JPH0613965Y2 - ストライカ用タッピングプレートの取付構造 - Google Patents

ストライカ用タッピングプレートの取付構造

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JPH0613965Y2
JPH0613965Y2 JP2460389U JP2460389U JPH0613965Y2 JP H0613965 Y2 JPH0613965 Y2 JP H0613965Y2 JP 2460389 U JP2460389 U JP 2460389U JP 2460389 U JP2460389 U JP 2460389U JP H0613965 Y2 JPH0613965 Y2 JP H0613965Y2
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JP
Japan
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tapping plate
striker
claws
reinforcement
tapping
Prior art date
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Application number
JP2460389U
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JPH02115865U (ja
Inventor
喜宣 原
春芳 田戸
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日産車体株式会社
日本プレス工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、ストライカを固定するためにパネル材に保
持されるストライカ用タッピングプレートの取付構造に
関するものである。
従来の技術 自動車のドア側に設けられたラッチは、ドア閉時におい
て車体側に設けられたストライカと噛合するようになっ
ているが、このストライカが車体側のパネル材に保持さ
れたタッピングプレートに取り付けられる構造のものが
ある。
このタッピングプレートの取付構造の一例を第5図によ
って説明すると、1はフェンダパネル内面に取り付けら
れるレインフォースを示し、このレインフォース1の裏
面側(第5図表面側)1aには爪2,3が切り起こさ
れ、この爪2,3によってタッピングプレート4がレイ
ンフォース1上に押さえ付けられた状態で取り付けられ
ている。
ここで、上記レインフォース1にはセット穴5が形成さ
れ、このセット穴5の中心とタッピングプレート4のス
トライカ取付穴6の中心とが一致するように、上記爪2
とタッピングプレート4とがスポット溶接されている。
ここで、爪2の立ち上がり部分には細幅部7が形成さ
れ、外力が加わると、爪2が細幅部7で変形して変位す
るので、上記ストライカ取付穴6とセット穴5との各中
心がずれた状態で溶接された後であってもタッピングプ
レート4のずれを修正し、ストライカを適正な位置に移
動調整できる(この構造は1987年12月社団法人発
明協会発行発明協会公開技報第87−16018号に示
されている)。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来のタッピングプレートの取付構
造にあっては、タッピングプレート4とレインフォース
1の爪2とをスポット溶接する工程が必要なためコスト
アップにつながるという問題がある。
これに対し、スポット溶接によらずに爪2,3あるいは
更に他の爪を追加して爪のみによってタッピングプレー
ト4を保持することも考えられるが、ストライカ取付部
にはタッピングプレート4が下限位置に下がってしま
い、その都度タッピングプレート4を持ち上げる作業
(以下掘り出し作業という)とこの際のゲージによる位
置決め作業が必要となり作業性が悪いという問題があ
る。
そこで、この考案は、パネル材に対してタッピングプレ
ートが低コストで取り付けられ、かつストライカ取付時
の位置決め精度の一定化とストライカ取付後の調整作業
の廃止を実現することができるストライカ用タッピング
プレートの取付構造を提供するものである。
課題を解決するための手段 パネル材に保持されストライカが固定されるストライカ
用タッピングプレートの取付構造である。
パネル材にはタッピングプレートの縁部を保持可能な爪
が複数形成され、上記爪とタッピングプレートには互い
に係合する凸部と凹部とがプレス加工により形成されて
いる。
作用 複数の爪によって保持されたタッピングプレートは、爪
とタッピングプレートに設けられた互いに係合する凸部
と凹部とによりパネル材の適正な位置に保持され、タッ
ピングプレートにストライカを取り付けた後の調整作業
をほとんど必要のないものとする。
実施例 以下、この考案の一実施例を図面と共に説明する。
第1〜4図において、8はパネル材としてのレインフォ
ースを示し、このレインフォース8は図示しないセンタ
ーピラーの内部に取り付けられている。
上記レインフォース8の表面側(第1図において裏面
側)8aにはピラーアウタパネル9が配置されるように
なっていて、このピラーアウタパネル9には、ストライ
カ用の穴10(第1図鎖線で示す)が形成されている。
一方、レインフォース8の裏面側(第1図において表面
側)8bには爪11,12,13がレインフォース8の
成形と同時にあるいは別の工程にてプレス成形により切
り起こし加工されている。尚、上記爪11,12,13
の切り起こし加工の際には、同時に前記ピラーアウタパ
ネル9の穴10を露出させるべくセット用穴14(第1
図に破線で示す)が打ち抜き加工される。
そして、上記爪11,12,13によってタッピングプ
レート15がレインフォース8の裏面側8bに押さえ付
けられて保持されている。
具体的には、タッピングプレート15は一側縁に突出部
15aが形成され、他側縁には凹設部15bが形成され
たもので、上記突出部15aが爪11によって押さえら
れ、凹設部15bの両側縁が爪12,13によって押さ
えられている。
そして、タッピングプレート15には、ストライカ取付
穴16が2箇所形成され、このストライカ取付穴16の
中心がレインフォース8のセット用穴14及びピラーア
ウタパネル9の穴10の中心に一致するようにタッピン
グプレート15が位置合わせされ、この状態で各爪1
1,12,13がプレスポンチ17によりかしめられて
いる。
したがって、爪11,12,13には各々下面に凸部1
8が形成され、対応するタッピングプレート15には凹
部19が形成されることになる。尚、タッピングプレー
ト15側からかしめ加工してタッピングプレート15側
に凸部を爪11,12,13側に凹部を形成しても良
い。
上記実施例の取付構造によれば、タッピングプレート1
5は、爪11,12,13の凸部18がタッピングプレ
ート15の凹部19に係合することによってレインフォ
ース8に対して位置決めされ、かつ移動しないためタッ
ピングプレート15の掘り出し作業が必要なく、熟練も
要さずタッピングプレート15を定位置に保持でき、ス
トライカを定位置に取り付けることができる。
また、完成車両におけるストライカの取付位置傾向が第
4図に示す状態と仮定した場合、レインフォース8にタ
ッピングプレート15を取り付ける部品段階において、
第4図に示す関係(ピラーアウタパネル9の穴10とタ
ッピングプレート15のストライカ取付穴16との位置
関係)になる様にタッピングプレート15をかしめ加工
するため、完成車両と同じ傾向の車体が連続して生産で
き、ストライカの取付位置は完成車両と同傾向となり、
ストライカの調整作業がほとんど必要なくなる。
また、位置決めゲージが廃止でき、位置決めゲージの取
扱い時において生ずる塗面の傷付きもなくなり外観品質
の向上も図れる。
一方、ストライカをタッピングプレート15に取り付け
後にストライカの調整が必要となる場合には、ストライ
カに外力を加えればタッピングプレート15の凹部19
と爪11,12,13の凸部18との係合が外れ、タッ
ピングプレート15、即ちストライカは容易に変位でき
る。
また、上記爪11,12,13及びタッピングプレート
15にプレスポンチ17によって行うかしめ加工は、爪
11,12,13の切り起こし加工と同様にプレス加工
ラインで行うことができるため、スポット溶接等により
タッピングプレート15を固定する場合に比較してコス
トダウンが図れる。
尚、この考案は上記実施例に限られるものではなく、ス
トライカが取り付けられるパネル材であれば、センター
ピラーのレインフォース以外のものにも適用できる。
考案の効果 以上説明してきたようにこの考案によれば、パネル材の
複数の爪とタッピングプレートとに形成された互いに係
合する凸部と凹部によってタッピングプレートがパネル
材の所定位置に保持させるため、掘り出し作業が必要な
く、熟練を要さず、ストライカを最適位置に取り付ける
ことができるという効果がある。
したがって、掘り出し作業時に用いられたゲージが廃止
でき、ゲージの取扱い時に生ずる塗面の傷付きが防止さ
れ、外観品質の向上が図れるという効果がある。
そして、前記凸部と凹部を形成する加工は、爪を形成す
るプレスライン等で行なわれるため、スポット溶接によ
り固定する従来に比較してコストダウンが図れるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の斜視図、第2図は第1図の
I−I線に沿う断面図、第3図はプレスポンチの先端部
分の側面図、第4図はピラーアウタパネルの部分平面
図、第5図は従来技術の第1図に相当する斜視図であ
る。 8……レインフォース(パネル材)、11,12,13
……爪、15……タッピングプレート、18……凸部、
19……凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パネル材に保持されストライカが固定され
    るストライカ用タッピングプレートの取付構造におい
    て、パネル材にはタッピングプレートの縁部を保持可能
    な爪が複数形成され、上記爪とタッピングプレートには
    互いに係合する凸部と凹部とがプレス加工により形成さ
    れていることを特徴とするストライカ用タッピングプレ
    ートの取付構造。
JP2460389U 1989-03-03 1989-03-03 ストライカ用タッピングプレートの取付構造 Expired - Lifetime JPH0613965Y2 (ja)

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JP2460389U JPH0613965Y2 (ja) 1989-03-03 1989-03-03 ストライカ用タッピングプレートの取付構造

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JP2460389U JPH0613965Y2 (ja) 1989-03-03 1989-03-03 ストライカ用タッピングプレートの取付構造

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Publication Number Publication Date
JPH02115865U JPH02115865U (ja) 1990-09-17
JPH0613965Y2 true JPH0613965Y2 (ja) 1994-04-13

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JPH02115865U (ja) 1990-09-17

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