JPH0614159U - 紙葉類超音波搬送装置 - Google Patents

紙葉類超音波搬送装置

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JPH0614159U
JPH0614159U JP8227691U JP8227691U JPH0614159U JP H0614159 U JPH0614159 U JP H0614159U JP 8227691 U JP8227691 U JP 8227691U JP 8227691 U JP8227691 U JP 8227691U JP H0614159 U JPH0614159 U JP H0614159U
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JP
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ultrasonic
paper sheet
conveying
line
plane
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JP8227691U
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English (en)
Inventor
知也 藤野
好正 杉立
Original Assignee
オムロン株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この考案は、紙葉類を超音波出力により搬送処
理する超音波搬送構造に設けて、搬送ベルトや搬送ロー
ラ等の搬送回転体のない簡易構成の紙葉類超音波搬送装
置を提供する。 【構成】この考案は、紙葉類を搬送ラインに沿って一枚
ずつ搬送処理する紙葉類搬送装置であって、超音波出力
を紙葉類搬送方向に設定した超音波駆動素子を、前記搬
送ラインに沿って平面的に配設した紙葉類超音波搬送装
置であることを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば自動取引機に内部構成されて紙幣等の紙葉類を搬送処理す る紙葉類搬送装置に関し、さらに詳しくは紙葉類の搬送構造を簡素化した紙葉類 超音波搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、紙葉類の搬送装置は、搬送ベルト、搬送ローラ等の搬送回転体および 搬送ガイド部材を組合わせて、図5に示すように、紙葉類51を一枚ずつ挟持搬 送する紙葉類搬送路52を構成している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、この種の紙葉類搬送路を2通路に分岐した場合、これら搬送回転体や 搬送ガイド部材の配置関係から、2通路が相互に干渉しない間隔をとって配置す る必要があるため、大きな配置スペースを要して装置が大型化していた。ことに 、分岐通路の配設位置が紙葉類の厚さ方向に限定されるため、搬送路は重合状態 となって通路の形成に制約を受け、装置の大型化が余儀なくされていた。また、 このような搬送構造では、紙詰りの原因となる搬送途中での紙葉類のスキュ(傾 き)を調整できず、さらに紙葉類先端側と後端側を方向変換させる際は、方向変 換搬送路を要して搬送装置が一層大型化し、コスト高となる問題を有していた。
【0004】 そこでこの考案は、超音波出力により紙葉類を搬送処理する超音波搬送構造に 設けて、搬送ベルトや搬送ローラ等の搬送回転体のない簡易構成の紙葉類超音波 搬送装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、紙葉類を搬送ラインに沿って一枚ずつ搬送処理する紙葉類搬送装 置であって、超音波出力を紙葉類搬送方向に設定した超音波駆動素子を、前記搬 送ラインに沿って平面的に配設した紙葉類超音波搬送装置であることを特徴とす る。
【0006】 また、紙葉類を搬送ラインに沿って一枚ずつ搬送処理する紙葉類搬送装置であ って、超音波出力を紙葉類搬送方向に設定した超音波駆動素子を、前記搬送ライ ンに沿って平面的に配設し、この平面的に配設された超音波駆動素子の搬送幅方 向の出力を調整制御する制御手段を備えた紙葉類超音波搬送装置であることを特 徴とする。
【0007】 さらに、紙葉類を搬送ラインに沿って一枚ずつ搬送処理する紙葉類搬送装置で あって、超音波出力を紙葉類搬送方向に設定した超音波駆動素子を、平面上で紙 葉類を回転許容させる該平面上の回転対応位置に環状配設した紙葉類超音波搬送 装置であることを特徴とする。
【0008】
【作用】
この考案によれば、紙葉類を搬送処理する場合、この紙葉類は搬送ラインに沿 って平面的に配設された超音波駆動素子の超音波出力により、予め設定された平 面搬送方向に搬送される。
【0009】 また、搬送途中で紙葉類がスキュを起こした場合は、制御手段が搬送幅方向の 超音波駆動素子の出力を調整制御して、搬送途中で紙葉類のスキュを調整する。
【0010】 さらに、紙葉類を方向変換させる場合は、平面上の回転対応位置に環状配設し た超音波駆動素子を駆動することにより紙葉類を回転させて方向変換する。
【0011】
【考案の効果】
このように、紙葉類の搬送ラインを超音波駆動素子を用いて平面的に構成でき るため、この搬送路を分岐する場合に、平面方向に分岐構成することができ、こ の結果、現状のような搬送回転体が不要となり、搬送路の配置スペースを小さく 設定して装置の小型化を図ることができる。
【0012】 また、超音波駆動素子の出力を制御して紙葉類の搬送速度を調整できるため、 搬送途中で紙葉類のスキュを修正でき、それゆえ紙葉類の紙詰りを未然に防止す ることができる。
【0013】 さらに、超音波駆動素子の配置方向を平面上で環状に設けることで、紙葉類を 平面上で回転させて容易に方向変換することができ、大型でコスト高となる方向 変換搬送路が不要となる。
【0014】
【実施例】
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。 図1は紙幣の超音波搬送装置を示し、この紙幣の超音波搬送装置11は、第1縦 搬送ラインL1 と、第2縦搬送ラインL2 と、紙幣12を第1縦搬送ラインL1 から第2縦搬送ラインL2 に分岐搬送するための横搬送ラインL3 とから構成さ れる。 上述の第1縦搬送ラインL1 と第2縦搬送ラインL2 は平行して設けられ、こ れらラインL1 ,L2 は、横長の平面状態で搬送される紙幣12と対応する左右 対応位置に、超音波駆動素子13a,13bを搬送方向に沿ってレール状に敷設 し、このレール状の超音波駆動素子13a,13bと対応する上部位置に紙幣搬 送ガイド用の搬送用タッチ球14a,14b…を一定間隔毎に対設して構成して いる。
【0015】 この場合、超音波駆動素子13a,13bは、この上面に導かれる紙幣12と 平面対応して超音波推進力を付与し、また超音波駆動素子13a,13bの上面 に超音波推進に適した対向間隔を離して搬送用タッチ球14a,14bを対設し ている。
【0016】 このため、ここに導かれた紙幣12は左右一対の超音波駆動素子13a,13 bの超音波推進力を受け、また搬送用タッチ球14a,14bの推進ガイド作用 を受けて挟持状態に超音波駆動されて縦方向に搬送される。 横搬送ラインL3 は、平行する第1縦搬送ラインL1 と第2縦搬送ラインL2 との直交方向に一定間隔毎に敷設した超音波駆動素子13c…と、この上部位置 にそれぞれ対応する紙幣搬送ガイド用の搬送用タッチ球14c…を対設して構成 している。そして、ここに導かれた紙幣12を超音波駆動素子13cと搬送用タ ッチ球14cとで挟持状態に超音波駆動して横方向に搬送する。 このように、縦搬送ラインL1 ,L2 および横搬送ラインL3 は、その搬送駆 動源に超音波駆動素子13a,13b,13cを用いて超音波駆動することによ り、平面的な紙幣の搬送に適した平面搬送構造となり、特に、この搬送ラインを 縦横に分岐構成する場合に、平面方向に分岐できるため、現状のような搬送回転 体が不要となり、搬送路の配置スペースを小さく設定して装置の薄型化および小 型化を図ることができる。
【0017】 図2は紙幣の超音波搬送装置の制御回路ブロック図を示し、CPU21はRO M22に格納されたプログラムに沿って各回路装置を制御し、その制御データを RAM23で読出し可能に記憶する。 スキュ検知センサSは、図3にも示すように、縦搬送ラインL1 ,L2 に装備 され、この縦搬送ラインの両側に平行する左右の超音波駆動素子13a,13b 上を通過する紙幣12のスキュ度合いを検知する。 第1縦搬送ライン駆動装置24は、第1縦搬送ラインL1 の超音波駆動素子1 3a,13bを駆動して紙幣12を縦方向に搬送する推進力を付与し、さらに左 右の超音波駆動素子13a,13bに対する超音波出力を個別に調整することに より、紙幣12の左右の搬送速度を異ならせて、搬送しながら紙幣12のスキュ 調整をできるようにしている。 第2縦搬送ライン駆動装置25は、第2縦搬送ラインL2 の超音波駆動素子1 3a,13bを駆動して紙幣12を縦方向に搬送する推進力を付与し、既述した 第1縦搬送ライン駆動装置24と同様な働きをする。 横搬送ライン駆動装置26は、横搬送ラインL3 の超音波駆動素子13cを駆 動して紙幣12を横方向に搬送するものであって、第1縦搬送ラインL1 上に搬 送されてきた紙幣12が横搬送ラインL3 と対応したときに、この第1縦搬送ラ インL1 から第2縦搬送ラインL2 へと横方向に分岐搬送する振分け機能を有し ている。
【0018】 図4は紙幣を方向変換させる超音波搬送装置を示し、これは平面上で紙幣12 を回転許容させる該平面上の回転対応位置に超音波出力を紙幣回転方向に設定し た超音波駆動素子13d…を環状配設してなる環状搬送ラインL4 を構成し、こ の環状配設により、ここに導かれた紙幣12は該ラインL4 上の超音波駆動素子 13d…の環状方向に働く超音波出力を受けて例えば180°回転して方向変換 される。
【0019】 このように構成された紙幣の超音波搬送装置11は、図1に示すように、第1 縦搬送ラインL1 に紙幣12が導かれると、この紙幣12は両側に平行するレー ル状の超音波駆動素子13a,13bの超音波出力によって縦方向の推進力が付 与されて一定速度で前進する。 このとき、横搬送ラインL3 との対応位置で第2縦搬送ラインL2 側に分岐搬 送させる際は、第1縦搬送ラインL1 の超音波出力を停止して縦方向の送りを止 めた後、横搬送ラインL3 の超音波駆動素子13cを出力して、横方向の送りに 切換える。これにより、紙幣12は同一面上で横方向に分岐搬送されて、第2縦 搬送ラインL2 の位置に導かれ、この第2縦搬送ラインL2 の位置に達すると、 横搬送ラインL3 の送りを止めて第2縦搬送ラインL2 を駆動することにより、 紙幣12は第2縦搬送ラインL2 の超音波駆動素子13a,13bの超音波出力 を受けて縦方向に再び前進する。このようにして、紙幣12は平面上を縦横に搬 送されて、所定位置へと導かれる。 また、図3に示すように、スキュ検知センサSが搬送途中で紙幣12がスキュ を起こしたことを検知すると、CPU21が両側の超音波駆動素子13a,13 bの超音波出力を調整して、紙幣左右位置の搬送速度を調整し、搬送途中で紙幣 12のスキュを復旧させながら搬送する。
【0020】 さらに、図4に示すように、紙幣12を環状搬送ラインL4 の位置に導いた場 合は、このラインの超音波駆動素子13d…を駆動することにより、紙幣12を 平面対応状態のまま回転させて所定の向きに方向変換させる。
【0021】 上述のように、紙幣の搬送ラインを超音波駆動素子を用いて平面的に構成でき るため、この搬送ラインを分岐する場合に、平面方向に分岐構成することができ 、この結果、現状のような搬送回転体が不要となり、搬送ラインの配置スペース を小さく設定して装置の薄型化および小型化を図ることができる。また、超音波 駆動素子の出力を制御して紙幣の搬送速度を調整できるため、搬送途中で紙幣の スキュを修正しながら搬送でき、それゆえ紙幣の紙詰りを未然に防止することが できる。さらに、超音波駆動素子の配置方向を平面上で環状に設けると、紙幣を 平面上で回転させて方向変換することができ、大型化やコスト高の原因となる方 向変換搬送路が不要となる。
【0022】 この考案と、上述の一実施例の構成との対応において、 この考案の紙葉類超音波搬送装置は、実施例の紙幣の超音波搬送装置11に対応 し、以下同様に、 紙葉類は、紙幣12に対応し、 搬送ラインは、第1縦搬送ラインL1 と、第2縦搬送ラインL2 と、横搬送ラ インL3 と、環状搬送ラインL4 とに対応し、 制御手段は、CPU21に対応するも、この考案は上述の一実施例の構成のみ に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の紙幣の超音波搬送装置を示す概略説
明図。
【図2】この考案の紙幣の超音波搬送装置を示す制御回
路ブロック図。
【図3】この考案の紙幣の超音波搬送装置のスキュ修正
状態を示す要部説明図。
【図4】この考案の紙幣を方向変換させる超音波搬送装
置の動作状態を示す説明図。
【図5】従来の紙葉類の搬送装置を示す概略説明図。
【符号の説明】
11…紙幣の超音波搬送装置 12…紙 幣 13a,13b,13c,13d…超音波駆動素子 L1 ,L2 ,L3 ,L4 …搬送ライン 21…CPU

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙葉類を搬送ラインに沿って一枚ずつ搬送
    処理する紙葉類搬送装置であって、超音波出力を紙葉類
    搬送方向に設定した超音波駆動素子を、前記搬送ライン
    に沿って平面的に配設した紙葉類超音波搬送装置。
  2. 【請求項2】紙葉類を搬送ラインに沿って一枚ずつ搬送
    処理する紙葉類搬送装置であって、超音波出力を紙葉類
    搬送方向に設定した超音波駆動素子を、前記搬送ライン
    に沿って平面的に配設し、この平面的に配設された超音
    波駆動素子の搬送幅方向の出力を調整制御する制御手段
    を備えた紙葉類超音波搬送装置。
  3. 【請求項3】紙葉類を搬送ラインに沿って一枚ずつ搬送
    処理する紙葉類搬送装置であって、超音波出力を紙葉類
    搬送方向に設定した超音波駆動素子を、平面上で紙葉類
    を回転許容させる該平面上の回転対応位置に環状配設し
    た紙葉類超音波搬送装置。
JP8227691U 1991-09-14 1991-09-14 紙葉類超音波搬送装置 Pending JPH0614159U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6044439A (ja) * 1983-08-22 1985-03-09 Canon Inc シ−ト搬送装置
JPS6434836A (en) * 1987-07-29 1989-02-06 Hitachi Ltd Method of correcting posture of paper sheets and device therefor

Patent Citations (2)

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