JP3173886B2 - 自動車のドア構造及び組立方法 - Google Patents
自動車のドア構造及び組立方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、互いに分割して形成さ
れたドアインナパネルの略中央部を形成する主パネル部
と該主パネル部の外周に位置する外周パネル部とをそれ
らの周縁部で接合してドアインナパネルを形成して成る
自動車のドア構造およびドア組立方法に関する。
れたドアインナパネルの略中央部を形成する主パネル部
と該主パネル部の外周に位置する外周パネル部とをそれ
らの周縁部で接合してドアインナパネルを形成して成る
自動車のドア構造およびドア組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のドアは、ドアアウタパネルと、
ドアインナパネルと、ドアに組み付けられるラッチ装
置、レギユレータ装置等の各種装置とを備えて成る。か
かるドアの構造としては、例えば実開昭62−1851
26号公報に記載されている様なドアインナパネルにド
ア機能部品の支持部を形成し、ドアアウタパネルに上記
ドア機能部品の逃げ用孔を形成し、ドア機能部品をドア
アウタパネルの逃げ用孔に整合させた状態でドアアウタ
パネルをドアインナパネルに着脱自在に取り付ける構造
等種々の構造が提案されている。
ドアインナパネルと、ドアに組み付けられるラッチ装
置、レギユレータ装置等の各種装置とを備えて成る。か
かるドアの構造としては、例えば実開昭62−1851
26号公報に記載されている様なドアインナパネルにド
ア機能部品の支持部を形成し、ドアアウタパネルに上記
ドア機能部品の逃げ用孔を形成し、ドア機能部品をドア
アウタパネルの逃げ用孔に整合させた状態でドアアウタ
パネルをドアインナパネルに着脱自在に取り付ける構造
等種々の構造が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動車のド
アを組み立てるに当たっては、例えばドアインナパネル
をドアインナパネルの略中央部を形成する主パネル部と
該主パネル部の外周に位置する外周パネル部とに分割
し、上記主パネル部にドアに組み付けられる各種装置を
予め組み付けてユニット化し、このユニット化された主
パネルユニットを組付マシンによりあるいは人手により
外周パネル部に組み付けるドア組立方法が考えられる。
また、その様なドア組立方法を採用するに当たっては、
上記主パネル部に予め組み付けられた各種装置の内のい
ずれか例えばラッチ装置が本来外周パネル部の裏側に位
置するものであり従って主パネル部の外周よりも外側に
張り出して組み付けられている場合、上記主パネルユニ
ットを外周パネル部に向けて垂直につまり車幅方向に前
進させて外周パネル部に組み付けようとしても上記外周
よりも外側に張り出したラッチ装置が外周パネル部と干
渉して組み付けることができず、従って上記主パネルユ
ニットを平行につまり主パネル部の面に沿って移動させ
て組み付ける方法が考えられる。
アを組み立てるに当たっては、例えばドアインナパネル
をドアインナパネルの略中央部を形成する主パネル部と
該主パネル部の外周に位置する外周パネル部とに分割
し、上記主パネル部にドアに組み付けられる各種装置を
予め組み付けてユニット化し、このユニット化された主
パネルユニットを組付マシンによりあるいは人手により
外周パネル部に組み付けるドア組立方法が考えられる。
また、その様なドア組立方法を採用するに当たっては、
上記主パネル部に予め組み付けられた各種装置の内のい
ずれか例えばラッチ装置が本来外周パネル部の裏側に位
置するものであり従って主パネル部の外周よりも外側に
張り出して組み付けられている場合、上記主パネルユニ
ットを外周パネル部に向けて垂直につまり車幅方向に前
進させて外周パネル部に組み付けようとしても上記外周
よりも外側に張り出したラッチ装置が外周パネル部と干
渉して組み付けることができず、従って上記主パネルユ
ニットを平行につまり主パネル部の面に沿って移動させ
て組み付ける方法が考えられる。
【0004】しかるに、上記の様にドアインナパネルを
主パネル部と外周パネル部とに分割し、主パネル部に各
種装置を予め組み付けて主パネルユニットを形成し、こ
の主パネルユニットを組付マシンや人手により主パネル
部の面に沿って移動させて外周パネル部に組み付ける場
合、どのようにして組付精度を高めるかが問題となり、
従って主パネル部をその面に沿って移動させた場合自動
的に組付位置誤差が修正されて主パネル部が適正位置に
位置決めされるような組立方法が要請される。
主パネル部と外周パネル部とに分割し、主パネル部に各
種装置を予め組み付けて主パネルユニットを形成し、こ
の主パネルユニットを組付マシンや人手により主パネル
部の面に沿って移動させて外周パネル部に組み付ける場
合、どのようにして組付精度を高めるかが問題となり、
従って主パネル部をその面に沿って移動させた場合自動
的に組付位置誤差が修正されて主パネル部が適正位置に
位置決めされるような組立方法が要請される。
【0005】また、自動車のドア構造においては、上記
組立ての際の主パネル部の組付位置誤差の自動修正やド
アインナパネルを主パネル部と外周パネル部とに分割し
た場合の各パネル部周縁部の剛性向上を図ることのでき
るドア構造が要請される。
組立ての際の主パネル部の組付位置誤差の自動修正やド
アインナパネルを主パネル部と外周パネル部とに分割し
た場合の各パネル部周縁部の剛性向上を図ることのでき
るドア構造が要請される。
【0006】本発明の目的は、上記事情に鑑み、上記の
如きドア組立における主パネル部の組付位置誤差の自動
修正による適正位置への位置決めの容易化および主パネ
ル部と外周パネル部の周縁部の剛性向上を図ることので
きるドア構造を提供することにある。
如きドア組立における主パネル部の組付位置誤差の自動
修正による適正位置への位置決めの容易化および主パネ
ル部と外周パネル部の周縁部の剛性向上を図ることので
きるドア構造を提供することにある。
【0007】また、本発明の目的は、上記事情に鑑み、
上記の如きドア組立において主パネル部をその組付位置
誤差を自動修正して適正位置に位置決めすることができ
るドア組立方法を提供することにある。
上記の如きドア組立において主パネル部をその組付位置
誤差を自動修正して適正位置に位置決めすることができ
るドア組立方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる自動車の
ドア構造は、上記目的を達成するために、ドアインナパ
ネルとドアアウタパネルとを備えて成る自動車のドア構
造であって、上記ドアインナパネルは、互いに分割して
形成されたドアインナパネルの略中央部を形成する主パ
ネル部と該主パネル部の外周に位置する外周パネル部と
をそれらの周縁部にそれぞれ形成された平坦部で接合し
て成り、両パネル部の周縁部には該平坦部よりも外周側
において車幅方向に相離反する方向に屈曲した屈曲ガイ
ド部が形成され、上記両パネル部のうち一方のパネル部
の周縁部に位置決めピンを立設し、他方のパネル部の周
縁部の上記位置決めピンに対応する位置に、上記周縁部
の平坦部から屈曲ガイド部にかけて外周に向かうほど幅
広とされた上記位置決めピンが嵌合するガイド穴が形成
されていることを特徴とする。
ドア構造は、上記目的を達成するために、ドアインナパ
ネルとドアアウタパネルとを備えて成る自動車のドア構
造であって、上記ドアインナパネルは、互いに分割して
形成されたドアインナパネルの略中央部を形成する主パ
ネル部と該主パネル部の外周に位置する外周パネル部と
をそれらの周縁部にそれぞれ形成された平坦部で接合し
て成り、両パネル部の周縁部には該平坦部よりも外周側
において車幅方向に相離反する方向に屈曲した屈曲ガイ
ド部が形成され、上記両パネル部のうち一方のパネル部
の周縁部に位置決めピンを立設し、他方のパネル部の周
縁部の上記位置決めピンに対応する位置に、上記周縁部
の平坦部から屈曲ガイド部にかけて外周に向かうほど幅
広とされた上記位置決めピンが嵌合するガイド穴が形成
されていることを特徴とする。
【0009】また、上記ドア構造においては、上記外周
パネル部をフロント部とロア及びリヤ部との2つに分割
し、上記主パネル部と上記ロア及びリヤ部とを1枚の板
材により同時にプレス成形し、その後上記板材から上記
主パネル部と上記ロア及びリヤ部とを切り離して形成す
ることができる。
パネル部をフロント部とロア及びリヤ部との2つに分割
し、上記主パネル部と上記ロア及びリヤ部とを1枚の板
材により同時にプレス成形し、その後上記板材から上記
主パネル部と上記ロア及びリヤ部とを切り離して形成す
ることができる。
【0010】また、上記ドア構造においては、上記ドア
インナパネルに該ドアインナパネルから車室内への水浸
入防止用のスクリーンを貼着し、該スクリーンを上記両
パネル部の接合部を覆う大きさにして該接合部の外側で
貼着することができる。
インナパネルに該ドアインナパネルから車室内への水浸
入防止用のスクリーンを貼着し、該スクリーンを上記両
パネル部の接合部を覆う大きさにして該接合部の外側で
貼着することができる。
【0011】
【作用および発明の効果】本発明に係る自動車のドア構
造は、上記の如く、互いに分割形成されたドアインナパ
ネルの主パネル部と外周パネル部の周縁部に車幅方向に
相離反する方向に屈曲した屈曲ガイド部が形成されてい
るので、該屈曲ガイド部がビード部として機能し、両パ
ネル部の周縁部の剛性向上が図られる。
造は、上記の如く、互いに分割形成されたドアインナパ
ネルの主パネル部と外周パネル部の周縁部に車幅方向に
相離反する方向に屈曲した屈曲ガイド部が形成されてい
るので、該屈曲ガイド部がビード部として機能し、両パ
ネル部の周縁部の剛性向上が図られる。
【0012】また、上記屈曲ガイド部は車幅方向に相離
反する方向に屈曲せしめられているので、主パネルユニ
ットを主パネル部の面方向に沿って例えば車体後方に向
けて移動させて外周パネル部に組み付ける際に、主パネ
ル部の後縁部の屈曲ガイド部と該後縁部と接合される外
周パネル部のリヤ部の前縁部の屈曲ガイド部とがさそい
込み部としてガイド機能を果し、主パネル部の外周パネ
ル部に対する車幅方向の位置がずれた状態で車体後方に
移動させても上記両屈曲ガイド部によってその車幅方向
の位置ずれが自動的に修正されて主パネル部の車幅方向
の適正位置決めがなされ、両周縁部の接合すべき平坦部
同志を正しく重合させることができる。
反する方向に屈曲せしめられているので、主パネルユニ
ットを主パネル部の面方向に沿って例えば車体後方に向
けて移動させて外周パネル部に組み付ける際に、主パネ
ル部の後縁部の屈曲ガイド部と該後縁部と接合される外
周パネル部のリヤ部の前縁部の屈曲ガイド部とがさそい
込み部としてガイド機能を果し、主パネル部の外周パネ
ル部に対する車幅方向の位置がずれた状態で車体後方に
移動させても上記両屈曲ガイド部によってその車幅方向
の位置ずれが自動的に修正されて主パネル部の車幅方向
の適正位置決めがなされ、両周縁部の接合すべき平坦部
同志を正しく重合させることができる。
【0013】上記屈曲ガイド部は主パネル部および外周
パネル部の全周縁部にあれば剛性向上の面では一番好ま
しいが、周縁部の一部にのみ設けることもでき、その場
合においては少なくとも屈曲ガイド部を設けた周縁部の
剛性向上が図られる。
パネル部の全周縁部にあれば剛性向上の面では一番好ま
しいが、周縁部の一部にのみ設けることもでき、その場
合においては少なくとも屈曲ガイド部を設けた周縁部の
剛性向上が図られる。
【0014】なお、周縁部の一部にのみ設ける場合は、
少なくとも屈曲ガイド部による上記車幅方向の自動位置
ずれ修正を必要とする部分、例えば上述の様に主パネル
ユニットを車体後方に向けて移動させる場合は主パネル
部の後縁部と該後縁部と接合される外周パネル部のリヤ
部の前縁部とに設ける必要がある。
少なくとも屈曲ガイド部による上記車幅方向の自動位置
ずれ修正を必要とする部分、例えば上述の様に主パネル
ユニットを車体後方に向けて移動させる場合は主パネル
部の後縁部と該後縁部と接合される外周パネル部のリヤ
部の前縁部とに設ける必要がある。
【0015】上記ドア構造において、上記の様に一方の
パネル部の周縁部に位置決めピンを立設し、他方のパネ
ル部の周縁部に平坦部から屈曲ガイド部にかけて外周に
向かうほど幅広としたガイド穴を形成することにより、
主パネル部のその面に沿った方向の位置ずれが自動修正
されて適正位置への位置決めが可能となる。
パネル部の周縁部に位置決めピンを立設し、他方のパネ
ル部の周縁部に平坦部から屈曲ガイド部にかけて外周に
向かうほど幅広としたガイド穴を形成することにより、
主パネル部のその面に沿った方向の位置ずれが自動修正
されて適正位置への位置決めが可能となる。
【0016】例えば、上記の様に主パネルユニットを車
体後方に移動させて組み付ける場合、外周パネル部のリ
ヤ部の前縁部に位置決めピンを立設し、主パネル部の後
縁部に外周に向かう程つまり後方に向かう程上下に幅広
とされたガイド穴を形成することにより、そのガイド穴
の上下テーパ面によって位置決めピンを介して主パネル
部は自動的に適正上下位置に位置決めされ、かつ位置決
めピンがガイド穴の前端に当接するまで移動させること
によって、主パネル部は自動的に適正前後位置に位置決
めされる。
体後方に移動させて組み付ける場合、外周パネル部のリ
ヤ部の前縁部に位置決めピンを立設し、主パネル部の後
縁部に外周に向かう程つまり後方に向かう程上下に幅広
とされたガイド穴を形成することにより、そのガイド穴
の上下テーパ面によって位置決めピンを介して主パネル
部は自動的に適正上下位置に位置決めされ、かつ位置決
めピンがガイド穴の前端に当接するまで移動させること
によって、主パネル部は自動的に適正前後位置に位置決
めされる。
【0017】また、上記ガイド穴は幅広部分が屈曲ガイ
ド部に形成されているので、上記位置決めピンの高さを
平坦部から屈曲ガイド部における上記ガイド穴の最外周
方向位置までの高さより小さくすることにより、平坦部
同志を当接させた状態でそのまま主パネル部を移動させ
れば上記位置決めピンは自ずと上記ガイド穴に嵌合する
ことになり、極めて簡単に上記位置決めを行なうことが
できる。
ド部に形成されているので、上記位置決めピンの高さを
平坦部から屈曲ガイド部における上記ガイド穴の最外周
方向位置までの高さより小さくすることにより、平坦部
同志を当接させた状態でそのまま主パネル部を移動させ
れば上記位置決めピンは自ずと上記ガイド穴に嵌合する
ことになり、極めて簡単に上記位置決めを行なうことが
できる。
【0018】また、上記外周パネル部をフロント部とロ
ア及びリヤ部との2つに分割し、主パネル部とロア及び
リヤ部とを1枚の板材により同時にプレス成形し、その
後両者を切り離すようにすれば、主パネル部とロア及び
リヤ部とを別個にプレス成形する場合に比してプレス工
程数を減少でき、製造工程の簡素化が図られる。
ア及びリヤ部との2つに分割し、主パネル部とロア及び
リヤ部とを1枚の板材により同時にプレス成形し、その
後両者を切り離すようにすれば、主パネル部とロア及び
リヤ部とを別個にプレス成形する場合に比してプレス工
程数を減少でき、製造工程の簡素化が図られる。
【0019】また、ドアインナパネルに形成される種々
の穴から車室内への水浸入を防止するためのスクリーン
(フイルムシート)を貼着するに当たり、上記主パネル
部と外周パネル部との接合部よりも外側の位置で上記ス
クリーンを貼着することにより、上記ドアインナパネル
を主パネル部と外周パネル部とに分割したことにより生
じる両パネル部の接合部からの水浸入防止対策が上記ス
クリーンによって一緒に行なわれ、別途の水浸入防止対
策を不要とすることができる。
の穴から車室内への水浸入を防止するためのスクリーン
(フイルムシート)を貼着するに当たり、上記主パネル
部と外周パネル部との接合部よりも外側の位置で上記ス
クリーンを貼着することにより、上記ドアインナパネル
を主パネル部と外周パネル部とに分割したことにより生
じる両パネル部の接合部からの水浸入防止対策が上記ス
クリーンによって一緒に行なわれ、別途の水浸入防止対
策を不要とすることができる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて詳細に説明する。
ついて詳細に説明する。
【0021】図1は自動車のドアの分解斜視概略図であ
り、図示の様に自動車のドアは、ドアアウタパネル2
と、ドアインナパネル4と、必要に応じて設けられるサ
ッシュ6と、ドアに組み込まれるガラス、ラッチ装置、
レギュレータ装置等の各種装置(図示せず)とを備えて
成る。
り、図示の様に自動車のドアは、ドアアウタパネル2
と、ドアインナパネル4と、必要に応じて設けられるサ
ッシュ6と、ドアに組み込まれるガラス、ラッチ装置、
レギュレータ装置等の各種装置(図示せず)とを備えて
成る。
【0022】本発明に係る自動車のドア構造および組立
方法は、上記ドアインナパネル4を、該インナパネル4
の略中央部を形成する主パネル部(破線で区切られて斜
線を施した部分)8と該主パネル部8の外周に位置する
外周パネル部10とに分割して形成し、両パネル部8,10
の周縁部同志を接合して形成するものである。
方法は、上記ドアインナパネル4を、該インナパネル4
の略中央部を形成する主パネル部(破線で区切られて斜
線を施した部分)8と該主パネル部8の外周に位置する
外周パネル部10とに分割して形成し、両パネル部8,10
の周縁部同志を接合して形成するものである。
【0023】図2は上記両パネル部8,10の具体的構造
および組付方法を示す斜視図、図3および図4は上記両
パネル部8,10を組み付けた場合の図2におけるIII-II
I線およびIV-IV線断面図である。
および組付方法を示す斜視図、図3および図4は上記両
パネル部8,10を組み付けた場合の図2におけるIII-II
I線およびIV-IV線断面図である。
【0024】図示の様に、主パネル部8と外周パネル部
10とはそれぞれの接合すべき周縁部に互いに重合されて
接合される平坦部8a,10aと該平坦部8a,10aよりも先端
側において互いに車幅方向に相離反する方向に屈曲され
た、つまり主パネル部8の場合は車幅方向内側に、外周
パネル部10の場合は車幅方向外側に向けて屈曲された屈
曲ガイド部8b,10bが形成されている。
10とはそれぞれの接合すべき周縁部に互いに重合されて
接合される平坦部8a,10aと該平坦部8a,10aよりも先端
側において互いに車幅方向に相離反する方向に屈曲され
た、つまり主パネル部8の場合は車幅方向内側に、外周
パネル部10の場合は車幅方向外側に向けて屈曲された屈
曲ガイド部8b,10bが形成されている。
【0025】また、上記外周パネル部10のうち車体後方
部分を形成するリヤ部12の周縁部の平坦部10aには位置
決めピン16が立設され、また主パネル部8の後縁部には
上記位置決めピン16が嵌合するガイド穴18が形成されて
いる。このガイド穴18は、特に図5に示す様に、主パネ
ル部8の後縁部の平坦部8aから屈曲ガイド部8bにかけて
形成され、かつ外周に向かう程つまりこの場合は後方に
向かう程上下に幅広とされたテーパ穴として形成されて
いる。また、上記位置決めピン16は、特に図3に示す様
に、その高さl1が平坦部8aから屈曲ガイド部8bにおけ
るガイド穴18の最外周方向位置(この場合は最後方位
置)までの高さl2よりも小さく設定されている。
部分を形成するリヤ部12の周縁部の平坦部10aには位置
決めピン16が立設され、また主パネル部8の後縁部には
上記位置決めピン16が嵌合するガイド穴18が形成されて
いる。このガイド穴18は、特に図5に示す様に、主パネ
ル部8の後縁部の平坦部8aから屈曲ガイド部8bにかけて
形成され、かつ外周に向かう程つまりこの場合は後方に
向かう程上下に幅広とされたテーパ穴として形成されて
いる。また、上記位置決めピン16は、特に図3に示す様
に、その高さl1が平坦部8aから屈曲ガイド部8bにおけ
るガイド穴18の最外周方向位置(この場合は最後方位
置)までの高さl2よりも小さく設定されている。
【0026】次に、上記主パネル部8に各種装置を組み
付けて主パネルユニット9を形成し、この主パネルユニ
ット9を外周パネル部10へ組付マシンにより自動組付け
を行なう方法について説明する。図2に示す様に、アウ
タパネル2と外周パネル部10とサッシュ6とを予め組み
付けておく。また、主パネル部8にはラッチブラケット
20を介してラッチ装置22を取り付けると共にその他の各
種の装置、例えばガラス、レギュレータ装置、スピーカ
(いずれも図示せず)等を取り付けて主パネルユニット
9を形成しておく。上記ラッチブラケット20を介して取
り付けられたラッチ装置22は本来外周パネル部10のリヤ
部12の裏側に位置すべきものであり、主パネル部8の外
周よりも外側に位置して取り付けられている。
付けて主パネルユニット9を形成し、この主パネルユニ
ット9を外周パネル部10へ組付マシンにより自動組付け
を行なう方法について説明する。図2に示す様に、アウ
タパネル2と外周パネル部10とサッシュ6とを予め組み
付けておく。また、主パネル部8にはラッチブラケット
20を介してラッチ装置22を取り付けると共にその他の各
種の装置、例えばガラス、レギュレータ装置、スピーカ
(いずれも図示せず)等を取り付けて主パネルユニット
9を形成しておく。上記ラッチブラケット20を介して取
り付けられたラッチ装置22は本来外周パネル部10のリヤ
部12の裏側に位置すべきものであり、主パネル部8の外
周よりも外側に位置して取り付けられている。
【0027】続いて上記主パネルユニット9を組付マシ
ンで把持して矢印A1に示す様に車幅方向(主パネル部
8の面に垂直な方向)に外周パネル部10に向けて前進さ
せると共に矢印A2に示す様に主パネル部8の面に沿っ
て車体後方に向けて移動させる。そして、この場合主パ
ネル部8の後縁部を少し車幅方向外側に向けて斜めにし
て車体後方に移動させ、そうすることによって上記ラッ
チブラケット20およびラッチ装置22を外周パネルリヤ部
12の裏側に差し込むようにする。
ンで把持して矢印A1に示す様に車幅方向(主パネル部
8の面に垂直な方向)に外周パネル部10に向けて前進さ
せると共に矢印A2に示す様に主パネル部8の面に沿っ
て車体後方に向けて移動させる。そして、この場合主パ
ネル部8の後縁部を少し車幅方向外側に向けて斜めにし
て車体後方に移動させ、そうすることによって上記ラッ
チブラケット20およびラッチ装置22を外周パネルリヤ部
12の裏側に差し込むようにする。
【0028】上記の様にして主パネルユニット9を車体
後方に移動させると、主パネル部8の外周パネルリヤ部
12に対する車幅方向位置が多少ずれていても、上記車体
後方への移動によって上記両屈曲ガイド部8bと10bとが
ぶつかり、それらによって主パネル部8の前縁部は外周
パネルリヤ部12に対して適正な車幅方向位置に導かれて
車幅方向位置ずれの自動修正が行なわれ、平坦部8a,10
a同志が重合する。
後方に移動させると、主パネル部8の外周パネルリヤ部
12に対する車幅方向位置が多少ずれていても、上記車体
後方への移動によって上記両屈曲ガイド部8bと10bとが
ぶつかり、それらによって主パネル部8の前縁部は外周
パネルリヤ部12に対して適正な車幅方向位置に導かれて
車幅方向位置ずれの自動修正が行なわれ、平坦部8a,10
a同志が重合する。
【0029】また、上述の様にして主パネルユニット9
を車体後方に移動させると、上記位置決めピン16が上記
ガイド穴18に嵌合する。この場合上述の様にピンの高さ
l1は屈曲ガイド部におけるガイド穴18の最外周方向位
置の高さl2より小さく設定されているので、主パネル
部の平坦部8aを外周パネルリヤ部12の平坦部10aに接触
させた状態で主パネルユニット9を車体後方に移動させ
ればピン16は自ずとガイド穴18に嵌入し、ピン16をガイ
ド穴18に嵌入させるための特別な組付マシン操作を必要
としない。
を車体後方に移動させると、上記位置決めピン16が上記
ガイド穴18に嵌合する。この場合上述の様にピンの高さ
l1は屈曲ガイド部におけるガイド穴18の最外周方向位
置の高さl2より小さく設定されているので、主パネル
部の平坦部8aを外周パネルリヤ部12の平坦部10aに接触
させた状態で主パネルユニット9を車体後方に移動させ
ればピン16は自ずとガイド穴18に嵌入し、ピン16をガイ
ド穴18に嵌入させるための特別な組付マシン操作を必要
としない。
【0030】また、ガイド穴18は外周方向に向けて上下
に幅広に形成されているので、主パネル部8の外周パネ
ルリヤ部12に対する上下位置が多少ずれていても上記ピ
ン16は容易にガイド穴18に嵌入し、かつ嵌入した状態で
さらに主パネルユニット9を車体後方に移動させると上
記ピン16とガイド穴18のテーパ面とによって主パネル部
8は外周パネルリヤ部12に対して適正上下位置に導かれ
て上下方向位置ずれの自動修正が行なわれ、かつ主パネ
ルユニット9を上記ピン16が上記ガイド穴18の車体最前
方位置に突き当るまで移動させることにより、主パネル
部8を外周パネルリヤ部12に対して適正な車体前後位置
に位置決めできる。
に幅広に形成されているので、主パネル部8の外周パネ
ルリヤ部12に対する上下位置が多少ずれていても上記ピ
ン16は容易にガイド穴18に嵌入し、かつ嵌入した状態で
さらに主パネルユニット9を車体後方に移動させると上
記ピン16とガイド穴18のテーパ面とによって主パネル部
8は外周パネルリヤ部12に対して適正上下位置に導かれ
て上下方向位置ずれの自動修正が行なわれ、かつ主パネ
ルユニット9を上記ピン16が上記ガイド穴18の車体最前
方位置に突き当るまで移動させることにより、主パネル
部8を外周パネルリヤ部12に対して適正な車体前後位置
に位置決めできる。
【0031】上記の様にして主パネル部8の後縁部を外
周パネルリヤ部12に対して車幅方向、車体前後方向及び
車体上下方向の適正位置に位置決めしたら、主パネルユ
ニット9を外周パネル部10に向けて押し付けて全接合周
縁部の平坦部8a,10a同志を重合させ、しかる後その重
合した平坦部8a,10a同志を所望位置においてボルト締
めして接合する。
周パネルリヤ部12に対して車幅方向、車体前後方向及び
車体上下方向の適正位置に位置決めしたら、主パネルユ
ニット9を外周パネル部10に向けて押し付けて全接合周
縁部の平坦部8a,10a同志を重合させ、しかる後その重
合した平坦部8a,10a同志を所望位置においてボルト締
めして接合する。
【0032】上記ラッチ装置22については、特に図3に
示す様に、予めラッチブラケット20にネジ24でラッチ装
置22を取り付け、このラッチブラケット20を主パネル部
8にボルト26でボルト止めして固定し、この状態で上記
の様にして主パネルユニット9を外周パネル部10に組み
付け、その後外周パネルリヤ部12に形成したネジ穴にネ
ジ28を差し込みそのネジ28をラッチブラケット20の内面
に設けたナット30に螺合させることによって外周パネル
リヤ部12にも固定し、かつこのネジ28の頭をウエザスト
リップ32で覆う。なお、図中34は上記ラッチ装置に係止
されるストライカである。
示す様に、予めラッチブラケット20にネジ24でラッチ装
置22を取り付け、このラッチブラケット20を主パネル部
8にボルト26でボルト止めして固定し、この状態で上記
の様にして主パネルユニット9を外周パネル部10に組み
付け、その後外周パネルリヤ部12に形成したネジ穴にネ
ジ28を差し込みそのネジ28をラッチブラケット20の内面
に設けたナット30に螺合させることによって外周パネル
リヤ部12にも固定し、かつこのネジ28の頭をウエザスト
リップ32で覆う。なお、図中34は上記ラッチ装置に係止
されるストライカである。
【0033】また、上記の様にして主パネルユニット9
を外周パネル部10に組み付けた後、主パネル部8に形成
されている各種の穴40から車室内に水が浸入するのを防
止するためのスクリーン(フイルムシート)42をドアイ
ンナパネル4に貼着する。この場合、図6に示す様に主
パネル部8と外周パネル部10との接合部44(両パネル部
8,10の周縁部が重ねられて接合された部分)を覆う大
きさのスクリーン42を用い、該スクリーン42の外周部を
上記接合部44よりも外側の位置でインナパネル4に貼着
する、つまり接合部44よりも外側の位置に例えば接着剤
46を塗布してその位置で貼着する。
を外周パネル部10に組み付けた後、主パネル部8に形成
されている各種の穴40から車室内に水が浸入するのを防
止するためのスクリーン(フイルムシート)42をドアイ
ンナパネル4に貼着する。この場合、図6に示す様に主
パネル部8と外周パネル部10との接合部44(両パネル部
8,10の周縁部が重ねられて接合された部分)を覆う大
きさのスクリーン42を用い、該スクリーン42の外周部を
上記接合部44よりも外側の位置でインナパネル4に貼着
する、つまり接合部44よりも外側の位置に例えば接着剤
46を塗布してその位置で貼着する。
【0034】また、図2に示す様に外周パネル部10は破
線50,52で区画されるフロント部13、ロア部14およびリ
ヤ部12から成るが、一般に外周パネルフロント部13は複
雑な形状であるが故にプレス成形が困難であり、インナ
パネル4をプレス成形する場合このフロント部13と残り
の部分とを切り離して別個にプレス成形することが考え
られている。しかしながら、上述の様に主パネル部8と
外周パネル部10とを分割して形成しようとすると、さら
に上記の残りの部分も主パネル部8と外周パネル部10の
うちロア部14とリヤ部12とを含むロア及びリヤ部15との
2つに分けてプレス成形しなければならず、そうすると
プレス工程がさらに1回増加することとなるので、この
プレス工程の増加を回避すべく、図7に示す様に主パネ
ル部8とロア及びリヤ部15とを1枚の板材54により同時
にプレスすることが望ましい。
線50,52で区画されるフロント部13、ロア部14およびリ
ヤ部12から成るが、一般に外周パネルフロント部13は複
雑な形状であるが故にプレス成形が困難であり、インナ
パネル4をプレス成形する場合このフロント部13と残り
の部分とを切り離して別個にプレス成形することが考え
られている。しかしながら、上述の様に主パネル部8と
外周パネル部10とを分割して形成しようとすると、さら
に上記の残りの部分も主パネル部8と外周パネル部10の
うちロア部14とリヤ部12とを含むロア及びリヤ部15との
2つに分けてプレス成形しなければならず、そうすると
プレス工程がさらに1回増加することとなるので、この
プレス工程の増加を回避すべく、図7に示す様に主パネ
ル部8とロア及びリヤ部15とを1枚の板材54により同時
にプレスすることが望ましい。
【0035】なお、上記外周パネルリヤ部12も複雑な形
状でありプレス成形が比較的困難であるので、上記ロア
部14とリヤ部12とをさらに分割してリヤ部12も別個にプ
レス成形しても良い。この場合は、結局ドアインナパネ
ル4を主パネル部8とフロント部13とロア部14とリヤ部
12の4つに分割して形成し、フロント部13とロア部14
とリヤ部12とを接合して外周パネル部10を形成し、そ
れに主パネルユニット9を接合することとなる。なお、
上記ドアインナパネル4は例えばアルミによって形成さ
れる。
状でありプレス成形が比較的困難であるので、上記ロア
部14とリヤ部12とをさらに分割してリヤ部12も別個にプ
レス成形しても良い。この場合は、結局ドアインナパネ
ル4を主パネル部8とフロント部13とロア部14とリヤ部
12の4つに分割して形成し、フロント部13とロア部14
とリヤ部12とを接合して外周パネル部10を形成し、そ
れに主パネルユニット9を接合することとなる。なお、
上記ドアインナパネル4は例えばアルミによって形成さ
れる。
【0036】上述の実施例は主パネルユニット9を車体
後方に移動させて外周パネル部10に組み付けるものであ
ったが、外周パネル部10の裏側に位置すべく主パネル部
8の外周よりも外側に張り出す装置が主パネル部8の前
縁部もしくは下縁部に設けられている場合は、それぞれ
主パネルユニット9を車体前方もしくは車体下方に向け
て移動させて外周パネル部10に組み付ければ良い。
後方に移動させて外周パネル部10に組み付けるものであ
ったが、外周パネル部10の裏側に位置すべく主パネル部
8の外周よりも外側に張り出す装置が主パネル部8の前
縁部もしくは下縁部に設けられている場合は、それぞれ
主パネルユニット9を車体前方もしくは車体下方に向け
て移動させて外周パネル部10に組み付ければ良い。
【0037】また、車体後方に移動させて組み付ける場
合は主パネル部8の後縁部と外周パネルリヤ部12の前縁
部に少なくとも上述の屈曲ガイド部を形成する必要があ
るが、車体前方に移動させて組み付ける場合は少なくと
も主パネル部8の前縁部と外周パネルフロント部13の後
縁部に屈曲ガイド部を形成し、車体下方に移動させて組
み付ける場合は少なくとも主パネル部8の下縁部と外周
パネルロア部14の上縁部に屈曲ガイド部を形成すること
が必要である。
合は主パネル部8の後縁部と外周パネルリヤ部12の前縁
部に少なくとも上述の屈曲ガイド部を形成する必要があ
るが、車体前方に移動させて組み付ける場合は少なくと
も主パネル部8の前縁部と外周パネルフロント部13の後
縁部に屈曲ガイド部を形成し、車体下方に移動させて組
み付ける場合は少なくとも主パネル部8の下縁部と外周
パネルロア部14の上縁部に屈曲ガイド部を形成すること
が必要である。
【0038】また、上記位置決めピン16とガイド穴18
も、主パネル部8を車体前方に移動させて組み付ける場
合は少なくとも主パネル部8の前縁部と外周パネルフロ
ント部13の後縁部に、車体下方に移動させて組み付ける
場合は少なくとも主パネル部8の下縁部と外周パネルロ
ア部14の上縁部に設ける必要がある。勿論上記位置決め
ピン16とガイド穴18とは1組のみでなく適宜位置に複数
設けることが可能である。
も、主パネル部8を車体前方に移動させて組み付ける場
合は少なくとも主パネル部8の前縁部と外周パネルフロ
ント部13の後縁部に、車体下方に移動させて組み付ける
場合は少なくとも主パネル部8の下縁部と外周パネルロ
ア部14の上縁部に設ける必要がある。勿論上記位置決め
ピン16とガイド穴18とは1組のみでなく適宜位置に複数
設けることが可能である。
【図1】自動車のドアの分解斜視概念図
【図2】本発明にかかるドア構造およびドア組立方法の
一実施例を示す斜視図
一実施例を示す斜視図
【図3】図2のIII-III線断面図
【図4】図2のIV-IV線断面図
【図5】位置決めピンとガイド穴を示す斜視図
【図6】スクリーンの貼着状態を示す図
【図7】主パネル部と外周パネルロア及びリヤ部とを1
枚の板材でプレス成形する状態を示す図
枚の板材でプレス成形する状態を示す図
2 ドアアウタパネル 4 ドアインナパネル 8 主パネル部 9 主パネルユニット 10 外周パネル部 8a,10a 平坦部 8b,10b 屈曲ガイド部 12 外周パネルリヤ部 13 外周パネルフロント部 14 外周パネルロア部 15 外周パネルロア及びリヤ部 16 位置決めピン 18 ガイド穴 20 ラッチブラケット 22 ラッチ装置 42 スクリーン
Claims (3)
- 【請求項1】 ドアインナパネルとドアアウタパネルと
を備えて成る自動車のドア構造であって、上記ドアイン
ナパネルは、互いに分割して形成されたドアインナパネ
ルの略中央部を形成する主パネル部と該主パネル部の外
周に位置する外周パネル部とをそれらの周縁部にそれぞ
れ形成された平坦部で接合して成り、両パネル部の周縁
部には該平坦部よりも外周側において車幅方向に相離反
する方向に屈曲した屈曲ガイド部が形成され、上記両パ
ネル部のうち一方のパネル部の周縁部に位置決めピンを
立設し、他方のパネル部の周縁部の上記位置決めピンに
対応する位置に、上記周縁部の平坦部から屈曲ガイド部
にかけて外周に向かうほど幅広とされた上記位置決めピ
ンが嵌合するガイド穴が形成されていることを特徴とす
る自動車のドア構造。 - 【請求項2】 上記外周パネル部がフロント部とロア及
びリヤ部との2つに分割され、上記主パネル部と上記ロ
ア及びリヤ部とは1枚の板材により同時にプレス成形さ
れ、その後上記板材から上記主パネル部と上記ロア及び
リヤ部とが切り離して形成されることを特徴とする請求
項1記載の自動車のドア構造。 - 【請求項3】 上記ドアインナパネルには該ドアインナ
パネルから車室内への水浸入防止用のスクリーンが貼着
され、該スクリーンは上記両パネル部の接合部を覆う大
きさを有し該接合部の外側で貼着されていることを特徴
とする請求項1記載の自動車のドア構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25624392A JP3173886B2 (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 自動車のドア構造及び組立方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25624392A JP3173886B2 (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 自動車のドア構造及び組立方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06106981A JPH06106981A (ja) | 1994-04-19 |
JP3173886B2 true JP3173886B2 (ja) | 2001-06-04 |
Family
ID=17289929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25624392A Expired - Fee Related JP3173886B2 (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 自動車のドア構造及び組立方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3173886B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE602004018805D1 (de) * | 2003-10-14 | 2009-02-12 | Intier Automotive Closures Inc | Kraftfahrzeugtürkonstruktion |
JP4766892B2 (ja) * | 2005-03-18 | 2011-09-07 | 株式会社ヒロテック | 車両用蓋体の製造装置 |
-
1992
- 1992-09-25 JP JP25624392A patent/JP3173886B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06106981A (ja) | 1994-04-19 |
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