JPH06138529A - 手振れ補正カメラ - Google Patents

手振れ補正カメラ

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JPH06138529A
JPH06138529A JP29233592A JP29233592A JPH06138529A JP H06138529 A JPH06138529 A JP H06138529A JP 29233592 A JP29233592 A JP 29233592A JP 29233592 A JP29233592 A JP 29233592A JP H06138529 A JPH06138529 A JP H06138529A
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JP
Japan
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camera shake
camera
shake correction
speed
camera movement
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Application number
JP29233592A
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English (en)
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Toshiyuki Nakamura
敏行 中村
Kiwa Iida
喜和 飯田
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手振れ補正処理を実行しながらマイコン間の
データ転送を実行した場合でも、手振れ補正処理の性能
が維持できるようなシステムを得ることを目的とする。 【構成】 撮影用光学系の一部を形成する手振れ補正手
段を移動させることで手振れを補正する手振れ補正カメ
ラにおいて、手振れ補正手段の移動を制御する第1の制
御手段と、手振れ補正カメラのシーケンス制御を行う第
2の制御手段と、第1の制御手段と第2の制御手段との
間でシリアル転送によるデータの転送をする第1のデー
タ転送手段と、第1の制御手段と第2の制御手段との間
で2値信号の入出力を行う第2のデータ転送手段とを具
備し、第1の制御手段が手振れ補正手段を制御している
ときは、第2のデータ転送手段を介してデータ転送を行
うように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影時の手振れを補正
するようにした手振れ補正カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】カメラ内に備えた複数のマイコンを使用
してカメラの制御を行う場合に、複数のマイコン間で情
報を相互に転送することが必要となる。転送方式として
は、クロックドシリアル転送方式が従来から多く用いら
れている。これは、少ない信号線で多くの情報を伝達す
ることができるという長所があるからである。
【0003】また、カメラに内蔵する手振れ量検出回路
等によりカメラの手振れ量を検出し、その検出量に基づ
いて手振れ補正用レンズを駆動して手振れを補正する手
振れ補正機能を備えたカメラが、従来から提案されてい
る。手振れ補正機能を備えたカメラでは、手振れ補正と
シャッタの開閉制御を同時に行うことが必要であるた
め、1つのマイコンで制御を行うことは難しく、通常複
数のマイコンによって制御される。
【0004】2つのマイコンを使用して手振れ補正制御
とシャッタの開閉制御を行う場合、1つのマイコンを一
般的なシーケンス制御用に、もう1つのマイコンを手振
れ補正制御用に使用することが一般的である。手振れ補
正制御は、シャッタの開閉制御と並行して行われるた
め、シーケンス制御用マイコンでシャッタの開閉を制御
しつつ、手振れ補正用マイコンで手振れ補正レンズを制
御することが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】手振れ補正処理には高
速の処理が要求されるが、上述した従来の構成の手振れ
補正カメラでは、手振れ補正処理を実行中にシーケンス
制御用マイコンにデータを転送することが必要となった
場合に、シリアル転送方式を使用すると転送処理を実行
する間は手振れ補正処理が中断し、手振れ補正の性能が
低下するという問題点がある。
【0006】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、手振れ補正処理を実行しながらマイコン間のデ
ータ転送を実行した場合でも、手振れ補正処理の性能が
維持できるようなシステムを得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の手振れ補正カメラは、撮影用光学系の一部
を形成する手振れ補正手段を移動させることで手振れを
補正する手振れ補正カメラにおいて、手振れ補正手段の
移動を制御する第1の制御手段(手振れ補正制御用マイ
コン1)と、手振れ補正カメラのシーケンス制御を行う
第2の制御手段(シーケンス制御用マイコン2)と、第
1の制御手段と第2の制御手段との間でシリアル転送に
よるデータの転送をする第1のデータ転送手段(SIN
回線、SOUT回線、SCLK回線)と、第1の制御手
段と第2の制御手段との間で2値信号の入出力を行う第
2のデータ転送手段(DATA回線)とを具備し、第1
の制御手段が手振れ補正手段を制御しているときは、第
2のデータ転送手段を介してデータ転送を行うように構
成されている。
【0008】
【作用】上記構成の手振れ補正カメラにおいては、2値
信号の入出力を行う専用のデータ転送手段を設け、手振
れ補正処理実行中は専用のデータ転送手段を使用して2
値信号の入出力を行うようにしたので、短かい処理時間
でのデータ転送が可能となる。よって、手振れ補正処理
実行中は専用のデータ転送手段でデータ転送することで
短かい処理時間でデータ転送が完了でき、手振れ補正処
理を中断する時間が短くなる。これにより、手振れ補正
処理の性能を維持しつつデータ転送が可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0010】図1は、本発明による手振れ補正カメラの
一実施例を示す回路図である。
【0011】図1において、撮影レンズは9、10、1
1、および12の4枚のレンズで構成される。そのうち
の補正レンズ11は、手振れ補正用にX軸(水平)、Y
軸(鉛直)方向に駆動可能な手振れ補正用レンズであ
る。シーケンス制御用マイコン2には、カメラの動作を
開始させるメインスイッチ18と、レリーズボタンの半
押しでオンする半押しスイッチ16と、レリーズボタン
の全押しでオンするレリーズスイッチ17と、シャッタ
駆動回路15が接続されている。更に、手振れ補正制御
用マイコン1も接続されている。
【0012】シーケンス制御用マイコン2と手振れ補正
制御用マイコン1との間は、クロックドシリアル転送信
号用のSIN回線、SOUT回線、SCLK回線と、専
用信号用のDATA回線で接続されている。また、メイ
ンスイッチ18はオン位置とオフ位置を持つ状態スイッ
チで、使用者が一旦オン位置にセットすると、再度オフ
位置にリセットするまでオン位置を保持するものとす
る。
【0013】手振れ補正制御用マイコン1には、カメラ
の手振れ量のX軸方向の角速度を検出する角速度検出回
路3と、Y軸方向の角速度を検出する角速度検出回路4
と、モータ駆動回路5および6と、レンズ位置検出回路
13および14とが接続されている。モータ駆動回路5
には、補正レンズ11をX軸方向に駆動するモータ7が
接続されている。モータ駆動回路6には、補正レンズ1
1をY軸方向に駆動するモータ8が接続されている。レ
ンズ位置検出回路13は、補正レンズ11のX軸方向の
位置(移動量)を検出する。レンズ位置検出回路14
は、補正レンズ11のY軸方向の位置(移動量)を検出
する。
【0014】角速度検出回路3および4は、カメラの手
振れにより生じた角速度に応じて出力値が変化する。手
振れ補正制御用マイコン1は、この出力値をA/D変換
して手振れの角速度を検出する。角速度検出回路3はX
軸方向の角速度を検出し、角速度検出回路4はY軸方向
の角速度を検出する。
【0015】モータ駆動回路5および6は、モータ7お
よび8をそれぞれデューティ駆動する。手振れ補正制御
用マイコン1から駆動方向信号で駆動方向を指示し、駆
動デューティ信号で駆動速度を指示する。モータ駆動回
路5および6は、これらの信号に従って、指定の方向に
任意のデューティ比でモータ7および8をそれぞれ通電
することで、補正レンズ11を任意の速度で制御する。
【0016】モータ7の回転は、補正レンズ駆動メカ系
(図示せず)により直線運動に変換され、補正レンズ1
1をX軸方向に駆動する。モータ8の回転は、補正レン
ズ駆動メカ系(図示せず)により直線運動に変換され、
補正レンズ11をY軸方向に駆動する。レンズ位置検出
回路13は、補正レンズ11のX軸方向の移動量に従っ
てパルスを出力する。レンズ位置検出回路14は、補正
レンズ11のY軸方向の移動量に従ってパルスを出力す
る。手振れ補正制御用マイコン1は、これらのパルス数
をカウントすることによって、X軸方向およびY軸方向
の位置と移動量を読み込む。また、一定時間の移動量か
ら、X軸方向およびY軸方向の移動速度を算出する。
【0017】手振れ補正制御用マイコン1はワンチップ
マイクロコンピュータであり、カメラの処理のうち手振
れ補正に関する処理のみを制御している。マイコン内に
は、時間を計測する計時タイマ機能およびA/D変換機
能等を持つものとする。シーケンス制御用マイコン2は
ワンチップマイクロコンピュータであり、手振れ補正以
外のカメラの全シーケンスを制御している。時間を計測
する計時タイマ機能等を持つものとする。図2〜図5の
フローチャートに示した処理は、手振れ補正制御用マイ
コン1およびシーケンス制御用マイコン2に内蔵してい
るプログラムのうち、本実施例に係わる部分のみを示し
たものである。
【0018】シャッタ駆動回路15は、シーケンス制御
用マイコン2からの信号により、シャッタ(図示せず)
の開閉を行う。
【0019】なお、本実施例のカメラでは、シャッタ秒
時が低速秒時で、かつ手振れ量が手振れ補正処理の制御
限界外だったとき、即ち、手振れ量が大きく、補正レン
ズ11を限界まで駆動しても手振れを補正しきれないと
きは、測光結果にかかわらずシャッタを閉じる機能を持
つ。これにより、露光量はアンダーになるものの、手振
れによる撮影結果の悪化を防ぐことができる。これは本
発明の特徴を表す一例で、これ以外の機能に対しても本
発明は適用できる。以下、フローチャートにより処理を
説明する。
【0020】図2は、本発明の実施例のシーケンス制御
用マイコン2のメインフローチャートである。電源は既
に投入され、メインスイッチ18は既にオンとなってお
り、ステップS200から処理を開始しているものとす
る。
【0021】まず、ステップS201でシーケンス制御
用マイコン2の内部を初期化する。次に、ステップS2
02およびステップS203のループを回り、ステップ
S202で半押しスイッチ16がオンか否かを判断す
る。ステップS202で半押しスイッチ16がオンの場
合には、ステップS204に進んで、後述する撮影処理
をコールする。
【0022】ステップS202で半押しスイッチ16が
オフの場合には、ステップS203でメインスイッチ1
8がオフか否かを判断する。ステップS203でメイン
スイッチ18がオフだった場合には、ステップS202
に戻る。ステップS203でメインスイッチ18がオフ
だった場合には、ステップS205に進み、処理を終了
する。その後、再度メインスイッチ18がオンするのを
待ち、メインスイッチ18がオンしたらステップS20
0から再度処理を開始する。
【0023】図3は、シーケンス制御用マイコン2の撮
影処理を示したフローチャートである。
【0024】半押しスイッチ16のオンを確認すると、
ステップS300から処理を開始する。まず、ステップ
S301で手振れ補正制御用マイコン1に対し、角速度
検出回路3および4の起動をシリアル転送により指示す
る。転送するコマンドナンバは「1」である。その後、
ステップS302で測光処理を実行する。測光結果か
ら、シャッタの開口秒時を決定する。次に、ステップS
303で測距処理を実行する。測距結果から、被写体の
距離を算出し、撮影レンズの駆動先を決定する。その
後、ステップS304およびステップS305のループ
を回り、レリーズスイッチ17がオンするか、半押しス
イッチ16がオフするのを待つ。
【0025】ステップS305で、半押しスイッチ16
のオフを検出した場合は、ステップS306で、手振れ
補正制御用マイコン1に対し角速度検出回路3および4
の停止をシリアル転送で指示する。転送するコマンドナ
ンバは「2」である。その後、ステップS307から、
図2のフローチャートに戻る。この場合、撮影は行われ
ない。
【0026】ステップS304でレリーズスイッチ17
のオンを確認したらステップS308に進み、測距結果
に従って撮影レンズを所定の駆動先に駆動する。次に、
手振れ補正制御用マイコン1に対し手振れ補正処理の開
始をシリアル転送で指示する。転送するコマンドナンバ
は「3」である。ステップS309以下で、シーケンス
制御用マイコン2が図3のフローチャートの処理を実行
するのと並行して、手振れ補正制御用マイコン1は手振
れ補正処理を実行する。次に、ステップS310で、測
光処理で求めたシャッタの開口秒時がシャッタが全開す
る秒時より長秒時であるかどうか判断する。全開秒時以
下(高速秒時)であったときは、ステップS311へ進
み、所定の開口量までシャッタ開処理を実行し、ステッ
プS312でシャッタ閉処理を実行する。この場合は、
手振れ量が手振れ補正限界外であるかどうかに拘らず、
シャッタは測光結果に従って所定秒時の開口をする。
【0027】ステップS310で、シャッタの開口秒時
がシャッタが全開秒時以上(低速秒時)であったとき
は、ステップS313で、シャッタを全開まで駆動す
る。次にステップS314でシャッタ開口秒時に見合っ
た時間のタイマをスタートする。タイマスタート後、ス
テップS315およびステップS316のループを回
り、タイマがタイムアップするか、手振れ補正制御用マ
イコン1からDATA信号である”H”レベルの信号が
入力するのを待つ。タイマがタイムアップする前に手振
れ量が制御限界外になれば、手振れ補正制御用マイコン
1がDATA信号を”H”レベルにすることによって、
ステップS317に進む。
【0028】この場合は、手振れ量が制御限界外であっ
たことによるシャッタ閉じとなる。手振れ量が制御限界
内ならば、DATA信号は”L”レベルのままで、タイ
マタイムアップにより、ステップS317へ進む。この
場合は、測光結果に従ったシャッタ秒時でのシャッタ閉
じとなる。ステップS317でシャッタ閉じ処理を実行
し、ステップS318で手振れ補正制御用マイコン1に
対し、シリアル転送で、手振れ補正処理の停止を指示す
る。転送するコマンドナンバは「4」である。
【0029】次に、ステップS319で、シリアル転送
により、角速度検出回路3および4の停止を指示する。
転送するコマンドナンバは「2」である。次に、ステッ
プS320で撮影レンズを初期位置に戻す。ステップS
321ではフィルムの巻上げ処理を実行し、その後、ス
テップS322から図2のフローチャートに戻る。
【0030】図4は、手振れ補正制御用マイコン1の全
体の処理を示すフローチャートである。図4において、
電源投入によりステップS400から処理を開始し、ス
テップS401で内部を初期化する。その後、ステップ
S402でシーケンス制御用マイコン2からのシリアル
転送を待つ。シリアル転送を受けたらステップS403
でコマンドナンバを判別する。シーケンス制御用マイコ
ン2からのコマンドが「1」の場合は、角速度検出回路
3および4を起動し、ステップS402へ戻って再度シ
リアル転送を待つ。シーケンス制御用マイコン2からの
コマンドが「2」の場合は、角速度検出回路3および4
を停止し、ステップS402へ戻って再度シリアル転送
を待つ。シーケンス制御用マイコン2からのコマンドが
「3」の場合は、手振れ補正処理をコールする。手振れ
補正処理実行後は、ステップS402へ戻って再度シリ
アル転送を待つ。
【0031】図5は、手振れ補正処理を示したフローチ
ャートである。手振れ補正処理は、1msごとに角速度
検出回路3および4の出力を読み込んで処理すること
で、最も良い特性が得られることが実験的に究明されて
いる。また、直交する2つの軸方向に対して同様な処理
を実行する。以下、図5に従って手振れ補正処理を説明
する。
【0032】図5において、シーケンス制御用マイコン
2からのシリアル転送により、ステップS500から処
理を開始する。手振れ補正処理実行中、手振れ補正制御
用マイコン1は、レンズ位置検出回路13および14か
らの出力を読み続け、補正レンズ11のX軸方向および
Y軸方向の移動量を常時読み込めるものとする。
【0033】まず、ステップS501で、DATA端子
から”L”レベルの信号を出力し、DATA端子を初期
状態に戻す。DATA端子は”H”レベルの信号を出力
したときに、手振れ量が制御限界外であることを示す。
次に、ステップS502およびステップS503のルー
プで、シリアル転送が入力するか、ステップS505で
スタートしたタイマがタイムアップするかを待つ。図3
からわかるとおり、シーケンス制御用マイコン2は、手
振れ補正処理開始コマンド(コマンドナンバ「3」)を
シリアル転送した後、その次に転送するコマンドは手振
れ補正処理停止(コマンドナンバ「4」)に決まってい
る。よって、ステップS502でシリアル転送信号が入
力した場合は、必ずコマンドナンバ「4」であり、ステ
ップS504へ進み、手振れ補正処理を終了して、図4
のフローチャートに戻る。
【0034】ステップS503で、1msタイマがタイ
ムアップしたらステップS505へ進む。なお、手振れ
補正処理を開始した直後は、1msタイマはスタートし
ていない。この場合は、最初にステップS503の判断
を実行したときに、ステップS505へ進むものとす
る。ステップS505では、1msタイマをスタートす
る。次に、ステップS506で角速度検出回路3および
4の出力を読み込み、現時点のX軸方向およびY軸方向
の手振れ速度を求める。データはアナログ値であり、A
/D変換によって読み込む。次に、ステップS507
で、常時読み込んでいるレンズ位置検出回路13および
14の出力値から、現時点の補正レンズ11の駆動速度
をX軸およびY軸の両方について求める。処理を1ms
おきに実行しているため、移動速度は1ms間にレンズ
位置検出回路13および14が出力したパルス数の関数
として求められる。ここまでの処理で、現在の手振れの
速度と補正レンズ11の速度をそれぞれX軸およびY軸
について求めることができた。以下の処理で、それぞれ
の軸方向の速度を比較し、補正レンズ11の駆動速度を
変えることで手振れを補正する。
【0035】まず、ステップS508で速度の方向を判
断する。手振れの速度方向と補正レンズ11の移動方向
が同一の場合は、補正レンズ11は手振れを打ち消す方
向と反対に移動していることになる。よって、手振れを
打ち消す方向にするために、ステップS509で補正レ
ンズ11の駆動方向を反転する。次にステップS510
に進み、補正レンズの駆動速度を最大にする。ステップ
S508で、手振れの速度方向と、補正レンズ11の移
動方向が逆の場合は、補正レンズ11は手振れを打ち消
す方向に駆動しているため、何も処理を実行せず、現在
の駆動方向のままとする。次に、ステップS511に進
み、手振れの速度と補正レンズ11の速度を比較する。
手振れの速度の方が大きいときは、補正レンズ11の駆
動量が足りないわけであり、ステップS512で補正レ
ンズ11の駆動速度を上げる。駆動速度は、手振れの速
度と補正レンズ11の速度の差から決まる。速度差から
モータの駆動デューティ比を求め、速度差に見合った速
度になるように駆動デューティ比を変更する。ステップ
S511で、手振れの速度の方が小さいときは、補正レ
ンズ11の駆動量が多すぎるわけであり、ステップS5
13で、補正レンズ11の駆動速度を小さくする。ステ
ップS512と同様に、駆動速度は、手振れの速度と補
正レンズ11の速度の差から決まる。速度差からモータ
の駆動デューティ比を求め、速度差に見合った速度にな
るように駆動デューティ比を変更する。以上の処理によ
り、現在の手振れ量を補正するように補正レンズ11の
駆動方向と駆動速度を決定する。また、これらの処理
は、X軸およびY軸の両方に対してそれぞれ実行する。
次に、ステップS514で、求めた結果に従って駆動方
向信号と駆動デューティ信号を切り換え、モータの通電
方向および通電デューティを実際に切り換える。これ
も、X軸およびY軸の両方に対して行う。
【0036】つぎに、ステップS515で、手振れ速度
が所定の制御限界値より大きいかどうか判断する。X軸
およびY軸のどちらか一方でも制御限界値より大きいと
きは、ステップS516でDATA端子に”H”レベル
の信号を出力し、シーケンス制御用マイコン2に対し
て、シャッタの閉じを要求する。その後、ステップS5
02およびステップS503のループへ戻り、再度処理
を繰り返す。
【0037】図5の処理は、1ms間に1回実行しなけ
ればならない。これを1回実行するための処理時間を考
える。内部だけで完結している処理であるため、手振れ
補正制御用マイコン1の処理速度のみによって全体の処
理時間が決定する。一般的なCPUの処理速度を基準に
して検討するものとする。
【0038】単独で最も長い処理時間を必要とするのは
ステップS506のA/D変換処理である。一般的に
は、50μs程度を必要とする。その他の処理は個別の
演算処理であり、それぞれの処理は1命令単位では数μ
sで完了するが、ステップS505からステップS51
5までで、標準的には約400μsを必要とする。な
お、フローチャート上の1ステップの処理は、10〜数
10の命令で構成されている。X軸およびY軸の両方に
対して処理は必要であり、合計で約800μs程度とな
る。
【0039】また、シリアル転送を実行する場合の処理
時間を考えると、一般的には、最高速でも200μs程
度必要である。そのため、従来のように1msおきの手
振れ補正処理中にシリアル転送を実行すると、1ms以
上の時間が経過してしまい、手振れ補正処理が正しく行
われなくなる。これに対し、本実施例のステップS51
6でのデータ転送は手振れ補正制御用マイコン1の端子
の出力レベルを反転するだけであり、1命令(数μs)
で処理ができる。よって、シーケンス制御用マイコン2
に対してデータを転送しても、手振れ補正処理には影響
しない。これにより、手振れ補正処理はデータ転送の有
無に拘らず適正に実行しつづけられる。
【0040】以上、本実施例では、低速秒時のときに手
振れ量が制御限界外になったときのシャッタ閉じ処理の
ためのデータ転送を例として説明した。本発明はこれに
限定されることなく、手振れ補正処理実行中の他のデー
タ転送についても適用可能である。例えば、シーケンス
制御用マイコン2に警告表示用の素子(LED、LC
D)を接続し、手振れ量が所定の警告レベル量以上にな
ったら警告表示を行うような機能を持つ場合、手振れ補
正制御用マイコン1は手振れ補正処理を実行し続けなが
ら、シーケンス制御用マイコン2に対して警告表示信号
を転送しなければならない。この場合も本発明を適用す
ることで、手振れ補正機能に影響を与えることなくデー
タ転送ができる。
【0041】また、上述した実施例では、手振れ補正制
御用マイコン1からシーケンス制御用マイコン2に対し
て信号を転送する場合について説明したが、逆にシーケ
ンス制御用マイコン2からに手振れ補正制御用マイコン
1対して信号を転送する場合に本発明を適用することも
可能である。シーケンス制御用マイコン2からに手振れ
補正制御用マイコン1対して信号を転送する例として
は、手振れ補正動作の中断命令が考えられる。
【0042】また、上述した実施例では、補正レンズを
移動することによって手振れ補正を行う場合について説
明したが、補正レンズを移動する場合に限らず、例えば
補正プリズムを移動することによって手振れ補正を行う
場合についても本発明を適用することが可能である。
【0043】更に、上述した実施例では、”H”レベル
または”L”レベルの信号を伝送する単一のDATA回
線を用いた場合について説明したが、単一回線に限ら
ず、複数回線、即ちパラレル回線とすることも可能であ
る。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明の手振れ補正カメ
ラによれば、2値信号の入出力を行う専用のデータ転送
手段を設け、手振れ補正処理実行中は専用のデータ転送
手段を使用して2値信号の入出力を行うようにしたの
で、短時間でデータ転送が可能となる。これにより、手
振れ補正処理を実行しながらマイコン間のデータ転送を
実行した場合でも、手振れ補正処理の性能を維持するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による手振れ補正カメラの一実施例を示
す回路図である。
【図2】本発明による手振れ補正カメラの一実施例を示
すフローチャートである。
【図3】本発明による手振れ補正カメラの一実施例を示
すフローチャートである。
【図4】本発明による手振れ補正カメラの一実施例を示
すフローチャートである。
【図5】本発明による手振れ補正カメラの一実施例を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 手振れ補正制御用マイコン 2 シーケンス制御用マイコン 3 角速度検出回路(X軸方向) 4 角速度検出回路(Y軸方向) 5 モータ駆動回路(X軸方向) 6 モータ駆動回路(Y軸方向) 7 モータ(X軸方向) 8 モータ(Y軸方向) 9 撮影レンズ 10 撮影レンズ 11 補正レンズ 12 撮影レンズ 13 レンズ位置検出回路(X軸方向) 14 レンズ位置検出回路(Y軸方向) 15 シャッタ駆動回路 16 半押しスイッチ 17 レリーズスイッチ 18 メインスイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影用光学系の一部を形成する手振れ補正
    手段を移動させることで手振れを補正する手振れ補正カ
    メラにおいて、 前記手振れ補正手段の移動を制御する第1の制御手段
    と、 前記手振れ補正カメラのシーケンス制御を行う第2の制
    御手段と、 前記第1の制御手段と前記第2の制御手段との間でシリ
    アル転送によるデータの転送をする第1のデータ転送手
    段と、 前記第1の制御手段と前記第2の制御手段との間で2値
    信号の入出力を行う第2のデータ転送手段とを具備し、 前記第1の制御手段が前記手振れ補正手段を制御してい
    るときは、第2のデータ転送手段を介してデータ転送を
    行うことを特徴とする手振れ補正カメラ。
  2. 【請求項2】手振れ量が大きく、前記手振れ補正手段を
    限界まで駆動しても手振れを補正しきれないときは、測
    光結果にかかわらず第2の制御手段がシャッタを強制的
    に閉じることを特徴とする請求項1記載の手振れ補正カ
    メラ。
  3. 【請求項3】前記第2のデータ転送手段は、パラレル回
    線であることを特徴とする請求項1記載の手振れ補正カ
    メラ。
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