JPH06142009A - 暖房装置および暖房装置付きサニタリー室 - Google Patents

暖房装置および暖房装置付きサニタリー室

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Publication number
JPH06142009A
JPH06142009A JP30231592A JP30231592A JPH06142009A JP H06142009 A JPH06142009 A JP H06142009A JP 30231592 A JP30231592 A JP 30231592A JP 30231592 A JP30231592 A JP 30231592A JP H06142009 A JPH06142009 A JP H06142009A
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JP
Japan
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room
heater
warm air
far
person
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Pending
Application number
JP30231592A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Sunaga
宏 須永
Shigenobu Nonaka
重信 野中
Masahiko Arakawa
正彦 荒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温風を吹き付けられる不快感、或は、輻射熱
の照射を受けない体の面には暖房効果が届かず寒いとい
った問題を解消し、かつ急な使用にも適当な暖房効果を
提供できる快適な暖房装置付きサニタリー室。 【構成】 ヒータとファンを内蔵し前面上部に室内空気
を吸い込む吸気口6を、そして前面下部に温風を吹き出
す温風吹出口7を開口させ、温度センサー8および在室
者をモニターする人感センサー9を吸気口6の近くに装
着し、ケース前面に遠赤外線を放射する遠赤外線放射板
16が形成してある暖房機4を室内に備え、サニタリー
室1内に在室者が居ないときは温風吹出口7からの温風
により暖房され、在室者が居るときは温風は停止または
弱くして遠赤外線放射板により暖房される暖房装置付き
サニタリー室。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、暖房装置および暖房
装置を備えた洗面所、便所、浴室等の小部屋(以下、サ
ニタリー室という)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の暖房装置付きサニタリー
室の一例を示す斜視図である。
【0003】サニタリー室の一例である洋式便所(以
下、トイレという)21の壁面に温風暖房装置22が装
着してある。温風暖房装置22は電熱ヒータ23とファ
ン24が内蔵されており、便器使用者に向かって温風を
送るように構成してある。
【0004】上記構成の他にも、温風暖房装置の代わり
に、遠赤外線パネルヒーター等による輻射熱暖房装置を
採用する例も多い。
【0005】そして、部屋の出入口近辺に取付けたスイ
ッチ25を出入の都度手動でオンオフして暖房装置を作
動・停止する構成が通例となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の温風暖房装置を採用した暖房装置付きサニタリー室
では、使用時に温風暖房装置22のスイッチ25を入れ
ても、電熱ヒータ23の温度が上昇し温風が吹き出せる
までに時間が必要であり、トイレ等の短時間使用には暖
房効果が間に合わない。また暖房時に温風を吹き付けら
れることは余り心地よいものではなく、時には不快感を
伴うこともある。
【0007】また、輻射熱暖房装置を採用した暖房装置
付きサニタリー室では、熱放射線に照射される体の一面
側では暖かく快適であるが、熱放射線の当たらない側は
全く加温されず寒く不快である。
【0008】高齢者社会の到来が言われている時、上記
のようなサニタリー室、特にトイレ、浴室・着替え室等
の暖房の不備現況は早急に改善を必要としている。
【0009】この発明は、上記従来暖房装置付きサニタ
リー室では、温風を吹き付けられる不快感、或は、輻射
熱の照射を受けない体の面に暖房効果が届かず寒いとい
った問題を解消し、かつ急な使用にも適当な暖房効果を
発揮できる快適な暖房装置付きサニタリー室を提供する
ことを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、この発明に係
る暖房装置付きサニタリー室は、ヒータとファンを有す
る温風発生機と、遠赤外線を放射する遠赤外線放射板
と、在室者の有無を検出する人感センサーと、前記温風
発生機と遠赤外線放射板の作動を制御する制御器とを備
え、サニタリー室内に在室者が居ないときは温風発生機
により暖房され、在室者が居るときは温風発生機の作動
は停止または弱くして遠赤外線放射板により暖房される
ことを特徴とする構成によって、前記の目的を達成しよ
うとするものである。
【0011】
【作用】以上の構成により、サニタリー室内に人が居な
いときは、温風発生機の作動により、室内の空気全体を
適当な温度に暖房維持できる。
【0012】そして、在室者を人感センサーが検知した
ときは、温風発生機の作動は停止または弱くし遠赤外線
放射板より遠赤外線を放射して暖房されるので、室内へ
の温風の吹き付けは無い、或は弱いので温風を吹き付け
て在室者に不快感を与えることは無く、遠赤外線放射板
よりの遠赤外線と予め温風暖房により温度維持してあっ
た室内空気の温度とによって快適な暖房環境を入室時よ
り直ちに提供し維持することができる。
【0013】
【実施例】以下、この発明に係る暖房装置および暖房装
置付きサニタリー室を実施例により説明する。
【0014】図1は、この発明の一実施例の構成を示す
トイレ室内の斜視図である。本実施例の暖房装置付きサ
ニタリー室1は、洗面器2、便器3が備えてあり、便器
3の正面側の壁面にサニタリー室用の暖房装置(以下、
暖房機という)4が装着してあり、室外に電源スイッチ
および制御器を組み込んだコントローラ5が取付けてあ
る。
【0015】暖房機4の前面上部に室内空気を吸い込む
吸気口6が、そして前面下部に温風を吹き出す温風吹出
口7が開口させてあり、温度センサー8および在室者を
モニターする人感センサー9が吸気口6の近くに装着し
てある。そして後記のように暖房機4のケース15の前
面部分に遠赤外線放射板16が形成してある。
【0016】図2は、暖房機4の一例を示す内部正面
図、図3は同暖房機の縦断面図、図4は同暖房機の横断
面図である。
【0017】暖房機4の内部には、電熱ヒータ10とフ
ァン11が装着してあり、吸気口6からサニタリー室内
の空気を吸込み、電熱ヒータ10で加熱して温風吹出口
7から温風をサニタリー室内に吹出す温風発生機を構成
している。なお電熱ヒータ10と空気との熱交換効率を
上げるために電熱ヒータ10は放熱板12の裏面に取付
け放熱板12の裏面側から突出させた放熱フィン13を
空気流路14内に位置させてある。
【0018】電熱ヒータ10を取付けた放熱板12は暖
房機4のケース15の正面部分の裏面に取付けてあり、
同取付け部分のケース前面はセラミックコーティングを
施して遠赤外線を放射する遠赤外線放射板16となって
いる。そしてケース14の正面前方には火傷防止ガード
17が取付けてある。
【0019】吸気口6の近くには、室温を検出する温度
センサー8、在室者をモニターする人感センサー9が装
着してある。
【0020】図5は、実施例に装備されたコントローラ
の構成概要を示すブロック図である。
【0021】コントローラ5は、タイマコントローラ1
8および制御器であるマイクロコンピュータ19を備
え、タイマコントローラ18には、手動による設定され
た各種情報、例えば暖房機4をオンオフさせる信号、温
度設定信号、時間設定信号等が入力され、タイマコント
ローラ18で必要な前処理をしてマイクロコンピュータ
19に情報を入力する。
【0022】マイクロコンピュータ19は温度センサー
8、人感センサー9からも情報入力し、電熱ヒータ1
0、ファン11の作動等を制御する。
【0023】即ち、人感センサー9がサニタリー室1内
に在室者を検知しないときは、電熱ヒータ10およびフ
ァン11を作動させ、吸気口6から室内空気を吸い込み
電熱ヒータ10で加温して温風吹出口7からサニタリー
室内に温風を吹き出し暖房する。温度センサー8の検知
情報により電熱ヒータ10およびファン11の作動を制
御して室温を設定値に維持する。
【0024】なお、ファン11を作動させることによ
り、電熱ヒータ10の発熱は放熱板12から空気流路1
4内に位置する放熱フィン13に伝わり空気流と熱交換
し熱風発生機として作動する。しかし放熱フィン13か
らの有効な放熱により放熱板12の温度上昇は少ないた
めに、放熱板12を取付けたケース15の正面部分前面
にセラミックコーティングを施した遠赤外線放射板16
からの遠赤外線の放射は極めて少ない。
【0025】人感センサー9がサニタリー室1内の在室
者を検知したときは、ファン11の作動を停止、または
減速させ、空気流路14内に位置する放熱フィン13に
よる空気との熱交換は殆ど停止し、熱風発生機としての
作動は停止または極めて弱くなり、温風吹出口7からサ
ニタリー室内への温風吹き出しは停止状態となる。
【0026】そして、放熱フィン13からの放熱が減少
したことにより放熱板12の温度は充分上昇し、放熱板
12を取付けたケース15の正面部分前面の遠赤外線放
射板16から遠赤外線を放射することにより、暖房機4
は在室者に対して輻射熱暖房機として機能する。
【0027】以上の構成と動作により、サニタリー室1
内に人が居ないときは、温風発生機としての作動によ
り、サニタリー室1内の空気全体を適当な温度に暖房維
持できる。
【0028】そして、サニタリー室1内の在室者を人感
センサーが検知したときは、温風発生機としての作動は
停止または弱くなる代わりに遠赤外線放射板より遠赤外
線を放射して暖房される。そして、サニタリー室1内へ
の温風の吹き付けは無い、或は弱く、温風を吹き付けて
在室者に不快感を与えることは無く、遠赤外線放射板よ
りの遠赤外線と予め温風暖房により温度維持してあった
室内空気の温度とによって快適な暖房環境を入室時より
直ちに提供し維持することができる。
【0029】(他の実施例)上記実施例の、遠赤外線放
射板16とケース15の境部分は断熱樹脂またはセラミ
ック等で熱絶縁する構成として輻射熱放出の効率を向上
させ、周囲のケース15が過度に温度上昇することを防
止でき安全性を向上させることができる。
【0030】或は放熱板12をセラミックコーティング
されたケース15と一体とする。更に、電熱ヒータ10
は面発熱体のように板状に形成し、放熱板12を省略し
てセラミックコーティングされたケース15に電熱ヒー
タ10を面接着させる。等の構成により輻射熱放出の効
率を向上させることができる。
【0031】暖房機4の設置場所は便器3の前方壁面に
限ることなく、便器3の側方壁面、或は天井面等に設置
してもよく、温度センサー8、人感センサー9は暖房機
4に組み込まず、別途にサニタリー室1内の適当個所に
設置する構成としてもよい。
【0032】また、暖房機4を防水構造とすることによ
り、浴室、シャワー室等に対しても同様に快適な暖房環
境を提供することができる。
【0033】なお、上記構成と異なり、電熱ヒータ10
とファン11とを組合わせた温風暖房機と、遠赤外線放
射板14とヒータとを組合わせた輻射熱暖房機とを別途
に形成して設置し、コントローラ5により前記実施例に
準じた制御を行う構成とすることもでき、前記実施例と
同様な効果を、より適切・容易に発揮することができ
る。
【0034】またヒータ10は、電熱形式に代えて、フ
ァンヒータと連動させ得る流体加熱ヒータ、例えば温水
ラジェータ、油加熱パネルヒータ等で構成してもよく、
温水ラジェータ等の加熱部分を室外に設置して、他の用
途と兼用させる構成とすることもできる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、サニタリー室内に人が居ないときは、温風発生機の
作動により、室内の空気全体を適当な温度に暖房維持で
きる。
【0036】そして、在室者を人感センサーが検知した
ときは、温風発生機の作動は停止または弱くし、遠赤外
線放射板より遠赤外線を放射して暖房されるので、室内
への温風の吹き付けは無い、或は弱く、温風を吹き付け
て在室者に不快感を与えることは無く、遠赤外線放射板
よりの遠赤外線と予め温風暖房により温度維持してあっ
た室内空気の温度とによって快適な暖房環境を入室時よ
り直ちに提供し維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例の構成を示すサニタリー室内の斜視
図である。
【図2】 暖房機の一例を示す内部正面図である。
【図3】 暖房機の縦断面図である。
【図4】 暖房機の横断面図である。
【図5】 コントローラの構成概要を示すブロック図で
ある。
【図6】 従来の暖房装置付きサニタリー室の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 暖房装置付きサニタリー室 4 サニタリー室用暖房機(暖房機) 5 コントローラ 6 吸気口 7 温風吹出口 8 温度センサー 9 人感センサー 10 電熱ヒータ 11 ファン 12 放熱板 13 放熱フィン 15 ケース 16 遠赤外線放射板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒータとファンを有する温風発生機と、
    遠赤外線を放射する遠赤外線放射板と、在室者の有無を
    検出する人感センサーと、前記温風発生機と遠赤外線放
    射板の作動を制御する制御器とを備え、サニタリー室内
    に在室者が居ないときは温風発生機により暖房され、在
    室者が居るときは温風発生機の作動は停止または弱くし
    て遠赤外線放射板により暖房されることを特徴とする暖
    房装置付きサニタリー室。
  2. 【請求項2】 温風発生機を納めたケースの一部分に遠
    赤外線放射板を構成した暖房装置を配設して成ることを
    特徴とする請求項1記載の暖房装置付きサニタリー室。
  3. 【請求項3】 暖房装置の遠赤外線放射板はケースに対
    して熱絶縁してあることを特徴とする請求項2記載の暖
    房装置付きサニタリー室。
  4. 【請求項4】 温風発生機を構成するヒータとファン、
    該ヒータとファンを納めたケースの一部分に形成した遠
    赤外線を放射する遠赤外線放射板、在室者の有無を検出
    する人感センサー、および該人感センサーからの入力に
    基づき前記温風発生機の作動を制御する制御器とを備え
    たことを特徴とする暖房装置。
JP30231592A 1992-11-12 1992-11-12 暖房装置および暖房装置付きサニタリー室 Pending JPH06142009A (ja)

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JP30231592A JPH06142009A (ja) 1992-11-12 1992-11-12 暖房装置および暖房装置付きサニタリー室

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JP30231592A JPH06142009A (ja) 1992-11-12 1992-11-12 暖房装置および暖房装置付きサニタリー室

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JPH06142009A true JPH06142009A (ja) 1994-05-24

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ID=17907475

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JP30231592A Pending JPH06142009A (ja) 1992-11-12 1992-11-12 暖房装置および暖房装置付きサニタリー室

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JP (1) JPH06142009A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5805767A (en) * 1996-01-16 1998-09-08 Jouas; Gary Electronically-controlled heater
US6091888A (en) * 1995-05-15 2000-07-18 Honeywell Consumer Products, Inc. Portable environmental conditioning device with presence detector responsive shutoff

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6091888A (en) * 1995-05-15 2000-07-18 Honeywell Consumer Products, Inc. Portable environmental conditioning device with presence detector responsive shutoff
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