JP3315159B2 - データ記録可能なカメラ - Google Patents

データ記録可能なカメラ

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JP3315159B2
JP3315159B2 JP24495892A JP24495892A JP3315159B2 JP 3315159 B2 JP3315159 B2 JP 3315159B2 JP 24495892 A JP24495892 A JP 24495892A JP 24495892 A JP24495892 A JP 24495892A JP 3315159 B2 JP3315159 B2 JP 3315159B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はデータ記録可能なカメ
ラに関し、特にフィルムの走行に同期して発光素子を発
光させて走行中のフィルム面上に日付等のデータを写し
込むデータ記録可能なカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、特開昭63−284
532号公報に示されるように、フィルム走行に同期し
て発光素子を発光させて走行中のフィルム面上に、日付
等のデータを写し込むカメラがある。このカメラは、フ
ィルム巻上げの最中にフィルム巻上げ方向と直交する方
向に一列に配置してある複数個のLEDを発光させ、デ
ータの写し込みを行うものである。このようなカメラで
は、最終撮影駒へのデータ写し込みの途中でフィルムが
突っ張ってしまい、上記最終撮影駒へのデータの写し込
みが完全に行われないまま自動的に巻戻し動作へと移行
し、その結果データの一部のみが写し込まれた非常に見
苦しい写真となってしまうといった問題を解決してい
る。また、フィルム規定駒数をフィルムパトローネのD
Xコードより読取り、フィルム規定駒数と撮影駒数をカ
ウントする手段のカウント内容とにより、規定最終撮影
駒を検知し、検知後のデータ写し込みは多くても上記規
定最終撮影駒1駒に制限する機能を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来技術では、フィルムパトローネからのDX
コードの読取り手段が必要となり、それ故にカメラが大
型化する。そのため、コストアップにもつながり、カメ
ラの小型化、コストダウンが難しくなる。
【0004】また、例えば36駒撮りのフィルムであれ
ば、37駒というように、規定の駒数より若干多めに撮
影できることがあるが、従来技術では規定駒数以降は撮
影、写し込みはなされない。
【0005】この発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、カメラが大型化することなく簡単な機構でデータ写
し込みの失敗を防止することができ、DXコードを読取
らなくとも規定の駒数を越えても撮影、記録が可能なデ
ータ記録可能なカメラを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、
ィルム巻取用スプールの近傍で、且つ、フィルム交換時
にフィルム短ハブ部の先端がかからない場所に配置さ
れ、走行中のフィルム移動量を上記フィルム短ハブ部の
先端から検出する移動量検出手段と、この移動量検出手
段の出力に応答して走行中のフィルムにデータを記録す
る記録手段と、当該フィルム最終駒撮影後のフィルム移
動量が、上記記録手段による記録動作に必要な量よりも
大であり、且つ一駒分の巻上げ量より小となる所定量の
空送り動作をフィルム装填時に実行するフィルム空送り
手段と、を具備したことを特徴とする。
【0007】
【作用】この発明のデータ記録可能なカメラにあって
は、フィルム巻取用スプールの近傍で、且つ、フィルム
交換時にフィルム短ハブ部の先端がかからない場所に配
置された移動量検出手段により、走行中のフィルム移動
量が上記フィルム短ハブ部の先端から検出され、この移
動量検出手段の出力に応答して、記録手段により走行中
のフィルムにデータが記録される。そして、当該フィル
ム最終駒撮影後のフィルム移動量が、上記記録手段によ
る記録動作に必要な量よりも大であり、且つ一駒分の巻
上げ量より小となる所定量の空送り動作が、フィルム装
填時にフィルム空送り手段で実行される。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。
【0009】図1は、この発明の第1の実施例で、デー
記録可能なカメラの概念を示したブロック図である。
同図に於いて、このデータ記録可能なカメラは、フィル
ム1の移動量をフィルム短ハブ部の先端から検出するフ
ィルム移動検出素子2aを有するフィルム移動検出部2
と、フィルム1が日付写し込み目的位置まで移動したか
比較するフィルム位置比較部3と、このフィルム位置比
較部3により写し込み命令を発光素子4aへ送り、フィ
ルム面に日付の写し込みを行う日付写し込み部4を有し
ている。また、このデータ記録可能なカメラは、フィル
ム装填時の空送り量を記憶している空送り量記憶部5
と、この空送り量記憶部5の記憶値とフィルム移動検出
部2の出力に基いて空送り動作を実行する空送り制御部
6と、この空送り制御部6の制御によりフィルム1を給
送するフィルム給送部7と、このフィルム給送部7によ
ってフィルム1を巻上げるべくフィルムパトローネ1a
内の軸1を駆動するフィルム駆動装置8とを有した構成
となっている。
【0010】上記フィルム移動検出部2は、フィルム給
送部7によるフィルム1の移動量を、フィルム移動検出
素子2aによりフィルム短ハブ部の先端から検出する。
また、日付写し込み部4は、フィルム位置比較部3によ
って、写し込み命令をフィルム1近傍の発光素子4aへ
送り、フィルム給送部7によるフィルム1の巻上中に、
走行中のフィルム面に光学的に日付の写し込みを行うも
のである。更に、空送り制御部6は、空送り量記憶部5
に記憶されたフィルム装填時の空送り量の値と、フィル
ム移動検出部2の出力に基いて、フィルム給送部7を制
御して、空送り動作を実行する。
【0011】次に、図2及び図3を参照して、フィルム
の巻上げ量について説明する。
【0012】一例を揚げると、巻上中写し込みは、巻上
げ量が最低でも14.2mm(3パーフォレーション)
必要である。図2を参照すると、フィルム端から文字頭
までは6mmで、文字長さは4.2mmである。また、
図3に参照されるように、カメラのアパーチャ9と発光
素子4aの発光部との間は4mmである。すると、巻上
げ量は、4mm+6mm+4.2mm=14.2mmと
なる。この14.2mmという数値は、3パーフォレー
ションを表している。
【0013】フィルム最終駒の巻上げ量も同様に14.
2mm(3パーフォレーション)あれば、写し込み途中
でフィルムエンドとなることはない。したがって、最終
駒の巻上げは、3パーフォレーション以上、8パーフォ
レーション未満であれば写し込みを行うことができる。
尚、1駒は8パーフォレーションである。
【0014】また、フィルム短ハブ部の全長は、次式で
求められる。 フィルム全長=(8パーフォレーション×フィルム規定
駒数)+空送り量+余裕分 ここで、空送り量は現状32パーフォレーションであ
り、余裕分の値は1駒分=8パーフォレーションと最終
駒の巻上げ量である。
【0015】市販されている12枚、24枚、36枚撮
りフィルムの最終駒巻上げ量の最小値は1パーフォレー
ションで、最大値は5パーフォレーションである。3パ
ーフォレーション分の巻上げ量が確保されないと写し込
みは完全に終了することができない。したがって、最小
値の1パーフォレーションでは写し込みに2パーフォレ
ーション分足りない。上記した(8パーフォレーション
×フィルム規定駒数)は定数であるので、空送り量の3
2パーフォレーションから不足する2パーフォレーショ
ンを保充することによって、確実に写し込みが実行され
る。
【0016】空送り量は32パーフォレーションから3
0パーフォレーションとなることにより、最終駒巻上げ
量の最大値、5パーフォレーションに2パーフォレーシ
ョンを加算して7パーフォレーションとなる。したがっ
て、空送り量を30パーフォレーションとすれば、最終
駒の巻上げ量は3パーフォレーション以上で且つ8パー
フォレーション未満となり、必ず最終駒に日付が写し込
まれる。
【0017】次に、この発明の第2の実施例を説明す
る。
【0018】図4は、この発明のデータ記録可能なカメ
ラが適用された35mmカメラの概略的なブロック構成
図である。メインマイクロコンピュータ(以下Mマイコ
ンと略記する)10は、カメラシステム全体のシーケン
ス制御や各種の演算を行うものである。このMマイコン
10には、表示回路11、レリーズスイッチ12、設定
スイッチ13、フィルム感度読取り回路14、測光処理
回路15、記憶回路16、日付表示回路17、測距回路
18、露出回路19、フィルム制御回路20及びレンズ
制御回路21が、バスを介して結合されている。また、
Mマイコン10には、更にMマイコン10の動作クロッ
クを発生する発振子22、日付用マイクロコンピュータ
(以下Dマイコンと略記する)23及びフィルム移動検
出部24が結合されている。
【0019】上記表示回路11は、カメラの動作モー
ド、露出データ、撮影フィルム駒数の表示を行う。ま
た、レリーズスイッチ12は、2段ストロークのスイッ
チであり、1段目のスイッチのオンで測距が実行され、
2段目のスイッチのオンで露出動作が行われるようにな
っている。上記設定スイッチ13は、カメラの動作モー
ド設定に使用される。更に、フィルム感度読取り回路1
4は、フィルムのDXコードを読取り、SV値号をMマ
イコン10へ送出するためのものである。
【0020】記憶回路16は、フィルムの駒数やカメラ
の動作モード等、電源がオフしていても記憶しておく必
要があるデータを記憶するための不揮発性メモリであ
る。日付表示回路17は、Dマイコン23からのデータ
に基いて日付データの表示を行うものである。
【0021】測距回路18は、被写体までの距離測定に
必要なデータをMマイコン10へ送出するもので、露出
回路19はMマイコン10の制御信号に基いて、絞りと
シャッタの機能を持つレンズシャッタ25を制御するも
のである。
【0022】フィルム制御回路20は、Mマイコン10
の制御信号に基いて、フィルム26の自動巻上げ、巻戻
し等を行う。レンズ制御回路21は、Mマイコン10の
制御信号に基いて、撮影レンズ27を駆動する。そし
て、被写体像をフィルム26上に結像する。
【0023】フィルム移動検出部24は、フィルム26
の移動量に応じたパルス信号を、Mマイコン10とDマ
イコン23へ送出するものである。Mモイコン10は、
このパルス信号に基いて自動巻上げ、巻戻しの制御を行
う。
【0024】Dマイコン23は、日付データをフィルム
へ写し込むためのマイクロコンピュータである。このD
マイコン23は、Mマイコン10の制御信号に基いて、
日付データを7セグメントLED28と写し込み用レン
ズ29を用いてフィルム上へ写し込む。写し込みは、フ
ィルム移動検出部24からのパルス信号に同期して行わ
れる。
【0025】また、発振子30は、Dマイコン23の動
作クロックを発生する。このクロックをカウントするこ
とにより、Dマイコン23は“年”、“月”、“日”、
“時”、“分”の写し込み用のデータを作成する。スイ
ッチ31、32及び33は、それぞれモード(MOD)
スイッチ、セレクタ(SEL)スイッチ、アジャスト
(ADJ)スイッチである。これら3つのスイッチを操
作することで、撮影者は写し込みモードの選択と写し込
みデータの修正を実行することができる。写し込みモー
ドの選択状態と修正状態は、日付表示回路17に表示さ
れるので、撮影者はこの表示を確認しながら3つのスイ
ッチ31、32及び33を操作すればよい。
【0026】Dマイコン23の動作は、4本の制御信号
ラインCLK、CEN、SCLK、SDATAにより、
制御される。CLKラインはMマイコン10からDマイ
コン23へクロックを送出するために使用される。
【0027】Dマイコン23は、Mマイコン10の動作
動作停止中は、時計のカウント動作のみを行っていれば
よい。したがって、発振子30の動作クロックを用い
て、必要最低限の動作を必要最低速度で実行する。この
ことにより、システムの消費電流を必要最小限に抑える
ことができる。しかしながら、Mマイコン10の動作中
は、時計のカウント動作以外に、フィルム26への日付
写し込み制御、撮影者のスイッチ操作に基く制御等を行
う必要がある。それ故、発振子30の動作クロックでは
処理速度が遅い。
【0028】そこで、Dマイコン23は、Mマイコン1
0から供給される動作クロックを用いて動作しなければ
ならない。また、Mマイコン10からのクロックを高速
動作時の動作クロックに利用することで、上述した第2
の実施例のように、2つの発振子を有する必要がなくな
る。
【0029】上記CENラインは、Mマイコン10がD
マイコン23へ通信要求信号を送出するために使用され
る。更に、SCLKラインとSDATAラインは、シリ
アルデータを送出するために使用される相互行信号ライ
ンである。
【0030】図5は、図4のフィルム移動検出部24の
構成を示したものである。同図に於いて、赤外発光ダイ
オード34とホトトランジスタ35より構成されるホト
インタラプタは、フィルム26を両側から挟み込んで配
置され、パーフォレーションが移動することにより、フ
ィルム26の移動に応じた信号を出力する。この信号
は、波形整形回路36によりパルス信号に波形整形さ
れ、更に逓倍回路37により2倍のパルス信号に変換さ
れる。このパルス信号をカウントすることで、Mマイコ
ン10とDマイコン23は、フィルムの移動量を検出す
ることができる。
【0031】図6は、カメラにフィルムを装着した状態
をカメラの後方より見た概略図である。尚、同図に於い
ては、説明のため、カメラ本体の裏蓋は示していない。
【0032】このカメラの左側には、フィルム26のパ
トローネ26aが収納される。そして、フィルム26
は、カメラのアパーチャ38に沿って走行し、更にフィ
ルム移動検出部39、写し込み装置40上を通ってスプ
ール41に巻取られる。上記フィルム移動検出部39
は、カメラのフィルム交換時、フィルム26にかからな
い場所で、スプール近傍に存在する。
【0033】すなわち、図6に示されるように、フィル
ム交換時、フィルム短ハブ部の先端がフィルム移動検出
部39まで達していない。したがって、フィルム移動検
出部39は、フィルム短ハブ部の1パーフォレーション
目から正確に検出することができる。フィルム移動検出
部39がこの位置ではなく、フィルム装着状態にフィル
ム移動検出部39がフィルム26に覆いかぶさった位置
にあると、フィルム移動検出部39はフィルム短ハブ部
の先端、1パーフォレーション目からの検出をすること
は不可能である。
【0034】また、図6に於ける写し込み装置40は、
アパーチャ38の外側に位置しているが、アパーチャ3
8の内側に位置する場合は、図7に示されるようにな
る。
【0035】図7はカメラにフィルムを装着した状態の
他の例を示した概略図である。同図に於いて、フィルム
26の移動量をフィルム短ハブ部の先端から検出するた
めに、フィルム移動検出部39の位置は、図6に示され
た場所と同様でなくてはいけない。これに対し、写し込
み装置40は、フィルム26上に日付等を写し込むこと
が目的であるため、アパーチャ38の外側に限らず、走
行するフィルム26上に日付等を写し込むことが可能な
位置に存在すれば良い。
【0036】図8は、図7のカメラを側面から見た図で
ある。上記写し込み装置40は、データを発光する発光
部40aと、このデータをフィルム26上に結像する写
し込み用のレンズ40bにより構成される。このよう
に、写し込み装置40は、発光部40a及び写し込み用
レンズ40bを用いて、フィルム26上に文字を写し込
む。
【0037】尚、写し込み装置40の位置は、フィルム
移動検出部39のように固定されているものではなく、
フィルム26上に写し込みができる位置であれば良い。
【0038】次に、図9(a)、(b)及び(c)のタ
イムチャートに基いて、Mマイコン10とDマイコン2
3の通信方法について説明する。尚、図上に於けるデー
タの通信方向は、便宜上、斜線で示される部分がDマイ
コン23からMマイコン10への通信であり、他はMマ
イコン10からDマイコン23への通信であるものとす
る。
【0039】通信は、Mマイコン10がCENラインを
ハイレベル(Hi)からローレベル(Lo)へ設定する
ことで開始される。通信要求は、Mマイコン10からの
み発生するので、Mマイコン10とDマイコン23の関
係は、マスタとスレーブの関係が保たれている。
【0040】CENラインをLoに設定した後、所定の
時間待機してから、Mマイコン10はSCLKの信号に
同期して、SDATA上に制御コマンドを出力する。待
機時間は、Dマイコン23の処理速度を考慮して決定さ
れる。制御コマンドは、Dマイコン23が通信モードの
識別をするために使用される。したがって、どの通信モ
ードに於いても、制御コマンドは通信データの先頭に位
置する。図9(a)を参照して、通信モードAについて
説明する。
【0041】Mマイコン10は、1番目のデータとし
て、通信モードAに対応するコードを制御コマンドとし
て出力する。次に、カメラの状態を示すコードを含むデ
ータを出力する。このカメラ状態データにより、Dマイ
コン23はMマイコン10が通常動作であるか、或いは
スタンバイモードに入ろうとしているかを判定すること
ができる。
【0042】Mマイコン10が2つのデータ出力を完了
すると、Dマイコン23は、日付表示回路17上に表示
するために必要な6つのデータを、Mマイコン10へ出
力する。このデータ出力後、チェックコードを出力して
データ出力は終了する。Mマイコン10は、上記チェッ
クコードを入力することで通信動作は終了したものと判
断し、CENラインをLoからHiへ設定する。どの通
信モードも、チェックコードをMマイコン10が入力す
ることで終了する構成となっている。
【0043】次に6つのデータについて説明する。
【0044】表示制御データは、日付表示回路17上の
表示方法を示すデータである。表示制御データに続い
て、“年”、“月”、“日”、“時”、“分”を示すデ
ータが出力される。5つのデータは、Dマイコン23内
部で発生する時計用基準クロックをカウントする時計カ
ウンタの内容を示している。Mマイコン10は、5つの
データのうち何れを表示回路17上に表示すべきか(表
示モード)は、表示制御データの上位4ビットで示され
ている。
【0045】表1は、上記データと表示モードの対応を
示したものである。
【0046】
【表1】
【0047】このデータは、Dマイコン23がフィルム
26上へ日付データを写し込むときの写し込みモードも
示している。この表示モードは、Dマイコン23に接続
されたMODスイッチ31をオンする毎に“1”→
“2”→…→“5”→“1”のように変更される。
【0048】次に、下位4ビットのデータについて説明
する。日付表示回路17上の6桁の表示のうちで、Mマ
イコン10が何れの桁を点滅すべきか(点滅モード)
を、この4ビットデータは示している。表2は、上記デ
ータと点滅モードの対応を示したものである。
【0049】
【表2】
【0050】この表2に於いて、斜線部で示される桁が
点滅するものとする。この点滅モードは、Dマイコン2
3に接続されたSELスイッチ32をオンする毎に、
“1”→“2”→“3”→“4”→“1”のように変更
される。
【0051】撮影者は、SELスイッチ32を操作し
て、所望の桁を点滅状態にする。そして、同じくDマイ
コン23に接続されたADJスイッチ33を操作する。
すると、Dマイコン23は、点滅する桁に相当する時計
カウンタの内容を変更すると共に、Mマイコン10には
変更したデータを出力する。したがって、撮影者は、日
付表示回路17で確認しながら日付データの変更が可能
となる。
【0052】次に、図9(b)を参照して、通信モード
Bについて説明する。
【0053】Mマイコン10は、1番目のデータとして
通信モードBに対応するコードを制御コマンドとして出
力する。次いで、Dマイコン23が、フィルム26上に
日付データを写し込むときに必要な制御パラメータを、
4バイト出力する。制御パラメータのデータ内容を表3
に示す。
【0054】
【表3】
【0055】日付データの1桁分の写し込み時間(すな
わち7セグメントLED28の発光時間)は、制御パラ
メータ1の写し込み基準時間と制御パラメータ2の、上
位ニブルのフィルム感度係数により決定する。STDT
N×FSK=発光時間となる。
【0056】制御パラメータ2の下位ニブルの計測開始
タイミングは、フィルム26の移動速度を測定開始する
位置を示す。Mマイコン10がフィルム26のオートロ
ードを開始すると、フィルム移動検出部39がパルス信
号を出力する。Dマイコン23は、最初のパルス信号を
検出してからSTRTMで示される数のパルス信号が入
力された時点から、フィルム移動速度の計測を開始す
る。STRTMパルス分、移動速度の検出を禁止する理
由は、オードロード動作の初期状態に於けるフィルム2
6の移動速度が安定していないからである。
【0057】Dマイコン23は、パルス信号の間隔をタ
イマで計測することで、フィルム26の移動速度を検知
する。このタイマの値をTFVとする。Dマイコン23
は、フィルム移動速度の検出後、制御パラメータ3の写
し込みデイレー時間待機してから、写し込みを開始す
る。
【0058】したがって、STRTMとTMDLYとで
設定されるデータにより、フィルム26上のどこから写
し込みデータが写し込まれるかが定まる。そして、写し
込まれる数値の間隔は、制御パラメータ4の上位ニブル
の写し込み間隔係数とTFVで決定される。すなわち、
TFV×ITVKで決定された時間間隔で、日付データ
を1桁ずつ写し込む。制御パラメータの写し込みフォー
マットは、日付データを下位桁より写し込みを開始する
か、或いは上位桁より写し込みを開始するか選択するた
めに使用される。これは、7セグメントLED28の位
置と、フィルム26の移動方向によって決定されるデー
タである。
【0059】次に、図9(c)を参照して、通信モード
Cについて説明する。このCモードでは、通信モードC
に対応するコードを制御コードして、Mマイコン10が
出力するだけの通信モードである。
【0060】通信モードCは、Mマイコン10がフィル
ムの巻上げをする直前に実施されるモードなので、Dマ
イコン23は、この通信を受信することで巻上げのタイ
ミングを検知することができる。
【0061】次に、図10のフローチャートを参照し
て、Mマイコン10の動作を説明する。
【0062】先ず、ステップS1では、Mマイコン10
が電源オンでリセットされた後、初期化動作を行う。ス
テップS2では、Dマイコン23が高速動作するために
必要な動作クロックの出力を開始する。次いで、ステッ
プS3では、2つのタイマの設定を行うと共に、タイマ
のカウントを開始する。
【0063】上記2つのタイマのうち、1つは表示タイ
マである。このタイマは、撮影者がカメラのスイッチを
操作する毎に初期化される。そして所定時間(例えば3
0秒)の間、スイッチの操作がなくてタイマカウンタが
オーバーフローすると、Mマイコン10は電力消費を減
らすために、スタンバイモードに設定される。もう1つ
のタイマは100msecタイマであり、周期的にDマ
イコン23から日付データを入力するための同期信号と
して使用される。
【0064】次いで、ステップS4では、裏蓋開から閉
に変化したかを判断する。ここで、変化していた場合は
ステップS5で空送り処理を行い、変化のない場合はス
テップS5の処理は飛ばす。
【0065】ステップS6では、上記表示タイマがオー
バフローしていないかを判断する。オーバーフローして
表示タイマが終了したならば、ステップS7へ移行す
る。このステップS7では、通信モードAの通信を行
う。そして、ここではカメラの状態データで、Mマイコ
ン10はスタンバイモードに入ることを表す。
【0066】次いで、ステップS8では、Dマイコン2
3の動作用のクロック出力を停止する。そして、ステッ
プS9では、スタンバイモードであることを撮影者に告
知するため、全ての表示を消灯する。ステップS10で
は、割込みの許可を行った後、Mマイコン10はスタン
バイモードになり、動作を停止する。動作の開始は、撮
影者がスイッチを操作して割込み信号を発生させればよ
い。割込み信号が発生すると、スタンバイモードは解除
され、Mマイコン10は、再びステップS2から動作を
開始する。
【0067】上記ステップS6に於いて、表示タイマが
オーバーフローしていない場合は、ステップS6からス
テップS11へ進む。ステップS11では、100ms
ecタイマがオーバーフローしていないかを判断する。
ここで、オーバーフローして終了しているときは、ステ
ップS12へ進み、終了していないときは後述するステ
ップS15へ進む。
【0068】ステップS12では、通信モードAの通信
を行って、日付表示に必要なデータを、Dマイコン23
より入力する。そして、ステップS13では、入力され
たデータを基に日付表示回路17上に表示を行う。ま
た、表示回路17上には、カメラの動作モードに対応す
る表示を行う。次いで、ステップS14で100mse
cタイマを初期化してカウントを開始させる。
【0069】以上のステップS11〜S14の動作によ
り、Mマイコン10の動作と、Dマイコン23の動作に
対応して、日付表示回路17と表示回路11の表示が更
新されてゆく。
【0070】次のステップS15では、設定スイッチ1
3の状態を入力し、スイッチの作動状態に応じたカメラ
の動作モードを、ステップS16で決定する。ステップ
S17では、測光処理回路15より被写体の輝度である
Bv値を入力する。また、フィルム感度読み取り回路1
4より、フィルム感度であるSv値を入力する。次い
で、ステップS18では、Bv値とSv値に基いて、フ
ィルム露出時間を演算する。
【0071】そして、ステップS19に於いて、レリー
ズスイッチ12の1段目のスイッチ(1RSW)の状態
を判定する。1RSWがオンしているときはステップS
20へ、オフしているときはステップS6へ、それぞれ
移行する。ステップS20では、スタンバイモードに入
らないようにするため、表示タイマを初期化して、カウ
ントを開始させる。次いで、ステップS21では測距回
路18からのデータに基いて、被写体までの距離を算出
する。
【0072】更に、ステップS22に於いて、レリーズ
スイッチ12の2段目のスイッチ(2RSW)の状態を
判定する。2RSWがオンしているときはステップS2
3へ、一方オフしているときはステップS6へ、それぞ
れ移行する。上記ステップS23では、通信モードBの
通信を行う。ここで、日付写し込みの条件決定に必要な
データをDマイコン23へ送る理由は、Dマイコン23
はMマイコン10の露出動作中に、写し込みに必要な準
備ができるからである。
【0073】その後、ステップS24では、被写体距離
に応じてレンズ制御回路21を用いて、撮影レンズ27
を駆動する。次いで、ステップS25では、露出時間に
応じて露出回路19を用いてレンズシャッタ25を駆動
する。そして、露出が終了すると、ステップS26に於
いて、フィルムの巻上げに先立って通信モードCの通信
を行う。こうして、ステップS27で、フィルム制御回
路20により1駒分のフィルムが巻上げられると、撮影
は終了する。
【0074】次に、図11のフローチャートを参照し
て、空送り処理の動作を説明する。ステップS31で空
送り失敗検出のためのリミッタのタイマをスタートさせ
る。次いで、ステップS32でフィルムを巻上げるフィ
ルム制御回路20を駆動開始させ、巻上げを行う。
【0075】そして、ステップS33に於いて、空送り
失敗検出のためのリミッタのタイマエンドの判断を行
う。ここで、タイマが終了していれば空送り異常終了と
なる。一方、終了していなければ、ステップS34でフ
ィルム26のパーフォレーションの計数値を1つカウン
トアップする。その後、ステップS35で該カウント値
を図示されないCPU内のROMに記憶されている値
(30)と比較し、30パーフォレーション移動したか
を判断する。移動していなければステップS32に戻
り、移動するまでフィルム駆動を続ける。
【0076】ここで、ステップS34に於けるパーフォ
レーションカウント値“A”は、図10に示されるフロ
ーチャートのステップS1にて初期化(0値化)され
る。フィルム移動後は、ステップS36に進んでフィル
ム制御回路20の駆動を停止する。
【0077】次に、図12のフローチャートを参照し
て、Dマイコン23の動作を説明する。
【0078】ステップS41では、Dマイコン23が電
源オンでリセットされた後、初期化動作を行う。この初
期化では、写し込みデータとして使用される計時カウン
タへ所定のデータを入力する。次いで、ステップS42
では、Dマイコン23が停止モードに設定される。停止
モード中は、発振子のクロックをカウントする時計タイ
マと割込み機能のみが、動作可能である。時計タイマ
は、1秒間隔でオーバーフローする。このオーバーフロ
ーは、割込み信号の1つである。
【0079】したがって、この割込み信号を基準クロッ
クとして5つの計時カウンタ(分、時、日、月、年)を
カウントアップすることで、日付データが作成される。
故に、時計タイマによる割込みが発生すると、ステップ
S43及びS44の処理により、計時カウンタは更新さ
れる。カウンタの更新が終了すると、ステップS42へ
移行して停止モードに設定される。
【0080】Mマイコン10は、動作状態になると定期
的にDマイコン23へ通信を行う。すなわち、CENラ
インをHiからLoへ設定する。このCENラインの変
化によって通信割込みが発生し、ステップS45及びS
46の処理へ移行する。ステップS46では、各通信モ
ードに対応した処理を行う。そして、ステップS47で
は、動作クロックとして、Mマイコン10から供給され
るクロックを使用する。すなわち、Dマイコン23の処
理速度は向上する。
【0081】ステップS48、S49及びS50の処理
では、Dマイコン23に接続された3つのスイッチ(M
OD、SEL、ADJ)31、32及び33の状態の判
断を行う。何れかのスイッチが操作されている場合は、
ステップS51へ移行する。そして、各スイッチに対応
する処理を行う。MODスイッチ31が操作された場合
は、写し込みモードの変更及びMマイコン10へ送出す
る表示制御データの変更を行う。また、SELスイッチ
32が操作された場合は、日付データの修正状態へモー
ドを設定すると共に、修正する桁の選択をする。そし
て、選択された桁を点滅させるために表示制御データの
変更をする。更に、ADJスイッチ33が操作された場
合は、選択された桁に対応する計時カウンタの内容を修
正する。
【0082】ステップS52では、時計タイマがオーバ
ーフローしていないかを判断する。オーバーフローして
いるときは、計時カウンタを更新するために、ステップ
S53の処理が実行される。そして、ステップS54で
は、CENラインの状態より通信要求されているか判断
する。CENラインがHiならばステップS48へ、L
oならばS55へそれぞれ移行する。
【0083】このステップS55では、各通信モードに
対応した処理を行う。そして、ステップS56では、カ
メラの状態を示すコードからMマイコン10の動作状態
を判定する。ここで、Mマイコン10がスタンバイモー
ドへ入ろうとしているときは、ステップS57へ移行し
てMマイコン10から供給されるクロックの使用を停止
する。この場合、発振子30を動作クロックとし、処理
速度を低下させて消費電力を減少させる。一方、ステッ
プS56にてスタンバイモードでないときは、ステップ
S58へ移行する。そして、通信モードBにより制御パ
ラメータが入力されたときは、ステップS59へ移行す
る。
【0084】このステップS59では、制御パラメータ
に含まれるSTDTMとFSKの積を、7セグメントL
ED28の発光時間制御のために算出する。この値をT
オンとする。次に、写し込みモードに応じて、計時カウ
ンタより写し込む日付データに対応するカウンタの値を
読出す。この値を7セグメントLED28点灯用のデー
タへ変換する。このデータは、数字以外のデータも含ん
だ8バイトのデータ(DATA1〜DATA8)であ
る。数字以外のデータの例を図13に示す。90年 9
月15日を図示の如く写し込むとき、図中“s”で示さ
れた部位もLED点灯用のデータとして扱われる。
【0085】そして、ステップS60では、通信モード
Cにより、Mマイコン10が写し込み要求をしているか
を判断する。要求がある場合は、ステップS61のサブ
ルーチン“写し込み”が実行される。
【0086】次に、図14を参照して、サブルーチン
“写し込み”について説明する。
【0087】ステップS71では、写し込み禁止モード
であるかを判断する。禁止モードの場合はリターンす
る。Mマイコン10がフィルム26の巻上げを開始する
と、フィルム移動検出部39により、パルス信号が出力
される。ステップS72では、フィルム速度の検出に先
立って、所定数(STRTM)分、パルス信号を読み飛
ばす。そして、ステップS73では、フィルム移動速度
を検出するために、タイマカウンタを初期化した後、カ
ウントアップを開始する。こうして、次にパルス信号が
出力されるまで、ステップS74にて待機する。
【0088】ステップS74に於いてパルス信号を検知
すると、ステップS75に進んで、タイマカウンタの値
をTFVとして取込む。TFVは、フィルム26の移動
速度に対応した時間データとなる。次いで、ステップS
76では、このTFVに係数(ITVK)を掛けて、T
INTとする。TINTは、写し込む数値(または記
号)の間隔を決定する。
【0089】次に、LEDの点灯に先立って待機時間を
設定する。ステップS77及びS78の処理により、所
定時間(TMDLY)の間、写し込みが遅延される。ス
テップS79では、7セグメントLED28の点灯用の
データを、Dマイコン23の出力ポートより出力する。
このことで、数字1つ分の写し込みが開始される。
【0090】ステップS80では、タイマカウンタを初
期化した後、カウンタアップを開始する。そして写し込
み時間(Tオン)の間、ステップS81で待機する。そ
して、ステップS82でLED28を消灯して、数字1
つ分の写し込みは終了する。
【0091】次に、ステップS83にて、タイマカウン
タ=TINTになるまで待機することで、次の数字まで
の間隔が形成される。(正確にはタイマカウンタ=TI
NT−Tオンであるが、TINT>>Tオンなので問題
ない)。次いで、ステップS84では8バイト分のデー
タの写し込みが終了したかを判定する。
【0092】以上のステップS79〜S84の処理によ
り、DATA1からDATA8までのデータが順番に写
し込まれる。
【0093】次に、この発明の第3の実施例を、図4を
参照して説明する。
【0094】フィルム26の移動はフィルム制御回路2
0により行われ、フィルム移動検出部の信号はMマイコ
ン10へ送られる。Mマイコン10で撮影フィルム駒数
のカウントを行う。市販されているフィルムの最大駒数
は36であるため、Mマイコン10で撮影フィルム駒数
が37を認識したら37駒目撮影は行わず、巻戻しをフ
ィルム制御回路20へ命令する。
【0095】このような処理を行うことによって、37
駒目の巻上げ途中でフィルムエンドによるフィルム突っ
張りが生じて、見苦しい写真になるといったことを生じ
なくなる。
【0096】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、フィル
ム移動検出部が巻取りスプール近傍にあることにより、
フィルム短ハブ部の先端1パーフォレーション目からの
検出が可能となり、フィルム規定駒数+1駒目を最終駒
とし最終駒の巻上げ中写し込みが確実にできるよう空送
りを設定することができ、フィルムパトローネのDXコ
ードを読取らずに、カメラの小型化、コストダウンを図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例で、データ記録可能な
カメラの概念を示したブロック図である。
【図2】データ記録可能なカメラに於けるフィルムの巻
上げ量を説明するもので、フィルム端から文字頭までの
長さを示した図である。
【図3】データ記録可能なカメラに於けるフィルムの巻
上げ量を説明するもので、カメラのアパーチャと発光素
子の発光部との位置を示した図である。
【図4】この発明のデータ記録可能なカメラが適用され
た35mmカメラの概略的なブロック構成図である。
【図5】図4のフィルム移動検出部の構成を示した図で
ある。
【図6】カメラにフィルムを装着した状態を該カメラの
後方より見た概略図である。
【図7】カメラにフィルムを装着した状態の他の例を示
した概略図である。
【図8】図7のカメラを側面から見た図である。
【図9】メインマイクロコンピュータと日付用マイクロ
コンピュータの通信方法について説明するタイムチャー
トである。
【図10】メインマイクロコンピュータの動作を説明す
るフローチャートである。
【図11】空送り処理の動作を説明するフローチャート
である。
【図12】日付用マイクロコンピュータの動作を説明す
るフローチャートである。
【図13】7セグメントLEDに点灯されるもので、数
字以外のデータの例を示した図である。
【図14】写し込みの動作を説明するサブルーチンであ
る。
【符号の説明】
1、26…フィルム、1a…フィルムパトローネ、2、
24…フィルム移動検出部、2a…フィルム移動検出素
子、3…フィルム位置比較部、4…日付写し込み部、4
a…発光素子、5…空送り量記憶部、6…空送り制御
部、7…フィルム給送部、8…フィルム駆動装置、9…
アパーチャ、10…メインマイクロコンピュータ(Mマ
イコン)、11…表示回路、12…レリーズスイッチ、
13…設定スイッチ。14…フィルム感度読取り回路、
15…測光処理回路、16…記憶回路、17…日付表示
回路、18…測距回路、19…露出回路、20…フィル
ム制御回路、21…レンズ制御回路、22…発振子、2
3…日付用マイクロコンピュータ(Dマイコン)、25
…レンズシャッタ、27…撮影レンズ、28…7セグメ
ントLED、29…写し込み用レンズ、30…発振子、
31…モード(MOD)スイッチ、32…セレクタ(S
EL)スイッチ、33…アジャスト(ADJ)スイッ
チ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−284434(JP,A) 特開 平4−9020(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 17/24 G03B 17/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム巻取用スプールの近傍で、且
    つ、フィルム交換時にフィルム短ハブ部の先端がかから
    ない場所に配置され、走行中のフィルム移動量を上記フ
    ィルム短ハブ部の先端から検出する移動量検出手段と、 この移動量検出手段の出力に応答して走行中のフィルム
    にデータを記録する記録手段と、 当該フィルム最終駒撮影後のフィルム移動量が、上記記
    録手段による記録動作に必要な量よりも大であり、且つ
    一駒分の巻上げ量より小となる所定量の空送り動作をフ
    ィルム装填時に実行するフィルム空送り手段と、 を具備したことを特徴とするデータ記録可能なカメラ。
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