JPH06139113A - ウオッチドッグタイマの故障検出装置 - Google Patents

ウオッチドッグタイマの故障検出装置

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JPH06139113A
JPH06139113A JP4309323A JP30932392A JPH06139113A JP H06139113 A JPH06139113 A JP H06139113A JP 4309323 A JP4309323 A JP 4309323A JP 30932392 A JP30932392 A JP 30932392A JP H06139113 A JPH06139113 A JP H06139113A
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JP
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watchdog timer
signal
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JP4309323A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Kaneko
英之 金子
Kunihiro Takeuchi
邦博 竹内
Kenichi Takemoto
憲一 武元
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Asco KK
Original Assignee
Asco KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウオッチドッグタイマの故障をコンピュータ
のソフトを変更するだけで可能にする。 【構成】 メモリの所定のX番地に所定の実行情報が書
き込まれているか否かを判断する(ステップ103)。
「NO」の場合にはエンジン制御等の通常制御を実行す
る(ステップ104)。「YES」の場合には、第1検
出時間T1を設定するとともに、時間の計測を開始する
(ステップ106)。次に、マイクロコンピュータのプ
ログラムラン信号を出力するPポートの出力を反転し
(ステップ107)、第1検出時間T1が経過したか否
かを判断する(ステップ108)。「NO」の場合に
は、再びステップ107に戻ってPポートの出力を反転
する。これによって、プログラムラン信号より周期が短
い検出信号をウオッチドッグタイマに出力する。「YE
S」の場合には、ウオッチドッグタイマが故障している
旨の表示をさせる(ステップ109)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンピュータシステ
ムにおいて用いられるウオッチドッグタイマの故障を検
出するための故障検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装置としては、例えば特
開平3ー231336号公報に記載のものがある。この
公報に記載の故障検出装置は、マイクロコンピュータ
(以下、マイコンと略称する。)とウオッチドッグタイ
マとを備えたコンピュータシステムに充放電回路を設け
ることによってウオッチドッグタイマの故障を検出する
ようにしたものである。
【0003】すなわち、充放電回路はウオッチドッグタ
イマからリセット信号が出力されていない状態では充電
し、リセット信号が出力されると放電するようになって
いる。したがって、充放電回路の電圧を測定することに
よってウオッチドッグタイマからリセット信号が出力さ
れているか否かを検出することができ、リセット信号が
正規に出力されていない場合にウオッチドッグタイマが
故障していると判定するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の故障検出装
置においては、ウオッチドッグタイマの故障を検出する
ために充放電回路を必要とする。つまり、コンピュータ
システムに充放電回路というハードを別途設けなければ
ならず、その分だけ設備費用が嵩むという問題があっ
た。
【0005】この発明は、上記問題を解決するためにな
されたもので、ウオッチドッグタイマの故障をコンピュ
ータのソフトを変更するだけで検出することができ、し
たがって上記従来の故障検出装置における充放電回路等
の新たな機器を設置する必要がなく、これによって設備
費用の軽減を図ることができるウオッチドッグタイマの
故障検出装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、図1に示すように、制御対象を制御
するための演算を行う演算手段11、初期化を実行する
リセット手段12、および所定の周期毎にプログラムラ
ン信号Prを出力するプログラムラン信号出力手段13
を有するコンピュータ1と、プログラムラン信号Prに
よってリセットされ、プログラムラン信号Prと異なる
周期の信号ではセット状態を維持して上記リセット手段
12に初期化を実行させるリセット信号Reを出力する
ウオッチドッグタイマ2とを備えたコンピュータシステ
ムにおいて、上記リセット手段12による初期化が阻止
され、かつ所定の実行情報が書き込まれる記憶手段14
と、上記リセット手段12による初期化実行後に上記記
憶手段14に上記所定の実行情報が書き込まれているか
否かを判定し、上記記憶手段14に上記所定の実行情報
が書き込まれていると判定した場合には上記演算手段1
1に演算を実行させる判定手段15と、この判定手段1
5が上記記憶手段14に上記所定の実行情報が書き込ま
れていないと判定した場合には、上記記憶手段14に上
記所定の実行情報を書き込む実行情報書込手段16と、
上記判定手段15が上記記憶手段14に上記所定の実行
情報が書き込まれていないと判定した場合には、上記プ
ログラムラン信号出力手段13に代わり、上記プログラ
ムラン信号Prと異なる周期の検出信号Sを上記ウオッ
チドッグタイマ2に出力し、かつ上記リセット手段13
によって初期化されて検出信号Sの出力を停止し、所定
時間が経過するまで検出信号Sを出力し続けた場合に上
記ウオッチドッグタイマ2が故障していると判定する故
障判定手段17とを上記コンピュータ1に設けたことを
特徴とするものである。
【0007】
【作用】いま、ウオッチドッグタイマ2からリセット手
段12にリセット信号Reが出力されたものとする。す
ると、判定手段15が記憶手段14に所定の実行情報が
書き込まれているか否かを判定する。
【0008】記憶手段14に実行情報が書き込まれてい
る場合には、演算手段11が制御対象を制御するための
通常の演算を実行する。
【0009】一方、記憶手段14に実行情報が書き込ま
れていない場合には、実行情報書込手段16が記憶手段
14に所定の実行情報を書き込む。また、これとともに
故障判定手段17が、プログラムラン信号出力手段13
に代わり、プログラムラン信号Prと異なる周期の検出
信号Sをウオッチドッグタイマ2に出力する。
【0010】ここで、ウオッチドッグタイマ2が正常で
ある場合には、検出信号Sの周期がプログラムラン信号
Prの周期と異なっているので、ウオッチドッグタイマ
2がリセット手段12にリセット信号Reを出力する。
したがって、リセット手段12が故障判定手段17によ
る検出信号Sの出力を停止させる。よって、故障判定手
段17はウオッチドッグタイマ2が故障していると判定
することがない。
【0011】なお、このときのリセット手段12による
初期化により、判定手段15は記憶手段14に実行情報
が書き込まれているか否かを再び判定するが、このとき
には記憶手段14に実行情報が書き込まれているので、
演算手段11が演算を実行することになる。
【0012】ウオッチドッグタイマ2が故障している場
合には、ウオッチドッグタイマ2がリセット信号Reを
出力することがない。したがって、故障判定手段17は
検出信号Sを出力し続ける。そして、所定の時間が経過
したとき、ウオッチドッグタイマ2が故障しているもの
と判定する。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例について図2〜図4
を参照して説明する。図3は、この発明が適用されたコ
ンピュータシステムの概略構成を示すブロック図であ
り、このコンピュータシステムはコンピュータとしての
マイクロコンピュータ(以下、マイコンと略称する。)
3と、マイコン3の暴走等の故障を検出するウオッチド
ッグタイマ4とを備えている。
【0014】マイコン3は、Pポート31とRSTポー
ト32とを有している。Pポート31からは所定の周期
毎に、例えば0.5msec毎にプログラムラン信号P
rが出力される。RSTポート32は、ウオッチドッグ
タイマ4から出力されるリセット信号Reが入力される
ものであり、リセット信号Reが入力されると、マイコ
ン3は初期化される。
【0015】ウオッチドッグタイマ4は、Iポート41
とOポート42とを有している。Iポート41には、マ
イコン3からプログラムラン信号Prが入力される。O
ポート42からは、マイコン3が暴走した場合等にリセ
ット信号Reが出力される。
【0016】すなわち、マイコン3が正常である場合に
は、プログラムラン信号Prの周期が一定であるか、あ
るいは所定の範囲内にあり、ウオッチドッグタイマ4は
プログラムラン信号Prが入力される毎にリセットされ
る。したがって、ウオッチドッグタイマ4がリセット信
号Reを出力することがなく、マイコン3は通常の制御
のための演算、例えばエンジン制御、ミッション制御、
エアバッグの点火制御等のための演算を実行し続ける。
【0017】一方、マイコン3が暴走したような場合に
は、プログラムラン信号Prの周期が所定の周期または
所定の範囲の周期から外れる。この結果、ウオッチドッ
グタイマ4は、リセットされずにセット状態を維持し、
プログラムラン信号Prの周期が異常になってから所定
時間経過すると、リセット信号Reを出力する。これに
よってマイコン3がリセットされ、その暴走が解消され
る。
【0018】また、マイコン3は、ウオッチドッグタイ
マ4が故障しているか否かを検出する。この検出は、P
ポート31からプログラムラン信号Prより周期が長い
(周期が無限大の場合を含む。)検出信号Sか、周期が
短い検出信号Sを出力し、そのときウオッチドッグタイ
マ4からリセット信号Reが出力されるか否かによって
行われる。なお、ウオッチドッグタイマ4の故障を検出
した場合には、マイコン3から警告手段5に故障検出信
号Eが出力され、警告手段5は警告音を発したり、ある
いは警告ランプを点灯させる。
【0019】上記ウオッチドッグタイマ4の故障検出を
図2に示すフローチャートにしたがって詳細に説明す
る。なお、このフローチャートに基づくプログラムは、
電源がONされるか、あるいはマイコン3がリセット信
号によってリセットされる毎にスタートに戻って実行さ
れる。
【0020】プログラムのスタート後、ステップ100
において所定のX番地を除くメモリエリアが初期化され
る。所定のX番地は、書き換え可能なRAMに形成され
ている。次に、ステップ101においてPポート31が
初期化される。つまり、Pポートの出力がローになる。
【0021】その後、ステップ102において、メモリ
のX番地に第1の実行情報(実行情報)が書き込まれて
いるか否かが判断される。X番地に第1実行情報が書き
込まれているということは、プログラムラン信号Prよ
り周期の短い検出信号Sによってウオッチドッグタイマ
4の故障検出が既に実行されていることを意味するもの
であり、第1実行情報としてここでは4桁の16進数A
AAAHが採用されている。勿論、他の数字、その他を
採用してもよい。
【0022】X番地の内容が第1実行情報AAAAH
異なる場合には、ステップ103に進む。ステップ10
3においては、X番地に第2実行情報(実行情報)が書
き込まれているか否かが判断される。X番地に第2実行
情報が書き込まれているということは、プログラムラン
信号Prより周期の長い検出信号Sによってウオッチド
ッグタイマ4の故障検出が既に実行されていることを意
味するものであり、第2実行情報としてここでは4桁の
16進数CCCCHが採用されている。この数字CCC
Hに代えて他の数字等を採用してもよいことは、第1
実行情報と同様である。
【0023】X番地の内容が第2実行情報CCCCH
ある場合には、ステップ104に進む。ステップ104
においては、マイコン3の制御対象を制御するための通
常の演算、例えば上記のエンジン制御、ミッション制
御、エアバッグの点火制御等のための演算が実行され
る。
【0024】X番地の内容がCCCCHと異なる場合に
は、ステップ105においてX番地に第1実行情報AA
AAHが書き込まれた後、ステップ106において第1
検出時間T1が設定される。この第1検出時間T1は、プ
ログラムラン信号Prより周期が短い検出信号SをPポ
ート31から出力する時間を意味するものであり、当該
検出の信号によってウオッチドッグタイマ4がリセット
信号Reを出力するのに十分な時間に設定される。ただ
し、検出をより短時間で終了させることができるよう、
できる限り短い時間に設定するのが望ましい。第1検出
時間T1の設定後、直ちに時間の計測が開始する。
【0025】次に、ステップ107においてPポート3
1の出力値が反転される。つまり、Pポートの出力値が
ローであればハイにされ、ハイであればローにされる。
次に、ステップ108において第1設定時間T1が経過
したか否かが判断される。経過していなければ、ステッ
プ107に戻り、Pポート31の出力値が再び反転され
る。そして、ステップ107およびステップ108を繰
り返すことにより、Pポート31から検出信号Sが出力
される。この場合、ステップ107,108の繰り返し
に要する時間は、プログラムラン信号Prの周期に比し
て短い。したがって、Pポート31からはプログラムラ
ン信号Prより短い周期の検出信号Sが出力されること
になる。
【0026】Pポート31からの検出信号Sの出力は、
ウオッチドッグタイマ4が正常である場合には途中で停
止され、ウオッチドッグタイマ4が故障している場合に
のみ第1設定時間T1が経過するまで続行される。
【0027】すなわち、ウオッチドッグタイマ4が正常
である場合には、検出信号Sの周期がプログラムラン信
号Prの周期より短いため、ウオッチドッグタイマ4は
第1設定時間T1が経過する前にマイコン3にリセット
信号を出力する。この結果、マイコン3がリセットさ
れ、時間の計測が停止する。そして、マイコン3はステ
ップ100から再度プログラムを実行する。
【0028】ウオッチドッグタイマ4が故障している場
合には、検出信号Sの周期がプログラムラン信号の周期
より短いにも拘わらず、ウオッチドッグタイマ4はリセ
ット信号Reを出力しない。したがって、時間の計測が
続行される。そして、計測時間が第1設定時間T1に達
すると、ステップ108における判断が「YES」にな
り、ステップ109へ進む。ステップ109において
は、マイコン3が故障検出信号Eを警告手段5に出力す
る。警告手段5は、警告音を発したり、あるいは警告ラ
ンプを点灯させ。その後、ステップ104の通常制御の
ための演算が実行される。
【0029】ステップ102における判断が「YES」
である場合、つまりX番地に第1実行情報AAAAH
書き込まれている場合には、ステップ110へ進む。ス
テップ110においては、X番地に第2実行情報CCC
Hが書き込まれる。その後、第2検出時間T2が設定さ
れるとともに、時間の計測が開始する(ステップ11
1)。ここで、第2検出時間T2は、Pポート31から
ウオッチドッグタイマ4に出力される検出信号Sの周期
がプログラムラン信号Prより長い場合に、ウオッチド
ッグタイマ4がリセット信号Reを出力するのに十分な
時間に設定される。勿論、この場合にも故障検出をより
短時間で行うことができるよう、できる限り短く設定す
れる。
【0030】次に、ステップ112において、時間の計
測開始後、第2設定時間T2が経過したか否かが判断さ
れる。経過していなければ、ステップ112が繰り返し
実行される。ステップ112の繰り返し実行は、ウオッ
チドッグタイマ4が正常であれば途中で停止され、ウオ
ッチドッグタイマ4が故障していれば、第2設定時間T
2が経過するまで続行される。
【0031】すなわち、ステップ101においてPポー
ト31が初期化されているので、Pポート31の出力値
はローである。したがって、ウオッチドッグタイマ4に
は、周期が無限大である検出信号Sが出力されることに
なる。よって、ウオッチドッグタイマ4が正常であれ
ば、第2設定時間T2が経過する前にマイコン3にリセ
ット信号Reを出力する。この結果、マイコン3がリセ
ットされ、時間の計測を中断するとともに、ステップ1
00から再度実行される。
【0032】ウオッチドッグタイマ4が故障している場
合には、ウオッチドッグタイマ4はリセット信号Reを
出力することがない。したがって、時間の計測が続行さ
れる。そして、第2設定時間T2が経過すると、ステッ
プ112における判断が「YES」になり、ステップ1
09へ進んで故障の表示が行われ、その後ステップ10
4において通常制御のための演算が実行される。
【0033】なお、プログラムラン信号Prより周期の
短い検出信号Sによる故障検出と、周期の長い検出信号
Sによる故障検出との両者が終了した後、例えばマイコ
ン3がその暴走の解消のためにウオッチドッグタイマ4
によってリセットされた場合には、再びステップ100
から実行されるが、このときには、X番地の内容が第2
実行情報CCCCHになっているので、故障検出は実行
されず、ステップ100,101,102,103の実
行後、直ちに通常制御のためのステップ104が実行さ
れる。ただし、マイコン3の電源がオフされた後、オン
された場合には、X番地の内容がランダムに変更され、
第1実行情報AAAAHと第2実行情報CCCCHとのい
ずれとも異なるので、この場合には故障検出が実行され
る。
【0034】上記のように、この発明のウオッチドッグ
タイマの故障検出装置においては、ウオッチドッグタイ
マ4にプログラムラン信号Prの周期と異なる周期の検
出信号Sを出力し、所定時間内にマイコン3のリセット
されるか否かによってウオッチドッグタイマ4の故障を
検出するものであるから、外部機器を新たに設置するこ
となくウオッチドッグタイマ4の故障を検出することが
できる。
【0035】しかも、リセットされないメモリに所定の
実行情報を書き込んでいるので、一旦故障検出が終了し
た後は、マイコン3がリセットされても再度故障検出を
行うことなく通常の制御を直ちに実行することができ
る。すなわち、仮に、実行情報を書き込まないものとす
ると、ウオッチドッグタイマ4が正常である場合には、
マイコン3がリセットを繰り返すため、マイコン3に通
常制御のための演算を行わせることができなくなる。こ
の点、この発明では、リセットされないメモリに実行情
報を書き込んでいるので、マイコン3がリセットを繰り
返すことなく、通常制御の演算を実行することができ
る。つまり、この発明では、実行情報をリセットされな
いメモリに書き込むことにより、プログラム(ソフト)
によるウオッチドッグタイマ4の故障検出を可能にして
いるのである。
【0036】また仮に、故障検出時にマイコン3のリセ
ットが繰り返さないものであったとしても、実行情報の
書き込みがないと、故障検出時以外の通常時にもリセッ
ト毎に故障検出が実行されるため、故障検出に要する時
間の分だけ通常制御のための演算の実行開始時期が遅れ
てしまう。しかるに、この発明では、一旦故障検出を実
行した後は、電源が切断されない限り、故障検出を実行
することがない。したがって、通常制御のための演算を
リセット後直ちに実行することができる。
【0037】なお、この発明は、上記の実施例に限定さ
れるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲において適
宜変更可能である。
【0038】例えば、上記の実施例においては、電源O
Nによるプログラムのスタートの場合と、ウオッチドッ
グタイマ4によるマイコン3のリセット時におけるプロ
グラムのスタートの場合とのいずれの場合においても、
X番地を除いてメモリエリアの初期化を行っているが、
図4に示すように、プログラムのスタート後、電源オン
から否かを判断させ(ステップ200)、電源オンによ
るプログラムのスタート時であれば、全てのメモリエリ
アを初期化するようにし(ステップ201)、電源オン
でない場合のスタート時だけステップ100を実行させ
るようにしてもよい。なお、ステップ201またはステ
ップ100の実行後は、図2に示すステップ101以降
の各ステップが実行される。
【0039】また、上記の実施例においては、ウオッチ
ドッグタイマ4の故障を検出した場合にも、通常の制御
を実行させるようにしているが、故障を検出した場合に
は、ステップ109を実行させた後、プログラムを終了
させるようにしてもよい。ただし、図2に示す実施例の
場合には、ウオッチドッグタイマ4が故障したとしても
マイコン3を動作させることができるので、この発明を
車両用のコンピュータシステムに適用した場合には、ウ
オッチドッグタイマ4の故障後、車両を整備工場等まで
運転することができ、緊急の場合に好都合である。
【0040】さらに、上記の実施例においては、プログ
ラムラン信号Prの周期より長い周期の検出信号Sと短
い周期の検出信号Sとによってウオッチドッグタイマ4
の故障を検出するようにしているが、ウオッチドッグタ
イマ4の種類によってはいずれか一方の検出信号だけで
検出するようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のウオッ
チドッグタイマの故障検出装置によれば、コンピュータ
からプログラムラン信号の周期と異なる周期の検出信号
をウオッチドッグタイマに出力させ、ウオッチドッグタ
イマがコンピュータにリセット信号を出力するか否かに
よってウオッチドッグタイマの故障を検出するものであ
るから、外部機器を新たに設けることなく、ソフトの変
更だけでウオッチドッグタイマの故障を検出することが
できる。したがって、設備費の低減を図ることができ
る。また、コンピュータのリセット時に初期化されない
記憶手段に所定の実行情報を書き込むようにしているの
で、ウオッチドッグタイマのプログラムによる故障検出
が可能になり、しかも一旦故障検出が実行された後は、
次回のリセット時に通常制御のための演算を直ちに実行
させることができ、通常制御のための演算が遅れるのを
防止することができる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明に対応するブロック図である。
【図2】この発明の一実施例を示すフローチャートであ
る。
【図3】この発明の一実施例の概略構成を示す図であ
る。
【図4】この発明の他の実施例を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 コンピュータ 11 演算手段 12 リセット手段 13 プログラムラン信号出力手段 14 記憶手段 15 判定手段 16 実行情報書込手段 17 故障判定手段 2 ウオッチドッグタイマ 3 マイクロコンピュータ(コンピュータ) 4 ウオッチドッグタイマ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御対象を制御するための演算を行う演
    算手段、初期化を実行するリセット手段、および所定の
    周期毎にプログラムラン信号を出力するプログラムラン
    信号出力手段を有するコンピュータと、プログラムラン
    信号によってリセットされ、プログラムラン信号と異な
    る周期の信号ではセット状態を維持して上記リセット手
    段に初期化を実行させるリセット信号を出力するウオッ
    チドッグタイマとを備えたコンピュータシステムにおい
    て、上記リセット手段による初期化が阻止され、かつ所
    定の実行情報が書き込まれる記憶手段と、上記リセット
    手段による初期化後に上記記憶手段に上記所定の実行情
    報が書き込まれているか否かを判定し、上記記憶手段に
    上記所定の実行情報が書き込まれていると判定した場合
    には上記演算手段に演算を実行させる判定手段と、この
    判定手段が上記記憶手段に上記所定の実行情報が書き込
    まれていないと判定した場合には、上記記憶手段に上記
    所定の実行情報を書き込む実行情報書込手段と、上記判
    定手段が上記記憶手段に上記所定の実行情報が書き込ま
    れていないと判定した場合には、上記プログラムラン信
    号出力手段に代わり、上記プログラムラン信号と異なる
    周期の検出信号を上記ウオッチドッグタイマに出力し、
    かつ上記リセット手段によって初期化されて検出信号の
    出力を停止し、所定時間が経過するまで検出信号を出力
    し続けた場合に上記ウオッチドッグタイマが故障してい
    ると判定する故障判定手段とを上記コンピュータに設け
    たことを特徴とするウオッチドッグタイマの故障検出装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113806130A (zh) * 2021-09-22 2021-12-17 广州通则康威智能科技有限公司 看门狗周期自适应方法、装置、计算机设备及存储介质
CN113886123A (zh) * 2021-09-30 2022-01-04 蜂巢能源科技有限公司 一种看门狗喂狗方法、装置、电子设备及存储介质

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