、上述した第2の目的を達成するため
本発明の第2発明は、光学系の絞り形状を上下或は左右
に非対称とし、前記光学系によって投影された被写体像
を撮像素子により電気信号に変換して得られる映像信号
波形から、前記光学系の絞り形状を非対称にしたことに
よる波形の変化成分を抽出し、これにより被写体像の焦
点状態が合焦であるか、或は至近方向に非合焦である
か、無限方向に非合焦であるかを検出する合焦検出装置
において、非線形増幅された前記映像信号波形の立ち上
がりエッジ成分に対してその第1の包絡線成分を得る第
1の包絡線検波回路と、前記非線形増幅された映像信号
波形の立ち下がりエッジ成分に対して第1の包絡線検波
出力と逆極性の第2の包絡線成分を得る第2の包絡線検
波回路と、線形或は前記非線形増幅とは異なった特性の
非線形増幅された映像信号波形の立ち上がりエッジ成分
に対してその包絡線成分を得る第3の包絡線検波回路
と、前記線形或は前記非線形増幅とは異なった特性の非
線形増幅された映像信号波形の立ち下がりエッジ成分に
対して前記第3の包絡線検波出力と逆極性の第4の包絡
線成分を得る第4の包絡線検波回路とを具備し、前記第
1の包絡線検波回路の出力と前記第2の包絡線検波回路
の出力、及び前記第3の包絡線検波回路の出力と前記第
4の包絡線検波回路の出力とをそれぞれ加算したそれぞ
れの結果を1画面内の決められた領域内で積分したそれ
ぞれの値に基づき、前記光学系により前記撮像素子の撮
像面に投影された被写体像が合焦状態であるか或は至近
方向に非合焦であるか、無限方向に非合焦であるかを判
別することを特徴とするものである。
【0030】
【作用】第1発明の合焦検出装置は、映像信号の微分波
形の最大値が得られた時点の前後の微分波形の値を比較
することにより合焦検出を行なう。これにより、低照度
及び低コントラストの被写体に対しても比較的検出精度
が高く、また立ち上がりエッジ或は立ち下がりエッジの
みしか存在していない被写体でも一般の被写体と同じよ
うな精度で合焦検出を行なうことができる。
【0031】また、第2発明の合焦検出装置は、映像信
号波形の立ち上がりエッジ成分と立ち下がりエッジ成分
の信号処理過程において、両者をそれぞれ正方向の包絡
線検波出力と負方向の包絡線検波出力として2つの信号
出力を加算しながら積分することにより、1フィールド
期間後の積分値出力は、純粋に1フィールド期間内にお
ける立ち上がりエッジ成分と立ち下がりエッジ成分の差
のみの情報として出力されるため、光学系の前ピン状態
及び後ピン状態の検出精度が高くなり、更に積分回路系
のダイナミックレンジを大きくしなくて済む。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図6に基づき
説明する。
【0033】[第1実施例]図1は、本発明の第1実施
例に係る合焦検出装置の構成を示すブロック図であり、
同図において、30は光学系である撮影レンズ、31は
撮影レンズ30により投影された被写体像を電気信号に
変換する撮像素子、32は撮像素子31の出力を適当な
レベルに増幅するプリアンプ、33はプリアンプ32の
出力をNTSC等の規格化された信号に変換するプロセ
ス回路、34は映像画面内で合焦検出を行なうための特
定の領域を通過させるゲート回路、35はゲート回路3
4によってゲートされた映像信号波形を微分する微分回
路(d/dt)、36は微分回路35の微分波形出力の
負方向成分を反転して正方向成分に変換する絶対値回路
(ABS)、37は絶対値回路36の出力を一定時間遅
延させる第1の遅延回路(DL)、38は第1遅延回路
37の出力を更に一定時間遅延させる第2遅延回路(D
L)、39は第1遅延回路37によって遅延された微分
波形の最大値を得るピークホールド回路(P/H)、4
0はピークホールド回路39のホールドタイミングに同
期して絶対値回路36の出力波形をホールドする第1サ
ンプルホールド回路(S/H)、41はピークホールド
回路39のホールドタイミングに同期して第2遅延回路
38の出力波形をホールドする第2サンプルホールド回
路、42は第1及び第2サンプルホールド回路40及び
41の各出力を検出し、この検出情報を基に光学系であ
る撮像レンズ30の合焦状態を判別し、該撮像レンズ3
0の駆動方向を決定する論理制御部、43は撮像レンズ
30を駆動するモータ、44は論理制御部42からの駆
動情報に基づきモータ43を駆動させるモータ駆動回路
である。
【0034】次に、上記構成の合焦検出装置の動作を説
明する。
【0035】撮影レンズ30により撮像素子31の撮像
面に投影された被写体像は、撮像素子31により電気信
号に変換されて映像信号となる。この映像信号は、プリ
アンプ32により適当なレベルまで増幅され、ゲート回
路34により映像画面内で合焦検出のために限定された
領域内のみの信号となる。
【0036】図8に示す絞り形状の光学系を用いて図1
0に示す黒白エッジを撮影した場合、その映像信号波形
は図2のBのようになるが、撮影レンズ30の状態が前
ピン状態の場合は図2のAに示す波形、後ピン状態の場
合は図2のCに示す波形となる。これらの波形は微分回
路35により微分波形となり、前ピン、合焦、後ピンの
各状態ではそれぞれ図2のA1,B1,C1に示す波形と
なる。更に、遅延回路8,9により遅延された波形は、
それぞれ図2のA2,B2,C2;A3,B3,C3に示す波
形となる。映像信号波形が仮りに図2のBに示す波形の
ような立ち上がりエッジではなく、例えば白から黒へ変
化するパターンの被写体の映像信号の場合、微分回路3
5の出力は負極性となるが、絶対値回路36により絶対
値化されて同様の波形となる。
【0037】第1遅延回路37の出力はピークホールド
回路39によりその波形の最大値である図2の波形
2,B2,C2の点Pがホールドされる。このときのピ
ークホールド回路39のホールドパルスPHPは、図2
の波形A2p,B2p,C2pに示すように、それぞれ点
Pをホールドしたタイミングで発生する。
【0038】このホールドパルスA2p,B2p,C2
を用いて図1の絶対値回路36の出力A1,B1,C1
び第2遅延回路38の出力A3,B3,C3をそれぞれ両
サンプルホールド回路40,41によってサンプルホー
ルドする。図2に示すA1s,b1s,C1sは第1サン
プルホールド回路40によって、A3s,B3s,C3
は第2サンプルホールド回路41によってそれぞれホー
ルドされた出力波形である。
【0039】光学系である撮影レンズ30の焦点状態が
前ピン状態で、図2のAのような入力映像信号波形で
は、その微分出力波形は図2のA1〜A3に示すようにピ
ーク点Pに対して左側(時間軸に対して「−」側)の傾
斜が急峻で、右側(時間軸に対して「+」側)の傾斜が
緩やかである。
【0040】ここで、図2のA2の波形の点Pにおける
タイミングでサンプルホールドされたA1の波形は、第
1遅延回路37による遅延時間分だけ左方向のレベルを
サンプリングされた波形A1sとなる。また、同様に図
2のA2の波形の点Pにおけるタイミングでサンプルホ
ールドされたA3の波形は、第2遅延回路38による遅
延時間分だけ右方向のレベルをサンプリングされた波形
3sとなる。
【0041】この両者の波形A1sとA3sとを比較する
と、点Pに対して左右の波形の傾きの違いによりサンプ
ルされたレベルが異なり、傾斜の緩やかな方がレベルが
高く、急峻な方がレベルが小さくなり、従って、A1
>A3sとなる。また、逆に光学系の焦点状態が後ピン
状態で図2のCのような入力映像信号波形では、その微
分出力波形は図2のC1〜C3に示すようにピーク点Pに
対して左側の傾斜が緩やかで、右側の傾斜が急峻にな
る。
【0042】ここで、図2のC2の波形の点Pにおける
タイミングでサンプルホールドされたC1,C3の波形
は、前述の波形A1,A3と同様に両遅延回路37,38
の遅延時間分だけ左右のレベルをそれぞれサンプリング
された波形C1s,C3sとなる。両者を比較するとC1
s>C3sとなる。
【0043】更に、また、光学系の焦点状態が合焦状態
で図2のBのような入力映像信号波形では、その微分出
力波形は図2のB1〜B3に示すようにピーク点Pに対し
て左右の傾斜はほぼ均等である。従って、図2のB2
波形の点Pにおけるタイミングでサンプルホールドされ
たB1,B2の波形は、それぞれB1s,B3sに示すよう
にレベルが殆ど0に等しくなり、B130とな
る。
【0044】これらの出力の差は微分波形を直接サンプ
リングしてレベル比較するため、信号レベルの小さな入
力波形に対しても比較的精度よく検出される。また、入
力信号が立ち上がりエッジ或は立ち下がりエッジ成分し
かないものに対しても検出可能である。
【0045】これらA1s,A3s,B1s,B3s,C1
s,C3sに代表される両サンプルホールド回路40,
41の出力SH1,SH2は論理制御部42に出力され、
該論理制御部42の内部でA/D変換され、以下のよう
に演算処理される。
【0046】 SH1<SH2 ならば後ピン SH1>SH2 ならば前ピン SH 1SH2 ならば合焦 以上の演算結果に基づいて論理制御部42は光学系であ
る撮影レンズ30の焦点状態を判断し、該撮影レンズ3
0を合焦状態にさせるようにモータ43の駆動方向や駆
動・停止の信号をモータ駆動回路44へ送る。
【0047】両サンプルホールド回路40,41は、例
えば映像信号の1画面毎に周期的にリセットされ、その
度に論理制御部42はその出力を取り込み、撮影レンズ
30の合焦動作を続ける。
【0048】上述した第1実施例は、映像信号の1つの
画面内の1点Pを代表点としてサンプリングし演算処理
を行なうものであるが、映像信号にノイズ成分が多く含
まれている場合は、該ノイズの影響により正確な演算結
果が得られない場合がある。
【0049】このような場合は、画面内の多数の点をサ
ンプリングすることが考えられる。例えは、両サンプル
ホールド回路40,41のリセットを水平周期期間毎に
リセットし、画面内の各ライン毎に1点ずつサンプリン
グして論理制御部42に取り込んでもよい。また、ゲー
ト回路34によるゲート領域を画面内に複数個設け、そ
れぞれに対応して1点ずつサンプリングすることも考え
られる。
【0050】[第2実施例]次に、本発明の第2実施例
を図3〜図6に基づき説明する。
【0051】図3は、本発明の第2実施例に係る合焦検
出装置の構成を示すブロック図であり、同図において、
45は光学系である撮影レンズ、46は撮影レンズ45
により投影された被写体像を電気信号に変換する撮像素
子、47は撮像素子46の出力を適当なレベルに増幅す
るプリアンプ、48はプリアンプ47の出力をNTSC
等の規格化された信号に変換するプロセス回路、49は
撮影レンズ45を駆動するモータ、50は後述する論理
制御部からの駆動情報出力によりモータ49を駆動する
モータ駆動回路、51はプリアンプ47の出力を利得の
異なる2つの出力として得る利得制御回路、52,53
は対数アンプ、54,55は線形アンプ、56,57,
58,59は微分回路、60は第1の微分回路56の出
力の「+」方向の包絡線成分を得る第1の包絡線検波回
路、61は第2の微分回路57の出力の「−」方向の包
絡線成分を得る第2の包絡線検波回路、62は第3の微
分回路58の出力の「+」方向の包絡線成分を得る第3
の包絡線検波回路、63は第4の微分回路59の出力の
「−」方向の包絡線成分を得る第4の包絡線検波回路、
64及び65は第1及び第2の包絡線検波回路60,6
1の出力を加算するための第1及び第2の抵抗、66及
び67は第3及び第4の包絡線検波回路62,63の出
力を加算する第3、第4の抵抗、68は第1及び第2の
抵抗64,65により加算された包絡線検波出力を1画
面(フィールド)期間積分する第1の積分回路(∫vd
t)、69は第1及び第2の抵抗66,67により加算
された包絡線検波出力を1画面期間積分する第2の積分
回路(∫vdt)、70は第1及び第2の積分回路68
及び69の出力に基づき、撮像素子46の撮像面に投影
された被写体像の焦点状態を判別し、モータ49の駆動
方向を決定する論理制御部である。
【0052】次に、上記構成の合焦検出装置の動作を説
明する。
【0053】光学系である撮影レンズ45により被写体
像が撮像素子46の撮像面に投影され、この撮像素子4
6により電気信号に変換されて映像信号となる。この映
像信号はプリアンプ47により適当なレベルまで増幅さ
れ、利得制御回路51によりそれぞれ適度なレベルに増
幅された2つの出力を得る。
【0054】利得制御回路51の一方の出力は、第1の
対数アンプ52及び第1の線形アンプ54によりそれぞ
れの特性で増幅される。利得制御回路51のもう一方の
出力も同様に第2の対数アンプ53及び第2の線形アン
プ55により増幅される。
【0055】図4に示すA1及びA2の波形は、それぞれ
第1及び第2の線形アンプ54及び55の出力波形の例
である。これらの波形を第3及び第4の微分回路58及
び59により微分するとそれぞれB1及びB2に示す波形
となる。
【0056】図3に示す第1及び第3の包絡線検波回路
60及び62は、入力波形の「+」方向の包絡線成分を
得る回路である。図5にその回路の一例を示す。同図に
おいて、第1の抵抗71及び電流源72によりNPNト
ランジスタ73に適当な「+」のDCバイアスを与え、
第2の抵抗74及びコンデンサ75で包絡線のスロープ
の波形を得る。例えば、図4のB2の波形を入力する
と、出力はC2に示す波形となる。
【0057】また、図3に示す第2及び第4の包絡線検
波回路61及び63は、入力波形の「−」方向の包絡線
成分を得る。図6にその回路の一例を示す。同図におい
て、第1の抵抗76及び電流源77によりPNPトラン
ジスタ78に適当な「−」のDCバイアスを与え、第2
の抵抗79及びコンデンサ80で包絡線のスロープの波
形を得る。例えば、図4のB1の波形を入力すると出力
はC1に示す波形となる。これらの第3及び第4の包絡
線検波回路62及び63の出力は、図3における第1、
第2の抵抗64及び65により加算され、図4に示すD
のような波形を得る。
【0058】第3及び第4の包絡線検波回路62及び6
3から得られる図4のC2及びC1に示す波形は、それぞ
れ入力の映像信号波形の立ち上がりエッジ成分の絶対量
と立ち下がりエッジ成分の絶対量とを示す波形であり、
図3における第3及び第4の抵抗66及び67により加
算された図4のDに示す波形は、立ち上がりエッジ成分
と立ち下がりエッジ成分との差に基づく波形である。
【0059】この図3における第3及び第4の抵抗66
及び67で加算された出力は、第2の積分回路69で1
フィールド期間積分されて、1画面における立ち上がり
エッジ成分と立ち下がりエッジ成分との差の総和が得ら
れ、論理制御部70でこの値を読み取り、この値が零に
なるように図3における利得制御回路51の利得を変化
させる。
【0060】第1及び第2の線形アンプ54及び55か
ら得られる立ち上がりエッジ成分と立ち下がりエッジ成
分とは、それぞれ被写体像が持つ立ち上がりエッジ成分
と立ち下がりエッジ成分との差により左右されるもので
あり、光学系である撮影レンズ45の前ピン及び後ピン
状態によって左右されない。従って、利得制御回路51
は被写体像の立ち上がりエッジ成分と立ち下がりエッジ
成分とがそれぞれ均等になるように制御される。
【0061】これに対して、第1及び第2の対数アンプ
52及び53によって対数圧縮された波形は、光学系で
ある撮影レンズ45の前ピン及び後ピン状態により出力
される立ち上がりエッジ成分と立ち下がりエッジ成分と
の比が変化し、利得制御回路70により撮影レンズ45
の前ピン状態及び後ピン状態に依存しない被写体像自体
のもつ立ち上がりエッジ成分と立ち下がりエッジ成分と
が均等化されたとしても、撮影レンズ45の前ピン状態
及び後ピン状態に依存する立ち上がりエッジ成分と立ち
下がりエッジ成分との差が残る。
【0062】この第1及び第2の対数アンプ52及び5
3のそれぞれの出力は、第1及び第2の線形アンプ54
及び55の出力と同様に第1及び第2の微分回路56,
57によりそれぞれ微分波形となり、第1の微分回路5
6の出力から第1の包絡線検波回路60により「+」方
向の包絡線成分が、第2の微分回路57の出力から第2
の包絡線検波回路61により「−」方向の包絡線成分が
それぞれ得られる。
【0063】これら2つの出力は、第1及び第2の抵抗
64及び65により加算された後、第1の積分回路68
により1フィールド期間毎に積分されて1画面における
撮影レンズ45の前ピン状態及び後ピン状態のみに依存
する立ち上がりエッジ成分と立ち下がりエッジ成分との
差の総和が得られる。
【0064】以上の2つの包絡線検波出力を加算しなが
ら積分する過程は、前述の第1及び第2の線形アンプ5
4,55の出力の処理過程と同様に入力の映像信号波形
の立ち上がりエッジと立ち下がりエッジとが画面内にお
いて比較的多く存在する場合でも、両者の差を取りなが
ら積分するために、その1フィールド期間における積分
値出力は比較的大きくはならない。そのために、第1の
積分回路68の出力ダイナミックレンジ及び論理制御部
70の入力ダイナミックレンジは広くしなくて済む。ま
た、第1及び第2の包絡線検波回路60及び61を経て
第1の積分回路68により処理された積分値出力は、純
粋に撮影レンズ45の前ピン及び後ピン状態に依存する
ものであり、従って、この出力結果の大小により撮影レ
ンズ45の前ピン及び後ピンの判別を行なうことができ
る。
【0065】以上の判別は、論理制御部70により行な
い、この情報に基づいて撮影レンズ45の駆動回転方向
を決定し、モータ駆動回路50にモータ49を駆動させ
るための信号を送る。この信号により、モータ駆動回路
50は、モータ49に適当な電流を流し、このモータ4
9は撮影レンズ45を駆動させ、被写体像の合焦状態を
得る。
【0066】上述した第2実施例において、図3に示す
第1、第2の対数アンプ52,53及び第1、第2の線
形アンプ54,55は、特定のアンプに限るわけではな
く、第1、第2の対数アンプ52,53は非線形特性で
あればよい。
【0067】また、第1、第2の線形アンプ54,55
は、上記に対して異なる特性の非線形特性であればよ
い。例えば、第1、第2の対数アンプ52,53の特性
は、図10のaに示すγ特性、或は図10のbに示す2
乗特性であってもよい。同様に、第1、第2の線形アン
プ54,55は、図10のc,dに示すような逆特性で
あってもよい。
【0068】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明の第1発明の
合焦検出装置によれば、映像信号の微分波形の最大値が
得られた時点の前後の微分波形の値を比較して合焦検出
を行なうことにより、低照度、低コントラストの被写体
に対して比較的検出精度が高くなり、また立ち上がりエ
ッジ成分或は立ち下がりエッジ成分のみしか存在しない
ような被写体に対しても、一般の被写体と同じような精
度で合焦検出を行なうことができる。
【0069】また、本発明の第2発明の合焦検出装置に
よれば、映像信号波形の立ち上がりエッジ成分と立ち下
がりエッジ成分の信号処理過程において、両者をそれぞ
れ「+」方向の包絡線検波出力と、「−」方向の包絡線
検波成分として加算しながら積分することにより、立ち
上がりエッジ成分と立ち下がりエッジ成分との差のみが
積分され、1フィールド期間における純粋な立ち上がり
エッジ成分と立ち下がりエッジ成分との差が出力される
ため、光学系の前ピン及び後ピン状態の検出精度が高
く、更に積分回路の出力ダイナミックレンジ及びその出
力値を処理する論理制御部の入力のダイナミックレンジ
は小さくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る合焦検出装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】同装置における映像信号波形を示す図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る合焦検出装置の構成
を示すブロック図である。
【図4】同装置における入力波形と出力波形を示す図で
ある。
【図5】同装置における第1及び第3の包絡線検波回路
の構成図である。
【図6】同装置における第2及び第4の包絡線検波回路
の構成図である。
【図7】従来の合焦検出回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図8】一般的な絞り形状を示す図である。
【図9】前ピン状態と後ピン状態における撮像面の変位
と光量の関係を示す図である。
【図10】映像信号に含まれる立ち上がりエッジ成分と
立ち下がりエッジ成分とが均等な被写体の場合の出力波
形を示す図である。
【図11】映像信号に含まれる立ち上がりエッジ成分と
立ち下がりエッジ成分とが均等でない被写体の場合の映
像信号波形を示す図である。
【符号の説明】
1 撮影レンズ(光学系) 2 撮像素子 13 微分回路 14 微分回路 15 微分回路 16 微分回路 17 第1の包絡線検波回路 18 第2の包絡線検波回路 19 第3の包絡線検波回路 20 第4の包絡線検波回路 30 撮影レンズ(光学系) 31 撮像素子 35 微分回路 37 第1遅延回路 38 第2遅延回路 39 ピークホールド回路 40 第1サンプルホールド回路 41 第2サンプルホールド回路 45 撮影レンズ(光学系) 46 撮像素子 56 微分回路 57 微分回路 58 微分回路 59 微分回路 60 第1の包絡線検波回路 61 第2の包絡線検波回路 62 第3の包絡線検波回路 63 第4の包絡線検波回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学系の絞り形状を上下或は左右に非対
    称とし、前記光学系によって投影された被写体像を撮像
    素子により電気信号に変換して得られる映像信号波形か
    ら、前記光学系の絞り形状を非対称としたことによる前
    記映像信号波形の変化成分を抽出し、これにより、被写
    体像の焦点状態が合焦であるか、或は至近方向に非合焦
    であるか、無限方向に非合焦であるかを検出する合焦検
    出装置において、映像信号の微分波形を得る微分回路
    と、該微分回路の微分波形出力を特定の時間遅延させる
    第1の遅延回路と、該第1の遅延回路の出力を更に遅延
    させる第2の遅延回路と、前記第1の遅延回路の出力の
    最大値を得るピークホールド回路と、該ピークホールド
    回路と同じタイミングで前記微分回路の出力をホールド
    する第1のサンプルホールド回路と、前記ピークホール
    ド回路と同じタイミングで前記第2の遅延回路の出力を
    ホールドする第2のサンプルホールド回路とを具備し、
    前記第1のサンプルホールド回路の出力と、前記第2の
    サンプルホールド回路の出力とを比較することにより、
    光学系の焦点状態を判別することを特徴とする合焦検出
    装置。
  2. 【請求項2】 光学系の絞り形状を上下或は左右に非対
    称とし、前記光学系によって投影された被写体像を撮像
    素子により電気信号に変換して得られる映像信号波形か
    ら、前記光学系の絞り形状を非対称にしたことによる波
    形の変化成分を抽出し、これにより被写体像の焦点状態
    が合焦であるか、或は至近方向に非合焦であるか、無限
    方向に非合焦であるかを検出する合焦検出装置におい
    て、非線形増幅された前記映像信号波形の立ち上がりエ
    ッジ成分に対してその第1の包絡線成分を得る第1の包
    絡線検波回路と、前記非線形増幅された映像信号波形の
    立ち下がりエッジ成分に対して第1の包絡線検波出力と
    逆極性の第2の包絡線成分を得る第2の包絡線検波回路
    と、線形或は前記非線形増幅とは異なった特性の非線形
    増幅された映像信号波形の立ち上がりエッジ成分に対し
    てその第3の包絡線成分を得る第3の包絡線検波回路
    と、前記線形或は前記非線形増幅とは異なった特性の非
    線形増幅された映像信号波形の立ち下がりエッジ成分に
    対して前記第3の包絡線検波出力と逆極性の第4の包絡
    線成分を得る第4の包絡線検波回路とを具備し、前記第
    1の包絡線検波回路の出力と前記第2の包絡線検波回路
    の出力、及び前記第3の包絡線検波回路の出力と前記第
    4の包絡線検波回路の出力とをそれぞれ加算したそれぞ
    れの結果を1画面内の決められた領域内で積分したそれ
    ぞれの値に基づき、前記光学系により前記撮像素子の撮
    像面に投影された被写体像が合焦状態であるか或は至近
    方向に非合焦であるか、無限方向に非合焦であるかを判
    別することを特徴とする合焦検出装置。
JP4192985A 1992-02-21 1992-06-26 合焦検出装置 Pending JPH0614244A (ja)

Priority Applications (2)

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JP4192985A JPH0614244A (ja) 1992-06-26 1992-06-26 合焦検出装置
US08/432,982 US5867216A (en) 1992-02-21 1995-05-02 Image sensing apparatus

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012068337A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Hitachi Consumer Electronics Co Ltd 画像信号処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012068337A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Hitachi Consumer Electronics Co Ltd 画像信号処理装置

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