JPH05316432A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

Info

Publication number
JPH05316432A
JPH05316432A JP2400610A JP40061090A JPH05316432A JP H05316432 A JPH05316432 A JP H05316432A JP 2400610 A JP2400610 A JP 2400610A JP 40061090 A JP40061090 A JP 40061090A JP H05316432 A JPH05316432 A JP H05316432A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scanning
time
photometry
image pickup
photometric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2400610A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2927970B2 (ja
Inventor
Akira Suga
章 菅
Kenichi Kondo
健一 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2400610A priority Critical patent/JP2927970B2/ja
Publication of JPH05316432A publication Critical patent/JPH05316432A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2927970B2 publication Critical patent/JP2927970B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】測光走査の時間が短く、レリーズタイムラグが
小さくてすむ撮像装置を提供する。 【構成】撮像素子の走査ラインを複数測光ブロックに区
分し、その各測光ブロックにおいて各走査ラインが互に
異なる電荷蓄積時間になるようにリセットして読み出
し、全測光ブロックの走査ラインを電荷蓄積時間毎にグ
ループ化し、各グループの走査ラインの読出し信号に基
づいて露出条件を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被写体の静止ビデオ画
像を得る撮像装置に関し、特にその露出条件検出に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図5は電子スチルカメラのブロック図で
ある。図5において、1はレンズユニット、2はレンズ
駆動モータであり、3は絞り、4は絞り駆動回路であ
る。5は被写体の光学画像を電気信号に変換する固体撮
像素子であり、システム制御回路9の指示により、垂直
方向に任意の行を指定して蓄積電荷をリセットしたり読
み出すことができるものである。6は固体撮像素子5の
出力をA/D(アナログ−ディジタル)変換するA/D
変換回路である。7はA/D変換回路6の出力を記憶す
るフィールドメモリである。8は、ぼけ量をあらわすE
S値(後述)を算出するESフィルタである。9はシス
テム全体を制御するシステム制御回路である。10はメ
モリ7の出力にたいしてγ変換,帯域制限等の処理を行
う撮像信号処理回路である。11は撮像信号処理回路1
0の出力をD/A(ディジタル−アナログ)変換するD
/A変換回路である。12はD/A変換回路11の出力
をFM変調するFM変調回路である。13はFM変調回
路12の出力を電流増幅するREC(記録)アンプであ
る。14は磁気ヘッド、15は記録媒体である磁気シー
ト、16は磁気シート15を回転させるモータ、17は
モータ16の回転を安定させるためのモータサーボ回路
である。20はレリーズボタンに応動するレリーズスイ
ッチであり、このスイッチの投入とともに一連の撮影動
作が開始される。21はA/D変換回路6の信号の平均
値を検出する平均値検出回路である。
【0003】図7は、垂直方向に任意の行を指定して読
み出すことのできる固体撮像素子5の構成例であり、F
GA(フローティング・ゲート・アレイ)と呼ばれる構
造を示している。FGAセンサについての詳細な説明は
文献(IEEE TRANSACTION OF ELECTRON DEVICE VOL.35.N
O.5 MAY 1988 p646-652) に記述されているのでここで
は簡単な説明にとどめる。
【0004】図7において、101は受光部である。受
光部101は、JFET(接合型電解効果トランジス
タ)と、そのゲートと水平アドレス線との結合容量CO
によって構成されている。102は、受光部101を構
成するJFETのソースの負荷であり、受光部101の
JFETとともにソースフォロアを構成している。10
3は、水平アドレスラインであり、容量COによつて受
光部101を構成する1ライン分のJFETのゲートと
共通に容量結合されている。104は、垂直走査デコー
ダであり、ライン選択データによって選択されたライン
の水平アドレス線にはリセットパルスφVHを、選択さ
れないラインの水平アドレス線にはオフパルスφVLを
与える。リセットパスルφVHがローの時は受光部10
1のJFETがオンになりゲート電圧がソースに現れ
る。リセットパスルφVHがハイのときは受光部の結合
容量COが所定の電荷量に充電され、受光部101の電
位は所定電位にリセットされる。オフパルスφVLがハ
イの時は、受光部101のJFETがオンになりゲート
電圧がソースに現れる。オフパルスφVLがローの時
は、受光部101のJFETがオフになりゲート電位は
ソースに現れない。
【0005】105は垂直信号線であり、同一列の各受
光部のJFETのソースに共通接続されており、垂直走
査デコーダによって選択されたラインの受光部のJFE
Tのゲート電位が現れる。106は垂直信号線105の
本数分のクランプ回路で構成されているクランプ回路で
あり、垂直信号線105のそれぞれの電位をクランプパ
ルスφcがハイの時の基準電位VRに固定する。107
はサンプルホールド回路兼ラインメモリであり、垂直信
号線105の本数分のホールドキャパシタとスイッチに
よって構成されている。φshがハイのときのそれぞれ
の垂直信号線の電位レベルをサンプルしローになる瞬間
の電位をホールドする。垂直信号線より切り放されたホ
ールドキャパシタは水平ラインメモリとなる。108は
水平信号線の電位を出力する出力アンプである。109
は水平信号線である。110はサンプルホールド回路兼
ラインメモリ107の信号を水平信号線と接続するスイ
ッチで、水平シフトレシズタ111によって走査され
る。
【0006】図8はFGAセンサ5の駆動タイミングチ
ャートである。水平ブランキング期間の開始直後にライ
ンアドレスデータが設定される。次にオフパルスφVL
をローにすることによって、選択されたライン以外のラ
インの受光部のJFETはオフし、選択されたラインの
信号だけが垂直信号線105に現れる。この際現れた信
号はクランプパルスφcによって基準電位VRにクラン
プされた後、サンプルホールドパルスφshによってそ
のレベルがサンプルホールドされる。次にクランプパル
スφcがローになり、次にリセットパルスφVHがハイ
になり選択されたラインの受光部の電荷が全てリセット
され、垂直信号線105の出力が変化する。リセットパ
ルスφHがローになったた後、サンプルホールドパルス
φshによって垂直信号線105に現れた電位をサンプ
ルホールドすることによって、受光部リセット前とリセ
ット後の電位の変化をサンプルホールド回路兼ラインメ
モリ107に記憶する。次にオフパルスφVLが中間電
位になる。次に電荷蓄積時間を制御するためにリセット
すべきラインのアドレスがラインアドレスデータとして
設定され、リセットパルスφVHがハイとなることによ
って指定ラインの受光部の電荷がリセットされる。この
動作が終了するとクランプパルスが再びハイになり垂直
信号線105の電位がクランプされる。次にラインメモ
リ107のシフトレジスタによる走査が開始され、Hブ
ランキング期間が終了する。垂直走査はラインアドレス
データを与えることによってランダムに行うことが可能
である。電荷蓄積時間は、リセットするラインのアドレ
スを読み出しに先だって数H前に与えることによって設
定することができ、フォーカルプレーンの電子シャッタ
動作となる。
【0007】図9は受光部の出力変化を示す図であり、
時刻t1にリセットパルスφHによって出力はリセット
される。光が照射されていれば時間経過にともなって出
力が上昇する。t2にて再びリセットされる直前の電位
がサンプルホールド回路兼ラインメモリ107にサンプ
ルホールドされる。t3にてリセットされた直後の電位
をサンプルホールドすることによって、サンプルホール
ド回路兼ラインメモリ107に読出し信号値を得る。図
10は電子スチルカメラの動作シーケンスを示す図であ
る。時刻T0にレリーズスイッチが投入されると一連の
撮影シーケンスが開始される。時刻T0からT1の間に
ある絞り値にて電荷蓄積時間を変えながらM回の走査す
なわち測光走査を行い、固体撮像素子5の出力の平均値
より最適絞り値Avおよび最適シャッタスピードTvを
算出する。T1からT2の間に、絞りを解放に設定し、
T2からT3の間に、レンズをN段ステップもしくは連
続的に無限遠から至近までのピント位置までレンズユニ
ット1をレンズ駆動モータ2によって移動させるととも
に、N回の走査すなわちAF(オートフォーカス)走査
を行いN回の走査における固体撮像素子5の出力からぼ
け量を算出することによって最もぼけ量の少ない位置す
なわち最適ピント位置を算出する。T3からT4の間に
絞り値Avに設定すると同時にレンズユニット1を最適
ピント位置に設定する。T4から1水平期間に1ライン
の電荷をリセットするリセット走査を行い、次にT5か
ら読出し走査を行うとともに磁気シート15に処理信号
を記録する。図10(c)は測光走査の部分を拡大して
更に詳細に説明する図である。絞りを解放にして電荷蓄
積時間を変えながらK回の走査を行い、同時に平均値検
出回路21にて固定撮像素子5の出力の走査毎の平均値
を検出する。電荷蓄積時間は最初の走査では最大値(例
えば1/30秒)にし、走査毎に前回走査の1/2の時
間に変化させて行く。平均値検出回路21の出力である
平均値がある値の範囲内に入っていればその値からシス
テム制御回路9にて適正露出量を得るシャッタスピード
と絞り値であるTvとAvを計算することができる。平
均値が大きすぎた場合は固体撮像素子5のエリアの大部
分が飽和していたと考えられる。また平均値が小さずぎ
た場合はS/Nが悪すぎて適正露出量を得る際の計算の
誤差が大きくなりすぎるため画像の平均値が適正な範囲
に入るまで電荷蓄積時間を変えながら走査する。最小電
荷蓄積時間にしても最適露出量が得られなかった場合
は、絞りを1段絞って再び電荷蓄積時間を変えながらM
回の走査を行う。この動作を最適露出量が得られるまで
繰り返す。
【0008】図12は設定可能な絞りの段数の例であ
る。電子スチルカメラでは、一般的に固体撮像素子の露
出のラチチュードが銀塩フィルムよりも小さいために露
出量に高い精度が要求される。そこで丸穴をあけた、精
度は高いが段数の少ない絞りと、固体撮像素子の電荷蓄
積時間可変機能によるいわゆる電子シャッタ機能を組合
わせることが多い。そこで、図12のように絞り値とし
てはF2(解放),F5.6,F16の3種類程度の場
合が多い。図13はシャッタスピードの設定の例を示す
図である。シャッタスピードは1水平走査期間(以下
“H”と記す)きざみで設定でき、秒で示したシャッタ
スピードとH単位で示した電荷蓄積時間の対応は図13
のようになる。固体撮像素子の電荷蓄積時間可変機能を
用いた電子的なシャッタであまり電荷蓄積時間を短くす
ると一般的にスミアと呼ばれる偽信号が多くなるため、
撮影時の電光蓄積時間は最小でも8H程度とする。ただ
し、測光走査時はスミアがあっても問題ないので1Hま
で電荷蓄積時間をちじめることができる。
【0009】図14は測光走査の際のシャッタスピード
と絞りの組合せの例である。カメラの仕様が最長露出時
間1/30秒、最短露出時間1/2000秒、解放F
2、最小絞りF16であるとすると、まずF2で電荷蓄
積時間を512Hから1H迄可変させ、次にF5.6で
電荷蓄積時間を4Hから2Hまで可変すれば全ての露出
量の範囲をチェックできることになる。したがって図1
0(c)で説明した測光走査を図14に示したように順
次設定して走査すれば良い。
【0010】図15はぼけ量を検出するための手法の1
つであるES法の説明をする図である。ES法に関して
は米国特許第4804831号明細書に開示されている
ので簡単な説明にとどめる。同図において、(a)は映
像信号(振幅)であり合焦時はエッジが立ち、非合焦時
はエッジが寝る。(b)は映像信号を微分波形の絶対値
Dである。(c),(d)はそれぞれ微分波形Dの遅延
信号DL1,DL2であり、(e)は積分波形Iであ
り、映像信号のエッチ部のコントラストをあらわす。
(f)のごとくDをIで割算することによってエッジの
鋭さを示すES値をあらわす。図6はESフィルタ8の
構成例である。図6において、201は微分回路、20
2は絶対値回路、203は遅延回路、204は積分回
路、205は割算回路である。206はピークホールド
回路である。画像情報の中で最もES値の高かった値を
その被写体のES値と判断する。
【0011】図16は合焦位置を求めるためにAF走査
を行う際のレンズ位置とES値の変化を示した図であ
る。この例ではレンズ送りは最小位置から最大位置まで
連続的に送り、その間、1垂直走査(以下“V”と記
す)期間毎に画像情報を固体撮像素子5に蓄積し、その
信号を走査しその画像情報からES値を求めて最もES
値が大きかった位置を合焦位置とする。
【0012】図11は固体撮像素子5の測光走査時の駆
動の従来例を示すタイミング図である。図11のように
Vブランキング期間終了後全画素の読み出し走査を行
い、同時に全画素のリセット走査も行う。これらの走査
アドレスの垂直方向の指定は第8図に示したように、水
平ブランキング期間毎に行うリセット走査のラインアド
レスが指定されてから読み出し、走査アドレスが指定さ
れるまでの時間差(水平走査期間単位で設定できる)が
露光電荷の蓄積時間となる。読み出し開始位置のアドレ
スYがV期間の終了直後、例えば時刻t3に設定される
とすると、リセット走査開始位置のアドレスYをt1に
設定することによって蓄積時間は最大(1V期間)にな
り、t3に設定することによって電荷蓄積時間は最小
(0)になる
【0013】しかしながら、前記従来例では最適露出量
を決定するまでに最大12回のエリア走査が必要であり
(図13参照)、測光走査だけで200ms以上の時間
を要してしまい、絞りの切り替え時間を無視してもAF
走査とあわせて400ms以上かかることになりレリー
ズタイムラグが問題になる。
【0014】本発明は、この問題に鑑みてなされたもの
で、測光走査の時間が短く、レリーズタイムラグが小さ
くてすむ撮像装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、撮像装置を次の(1),(2)のとお
りに構成する。 (1)一方向に任意の走査ラインを指定しリセット及び
読出しのできる撮像素子と、該撮像素子の走査ラインの
全部又は一部を複数測光ブロックに区分し、その各測光
ブロックにおいて各走査ラインが互に異なる電荷蓄積時
間になるようにリセット及び読出しする駆動手段と、全
測光ブロックの走査ラインを電荷蓄積時間毎にグループ
化し、各グループの走査ラインの読出し信号にもとづい
て露出条件を検出する露出条件検出手段とを備えた撮像
装置。
【0016】(2)前記(1)において、露出条件決定
の際の絞りのままで、撮像素子の出力にもとづき合焦条
件を検出する合焦条件検出手段を備えた撮像装置。
【0017】
【作用】前記(1),(2)の構成によれば、1回のエ
リア走査で、多数の電荷蓄積時間の情報を得られ、測光
走査が短時間ですみ、これに加えて、前記(2)の構成
によれば、測光走査とAF走査が絞りを変えずに連続的
に行える。
【0018】
【実施例】以下本発明を実施例で詳しく説明する。図
1,図2は本発明の第1実施例である“電子スチルカメ
ラ”の動作を説明する図である。本実施例は固体撮像素
子の駆動の仕方,露出条件の決定の仕方の点を除いて図
5と同様に構成されている。図1は本実施例における固
体撮像素子の測光走査時における測光領域を示す図であ
る。この例では固体撮像素子5の垂直方向の走査ライン
を480ラインとし、それらを垂直方向に10ラインず
つ48ブロックに均等に分割し、それらのうち1ブロッ
クおきに選んだ24ブロックを測光ブロックとして測光
情報の検出に使用する。
【0019】図2は1測光ブロックに属する10走査ラ
インの電荷蓄積時間を示す図である。このように10走
査ラインを10通りの電荷蓄積時間に設定する。異なっ
た電荷蓄積時間はリセットしてから読み出すまでに要す
る時間をアドレスを与えるタイミングで自由に変えるこ
どができるため可能となった。これらの10走査ライン
は近接しているため画像の相関性が強い。したがって同
一の画像を何回も電荷蓄積時間を変えて露出したのと同
じ測光情報が同時に得られる。図3,図4は本実施例に
おける固体撮像素子5の測光走査タイミングを示す図で
ある。図3は絞りを解放(F2)にして行われる測光走
査である。図中でINT(512H)resetとは電荷蓄積時間51
2Hのグループの24ラインのリセットのアドレスを与
えるタイミングを示している。
【0020】INT(512H)read とは電荷蓄積時間512H
のグループの24ラインの読出しのアドレスを与えるタ
イミングを示している。各電荷蓄積時間のグループに属
する24ラインのデータは平均値検出回路21で同一の
電荷蓄積時間グループ毎に平均値をとり、システム制御
回路9に測光情報として送られる。このようにして、図
3で示すように2V期間の中で10段階にシャッタスピ
ードを変化させた測光情報が得られる。図3の測光情報
で最適露出量が検出できなかった場合は、更に絞りをF
5.6に設定して図4に示す測光走査を行う。図4の測
光走査を行えば図14に示した全ての組合せの測光情報
が得られることになる。絞り解放で最適露出条件で求め
られない場合はかなり明るい場合に限られ、ほとんどの
場合絞り解放の条件のみで測光走査が終了する。
【0021】そして、測光走査に引き続いて行われるA
F走査は、測光走査時に最終的に設定された絞りの状態
のまま行われる。AF走査の際は、出来る限り解放に近
い状態に絞りを設定した方が合焦位置を求め易い。それ
は解放に近い方が被写界深度が浅いため、レンズの位置
によるES値の差が大きくなるためである。測光走査終
了時には、電荷蓄積時間をある値にすれば固体撮像素子
5の出力がある範囲に入ることが保証され、その最適な
電荷蓄積時間はすでに解っている。しかも絞りが解放に
近い状態になっているのでAF走査に好適な状態になっ
ている。そこで絞りは変更せず測光走査より求めた最適
電荷蓄積時間でAF走査を行う。このようにして、絞り
を変更しない分だけトータルのレリーズタイムラグを小
さくできる。
【0022】図17はさらに最適露出量を得るための時
間を短縮する手法を示す図である。この手法による例を
本実施例の第2実施例として説明する。本実施例では電
荷蓄積時間の最も短い情報から読み出すため、図17の
時刻t3の時点で絞り解放状態において最も電荷蓄積時
間を短くしたグループの画像の平均情報が得られてい
る。もしその画像がある値以上であればさらに1段絞ら
なければならないことは確実となるため、電荷蓄積時間
2H以上の情報は必要ない。そこで1H蓄積時間のグル
ープの画像の平均値がある値を越えていれば直ちに絞り
を1段絞る動作を開始する。絞りの変更動作終了後直ち
に、111からの蓄積時間2Hのグループの走査と4H
のクループの走査を行う。絞りの変更動作の間読み出さ
れるデータは無視するか、もしくは走査を行わない。こ
のようにして、被写体の輝度が非常に大きいとき、第1
実施例よりも測光走査の時間を短くできる。
【0023】なお、以上の各実施例は、図1に示すよう
に、撮像素子の走査エリアの半分を測光領域とするもの
であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、エ
リアの全部を測光領域としてもよく、或はエリアの中央
部を測光領域としてもよい(中央重点測光)。又、合焦
条件の検出には、ES法に限らず、TTL(through the
lens)による適宜の手法が利用でき、レンズの駆動のか
わりに、固体撮像素子を圧電素子等により前後に駆動し
てもよい。又、本発明は、ビデオ信号の記録手段を問わ
ないものであり、記録手段を別途有し、これにビデオ信
号を送出するものであってもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
固体撮像素子の一方向(例えば垂直方向)に1回の走査
で複数種の電荷蓄積時間における画像の平均値を得るこ
とができ、測光に要する時間を大幅に短縮することを可
能にし、レリーズタイムラグを大幅に短縮することが可
能になる。さらに、測光走査終了時に設定されている絞
りの状態でAF走査をそのまま行えるためAF走査に先
立ち絞りを変更する必要がないため、さらにレリーズタ
イムラグを短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例における測光領域を示す
【図2】 図1の各測光ブロックにおける各走査ライン
の電荷蓄積時間を示す図
【図3】 第1実施例における固体撮像素子の測光走査
のタイミングを示す図
【図4】 第1実施例における固体撮像素子の測光走査
のタイミングを示す図
【図5】 電子ステルカメラのブロック図
【図6】 ESフィルタ8のブロック図
【図7】 FGAセンサの駆動回路を示す図
【図8】 FGAセンサの駆動タイミングを示す図
【図9】 FGAセンサの受光部の出力変化を示す図
【図10】電子スチルカメラの動作シーケンス図
【図11】従来例の測光走査タイミングを示す図
【図12】電子スチルカメラで設定可能な絞りの段数の
例を示す図
【図13】シャッタスピードの設定例を示す図
【図14】測光走査の際のシャッタスピードと絞りの組
合せを示す図
【図15】ES法の説明図
【図16】AF走査の説明図
【図17】第2実施例の測光走査のタイミングを示す図
【符号の説明】
5 固体撮像素子 9 システム制御回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方向に任意の走査ラインを指定しリセ
    ット及び読出しのできる撮像素子と、該撮像素子の走査
    ラインの全部又は一部を複数測光ブロックに区分し、そ
    の各測光ブロックにおいて各走査ラインが互に異なる電
    荷蓄積時間になるようにリセット及び読出しする駆動手
    段と、全測光ブロックの走査ラインを電荷蓄積時間毎に
    グループ化し、各グループの走査ラインの読出し信号に
    もとづいて露出条件を検出する露出条件検出手段とを備
    えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 露出条件決定の際の絞りのままで、撮像
    素子の出力にもとづき合焦条件を検出する合焦条件検出
    手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の撮像装
    置。
JP2400610A 1990-12-06 1990-12-06 撮像装置 Expired - Fee Related JP2927970B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2400610A JP2927970B2 (ja) 1990-12-06 1990-12-06 撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2400610A JP2927970B2 (ja) 1990-12-06 1990-12-06 撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05316432A true JPH05316432A (ja) 1993-11-26
JP2927970B2 JP2927970B2 (ja) 1999-07-28

Family

ID=18510504

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2400610A Expired - Fee Related JP2927970B2 (ja) 1990-12-06 1990-12-06 撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2927970B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001035638A1 (en) * 1999-11-08 2001-05-17 Casio Computer Co., Ltd. Photosensor system and drive control method thereof
WO2001035637A1 (en) * 1999-11-10 2001-05-17 Casio Computer Co., Ltd. Photosensor system and drive control method thereof
US6867811B2 (en) 1999-11-08 2005-03-15 Casio Computer Co., Ltd. Photosensor system and drive control method thereof
US7787039B2 (en) 2000-05-26 2010-08-31 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. MOS sensor and drive method thereof
JP2018207544A (ja) * 2013-11-26 2018-12-27 株式会社ニコン 撮像装置および撮像素子
US10757341B2 (en) 2013-11-26 2020-08-25 Nikon Corporation Electronic device, imaging device, and imaging element

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001035638A1 (en) * 1999-11-08 2001-05-17 Casio Computer Co., Ltd. Photosensor system and drive control method thereof
AU756561B2 (en) * 1999-11-08 2003-01-16 Casio Computer Co., Ltd. Photosensor system and drive control method thereof
US6867811B2 (en) 1999-11-08 2005-03-15 Casio Computer Co., Ltd. Photosensor system and drive control method thereof
US6879344B1 (en) 1999-11-08 2005-04-12 Casio Computer Co., Ltd. Photosensor system and drive control method thereof
EP2259569A3 (en) * 1999-11-08 2011-03-16 Casio Computer Co., Ltd. Photosensor system and drive control method thereof
WO2001035637A1 (en) * 1999-11-10 2001-05-17 Casio Computer Co., Ltd. Photosensor system and drive control method thereof
US6765610B1 (en) 1999-11-10 2004-07-20 Casio Computer Co., Ltd. Photosensor system and drive control method thereof
US7787039B2 (en) 2000-05-26 2010-08-31 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. MOS sensor and drive method thereof
US8164652B2 (en) 2000-05-26 2012-04-24 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. MOS sensor and drive method thereof
JP2018207544A (ja) * 2013-11-26 2018-12-27 株式会社ニコン 撮像装置および撮像素子
US10757341B2 (en) 2013-11-26 2020-08-25 Nikon Corporation Electronic device, imaging device, and imaging element
US11785345B2 (en) 2013-11-26 2023-10-10 Nikon Corporation Electronic device, imaging device, and imaging element for obtaining exposure of each area of image

Also Published As

Publication number Publication date
JP2927970B2 (ja) 1999-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2935901B2 (ja) 撮像装置
US7586518B2 (en) Imaging technique performing focusing on plurality of images
JP3106006B2 (ja) 電子スチルカメラ
US6304293B1 (en) Solid-state image pick-up system having a color separating section controlled according to the detection of either a dynamic or a high sensitivity mode
JP3902492B2 (ja) 撮像装置
JPH06133206A (ja) 撮像装置のオートフォーカス方式
JP3209761B2 (ja) 焦点調節装置
US7158183B1 (en) Digital camera
US4879600A (en) Image sensing apparatus with control for varying the readout methodology
JP2927970B2 (ja) 撮像装置
KR20010074539A (ko) 화상 촬영 장치 및 화상 촬영 방법
JP4281199B2 (ja) 電子カメラ
JP3384818B2 (ja) カメラおよびその予備測光方法ならびに予備測光装置および方法
US10911660B2 (en) Control apparatus, imaging apparatus, control method, and storage medium
JPH057333A (ja) スチルビデオカメラ
JPH05336450A (ja) 光電変換装置
JP3483283B2 (ja) 撮像装置
JPH06141225A (ja) 固体撮像装置
JPH07123314A (ja) スチルビデオカメラの自動焦点調節装置
JP2843981B2 (ja) オートフォーカス装置
JPH057335A (ja) 電子スチルカメラ
JP3294319B2 (ja) 静止画撮像装置
JP2527956B2 (ja) 撮像装置
JPH02134986A (ja) 撮像装置
JPH06153067A (ja) ビデオ・カメラおよびその測光方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990330

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090514

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100514

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees