JPH09183532A - 紙葉類搬送装置 - Google Patents
紙葉類搬送装置Info
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- JPH09183532A JPH09183532A JP9037063A JP3706397A JPH09183532A JP H09183532 A JPH09183532 A JP H09183532A JP 9037063 A JP9037063 A JP 9037063A JP 3706397 A JP3706397 A JP 3706397A JP H09183532 A JPH09183532 A JP H09183532A
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- conveying
- paper sheet
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- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】この発明は、紙葉類を振動出力により搬送処理
する振動搬送構造に設けて、搬送ベルトや搬送ローラ等
の搬送回転体のない簡易構成の紙葉類搬送装置を提供す
る。 【解決手段】この発明は、紙葉類を搬送ラインに沿って
搬送処理する紙葉類搬送装置であって、振動出力を紙葉
類搬送方向に設定し紙葉類に搬送力を付与する振動素子
と、該振動素子と対向する側から紙葉類を搬送ラインに
押圧する押圧部材とを前記搬送ラインに沿って配設した
ことを特徴とする。
する振動搬送構造に設けて、搬送ベルトや搬送ローラ等
の搬送回転体のない簡易構成の紙葉類搬送装置を提供す
る。 【解決手段】この発明は、紙葉類を搬送ラインに沿って
搬送処理する紙葉類搬送装置であって、振動出力を紙葉
類搬送方向に設定し紙葉類に搬送力を付与する振動素子
と、該振動素子と対向する側から紙葉類を搬送ラインに
押圧する押圧部材とを前記搬送ラインに沿って配設した
ことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば自動取引
機に内部構成されて紙幣等の紙葉類を搬送処理する紙葉
類搬送装置に関し、さらに詳しくは、紙葉類の搬送構造
を簡素化した紙葉類搬送装置に関する。
機に内部構成されて紙幣等の紙葉類を搬送処理する紙葉
類搬送装置に関し、さらに詳しくは、紙葉類の搬送構造
を簡素化した紙葉類搬送装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、紙葉類の搬送装置は、搬送ベル
ト、搬送ローラ等の搬送回転体および搬送ガイド部材を
組合わせて、図５に示すように、紙葉類５１を一枚ずつ
挟持搬送する紙葉類搬送路５２を構成している。
ト、搬送ローラ等の搬送回転体および搬送ガイド部材を
組合わせて、図５に示すように、紙葉類５１を一枚ずつ
挟持搬送する紙葉類搬送路５２を構成している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の紙葉
類搬送路を２通路に分岐した場合、これら搬送回転体や
搬送ガイド部材の配置関係から、２通路が相互に干渉し
ない間隔をとって配置する必要があるため、大きな配置
スペースを要して装置が大型化していた。ことに、分岐
通路の配設位置が紙葉類の厚さ方向に限定されるため、
搬送路は重合状態となって通路の形成に制約を受け、装
置の大型化が余儀なくされていた。
類搬送路を２通路に分岐した場合、これら搬送回転体や
搬送ガイド部材の配置関係から、２通路が相互に干渉し
ない間隔をとって配置する必要があるため、大きな配置
スペースを要して装置が大型化していた。ことに、分岐
通路の配設位置が紙葉類の厚さ方向に限定されるため、
搬送路は重合状態となって通路の形成に制約を受け、装
置の大型化が余儀なくされていた。
【０００４】また、このような搬送構造では、紙詰りの
原因となる搬送途中での紙葉類のスキュ（傾き）を調整
できず、さらに紙葉類先端側と後端側を方向変換させる
際は、方向変換搬送路を要して搬送装置が一層大型化
し、コスト高となる問題を有していた。
原因となる搬送途中での紙葉類のスキュ（傾き）を調整
できず、さらに紙葉類先端側と後端側を方向変換させる
際は、方向変換搬送路を要して搬送装置が一層大型化
し、コスト高となる問題を有していた。
【０００５】そこでこの発明は、振動出力により紙葉類
を搬送処理する振動構造に設けて、搬送ベルトや搬送ロ
ーラ等の搬送回転体のない簡易構成の紙葉類搬送装置の
提供を目的とする。
を搬送処理する振動構造に設けて、搬送ベルトや搬送ロ
ーラ等の搬送回転体のない簡易構成の紙葉類搬送装置の
提供を目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項１記載
の発明は、紙葉類を搬送ラインに沿って搬送処理する紙
葉類搬送装置であって、振動出力を紙葉類搬送方向に設
定し紙葉類に搬送力を付与する振動素子と、該振動素子
と対向する側から紙葉類を搬送ラインに押圧する押圧部
材とを前記搬送ラインに沿って配設した紙葉類搬送装置
であることを特徴とする。
の発明は、紙葉類を搬送ラインに沿って搬送処理する紙
葉類搬送装置であって、振動出力を紙葉類搬送方向に設
定し紙葉類に搬送力を付与する振動素子と、該振動素子
と対向する側から紙葉類を搬送ラインに押圧する押圧部
材とを前記搬送ラインに沿って配設した紙葉類搬送装置
であることを特徴とする。
【０００７】この発明の請求項２記載の発明は、紙葉類
を搬送ラインに沿って搬送処理する紙葉類搬送装置であ
って、振動出力を紙葉類搬送方向に設定し紙葉類に搬送
力を付与する振動素子と、該振動素子と対向する側から
紙葉類を搬送ラインに押圧する押圧部材と前記搬送ライ
ンに沿って配設し、上記振動素子の搬送幅方向の出力を
調整制御する制御手段を備えた紙葉類搬送装置であるこ
とを特徴とする。
を搬送ラインに沿って搬送処理する紙葉類搬送装置であ
って、振動出力を紙葉類搬送方向に設定し紙葉類に搬送
力を付与する振動素子と、該振動素子と対向する側から
紙葉類を搬送ラインに押圧する押圧部材と前記搬送ライ
ンに沿って配設し、上記振動素子の搬送幅方向の出力を
調整制御する制御手段を備えた紙葉類搬送装置であるこ
とを特徴とする。
【０００８】この発明の請求項３記載の発明は、紙葉類
を搬送ラインに沿って搬送処理する紙葉類搬送装置であ
って、振動出力を紙葉類搬送方向に設定し紙葉類に搬送
力を付与する振動素子を、平面上で紙葉類を回転許容さ
せる該平面上の回転対応位置に環状配設した紙葉類搬送
装置であることを特徴とする。
を搬送ラインに沿って搬送処理する紙葉類搬送装置であ
って、振動出力を紙葉類搬送方向に設定し紙葉類に搬送
力を付与する振動素子を、平面上で紙葉類を回転許容さ
せる該平面上の回転対応位置に環状配設した紙葉類搬送
装置であることを特徴とする。
【０００９】
【作用】この発明によれば、紙葉類を搬送処理する場
合、この紙葉類は搬送ラインに沿って配設された振動素
子の振動出力と押圧部材の押圧とにより、予め設定され
た搬送方向に搬送される。また、搬送途中で紙葉類がス
キュを起こした場合は、制御手段が搬送幅方向の振動素
子の出力を調整制御して、搬送途中で紙葉類のスキュを
調整する。さらに、紙葉類を方向変換させる場合は、平
面上の回転対応位置に環状配設した振動素子を駆動する
ことにより紙葉類を回転させて方向変換する。
合、この紙葉類は搬送ラインに沿って配設された振動素
子の振動出力と押圧部材の押圧とにより、予め設定され
た搬送方向に搬送される。また、搬送途中で紙葉類がス
キュを起こした場合は、制御手段が搬送幅方向の振動素
子の出力を調整制御して、搬送途中で紙葉類のスキュを
調整する。さらに、紙葉類を方向変換させる場合は、平
面上の回転対応位置に環状配設した振動素子を駆動する
ことにより紙葉類を回転させて方向変換する。
【００１０】
【発明の効果】このように、紙葉類の搬送ラインを振動
素子を用いて構成できるため、この搬送路を分岐する場
合に、平面方向に分岐構成することができ、この結果、
現状のような搬送回転体が不要となり、搬送路の配置ス
ペースを小さく設定して装置の小型化を図ることができ
る。また、振動素子の出力を制御して紙葉類の搬送速度
を調整できるため、搬送途中で紙葉類のスキュを修正で
き、それゆえ紙葉類の紙詰りを未然に防止することがで
きる。さらに、振動素子の配置方向を平面上で環状に設
けることで、紙葉類を平面上で回転させて容易に方向変
換することができ、大型でコスト高となる方向変換搬送
路が不要となる。
素子を用いて構成できるため、この搬送路を分岐する場
合に、平面方向に分岐構成することができ、この結果、
現状のような搬送回転体が不要となり、搬送路の配置ス
ペースを小さく設定して装置の小型化を図ることができ
る。また、振動素子の出力を制御して紙葉類の搬送速度
を調整できるため、搬送途中で紙葉類のスキュを修正で
き、それゆえ紙葉類の紙詰りを未然に防止することがで
きる。さらに、振動素子の配置方向を平面上で環状に設
けることで、紙葉類を平面上で回転させて容易に方向変
換することができ、大型でコスト高となる方向変換搬送
路が不要となる。
【００１１】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図１は紙幣の超音波搬送装置を示し、この紙幣
の超音波搬送装置１１は、第１縦搬送ラインＬ1 と、第
２縦搬送ラインＬ2 と、紙幣１２を第１縦搬送ラインＬ
1から第２縦搬送ラインＬ2 に分岐搬送するための横搬
送ラインＬ3 とから構成される。
述する。図１は紙幣の超音波搬送装置を示し、この紙幣
の超音波搬送装置１１は、第１縦搬送ラインＬ1 と、第
２縦搬送ラインＬ2 と、紙幣１２を第１縦搬送ラインＬ
1から第２縦搬送ラインＬ2 に分岐搬送するための横搬
送ラインＬ3 とから構成される。
【００１２】上述の第１縦搬送ラインＬ1 と第２縦搬送
ラインＬ2 は平行して設けられ、これらラインＬ1 ，Ｌ
2 は、横長の平面状態で搬送される紙幣１２と対応する
左右対応位置に、超音波駆動素子１３ａ，１３ｂを搬送
方向に沿ってレール状に敷設し、このレール状の超音波
駆動素子１３ａ，１３ｂと対応する上部位置に紙幣搬送
ガイド用の搬送用タッチ球１４ａ，１４ｂ…を一定間隔
毎に対設して構成している。
ラインＬ2 は平行して設けられ、これらラインＬ1 ，Ｌ
2 は、横長の平面状態で搬送される紙幣１２と対応する
左右対応位置に、超音波駆動素子１３ａ，１３ｂを搬送
方向に沿ってレール状に敷設し、このレール状の超音波
駆動素子１３ａ，１３ｂと対応する上部位置に紙幣搬送
ガイド用の搬送用タッチ球１４ａ，１４ｂ…を一定間隔
毎に対設して構成している。
【００１３】この場合、超音波駆動素子１３ａ，１３ｂ
は、この上面に導かれる紙幣１２と平面対応して超音波
推進力を付与し、また超音波駆動素子１３ａ，１３ｂの
上面に超音波推進に適した対向間隔を離して搬送用タッ
チ球１４ａ，１４ｂを対設している。
は、この上面に導かれる紙幣１２と平面対応して超音波
推進力を付与し、また超音波駆動素子１３ａ，１３ｂの
上面に超音波推進に適した対向間隔を離して搬送用タッ
チ球１４ａ，１４ｂを対設している。
【００１４】このため、ここに導かれた紙幣１２は左右
一対の超音波駆動素子１３ａ，１３ｂの超音波推進力を
受け、また搬送用タッチ球１４ａ，１４ｂの推進ガイド
作用を受けて挟持状態に超音波駆動されて縦方向に搬送
される。
一対の超音波駆動素子１３ａ，１３ｂの超音波推進力を
受け、また搬送用タッチ球１４ａ，１４ｂの推進ガイド
作用を受けて挟持状態に超音波駆動されて縦方向に搬送
される。
【００１５】横搬送ラインＬ3 は、平行する第１縦搬送
ラインＬ1 と第２縦搬送ラインＬ2との直交方向に一定
間隔毎に敷設した超音波駆動素子１３ｃ…と、この上部
位置にそれぞれ対応する紙幣搬送ガイド用の搬送用タッ
チ球１４ｃ…を対設して構成している。そして、ここに
導かれた紙幣１２を超音波駆動素子１３ｃと搬送用タッ
チ球１４ｃとで挟持状態に超音波駆動して横方向に搬送
する。
ラインＬ1 と第２縦搬送ラインＬ2との直交方向に一定
間隔毎に敷設した超音波駆動素子１３ｃ…と、この上部
位置にそれぞれ対応する紙幣搬送ガイド用の搬送用タッ
チ球１４ｃ…を対設して構成している。そして、ここに
導かれた紙幣１２を超音波駆動素子１３ｃと搬送用タッ
チ球１４ｃとで挟持状態に超音波駆動して横方向に搬送
する。
【００１６】このように、縦搬送ラインＬ1 ，Ｌ2 およ
び横搬送ラインＬ3 は、その搬送駆動源に超音波駆動素
子１３ａ，１３ｂ，１３ｃを用いて超音波駆動すること
により、平面的な紙幣の搬送に適した平面搬送構造とな
り、特に、この搬送ラインを縦横に分岐構成する場合
に、平面方向に分岐できるため、現状のような搬送回転
体が不要となり、搬送路の配置スペースを小さく設定し
て装置の薄型化および小型化を図ることができる。
び横搬送ラインＬ3 は、その搬送駆動源に超音波駆動素
子１３ａ，１３ｂ，１３ｃを用いて超音波駆動すること
により、平面的な紙幣の搬送に適した平面搬送構造とな
り、特に、この搬送ラインを縦横に分岐構成する場合
に、平面方向に分岐できるため、現状のような搬送回転
体が不要となり、搬送路の配置スペースを小さく設定し
て装置の薄型化および小型化を図ることができる。
【００１７】図２は紙幣の超音波搬送装置の制御回路ブ
ロック図を示し、ＣＰＵ２１はＲＯＭ２２に格納された
プログラムに沿って各回路装置を制御し、その制御デー
タをＲＡＭ２３で読出し可能に記憶する。
ロック図を示し、ＣＰＵ２１はＲＯＭ２２に格納された
プログラムに沿って各回路装置を制御し、その制御デー
タをＲＡＭ２３で読出し可能に記憶する。
【００１８】スキュ検知センサＳは、図３にも示すよう
に、縦搬送ラインＬ1 ，Ｌ2 に装備され、この縦搬送ラ
インの両側に平行する左右の超音波駆動素子１３ａ，１
３ｂ上を通過する紙幣１２のスキュ度合いを検知する。
に、縦搬送ラインＬ1 ，Ｌ2 に装備され、この縦搬送ラ
インの両側に平行する左右の超音波駆動素子１３ａ，１
３ｂ上を通過する紙幣１２のスキュ度合いを検知する。
【００１９】第１縦搬送ライン駆動装置２４は、第１縦
搬送ラインＬ1 の超音波駆動素子１３ａ，１３ｂを駆動
して紙幣１２を縦方向に搬送する推進力を付与し、さら
に左右の超音波駆動素子１３ａ，１３ｂに対する超音波
出力を個別に調整することにより、紙幣１２の左右の搬
送速度を異ならせて、搬送しながら紙幣１２のスキュ調
整をできるようにしている。
搬送ラインＬ1 の超音波駆動素子１３ａ，１３ｂを駆動
して紙幣１２を縦方向に搬送する推進力を付与し、さら
に左右の超音波駆動素子１３ａ，１３ｂに対する超音波
出力を個別に調整することにより、紙幣１２の左右の搬
送速度を異ならせて、搬送しながら紙幣１２のスキュ調
整をできるようにしている。
【００２０】第２縦搬送ライン駆動装置２５は、第２縦
搬送ラインＬ2 の超音波駆動素子１３ａ，１３ｂを駆動
して紙幣１２を縦方向に搬送する推進力を付与し、既述
した第１縦搬送ライン駆動装置２４と同様な働きをす
る。
搬送ラインＬ2 の超音波駆動素子１３ａ，１３ｂを駆動
して紙幣１２を縦方向に搬送する推進力を付与し、既述
した第１縦搬送ライン駆動装置２４と同様な働きをす
る。
【００２１】横搬送ライン駆動装置２６は、横搬送ライ
ンＬ3 の超音波駆動素子１３ｃを駆動して紙幣１２を横
方向に搬送するものであって、第１縦搬送ラインＬ1 上
に搬送されてきた紙幣１２が横搬送ラインＬ3 と対応し
たときに、この第１縦搬送ラインＬ1 から第２縦搬送ラ
インＬ2 へと横方向に分岐搬送する振分け機能を有して
いる。
ンＬ3 の超音波駆動素子１３ｃを駆動して紙幣１２を横
方向に搬送するものであって、第１縦搬送ラインＬ1 上
に搬送されてきた紙幣１２が横搬送ラインＬ3 と対応し
たときに、この第１縦搬送ラインＬ1 から第２縦搬送ラ
インＬ2 へと横方向に分岐搬送する振分け機能を有して
いる。
【００２２】図４は紙幣を方向変換させる超音波搬送装
置を示し、これは平面上で紙幣１２を回転許容させる該
平面上の回転対応位置に超音波出力を紙幣回転方向に設
定した超音波駆動素子１３ｄ…を環状配設してなる環状
搬送ラインＬ4 を構成し、この環状配設により、ここに
導かれた紙幣１２は該ラインＬ4 上の超音波駆動素子１
３ｄ…の環状方向に働く超音波出力を受けて例えば１８
０°回転して方向変換される。
置を示し、これは平面上で紙幣１２を回転許容させる該
平面上の回転対応位置に超音波出力を紙幣回転方向に設
定した超音波駆動素子１３ｄ…を環状配設してなる環状
搬送ラインＬ4 を構成し、この環状配設により、ここに
導かれた紙幣１２は該ラインＬ4 上の超音波駆動素子１
３ｄ…の環状方向に働く超音波出力を受けて例えば１８
０°回転して方向変換される。
【００２３】このように構成された紙幣の超音波搬送装
置１１は、図１に示すように、第１縦搬送ラインＬ1 に
紙幣１２が導かれると、この紙幣１２は両側に平行する
レール状の超音波駆動素子１３ａ，１３ｂの超音波出力
によって縦方向の推進力が付与されて一定速度で前進す
る。
置１１は、図１に示すように、第１縦搬送ラインＬ1 に
紙幣１２が導かれると、この紙幣１２は両側に平行する
レール状の超音波駆動素子１３ａ，１３ｂの超音波出力
によって縦方向の推進力が付与されて一定速度で前進す
る。
【００２４】このとき、横搬送ラインＬ3 との対応位置
で第２縦搬送ラインＬ2 側に分岐搬送させる際は、第１
縦搬送ラインＬ1 の超音波出力を停止して縦方向の送り
を止めた後、横搬送ラインＬ3 の超音波駆動素子１３ｃ
を出力して、横方向の送りに切換える。これにより、紙
幣１２は同一面上で横方向に分岐搬送されて、第２縦搬
送ラインＬ2 の位置に導かれ、この第２縦搬送ラインＬ
2 の位置に達すると、横搬送ラインＬ3 の送りを止めて
第２縦搬送ラインＬ2 を駆動することにより、紙幣１２
は第２縦搬送ラインＬ2 の超音波駆動素子１３ａ，１３
ｂの超音波出力を受けて縦方向に再び前進する。このよ
うにして、紙幣１２は平面上を縦横に搬送されて、所定
位置へと導かれる。
で第２縦搬送ラインＬ2 側に分岐搬送させる際は、第１
縦搬送ラインＬ1 の超音波出力を停止して縦方向の送り
を止めた後、横搬送ラインＬ3 の超音波駆動素子１３ｃ
を出力して、横方向の送りに切換える。これにより、紙
幣１２は同一面上で横方向に分岐搬送されて、第２縦搬
送ラインＬ2 の位置に導かれ、この第２縦搬送ラインＬ
2 の位置に達すると、横搬送ラインＬ3 の送りを止めて
第２縦搬送ラインＬ2 を駆動することにより、紙幣１２
は第２縦搬送ラインＬ2 の超音波駆動素子１３ａ，１３
ｂの超音波出力を受けて縦方向に再び前進する。このよ
うにして、紙幣１２は平面上を縦横に搬送されて、所定
位置へと導かれる。
【００２５】また、図３に示すように、スキュ検知セン
サＳが搬送途中で紙幣１２がスキュを起こしたことを検
知すると、ＣＰＵ２１が両側の超音波駆動素子１３ａ，
１３ｂの超音波出力を調整して、紙幣左右位置の搬送速
度を調整し、搬送途中で紙幣１２のスキュを復旧させな
がら搬送する。
サＳが搬送途中で紙幣１２がスキュを起こしたことを検
知すると、ＣＰＵ２１が両側の超音波駆動素子１３ａ，
１３ｂの超音波出力を調整して、紙幣左右位置の搬送速
度を調整し、搬送途中で紙幣１２のスキュを復旧させな
がら搬送する。
【００２６】さらに、図４に示すように、紙幣１２を環
状搬送ラインＬ4 の位置に導いた場合は、このラインの
超音波駆動素子１３ｄ…を駆動することにより、紙幣１
２を平面対応状態のまま回転させて所定の向きに方向変
換させる。
状搬送ラインＬ4 の位置に導いた場合は、このラインの
超音波駆動素子１３ｄ…を駆動することにより、紙幣１
２を平面対応状態のまま回転させて所定の向きに方向変
換させる。
【００２７】上述のように、紙幣の搬送ラインを超音波
駆動素子を用いて平面的に構成できるため、この搬送ラ
インを分岐する場合に、平面方向に分岐構成することが
でき、この結果、現状のような搬送回転体が不要とな
り、搬送ラインの配置スペースを小さく設定して装置の
薄型化および小型化を図ることができる。また、超音波
駆動素子の出力を制御して紙幣の搬送速度を調整できる
ため、搬送途中で紙幣のスキュを修正しながら搬送で
き、それゆえ紙幣の紙詰りを未然に防止することができ
る。さらに、超音波駆動素子の配置方向を平面上で環状
に設けると、紙幣を平面上で回転させて方向変換するこ
とができ、大型化やコスト高の原因となる方向変換搬送
路が不要となる。
駆動素子を用いて平面的に構成できるため、この搬送ラ
インを分岐する場合に、平面方向に分岐構成することが
でき、この結果、現状のような搬送回転体が不要とな
り、搬送ラインの配置スペースを小さく設定して装置の
薄型化および小型化を図ることができる。また、超音波
駆動素子の出力を制御して紙幣の搬送速度を調整できる
ため、搬送途中で紙幣のスキュを修正しながら搬送で
き、それゆえ紙幣の紙詰りを未然に防止することができ
る。さらに、超音波駆動素子の配置方向を平面上で環状
に設けると、紙幣を平面上で回転させて方向変換するこ
とができ、大型化やコスト高の原因となる方向変換搬送
路が不要となる。
【００２８】この発明と、上述の一実施例の構成との対
応において、この発明の紙葉類搬送装置は、実施例の紙
幣の超音波搬送装置１１に対応し、以下同様に、紙葉類
は、紙幣１２に対応し、搬送ラインは、第１縦搬送ライ
ンＬ1 と、第２縦搬送ラインＬ2 と、横搬送ラインＬ3
と、環状搬送ラインＬ4 とに対応し、押圧部材は、搬送
用タッチ球１４ａ，１４ｂ，１４ｃに対応し、制御手段
は、ＣＰＵ２１に対応するも、この発明は上述の一実施
例の構成のみに限定されるものではない。
応において、この発明の紙葉類搬送装置は、実施例の紙
幣の超音波搬送装置１１に対応し、以下同様に、紙葉類
は、紙幣１２に対応し、搬送ラインは、第１縦搬送ライ
ンＬ1 と、第２縦搬送ラインＬ2 と、横搬送ラインＬ3
と、環状搬送ラインＬ4 とに対応し、押圧部材は、搬送
用タッチ球１４ａ，１４ｂ，１４ｃに対応し、制御手段
は、ＣＰＵ２１に対応するも、この発明は上述の一実施
例の構成のみに限定されるものではない。
【図１】 超音波搬送装置を示す概略説明図。
【図２】 超音波搬送装置を示す制御回路ブロック図。
【図３】 超音波搬送装置のスキュ修正状態を示す要部
説明図。
説明図。
【図４】 紙幣を方向変換させる超音波搬送装置の動作
状態を示す説明図。
状態を示す説明図。
【図５】 従来の紙葉類の搬送装置を示す概略説明図。
１１…紙幣の超音波搬送装置 １２…紙 幣 １３ａ，１３ｂ，１３ｃ，１３ｄ…超音波駆動素子 ｆ１４ａ，１４ｂ，１４ｃ…搬送用タッチ球 Ｌ1 ，Ｌ2 ，Ｌ3 ，Ｌ4 …搬送ライン ２１…ＣＰＵ
Claims (3)
- 【請求項１】紙葉類を搬送ラインに沿って搬送処理する
紙葉類搬送装置であって、振動出力を紙葉類搬送方向に
設定し紙葉類に搬送力を付与する振動素子と、該振動素
子と対向する側から紙葉類を搬送ラインに押圧する押圧
部材とを前記搬送ラインに沿って配設した紙葉類搬送装
置。 - 【請求項２】紙葉類を搬送ラインに沿って搬送処理する
紙葉類搬送装置であって、振動出力を紙葉類搬送方向に
設定し紙葉類に搬送力を付与する振動素子と、該振動素
子と対向する側から紙葉類を搬送ラインに押圧する押圧
部材と前記搬送ラインに沿って配設し、上記振動素子の
搬送幅方向の出力を調整制御する制御手段を備えた紙葉
類搬送装置。 - 【請求項３】紙葉類を搬送ラインに沿って搬送処理する
紙葉類搬送装置であって、振動出力を紙葉類搬送方向に
設定し紙葉類に搬送力を付与する振動素子を、平面上で
紙葉類を回転許容させる該平面上の回転対応位置に環状
配設した紙葉類搬送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9037063A JPH09183532A (ja) | 1997-02-04 | 1997-02-04 | 紙葉類搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9037063A JPH09183532A (ja) | 1997-02-04 | 1997-02-04 | 紙葉類搬送装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09183532A true JPH09183532A (ja) | 1997-07-15 |
Family
ID=12487107
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9037063A Pending JPH09183532A (ja) | 1997-02-04 | 1997-02-04 | 紙葉類搬送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09183532A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8065801B2 (en) | 2005-02-11 | 2011-11-29 | The Procter & Gamble Company | Electric razor assembly |
-
1997
- 1997-02-04 JP JP9037063A patent/JPH09183532A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8065801B2 (en) | 2005-02-11 | 2011-11-29 | The Procter & Gamble Company | Electric razor assembly |
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