JPH0613845Y2 - 排臭機能を有する壁掛形小便器 - Google Patents

排臭機能を有する壁掛形小便器

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JPH0613845Y2
JPH0613845Y2 JP6824689U JP6824689U JPH0613845Y2 JP H0613845 Y2 JPH0613845 Y2 JP H0613845Y2 JP 6824689 U JP6824689 U JP 6824689U JP 6824689 U JP6824689 U JP 6824689U JP H0613845 Y2 JPH0613845 Y2 JP H0613845Y2
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JP
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urinal
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urine
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urine collecting
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JP6824689U
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JPH0312979U (ja
Inventor
祥一 中村
Original Assignee
株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は排臭機能を有する小便器に係り、特に小便器の
下部やその周辺からも排臭を行うことができる小便器に
関する。
[従来の技術] 小便器の下部やその周辺部からも排臭を行うよう構成し
た小便器として、実開昭63−171474号に記載の
ものが公知であ。同号記載の排臭機能を有する小便器は
小便器の下部の前面に排臭口を設け、この排臭口を小便
器の背面空洞部の上部の排風口に連通させたものであ
る。小便器周囲の床面上の飛散付着尿などから発する臭
気は、該排臭口から吸引、排出される。
[考案が解決しようとする課題] 実開昭63−171474号の小便器においては、小便
器の下方領域からの排臭が十分には行なわれない。この
小便器の下方領域は尿が掛けられ易く、臭気がたまり易
いので、この小便器下方領域からの排臭が不十分である
とトイレルーム内に臭気がこもり易いものとなる。
また、壁掛型の小便器を壁面に取り付けた場合、この小
便器へ給水する給水管は該壁面の小便器の上辺部分に合
致した高さの部分に設けられている。従って、実開昭6
3−171474号の如く小便器の上部に排風口を設け
たのでは、壁面内部に給水管や排気ダクトが近接して配
備されることになり、配管施工作業が小便器と給水管や
排気ダクトとの接続作業も行ないにくいという問題があ
った。
[課題を解決するための手段] 本考案の排臭機能を有する小便器は、尿を受ける採尿壁
及び該採尿壁を囲む小便器外殻部を有し、該採尿壁と外
殻部との間に空間部が形成されている壁掛形小便器に関
する。
この小便器においては、前記採尿壁よりも前方側の採尿
部を前記空間部の上部に連通させる第1の排臭口を設け
てある。
また、該小便器の底面に第2の排臭口を設けてある。そ
して、前記外殻部のうち採尿壁後方部分の小便器高さ方
向の略中間部分に排風口を設けてある。
[作用] 本考案の排臭機能を有する小便器においては、小便器下
方の飛散、付着尿などから発する臭気は、小便器底部の
第2の排臭口から速やかに排出されるので、トイレルー
ム全体の排臭効果がきわめて良好なものとなる。
また、小便器の排風口の高さが給水口の位置よりも低く
なるので、壁面内においては給水管と排気ダクトとが離
隔配置されるようになる。(排気ダクトは排水管からも
離隔配置される。)従って、配管設置施工作業や、小便
器と配管、ダクトとの接続作業もきわめて簡単に行なえ
る。
[実施例] 以下図面を参照して本考案の実施例に係る排臭機能を有
する小便器について説明する。
第1図は実施例に係る小便器の正面図であり、右半分は
第3図のI−I線断面を示している。第2図は縦断面図
(第3図のII−II線に沿う断面図)、第3図は第2図の
R−R線及びL−L線に沿う水平断面を示しており、右
半分は第2図のR−R線に沿う断面を示し、左半分は第
2図のL−L線に沿う断面を示している。第4図は小便
器の上部の正面図であり、右半分は第3図のIV−IV線に
沿う鉛直断面を示している。第5図は小便器の背面図で
あり、該背面の左半分のみを示している。なお、右半分
は左半分と対称に現われる。第6図は第5図のIV−IV線
断面図である。
この実施例に係る小便器10は壁掛形のものであり、そ
の採尿部12は採尿壁14により囲まれて形成されてい
る。採尿壁14は、水平断面形状が略円弧形状に湾曲し
たものであり、その側方を経て前方に回り込んだ前縁部
分には上下方向に延在するリム通水路16が形成されて
いる。
採尿部12の上部中央には給水室18が設置されてお
り、該給水室18に水を供給するための給水口20が小
便器背面に開口している。給水室18の小便器前方側部
分には手前側分配水路22が形成されている。この手前
側分配水路22は小便器の左右方向に延在しており、左
右の両端部分は前記リム通水路16に連通している。手
前側分配水路22と給水室18とは通水口24により連
通されている。
給水室18の下側に沿うように奥側分配水路26が設け
られている。この奥側分配水路26も小便器10の水平
左右方向に延在しており、該奥側分配水路26は通水口
28を介して給水室18に連通されている。
採尿部12の底部には排水口30が設けられており、該
排水口30はトラップ部32を介して小便器10の下部
背面部の排出口34に連通している。
採尿壁14の背後部分であって且つ小便器10の左右の
側辺に沿う部分には、主として第3図に示される如く背
面壁36が設けられている。又、採尿壁14の左右の側
方を覆うように側面壁38が設けられている。該側面壁
38の後端は前記背面壁36に連なっている。また、側
面壁38の前縁側は採尿壁14に連なっている。小便器
10の下部の前面部分はスカート部40により囲まれて
いる。
これら背面壁36、側面壁38及びスカート部40によ
り小便器外殻部が構成されている。そして、この小便器
外殻部と前記採尿壁14との間には空間部42が形成さ
れている。
前記背面壁36の下部にはボルト挿通孔48が穿設され
ており、該ボルト挿通孔48に挿通されたボルト(図示
略)が小便器10をトイレルームの壁面(小便器取付壁
面)Wに対し固定する。
前記背面壁36の高さ方向中途部分には、第5図に明瞭
に示されるように排風口52が形成されている。また、
空間部42と採尿部12とを連通するように、採尿壁1
4の上部に第1の排臭口54が設けられている。さら
に、小便器10の底面部分には第2の排臭口56が設け
られている。
なお、第6図の如く、小便器10の背面部分にはフック
部Fが設けられている。このフック部Fは小便器取付壁
面Wに設けられたフック金具(図示略)に掛止される。
この小便器取付壁面W内には給水管、排気ダクト、排水
管等が配置され、給水管は給水口20に接続され、排気
ダクトは排風口52に接続される。排水管は排出口34
に接続される。
この様に構成された小便器10において、洗浄水は給水
口20から給水室18内に供給され、手前側分配水路2
2及び奥側分配水路26に供給される。手前側分配水路
22に供給された水はリム通水路16を流れ、その途中
に設けられた流出口から採尿部10に向って流出され
る。また、奥側分配水路26に供給された水は該奥側分
配水路26の下部であって採尿壁14に沿った部分に所
定間隔をおいて形成された流出口58から流出され、採
尿壁14に沿って流れ落ちる。尿及び洗浄水は排水口3
0、トラップ部32及び排出口34を通って排出され
る。
この小便器10は、前記排風口52がダクトを介して排
風ファンに連通される。この排風ファンを作動させる
と、採尿部12内において発生した臭気は、該採尿部1
2内を立ち昇り、第1の排臭口54から前記空間部42
内に流れ込む。そして、空間部42を下向きに流れ、排
風口52から小便器外に排出される。また、小便器10
の下方領域に飛散した尿などから発生する臭気は、小便
器10の底面の第2の排臭口56から空間部42内に流
れ込み、排風口52から小便器10外に排出される。本
実施例では、第4図の如く第2の排臭口56が多数設け
られており、排風ファンを作動させると、小便器下方の
床面や壁面への飛散尿などから発生する臭気が速やかに
第2の排臭口56を通って吸引、排出されるようにな
る。
本考案においては、排風口52が小便器10の高さ方向
の略中段に設けられており、小便器取付壁面W内におい
ては排気ダクトが給水管及び排水管のいずれからも離隔
して配置されることになる。このため、小便器取付壁面
W内における配管(タクトも含む)の配設施工作業が簡
単になる。また、これら配管と小便器10との接続作業
も簡単になる。
本考案においては、排風口52は小便器10の高さ方向
の中段部分に設けられるのであるが、具体的には給水口
と排水の排出口との間の間隔を100%とした場合、排
出口から10〜90%とりわけ20〜80%特に30〜
70%の範囲内に入るように排風口の高さを設定するの
が好適である。
[考案の効果] 以上の実施例からも明らかな通り、本考案の小便器によ
ると、採尿部内のみならずトイレルーム床面に沿って漂
う臭気や、小便器の下方領域に付着した尿などから発生
する臭気も確実に外部に排出される。
本考案にあっては、第2の排臭口が小便器の底面部分に
穿設されており、小便器使用者からは殆ど視覚されず、
極めて見栄えが良いという効果が奏される。また、この
第2の排臭口が下向きに開口するので、小便器のスカー
ト部を伝わって流れ落ちて来た尿などが空間部内に流れ
込まないという効果も奏される。
本考案においては、小便器取付壁面内における配管設置
作業が簡単になる。また、配管と小便器との接合作業も
簡単になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る小便器の斜視図、第2図
は縦断面図、第3図は要部平断面図、第4図は要部正面
図、第5図は背面図、第6図は要部縦断面図である。 10,70……小便器、12……採尿部、 14……採尿壁、42……空間部、 52……排風口、54……第1の排臭口、 56……第2の排臭口、W……小便器取付壁面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】尿を受ける採尿壁及び該採尿壁を囲む小便
    器外殻部を有し、該採尿壁と外殻部との間に空間部が形
    成されている壁掛形小便器において、 前記採尿壁よりも前方側の採尿部を前記空間部の上部に
    連通させる第1の排臭口を設けると共に、 該小便器の底面に第2の排臭口を設け、 前記外殻部のうち採尿壁後方部分の小便器高さ方向の略
    中間部分に排風口を設けたことを特徴とする排臭機能を
    有する小便器。
JP6824689U 1989-06-12 1989-06-12 排臭機能を有する壁掛形小便器 Expired - Lifetime JPH0613845Y2 (ja)

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JPH0312979U JPH0312979U (ja) 1991-02-08
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