JP2754391B2 - 多重露出撮影可能なカメラ - Google Patents

多重露出撮影可能なカメラ

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JP2754391B2
JP2754391B2 JP63301022A JP30102288A JP2754391B2 JP 2754391 B2 JP2754391 B2 JP 2754391B2 JP 63301022 A JP63301022 A JP 63301022A JP 30102288 A JP30102288 A JP 30102288A JP 2754391 B2 JP2754391 B2 JP 2754391B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はデータ写込装置を有する多重露出撮影可能な
カメラに関する。
〔従来の技術〕
従来、この種のカメラは、多重露出撮影中においても
データ写込を重ねて行なうことのないよう(データがに
じんだり判別できなくなるので)多重露出撮影を行なう
場合には、データ写込装置をデータ写込を行なわせない
状態にしていた。このため、データ写込を設定している
場合であっても、多重露出撮影を行なったときは、特に
データ写込の設定解除操作を行なわなければならなかっ
た。
この不便さを解消するため、特公昭60−7254号公報で
は、多重露出撮影時に、最初の1回目の撮影だけについ
てその撮影後にデータ写込を行ない、多重露出撮影に切
換える操作に連動する機能により、その2回目以降の撮
影においては、同じ画面上にデータ写込を行なわないよ
うにしたデータ多重記録防止装置が提案されている。
一方、あらかじめ設定された所定回数の多重露出撮影
が完了されたことを検知して、多重露出撮影が完了する
所定回数の撮影の最後に、多重露出撮影が行なわれたフ
ィルム画面上にデータ写込を行なわせるカメラも提案さ
れている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが以上の従来技術においては、日付等撮影のデ
ータを写込むようにカメラを設定した場合にカメラの動
作、操作上の問題点が生じていた。
第1に、あらかじめ設定された所定回数の多重露出撮
影中に、撮影データの写込を解除した場合の問題が上げ
られる。
つまり、上記公報に示されるように多重露出撮影の最
初の1回目の撮影だけにデータ写込を行なうデータ多重
記録防止装置を、あらかじめ多重露出の回数を設定して
設定された回数だけ多重露出撮影を行なうように構成し
たカメラに適用した場合には、年・月・日もしくは時刻
などを写込もうとすると多重露出撮影の最初の1回目の
撮影を行なうときの年・月・日もしくは時刻などが写込
まれてしまうことになる。
したがって、最初の段階ですでにデータが写込まれて
しまっているので、多重露出撮影の途中でデータ写込の
設定を変更したりデータ写込を中止することはできなか
った。
一方、設定された所定回数の撮影の最後に、多重露出
撮影が行なわれたフィルム面上にデータ写込を行なうカ
メラを使用した場合にも問題があった。つまり、多重露
出撮影を所定回数未満で中止したときには、多重露出撮
影の最後の撮影という判断がなされないため、データ写
込を行なわないまま、次回の撮影用にフィルムの巻上等
が行なわれてしまっていた。
第2の問題点として、撮影データの写込を設定した場
合には、多重露出撮影の最初の撮影後であれ、多重露出
撮影の最後の撮影後であれ、各撮影の露出制御が完了し
た後に上記データの写込が行なわれていたことがあげら
れる。このため、高速動作が要求される一眼レフカメラ
等では、撮影データを写込むのに要する時間のため次の
動作がおくれるという問題が生じていた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明のカメラは、多重露出の撮影回数を所定回数に
設定可能な多重露出設定手段と、フィルム面への撮影デ
ータの写込の設定が可能なデータ写込装置とを有する。
さらに上記第1の問題を解決するため、第1の発明の
カメラにおいては、前記記録設定手段が前記撮影データ
を記録するように設定された場合であって、前記所定回
数未満の露出後に多重露出撮影が解除されたときに、多
重露出撮影が解除されたことを検出してデータ記録開始
の信号を前記データ記録手段に出力し、前記データ記録
開始信号に応答して、前記所定回数未満の最後の露出の
後に前記データ記録手段が前記撮影データを記録するよ
うにした。
また上記第2の問題を解決するため、第2の発明のカ
メラにおいては、前記記録設定手段が前記撮影データを
記録するように設定された場合には、前記所定回数の最
後の露出開始に応じて、その露出制御中にデータ記録開
始の信号を前記データ記録手段に出力し、前記データ記
録開始信号に応答して、前記所定回数の最後の露出の最
中または露出の後に前記データ記録手段が前記撮影デー
タを記録するようにした。
〔作用〕
本発明においては、あらかじめ所定回数に設定した多
重露出撮影の最後の撮影の露出制御時又はその後にデー
タ写込を行なうようにするとともに、多重露出撮影を途
中で解除してもその解除に応じてデータ写込を行なうよ
うにしたので、多重撮影の途中に写込むべきデータの修
正や変更もしくはデータ写込の中止ができるうえに多重
撮影を途中で解除しても確実にデータ写込が行なえる。
さらに、あらかじめ所定回数に設定した多重露出撮影
の最後の撮影の露出制御中にデータ写込を行なうように
しておけば、次のフィルム巻上等の動作が遅延なく行な
える。
〔実施例〕
第1および第2の発明を実施するためのカメラの構造
はほぼ同様であり、第1〜第8図にこれを示した。以下
図面にもとづいて本発明のカメラの構造の説明を行な
う。
第1図は、本発明による多重露出可能なデータ写込装
置付カメラ11の外観図である。
13は表示パネルであり、露出値やフィルムカウント値
や多重回数を表示するとともにフィルムを1駒分巻き上
げられないときには巻戻を促す警告表示を行なう。
15はレリーズ釦であり、このレリーズ釦を押下するこ
とにより撮影が行なわれる。
17はアップ釦であり、押したときに設定値の数値を増
加させる。
19はダウン釦であり、押したときに設定値の数理を減
少させる。
21は多重釦であり、多重露出撮影を設定するときに、
この釦を押しながらアップ釦17もしくはダウン釦19を押
して多重露出回数の数値を変更して設定する。
23は巻戻釦であり、この釦を押下するとフィルム巻戻
が行なわれる。
第2図は、多重釦21を押下したときの表示パネル13の
状態を示している。
表示1301において記号25は露出値であり、ここではシ
ャッタ速度1/125秒絞りF5.6という値を示している。記
号27はフィルムカウント値であり、ここでは32という値
を示している。この表示1301は通常の表示状態を示して
いる。
表示1301のときに多重釦21を押下すると、表示1302に
なる。表示1302において記号29は多重露出回数を示し、
この多重露出回数はアップ釦17もしくはダウン釦19によ
り変更可能となる。この表示1302においては、多重露出
回数は1という値で通常撮影を示しており、多重釦21の
押下を解除すると通常の表示1301へ戻るようになってい
る。
第3図は、フィルムが1駒分巻上られなくなったとき
に行なわれるフィルムの巻戻を促す警告表示1303を示し
ている。
表示1303において、記号31は巻戻警告表示でありREWI
NDという文字が点滅する。
第4図は、多重露出回数の設定を説明する図である。
第2図に示されるように多重釦21を押下し続けるかぎり
表示1302となる。この状態でアップ釦17を押下するごと
に図に示す実線の矢印の方向に多重露出回数が増加し、
多重露出回数が9のときにアップ釦17を押しても多重露
出回数は9のままで変化しなくなる。一方、表示1302の
状態でダウン釦19を押下するごとに図に示す破線の矢印
の方向に多重露出回数が減少し、多重露出回数が1のと
きにダウン釦19を押下しても多重露出回数は1のままで
変化しなくなる。
第5図は、多重露出撮影の設定および解除の方法につ
いて説明する図である。第2図で示されるように多重釦
21を押下すると表示1302となり、この状態でアップ釦17
を4回押すと多重露出回数が5となって表示1304とな
り、ここで多重釦21の押下を解除すると多重露出回数は
5に設定され表示1305になり、多重露出撮影が設定され
る。さらに、表示1305のとき多重釦21を押下すると表示
1304となり、この状態でダウン釦19を4回押下すると表
示1302となり、多重釦21の押下を解除すると多重露出撮
影の設定は解除されて表示1301になる。
以上述べたように多重露出撮影の設定は、多重釦21を
押下しながらアップ釦17およびダウン釦19により多重露
出回数を変更し、多重露出回数を2以上にして多重釦21
の押下を解除することにより行なわれ、これによって多
重露出撮影が可能となる。また、多重露出撮影を開始す
る以前の多重露出撮影の設定の解除は、多重釦21を押し
ながらダウン釦19により多重露出回数を1に変更して多
重釦21の押下を解除することにより行なわれる。
次に、第6図および第7図により、多重露出撮影を開
始した後に多重露出回数の変更および多重露出撮影の途
中解除を行なう方法について説明する。
第6図において表示1305は第5図に示される表示1305
と同一であり、多重露出回数が5に設定されて多重露出
撮影の設定が行なわれている。表示1305のときに、レリ
ーズ釦15を押下すると多重露出撮影が開始されて1回目
の撮影が行なわれ、残りの多重露出撮影の回数は4回と
なるので多重露出回数が4となって表示1306になる。な
お、このとき、多重露出撮影は終了していないのでフィ
ルム巻上げは行なわれず、したがってフィルムカウント
値も表示1305のときと変わらず32のままである。
表示1306のときに多重釦21を押下すると表示1307にな
る。ここで、第7図を用いて多重露出撮影を開始した後
の多重露出回数の変更について説明する。多重釦21を押
したままの状態でアップ釦17押下するごに図の実線の矢
印の方向に多重露出回数が増加し、多重露出回数が9の
ときにアップ釦17を押しても多重露出回数は9のままで
ある。一方、多重釦21を押したままの状態でダウン釦19
を押下するごとに多重露出回数が減少し、多重露出回数
が0のときにダウン釦19を押しても多重露出回数は0の
ままである。
以上のように多重露出撮影を開始した後には多重露出
回数を0に設定できるようになっている。
尚、第6図の表示1307のときに多重釦21を押したまま
の状態でダウン釦19を4回押下すると、上述の説明によ
り多重露出回数は0となって表示1308の状態になるため
残りの多重露出撮影の回数はなくなる。したがって、多
重釦21の押下を解除すると多重露出撮影の設定が解除さ
れてフィルムが巻上げられて、フィルムカウント値が33
となって表示1309となる。
以上のように、多重露出撮影が開始された後には、多
重露出回数を0に設定すると多重露出撮影の設定は解除
されてデータ写込後にフィルムが巻上げられ、フィルム
カウント値が1つ増加するようになっている。一方、あ
らかじめ設定された多重露出回数の数だけレリーズ釦を
押下して多重露出撮影を終了してもデータ写込後にフィ
ルムが巻上げられてフィルムカウント値が1つ増加する
ようになっている。
次に、以上のような多重露出撮影を行なうことができ
るカメラの構成について詳述する。
第8図は本発明の多重露出可能なデータ写込装置付カ
メラのブロック図である。101は多重露出撮影可能なカ
メラ本体であり、201はカメラ本体101に装着可能なデー
タ写込装置である。カメラ本体101とデータ写し込み装
置201とは接点C1,C2を介して電気的に接続されてい
る。
カメラ本体101において、110はマイクロコンピュータ
であり、電池112により給電され、基準発振源114と内蔵
発振回路とにより演算処理や時計に必要なクロックパル
スを得ている。
116は第1図に示されるレリーズ釦15の押下に連動し
て閉成するレリーズスイッチであり、一端は設地され、
他端はマイクロコンピュータ110の入力ポートI11に接続
される。なお、マイクロコンピュータ110の入力ポートI
11はプルアップ抵抗118により電源にプルアップされて
いる。
120は第1図に示されるアップ釦17の押下に連動して
閉成するアップスイッチであり一端は接地され他端はマ
イクロコンピュータ110の入力ポートI12に接続される。
なお、マイクロコンピュータ110の入力ポートI12はプル
アップ抵抗122により電源にプルアップされている。
124は第1図に示されるダウン釦19の押下に連動して
閉成するダウンスイッチであり、一端は接地され、他端
はマイクロコンピュータ110の入力ポートI13に入力され
る。なおマイクロコンピュータ110の入力ポートI13はプ
ルアップ抵抗126により電源にプルアップされている。
128は第1図に示される多重釦21の押下に連動して閉
成する多重スイッチであり、一端は接地され、他端はマ
イクロコンピュータ110の入力ポートI14に入力される。
なお、マイクロコンピュータ110の入力ポートI14はプル
アップ抵抗130により電源にプルアップされている。
132は第1図に示される巻戻釦23の押下に連動して閉
成する巻戻スイッチであり、一端は接地され、他端はマ
イクロコンピュータ110の入力ポートI15に入力される。
なお、マイクロコンピュータ110の入力ポートI15はプル
アップ抵抗134により電源にプルアップされている。
136はNPNトランジスタであり、エミッタは接地される
とともに接点C2に接続され、コレクタは接点C1に接続さ
れ、ベースは抵抗138を介してマイクロコンピュータ110
の出力ポートO11に接続される。データ写込を行なうと
きには出力ポートO11をハイ(H)レベルにする。
140は、シャッタや絞りもしくは絞り制御装置などの
露出制御手段であり、マイクロコンピュータ110の指令
によりマイクロコンピュータ110の演算した露出因子の
値にシャッタや絞りを制御することにより露出を制御す
る。
142はチャージ手段であり、マイクロコンピュータ110
の指令により露出制御手段140を作動可能な状態にチャ
ージする。
144はフィルム巻上手段であり、マイクロコンピュー
タ110の指令によりフィルムを所定量巻上げる。
146はフィルム移動量検出手段であり、フィルムのパ
ーフォレーションの通過個数またはスプロケットの回転
量などを検出してマイクロコンピュータ110へ出力す
る。
148は表示手段であり、液晶又はLEDなどの表示パネル
と液晶またはLEDを駆動するための駆動回路から構成さ
れ、第1図に示される表示パネル13や図示されないファ
インダ内の表示パネルなどの表示手段148にマイクロコ
ンピュータ110から表示信号を出力して表示を行なう。
150はフィルム巻戻手段であり、マイクロコンピュー
タ110の指令によりカメラ本体101に装填されたフィルム
を巻戻すようになっている。
データ写込装置201において、210はマイクロコンピュ
ータであり、電池212により給電され、基準発振源214と
内蔵発振回路とにより演算処理や計時に必要なクロック
パネルを得ている。
216は設定手段であり、データ写込の有無の設定やデ
ータの修正やフィルム感度に応じた写込光量の設定など
を行なう。
218は駆動回路であり、写込データを表示する表示液
晶220および写込液晶222の駆動を行なう。
224はNPNトランジスタであり、エミッタは接地されコ
レクタはランプ228に接続され、ベースは抵抗226を介し
てマイクロコンピュータ210の出力ポートO21に接続され
ている。
ランプ228のトランジスタ224と接続されていない側の
端子は抵抗230を介して電源に接続される。
ここで、破線でかこまれた写込液晶222とトランジス
タ224と抵抗226とランプ228と抵抗230により写込手段25
0が構成される。
接点C1はマイクロコンピュータ210の入力ポートI21
接続され、接点C2は接地されている。なお、マイクロコ
ンピュータ210の入力ポートI21はプルアップ抵抗232に
より電源にプルアップされている。
そして、マイクロコンピュータ210は、マイクロコン
ピュータ110の出力ポートO11がHレベルになってトラン
ジスタ136がオンすることにより入力ポートI21がロー
(L)レベルになると、写込信号を入力したと判定す
る。このとき設定手段216によりデータ写込が設定され
ていれば、出力ポートO21をHレベルにしてデータ写込
を行なう。すなわち、データ写込が設定されているとき
には出力ポートO21をHレベルにしてトランジスタ224を
オンさせ、これによりランプ228が点灯して写込液晶222
を透過した光によりフィルムにデータが写込まれる。
次に、第1の発明を使用した第1実施例の場合のカメ
ラ本体101のマイクロコンピュータ110の動作をフローチ
ャートを用いて説明する。
第9図がメインプログラムのフローチャートであり、
第10図から第14図がサブルーチンプログラムのフローチ
ャートである。
第9図において、電池112が装填されるとプログラム
がスタートしステップS1にて、入力ポートI11がLレベ
ルかHレベルかによりレリーズスイッチ116が閉成して
いるか否かすなわちレリーズ釦15が押下されているか否
かを判定し、入力ポートI11がLレベルでレリーズスイ
ッチ116が閉成しているすなわちレリーズ釦15が押下さ
れていると判定するとステップS2へ進み、入力ポートI
11がHレベルでレリーズスイッチ116が閉成していない
すなわちレリーズ釦15が押下されていないと判定すると
ステップS1にとどまる。
ステップS2は、フィルム装填ルーチンであり、第10図
にその内容が示される。フィルム装填ルーチンに入ると
ステップS41にて計時を開始する。この計時は、所定時
間内にフィルムが装填されたか否かを判定するのに使用
する。
次に、ステップS42にて、フィルム巻上手段作動信号
の出力を開始することによりフィルム巻上手段144の作
動を開始させてフィルム巻上を開始する。
そして、ステップS43にて、フィルム移動量検出手段1
46の出力を入力することによりフィルム巻上量を算出
し、ステップS44にてフィルム巻上量が所定量となった
か否かを判定する。
ステップS44にて所定量のフィルム巻上をしたと判定
すると正しくフィルム装填が行なわれたと判断してステ
ップS45へ行き、巻上完了フラグFに1を代入し、ステ
ップS48へ進む。
一方、ステップS44にて所定量のフィルム巻上をして
いないと判定するとステップS46へ行き、ステップS41に
て開始した計時による計時時間が所定時間経過したか否
かを判定する。
ステップS46にて、所定時間経過していないと判定す
るとステップS43へ戻り、所定時間経過したと判定する
とフィルム装填が行なわれなかったあるいは正常なフィ
ルム装填を行なわれなかったと判断してステップS47へ
行く。
ステップS47にて、巻上完了フラグFに0を代入し、
ステップS48へ進む。
ステップS48にて、フィルム巻上手段作動信号の出力
を停止してフィルム巻上手段144の作動を停止させてフ
ィルム巻上を停止する。
そして、ステップS49へ進み、ステップS41にて開始し
た計時を停止する。ステップS49が終了するとフィルム
装填ルーチンが終了し、メインプログラムへリターンす
る。
ステップS2のフィルム装填ルーチンが終了するとステ
ップS3にて、巻上完了フラグFの値が1であるか否かを
判定する。ステップS3にて、巻上完了フラグFの値が1
でないすなわち0であると判定すると、フィルム装填が
行なわれなかったあるいは正常なフィルム装填が行なわ
れなかったと判断してステップS1へ戻り、巻上完了フラ
グFの値が1であると判定すると正しくフィルム装填が
行なわれたと判断してステップS4へ行き、フィルムカウ
ント値FCに1を代入する。
そして、ステップS5にて、露出制御モードに応じて露
出制御および露出表示に必要な周知の露出演算を行な
う。なお、露出演算においては、第8図に示されないフ
ィルム感度設定手段や測光手段などからフィルム感度や
測光値などの諸パラメータを取り入れてから行なうのは
もちろんである。
次に、ステップS6にてシャッタ速度や絞りなどの露出
値とフィルムカウント値FCの値とを表示するための信号
を表示手段148へ出力する。表示手段148は、この信号に
よりシャッタ速度や絞りなどの露出値とフィルムカウン
ト値FCの値とを表示する。
そして、ステップS7にて、多重露出回数Nの値を1に
リセットし、ステップS8にて入力ポートI15がLレベル
かHレベルかにより巻戻スイッチ132が閉成しているか
否かすなわち巻戻釦23が押下されているか否かを判定す
る。
ステップS8にて、入力ポートI15がLレベルで巻戻ス
イッチ132が閉成しているすなわち巻戻釦23が押下され
ていると判定するとステップS17へ行き、装填されたフ
ィルムの巻戻処理を行なう。すなわち、フィルム巻戻手
段作動信号を出力してフィルム巻戻手段150を作動させ
て装填されたフィルムが確実に巻戻されるだけの所定時
間経過後、もしくはフィルム移動量検出手段146の出力
を入力してフィルム移動がなくなりフィルム巻戻が終了
したと判定すると、フィルム巻戻手段作動信号の出力を
停止してフィルム巻戻手段150の作動を停止させる。そ
して、ステップS1へ戻る。
一方、ステップS8にて入力ポートI15がHレベルで巻
戻スイッチ132が閉成していないすなわち巻戻釦23は押
下されていないと判定するとステップS9へ行き、入力ポ
ートI14がLレベルかHレベルかにより多重スイッチ128
が閉成しているか否かすなわち多重釦21が押下されてい
るか否かを判定する。
ステップS9にて入力ポートI14がLレベルで多重スイ
ッチ128が閉成しているすなわち多重釦21が押下されて
いると判定するとステップS30へ行く。
ステップS30は多重露出回数設定ルーチン1であり、
第13図にその内容が示される。
多重露出回数設定ルーチン1に入ると、ステップS71
にて多重露出回数Nの値を表示するための信号を表示手
段148に出力し、表示手段148に多重露出回数Nの値を表
示させる。
そして、ステップS72にて入力ポートI12がLレベルか
Hレベルかによりアップスイッチ120が閉成しているか
否かすなわち、アップ釦17が押下されているか否かを判
定する。
ステップS72にて入力ポートI12がLレベルでアップス
イッチ120が閉成しているすなわちアップ釦17が押下さ
れていると判定するとステップS73へ行き、多重露出回
数Nの値は9か否かを判定する。
ステップS73にて多重露出回数Nの値が9でないと判
定するとステップS74へ行き、多重露出回数Nの値に1
を加算し、ステップS75へ進む。
ステップS75では、多重露出回数Nの値を表示するた
めの信号を表示手段148に出力し、表示手段148に多重露
出回数Nの値を表示させる。
一方、ステップS73にて多重露出回数Nの値が9であ
ると判定すると直接ステップS75へ行く。
ステップS72にて、入力ポートI12がHレベルでアップ
スイッチ120が閉成していないすなわちアップ釦17は押
下されていないと判定するとステップS76へ行き、入力
ポートI13がLレベルかHレベルかによりダウンスイッ
チ124が閉成しているか否かすなわちダウン釦19が押下
されているか否かを判定する。
ステップS76にて入力ポートI13がLレベルでダウンス
イッチ124が閉成しているすなわちダウン釦19が押下さ
れていると判定するとステップS77へ行き多重露出回数
Nの値が1か否かを判定する。
ステップS77にて多重露出数回Nの値が1でないと判
定するとステップS78へ行き、多重露出回数Nの値から
1を減算してステップS75へ進む。
一方、ステップS77にて、多重露出回数Nの値が1で
あると判定すると直接ステップS75へ行く。
また、ステップS76にて入力ポートI13がHレベルでダ
ウンスイッチ124が閉成していないすなわちダウン釦19
が押下されていなと判定するとステップS75へ行く。
そして、ステップS75にて多重露出回数Nの値を表示
するための信号を表示手段148へ出力し、表示手段148に
多重露出回数Nの値を表示させる。ステップS75が終了
すると多重露出回数設定ルーチン1は終了し、メインプ
ログラムへリターンする。
ステップS30の多重露出回数設定ルーチン1が終了す
るとステップS9へ戻る。
一方、ステップS9にて入力ポートI14がHレベルで多
重スイッチ128が閉成していないすなわち多重釦21は押
下されていないと判定するとステップS10へ行き、多重
露出回数Nの値が1であるか否かを判定する。
ステップS10にて多重露出回数Nの値が1であると判
定すると多重露出撮影は設定されていないと判断してス
テップS11へ行き、入力ポートI11がLレベルかHレベル
かによりレリーズスイッチ116が閉成しているか否かす
なわちレリーズ釦15が押下されているか否かを判定す
る。
ステップS11にて、入力ポートI11がHレベルでレリー
ズスイッチ116は閉成していないすなわちレリーズ釦15
は押下されていないと判定するとステップS5へ戻り、入
力ポートI11がLレベルでレリーズスイッチ116が閉成し
ているすなわちレリーズ釦15が押下されていると判定す
るとステップS12へ行く。
ステップS12は、露出制御ルーチンであり、第11図に
その内容が示される。露出制御ルーチンに入るとステッ
プS51にて露出制御手段140へ制御信号を出力してその作
動を制御することによりすでに演算された値に露出を制
御し、ステップS52にてチャージ手段142を作動させるた
めの信号を出力してチャージ手段142の作動を制御する
ことにより露出制御手段140が作動開始可能となるよう
にする。ステップS52が終了すると露出制御ルーチンは
終了し、メインプログラムへリターンする。
ステップS12の露出制御ルーチンが終了するとステッ
プS13へ進む。
ステップS13はフィルム巻上ルーチンであり、第12図
にその内容が示される。
フィルム巻上ルーチンに入るとまずステップS61にて
出力ポートO11を所定時間Hレベルにして写込信号を所
定時間出力する。ここで、所定時間とはデータ写込装置
201のマイクロコンピュータ210が、入力ポートI21のL
レベルを検出できる時間以上であることはもちろんであ
る。なお、フィルム感度により出力ポートO11をHレベ
ルにする時間を変更してカメラ本体101側で写込時間を
制御するようにしても良い。
次に、ステップS62にて、計時を開始する。この計時
は、所定時間内にフィルムが1駒分巻上げられたか否か
を判定するのに使用する。
そして、ステップS63にて、フィルム巻上手段144にフ
ィルム巻上手段作動信号の出力を開始することによりフ
ィルム巻上手段144を作動させてフィルムの巻上げを開
始する。そして、ステップS64にてフィルム移動検出手
段146の出力を入力してフィルム巻上量を算出し、ステ
ップS65にて、ステップS64において算出したフィルム巻
上量が1駒分の巻上量か否かを判定する。
ステップS65にて1駒分の巻上を判定すると正常なフ
ィルム巻上であると判断してステップS66へ行き、巻上
完了フラグFに1を代入してステップS69へ進む。
一方、ステップS65にて1駒分の巻上量に達していな
いと判定するとステップS67へ行き、ステップS62で開始
した計時による計時時間が所定時間経過したか否かを判
定する。ステップS67にて、所定時間経過していないと
判定するとステップS64へ戻り、所定時間経過したと判
定すると所定時間内に1駒分のフィルム巻上をできない
のでフィルム終端と判断してステップS68へ行き、巻上
完了フラグFに0を代入してステップS69へ進む。
ステップS69にて、フィルム巻上手段144へフィルム巻
上手段作動信号を出力するのを停止してフィルム巻上手
段144によるフィルム巻上を停止させる。そして、ステ
ップS70ヘ進みステップS62で開始した計時を停止する。
ステップS70が終了するとフィルム巻上ルーチンが終了
し、メインプログラムへリターンする。
ステップS13のフィルム巻上ルーチンが終了すると、
ステップS14にて巻上完了フラグの値Fが0か否かを判
定する。ステップS14にて、巻上完了フラグFの値が0
でないすなわち1であると判定すると正常なフィルム巻
上であると判断してステップS5へ戻り、他方巻上完了フ
ラグFの値が0であると判定すると所定時間内に1駒分
のフィルム巻上を行なえなかったのでフィルム終端と判
断してステップS15へ行く。
ステップS15にて、フィルム終端のため警告表示信号
を表示手段148へ出力し、フィルム巻戻操作を促す警告
表示、たとえば第3図に示される表示1303のような表示
を表示手段148に行なわせる。
そしで、ステップS16にて入力ポートI15がLレベルか
Hレベルかにより巻戻スイッチ132が閉成しているか否
かすなわち巻戻釦23が押下されているか否かを判定す
る。
ステップS16にて入力ポートI15がLレベルで巻戻スイ
ッチ132が閉成しているすなわち巻戻釦23が押下されて
いると判定すると前述のステップS17へ行き、フィルム
巻戻処理を行なう。
一方、ステップS16にて入力ポートI15がHレベルで巻
戻スイッチ132が閉成されていないすなわち巻戻釦23は
押下されないないと判定するとステップS15へ戻り、巻
戻釦23が押下されるまでステップS15とS16をくり返す。
一方、ステップS10にて、多重露出回数Nの値が1で
ないと判定すると多重露出撮影が設定されたと判断しス
テップS18へ行き、シャッタ速度や絞りなどの露出値と
フィルムカウント値FCの値と多重露出回数Nの値とを表
示するための信号を表示手段148へ出力する。表示手段1
48はこの信号によりシャッタ速度や絞りなどの露出値と
フィルムカウント値FCの値と多重露出回数Nの値とを表
示する。
次に、ステップS19にて入力ポートI11がLレベルかH
レベルかによりレリーズスイッチ116か閉成しているか
否かすなわちレリーズ釦15が押下されているか否かを判
定する。
ステップS19にて入力ポートI11がLレベルでレリーズ
スイッチ116が閉成されたすなわちレリーズ釦15が押下
されていると判定するとステップS20へ行く。ステップS
20は、前述の第11図に示される露出制御ルーチンであ
る。
ステップS20の露出制御ルーチンが終了すると、ステ
ップS21にて多重露出回数Nの値から1を減算し、ステ
ップS22にて多重露出回数Nの値が0か否かを判定す
る。
ステップS22にて多重露出回数Nの値が0であると判
定すると多重露出撮影は終了したと判断して前述のステ
ップS13のフィルム巻上ルーチンへ行き、フィルム巻上
を行なう。
一方、ステップS22にて多重露出回数Nの値が0でな
いと判定すると多重露出撮影は終了していないと判断し
てステップS23へ行き、入力ポートI14がLレベルかHレ
ベルかにより多重スイッチ128が閉成しているか否かす
なわち多重釦21が押下されているか否かを判定する。
ステップS23にて入力ポートI14がLレベルで多重スイ
ッチ128が閉成しているすなわち多重釦21が押下されて
いると判定するとステップS31へ行く。
ステップS31は、多重露出回数設定ルーチン2であり
第14図にその内容が示される。
多重露出回数設定ルーチン2に入るとステップS81に
て、多重露出回数Nの値を表示するための信号を表示手
段148に出力し、表示手段148に多重露出回数Nの値を表
示させる。
そして、ステップS82にて入力ポートI12がLレベルか
Hレベルかによりアップスイッチ120が閉成しているか
否かすなわちアップ釦17が押下されているか否かを判定
する。
ステップS82にて入力ポートI12がLレベルでアップス
イッチ120が閉成しているすなわちアップ釦17が押下さ
れていると判定するとステップS83へ行き、多重露出回
数Nの値が9か否かを判定する。
ステップS83にて多重露出回数Nの値が9でないと判
定するとステップS84へ行き、多重露出回数Nの値に1
を加算し、ステップS85へ進む。
一方、ステップS83にて多重露出回数Nの値が9であ
ると判定すると直接ステップS85へ行く。
また、ステップS82にて入力ポートI12がHレベルでア
ップスイッチ120が閉成していないすなわちアップ釦17
は押下されていないと判定するとステップS86へ行き、
入力ポートI13がLレベルかHレベルかによりダウンス
イッチ124が閉成しているか否かすなわちダウン釦19が
押下されているか否かを判定する。
ステップS86にて入力ポートI13がLレベルでダウンス
イッチ124が閉成しているすなわちダウン釦19が押下さ
れていると判定するとステップS87へ行き、多重露出回
数Nの値が0であるか否かを判定する。
ステップS87にて多重露出回数Nの値が0でないと判
定するとステップS88へ行き、多重露出回数Nの値から
1を減算してステップS85へ進む。
一方、ステップS87にて多重露出回数Nの値が0であ
ると判定すると直接ステップS85へ行く。
また、ステップS86にて入力ポートI13がHレベルでダ
ウンスイッチ124が閉成していないすなわちダウン釦19
が押下されていないと判定するとステップS85へ行く。
ステップS85にて多重露出回数Nの値を表示するため
の信号を表示手段148へ出力し、表示手段148に多重露出
回数Nの値を表示させる。ステップS85が終了すると多
重露出回数設定ルーチン2は終了し、メインプログラム
へリターンする。
ステップS31の多重露出回数設定ルーチン2が終了す
るとステップS23へ戻る。
一方、ステップS23にて入力ポートI14がHレベルで多
重スイッチ128が閉成していないすなわち多重釦21は押
下されていないと判定するとステップS24へ行き、多重
露出回数Nの値が0であるか否かを判定する。
ステップS24にて多重露出回数Nの値が0であると判
定すると多重露出撮影の設定は解除されたと判断してス
テップS13のフィルム巻上ルーチンへ行き、多重露出回
数Nの値が0でないと判定すると多重露出撮影の設定は
継続していると判断してステップS25へ行く。ステップS
25にてシャッタ速度や絞りなどの露出値とフィルムカウ
ント値FCの値と多重露出回数Nの値とを表示するための
信号を表示手段148へ出力し、表示手段148にシャッタ速
度や絞りなどの露出値とフィルムカウント値FCの値と多
重露出回数Nの値とを表示させる。
次に、ステップS26にて入力ポートI15がLレベルかH
レベルかにより巻戻スイッチ132が閉成しているか否か
すなわち巻戻釦23が押下されているか否かを判定する。
ステップS26にて、入力ポートI15がLレベルで巻戻スイ
ッチ132が閉成しているすなわち巻戻釦23が押下されて
いると判定すると前述のステップS17へ行ってフィルム
巻戻処理を行ない、入力ポートI15がHレベルで巻戻ス
イッチ132が閉成していないすなわち巻戻釦23は押下さ
れていないと判定するとステップS27へ行き、露出制御
モードに応じて露出制御および露出表示に必要な周知の
露出演算を行なう。なお、露出演算においては、第8図
には示されないフィルム感度設定手段や測光手段などか
らフィルム感度や測光値などの諸パラメータを取り入れ
てから行なうのはもちろんである。
そして、ステップS28へ進み、シャッタ速度や絞りな
どの露出値とフィルムカウント値FCの値と多重露出回数
Nの値とを表示するための信号を表示手段148へ出力
し、表示手段148にシャッタ速度や絞りなどの露出値と
フィルムカウント値FCの値と多重露出回数Nの値とを表
示させる。
次に、ステップS29にて入力ポートI11がLレベルかH
レベルかによりレリーズスイッチ116が閉成しているか
否かすなわちレリーズ釦15が押下されているか否かを判
定する。ステップS29にて、入力ポートI11がLレベルで
レリーズスイッチ116が閉成しているすなわちレリーズ
釦15が押下されていると判定するとステップS20へ戻
り、入力ポートI11がHレベルでレリーズスイッチ116が
閉成していないすなわちレリーズ釦15は押下されていな
いと判定するとステップS23へ戻る。
一方、ステップS19にて入力ポートI11がHレベルでレ
リーズスイッチ116は閉成していないすなわちレリーズ
釦15は押下されていないと判定するとステップS32へ行
き、入力ポートI14がLレベルかHレベルかにより多重
スイッチ128が閉成しているか否かすなわち多重釦21が
押下されているか否かを判定する。
ステップS32にて、入力ポートI14がLレベルで多重ス
イッチ128が閉成しているすなわち多重釦21が押下され
ていると判定するとステップS38へ行く。ステップS38は
前述の第13図に示される多重露出回数設定ルーチン1で
あり、ステップS38の多重露出回数設定ルーチン1が終
了するとステップS32に戻る。
一方、ステップS32にて入力ポートI14がHレベルで多
重スイッチ128が閉成していないすなわち多重釦21は押
下されていないと判定するとステップS33へ行き、多重
露出回数Nの値が1であるか否かを判定する。
ステップS33にて多重露出回数Nの値が1であると判
定すると多重露出撮影の設定は解除されたと判断してス
テップS5へ戻る。
一方、ステップS33にて多重露出回数Nの値が1でな
いと判定すると多重露出撮影の設定は解除されていない
と判断してステップS34へ行き、シャッタ速度や絞りな
どの露出値とフィルムカウント値FCの値と多重露出回数
Nの値とを表示するための信号を表示手段148へ出力
し、表示手段148にシャッタ速度や絞りなどの露出値と
フィルムカウント値FCの値と多重露出回数Nの値とを表
示させる。
次に、ステップS35にて入力ポートI15がLレベルかH
レベルかにより巻戻スイッチ132が閉成しているか否か
すなわち巻戻釦23が押下されているか否かを判定する。
ステップS35にて入力ポートI15がLレベルで巻戻スイ
ッチ132が閉成しているすなわち巻戻釦23が押下されて
いると判定すると前述のステップS17へ行き、フィルム
巻戻処理を行なう。
一方、ステップS35にて入力ポートI15がHレベルで巻
戻スイッチ132が閉成していないすなわち巻戻釦23は押
下されていないと判定するとステップS36へ行き、露出
制御モードに応じて露出制御および露出表示に必要な周
知の露出演算を行なう。なお、露出演算においては、第
8図には示されないフィルム感度設定手段や測光手段な
どからフィルム感度や測光値などの諸パラメータを取り
入れてから行なうのはもちろんである。
そして、ステップS37にてシャッタ速度や絞りなどの
露出値とフィルムカウント値FCの値と多重露出回数Nの
値とを表示するための信号を表示手段148に出力し、表
示手段148にシャッタ速度や絞りなどの露出値とフィル
ムカウント値FCの値と多重露出回数Nの値とを表示させ
る。そして、ステップS19へ戻る。
以上、第9図のフローチャートに示したように本発明
によるカメラにおいては、多重露出撮影で所定の回数の
撮影を終了しもしくはあらかじめ設定された所定回数の
多重露出撮影の途中で設定を途中解除した後に、データ
写込信号の出力をし、その後フィルム巻上を行なうよう
になっている。
次に、データ写込装置201のマイクロコンピュータ210
の動作について第15図に示されるフローチャートをもと
に説明しておく。
データ写込装置201に電池212が装填されるとパワーオ
ンしてプログラムがスタートし、ステップS101にて日付
や時刻などのデータの初期化およびカウンタの値Mに1
を代入する初期リセットを行ない、ステップS102にて年
・月・日や日・時・分の表示のために必要な時刻処理を
行ない、ステップS103にて設定手段216によりデータが
修正されたか否かを判定する。
ステップS103にて設定手段216によりデータが修正さ
れたと判定するとステップS104へ行き、修正されたデー
タの値を読み込んだ後にステップS105へ進み、一方ステ
ップS103にて設定手段216によりデータが修正されてい
ないと判定すると直接ステップS105へ行く。
ステップS105にてデータ表示信号を駆動回路218へ出
力し、駆動回路218により表示液晶220および写込液晶22
2を駆動してこれら液晶にデータを表示させる。そし
て、ステップS106にて設定手段216によりデータ写込を
設定したか否かを判定する。
ステップS106にて設定手段216によりデータ写込を設
定したと判定するとステップS107へ行き、データ写込設
定をしたことを表示するための信号を駆動回路218へ出
力し、駆動回路218により表示液晶220を駆動して、表示
液晶220にデータ写込の設定を表示させてステップS108
へ進む。
一方、ステップS106にて設定手段216によりデータ写
込を設定していないと判定すると直接ステップS108へ行
く。
ステップS108にて、入力ポートI21がLレベルかHレ
ベルかにより写込信号を入力したか否かを判定し、入力
ポートI21がHレベルで写込信号を入力していないと判
定するとステップS102へ戻り、入力ポートI21がLレベ
ルで写込信号を入力したと判定するとステップS109へ行
く。
ステップS109にて設定手段216によりデータ写込を設
定したか否かを判定し、設定手段216によりデータ写込
を設定したと判定するとステップS110へ行きデータ写込
処理を行なう。すなわち、設定手段216によりフィルム
感度に応じて設定された写込光量により出力ポートO21
をHレベルに保持する時間を変更して、トランジスタ22
4がオンする時間を制御しランプ228の発光時間を変更し
て写込液晶222を透過する光量を制御して装填されたフ
ィルムにデータ写込を行なう。なお、カメラ本体101に
て、マイクロコンピュータ110の出力ポートO11をHレベ
ルにする時間をフィルム感度によって変更するようにな
っていれば、データ写込装填201のマイクロコンピュー
タ210は、入力ポートI21がLレベルの間だけ出力ポート
O21をHレベルにすることにより、ランプ発光時間すな
わち写込液晶222を透過する光量を制御できる。したが
って、設定手段216によりフィルム感度に応じた写込光
量を設定することなく自動的に写込光量が設定できる。
ステップS110のデータ写込処理が終了するとステップ
S111へ進み、カウンタの値Mに1を加えてステップS102
へ戻る。
一方、ステップS109にて設定手段216によりデータ写
込を設定していないと判定すると直接ステップS111へ行
く。
以上のように、データ写込装置201では、写込信号を
入力しかつデータ写込を設定しているときのみデータ写
込を行なうようになっているので、多重露出撮影が終了
もしくは解除されたときにデータ写込ができる。つま
り、カメラ本体101は多重露出撮影を途中で解除して
も、設定された判定回数の多重露出撮影完了してもかな
らず写込信号を出力するようになっているので、データ
写込装置201でデータ写込を設定してあればカメラ側か
らの信号に従ってデータ写込が行なえるとともに、デー
タ写込装置201に設けられたカウンタの値Mも写込信号
によりカウントアップするようになっているので、多重
撮影を行なってもフィルム1駒ごとにカウントアップす
るようになって不都合が生じないようになっている。
また、多重露出撮影の途中でデータ写込装置201のデ
ータ写込の設定を解除すれば、多重露出撮影のコマには
データ写込を行なわないようできる。
なお、本実施例においては、データ写込装置201をカ
メラ本体101とは別設にしたが、カメラ本体101内に設け
ても良いのはもちろんである。
以上の例においては、データ写込を露出制御後でフィ
ルム巻上前に行なうようになっていたので、一眼レフカ
メラのように駒速を速くする必要があるカメラには適し
ていない。そこで、データ写込を露出制御中に行なうよ
うにした第2の実施例を次に示すが、これは第1の発明
および第2の発明を実施したものである。
この第2の実施例において、カメラの構成は第1実施
例と同様であり、ただ、マイクロコンピュータ110の動
作が異なるのみである。このマイクロコンピュータ110
の動作について以下に説明する。
第16図は、マイクロコンピュータ110の第2の実施例
の動作を示すメインプログラムのフローチャートであ
る。
第17図、第18図、第19図は本実施例で新たに使用する
サブルーチンプログラムのフローチャートである。
電池112が装填されるとプログラムがスタートし、第
6図のステップS201にて入力ポートI11がLレベルかH
レベルかによりレリーズスイッチ116が閉成しているか
否かすなわちレリーズ釦15が押下されているか否かを判
定する。ステップS201にて、入力ポートI11がLレベル
でレリーズスイッチ116が閉成しているすなわちレリー
ズ釦15が押下されていると判定するとステップS202へ行
き、入力ポートI11がHレベルでレリーズスイッチ116が
閉成していないすなわちレリーズ釦15は押下されないと
判定するとステップS201にとどまる。
ステップS202は、前述の第10図に示されるフィルム装
填ルーチンである。ステップS202のフィルム装填ルーチ
ンが終了するとステップS203へ進み、巻上完了フラグF
の値が1であるか否かを判定する。ステップS203にて巻
上完了フラグFの値が1でないすなわち0であると判定
するとフィルム装填が行なわれなかったあるいは正しく
フィルム装填が行なわれなかったと判断してステップS2
01へ戻る。
一方、ステップS203にて巻上完了フラグFの値が1で
あると判定すると正しくフィルム装填が行なわれたと判
断してステップS204へ行き、フィルムカウント値FCに1
を代入する。
次に、ステップS205にて露出制御モードに応じて露出
制御および露出表示に必要な周知の露出演算を行なう。
なお、露出演算においては、第8図には示されないフィ
ルム感度設定手段や測光手段などからフィルム感度や測
光値などの諸パラメータを取り入れてから行なうのはも
ちろんである。
そして、ステップS206にてシャッタ速度や絞りなどの
露出値とフィルムカウント値FCの値とを表示するための
信号を表示手段148へ出力し、表示手段148にシャッタ速
度や絞りなどの露出値とフィルムカウント値FCの値とを
表示させる。
ステップS207において、多重露出回数Nの値を1にリ
セットし、ステップS208にて入力ポートI15がLレベル
かHレベルかにより巻戻スイッチ132が閉成しているか
否かすなわち巻戻釦23が押下されているか否かを判定す
る。
ステップS208にて入力ポートI15がLレベルで巻戻ス
イッチ132が閉成しているすなわち巻戻釦23が押下され
ていると判定するとステップS217へ行き、装填されたフ
ィルムの巻戻処理を行なう。すなわち、フィルム巻戻手
段作動信号を出力してフィルム巻戻手段150を作動させ
て装填されたフィルムが確実に巻戻されるだけの所定時
間経過後、もしくはフィルム移動量検出手段146の出力
を入力してフィルムの移動がなくなりフィルム巻戻が終
了したと判定すると、フィルム巻戻手段作動信号の出力
を停止してフィルム巻戻手段150の作動を停止させる。
そして、ステップS201へ戻る。
一方、ステップS208にて入力ポートI15がHレベルで
巻戻スイッチが閉成していないすなわち巻戻釦23は押下
されていないと判定するとステップS209へ行き、入力ポ
ートI14がLレベルはHレベルかにより多重スイッチ128
が閉成しているか否かすなわち多重釦21が押下されてい
るか否かを判定する。ステップS209にて入力ポートI14
がLレベルで多重スイッチ128が閉成しているすなわち
多重釦21が押下されていると判定するとステップS229へ
行く。ステップS229は、前述の第13図に示される多重露
出回数設定ルーチン1であり、ステップS229の多重露出
回数設定ルーチン1が終了するとステップS209へリター
ンする。
一方、ステップS209にて入力ポートI14がHレベルで
多重スイッチ128が閉成していないすなわち多重釦21が
押下されていないと判定するとステップS210へ行き、多
重露出回数Nの値が1であるか否かを判定する。
ステップS210にて多重露出回数Nの値が1であると判
定すると多重露出撮影は設定されていないと判断してス
テップS211へ行き、入力ポートI11がLレベルかHレベ
ルかによりレリーズスイッチ116が閉成しているか否か
すなわちレリーズ釦15が押下されているか否かを判定す
る。
ステップS211にて入力ポートI11がHレベルでレリー
ズスイッチ116は閉成していないすなわちレリーズ釦15
は押下されていないと判定するとステップS205へ戻り、
入力ポートI11がLレベルでレリーズスイッチ116が閉成
しているすなわちレリーズ釦15が押下されていると判定
するとステップS212へ行く。
ステップS212は露出制御ルーチンBであり、第17図に
その内容が示される。
露出制御ルーチンBに入ると、ステップS241にて出力
ポートO11をHレベルにして写込信号の出力を開始す
る。次にステップS242にて露出制御手段140へ制御信号
を出力してその作動を制御することによりすでに演算さ
れた値に露出を制御し、ステップS243にてチャージ手段
142を作動させるための信号を出力してチャージ手段142
の作動を制御することにより演算制御手段140が作動開
始可能となるようにしてステップS244へ進み、出力ポー
トO11をLレベルにして写込信号の出力を停止する。ス
テップS244が終了すると露出制御ルーチンBは終了して
メインプログラムへリターンする。
なお、露出制御ルーチンBにおいては、データ写込装
置201にて写込光量を設定するのを前提にフローチャー
トを記載してあるが、フィルム感度によりマイクロコン
ピュータ110の出力ポートO11をHレベルにする時間を変
更して写込信号を出力する時間を変更し、カメラ本体10
1側で写込時間を制御するようにしても良い。
ステップS212の露出制御ルーチンが終了するとステッ
プS213へ進む。
ステップS213はフィルム巻上ルーチンBであり第19図
にその内容が示される。
フィルム巻上ルーチンBに入るとステップS261にて計
時を開始する。この計時は、所定時間内にフィルムが1
駒分巻上げられたか否かを判定するのに使用する。次
に、ステップS262にてフィルム巻上手段144にフィルム
巻上手段作動信号の出力を開始することによりフィルム
巻上手段144を作動させてフィルムを巻上げを開始す
る。そして、ステップS263にてフィルム移動量検出手段
146の出力を入力してフィルム巻上量を算出し、ステッ
プS264にてステップS263において算出したフィルム巻上
量が1駒分の巻上量か否かを判定する。
ステップS264にて1駒分の巻上を判定すると正常なフ
ィルム巻上と判断してステップS265へ行き、巻上完了フ
ラグFに1を代入してステップS268へ進む。
一方、ステップS264にて1駒分の巻上量に達していな
いと判定するとステップS266へ行き、ステップS261で開
始した計時による計時時間が所定時間経過したか否かを
判定する。ステップS266にて、所定時間経過していない
と判定するとステップS263へ戻り、所定時間経過したと
判定すると所定時間内に1駒分のフィルム巻上をできな
いのでフィルム終端と判断してステップS267へ行き、巻
上完了フラグFに0を代入してステップS268へ進む。
ステップS268にて、フィルム巻上手段144へフィルム
巻上手段作動信号を出力するのを停止してフィルム巻上
手段144によるフィルム巻上を停止させる。そして、ス
テップS269へ進みステップS261で開始した計時を停止す
る。ステップS269が終了するとフィルム巻上ルーチンB
は終了し、メインプログラムへリターンする。
ステップS213のフィルム巻上ルーチンBが終了する
と、ステップS214にて巻上完了フラグFの値が0か否か
を判定する。ステップS214にて、巻上完了フラグFの値
が0でないすなわち1であると判定すると正常なフィル
ム巻上と判断してステップS205へ戻り、巻上完了フラグ
Fの値が0であると判定すると所定時間内に1駒分のフ
ィルム巻上を行なえなかったのでフィルム終端と判断し
てステップS215へ行く。
ステップS215にてフィルム終端のため警告表示信号を
表示手段148へ出力し、フィルム巻戻操作を促す警告表
示たとえば第3図に示される表示1303のような表示を表
示手段148に行なわせる。
そして、ステップS216にて入力ポートI15がLレベル
かHレベルかにより巻戻スイッチ132が閉成しているか
否かすなわち巻戻釦23が押下されているか否かを判定す
る。
ステップS216にて入力ポートI15がLレベルで巻戻ス
イッチ132が閉成しているすなわち巻戻釦23が押下され
ていると判定すると前述のステップS217へ行き、フィル
ム巻戻処理を行なう。
一方、ステップS216にて入力ポートI15がHレベルで
巻戻スイッチ132が閉成していないすなわち巻戻釦23は
押下されていないと判定するとステップS215へ戻り、巻
戻釦23が押下されるまでステップS215とS216をくり返
す。
一方、ステップS210にて多重露出回数Nの値が1でな
いと判定すると多重露出撮影が設定されたと判断してス
テップS218へ行き、シャッタ速度や絞りなどの露出値と
フィルムカウント値FCの値と多重露出回数Nの値とを表
示するための信号を表示手段148へ出力する。表示手段1
48はこの信号によりシャッタ速度や絞りなどの露出値と
フィルムカウント値FCの値と多重露出回数Nの値とを表
示する。
次に、ステップS219へ進み、入力ポートI11がLレベ
ルかHレベルかによりレリーズスイッチ116が閉成して
いるか否かすなわちレリーズ釦15が押下されているか否
かを判定する。
ステップS219にて入力ポートI11がLレベルでレリー
ズスイッチ116が閉成されたすなわちレリーズ釦15が押
下されていると判定するとステップS220へ行き、多重露
出回数Nの値が1か否かを判定する。ステップS220に
て、多重露出回数Nの値が1であると判定すると多重露
出撮影の最後の撮影と判断して前述のステップS212へ行
き、多重露出回数Nの値が1でないと判定すると多重露
出撮影の最後の撮影でないと判断してステップS221へ行
く。
ステップS221は多重露出制御ルーチンであり、第18図
にその内容が示される。
多重露出制御ルーチンに入るとステップS251にて露出
制御手段140へ制御信号を出力してその作動を制御する
ことによりすでに演算された値に露出を制御し、ステッ
プS252にてチャージ手段142を作動させるための信号を
出力してチャージ手段142の作動を制御することにより
露出制御手段140が作動開始可能となるようにし、ステ
ップS253にて多重露出回数Nの値から1を減算する。ス
テップS253が終了すると多重露出制御ルーチンは終了
し、メインプログラムへリターンする。
ステップS221の多重露出制御ルーチンが終了すると、
ステップS222にて入力ポートI14がLレベルかHレベル
かにより多重スイッチ128が閉成しているか否かすなわ
ち多重釦21が押下されているか否かを判定する。
ステップS222にて入力ポートI14がLレベルで多重ス
イッチ128が閉成しているすなわち多重釦21が押下され
ていると判定するとステップS230へ行く。ステップS230
は、前述の第14図に示される多重露出回数設定ルーチン
2である。
ステップS230の多重露出回数設定ルーチン2が終了す
るとステップS222へ戻る。
一方、ステップ222にて入力ポートI14がHレベルで多
重スイッチ128が閉成していないすなわち多重釦21は押
下されていないと判定するとステップS223へ行き、多重
露出回数Nの値が0であるか否かを判定する。
ステップS223にて多重露出回数Nの値が0であると判
定すると多重露出撮影の設定は解除されたと判断してス
テップS238へ行く。ステップS238にて出力ポートO11
所定時間だけHレベルにして写込信号を出力する。ここ
で、所定時間とはデータ写込装置201のマイクロコンピ
ュータ210が、入力ポートI21のLレベルを検出できる時
間以上であることはもちろんである。なお、フィルム感
度により出力ポートO11をHレベルにする時間を変更し
て写込信号を出力する時間を変化させ、カメラ本体101
で写込光量を制御するようにしてもよい。この方式は、
第17図に示される露出制御ルーチンBにおいて、写込信
号を出力する時間をフィルム感度により変更する場合の
み採用することはもちろんである。
ステップS238が終了すると前述のステップ213のフィ
ルム巻上ルーチンBへ行く。
一方、ステップS223にて多重露出回数Nの値が0でな
いと判定すると多重露出撮影の設定は継続していると判
断してステップS224へ行き、シャッタ速度や絞りなどの
露出値とフィルムカウント値FCの値と多重露出回数Nの
値とを表示するための信号を表示手段148へ出力し、表
示手段148にシャッタ速度や絞りなどの露出値とフィル
ムカウント値FCの値と多重露出回数Nの値とを表示させ
る。
次に、ステップS225にて入力ポートI15がLレベルか
Hレベルかにより巻戻スイッチ132が閉成しているか否
かすなわち巻戻釦23が押下されているか否かを判定す
る。ステップS225にて、入力ポートI15がLレベルで巻
戻スイッチ132が閉成しているすなわち巻戻釦23が押下
されていると判定すると前述のステップS217へ行ってフ
ィルム巻戻処理を行ない、一方、入力ポートI15がHレ
ベルで巻戻スイッチ132が閉成していないすなわち巻戻
釦23は押下されていないと判定するとステップS226へ行
き、露出制御モードに応じて露出制御および露出表示に
必要な周知の露出演算を行なう。なお、露出演算におい
ては第8図には示されないフィルム感度設定手段や測光
手段などからフィルム感度や測光値などの諸パラメータ
を取り入れてから行なうのはもちろんである。
そして、ステップS227へ進み、シャッタ速度や絞りな
どの露出値とフィルムカウント値FCの値と多重露出回数
Nの値とを表示するための信号を表示手段148へ出力
し、表示手段148にシャッタ速度や絞りなどの露出値と
フィルムカウント値FCの値と多重露出回数Nの値とを表
示させる。
次に、ステップS228にて入力ポートI11がLレベルか
Hレベルかによりレリーズスイッチ116が閉成している
か否かすなわちレリーズ釦15が押下されているか否かを
判定する。ステップS228にて、入力ポートI11がLレベ
ルでレリーズスイッチ116が閉成しているすなわちレリ
ーズ釦15が押下されていると判定するとステップS220へ
戻り、入力ポートI11がHレベルでレリーズスイッチ116
が閉成していないすなわちレリーズ釦15は押下されてい
ないと判定するとステップS222へ戻る。
一方、ステップS219にて入力ポートI11がHレベルで
レリーズスイッチ116が閉成していないすなわちレリー
ズ釦15は押下されていないと判定するとステップS231へ
行き、入力ポートI14がLレベルかHレベルかにより多
重スイッチ128が閉成しているか否かすなわち多重釦21
が押下されているか否かを判定する。
ステップS231にて入力ポートI14がLレベルで多重釦2
1が押下されていると判定するとステップS237へ行く。
ステップS237は前述の第13図に示される多重露出回数設
定ルーチン1であり、ステップS237の多重露出回数設定
ルーチン1が終了するとステップS231へ戻る。
一方、ステップS231にて入力ポートI14がHレベルで
多重スイッチ128が閉成していないすなわち多重釦21は
押下されていないと判定するとステップS232へ行き、多
重露出回数Nの値が1であるか否かを判定する。
ステップS232にて多重露出回数Nの値が1であると判
定すると多重露出撮影の設定は解除されたと判断してス
テップS205へ戻る。
一方、ステップS232にて多重露出回数Nの値が1でな
いと判定すると多重露出撮影の設定は解除されていない
と判断してステップS233へ行き、シャッタ速度や絞りな
どの露出値とフィルムカウント値FCの値と多重露出回数
Nの値とを表示するための信号を表示手段148へ出力
し、表示手段148にシャッタ速度や絞りなどの露出値と
フィルムカウント値FCの値と多重露出回数Nの値とを表
示させる。
次に、ステップS234にて入力ポートI15がLレベルか
Hレベルかにより巻戻スイッチ132が閉成しているか否
かすなわち巻戻釦23が押下されているか否かを判定す
る。
ステップS234にて入力ポートI15がLレベルで巻戻ス
イッチ132が閉成しているすなわち巻戻釦23が押下され
ていると判定すると前述のステップS217へ行きフィルム
巻戻処理を行なう。
一方、ステップS234にて入力ポートI15がHレベルで
巻戻スイッチ132が閉成していないすなわち巻戻釦23は
押下されていないと判定するとステップS235へ行き、露
出制御モードに応じて露出制御および露出表示に必要な
周知の露出演算を行なう。なお、露出演算においては、
第8図には示されないフィルム感度設定手段や測光手段
などからフィルム感度や測光値などの諸パラメータを取
り入れてから行なうのはもちろんである。
そして、ステップS236にて、シャッタ速度や絞りなど
の露出値とフィルムカウント値FCの値と多重露出回数N
の値とを表示するための信号を表示手段148へ出力し、
表示手段148にシャッタ速度や絞りなどの露出値とフィ
ルムカウント値FCの値と多重露出回数Nの値を表示させ
る。そして、ステップS219へ戻る。
以上第16図のフローチャートに示したように第2の実
施例においては、あらかじめ設定された回数の多重露出
撮影の最後の撮影であることを検出し、その撮影の露出
制御中にデータ写込装置201にデータ写込を行なわせる
ようにし、その後フィルム巻上を行なうようになってい
るのでフィルム巻上速度を速くできる。
なお、多重露出撮影の設定を途中で解除した場合は、
この解除に応じてデータ写込信号を出力した後にフィル
ム巻上を行なうようになっているのは第1実施例と同様
である。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明においては、所定回数に設定
された多重露出撮影の最後の撮影の後にもしくは多重露
出撮影の最後の撮影時(露出制御中)にデータ写込を行
なってフィルム巻上をし、多重露出撮影を途中で解除し
たときにはデータ写込を行なった後にフィルム巻上を行
なうようにしたので、多重露出撮影の途中で写込データ
の修正やデータ写込の設定および解除が可能となるとと
もに、多重露出撮影を途中で解除しても確実にデータ写
込が行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による多重露出可能なデータ写込装置
付カメラの外観図、 第2図は、多重釦押下による表示パネルの状態を示す
図、 第3図は、フィルム巻戻を促す巻戻警告表示を示す図、 第4図は、多重露出回数の設定を説明する図、 第5図は、多重露出撮影の設定および解除の方法につい
て説明する図、 第6図、第7図は多重露出撮影を開始した後に多重露出
回数の変更および多重露出撮影の途中解除を説明する
図、 第8図は、本発明のカメラのブロック図、 第9図〜第14図は、第1の実施例のカメラ本体のマイク
ロコンピュータの動作を示すフローチャート、 第15図は、データ写込装置のマイクロコンピュータの動
作を示すフローチャート、 第16図〜第19図は第2の実施例のカメラ本体のマイクロ
コンピュータの動作を示すフローチャートである。 〔主要部分の符号の説明〕 101…カメラ本体 110,120,124,128等…多重露出設定手段(マイクロコン
ピュータ等) 144…フィルム巻上手段 201…データ写込装置 210…マイクロコンピュータ 250…データ写込手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多重露出の露出回数を所定回数に設定可能
    な多重露出設定手段と、フィルム面に撮影データを記録
    させるか否かを設定する記録設定手段とフィルム面に撮
    影データを記録させるデータ記録手段とを備えたデータ
    記録装置とを有するカメラにおいて、 前記記録設定手段が前記撮影データを記録するように設
    定された場合であって、前記所定回数未満の露出後に多
    重露出撮影が解除されたときに、多重露出撮影が解除さ
    れたことを検出してデータ記録開始の信号を前記データ
    記録手段に出力し、前記データ記録開始信号に応答し
    て、前記所定回数未満の最後の露出の後に前記データ記
    録手段が前記撮影データを記録することを特徴とする多
    重露出撮影可能なカメラ。
  2. 【請求項2】多重露出の露出回数を所定回数に設定可能
    な多重露出設定手段と、フィルム面に撮影データを記録
    させるか否かを設定する記録設定手段とフィルム面に撮
    影データを記録させるデータ記録手段とを備えたデータ
    記録装置とを有するカメラにおいて、 前記記録設定手段が前記撮影データを記録するように設
    定された場合には、前記所定回数の最後の露出開始に応
    じて、その露出制御中にデータ記録開始の信号を前記デ
    ータ記録手段に出力し、前記データ記録開始信号に応答
    して、前記所定回数の最後の露出の最中または露出の後
    に前記データ記録手段が前記撮影データを記録すること
    を特徴とする多重露出撮影可能なカメラ。
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