JPH06141814A - 紅芋粉 - Google Patents

紅芋粉

Info

Publication number
JPH06141814A
JPH06141814A JP4322293A JP32229392A JPH06141814A JP H06141814 A JPH06141814 A JP H06141814A JP 4322293 A JP4322293 A JP 4322293A JP 32229392 A JP32229392 A JP 32229392A JP H06141814 A JPH06141814 A JP H06141814A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
red
red potato
powder
potato
raw material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4322293A
Other languages
English (en)
Inventor
Nariya Kurikuni
成也 粟国
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP4322293A priority Critical patent/JPH06141814A/ja
Publication of JPH06141814A publication Critical patent/JPH06141814A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 紅芋を菓子やその他の加工食品の原料として
いつでも手軽に産業用及び家庭用に利用することができ
るように加工する。 【構成】 煮た紅芋をミンチ状態にして薄く広げて天日
又は熱風で乾燥させ、さらに約50℃の雰囲気で十分乾
燥させたあと、製粉機で小麦粉程度の微粉末状に製粉す
る。得られた微粉末状の紅芋粉は、長期保存が可能で小
麦粉と同様に菓子類等の原料として利用でき、しかもさ
わやかな濃紫紅色系に発色するので、着色材料としても
利用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、菓子類等の原料として
利用することのできる薩摩芋の一種である紅芋を粉末化
した紅芋粉に関する。
【0002】
【従来の技術】薩摩芋の品種の中で紅芋は、アントシア
ン系色素の濃紫紅色が美しくしかも甘味に富んでいるた
め、近時羊羮、まんじゅう、シュークリーム、ケーキ、
揚げ菓子等の菓子類やその他の調理食品の原料として、
利用されてきている。従来、紅芋を菓子原料として利用
する場合は、何れも煮た芋を裏ごし等して使用するもの
であり、その時に生の芋があることを要し、生芋の保存
や生芋から裏ごしするまでの加工作業が面倒であり、い
つでも手軽に利用できる状態ではなく、未だ一般家庭等
で利用できる菓子原料としては普及していない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑み創案されたものであって、紅芋を菓子やその他の加
工食品の原料としていつでも手軽に利用することができ
るように加工した紅芋粉を提供することを目的とするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を本発明は、煮
た紅芋を乾燥させ、乾燥後微粉末状に製粉してなること
を特徴とする紅芋粉によって、解決することができた。
前記乾燥は、煮た紅芋をミンチ状態にして薄く広げた状
態で自然乾燥又は強制乾燥させるのが望ましい。
【0005】
【作用】芋類にはビタミンCが豊富に含まれ(100g
中に30mg)、しかも他の野菜に比べて加熱調理しても
壊れにくい特徴があり、さらに炭水化物の消化を助ける
ビタミンB1や老化を防ぐ効果があると言われるビタミ
ンE、及び植物繊維も豊富に含まれている。煮た紅芋を
乾燥させてから微粉末状にすることによって、水分以外
の有効成分をほぼ維持したまま、長期保存ができる。そ
して、得られた紅芋の微粉末は、生菓子、ケーキ、羊羮
やその他の食品の原料として、小麦粉と同様に取扱うこ
とができ、従来の取扱いの面倒さが解消され、産業用及
び家庭用として手軽に食品原料として利用することが可
能になった。また、紅芋粉は、通常は濃紫紅色をしてい
るが、少量のレモン汁やパイナップル汁や酢等を添加る
ことによって鮮やかなワインカラーに変色する特徴があ
り、食品の赤系着色材としても利用できる。
【0006】
【実施例】まず、本発明の紅芋粉の製造工程の実施例を
詳細に説明する。紅芋は選別して水洗いをして皮を向い
て準備し、それを蒸し器で約50分間蒸し、冷えたらミ
ンチ機にかけてミンチ状態にする。ミンチ状態になった
紅芋をガラス板等平板の上に薄く広げて、2〜3日間天
日で自然乾燥させるか又は熱風乾燥機で70℃程度の熱
風で1時間強制乾燥させる。その後、さらに約50℃の
雰囲気で2日間乾燥させ、製粉機で小麦粉程度の微粉末
状に製粉することによって、紅芋粉末が得られる。この
ようにして得られた紅芋粉末は、濃紫紅色の微粉末状を
呈し、紅芋の特徴であるビタミンCの残存量も高く、ま
たその他の成分であるビタミンB1やビタミンE、カリ
ウム及び植物繊維も豊富に残存している。
【0007】次に、上記紅芋粉の利用例として、該紅芋
粉を原料とする水羊羮の作り方を説明する。 材料 紅芋粉 100g 粉寒天 40g 砂糖 140g 水 1200cc ヒラミレモン液(100%) 100cc 作り方 予め砂糖100gと粉寒天40gを混ぜておく。別
に紅芋粉100gに水200ccを少しずつ加え、クリー
ム状にしてから残りの水を加えて撹拌後10分間沸騰さ
せ、弱火にしてからかきまぜながら前記のものを少し
づつ加えて溶かす。次に、ヒラミレモン100ccを加
えてかきまぜ、火からおろし、別の注出容器に移す。ヒ
ラミレモンを加えることによって、当初藍色であったも
のが鮮やかなワインカラーに変色し、着色剤を添加する
ことなしに、水羊羮として最適な色に自然に発色する。
最後に適宜形状の容器を氷に浮かべる等して冷しなが
ら、該容器に前記のものを分注して固め、冷めてから
蓋をして冷蔵庫で冷すことによって、紅芋を原料とする
透き通ったワインカラーの水羊羮が得られる。以上のよ
うに、本発明の紅芋粉の一利用例を説明したが、本発明
の紅芋粉は、あらゆる生菓子類、ケーキ類、羊羮類、そ
の他の食品に利用でき、しかも粉末状態で長期保存が可
能であり、産業用や家庭用の食品原料として、小麦粉と
同様に前加工を必要とすることなく、簡単に利用するこ
とができる。
【0008】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、紅芋が
粉末状になっているので、小麦粉と同様に手軽に加工食
品の原料として利用することができ、しかも長期保存が
できる。従って、従来、ビタミン類やカリウム及び繊維
類が豊富でありながら、その取扱いの不便さから加工食
品原料としての用途が少なかった紅芋の用途を、菓子類
やその他多くの用途に拡大することが可能である。そし
て、紅芋自然の色彩が鮮やかであり、着色剤を用いるこ
となく自然発色による赤色系統の美色の加工食品が得ら
れる。また、微粉末状であり他の原料と混ざりやすいの
で、それ自体を食品の着色材として利用することが可能
である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 煮た紅芋を乾燥させ、乾燥後微粉末状に
    製粉してなることを特徴とする紅芋粉。
  2. 【請求項2】 前記乾燥は、煮た紅芋をミンチ状態にし
    て薄く広げてから乾燥させたものである請求項1の紅芋
    粉。
JP4322293A 1992-11-09 1992-11-09 紅芋粉 Pending JPH06141814A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4322293A JPH06141814A (ja) 1992-11-09 1992-11-09 紅芋粉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4322293A JPH06141814A (ja) 1992-11-09 1992-11-09 紅芋粉

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06141814A true JPH06141814A (ja) 1994-05-24

Family

ID=18142014

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4322293A Pending JPH06141814A (ja) 1992-11-09 1992-11-09 紅芋粉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06141814A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10290675A (ja) * 1997-04-18 1998-11-04 Meiwa:Kk 有色麺
JP2012000046A (ja) * 2010-06-16 2012-01-05 Ajinomoto Co Inc サツマイモパウダー及びその製造方法
JP2018134034A (ja) * 2017-02-22 2018-08-30 正生 圷 干し芋の加工品の製造方法及び干し芋の加工品の使用方法
CN109259143A (zh) * 2018-10-30 2019-01-25 湖南城头山红薯食品科技有限公司 一种红薯全粉及其制备方法
CN112568404A (zh) * 2020-12-31 2021-03-30 湖南炉观食品加工有限公司 一种带发酵香味的通便红薯粉及其制备方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS506738A (ja) * 1973-05-29 1975-01-23
JPS6019451A (ja) * 1983-07-15 1985-01-31 Karubii Kk スイ−トポテトケ−キミツクス

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS506738A (ja) * 1973-05-29 1975-01-23
JPS6019451A (ja) * 1983-07-15 1985-01-31 Karubii Kk スイ−トポテトケ−キミツクス

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10290675A (ja) * 1997-04-18 1998-11-04 Meiwa:Kk 有色麺
JP2012000046A (ja) * 2010-06-16 2012-01-05 Ajinomoto Co Inc サツマイモパウダー及びその製造方法
JP2018134034A (ja) * 2017-02-22 2018-08-30 正生 圷 干し芋の加工品の製造方法及び干し芋の加工品の使用方法
CN109259143A (zh) * 2018-10-30 2019-01-25 湖南城头山红薯食品科技有限公司 一种红薯全粉及其制备方法
CN112568404A (zh) * 2020-12-31 2021-03-30 湖南炉观食品加工有限公司 一种带发酵香味的通便红薯粉及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4407840A (en) Instant refried bean powder and process for producing the same
CN102835613B (zh) 一种可打膨化的果酱的制备方法及制得产品的应用
CN101453910A (zh) 抑制淀粉糊化食品口味下降的方法
JPH06141814A (ja) 紅芋粉
CN107028146A (zh) 天然椰糖风味增强剂及其制备方法
US6455091B1 (en) Time saving method for preparing tapioca starch balls and the product thereof
US2019365A (en) Food compound
US1859206A (en) Food confection
JP2759793B2 (ja) センター生地の製造方法
CN1011475B (zh) 五仁月饼糕点馅及类似糕点馅的制作方法
JPH0352965A (ja) イポメア色素の安定化方法
CN1077605A (zh) 膨化薯片的制作方法
JP3667413B2 (ja) 蕎麦羊羹の製造方法
GB1203491A (en) Improved gelatinous composition as a transfer of color and flavor and method for preparing the same
JPH09327275A (ja) 乾燥シート状紫蘇食品及びその製造方法
CN1079359A (zh) 大蒜酱罐头
KR100366432B1 (ko) 무화과(無花果) 성분이 함유된 고추장의 제조방법
JPH0838115A (ja) ゴマ粉末の形成方法
JPS6243657B2 (ja)
KR20020080813A (ko) 바이오마늘양념을 주제로한 건강식품 및 이의 제조방법
US2969286A (en) Method of preparing chocolate flavoring for ice cream
JPS6111580B2 (ja)
JPS5596058A (en) Preparation of chocolate having salty taste and its candy or cake
CN116746674A (zh) 一种调味组合物预制品生产工艺
JP2005192545A (ja) ピーナッツバターミックス

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19961210