JP3420797B2 - カメラの情報記録装置 - Google Patents

カメラの情報記録装置

Info

Publication number
JP3420797B2
JP3420797B2 JP17791193A JP17791193A JP3420797B2 JP 3420797 B2 JP3420797 B2 JP 3420797B2 JP 17791193 A JP17791193 A JP 17791193A JP 17791193 A JP17791193 A JP 17791193A JP 3420797 B2 JP3420797 B2 JP 3420797B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microcomputer
information
data
recording
camera
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP17791193A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0720557A (ja
Inventor
洋一郎 奥村
東 宮沢
康夫 丹原
登 原
淳 丸山
賢一 岸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optic Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optic Co Ltd filed Critical Olympus Optic Co Ltd
Priority to JP17791193A priority Critical patent/JP3420797B2/ja
Publication of JPH0720557A publication Critical patent/JPH0720557A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3420797B2 publication Critical patent/JP3420797B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はカメラの情報記録装置
に関し、特にデート写し込みのデータを保持する記憶手
段を有したカメラの情報記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、デート写し込み装置を有するカメ
ラに於いては、例えば特開平2−44329号公報に開
示されているようなカメラが知られている。このカメラ
は、リセットを検出したら写し込みを禁止し、日付デー
タを変更したら写し込み禁止を解除するように構成され
ている。
【0003】また、デートモジュール TYPE−III
、TR−38(エプソン社)では、リセットを検出し
たならば日付データをデフォルト値にするモジュールが
開発されている。この場合、写し込みモードは禁止され
ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平2−44329号公報によるものでは、CPUにリ
セットがかかった場合、内部のデータが破壊されていな
くても写し込み禁止になってしまう。このため、電池交
換中に使用者が情報の写し込みを行いたい場合に、写し
込み禁止モードに切替わってしまうことがあった。
【0005】また、上記デートモジュールによるもので
は、短い期間の電池交換でも、リセットがかかった場合
は、日付、時間を初期値にするが、写し込み禁止モード
にはならないため、該データを写し込んでしまうという
課題を有していた。
【0006】この発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、電池交換中に使用者が情報の写し込みを行いたい場
合に、写し込み禁止モードに切替わることなく、電池交
換中にデータの写し込みを禁止したい場合に該データを
写し込んでしまうことのないカメラの情報記録装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、図
1に示されるように、記録媒体に情報を記録する記録部
1と、この記録部1が記録する情報を保持する揮発性メ
モリで構成される第1の記憶部2と、予め定められた情
報が保持されている揮発性メモリで構成される第2の記
憶部3と、予め定められたタイミングで上記第1の記憶
部2の保持情報を格納する不揮発性メモリで構成される
第3の記憶部4と、上記第2の記憶部3の保持情報をチ
ェックし、上記予め定められた情報が破壊されている場
合には上記第3の記憶部4の格納情報を上記第1の記憶
部2に保持させると共に、上記第2の記憶部3に上記予
め定められた情報を新たに保持させる設定部5とを具備
することを特徴とする。またこの発明は、更に計時を行
うカウント部6を有しており、上記第1の記憶部2が、
該カウント部6の計時情報を逐次保持することを特徴と
する。更に、この発明は、記録媒体に情報を記録する記
録手段と、この記録手段が記録する情報を保持する揮発
性メモリで構成される保持手段と、上記保持手段に保持
された情報が破壊されている可能性があるか否かを判定
する判定手段と、上記判定手段によって上記保持手段に
保持された情報が破壊されている可能性があると判定さ
れた場合には、不揮発性メモリに記憶した情報に基いて
上記保持手段の内容を更新する更新手段と、を具備する
ことを特徴とする。
【0008】
【作用】この発明のカメラの情報記録装置にあっては、
記録部1によって記録媒体に情報が記録される。この記
録部1が記録する情報は揮発性メモリで構成される第1
の記憶部2により保持される。また、揮発性メモリで構
成される第2の記憶部3には、予め定められた情報が保
持され、不揮発性メモリで構成される第3の記憶部4に
は、予め定められたタイミングで上記第1の記憶部2の
保持情報が格納される。そして、設定部5により、上記
第2の記憶部3の保持情報がチェックされ、上記予め定
められた情報が破壊されている場合には、上記第3の記
憶部4の格納情報が上記第1の記憶部2に保持される。
それと共に、上記第2の記憶部3に上記予め定められた
情報が、新たに保持される。また、上記第1の記憶部2
には、計時を行うカウント部6の計時情報が逐次保持さ
れる。更に、この発明のカメラの情報記録装置にあって
は、記録手段によって記録媒体に情報が記録され、この
記録手段が記録する情報が揮発性メモリで構成される
持手段により保持される。上記保持手段に保持された情
報は、判定手段によって該情報が破壊されている可能性
があるか否かが判定される。そして、上記判定手段によ
って上記保持手段に保持された情報が破壊されている可
能性があると判定された場合には、不揮発性メモリに記
憶された情報に基いて上記保持手段の内容が更新手段に
よって更新される。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。図2は、この発明の第1の実施例を示すもの
で、カメラの情報記録装置が適用された35mmカメラ
の概略的なブロック構成図である。
【0010】同図に於いて、メインマイクロコンピュー
タ(M−μCOM;以下Mマイコンと略記する)11
は、カメラシステム全体のシーケンス制御や各種の演算
を行うものである。このMマイコン11には、表示回路
12、レリーズスイッチ13、設定スイッチ14、フィ
ルム感度読取り回路15、測光処理回路16、記憶回路
17、日付表示回路18、測距回路19、露出回路2
0、フィルム制御回路21及びレンズ制御回路22が、
バスを介して結合されている。また、Mマイコン11に
は、更にMマイコン11の動作クロックを発生する発振
子23、日付用マイクロコンピュータ(D−μCOM;
以下Dマイコンと略記する)24及びフィルム移動検出
部26と結合している。
【0011】Mマイコン11とDマイコン24は、DI
NTのラインで接続されている。このDINTは、Dマ
イコン24からMマイコン11へ通信要求を行うライン
である。Dマイコン24からの通信要求に対して、Mマ
イコン11はクロック信号を出力し、通信を開始する。
尚、上記DINT信号は、Mマイコン11の割込み端子
に接続されている。
【0012】記憶回路25は、Dマイコン24が日付デ
ータを記憶する場合に用いられる不揮発性メモリであ
る。上記Mマイコン11とDマイコン24には、それぞ
れの駆動電圧を供給している電源27が接続されてい
る。また、図示されないが、同実施例の各回路は電源2
7によって電圧が印加されている。
【0013】更に、電源27とGND間にはバックアッ
プコンデンサ28が接続されている。このバックアップ
コンデンサ28は、上記電源27がオフしても、t=C
V/Iで表されるt時間は、Mマイコン11及びDマイ
コン2のRAM(図示せず)の値を保証するものであ
る。尚、Cは容量、IはDマイコン2とMマイコン1
1の消費電流、Vはバックアップコンデンサ28の電圧
である。
【0014】また、Dマイコン2内のRAMそのもの
も、コンデンサと等価であるため、RAMを保持できる
時間は短かくなるが、バックアップコンデンサ28がな
くとも成立する。
【0015】上記表示回路12は、カメラの動作モー
ド、露出データ、撮影フイルム駒数の表示を行う。ま
た、レリーズスイッチ13は2段ストロークのスイッチ
であり、1段目のスイッチのオンで測距が実行され、2
段目のスイッチのオンで露出動作が行われるようになっ
ている。上記設定スイッチ14は、カメラの動作モード
設定に使用される。更に、フイルム感度読取り回路15
は、フィルムのDXコードを読取り、SV値号をMマイ
コン11へ送出するためのものである。
【0016】また、記憶回路17は、フイルムの駒数や
カメラの動作モード等、電源がオフしていても記憶して
おく必要があるデータを記憶するための不揮発性メモリ
である。日付表示回路18は、Dマイコン24からのデ
ータに基いて、日付データの表示を行うものである。
【0017】測距回路19は、被写体までの距離測定に
必要なデータをMマイコン11へ送出するもので、露出
回路20はMマイコン11の制御信号に基いて、絞りと
シャッタの機能を持つレンズシャッタ29を制御するも
のである。フイルム制御回路21は、Mマイコン11の
制御信号に基いて、フイルム30の自動巻上げ、巻戻し
等を行う。
【0018】レンズ制御回路22は、Mマイコン11の
制御信号に基いて、撮影レンズ31を駆動する。そし
て、被写体像をフイルム30上に結像する。フイルム移
動検出部26は、フイルム30の移動量に応じたパルス
信号を、Mマイコン11とDマイコン24へ送出するも
のである。Mマイコン11は、このパルス信号に基いて
自動巻上げ、巻戻しの制御を行う。
【0019】Dマイコン24は、日付データをフイルム
30へ写し込むためのマイクロコンピュータである。こ
のDマイコン24は、Mマイコン11の制御信号に基い
て、日付データを7セグメントLED32と写し込み用
レンズ33を用いてフイルム30上へ写し込む。写し込
みは、フイルム移動検出部26からのパルス信号に同期
して行われる。
【0020】また、発振子34は、Dマイコン24の動
作クロックを発生する。このクロックをカウントするこ
とにより、Dマイコン24は、“年”、“月”、
“日”、“時”、“分”の写し込み用のデータを作成す
る。
【0021】スイッチ35、36及び37は、それぞれ
モード(MOD)スイッチ、セレクタ(SEL)スイッ
チ、アジャスト(ADJ)スイッチである。これら3つ
のスイッチを操作することで、撮影者は写し込みモード
の選択と写し込みデータの修正を実行することができ
る。写し込みモードの選択状態と修正状態は、日付表示
回路18に表示されるので、撮影者はこの表示を確認し
ながら3つのスイッチ35、36及び37を操作すれば
よい。
【0022】Dマイコン24の動作は、4本の制御信号
ラインCLK、CEN、SCLK、SDATAにより制
御される。CLKラインは、Mマイコン11からDマイ
コン24へクロックを送出するために使用される。
【0023】Dマイコン24は、Mマイコン11の動作
停止中は、時計のカウント動作のみを行っていればよ
い。したがって、発振子34の動作クロックを用いて、
必要最低限の動作を必要最低速度で実行する。このこと
により、システムの消費電流を必要最小限に抑えること
ができる。しかしながら、Mマイコン11の動作中は、
時計のカウント動作以外に、フイルム30への日付写し
込み制御、撮影者のスイッチ操作に基く制御等を行う必
要がある。それ故、発振子34の動作クロックでは、処
理速度が遅い。
【0024】そこで、Dマイコン24は、Mマイコン1
1から供給される動作クロックを用いて動作しなければ
ならない。また、Mマイコン11からのクロックを高速
動作時に動作クロックに利用することで、2つの発振子
を有する必要がなくなる。
【0025】上記CENラインは、Mマイコン11がD
マイコン24へ通信要求信号を送出するために使用され
る。更に、SCLKラインとSDATAラインは、シリ
アルデータを送出するために使用される相互行信号ライ
ンである。
【0026】図3は、図2のフィルム移動検出部26の
構成を示したものである。同図に於いて、赤外発光ダイ
オード38とホトトランジスタ39より構成されるホト
インタラプタは、フィルム30を両側から挟み込んで配
置されている。そして、このホトインタラプタは、パー
フォレーションが移動することにより、フィルム30の
移動に応じた信号を出力する。この信号は、波形整形回
路40によりパルス信号に波形整形され、更に逓倍回路
41により2倍のパルス信号に変換される。このパルス
信号をカウントすることで、Mマイコン11とDマイコ
ン24は、フィルム30の移動量を検出することができ
る。
【0027】次に、図4(a)、(b)、(c)及び図
5(a)、(b)、(c)のタイムチャートに基いて、
Mマイコン11とDマイコン24の通信方法について説
明する。尚、図上に於けるデータの通信方向は、便宜
上、斜線で示される部分がDマイコン24からMマイコ
ン11への通信であり、他はMマイコン11からDマイ
コン24への通信であるものとする。
【0028】通信は、Mマイコン11がCENラインを
ハイレベル(Hi)からローレベル(Lo)へ設定する
ことで開始される。通信要求は、Mマイコン11からの
み発生するので、Mマイコン11とDマイコン24の関
係は、マスタとスレーブの関係が保たれている。
【0029】CENラインをLoに設定した後、所定の
時間待機してから、Mマイコン11はSCLKの信号に
同期して、SDATA上に制御コマンドを出力する。待
機時間は、Dマイコン24の処理速度を考慮して決定さ
れる。制御コマンドは、Dマイコン24が通信モードの
識別をするために使用される。したがって、どの通信モ
ードに於いても、制御コマンドは通信データの先頭に位
置する。
【0030】先ず、図4(a)を参照して、通信モード
Aについて説明する。Mマイコン11は、1番目のデー
タとして、通信モードAに対応するコードを制御コマン
ドとして出力する。次に、カメラの状態を示すコードを
含むデータを出力する。このカメラ状態データにより、
Dマイコン24はMマイコン11が通常動作であるか、
或いはスタンバイモードに入ろうとしているかを判定す
ることができる。
【0031】Mマイコン11が2つのデータ出力を完了
すると、Dマイコン24は、日付表示回路18上に表示
するために必要な6つのデータを、Mマイコン11へ出
力する。このデータ出力後、チェックコードを出力し
て、データ出力は終了する。Mマイコン11は、上記チ
ェックコードを入力することで通信動作は終了したもの
と判断し、CENラインをLoからHiへ設定する。ど
の通信モードも、チェックコードをMマイコン11が入
力することで終了する構成となっている。
【0032】次に、上記した6つのデータについて説明
する。表示制御データは、日付表示回路18上の表示方
法を示すデータである。表示制御データに続いて、
“年”、“月”、“日”、“時”、“分”を示すデータ
が出力される。5つのデータは、Dマイコン24内部で
発生する時計用基準クロックをカウントする時計カウン
タの内容を示している。Mマイコン11は、5つのデー
タのうち、何れを日付表示回路18上に表示すべきか
(表示モード)は、表示制御データの上位4ビットで示
されている。表1は、上記データと表示モードの対応を
示したものである。
【0033】
【表1】
【0034】このデータは、Dマイコン24がフイルム
30上へ日付データを写し込むときに写し込みモードも
示している。この表示モードは、Dマイコン24に接続
されたMODスイッチ35をオンする毎に、“1”→
“2”→…→“5”→“1”のように変更される。但
し、電源投入時に(CHECK)RAM=“A5”hが
成立していない場合、表示OFFモードにする。この場
合、日付表示回路18には、記録禁止モードとして、図
6(a)に示されるように表示される。
【0035】次に、下位4ビットのデータについて説明
する。日付表示回路18上の6桁の表示のうちで、Mマ
イコン11が何れの桁を点滅すべきか(点滅モード)
を、この4ビットデータは示している。表2は、上記デ
ータと点滅モードの対応を示したものである。
【0036】
【表2】
【0037】この表2に於いて、斜線部で示される桁が
点滅するものとする。この点滅モードは、Dマイコン2
4に接続されたSELスイッチ36をオンする毎に、
“1”→“2”→“3”→“4”→“1”のように変更
される。但し、電源投入時に(CHECK)RAM=
“A5”hが成立していない場合は、“5”を選択し、
全表示点滅させ、撮影者に異状状態を告知する。
【0038】撮影者は、SELスイッチ36を操作し
て、所望の桁を点滅状態にする。そして、同じくDマイ
コン24に接続されたADJスイッチ37を操作する。
すると、Dマイコン24は、点滅する桁に相当する時計
カウンタの内容を変更すると共に、Mマイコン11には
変更したデータを出力する。したがって、撮影者は、日
付表示回路18で確認しながら日付データの変更が可能
となる。
【0039】次に、図4(b)を参照して、通信モード
Bについて説明する。Mマイコン11は、1番目のデー
タとして通信モードBに対応するコードを制御コマンド
として出力する。次いで、Dマイコン24が、フイルム
30上に日付データを写し込むときに必要な制御パラメ
ータを、4バイト出力する。制御パラメータのデータ内
容を表3に示す。
【0040】
【表3】
【0041】日付データの1桁分の写し込み時間(すな
わち7セグメントLEDの発光時間)は、制御パラメー
タの写し込み基準時間と制御パラメータ2の、上位ニブ
ルのフイルム感度係数により決定する。STDTM×F
SK=発光時間となる。
【0042】制御パラメータ2の下位ニブルの計測開始
タイミングは、フイルム30の移動速度を計測開始する
位置を示す。Mマイコン11がフイルム30のオートロ
ードを開始すると、フイルム移動検出部26がパルス信
号を出力する。Dマイコン24は、最初のパルス信号を
検出してからSTRTMで示される数のパルス信号が入
力された時点から、フイルム移動速度の計測を開始す
る。STRTMパルス分、移動速度の検出を禁止する理
由は、オートロード動作の初期状態に於けるフィルム3
0の移動速度が安定していないからである。
【0043】Dマイコン24は、パルス信号の間隔をタ
イマで計測することで、フイルム30の移動速度を検知
する。このタイマの値をTFVとする。Dマイコン24
は、フイルム移動速度の検出後、制御パラメータ3の写
し込みディレー時間待機してから、写し込みを開始す
る。
【0044】したがって、STRTMとTMDLYとで
設定されるデータにより、フイルム30上のどこから写
し込みデータが写し込まれるかが決まる。そして、写し
込まれる数値の間隔は、制御パラメータ4の上位ニブル
の写し込み間隔係数とTFVで決定される。すなわち、
TFV×ITVKで決定された時間間隔で、日付データ
を1桁ずつ写し込む。制御パラメータの写し込みフォー
マットは、日付データを下位桁より写し込みを開始する
か、或いは上位桁より写し込みを開始するか選択するた
めに使用される。これは、7セグメントLEDの位置
と、フイルム30の移動方向によって決定されるデータ
である。
【0045】次に、図4(c)を参照して、通信モード
Cについて説明する。このCモードでは、通信モードC
に対応するコードを制御コードして、Mマイコン11
出力するだけの通信モードである。
【0046】通信モードCは、Mマイコン11がフイル
ムの上げをする直前に実施されるモードなので、Dマ
イコン24は、この通信を受信することで巻上げのタイ
ミングを検知することができる。
【0047】次に、図5(a)を参照して、通信モード
Dについて説明する。このDモードは、Mマイコン11
から“年”、“月”、“日”、“時”、“分”データ
を、Dマイコン24に対して出力する通信モードであ
る。Dマイコン24は、Mマイコン11からの“年”、
“月”、“日”、“時”、“分”のデータを受信する
と、データをDマイコン24の“年”、“月”、
“日”、“時”、“分”を格納しているエリアに書込
み、データを更新する。
【0048】次に、図5(b)を参照して、通信モード
Eについて説明する。このEモードは、Mマイコン11
からDマイコン24のRAMエリアのアドレスを指定し
て、Dマイコン24にRAMエリアのデータを出力させ
る通信モードである。この通信モードを使用して、Mマ
イコン11はDマイコン24の任意のアドレス(00H
〜FFH )のデータを参照することが可能となる。
【0049】次に、図5(c)を参照して、通信モード
Fについて説明する。このFモードは、Mマイコン11
からDマイコン24のRAMエリアのアドレスを指定し
て、Dマイコン24のRAMエリアのデータを書込む通
信モードである。この通信モードを使用して、Mマイコ
ン11はDマイコン24の任意のアドレス(00H 〜F
H )のデータを更新することが可能となる。
【0050】次に、図7のフローチャートを参照して、
Mマイコン11の動作を説明する。先ず、ステップS1
では、Mマイコン11が電源オンでリセットされた後、
初期化動作を行う。ステップS2では、Dマイコン24
が高速動作するために必要な動作クロックの出力を開始
する。次いで、ステップS3では、2つのタイマの設定
を行うと共に、タイマのカウントを開始する。
【0051】上記2つのタイマのうち、1つは表示タイ
マである。このタイマは、撮影者がカメラのスイッチを
操作する毎に初期化される。そして所定時間(例えば3
0秒)の間、スイッチの操作がなくてタイマカウンタが
オーバーフローすると、Mマイコン11は電力消費を減
らすために、スタンバイモードに設定される。もう1つ
のタイマは100msecタイマであり、周期的にDマイコ
ン24から日付データを入力するための同期信号として
使用される。
【0052】ステップS4では、上記表示タイマがオー
バーフローしていないかを判断する。オーバーフローし
て表示タイマが終了したならば、ステップS5ヘ移行す
る。このステップS5では、通信モードAの通信を行
う。そして、ここではカメラの状態データで、Mマイコ
ン11はスタンバイモードに入ることを表す。
【0053】次いで、ステップS6では、Dマイコン2
4の動作用のクロック出力を停止する。そして、ステッ
プS7では、スタンバイモードであることを撮影者に告
知するため、全ての表示を消灯する。ステップS8で
は、割込みの許可を行った後、Mマイコン11はスタン
バイモードになり、動作は停止する。動作の開始は、撮
影者がスイッチを操作して割込み信号を発生させればよ
い。割込み信号が発生すると、スタンバイモードは解除
され、Mマイコン11は、再びステップS2から動作を
開始する。
【0054】上記ステップS4に於いて、表示タイマが
オーバーフローしていない場合は、ステップS4からス
テップS9へ進む。ステップS9では、100msecタイ
マがオーバーフローしていないかを判断する。ここで、
オーバーフローして終了しているときは、ステップS1
0へ進み、終了していないときは後述するステップS1
4へ進む。
【0055】ステップS10aでは、Dマイコン24の
RAM転びチェックを行う。これについては後述する。
次いで、ステップS11では、通信モードAの通信を行
って、日付表示に必要なデータを、Dマイコン24より
入力する。そして、ステップS12では、入力されたデ
ータを基に日付表示回路18上に表示を行う。また、表
示回路12上には、カメラの動作モードに対応する表示
を行う。次いで、ステップS13で100msecタイマを
初期化してカウントを開始させる。
【0056】以上のステップS9〜S13の動作によ
り、Mマイコン11の動作とDマイコン24の動作に対
応して、日付表示回路18と表示回路12の表示が更新
されてゆく。
【0057】次のステップS14では、設定スイッチ1
4の状態を入力し、スイッチの作動状態に応じたカメラ
の動作モードを、ステップS15で決定する。ステップ
S16では、測光処理回路16より被写体の輝度である
Bv値を入力する。また、フイルム感度読取り回路15
より、フイルム感度であるSv値を入力する。次いで、
ステップS17では、Bv値とSv値に基いて、フイル
ム露出時間を演算する。
【0058】そして、ステップS18に於いて、レリー
ズスイッチ13の1段目のスイッチ(1RSW)の状態
を判定する。1RSWがオンしているときはステップS
19へ、オフしているときはステップS4へ、それぞれ
移行する。ステップS19では、Dマイコン24から日
付データを読込み、不揮発性メモリに記憶する(詳細は
後述する)。
【0059】ステップS20では、スタンバイモードに
入らないようにするため、表示タイマを初期化して、カ
ウントを開始させる。次いで、ステップS21では測距
回路19からのデータに基いて、被写体までの距離を算
出する。ここで、ステップS22に於いて、レリーズス
イッチ13の2段目のスイッチ(2RSW)の状態を判
定する。2RSWがオンしているときはステップS23
へ、一方オフしているときはステップS4へ、それぞれ
移行する。
【0060】上記ステップS23では、通信モードBの
通信を行う。ここで、日付写し込みの条件決定に必要な
データをDマイコン24へ送る理由は、Dマイコン24
はMマイコン11の露出動作中に、写し込みに必要な準
備ができるからである。その後、ステップS24では、
被写体距離に応じてレンズ制御回路22を用いて、撮影
レンズ31を駆動する。
【0061】次いで、ステップS25では、露出時間に
応じて露出回路20を用いてレンズシャッタ29を駆動
する。そして、露出が終了すると、ステップS26に於
いて、フイルムの巻上げに先立って通信モードCの通信
を行う。こうして、ステップS27で、フイルム制御回
路21により1駒分のフイルムが巻上げられると、撮影
は終了する。
【0062】次に、図8のフローチャートを参照して、
Dマイコン24の動作を説明する。初めに、ステップS
31では、Dマイコン24が電源オンでリセットされた
後、初期化動作を行う。次いで、ステップS32では、
Dマイコン24が停止モードに設定される。停止モード
中は、発振子のクロックをカウントする時計タイマと割
込み機能のみが、動作可能である。時計タイマは、1秒
間隔でオーバーフローする。このオーバーフローは、割
込み信号の1つである。
【0063】したがって、この割込み信号を基準クロッ
クとして、5つの計時カウンタ(分、時、日、月、年)
をカウントアップすることで、日付データが作成され
る。故に、時計タイマよる割込みが発生すると、ステッ
プS33及びS34の処理により、計時カウンタは更新
される。カウンタの更新が終了すると、ステップS32
へ移行して停止モードに設定される。
【0064】Mマイコン11は、動作状態になると定期
的にDマイコン24へ通信を行う。すなわち、CENラ
インをHiからLoへ設定する。このCENラインの変
化によって通信割込みが発生し、ステップS35及びS
36の処理へ移行する。ステップS36では、各通信モ
ードに対応した処理を行う。そして、ステップS37で
は、動作クロックとして、Mマイコン11から供給され
るクロックを使用する。すなわち、Dマイコン24の処
理速度は向上する。
【0065】ステップS38、S39及びS40の処理
では、Dマイコン24に接続された3つのスイッチ(M
OD、SEL、ADJ)35、36及び37の状態の判
断を行う。何れかのスイッチが操作されている場合は、
ステップS41へ移行する。そして、各スイッチに対応
する処理を行う。MODスイッチ35が操作された場合
は、写し込みモードの変更及びMマイコン11へ送出す
る表示制御データの変更を行う。また、SELスイッチ
36が操作された場合は、日付データの修正状態へモー
ドを設定すると共に、修正する桁の選択をする。そし
て、選択された桁を点滅させるために表示制御データの
変更をする。更に、ADJスイッチ37が操作された場
合は、選択された桁に対応する計時カウンタの内容を修
正する。
【0066】ステップS42では、時計タイマがオーバ
ーフローしていないかを判断する。オーバーフローして
いるときは、計時カウンタを更新するために、ステップ
S43の処理が実行される。そして、ステップS44で
は、CENラインの状態より通信要求されているか判断
する。CENラインがHiならばステップS38へ、L
oならばS45へ、それぞれ移行する。
【0067】このステップS45では、各通信モードに
対応した処理を行う。そして、ステップS46では、カ
メラの状態を示すコードからMマイコン11の動作状態
を判定する。ここで、Mマイコン11がスタンバイモー
ドへ入ろうとしているときは、ステップS47へ移行し
てMマイコン11から供給されるクロックの使用を停止
する。この場合、発振子34を動作クロックとし、処理
速度を低下させて消費電力を減少させる。一方、ステッ
プS46にてスタンバイモードでないときは、ステップ
S48へ移行する。そして、通信モードBにより制御パ
ラメータが入力されたときは、ステップS49へ移行す
る。
【0068】このステップS49では、制御パラメータ
に含まれるSTDTMとFSKの積を、7セグメントL
ED32の発光時間制御のために算出する。この値をT
オンとする。次に、写し込みモードに応じて、計時カウ
ンタより写し込む日付データに対応するカウンタの値を
読出す。この値を7セグメントLED点灯用のデータへ
変換する。このデータは、数字以外のデータも含んだ8
バイトのデータ(DATA〜DATA8)である。数字
以外のデータの例を図9に示す。90年 9月15日を
図示の如く写し込むとき、図中“s”で示された部位も
LED点灯用のデータとして扱われる。
【0069】そして、ステップS50では通信モードC
により、Mマイコン11が写し込み要求をしているかを
判断する。要求がある場合は、ステップS51のサブル
ーチン“写し込み”が実行される。
【0070】次に、図10を参照して、サブルーチン
“写し込み”について説明する。ステップS61では、
写し込み禁止モードであるかを判断する。禁止モードの
場合はリターンする。Mマイコン11がフイルム30の
巻上げを開始すると、フイルム移動検出部26により、
パルス信号が出力される。ステップS6では、フイルム
速度の検出に先立って、所定数(STRTM)分、パル
ス信号を読飛ばす。そして、ステップS63では、フイ
ルム移動速度を検出するために、タイマカウンタを初期
化した後、カウントアップを開始する。こうして、次に
パルス信号が出力されるまで、ステップS64にて待機
する。
【0071】ステップS64に於いて、パルス信号を検
知すると、ステップS65に進んで、タイマカウンタの
値をTFVとして取り込む。TFVは、フイルム30の
移動速度に対応した時間データとなる。次いで、ステッ
プS66では、このTFVに係数(ITVK)を掛け
て、TINTとする。TINTは、写し込む数値(また
は記号)の間隔を決定する。
【0072】次に、LEDの点灯に先立って、待機時間
を設定する。ステップS67及びS68の処理により、
所定時間(TMDLY)の間、写し込みが遅延される。
ステップS69では、7セグメントLED点灯用のデー
タを、Dマイコン24の出力ポートより出力する。この
ことで、数字1つ分の写し込みが開始される。
【0073】ステップS70では、タイマカウンタを初
期化した後、カウンタアップを開始する。そして写し込
み時間(Tオン)の間、ステップS71で待機する。そ
して、ステップS72でLEDを消灯して、数字1つ分
の写し込みは終了する。
【0074】次に、ステップS73にて、タイマカウン
タ=TINTになるまで待機することで、次の数字まで
の間隔が形成される。(正確にはタイマカウンタ=TI
NT−Tオンであるが、TITN>>Tオンなので問題な
い)。次いで、ステップS74では、8バイト分のデー
タの写し込みが終了したかを判定する。
【0075】以上のステップS69〜S74の処理によ
り、DATA1からDATA8までのデータが順番に写
し込まれる。ここで、図11を参照して、図7のステッ
プS10のデータチェックのサブルーチンの動作を説明
する。
【0076】先ず、ステップS81にて、通信モードE
を使用して、Dマイコン24のRAM転び検出検出用の
データ(以下チェックデータと記す)をMマイコン11
が参照する。通常、チェックデータは“A5H ”であ
る。つまり、Dマイコン24の内部データは、バックア
ップコンデンサ28により電源オフ前の値を保持してい
ると考えられるので、そのままリターンする。結果とし
て日付データの他に写し込むモードもそのまま保持され
ることになる。しかし、チェックデータが“A5H ”で
ない場合は、Dマイコン24内部のデータが破壊してい
ると考えられ、“年”、“月”、“日”、“時”、
“分”のデータも壊れている可能性がある。
【0077】したがって、ステップS82に於いて、チ
ェックデータが“A5H ”であるかを判断する。チェッ
クデータが“A5H ”である場合は、特に処理を行わ
ず、そのままリターンする。一方、チェックデータが
“A5H ”でない場合は、ステップS83に進み、予め
記憶されている“年”、“月”、“日”、“時”、
“分”の日付データを記憶回路17から読込む。
【0078】次いで、ステップS84では、通信モード
Dを使用してDマイコン24に“年”、“月”、
“日”、“時”、“分”のデータを転送し、Dマイコン
24のRAMのデータを更新する。その後、ステップS
85では、Dマイコン24のチェックデータが破壊され
ているので、新しくチェックデータを所定のエリアに書
込むため、通信モードFを行う。
【0079】次に、図12を参照して、図7のステップ
S19の記憶データ更新のサブルーチンの動作を説明す
る。ステップS91では、Mマイコン11が、Dマイコ
ン24から“年”、“月”、“日”、“時”、“分”の
データを読込むため、通信モードAを行う。次いで、ス
テップS92では、上記ステップS91で読込んだ日付
データを、記憶回路17に書出し、記憶させる。
【0080】次に、この発明の第2の実施例を説明す
る。この第2の実施例は、Dマイコン24が定期的に起
き上がり、Mマイコン11を起動し、Dマイコン24内
部の日付データを通信でMマイコン11に送信し、この
Mマイコン11が、受信した日付データを記憶回路17
に書出す例についてのものである。
【0081】図13は、第2の実施例によるMマイコン
11の動作を説明するフローチャートである。上述した
第1の実施例による図7のフローチャートとの違いは、
スタンバイ解除される要因が、Dマイコン24からの通
信要求(図2のDINTに相当する)である。他の点は
図7のフローチャートと同様であるので、異なる部分の
み説明する。
【0082】ステップS105は、割込み要因でスタン
バイから起き上がった時の処理である。ここでは、割込
み要因がDマイコン24の通信要求の割込みかどうかを
判断する。通信要求の割込みである場合は、ステップS
106へ、そうでない場合はステップS102へ分岐す
る。
【0083】ステップS106は、Dマイコン24の通
信要求を受けて、Dマイコン24内部のRAMのデータ
で、“年”、“月”、“日”、“時”、“分”の日付デ
ータを通信により受信を行う。この日付データを、記憶
回路17に記憶した後、ステップS107に進む。この
記憶回路への記憶動作の詳細は、図12のサブルーチン
と同じであるので説明は省略する。
【0084】その他、ステップS101〜S104、ス
テップS107〜S110、ステップS111〜S12
9は、それぞれ図7のステップS1〜S4、ステップS
5〜S8、ステップS9〜S27と同じであるので、説
明は省略する。
【0085】図14は、第2の実施例によるDマイコン
24の動作を説明するフローチャート図である。上述し
た第1の実施例による図8のフローチャートとの違い
は、Dマイコン24は時計タイマの割込みにより計時カ
ウンタで計時を行い、所定時間周期毎にMマイコン11
に通信要求を行い、Mマイコン11から通信で、日付デ
ータを読込ませる点である。
【0086】図14に於いて、ステップS134で計時
カウンタにて計時を行う。次いで、ステップS135で
は、計時カウンタの値が“00分00秒”になったこと
の検出を行い、1時間周期で処理を行う。“00分00
秒”を検出したら、ステップS136へ分岐し、そうで
ない場合はステップS132へ移行する。
【0087】ステップS136では、Mマイコン11に
通信要求信号を出力する。この通信要求信号は、Mマイ
コン11が割込みで起上がるの十分で短いパルスであ
る。そして、通信要求信号を出力した後は、Mマイコン
11が通信を行うので、通信を待ち受ける。
【0088】ステップS146及びS147は、上記ス
テップS135及びS136と同様の処理である。ま
た、その他のステップS131〜S134、S137〜
S145、S148〜S155は、それぞれ図8のステ
ップS31〜S34、S35〜S43、S44〜S51
と同じであるので、説明は省略する。
【0089】ここで、特定周期で不揮発性メモリに日付
データを更新する時間は約1時間毎が妥当である理由を
述べる。不揮発性メモリに対するデータの書込み回数に
は、メモリメーカは約10万回という保障回数を設けて
いる。更に、カメラの寿命を約10年とすると、 10万回÷(365日×10年)=27.4 となる。つまり、1日約27回迄の書込みならば可能と
なるので、約1時間毎の書込み周期が最も妥当なものと
なる。
【0090】次に、この発明の第3の実施例について説
明する。上述した第1及び第2の実施例では、Mマイコ
ン11とDマイコン24と、2つのCPUにより構成さ
れてていたが、この第3の実施例は、Mマイコン11の
みで実施する例である。
【0091】図15は、この発明の第3の実施例を示す
もので、カメラの情報記録装置が適用された35mmカ
メラの概略的なブロック構成図である。尚、ここでは上
述した第1の実施例で説明した図2との違いを基に説明
する。大きな違いは、図15ではDマイコン24がなく
なり、図2のDマイコン24に入力されていたMODS
W35、SELSW36及びADJSW37が、Dマイ
コンではなく、Mマイコン11に入力されている。ま
た、写し込み用の7セグメントのLED32は、Mマイ
コン11から直接駆動される。その他の各ブロックは、
図2の各構成要素と同じであるので説明は省略する。
【0092】次に、図16及び図17のフローチャート
を参照して、第3の実施例によるMマイコン11内部の
処理動作を説明する。先ず、ステップS161では、M
マイコン11が電源オンでリセットされた後、初期化動
作を行う。次いで、ステップ162では、2つのタイマ
の設定を行うと共に、タイマのカウントを開始する。上
記2つのタイマのうち、1つは表示タイマである。この
タイマは、撮影者がカメラのスイッチを操作する毎に初
期化される。そして、所定時間(例えば30秒)の間、
スイッチの操作がなくてタイマカウンタがオーバーフロ
ーすると、Mマイコン11は電力消費を減らすために、
スタンバイモードに設定される。もう1つのタイマは1
00msecタイマであり、周期的に日付データタイマを更
新するための同期信号として使用される。
【0093】ステップS163に於いては、上記表示タ
イマがオーバーフローしていないかを判断する。オーバ
ーフローして表示タイマが終了したならば、ステップS
164へ移行する。そして、ステップS164では、ス
タンバイモードであることを撮影者に告知するため、全
ての表示を消灯する。ステップS165で割込みの許可
を行った後、ステップS166でMマイコン11はスタ
ンバイモードになり、動作は停止する。動作の開始は、
撮影者がスイッチを操作して割込み信号を発生させれば
良いか、或いは1秒毎に時計タイマのオーバーフローに
て割込みが発生し、動作を開始する。
【0094】割込み信号が発生すると、スタンバイモー
ドは解除され、Mマイコン11は、ステップS167か
ら動作を開始する。次いで、ステップS167では、ス
タンバイモードの解除が時計タイマのオーバーフローに
よる割込みかどうかを判断する。ここで、時計タイマの
オーバーフローの割込みでない場合は、ステップS16
2へ進む。
【0095】次に、ステップS168では、“年”、
“月”、“日”、“時”、“分”、“秒”のカウントを
行う計時カウンタをカウントアップする。そして、再び
ステップS164へ進み、Mマイコン11をスタンバイ
モードにする。
【0096】一方、上記ステップS163に於いて、表
示タイマがオーバーフローしていない場合は、ステップ
163からステップS169へ進む。このステップS1
69では、100msecタイマがオーバーフローしていな
いかを判断する。ここで、オーバーフローして終了して
いるときは、ステップS170へ進み、終了していない
ときは後述するステップS172へ進む。
【0097】ステップS170では、計時カウンタのデ
ータを基に、日付表示回路18上に表示を行う。また、
表示回路12上には、カメラの動作モードに対応する表
示を行う。次いで、ステップS171で100msecタイ
マを初期化して、カウントを開始させる。
【0098】以上のステップS169〜S171の動作
により、日付表示回路18と表示回路12の表示が更新
されてゆく。ステップS172、S173及びS174
の処理では、Mマイコン11に接続された3つのスイッ
チ(MOD、SEL、ADJ)35、36及び37の状
態の判断を行う。何れかのスイッチが操作されている場
合は、ステップS175へ移行して、各スイッチに対応
する処理を行う。
【0099】すなわち、MODスイッチ35が操作され
た場合は、写し込みモードの変更表示制御データの変更
を行う。また、SELスイッチ36が操作された場合
は、日付データの修正状態へモードを設定すると共に、
修正する桁の選択をする。そして、選択された桁を点滅
させるために表示制御データの変更をする。更に、AD
Jスイッチ37が操作された場合は、選択された桁に対
応する計時カウンタの内容を修正する。計時カウンタの
内容の修正が完了したところで、ステップS175aに
て記憶回路17へ日付データを書出す処理を行う。
【0100】次に、ステップS176では、時計タイマ
がオーバーフローしていないかを判断する。ここで、オ
ーバーフローしているときは、計時カウンタを更新する
ために、ステップS177の処理が実行される。ステッ
プS178では、Mマイコン11の内容の所定のRAM
にチェックデータが書かれており、そのデータの内容が
“A5H ”であるかどうかを判断する。
【0101】このステップS178にて、チェックデー
タが“A5H ”である場合はステップS181へ進み、
そうでない場合はステップS179で、予め不揮発性メ
モリで構成される記憶回路17に記憶されている日付デ
ータをMマイコン11の内部の計時カウンタ上に読込
み、展開する。そして、ステップS180では、破壊さ
れたチェックデータに“A5H ”を書込み、データを修
正する。
【0102】次のステップS181では、設定スイッチ
14の状態を入力し、スイッチの作動状態に応じたカメ
ラの動作モードを、ステップS182で決定する。続い
て、ステップS183では、測光処理回路16から被写
体の輝度であるBv値を入力する。また、フイルム感度
読取り回路15より、フイルム感度であるSv値を入力
する。次いで、ステップS184では、Bv値とSv値
に基いて、フイルム露出時間を演算する。
【0103】そして、ステップS185に於いて、レリ
ーズスイッチ13の1段目のスイッチ(1RSW)の状
態を判定する。ここで、1RSWがオンしているときは
ステップS186へ、オフしているときはステップS1
63へ、それぞれ移行する。
【0104】ステップS186では、記憶回路17へ日
付データを書出す処理を行う。次いで、ステップS18
7では、スタンバイモードに入らないようにするため、
表示タイマを初期化して、カウントを開始させる。そし
て、ステップS188では、測距回路19からのデータ
に基いて、被写体までの距離を算出する。
【0105】更に、ステップS189に於いて、レリー
ズスイッチ13の2段目のスイッチ(2RSW)の状態
を判定する。2RSWがオンしているときはステップS
190へ、一方オフしているときはステップS163
へ、それぞれ移行する。
【0106】その後、ステップS190では、被写体距
離に応じてレンズ制御回路22を用いて、撮影レンズ3
1を駆動する。次いで、ステップS191では、露出時
間に応じて露出回路20を用いてレンズシャッタ29を
駆動する。そして、露出が終了すると、ステップS19
2に於いて、フイルムの巻上げに先立って写し込みデー
タの準備を行う。
【0107】こうして、ステップS193で、1駒分の
フイルムが巻上げられると、同時に日付の写し込みを行
い、撮影は終了する。次に、この発明の第4の実施例を
説明する。上述した第3の実施例では、レリーズスイッ
チ13の1段目のオンで、記憶回路17に日付データを
書出していたが、この第4実施例では周期的(約1時間
毎)に記憶回路17に日付データを書出すようにしてい
る。
【0108】図18及び図19のフローチャートを参照
して、この第4の実施例の動作を説明する。尚、ここで
は第3の実施例と違う点を説明する。ステップS208
では、計時カウンタをカウントアップする。次いで、ス
テップS209では、カウントアップされた計時カウン
タの結果により、1時間経過したかどうを判断する。こ
の判断は、例えば、毎正時毎に“00分00秒”のよう
に判断する。ここで、1時間経過していなければ、ステ
ップS204へ進む。一方、1時間経過していれば、ス
テップS210へ進み、日付データを記憶回路17に書
出す。
【0109】このステップS208〜S210と同様の
処理を、ステップS219〜S221にて行っている
が、説明は省略する。また、ステップS201〜S20
7、S211〜S218、S222〜S236は、図1
6及び図17のステップS161〜S167、S169
〜S176、S178〜S193と同じであるので説明
は省略する。
【0110】この第4の実施例では、レリーズスイッチ
13の1段目のオンでの記憶回路17への日付データの
書出しはなくしてある。次に、この発明の第5の実施例
について説明する。上述した第3の実施例では、チェッ
クデータが壊れていた時には、予め記憶回路17に記憶
しておいた日付データを読込んで日付データを再設定し
ていたが、この第5の実施例では、チェックデータが壊
れていた場合には、日付データに初期値(例えば、19
93年1月1日00時00分00秒)を設定し、写し込
みをしないモードにするものである。写し込みをしない
モードから写し込むモードへの切換えは、MODスイッ
チ35により行う。
【0111】更に、第3及び第4の実施例では、レリー
ズ毎或いは、周期的に記憶回路17に日付データを記憶
していたが、この第5の実施例では、記憶回路17に記
憶はしない。
【0112】図20及び図21のフローチャートを参照
して、第5の実施例の動作を説明する。尚、ここでは第
3の実施例と違う点を説明する。ステップS259で
は、ステップS258に於いてチェックデータが壊れて
いた場合に、日付データに初期値を設定する。次いで、
ステップS260にて、初期値データを誤って写し込ま
ないために、写し込みモードを写し込まないモードに設
定する。そして、ステップS261では、壊れたチェッ
クデータに“A5H”を設定して修正を行う。
【0113】この他のステップS241〜S258、S
262〜S273は、それぞれ図16及び図17のステ
ップS161〜S178、S181〜S193と同じで
あるので説明は省略する。
【0114】次に、この発明の第6の実施例を説明す
る。第6の実施例の構成は、図2に示されるブロック構
成図である。上述した第1及び第2の実施例では、日付
データをMマイコン11に接続されている記憶回路17
に記憶させていたが、この第6の実施例では、日付デー
タをDマイコン24に接続されている記憶回路25に周
期的に記憶させるものである。
【0115】この第6の実施例の動作を、図22乃至図
25のフローチャートを参照して説明する。初めに、図
22のフローチャートを参照して説明する。ここでは、
上述した第1の実施例と異なる部分のみ説明する。
【0116】図7でのステップS10のデータチェック
は、この第6の実施例では行わない。また、第6の実施
例では、Mマイコン11でのデータチェックの代わり
に、Dマイコン24でデータチェックを行う。
【0117】更に、第1の実施例では、ステップS19
の記憶データの更新は、第6の実施例では図22中、M
マイコン11では行わず、Dマイコン24で行う。これ
らについては、図23及び図24で説明する。尚、ステ
ップS281〜S289、ステップS290〜S29
7、ステップS298〜S305は、それぞれ図7のス
テップS1〜S9、ステップS11〜S18、ステップ
S20〜27と同じであるので、ここでの説明は省略す
る。
【0118】次に、図23のフローチャートを参照して
説明する。図23も、上述した第1の実施例の図8と基
本的に同じであるが、ステップS311の初期設定と時
計タイマの割込みによる分岐後の計時カウント(ステッ
プS314とステップS325)後の処理、及びステッ
プS325のデータチェックが異なる。よって、ここで
は第1の実施例と違う部分のみを説明する。
【0119】ステップS311の初期設定は、図24で
説明する。次に、ステップS314で計時カウンタの更
新が終了すると、ステップS315では、計時カウンタ
の内容から1時間経過しているかどうかを判定する。こ
こで、1時間経過していなれけば、ステップS312へ
移行して停止モードに設定される。また、1時間経過し
ていれば、ステップS316へ進んで、Dマイコン24
に接続されている記憶回路25に日付データを記憶させ
る。
【0120】ステップS326及びステップS327
は、上記ステップS315及びステップS316と同様
の処理である。更に、ステップS328では、データチ
ェックを行う。詳しくは図25で説明する。
【0121】尚、ステップS311〜S314、ステッ
プS317〜S325、ステップS329〜S336
は、それぞれ図8のフローチャートのステップS31〜
S34、ステップS35〜S43、ステップS44〜S
51と同じであるので、ここでは説明を省略する。
【0122】図24を参照して、図23のステップS3
11の初期設定のサブルーチンの内容を説明する。ステ
ップS341で、チェックデータ=“A5”hであれ
ば、何もせず、本サブルーチンを抜ける。チェックコー
ドであるチェックデータが“A5”hを保っている場
合、“年”、“月”、“日”及び“時”、“分”のデー
タも、バックアップコンデンサ28により、電源オフ前
の値を保持していると考えられるためである。
【0123】逆に、上記ステップS341にて、チェッ
クデータ=“A5”hでない場合は、“年”、“月”、
“日”及び“時”、“分”のデータも壊れている可能性
があり、記憶回路25ら日付データを読込む。具体的に
は、ステップS342で、次に電源オンでリセットされ
た時のために(CHECK)RAMに“A5”hを書直
す。次いで、ステップS343では(“年”、“月”、
“日”データ)RAMに予め、記憶回路25に記憶させ
ている日付データをDマイコン24に読込み、日付デー
タを格納しているメモリエリアに展開する。
【0124】図25は、データチェックの動作を説明す
るサブルーチンである。基本的には、図23の初期設定
で行っているデータチェックと同じなので、説明は省略
する。
【0125】次に、図26乃至図28を参照して、この
発明の第7の実施例を説明する。この第7の実施例は、
カメラの電池を交換しても、交換前の写し込みモードを
保持するようにしたものである。すなわち、内部データ
の破壊を検出したら、デフォルト値はEEPROMに格
納したデータを用いて写し込むようにした例である。
【0126】図26は、第7の実施例によるMマイコン
11の動作を説明するフローチャートであり、上述した
第1の実施例による図7のフローチャートを基にしてい
る。このため、ステップS361、S363〜379、
S381〜S388は、それぞれ図7のフローチャート
のステップS1、S2〜22、S20〜S27と同じで
あるので、異なる部分のみ説明する。
【0127】すなわち、ステップS361でMマイコン
11が初期化され、電源がオンにされた直後に、ステッ
プS362にてバッテリチェックの処理が行われる。こ
の詳細については後述する。
【0128】また、ステップS375では、モードスイ
ッチの入力処理の他に、裏蓋の開閉動作を検出する裏蓋
スイッチ(図示せず)の処理、ズーム釦の処理、巻戻し
釦の処理を行う。このステップの詳細は後述する。
【0129】更に、ステップS18に於いて、1RSW
がオンしているときはステップS380へ移行して、バ
ッテリチェックが行われる。その後、ステップS381
で表示タイマが更新される。
【0130】次に、図27を参照して、サブルーチン
“バッテリチェック”について説明する。初めに、ステ
ップS391にて、図示されないバッテリチェック回路
内のダミー抵抗をオンにして電流を流す。次いで、ステ
ップS392にて、ダミー抵抗に電流が流れた結果、電
源電圧が低下して安定するまでの時間である4msの間
待機する。そして、ステップS393で電源電圧を分圧
した信号がA/D変換され、A/D値が得られる。その
後、ステップS394にて、ダミー抵抗をオフにして電
流を止める。
【0131】次いで、ステップS395に於いて、A/
D値とバッテリロック電圧である判定値とが比較され
る。ここで、A/D値の方が大きい場合は、本ルーチン
を抜ける。一方、バッテリロック電圧の方が大きい場合
は、ステップS396に進んで、更にA/D値とEEP
ROMにデータを書込む場合に電源電圧を保証するため
に判定が行われる。
【0132】これは、EEPROMに書込む最低駆動電
圧がCPUの最低駆動電圧よりも低い場合は、CPUは
実行不可能になり特に問題は生じない。しかしながら、
EEPROMの最低駆動電圧がCPUの最低駆動電圧よ
りも高い場合に、EEPROMに該データを書込んだ
り、EEPROMが誤差動することのないようにするた
めに、上記電源電圧の保証の判定を行う。
【0133】その後、ステップS397にて、図12の
サブルーチンで説明した記憶データ更新の処理が行われ
る。図28は、“設定スイッチ入力”の動作を説明する
サブルーチンである。
【0134】先ず、ステップS401にて、図示されな
い裏蓋スイッチの変化が検出されたか否かが判定され
る。上記スイッチの変化があれば、次のステップS40
2にて、裏蓋が開状態か閉状態かが判定される。ここ
で、裏蓋が開状態であれば、ステップS403に進ん
で、フィルムを巻上げる巻上げ系のギアと、巻戻し系の
ギアが、駆動ギアから外される。一方、裏蓋が閉状態で
あれば、ステップS404に進んで、フィルムを撮影可
能なところまで巻上げるオートロード処理が行われる。
【0135】次いで、ステップS405にて、記憶デー
タの更新が行われた後、ステップS406にてズーム釦
が押されたか否かが検出される。ここで、ズーム釦が押
されていれば、ステップS407でズーム駆動の処理が
行われ、更にステップS408で記憶データの更新が行
われる。また、上記ステップS406で、ズーム釦が押
されていない場合はステップS409へ移行する。
【0136】そして、ステップS409に於いて、モー
ド釦が押されているか否かの検出がなされ、その処理が
行われる。モード釦は、例えばAEモード、AFモー
ド、ストロボモード等がある。次に、ステップS410
で上記モード釦の処理が行われた後、ステップS411
に進んで記憶データの更新が行われる。一方、上記ステ
ップS409で、モード釦が押されていない場合はステ
ップS412へ移行する。
【0137】更に、ステップS412にて、巻戻し釦が
押されているかが検出され、その処理が行われる。次い
で、ステップS413でフィルムを巻戻す処理が行われ
た後、ステップS414で記憶データの更新が行われ
る。また、上記ステップS406で、ズーム釦が押され
ていない場合はステップS413、S414を経ずにそ
のままリターンする。
【0138】尚、図1に於ける第1の記憶部2から第3
の記憶部4へのメモリデータの転送は、カメラに於ける
種々のシーケンスの区切りとなる時点で、少なくとも1
回実行するようにしても良い。
【0139】例えば、フィルムオートロード、巻上げ完
了、巻戻し完了、裏蓋開閉等が考えられる。更に、モー
ド変更釦やズーム釦等の操作部材が操作された際に行う
ように設定しても良いことは、勿論である。
【0140】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、使用者
がカメラの電池交換をしても、記録するデータが壊れて
いなければ、そのままの写し込みモードで処理を続ける
ので、データを写し込みたい場合に、カメラ側で判断し
て写し込まないモードに切替わってしまうことがなくな
る。
【0141】更に、記録するデータが壊れていても、不
揮発性メモリに予め記憶されているデータにより再設定
されるので、大きく日付、時間を遡って修正する必要が
なくなり、短時間の日付、時間の違いであれば、そのま
ま修正せずに記録しても差しつかえがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のカメラの情報記録装置の概念を示す
ブロック図である。
【図2】この発明の第1の実施例を示すもので、カメラ
の情報記録装置が適用された35mmカメラの概略的な
ブロック構成図である。
【図3】図2のフィルム移動検出部26の構成を示した
図である。
【図4】Mマイコン11とDマイコン24の通信方法に
ついて説明するタイムチャートである。
【図5】Mマイコン11とDマイコン24の通信方法に
ついて説明するタイムチャートである。
【図6】日付表示回路の表示例を示すもので、(a)は
記録禁止モード、(b)は無表示状態を示した図であ
る。
【図7】Mマイコン11の動作を説明するフローチャー
トである。
【図8】Dマイコン24の動作を説明するフローチャー
トである。
【図9】7セグメントLEDに点灯されるもので、数字
以外のデータの例を示した図である。
【図10】サブルーチン“写し込み”について説明する
フローチャートである。
【図11】図7のステップS10のデータチェックのサ
ブルーチンの動作を説明するフローチャートである。
【図12】図7のステップS19の記憶データ更新のサ
ブルーチンの動作を説明するフローチャートである。
【図13】この発明の第2の実施例によるMマイコン1
1の動作を説明するフローチャート図である。
【図14】第2の実施例によるDマイコン24の動作を
説明するフローチャート図である。
【図15】この発明の第3の実施例を示すもので、カメ
ラの情報記録装置が適用された35mmカメラの概略的
なブロック構成図である。
【図16】第3の実施例によるMマイコン11内部の処
理動作を説明するフローチャートである。
【図17】第3の実施例によるMマイコン11内部の処
理動作を説明するフローチャートである。
【図18】この発明の第4の実施例の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図19】この発明の第4の実施例の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図20】この発明の第5の実施例の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図21】この発明の第5の実施例の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図22】この発明の第6の実施例の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図23】この発明の第6の実施例の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図24】図23のステップS311のサブルーチン
“初期設定”の動作を説明するフローチャートである。
【図25】図23のステップS328のサブルーチン
“データチェック”の動作を説明するフローチャートで
ある。
【図26】第7の実施例によるMマイコン11の動作を
説明するフローチャートである。
【図27】図26のステップS362及びS380のサ
ブルーチン“バッテリチェック”の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図28】図26のステップS375のサブルーチン
“設定スイッチ入力”の動作を説明するフローチャート
である。
【符号の説明】
1…記録部、2…第1の記憶部、3…第2の記憶部、4
…第3の記憶部、5…設定部、6…カウント部、11…
メインマイクロコンピュータ(Mマイコン)、12…表
示回路、13…レリーズスイッチ、14…設定スイッ
チ、15…フィルム感度読取り回路、16…測光処理回
路、17、25…記憶回路、18…日付表示回路、19
…測距回路、20…露出回路、21…フィルム制御回
路、22…レンズ制御回路、23…発振子、24…日付
用マイクロコンピュータ(Dマイコン)、26…フィル
ム移動検出部、27…電源、28…バックアップコンデ
ンサ、29…レンズシャッタ、30…フィルム、31…
撮影レンズ、32…7セグメントLED、33…写し込
み用レンズ、34…発振子、35…モード(MOD)ス
イッチ、36…セレクタ(SEL)スイッチ、37…ア
ジャスト(ADJ)スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 登 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 丸山 淳 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 岸田 賢一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−349551(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に情報を記録する記録手段と、 この記録手段が記録する情報を保持する揮発性メモリで
    構成される第1の記憶手段と、 予め定められた情報が保持されている揮発性メモリで構
    成される第2の記憶手段と、 予め定められたタイミングで上記第1の記憶手段の保持
    情報を格納する不揮発性メモリで構成される第3の記憶
    手段と、 上記第2の記憶手段の保持情報をチェックし、上記予め
    定められた情報が破壊されている場合には上記第3の記
    憶手段の格納情報を上記第1の記憶手段に保持させると
    共に、上記第2の記憶手段に上記予め定められた情報を
    新たに保持させる設定手段と、 を具備することを特徴とするカメラの情報記録装置。
  2. 【請求項2】 更に計時を行うカウント手段を有してお
    り、上記第1の記憶手段が、該カウント手段の計時情報
    を逐次保持することを特徴とする請求項1に記載のカメ
    ラの情報記録装置。
  3. 【請求項3】 上記第3の記憶手段に上記第1の記憶手
    段の保持情報を格納するタイミングは、撮影動作時、
    ード変更釦やズーム釦等の操作部材の操作時、記録情報
    の修正操作時、カメラの裏蓋の開閉動作を検出した時及
    びバッテリチェック動作により、カメラの電源電圧がカ
    メラの動作をロックする電圧以下であることが判定され
    た時、の少なくとも1つであることを特徴とする請求項
    1に記載のカメラの情報記録装置。
  4. 【請求項4】 記録媒体に情報を記録する記録手段と、 この記録手段が記録する情報を保持する揮発性メモリで
    構成される保持手段と、 上記保持手段に保持された情報が破壊されている可能性
    があるか否かを判定する判定手段と、 上記判定手段によって上記保持手段に保持された情報が
    破壊されている可能性があると判定された場合には、不
    揮発性メモリに記憶した情報に基いて上記保持手段の内
    容を更新する更新手段と、 を具備することを特徴とするカメラの情報記録装置。
JP17791193A 1993-05-06 1993-07-19 カメラの情報記録装置 Expired - Fee Related JP3420797B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17791193A JP3420797B2 (ja) 1993-05-06 1993-07-19 カメラの情報記録装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12774993 1993-05-06
JP5-127749 1993-05-06
JP17791193A JP3420797B2 (ja) 1993-05-06 1993-07-19 カメラの情報記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0720557A JPH0720557A (ja) 1995-01-24
JP3420797B2 true JP3420797B2 (ja) 2003-06-30

Family

ID=26463632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17791193A Expired - Fee Related JP3420797B2 (ja) 1993-05-06 1993-07-19 カメラの情報記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3420797B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0720557A (ja) 1995-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3061473B2 (ja) データ写し込み装置
JP3420797B2 (ja) カメラの情報記録装置
US5293191A (en) Camera
US6055381A (en) Silver film camera capable of displaying an electronically picked-up image
JPH11109477A (ja) デート表示装置及びこのデート表示装置を備えたカメラ
JP3290748B2 (ja) カメラ
JPH0455836A (ja) E↑2promを有するカメラ
JPH0627523A (ja) データ写し込み装置
JPH06289476A (ja) カメラの情報記録装置
JP3315159B2 (ja) データ記録可能なカメラ
JP3368612B2 (ja) カメラ
JPH06258709A (ja) カメラ
JP2002022861A (ja) 計時装置を備えた電子機器
JP2001066688A (ja) カメラ
JPH0777740A (ja) オートデート装置
JPH05210161A (ja) データ写し込み装置
JP3412183B2 (ja) データ記録装置
JPH0973125A (ja) データ記録カメラ
JP3066392B2 (ja) カメラ
JPH0224105Y2 (ja)
JPH086140A (ja) カメラのデータ記録装置
JPS63115153A (ja) デ−タバツクアツプ装置をもつカメラ
JPH0822062A (ja) カメラ用データ記録装置
JPH0862704A (ja) カメラ
JPH09211668A (ja) 時計機能を有するカメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030401

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090418

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090418

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100418

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120418

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130418

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees