JPH06138540A - カメラのデータ記録用モジュール装置 - Google Patents

カメラのデータ記録用モジュール装置

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JPH06138540A
JPH06138540A JP4287829A JP28782992A JPH06138540A JP H06138540 A JPH06138540 A JP H06138540A JP 4287829 A JP4287829 A JP 4287829A JP 28782992 A JP28782992 A JP 28782992A JP H06138540 A JPH06138540 A JP H06138540A
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JP
Japan
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microcomputer
mode
film
command
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JP4287829A
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English (en)
Inventor
Junichi Ito
順一 伊藤
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/24Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film, e.g. title, time of exposure
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2217/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B2217/24Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film
    • G03B2217/242Details of the marking device
    • G03B2217/244Magnetic devices

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、データの記録を可能とし、且つそ
のための新規の部品をカメラに追加しないために、カメ
ラの本体に着脱可能なモジュールを装着し、このモジュ
ールに磁気トラックへのデータを記録するための機能を
設けることを特徴とする。 【構成】カメラ本体1には、ボディ用マイクロコンピュ
ータ2が内蔵されている。このボディ用マイクロコンピ
ュータ2の指示によって、フィルム給送部3が磁気トラ
ック4aを有するフィルム4を駆動する。上記カメラ本
体1に着脱可能なモジュール5側には、モジュール用マ
イクロコンピュータ6が取付けられている。このモジュ
ール用マイクロコンピュータ6には、データを記憶して
いるEEPROM7及びデータ記録回路8が接続されて
いる。そして、このデータ記録回路8には、上記フィル
ム4の磁気トラック4aにデータを記録するための磁気
ヘッド9が接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はカメラのデータ記録用
モジュール装置に関し、磁気記録媒体を付与されたフィ
ルムを使用して各種データを記録するカメラのデータ記
録用モジュール装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、フィルムの一部に撮影環境等
のデータを記録することが行われている。例えば、フィ
ルムに設けられた磁気トラックに、各種のデータを記録
することにより、データの写し込み等を行うことを可能
にしている。
【0003】これによって、写真に日付を写し込む以外
に、フィルムを現像した後、その中から必要なものだけ
を撮影環境等に関するメモを保存することができる。ま
た、複数のフィルムの中から顧客の依頼に応じたフィル
ムを検索する場合にも、フィルムの一部に情報が記録さ
れていれば整理しやすく、検索も容易になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、フィルム
に設けられた磁気トラックに多種多量のデータを記録す
ることが可能であることにより、カメラへの応用範囲が
広がる。
【0005】しかしながら、磁気トラックにデータを記
録するためには、記録回路、磁気ヘッド、磁気ヘッド駆
動部材等、従来、通常のカメラには存在しなかった新規
の部品を必要とする。これら新規の部品は、こうしたデ
ータの記録を必要としない使用者にとっては無駄なもの
である。しかも、これらの新規の部品を追加することに
よって、カメラ自体のコストを上昇させる要因となる。
これは、データの記録を必要としない使用者にとって
は、必要のない部品のためにコストが上昇するという不
利益を増すものであった。
【0006】この発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、多種多量のデータを記録することが可能である一
方、データの記録を必要としない使用者にはデータ記録
のための新規の部品を追加しなくともよく、不必要にカ
メラ自体のコストを上昇させることのないカメラのデー
タ記録用モジュール装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、カ
メラ本体に着脱自在に装着可能なデータ記録用モジュー
ル装置に於いて、上記カメラ本体と通信するための通信
手段と、この通信手段を介して上記カメラ本体から受信
したデータを記憶するための記憶手段と、フィルムの磁
気記録部にデータを記録するための記録手段と、上記通
信手段を介する上記カメラ本体からの命令に基いて、上
記記憶手段に記憶された上記データを上記記録手段によ
って記録させる制御手段とを具備することを特徴とす
る。
【0008】
【作用】この発明のカメラのデータ記録用モジュール装
置にあっては、カメラの本体に着脱可能なモジュールを
装着し、このモジュールに磁気トラックへのデータを記
録するための機能を設ける。このモジュールがカメラ本
体に装着された場合は、データ記録動作に必要な処理
を、モジュールとの通信によって実行する。また、デー
タ記録を必要としない使用者は、データ記録用でない通
常のモジュールを装着する。これによって、必要とする
使用者のみコストが上昇することとなり、カメラ自体の
コストの上昇を小さくすることができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。
【0010】図1は、この発明のカメラのデータ記録用
モジュール装置に従った第1の実施例で、概略を示すブ
ロック図である。
【0011】同図に於いて、カメラ本体1には、ボディ
用マイクロコンピュータ(B_μCOM;以下Bマイコ
ンと略記する)2が内蔵されている。このBマイコン2
の指示によって、フィルム給送部3が磁気トラック4a
を有するフィルム4を駆動するようになっている。一
方、モジュール5側には、モジュール用マイクロコンピ
ュータ(M_μCOM;以下Mマイコンと略記する)6
が取付けられている。このMマイコン6には、データを
記憶しているEEPROM7及びデータ記録回路8が接
続されている。そして、このデータ記録回路8には、上
記フィルム4の磁気トラック4aにデータを記録するた
めの磁気ヘッド9が接続されている。
【0012】このような構成に於いて、カメラ本体1側
のBマイコン2が、通信ラインを使用してフィルム4の
磁気トラック4aに記録するべくデータをモジュール5
側に転送する。すると、Mマイコン6は、Bマイコン2
から転送されたデータを、EEPROM7に一時的に記
憶させる。
【0013】一方、Bマイコン2は、フィルム4を巻戻
すべくフィルム給送部3に巻戻しを命令すると共に、フ
ィルム給送部3の巻戻し動作に連動して、記録動作開始
の命令をMマイコン6に出力する。このMマイコン6
は、上記記録動作開始の命令を入力すると、EEPRO
M7からデータを読出してデータ記録回路8に出力させ
る。そして、この読出されたデータは、磁気ヘッド9に
よってフィルム4の磁気トラック4aに記録される。
【0014】次に、この発明のカメラのデータ記録用モ
ジュール装置に従った第2の実施例を説明する。
【0015】図2は、この発明のカメラのデータ記録用
モジュール装置が適用されたカメラシステムの鳥瞰図で
あり、カメラ本体1の上部には、レリーズスイッチ10
が設けられている。また、カメラ本体1の背面部には、
フィルムのパトローネを収納するためのパトローネ収納
室11、装填されたフィルムを巻上げるための巻取りス
プール49、後述する裏蓋モジュール13との通信を行
うためのコネクタ12が設けられている。
【0016】裏蓋モジュール13は、カメラ本体1に着
脱可能である。この裏蓋モジュール13には、データ記
録を行うための各種の操作スイッチ14と、データの表
示を行う表示部15と、更に外部のパーソナルコンピュ
ータ等との通信が可能なようにコネクタ16が設けられ
ている。
【0017】この裏蓋モジュール13は、上記コネクタ
12を介してカメラ本体1と電気的に接続される。カメ
ラ本体1からの指令に基いて、裏蓋モジュール13は、
フィルムへの日付の写し込み動作、磁気トラックへのデ
ータ記録動作を行う。
【0018】図3は、同実施例に於けるカメラシステム
全体のブロック構成図である。Bマイコンは2、カメラ
本体の全体の制御を行うためのマイクロコンピュータで
ある。Bマイコン2には、公知の測光回路17、測距回
路18、シャッタ制御機構19、絞り制御機構20、焦
点調節機構21が結合されている。
【0019】表示回路22は、Bマイコン2の指令に基
いて撮影駒数、露出条件等の表示を行うものである。記
憶回路23は、撮影駒数、カメラの調整データ等を記憶
している。この記憶回路23は、EEPROM等の不揮
発性メモリで構成される。また、ストロボ制御回路24
は、Bマイコン2の指令に基いて、図示されないメイン
コンデンサの電荷チャージ、Xe(キセノン)管の発光
制御を行う。DXコード読出し回路25は、フィルム4
の感度と撮影枚数を読出すものである。
【0020】駆動回路26は、Bマイコン2の指示によ
り、フィルム給送機構27を駆動するモータを制御し
て、フィルム4の巻上げ、巻戻しを行う。信号処理回路
28は、ホトインタラプタ(PI)29の、フィルム4
の移動に連動して発生する信号をパルス信号に変換する
ものである。
【0021】裏蓋モジュール13は、上述したように、
カメラ本体1に着脱可能となっている。Mマイコン6
は、この裏蓋モジュール13を制御するためのマイクロ
コンピュータである。データ記録回路31は、フィルム
4に設けられた磁気トラックへデータを記録するための
ものである。データ写し込み回路32は、日付データを
フィルム4へ光学的に記録するためにある。
【0022】更に、BK SW(裏蓋スイッチ)は裏蓋
の開状態でオンとなるスイッチである。このBK SW
の状態変化(オンからオフ)を検出することで、Bマイ
コン2はパトローネが装填されたことがわかる。PW
SW(パワースイッチ)は、カメラの電源に連動したス
イッチである。POP UP SW(ポップアップスイ
ッチ)は、ストロボを使用する時に操作されるスイッチ
である。REL SW(レリーズスイッチ10)は、露
出動作を開始させるためのスイッチである。また、RE
W SW(リワインドスイッチ)は、途中巻戻しスイッ
チである。このスイッチが操作されると、露出したフィ
ルム4がパトローネへ収納される。
【0023】図4は、裏蓋モジュール13の構成と、B
マイコン2とMマイコン6の制御ラインを示している。
コネクタ12を通して、2つのマイコンの通信ラインが
接続される。ここでは、コネクタ12は13個の端子を
有している。端子T1へは、カメラ本体1の電池電圧
(VEE) が出力されている。端子T2へは、DC/DC
コンバータ33の出力電圧(VCC) が出力される。端子
T3〜T9は、Bマイコン2とMマイコン6が通信を行
う時に使用される。端子T3のRQには、通信要求信号
が出力される。端子T4のENには、通信許可信号が出
力される。端子T5のDLにはデータのラッチ信号が出
力される。また、データは、端子T6〜T9のD3〜D
0へ出力される。Bマイコン2とMマイコン6の通信方
法については後述する。
【0024】Bマイコン2は、端子T10を使用して、
裏蓋モジュール13がカメラ本体1に装着されているか
否かを判定できる。また、端子T10は、Bマイコン2
のP_CHMと接続している。更に、端子T10は、裏
蓋モジュール13側でGNDラインへ接続している一
方、カメラ本体1側は抵抗R1を通してVCCラインへ接
続している。したがって、裏蓋モジュール13が装着さ
れている時は、P_CHMはローレベル(Lo)にな
り、装着されていない時はハイレベル(Hi)になる。
【0025】Mマイコン6は、端子T11を使用して、
裏蓋モジュール13がカメラ本体1に装着されているか
否かを判定できる。裏蓋モジュール13がカメラ本体1
に装着されていれば、端子T11はGNDへ接続するの
で、Mマイコン6のP_CHBはLoになる。また、端
子T12はGNDを接続するために使用される。
【0026】信号処理回路28の出力するパルス信号
は、端子T13を通してMマイコン6へ供給される。こ
のパルス信号は、フィルム4の移動に応じて発生する。
Bマイコン2は、P_PIからこの信号を入力してフィ
ルム駆動量を検出する。Mマイコン6はP_piからこ
の信号を入力する。そしてこの信号に同期して、フィル
ム4へのデータの写し込みと磁気トラック36へのデー
タの記録動作を実行する。
【0027】上記Mマイコン6の電力は、カメラ本体1
のDC/DCコンバータ33を介した電源34とバック
アップ電池35から供給される。ダイオードD1とD2
は、2つの電源が干渉することを防止するためのもので
ある。カメラ本体1のDC/DCコンバータ33が起動
している時は、DC/DCコンバータ33の電力がMマ
イコン6へ供給される。しかし、PW SWがオフして
DC/DCコンバータ33が停止すると、バックアップ
電池35の電力がMマイコン6へ供給される。Mマイコ
ン6は時計機能を有するため、動作を停止することはで
きない。そこで、バックアップ電池35が必要となる。
【0028】発振子X1は、時計用のクロック信号を発
生する。Mマイコン6は、このクロックをカウントする
ことにより、“年”、“月”、“日”、“時”、“分”
の写し込み用のデータを作成する。また、発振子X2
は、発振子X1より速いクロック信号を発生する。DC
/DCコンバータ33から電力が供給されている時は、
発振子X2の発生するクロックが、Mマイコン6の動作
クロックとして使用される。
【0029】磁気ヘッド9は、フィルム4上の磁気トラ
ック36へデータを記録するために使用される。データ
の記録動作は、トランジスタQ20がONならば可能で
ある。Q20の制御は、Mマイコン6の出力ポートP_
DTENにより行われる。記録するデータは、P_DT
からシリアルデータに変換されて出力される。P_DT
がLoならば、トランジスタQ21がオンして磁気ヘッ
ド9に電流が流れ、磁性体を所定の方向へ磁化する。P
_DTがHiならば、インバータ37がトランジスタQ
22をオンする。そして磁性体の磁化の向きは反転す
る。したがって、フィルム4を移動しながらP_DTへ
データを出力することで、磁性体上にデータは記録され
る。
【0030】データ記録動作に必要な同期信号は、P_
piへ入力されるパルス信号である。Q20のコレクタ
に接続したコンデンサC1は、カメラ本体1の電池電圧
(VEE) が変動しても、磁気ヘッド9に安定した電流を
流すためにある。データの記録中は、フィルム駆動のた
めのモータが回転するため、電池電圧の変動が大きい。
【0031】写し込みLED38は、日付データをフィ
ルム上へ写し込むためのものである。各セグメントを構
成するLEDは、トランジスタQ10〜Q17がオンす
ると点灯できる。各トランジスタは、出力ポートP_A
〜P_G、P_DPがHiにセットされるとオンする。
トランジスタQ30は、ソレノイド39を駆動するため
のものである。出力ポートP_HGがHiになると、ソ
レノイド39に電流が流れる。そして、ソレノイド39
は、磁気ヘッド9をフィルム4へ当て付ける。
【0032】EEPROM40は、磁気ヘッド9へ記録
するデータを一時的に記憶する。データの記録動作は、
フィルム4の巻き戻し動作に連動して実行される。した
がって、この動作が開始されるまで、データは不揮発性
のメモリに記憶する必要がある。
【0033】通信回路41は、カメラ外部からの制御信
号や外部で作成されたデータ等を入力するための回路で
ある。この通信回路41には、パーソナルコンピュータ
(以下PCと略記する)のシリアル通信ラインを接続す
ることができる。
【0034】裏蓋表示回路42は、Mマイコン6の指令
に基いて動作モード、EEPROM40のデータ等の表
示を行う。操作SW(スイッチ)14は、動作モードの
設定、EEPROM40のデータ操作等に使用されるス
イッチである。
【0035】図5は、上記裏蓋モジュール13とカメラ
外部のPCとの通信回路を示す。PCには、RS232
Cポートが標準的に設けられている。このRS232C
の中の4本の信号ラインを使用して、PCからMマイコ
ン6の制御を行うことができる。4本の信号ラインは、
コネクタ16を通して裏蓋モジュール13へ接続され
る。
【0036】上記PCは、SDラインを用いてデータを
Mマイコン6へ転送する。このデータは、Mマイコン6
のシリアルデータ受信ポートRXDから入力される。一
方、Mマイコン6は、RDラインを用いてデータをPC
へ転送する。このデータは、Mマイコン6のシリアルデ
ータ送信ポートTXDから出力される。
【0037】シリアル通信の方法は、同期クロックを必
要としない非同期通信である。DTRとDSRは、デー
タの送信と受信のタイミングをとるために使用される制
御ラインである。RS232C規格の信号レベルは、M
マイコン6の信号レベルと異なるため、信号レベル変換
器43を必要とする。通信のプロトコルについては後述
する。
【0038】図6及び図7は、同実施例に於けるカメラ
のフィルム給送機構及びその周辺部を後方より透視した
斜視図であり、図6はフィルム給送機構をカメラ本体の
後方より透視した斜視図であり、図7は裏蓋モジュール
がカメラ本体に装着された状態での斜視図である。ま
た、図8はフィルムパトローネを示す斜視図である。
【0039】カメラ本体1に設けられたフィルム巻上げ
巻戻しモータ44(M1)の出力軸には、ピニオンギヤ
45が設けられており、このピニオンギヤ45は太陽ギ
ヤ46と噛合している。この太陽ギヤ46は遊星ギヤ4
7と噛合しており、更にこの遊星ギヤ47は、ギヤアー
ム48を介して太陽ギヤ46の回転軸回りに公転される
ように支持されている。
【0040】また、カメラ本体の後方より向かって右側
に設けられたフィルム巻取室(図示せず)には、フィル
ムを巻取るための巻取スプール49が回転自在に設けら
れている。この巻取スプール49の上端面には、上記遊
星ギヤ47が反時計方向に公転した際に、遊星ギヤ47
と噛合するスプールギヤ50が一体的に設けられてい
る。更に、巻取スプール49の下方外周面より、後述す
るフィルムのパーフォレーションに係合する係止爪51
が突出形成されている。
【0041】また、上記遊星ギヤ47が時計方向に公転
した際に該遊星ギヤ47と噛合する位置には、アイドル
ギヤ52が設けられている。この際、遊星ギヤ47は、
図示の如くアイドルギヤ52、53、54、55を介
し、後述するカプラギヤ56に連結される。
【0042】一方、カメラ本体の後方より向かって左側
には、パトローネ57を収納するためのパトローネ収納
室11(図2参照)が設けられている。そして、パトロ
ーネ57の上方には、その先端がマイナス(−)形状に
突出して形成された、カプラ58を有するカプラギヤ5
6が回転自在に設けられている。このカプラ58は、図
8に示されるように、フィルムパトローネ57の上端面
に設けられたスプール溝59と係合し、該スプール溝5
9と軸回りに一体にされる。
【0043】また、カメラ本体1には、フィルム送出し
モータ60(M2)が設けられている。このフィルム送
出しモータ60の出力軸には、ピニオンギヤ61が設け
られており、このピニオンギヤ61は太陽ギヤ62と噛
合している。遊星ギヤ63は太陽ギヤ62と噛合すると
共に、ギヤアーム64を介して太陽ギヤ62の回転軸周
りに公転されるように支持されている。ギヤアーム64
にはばね65の張力が働くため、フィルム送出しモータ
60(M2)が反時計方向に回転した時のみ、遊星ギヤ
63とアイドルギヤ55が噛合する。
【0044】更に、フィルム4はカメラ本体1の開口部
66からの光で露光される。開口部66の近傍には、ス
プロケット67が配置されている。このスプロケット6
7は、フィルム4のパーフォレーションと噛合し、フィ
ルム4の移動に連動して回転する。また、スプロケット
67は圧接ローラ68と一体化されている。スプロケッ
ト67の回転軸には、ギヤ69が一体化されている。こ
のギア69は、ギア70と噛合する。更に、ギア70の
回転軸には、スリットのついた円板71が一体化されて
いる。
【0045】上記スプロケット67が回転すると、ギア
69及び70で拡大された回転速度で円板71が回転す
る。そして、円板71のスリットがPI29を横切る毎
に、PI29は信号を出力する。この信号は、信号処理
回路28でパルス信号に変換される。
【0046】また、裏蓋モジュールには、磁気ヘッド9
をフィルム4へ圧接するための機構を有している。磁気
ヘッド9は、圧接ローラ68と対向する位置に、フィル
ム4を挟むことができるように配置される。尚、磁気ヘ
ッド9は、図7に於いて図示矢印A及びB方向に摺動可
能な基板73に固定されている。ソレノイド39が駆動
されていない時、基板73に対してばね74の張力が働
き、磁気ヘッド9はフィルム4を圧接しない。
【0047】ソレノイド39の出力軸は、図示矢印C及
びD方向に摺動可能な基板75に固定されている。この
基板75に固定されたピン76は、ばね77の張力が基
板に働くため、図7に示される位置にある。しかし、ソ
レノイド39が駆動されると基板75が図示矢印D方向
へ摺動し、ピン76は基板73の側面78に沿って摺動
する。すると、基板73はばね74の張力に逆らって図
示矢印A方向へ摺動し、磁気ヘッド9はフィルム4を圧
接する。
【0048】次に、図9乃至図15のタイムチャートを
参照して、Bマイコン2とMマイコン6との通信方法に
ついて説明する。
【0049】Aモード〜Iモードに於いて、通信の主導
権はBマイコン2が持つ。したがって、通信要求はBマ
イコン2から発生する。Bマイコン2は、P_RQをH
iからLoへセットして、Mマイコン6へ通信を要求す
る。Mマイコン6は、通信ができる状態になると、P_
enをHiからLoへセットして、Bマイコン2の通信
を許可する。するとBマイコン2は、P_D3〜P_D
0へコマンドデータを出力する。通信のデータは8ビッ
ト構成であるが、データバスラインは4ビットなので、
HiニブルとLoニブルに分割されて出力される。
【0050】P_DLには、このニブルデータをラッチ
するためのラッチ信号が出力される。最初に出力される
データは、コマンドデータである。Mマイコン6はこの
コマンドデータにより通信モードを識別する。そして、
通信モードに応じた動作を実行する。動作が終了する
と、P_enをLoからHiへセットする。P_enの
変化を検出したBマイコン2は、P_RQをLoからH
iへセットして通信動作は終了する。
【0051】図9は、Aモード〜Fモードに於ける通信
動作時のタイムチャートである。
【0052】初めにAモードについて説明する。Mマイ
コン6はコマンドAを入力すると、発振子X2の発振動
作を許可し、この発振子X2のクロック信号を動作クロ
ックとして使用する。このことで、発振子X2のクロッ
クによる低速動作から高速動作へ移行する。
【0053】Bモードに於いては、Mマイコン6はコマ
ンドBを入力すると、発振子X2の発振動作を禁止す
る。そして発振子X1のクロック信号を動作クロックと
して使用する。このことで、発振子X2のクロックによ
る高速動作から低速動作へ移行する。
【0054】Cモードでは、Mマイコン6はコマンドC
を入力すると、ソレノイド39へ電流を流して磁気ヘッ
ド9をフィルム4へ圧接する。
【0055】また、Dモードでは、Mマイコン6はコマ
ンドDを入力すると、ソレノイド39へ電流を流すこと
を止める。このことで、磁気ヘッド9はフィルム4から
離れる。
【0056】Eモードでは、Bマイコン2はEモードの
通信終了後、スレーブモードになる。このスレーブモー
ド中の露出動作は、Mマイコン6の指令に基いて実行さ
れる。後述するKモード、Lモード、Mモードの通信モ
ードは、スレーブモード中のみ実行可能である。Bマイ
コン2がスレーブモードになるためには、Mマイコン6
が外部制御モードになる必要がある。
【0057】またFモードでは、Bマイコン2は、露出
動作が終了後、Fモードの通信を行う。そして、Bマイ
コン2は1駒分フィルム4を巻上げる。この巻上げ動作
に連動して、Mマイコン6は日付データをフィルム4へ
写し込む。Mマイコン6は、コマンドFを写し込み許可
信号として認識する。
【0058】次に、図10のタイムチャートを参照し
て、Gモードについて説明する。Bマイコン2はコマン
ドGを出力後、絞り値、シャッタ秒時、駒数のデータを
Mマイコン6へ出力する。これらのデータは、裏蓋モジ
ュール13の裏蓋表示回路42に表示される。Mマイコ
ン6は、これらのデータ入力後、モードデータをBマイ
コン2へ出力する(図10に於いて斜線部分のデータ
は、Mマイコン6が出力するデータである)。モードデ
ータには、トリミングモードと外部制御モードに関する
情報が含まれる。
【0059】図11は、Hモードのタイムチャートを示
したものである。Hモードは、磁気トラック9へ記録す
るデータを裏蓋モジュール13のEEPROM40へ格
納するモードである。Bマイコン2はコマンドHの出力
後、記録するデータDT1〜DT(n)をMマイコン6
へ出力する。データ数(n)は、Mマイコン6がデータ
を入力する時の便宜を考えてつけ加えられている。
【0060】図12は、Iモードのタイムチャートを示
したものである。Bマイコン2はコマンドIの出力後、
6つのパラメータを出力する。このパラメータは、Mマ
イコン6が写し込み動作及びデータの記録動作を実行す
る時に必要なパラメータである。
【0061】次に、図13のタイムチャートを参照し
て、Jモードについて説明する。Jモードは、磁気トラ
ック9へデータを記録するためのモードである。Jモー
ドの通信は、撮影したフィルム4をパトローネ57へ巻
戻す動作と平行して実行される。Bマイコン2はコマン
ドJを出力後、駒数(n)を出力する。nには最後に撮
影されたフィルムの駒数(フィルムカウンタの値)がセ
ットされる。
【0062】Mマイコン6は、n駒目から1駒目までの
データを磁気トラックへ記録する。Bマイコン2は駒数
(n)を出力後、記録動作の開始信号(図13のタイム
チャート上の※(n)、※(n−1)〜※(1))をP
_DLから出力する。Mマイコン6は、この信号を入力
する毎に、1駒分のデータをEEPROM40から読出
して、磁気トラック36上へ記録する。
【0063】Kモード、Lモード及びMモードに於い
て、通信の主導権は、Mマイコン6が持つ。したがっ
て、通信要求は、Mマイコン6から発生する。Mマイコ
ン6はP_rqをHiからLoへセットして、Bマイコ
ン2へ通信を要求する。Bマイコン2は通信ができる状
態になると、P_ENをHiからLoへセットして、M
マイコン6の通信を許可する。すると、Mマイコン6
は、P_d3〜P_d0へコマンドデータを出力する。
【0064】P_d1にはデータをラッチするためのラ
ッチ信号が出力される。最初に出力されるデータは、コ
マンドデータである。Bマイコン2は、このコマンドデ
ータにより通信モードを識別する。そして、通信モード
に応じた動作を実行する。動作が終了すると、P_EN
をLoからHiへセットする。P_ENの変化を検出し
たMマイコン6は、P_rqをLoからHiへセットし
て通信動作は終了する。
【0065】次に、図14のタイムチャートを参照し
て、Kモードについて説明する。Mマイコン6は、コマ
ンドKを出力後、絞り値とシャッタ秒時を出力する。B
マイコン2は、Mマイコン6から入力した絞り値とシャ
ッタ秒時に基いて、フィルム4を露光する。この絞り値
とシャッタ秒時は、カメラ外部から入力されたデータで
ある(後述の図17のタイムチャート参照)。
【0066】また、図15は、LモードとMモードのタ
イムチャートを示したものである。
【0067】Lモードでは、コマンドLを入力したBマ
イコン2は、自動的に絞り値とシャッタ秒時を決定して
露出動作を実行する。コマンドKはマニュアル露出動作
を指令し、コマンドLは自動露出動作を指令することに
なる。
【0068】Mモードでは、Mマイコン6は、外部制御
モードが解除された時、Mモードの通信を実行する。B
マイコン2はコマンドMを入力すると、スレーブモード
を解除する。スレーブモード解除後、Mマイコン6の指
令に基いて露出動作を実行することはできない。
【0069】裏蓋モジュール13が外部制御モードにな
ると、カメラの動作は、外部のPCからの制御信号に基
いて制御することができる。PCからの制御信号は、M
マイコン6が入力する。Mマイコン6は、この入力した
制御信号に基いてBマイコン2の制御を行う。
【0070】以下、図16乃至図19のタイムチャート
を参照して、PCとMマイコン6の通信プロトコルにつ
いて説明する。
【0071】先ず、上記PCがRS232Cの回線をオ
ープンすると、Mマイコン6の数1の関係式で表される
DTRの反転信号は、“HI”から“Lo”へ変化す
る。Mマイコン6は、DTRの反転信号が“Lo”にな
ったことを検出すると、数2の関係式で表されるDSR
の反転信号を“Hi”から“Lo”へセットする。
【0072】
【数1】
【数2】 そしてPC側は、数2の関係式のDSRの反転信号が
“Lo”になると、Mマイコン6は通信可能な状態であ
ると判定する。この判定により、PC側はMマイコン6
へ向けて、Mマイコン6が通信モード識別をするために
使用されるコマンドデータを出力する。
【0073】したがって、どの通信モードに於いても、
上記コマンドデータは通信データの先頭に位置する。M
マイコン6がPCへ向けて、終了コードを転送すること
で通信モードは終了する。PCは、終了コードを入力す
ると、RS232Cの回線をクローズする。数1の関係
式のDTRの反転信号は、“Lo”から“Hi”へ変化
する。この変化を検出したMマイコン6は、DSRの反
転信号を“Lo”から“Hi”へセットして通信動作を
禁止する。
【0074】図16は、aモードのタイムチャートであ
る。Mマイコン6は、コマンドaを入力すると、Lモー
ドの通信を実行する。すると、Bマイコン2は自動露出
動作を実行する。この動作は、カメラ本体のREL S
Wをオンした時の動作と同じである。Lモードの通信動
作が終了すると、Mマイコン6は終了コードをTXDか
ら出力する。
【0075】図17は、bモードのタイムチャートであ
る。PCは、コマンドbに続いて絞り値とシャッタ秒時
をMマイコン6へ転送する。そして、Mマイコン6は、
Kモードの通信を実行する。Bマイコン2は、この通信
により、PCからの絞り値とシャッタ秒時を入力する。
そしてBマイコン2は、このデータに基く露出動作を実
行する。Kモードの通信動作が終了すると、Mマイコン
6は終了コードをTXDから出力する。
【0076】上記bモードに於いて測距動作は行われて
いないため、使用者がマニュアル動作で焦点調節をしな
ければならない。このbモードは、カメラが顕微鏡や内
視鏡等に接続されて撮影が行われる時の便宜を考えて設
けられている。
【0077】図18は、cモードのタイムチャートであ
る。このcモードは、PCから転送されるデータを、裏
蓋モジュール13のEEPROM40へ記憶するための
ものである。上記PCは、コマンドcに続いて、EEP
ROM40のアドレスを出力する。Mマイコン6は、こ
のアドレスを基準にデータ記憶回路31へデータDT1
〜DTn を記憶する。データ数(n)は、Mマイコン6
がデータを取込む時の便宜を考えてつけ加えられてい
る。Mマイコン6は、全てのデータを記憶すると終了コ
ードを出力する。
【0078】図19は、dモードのタイムチャートであ
る。このdモードは、PCが裏蓋モジュール13のEE
PROM40に記憶されたデータを読出すためのもので
ある。PCはコマンドdに続いて、EEPROM40の
アドレスと、読出したいデータ数を出力する。Mマイコ
ン6は、このアドレスを基準にn個のデータ(DT1
DTn )を読出す。そしてTDXから出力する。n個の
データの転送が終了すると終了コードを出力する。
【0079】次に、図20乃至図23のフローチャート
を参照して、Bマイコン2の動作を説明する。
【0080】初めに、図20を参照して、メインルーチ
ンを説明する。
【0081】PW SWがオンすると、Bマイコン2は
パワーオンリセットされ、動作を開始する。ステップS
1ではDC/DCコンバータ33の起動、I/Oポート
の初期化、メモリの初期化等を実行する。ステップS2
では、リワインドフラグの有無を判定する。ここで、フ
ラグがセットされている時は、ステップS3へ移行し
て、サブルーチン“巻戻しX”を実行する。リワインド
フラグは、フィルム4の巻戻し動作が途中で終了した時
にセットされる。
【0082】ステップS4では、裏蓋モジュール13が
カメラ本体1に装着されているか否かを判定する。Bマ
イコン2は、P_CHMの状態をみることで裏蓋モジュ
ール13の有無を判定することができる。P_CHMが
Loならば、裏蓋モジュール13は装着されている。こ
こで、裏蓋モジュール13が装着されている場合は、ス
テップS5へ移行する。このステップS5では、Aモー
ドの通信を実行する。Mマイコン6は、この通信により
高速動作へ移行する。次いで、ステップS6では、Iモ
ードの通信を実行する。Mマイコン6は、写し込み動作
とデータ記録動作を実行する際に必要なパラメータを入
力する。
【0083】次に、ステップS7に於いて、BK SW
の状態を判定する。BK SWがオフからオンへ変化す
れば、ステップS8へ移行する。この変化は、フィルム
パトローネ57が装填され、カメラの裏蓋が開から閉へ
変化したことを意味する。そして、ステップS8では、
フィルム4を巻取りスプールへ巻付ける動作“空送り”
が実行される。次いで、ステップS9でフィルムカウン
タFCOへ“1”をセットした後、ステップS7に戻
る。
【0084】上記ステップS7からステップS10へ進
むと、REW SWの状態を判定する。ここで、REW
SWが操作されている時は、ステップS11へ移行す
る。そして、サブルーチン“巻戻し”が実行される。フ
ィルム4の巻戻し動作に連動して、Mマイコン6は、フ
ィルム4の磁気トラック36へデータを記録する。この
後、ステップS7に戻る。
【0085】ステップS12では、PW SWの状態を
判定する。PW SWがオフならばカメラの動作は、禁
止され、ステップS13に移行する。このステップS1
3では、モジュールの有無を判定する。モジュールが無
ければ、DC/DCコンバータ33の動作を停止して、
Bマイコン2は動作を終了する。モジュールがある時
は、ステップS14に進んで、Bモードの通信を実行し
てから動作を終了する。ステップS14の処理により、
Mマイコン6は低速動作へ移行する。このとき、カメラ
本体1から電力は供給されないので、バックアップ電池
35で動作する。
【0086】上記ステップS12に於いて、PW SW
がオンであれば、ステップS15へ進んでPOP UP
SWの状態を判定する。ここで、スイッチがオンして
ストロボが使用できる状態ならば、ステップS16へ移
行する。このステップS16では、ストロボ制御回路2
4へメインコンデンサを充電するための指令を出す。
【0087】次いで、ステップS17では、測光回路1
7からの被写体輝度データと、DXコード読出し回路2
5からのフィルム感度データに基いて、絞り値とシャッ
タ秒時を算出する。そして、ステップS18では、モジ
ュールの有無を判定する。モジュールが有る時は、ステ
ップS19へ移行して、Gモードの通信を実行する。こ
こで、Bマイコン2は、ステップS17で算出した絞り
値とシャッタ秒時、及びフィルムカウンタの値をMマイ
コン6へ出力する。また、Mマイコン6はモードデータ
をBマイコン2へ出力する。尚、Gモードの通信は、メ
インルーチンの中で周期的に繰返される。したがって、
Bマイコン2は、Mマイコン6の動作状態をリアルタイ
ムに検出することができる。
【0088】ステップS20では、モードデータからM
マイコン6が外部制御モードであるかを判定する。Mマ
イコン6が外部制御モードである時は、ステップS21
に於いてEモードの通信を実行し、そしてBマイコン2
はスレーブモードになる。スレーブモード中は、ステッ
プS22のサブルーチン“スレーブモード”が実行され
る。
【0089】一方、上記ステップS20に於いて、Mマ
イコン6が外部制御モードでない時は、ステップS23
へ移行する。このステップS23では、露出条件、フィ
ルムの駒数等の表示を行う。また、Mマイコン6がトリ
ミングモードである時は、モードに応じてトリミング範
囲をファインダに表示する。
【0090】図24は、ファインダの表示の一例を示し
たものである。同図(a)は、トリミングモードでない
時の表示であり、同図(b)はトリミングモード1に於
ける表示である。括弧79の範囲が、印画紙にプリント
される。このトリミングの範囲は、フィルム4の磁気ト
ラック36上へトリミングデータとして記憶される。し
たがって、裏蓋モジュール13がカメラ本体1に装着さ
れていない限り実行できないモードである。
【0091】また、同図(c)はトリミングモード2に
於ける表示である。更に、同図(d)はトリミング3に
於ける表示である。
【0092】次いで、ステップS24に於いて、REL
SWの状態を判定する。ここで、スイッチがオフして
いる時はステップS7へ移行し、スイッチがオンならば
ステップS25に進んで被写体に対して焦点を合わせ
る。続いて、ステップS26では測光演算を行い、最終
的な絞り値とシャッタ秒時を決定する。
【0093】そして、ステップS27では、モジュール
の有無を判定する。モジュールが有る場合はステップS
28へ移行し、Mマイコン6へ転送するデータを作成す
る。このデータは、フィルム4の磁気トラック36へ記
録される。次いで、ステップS29では、Hモードの通
信により、このデータをMマイコン6へ転送する。
【0094】一方、ステップS27に於いてモジュール
が無い場合は、ステップS30に進み、シャッタ制御機
構19、絞り制御機構20を制御してフィルム4を露出
する。そして、ステップS28では、サブルーチン“1
駒巻上げ”が実行される。Mマイコン6は、日付データ
の写し込み動作を、1駒巻上げの動作に連動して実行す
る。
【0095】次に、図21を参照して、サブルーチン
“スレーブモード”について説明する。スレーブモード
中は、Mマイコン6からの指令に基いて露出動作が可能
になる。
【0096】初めに、ステップS41では、P_RQか
らMマイコン6の通信要求信号を入力する。P_RQが
LoならばMマイコン6は通信要求を出力している。こ
の場合、ステップS42へ進んで、P_ENをHiから
Loへセットする。Mマイコン6はP_ENがLoにな
ったことを検知すると、Bマイコン2へコマンドデータ
を出力する。続いて、ステップS43では、Mマイコン
6が出力したコマンドデータを入力する。
【0097】そして、ステップS44に於いて、コマン
ドデータがコマンドLであるか否かを判定する。ここ
で、コマンドLならばステップS45へ進み、P_EN
をLoからHiへセットする。Lモードの通信が実行さ
れた時、Bマイコン2は自動露出動作を実行しなければ
ならない。次いで、ステップS46にて、被写体に対し
て焦点を合わせた後、ステップS47で絞り値とシャッ
タ秒時を算出する。
【0098】ステップS54では、フィルム4の磁気ト
ラック36へ記録するデータを作成する。このデータ
は、ステップS55にてMマイコン6へ転送される。そ
して、ステップS56でフィルム4を露出すると、ステ
ップS57に進んでフィルム4を巻上げる。この後、次
の通信を行うためにステップS41へ移行する。
【0099】上記ステップS44に於いて、コマンドL
で無い場合は、ステップS48へ移行してコマンドデー
タがコマンドKであるか否かを判定する。コマンドKで
ある場合は、続くステップS49及びS50に於いて、
Mマイコン6が出力した絞り値とシャッタ秒時を入力す
る。そして、ステップS51にて、P_ENをLoから
Hiへセットする。Lモードに於いては、Mマイコン6
からの露出データに基いてフィルム4を露出する。ま
た、焦点調整の動作も実行しない。したがって、ステッ
プS51からステップS54へ移行する。
【0100】更に、上記ステップS48に於いて、コマ
ンドKで無かった場合はステップS52へ移行して、コ
マンドデータがコマンドMであるかを判定する。ここ
で、コマンドMである場合は、ステップS53に進んで
P_ENをLoからHiにセットした後、メインルーチ
ンへリターンする。コマンドMはBマイコン2のスレー
ブモードを解除するためのコマンドデータである。Mマ
イコン6の外部制御モードが解除されると、Mマイコン
6はMモードの通信を実行する。
【0101】次に、図22を参照して、サブルーチン
“1駒巻上げ”を説明する。
【0102】先ず、ステップS61にて、モジュールの
有無を判定する。裏蓋モジュール13がカメラ本体1に
装着されている時は、ステップS62へ移行してFモー
ドの通信を行う。ここで、Mマイコン6は、この通信に
より1駒巻上げの動作が実行されることを検知する。そ
して、写し込み動作を準備する。
【0103】ステップS63では、タイマカウンタをク
リアする。そして、ステップS64では、タイマカウン
タのカウント動作を開始する。タイマカウンタは、フィ
ルム4の終端検出のために使用される。1駒巻上げの動
作が処理時間(Tw)が経過しても終了しない時に、フ
ィルム4が終端まで巻上げられたものと判定する。次い
で、ステップS65にて、レジスタPICOをクリアす
る。このPICOは、信号処理回路28が出力するパル
ス信号をカウントするために使用される。その後、ステ
ップS66で、モータM1を時計方向へ回転させる。こ
のことにより、スプールはフィルム4を巻上げる。
【0104】そして、ステップS67に於いて、タイマ
カウンタの値がTw以上であるか否かを判定する。ここ
で、Tw以上の場合はステップS68へ進んで、モータ
M1にブレーキをかけ、ステップS69でモータM1へ
の通電を停止する。この後、“巻戻し”へ移行する。
【0105】一方、上記ステップS67に於いて、Tw
以下の場合はステップS70へ進む。このステップS7
0では、P_PIに信号処理回路28からのパルス信号
が入力したかを判定する。パルス信号の入力がなければ
ステップS67へ移行し、入力があった場合はステップ
S71へ進む。このステップS71では、PICOをイ
ンクリメントする。
【0106】次いで、ステップS72に於いて、PIC
OがPIWと一致しているかを判定する。PIWは、フ
ィルム4を1駒分巻上げた時、PIが発生する信号の数
を示す。PICOがPIWと一致していない場合は、巻
上げ動作を続けるため、ステップS67へ移行する。1
駒分のフィルム4が巻上げられると、ステップS73へ
移行して、モータM1へショートブレーキをかける。そ
して、ステップS74ではモータM1への通電を止め
る。
【0107】そして、ステップS75に於いて、フィル
ムカウンタFCOの値がEXPnであるかを判定する。
EXPnは装填されているフィルム4の撮影枚数であ
る。EXPnは、DXコード読出し回路25から入力す
る。FCOがEXPnと一致していない場合は、ステッ
プS77に進んでFCOをインクリメントする。その
後、リターンする。
【0108】上記ステップS75に於いて、FCOがE
XPnと一致している場合は、ステップS76へ移行す
る。このステップS76では、モジュールの有無を判定
する。モジュールが無い時はステップS77へ移行す
る。モジュールがある時は、サブルーチン“巻戻し”へ
進む。モジュールが装着されていない場合、フィルム4
が終端に達するまで撮影動作が実行される。したがっ
て、ステップS76からステップS77へ移行する。
【0109】しかしながら、モジュールが有る時、フィ
ルム4の終端まで撮影することはできない。何故なら
ば、巻上げ動作に連動してフィルム4へ日付データの写
し込み動作を行うからである。フィルム4が完全に巻上
げられないと、データを完全に写し込める保障がなくな
る。例えば24EXPのフィルムに於いては、25枚の
撮影は可能である。したがって、24枚目の駒は必ず1
駒分の巻上げが可能である。以上の理由により、ステッ
プS75及びS76の処理が加えられた。
【0110】次に、図23を参照して、サブルーチン
“巻戻し”について説明する。
【0111】このサブルーチンでは、フィルム4をパト
ローネ57へ巻戻すためのものである。そして、この動
作に平行して、Mマイコン6は、EEPROM40のデ
ータをフィルム4の磁気トラック36へ記録する。
【0112】初めに、ステップS81では、モジュール
の有無を判定する。裏蓋モジュール13がカメラ本体1
に装着されていない時は、ステップS103へ移行す
る。ここでは、先ずモジュールが無い場合の巻戻し動作
について説明する。
【0113】ステップS103では、リワインドフラグ
をセット(←“1”)する。そして、データ記録回路3
1へ記録される。このフラグは、電源オフ中も状態を保
持する必要がある。尚、このフラグは巻戻し動作が完全
に終了した時点でクリア(←“0”)される。
【0114】ステップS104では、タイマカウンタを
クリアする。そして、ステップS105では、タイマカ
ウンタのカウント動作を開始する。このタイマカウンタ
により、巻戻し動作が完全に終了したか判定する。ステ
ップS106では、モータM1を反時計方向に回転させ
る。このことでフィルム4は、パトローネ57へ巻戻さ
れる。
【0115】次いで、ステップS107では、P_PI
にパルス信号が入力したかを判定する。信号が入力して
いる時は、ステップS108に進んでタイマカウンタを
クリアする。そして、ステップS109では、タイマカ
ウンタの値が所定値(TINT)以上であるかを判定す
る。フィルム4が完全にパトローネ57に収納される
と、スプロケット67の回転は止まり、パルス信号は発
生しなくなる。すると、タイマカウンタのカウントアッ
プが進行して、ステップS109からステップS110
へ動作が移行する。上記ステップS110では、リワイ
ンドフラグをクリアする。そして、モータM1を止める
ため、ステップS101へ移行する。
【0116】また、上記ステップS109からステップ
S111へ移行すると、PW SWの状態を判定する。
ここで、スイッチがオンならば、ステップS107へ移
行する。スイッチがオフした時は、巻戻し動作を中止す
るため、ステップS101へ移行する。このとき、ステ
ップS110の処理は実行されないので、フラグはセッ
トされたままである。
【0117】PW SWがオフした状態でメインルーチ
ンへリターンすると、メインルーチンの中でBマイコン
2の動作は停止する。しかし、フラグが残っているた
め、再びBマイコン2の動作が開始されると“巻戻し
X”がコールされる(メインルーチンのステップS2及
びS3)。そして、残ったフィルム4をパトローネ57
へ巻戻す。巻戻し途中で動作を停止することは、モジュ
ールが無い場合のみ許される。モジュールが有る時は、
巻戻し動作に連動してデータを磁気トラック36へ記録
する。したがって、途中でフィルム4を止めることは許
されない。
【0118】次に、モジュールが装着されている場合の
動作について説明する。
【0119】上記ステップS81からステップS82へ
進むと、Cモードの通信を行う。Mマイコン6は、ソレ
ノイド39へ電流を流し、磁気ヘッド9をフィルム4へ
当て付ける。
【0120】尚、以下に述べるステップS83〜S99
の処理では、Jモードの通信とフィルム4の巻戻し動作
が平行して行われる。Jモードの通信タイムチャート
は、図13に示されている。
【0121】ステップS83は、P_RQをHiからL
oへセットして、Mマイコン6へ通信要求をする。次い
で、ステップS84に於いて、Mマイコン6の通信許可
が来るまで待機する。そして、ステップS85で、バス
ラインへコマンドJを出力すると、ステップS86では
駒数を出力する。ここでは、フィルムカウンタFCOの
値が駒数である。続いて、ステップS87では、モータ
M1を反時計方向へ回転する。このことで、フィルム4
はパトローネ57へ巻戻される。
【0122】そして、ステップS88では、レジスタP
ICOをクリアする。このPICOは、P_PIへ入力
されるパルス信号をカウントするために使用する。ステ
ップS89では、パルス信号が入力したか否かを判定す
る。ここで、信号が入力した時は、ステップS90へ移
行してPICOをインクリメントする。
【0123】次いで、ステップS91では、PICOの
値がPIW+PI△と一致しているかを判定する。一致
していない時は、ステップS91へ移行してパルスのカ
ウント動作を続ける。一致すると、ステップS92へ進
んでP_DLへ記録開始信号を出力する(図13の※
(n)の信号)。Mマイコン6は、この信号を入力する
とn駒目のデータを磁気トラック36へ記録する。上記
したステップS89〜S91の処理は、図13に示され
るtD に相当する。ステップS89〜S91の処理によ
り、フィルム4が動き出してからデータの記録動作が開
始されるまでに、tD の遅延が生じることになる。
【0124】ここで、図25を参照して、上記ステップ
S89〜S91の処理が存在する理由について説明す
る。
【0125】図25(a)に示されるように、カメラの
開口部66からパトローネ57へ向けて磁気ヘッド9が
△だけオフセットされて配置されているものとする。こ
のオフセット量△をパルス信号の数に換算したものが、
PI△である。また、Wはフィルムを1駒分巻上げる時
のフィルム4の移動量である。このWをパルス信号の数
に換算したものが、PIWである。
【0126】ステップS89〜S91の処理により、△
+Wで示される区間には、データの記録動作が実行され
ない。この動作により、撮影駒と対応するデータが記録
される位置が一致する。撮影駒とデータ記録位置がずれ
ていると、フィルム4をカットする際に不都合が生じ
る。
【0127】図25(b)に示される位置に磁気ヘッド
9が配置されている場合は、ステップS91に若干の修
正を行えば対応することができる。すなわち、PIW+
PI△を、PIW−PI△に変更するだけでよい。
【0128】更に、ステップS89〜S91の処理に
は、もうひとつ重要な意味がある。図26は、フィルム
巻上げ開始直後のフィルム移動速度の変化を示してい
る。図中、Loで示される区間は、フィルム4の移動速
度が略一定になる前の加速区間である。この移動速度が
不安定な区間では、磁気トラック36へデータを記録す
ることはできない。上記ステップS89〜S91の処理
により、区間Loを除くことができる。但し、W+△>
Lo(若しくはW−△>Lo)になるように、磁気ヘッ
ド9を配置しなければならない。
【0129】図23の説明に戻って、ステップS93で
はPICOをクリアする。次いで、ステップS94に於
いて、パルス信号が入力されているかを判定する。パル
ス信号が入力された時は、ステップS95に移行してP
ICOをインクリメントする。そして、ステップS96
では、PICOがPIWと一致しているかを判定する。
こうして、フィルム4が1駒分巻戻されるまで上記ステ
ップS94〜S96の処理が続く。そして、1駒分巻戻
されると、ステップ97へ進む。
【0130】ステップS97では、フィルムカウンタF
COをデクリメントする。次いで、ステップS98に於
いて、FCOが0であるか否かを判定する。0でない時
は、巻戻し動作を続けるため、ステップS92へ戻る。
一方、0ならばステップS99へ進んでJモードの通信
を終了させる。そして、ステップS100でDモードの
通信を行う。この通信により、Mマイコン6はソレノイ
ド39への通信を止める。
【0131】次いで、ステップS101ではモータM1
へブレーキをかける。続いて、ステップS102ではモ
ータへの給電を止める。その後、メインルーチンへリタ
ーンする。
【0132】次に、図27乃至図34のフローチャート
を参照して、Mマイコン6の動作を説明する。
【0133】初めに、図27を参照して、メインルーチ
ンを説明する。
【0134】バックアップ電池35が装着されると、M
マイコン6はパワーオンリセットされる。ステップS1
21では、I/Oポートの初期化、メモリの初期化等を
実行する。続いて、ステップS122では、発振子X1
の発振動作のみを許可し、X2の発振動作を禁止する。
このことで、Mマイコン6は発振子X1のクロック信号
を動作クロックに使用する低速動作モードになる。低速
動作モードになることで、Mマイコン6の消費電力は最
低になり、バックアップ電池35による動作が可能にな
る。
【0135】次いで、ステップS123では、発振子X
1のクロック信号をカウントすることで、「年」、
「月」、「日」、「時」、「分」の写し込みデータを作
成する。そして、ステップS124に於いて、Mマイコ
ン6からの通信要求がないかを判定する。この通信要求
がなければステップS123へ移行する。ここで、P_
yqがHiからLoに変化すると、ステップS132へ
移行して、サブルーチン“通信A”を実行する。
【0136】当サブルーチンは、Bマイコン2とMマイ
コン6間の通信を実行するルーチンである。ステップS
133では、Mマイコン6の動作モードが低速モードで
あるかを判定する。通信の結果、Mマイコン6が低速モ
ードに設定されると、ステップS123へ移行する。
【0137】PW SWがオフしてBマイコン2の動作
が止まる時、Bマイコン2はモードBの通信を行う。こ
の通信が行われると、Mマイコン6は高速動作モードか
ら低速動作モードに移行する。Bマイコン2の動作中
は、ステップS133からステップS123へ移行する
ことはない。したがって、Bマイコン2の動作中は、ス
テップS125〜S136の処理ループが実行される。
この処理ループの先頭ステップから順番に動作を説明す
る。
【0138】ステップS125では、裏蓋モジュール1
3がカメラ本体1に装着されているかを判定する。P_
CHBがLoならば、カメラ本体1に装着されているこ
とになる。この場合は、ステップS126へ進む。一
方、P_CHBがHiならば、ステップS122へ移行
して動作モードを低速モードへ設定する。何故ならば、
裏蓋モジュール13はカメラ本体1により分離されたこ
とになる。そして、分離されると、カメラ本体1から電
力を入力することができなくなるからである。
【0139】上記ステップS126では、Mマイコン6
に接続された操作SWの状態を入力する。次いで、ステ
ップS127では、モード変更に関係したスイッチが操
作されているかを判定する。スイッチが操作されている
時は、ステップS128へ移行してサブルーチン“モー
ド変更”が実行される。
【0140】ステップS129では、EEPROM40
のデータ変更に関連したスイッチが操作されているかを
判定する。スイッチが操作されている時は、ステップS
130へ移行してサブルーチン“データ変更”が実行さ
れる。次いで、ステップS131にて、Bマイコン2か
らの通信要求がないかを判定する。Bマイコン2が通信
要求を出力すると、P_rqはHiからLoへ変化す
る。ここで、P_rqがLoならば、ステップS132
へ移行する。
【0141】一方、ステップS131に於いて、P_r
qがHiならば、ステップS134へ進んで、カメラ外
部からの通信要求がないかを判断する。PC等が通信要
求を出力すると、上記数1の関係式で表されるDTRの
反転信号は、HiからLoへ変化する。ここで、このD
TRの反転信号がLoならば、ステップS135へ移行
してサブルーチン“通信B”が実行される。次いで、ス
テップS136では、「年」、「月」、「日」、
「時」、「分」のカウンタの更新動作を周期的に行う。
【0142】次に、図28を参照して、サブルーチン
“モード変更”について説明する。
【0143】ステップS141では、操作スイッチ14
内の図示されないDATE MODSWが操作されてい
るかを判定する。スイッチの操作がある時は、ステップ
S142へ移行する。このステップS142では、4つ
の写し込みモードがある。スイッチが操作される毎に、
図35に示されるようにモードは変化する。モードの状
態は、ステップS153に於いて、表示回路に表示され
る。
【0144】ステップS143では、SEL SWが操
作されているかを判定する。スイッチの操作がある時
は、ステップS144へ移行して、修正する「桁」を選
択する。スイッチが操作される毎に、図36に示される
ように表示は変化する。尚、図中「 」で示した「桁」
が選択された桁である。この桁は点滅することで操作に
修正桁であることを告知する。
【0145】また、ステップS145では、ADJ S
Wが操作されているかを判定する。このスイッチが操作
されると、ステップS146へ移行する。そして、選択
された桁は、スイッチが操作される毎にアップカウント
する。そして表示される。
【0146】ステップS147では、TRIM MOD
SWが操作されているかを判定する。このスイッチが
操作されると、ステップS149へ移行してトリミング
モードの変更を行う。トリミングモードは3つあり、ス
イッチが操作される毎に、図37に示されるように変化
する。そして表示される。
【0147】各トリミングモードに於けるプリント時の
範囲は、図24に示されている。プリント範囲は、磁気
トラック36へデータとして記録する必要がある。ここ
で、EEPROM40のデータを各プリント範囲に合わ
せて変更する。トリミングモードの情報はBマイコン2
へ、モードデータとして転送する必要がある。
【0148】上述したように、モードデータは、Gモー
ドの通信によりBマイコン2へ転送される。そこで、モ
ードデータをトリミング情報に応じて変更する。ステッ
プS148では、EXT CONT SWが操作されて
いるかを判定する。このスイッチを操作することで、外
部制御モードの設定と解除が実行できる。また、ステッ
プS149へ移行すると、Bマイコン2へ転送するモー
ドデータを変更する。
【0149】EXT CONT SWが操作された結
果、外部制御モードが解除されると、ステップS150
からステップS151へ移行する。このステップS15
1では、Mモードの通信を実行する。このことにより、
Bマイコン2はスレーブモードから解除される。そし
て、ステップS152では、スレーブフラグをクリアす
る。スレーブフラグのセットは、サブルーチン“通信
A”で行われる。このフラグが“0”の時は、カメラ外
部から入力される制御信号により、カメラの露出動作を
実行させることはできない。そして、ステップS153
では、各モードの動作に応じたデータを表示回路へ出力
する。
【0150】次に、図29を参照して、サブルーチン
“データ変更”について説明する。当ルーチンでは、ス
イッチの操作に応じてEEPROM40のデータを変更
することかできる。このデータは、フィルム4の磁気ト
ラック36へ記録されるデータである。
【0151】先ず、ステップS161では、UP SW
が操作されているかを判定する。スイッチが操作されて
いる時は、ステップS162へ移行してアドレスをイン
クリメントする。そして、ステップS163に於いて、
このアドレスにより指定されるEEPROM40のデー
タを読出す。次いで、ステップS203では、アドレス
とデータを表示する。
【0152】一方、上記ステップS161に於いて、U
P SWが操作されていない時は、ステップS164に
進んで、DOWN SWが操作されているかを判定す
る。ここで、スイッチが操作されている時は、ステップ
S165へ移行してアドレスをデクリメントする。そし
て、ステップS163及びS204によりアドレスと対
応するデータが表示される。このとき、操作者はUP
SWとDOWN SWを操作することで磁気トラック3
6に記録されているデータを確認することができる。
【0153】そして、ステップS166、S167〜S
191では、アルファベットスイッチが操作されている
かを判定する。次いで、ステップS192、S193〜
S201では、数字スイッチが操作されているかを判定
する。これらアルファベットスイッチ及び数字スイッチ
が操作されている時は、何れもステップS202へ移行
する。そして、アドレスにより指定されたEEPROM
40のデータを変更する。
【0154】EEPROM40に記憶されているデータ
は、図38に示されるASCIIコードに基いて記憶さ
れる。尚、図29のフローチャート上ではアルファベッ
トと数字しか入力できない構成になっているが、実際に
はアルファベットと数字以外の特殊な記号を入力するこ
とも可能である。
【0155】図39は、EEPROM40のメモリマッ
プを示したものである。同図に於いて、アドレスAD1
_0〜AD1_Nには1駒目に対応するデータが記憶さ
れている。以下同様に、各駒に対応したアドレスにデー
タが記憶されている。同図の右側のマップは、x駒目の
データを示したものである。ADx_0〜ADx_N0
には撮影条件が記憶される。トリミングモードならば、
プリント時にトリミングする範囲を示すデータも記憶さ
れる。各データには、データを識別するためのIDコー
ドが記憶されている。IDコードについては、例えば特
表平4−501016号に公開されている。ADx_N
1 〜ADx_Nは操作が必要に応じてデータを記憶する
範囲である。したがってデータの形式は自由である。
【0156】次に、図30及び図31を参照して、サブ
ルーチン“通信A”について説明する。Bマイコン2か
らの通信要求がP_rqから入力すると、当サブルーチ
ンがコールされる。
【0157】ステップS211では、P_enをHiか
らLoへ設定し、Bマイコン2へ対して通信を許可す
る。次いで、ステップS212では、Bマイコン2の出
力するコマンドを入力する。そして、ステップS213
に於いて、コマンドがコマンドAであるかを判定する。
【0158】ここで、コマンドがコマンドAならばステ
ップS214へ進み、発振子X2の発振動作を開始す
る。そして、発振子X2のクロックをMマイコン6の動
作クロックとして使用する。この後、ステップS227
へ進み、P_enをLoからHiへセットして通信は終
了する。
【0159】一方、上記ステップS213に於いてコマ
ンドAでない場合は、ステップS215へ移行して、コ
マンドがコマンドBであるかを判定する。コマンドがコ
マンドBならばステップS216へ移行する。このステ
ップS216では、発振子X2の発振動作を禁止する。
動作クロックは発振子X1のクロックを使用する。その
後、ステップS227へ移行する。
【0160】また、上記ステップS215からステップ
S217へ移行すると、コマンドがコマンドCであるか
を判定する。ここで、コマンドがコマンドCならばステ
ップS218へ移行する。このステップS218では、
P_MGをLoからHiへセットする。すると、トラン
ジスタQ30がオンしてソレノイド39へ電流が流れ
る。次いで、ステップS219で50msec待機した
後、ステップS227へ移行する。上記ステップS21
9は、ソレノイド39が磁気ヘッド9をフィルム4へ当
て付けるために必要な時間である。尚、この待機時間5
0msecは、一例としての仮の値であり、これに限ら
れるものではない。
【0161】上記ステップS217からステップS22
0へ移行すると、コマンドがコマンドDであるかを判定
する。ここで、コマンドがコマンドDならばステップS
221へ移行する。このステップS221では、P_M
GをHiからLoへセットする。すると、上記トランジ
スタQ30がオフしてソレノイド39の電流は止まる。
次いで、ステップS222で50mse待機した後、ス
テップS227へ移行する。ここで、上記ステップS2
22は、磁気ヘッド9をフィルム4から完全に離すため
に必要な時間である。
【0162】また、ステップS220からステップS2
23へ移行すると、コマンドがコマンドEであるかを判
定する。コマンドがコマンドEならば、ステップS22
4へ移行して、スレーブフラグをセットする。その後、
ステップS227へ移行する。上記スレーブフラグが
“1”ならば、カメラ外部からの制御信号を入力するこ
とができる。Eモードの通信後、Bマイコン2はスレー
ブモードになる。
【0163】更に、ステップS223からステップS2
25へ移行すると、コマンドがコマンドFであるかを判
定する。コマンドがコマンドFならば、ステップS22
6に進んで、サブルーチン“写し込み”を実行する。こ
のサブルーチンでは、日付データをフィルム4へ写し込
む。
【0164】上記ステップS225からステップS22
8へ移行すると、コマンドがコマンドGであるかを判定
する。ここで、コマンドがコマンドGならば、ステップ
S229へ移行する。このステップS229では、Bマ
イコン2からの絞り値を入力する。次いで、ステップS
230でシャッタ秒時を入力し、ステップS231で駒
数を入力する。次に、ステップS232ではBマイコン
2へコマンドデータを出力する。このコマンドデータ
は、サブルーチン“モード変更”に於いて設定される。
そして、ステップS233で入力したデータを表示した
後、ステップS227へ移行する。
【0165】また、ステップS228からステップS2
34へ移行すると、コマンドがコマンドHであるかを判
定する。ここで、コマンドがコマンドHの時は、ステッ
プS235へ移行し、Bマイコン2からのデータを一時
的に記憶するRAMのアドレスを設定する。次いで、ス
テップS236では、Bマイコン2からデータ数(n)
を入力する。そして、ステップS237〜S240で
は、Bマイコン2からのデータを順番にRAMへ記憶す
る。n個のデータを入力すると、ステップS240から
ステップS241へ進む。
【0166】このステップS241では、P_enをL
oからHiへセットすることで通信動作を終了する。次
いで、ステップS242では、RAMに記憶したデータ
を、EEPROM40へ書込む。このRAMにデータを
バックアップした後、EEPROM40へ書込む理由に
ついて、以下に述べる。
【0167】EEPROMの記憶動作は、1バイト若し
くは1ワード単位で実行するものがほとんどである。仮
に、1駒に対して64バイトのデータを記憶する必要が
あるものとする。ここで、EEPROMへデータを記憶
させるために必要な時間は、約5msecである。した
がって、64バイトのデータを記憶するためには、34
0msecの時間を必要とする。
【0168】Hモードの通信中に記憶動作を実行する
と、通信時間が非常に長くなる。Bマイコン2は、露出
動作の直前にHモードの通信を行うため、通信時間は短
ければ短いほど良い。以上の理由により、Mマイコン6
はBマイコン2からのデータを一時的にRAMにバック
アップする。そして、Bマイコン2が露出動作を実行し
ている最中に、データをEEPROM40へ記憶する。
しかし、データが更に多くなると露出動作の間に全て記
憶することはできなくなり、巻上げ動作の最中も記憶動
作を続ける必要がある。しかし、巻上げ動作中にMマイ
コン6はフィルム4への日付写し込み動作を行うため、
記憶動作を続けることは難しい。ところが、近年開発さ
れたEEPROMの1つに、数百バイト単位でデータの
記憶動作ができるものがある(NIKKEI ELEC
TRONICS 1992.2.17 P169〜18
6)。このような記憶素子を使用すれば、上記問題は生
じない。
【0169】ステップS234からステップS243へ
移行すると、コマンドがコマンドIであるかを判定す
る。ここで、コマンドがコマンドIならばステップS2
44へ移行する。そして、ステップS244〜S249
に於いて、Bマイコン2からの6つのパラメータを入力
し、その後ステップS227へ移行する。
【0170】また、ステップS243からステップS2
50へ移行すると、コマンドがコマンドJであるかを判
定する。コマンドがコマンドJならば、ステップS25
1に於いて、サブルーチン“データ記録”を実行する。
このサブルーチンでは、EEPROM40のデータを磁
気トラック36へ記録する。
【0171】ここで、図32を参照して、サブルーチン
“データ記録”を説明する。
【0172】先ず、ステップS261では、Bマイコン
2が出力した駒数(n)を入力する。次いで、ステップ
S262ではレジスタADRSにADn_Nをセットす
る。ここで、ADn_Nは、EEPROM40のデータ
が記憶されている領域のボトムアドレスである。データ
の記録は、ボトムアドレスから先頭アドレスへ向けて実
行される。
【0173】次に、ステップS263では、P_DTE
NをHiからLoへセットする。このことで、トランジ
スタQ20がオンして、磁気ヘッド9へ電流を流すこと
ができる。そして、ステップS264にて、P_DTは
HiからLoへセットされる。すると、磁気ヘッド9の
作る磁界により、磁性体は所定の方向に磁化される。次
いで、ステップS265では、P_dlから記録開始信
号を入力する(図13中の※印の信号)。ここで信号が
入力されると、ステップS266へ進む。
【0174】このステップS266では、ADRSで指
定されるEEPROM40のデータを読出す。そして、
ステップS267では、ADRSをデクリメントする。
次いで、ステップS268では、このデータを1ビット
ずつP_DTから出力し、磁気トラック36上に記録す
る。
【0175】次いで、ステップS269に於いて、1駒
分のデータが記録されたかを判定する。ここで1駒分の
記録動作が終了していない時は、ステップS266へ戻
る。また、ステップS269からステップS270へ進
むと、ADRSの値が先頭アドレスAD1_0であるか
を判定する。先頭アドレスでない時は、ステップS26
5へ移行して、記録開始信号が入力するまで待機する。
一方、先頭アドレスならばステップS271へ移行し
て、P_OTENをLoからHiへセットする。このこ
とで、トランジスタQ20はオフして、磁気ヘッド9へ
電流を流すことはできなくなる。
【0176】ここで、図40乃至図42のタイムチャー
トを参照して、データの記録動作について説明する。
【0177】データを磁気トラック36へ記録する場
合、3つのパラメータが必要である。3つのパラメータ
は、Bマイコン2から転送されたものである(Iモード
の通信)。1ビットのデータの長さを決定する基準クロ
ック(P_piから入力されるパルス)の数は、パラメ
ータ1にセットされている。したがって、Tはクロック
の周波数とパラメータ1の値で決定される。2進データ
の「1」と「0」は、T1とT0の差により判定でき
る。T1とT0を決定する基準クロックの数は、パラメ
ータ2とパラメータ3にセットされている。
【0178】図40に相当するパラメータは、以下のよ
うになる。
【0179】パラメータ1=07[HEX]、パラメー
タ2=05[HEX]、パラメータ3=02[HE
X]、パラメータ1にセットできる最小値は03[HE
X]である。この値より小さいと、「1」「0」を判別
できる値をパラメータ2と3にセットすることはできな
い。
【0180】また、図41の波形は、図40の波形を反
転したものであるが、データの意味は同じである。3つ
のパラメータを変更することで、記録密度、記録波形を
自由に変更することができる。したがって、PIの発生
する信号密度に応じてパラメータを変更すれば、さまざ
まなカメラでモジュールを使用することができる。
【0181】次に、図42のタイムチャートについて説
明する。Bマイコン2がフィルム4の巻戻し動作を開始
すると、P_piにはパルス信号が入力される。P_D
TENがHiからLoにセットされ、磁気ヘッド9への
通電が可能になる。P_DTの状態に応じて、磁気ヘッ
ド9には磁性体が飽和するために十分な電流が流れる。
P_DTのHiに対して磁化のNの飽和値(またはSの
飽和値)が対応し、Loに対して磁化のSの飽和値(ま
たはNの飽和値)が対応する。P_dl上の※印の信号
は、Bマイコン2からの記録開始信号である。Mマイコ
ン6はこの信号を入力すると、P_DTからデータを出
力する。タイムチャートに示される記録波形にするため
には、パラメータを以下のようにセットすればよい。
【0182】パラメータ1=03[HEX]、パラメー
タ2=02[HEX]、パラメータ3=01[HEX] 次に、図33を参照して、サブルーチン“写し込み”に
ついて説明する。
【0183】先ず、ステップS281では、写し込みモ
ードが選択されているかを判定する。この写し込みモー
ドは、上述したように、4つのモードがある。しかし、
何れのモードも選択されていない時はリターンする。次
いで、ステップS282では、モードに対応した写し込
みデータを作成する。そして、ステップS283では、
レジスタPICOをクリアする。このPICOは、P_
piに入力するパルスをカウントするために使用され
る。
【0184】ステップS284では、パルス信号が入力
したかを判定する。ここで、信号が入力するとステップ
S285へ移行して、PICOをインクリメントする。
次いで、ステップS286では、PICOの値がP
OFFSETであるかを判定する。このPOFFSETは、Bマイコ
ン2から転送されるパラメータ4である。上記ステップ
S284〜S286の処理により、PICOがPOFFSET
に達するまで、写し込みLEDの発光は禁止される。
【0185】次に、ステップS287ではPICOをク
リアする。そして、ステップS288でタイマカウンタ
をクリアした後、ステップS289ではタイマカウンタ
のカウント動作を開始する。このタイマカウンタは、L
EDの発光時間を決定する。ステップS290では、上
記ステップS282で作成したデータを、P_A,P_
B〜P_G,PDPへ出力する。このことで、所定のセ
グメントが発光する。
【0186】そして、ステップS291にて、タイマカ
ウンタの値がTONであるかを判定する。このTONは、B
マイコン2から転送されるパラメータ6である。TON
フィルムの感度に応じて、Bマイコン2が設定する。こ
こで、タイマカウンタの値がTONと一致すると、ステッ
プS292へ移行する。このステップS292では、P
_A,P_B〜P_G,P_DPを全てLoにセットす
る。このことで、LEDはオフする。
【0187】一方、上記ステップS291からステップ
S293へ進むと、パルス信号が入力したかを判定す
る。ここで、信号が入力した時はステップS294へ移
行して、PICOをインクリメントする。ステップS2
95では、PICOの値がPIN T と一致しているかを判
定する。このPINT は、Bマイコン2から転送されるパ
ラメータ5である。
【0188】PICOがPINT でなければ、ステップS
291へ移行する。これに対し、PICOがPINT に一
致すると、ステップS296へ進む。このステップS2
96では、全てのデータを写し込んだかを判定する。ま
だ、データが残っている時は、次のデータを写し込むた
め、ステップS287へ移行する。
【0189】当サブルーチンの動作をタイムチャートで
表現すると、図43に示されるようになる。POFFSET
より、フィルム4に写し込まれたデータの先頭位置を決
定することができる。また、PINT により写し込まれた
数字の間隔を決定することができる。尚、TONは、フィ
ルム4の移動速度とフィルム感度を考慮して決定され
る。
【0190】次に、図34を参照して、サブルーチン
“通信B”について説明する。
【0191】RS232C上にPCからの通信要求が出
力されると、当サブルーチンがコールされる。初めに、
ステップS301では、Mマイコン6が外部制御モード
に設定されているかを判定する。ここで、外部制御モー
ドでなければリターンする。一方、外部制御モードなら
ば、ステップS302へ移行して、スレーブフラグの状
態を判定する。スレーブフラグが“0”ならば、リター
ンする。何故ならば、フラグ“0”の時は、Mマイコン
6からBマイコン2の制御ができないからである。ま
た、ステップS302に於いて、フラグが“1”ならば
ステップS303へ移行する。
【0192】このステップS303では、上記数2の関
係式で表されるDSRの反転信号をHiからLoへセッ
トして、PCに対して通信を許可する。そして、ステッ
プS304では、PCからのコマンドを入力する。この
ステップS304では、PCからのコマンドを入力す
る。
【0193】次いで、ステップS305に於いて、コマ
ンドがコマンドaであるかを判定する。ここで、コマン
ドaならばステップS306へ移行して、モードLの通
信を行う。このことにより、Bマイコン2は自動露出動
作を実行する。そして、ステップS325では、PCへ
終了コードを出力する。次いで、ステップS326で
は、PCが通信回線をクローズするまで待機する。ここ
で、上記数1に表される関係式のDTRの反転信号がL
oからHiに変化すると、ステップS327へ移行し、
上記数2の関係式のDSRの反転信号をLoからHiへ
セットして通信動作を終了する。
【0194】上記ステップS305からステップS30
7へ移行すると、コマンドがコマンドbであるかを判定
する。コマンドがコマンドbならば、ステップS308
へ移行する。そして、ステップS308及びS309に
於いて、絞り値とシャッタ秒時を入力する。次いで、ス
テップS310ではKモードの通信を行う。PCからの
絞り値とシャッタ秒時は、Bマイコン2へ転送される。
Bマイコン2は、2つのデータに基いて露出動作を実行
する。そして、Kモードの通信終了後、ステップS32
5へ移行する。
【0195】また、ステップS307からステップS3
11へ移行すると、コマンドがコマンドcであるかを判
定する。ここで、コマンドcならば、ステップS312
へ移行してEEPROM40のアドレスを入力する。そ
して、ステップS313にて、EEPROM40へ記憶
するデータ数(n)を入力する。次いで、ステップS3
14〜S317では、PCが転送してくるデータを順番
にEEPROM40へ記憶する。そして、n個のデータ
をEEPROM40へ記憶すると、ステップS317か
らステップS325へ移行する。
【0196】更に、ステップS311からステップS3
18へ移行すると、コマンドがコマンドdであるかを判
定する。ここで、コマンドdならばステップS319へ
移行して、EEPROM40のアドレスを入力する。次
いで、ステップS320にて、EEPROM40から読
出すデータの数(n)を入力する。そして、ステップS
321〜S324では、EEPROM40からデータを
読出し、読出した順番にしてデータをPCへ出力する。
n個のデータを出力すると、ステップS324からステ
ップS325へ移行する。
【0197】このように、aモード若しくはbモードの
通信を利用することにより、カメラに触れることなく撮
影動作が可能である。EEPROMのデータは巻戻し動
作に連動して、フィルムの磁気トラックへ記録される。
したがって、巻戻し動作が実行される前であるならば、
cモードとdモードの通信を利用することでデータを自
由に変更することができる。
【0198】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、多種多
量のデータを記録することが可能である一方、データの
記録を必要としない使用者にはデータ記録のための新規
の部品を追加しなくともよく、不必要にカメラ自体のコ
ストを上昇させることのないカメラのデータ記録用モジ
ュール装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のカメラのデータ記録用モジュール装
置に従った第1の実施例で、概略を示すブロック図であ
る。
【図2】この発明のカメラのデータ記録用モジュール装
置が適用されたカメラシステムの鳥瞰図である。
【図3】図2のカメラシステム全体のブロック構成図で
ある。
【図4】裏蓋モジュールの構成と、ボディ用マイクロコ
ンピュータ(Bマイコン)とモジュール用マイクロコン
ピュータ(Mマイコン)の制御ラインを示した図であ
る。
【図5】裏蓋モジュールとカメラ外部のパーソナルコン
ピュータ(PC)との通信回路を示した図である。
【図6】フィルム給送機構をカメラ本体の後方より透視
した斜視図である。
【図7】カメラのフィルム給送機構及びその周辺部を後
方より透視したもので、裏蓋モジュールがカメラ本体に
装着された状態での斜視図である。
【図8】フィルムパトローネを示す斜視図である。
【図9】Aモード〜Fモードに於ける通信動作時のタイ
ムチャートである。
【図10】Gモードに於ける通信動作時のタイムチャー
トである。
【図11】Hモードに於ける通信動作時のタイムチャー
トである。
【図12】Iモードに於ける通信動作時のタイムチャー
トである。
【図13】Jモードに於ける通信動作時のタイムチャー
トである。
【図14】Kモードに於ける通信動作時のタイムチャー
トである。
【図15】LモードとMモードに於ける通信動作時のタ
イムチャートである。
【図16】PCとMマイコンの通信プロトコルについて
説明するもので、aモードのタイムチャートである。
【図17】PCとMマイコンの通信プロトコルについて
説明するもので、bモードのタイムチャートである。
【図18】PCとMマイコンの通信プロトコルについて
説明するもので、cモードのタイムチャートである。
【図19】PCとMマイコンの通信プロトコルについて
説明するもので、dモードのタイムチャートである。
【図20】Bマイコンの動作を説明するフローチャート
である。
【図21】“スレーブモード”の動作を説明するサブル
ーチンである。
【図22】“1駒巻上げ”の動作を説明するサブルーチ
ンである。
【図23】“巻戻し”の動作を説明するサブルーチンで
ある。
【図24】トリミングモードに於けるプリント時の範囲
を示した図である。
【図25】図23のサブルーチンのステップS89〜S
91の処理が存在する理由について説明する図である。
【図26】フィルム巻上げ開始直後のフィルム移動速度
の変化を示した図である。
【図27】Mマイコンの動作を説明するフローチャート
である。
【図28】“モード変更”について説明するサブルーチ
ンである。
【図29】“データ変更”について説明するサブルーチ
ンである。
【図30】“通信A”について説明するサブルーチンで
ある。
【図31】“通信A”について説明するサブルーチンで
ある。
【図32】“データ記録”を説明するサブルーチンであ
る。
【図33】“写し込み”について説明するサブルーチン
である。
【図34】“通信B”について説明するサブルーチンで
ある。
【図35】写し込みモードの変化の状態を示した図であ
る。
【図36】修正する「桁」の表示の変化の状態を示した
図である。
【図37】トリミングモードの変化の状態を示した図で
ある。
【図38】ASCIIコードを示した図である。
【図39】EEPROMのメモリマップを示した図であ
る。
【図40】データの記録動作について説明するタイムチ
ャートである。
【図41】データの記録動作について説明するタイムチ
ャートである。
【図42】データの記録動作について説明するタイムチ
ャートである。
【図43】サブルーチン“写し込み”の動作を表現する
タイムチャートである。
【符号の説明】
1…カメラ本体、2…ボディ用マイクロコンピュータ
(Bマイコン)、3…フィルム給送部、4…フィルム、
4a…磁気トラック、5…モジュール、6…モジュール
用マイコン、7、40…EEPROM、8…データ記録
回路、9…磁気ヘッド、10…レリーズスイッチ、11
…パトローネ収納室、12、16…コネクタ、13…裏
蓋モジュール、14…操作スイッチ、15…表示部、1
7…測光回路、18…測距回路、19…シャッタ制御機
構、20…絞り制御機構、21…焦点調節機構、22…
表示回路、23…記憶回路、24…ストロボ制御回路、
25…DXコード読出し回路、26…駆動回路、27…
フィルム給送機構、28…信号処理回路、29…ホトイ
ンタラプタ(PI)、31…データ記録回路、32…デ
ータ写し込み回路、33…DC/DCコンバータ、34
…電源、35…バックアップ電池、36…磁気トラッ
ク、37…インバ―タ、38…写し込みLED、39…
ソレノイド、41…通信回路、42…裏蓋表示回路、4
9…巻取りスプール。
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】図1は、この発明のカメラのデータ記録用
モジュール装置概略を示すブロック図である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】次に、この発明のカメラのデータ記録用モ
ジュール装置の実施例を説明する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】図3は、同実施例に於けるカメラシステム
全体のブロック構成図である。Bマイコン2は、カメラ
本体の全体の制御を行うためのマイクロコンピュータで
ある。Bマイコン2には、公知の測光回路17、測距回
路18、シャッタ制御機構19、絞り制御機構20、焦
点調節機構21が結合されている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0113
【補正方法】変更
【補正内容】
【0113】ステップS103では、リワインドフラグ
をセット(←“1”)する。そして、記憶回路23へ記
録される。このフラグは、電源オフ中も状態を保持する
必要がある。尚、このフラグは巻戻し動作が完全に終了
した時点でクリア(←“0”)される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0123
【補正方法】変更
【補正内容】
【0123】次いで、ステップS91では、PICOの
値がPIW+PI△と一致しているかを判定する。一致
していない時は、ステップS89へ移行してパルスのカ
ウント動作を続ける。一致すると、ステップS92へ進
んでP_DLへ記録開始信号を出力する(図13の※
(n)の信号)。Mマイコン6は、この信号を入力する
とn駒目のデータを磁気トラック36へ記録する。上記
したステップS89〜S91の処理は、図13に示され
るtD に相当する。ステップS89〜S91の処理によ
り、フィルム4が動き出してからデータの記録動作が開
始されるまでに、tD の遅延が生じることになる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0130
【補正方法】変更
【補正内容】
【0130】ステップS97では、フィルムカウンタF
COをデクリメントする。次いで、ステップS98に於
いて、FCOが0であるか否かを判定する。0でない時
は、巻戻し動作を続けるため、ステップS92へ戻る。
一方、0ならばステップS99へ進んでJモードの通信
を終了させる。そして、ステップS100でDモードの
通信を行う。この通信により、Mマイコン6はソレノイ
ド39への通を止める。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0135
【補正方法】変更
【補正内容】
【0135】次いで、ステップS123では、発振子X
1のクロック信号をカウントすることで、「年」、
「月」、「日」、「時」、「分」の写し込みデータを作
成する。そして、ステップS124に於いて、Mマイコ
ン6からの通信要求がないかを判定する。この通信要求
がなければステップS123へ移行する。ここで、P_
qがHiからLoに変化すると、ステップS132へ
移行して、サブルーチン“通信A”を実行する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0155
【補正方法】変更
【補正内容】
【0155】図39は、EEPROM40のメモリマッ
プを示したものである。同図に於いて、アドレスAD1
_0〜AD1_Nには1駒目に対応するデータが記憶さ
れている。以下同様に、各駒に対応したアドレスにデー
タが記憶されている。同図の右側のマップは、x駒目の
データを示したものである。ADx_0〜ADx_N0
には撮影条件が記憶される。トリミングモードならば、
プリント時にトリミングする範囲を示すデータも記憶さ
れる。各データには、データを識別するためのIDコー
ドが記憶されている。IDコードについては、例えば特
表平4−501016号に公開されている。ADx_N
1 〜ADx_Nは操作が必要に応じてデータを記憶す
る範囲である。したがってデータの形式は自由である。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0164
【補正方法】変更
【補正内容】
【0164】上記ステップS225からステップS22
8へ移行すると、コマンドがコマンドGであるかを判定
する。ここで、コマンドがコマンドGならば、ステップ
S229へ移行する。このステップS229では、Bマ
イコン2からの絞り値を入力する。次いで、ステップS
230でシャッタ秒時を入力し、ステップS231で駒
数を入力する。次に、ステップS232ではBマイコン
2へモードデータを出力する。このモードデータは、サ
ブルーチン“モード変更”に於いて設定される。そし
て、ステップS233で入力したデータを表示した後、
ステップS227へ移行する。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】この発明のカメラのデータ記録用モジュール装
概略を示すブロック図である。
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図23
【補正方法】変更
【補正内容】
【図23】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体に着脱自在に装着可能なデー
    タ記録用モジュール装置に於いて、 上記カメラ本体と通信するための通信手段と、 この通信手段を介して上記カメラ本体から受信したデー
    タを記憶するための記憶手段と、 フィルムの磁気記録部にデータを記録するための記録手
    段と、 上記通信手段を介する上記カメラ本体からの命令に基い
    て、上記記憶手段に記憶された上記データを上記記録手
    段によって記録させる制御手段とを具備することを特徴
    とするカメラのデータ記録用モジュール装置。
JP4287829A 1992-10-26 1992-10-26 カメラのデータ記録用モジュール装置 Pending JPH06138540A (ja)

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