JPH06137310A - 油圧シリンダの緩衝装置 - Google Patents

油圧シリンダの緩衝装置

Info

Publication number
JPH06137310A
JPH06137310A JP28909092A JP28909092A JPH06137310A JP H06137310 A JPH06137310 A JP H06137310A JP 28909092 A JP28909092 A JP 28909092A JP 28909092 A JP28909092 A JP 28909092A JP H06137310 A JPH06137310 A JP H06137310A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
oil
oil passage
rod
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28909092A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Iwaki
貴 井脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP28909092A priority Critical patent/JPH06137310A/ja
Publication of JPH06137310A publication Critical patent/JPH06137310A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
  • Actuator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】油圧シリンダのストロークエンドにおける衝撃
を軽減することができると共に、ピストンが敏速に伸動
および縮動することができる緩衝装置を、簡単な構成に
よって提供する。 【構成】ピストン62内部には逆止弁22が設けられて
いる。逆止弁22の出口はボトム側室Bに開口してお
り、入口は、ティルトロッド52が完全に収縮してナッ
ト63がボトム側キャップ64に当接している状態にお
いて、通油孔23と連通する。ボトム側ポート67は、
通油孔23およびオリフィス24を介してシリンダチュ
ーブ61内部と連通する。オリフィス24は、ティルト
ロッド52が完全に収縮してナット63がボトム側キャ
ップ64に当接している状態においても、ピストン62
によって塞がれることなく、ボトム側室Bに開口するよ
うな位置に設けられている。また、通油孔23の孔径
は、オリフィス24の孔径に比べて十分に大きな値に設
定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油圧シリンダの緩衝装置
に係り、特に、フォークリフトのティルトシリンダおよ
びリフトシリンダに好適な緩衝装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図5に、一般的なフォークリフトの構成
を示す。フォークリフト41の車体フレーム42の前端
部には、アウタマスト43が前後方向に傾動可能に支持
されている。
【0003】リフトシリンダ44はアウタマスト43の
後ろ側に取り付けられ、リフトシリンダ44のピストン
ロッド44aの先端はアウタマスト43の内側に昇降可
能に取り付けられたインナマスト45の後面上部に連結
されている。
【0004】インナマスト45の前方にはリフトブラケ
ット46が昇降可能に取り付けられ、リフトブラケット
46にはフォーク47が固定されている。また、インナ
マスト45の上部にはチェーンホイール48が回動可能
に取り付けられ、そのチェーンホイール48には、一端
をリフトシリンダ44の上部に連結すると共に他端をリ
フトブラケット46に連結したチェーン49が掛装され
ている。
【0005】従って、リフトシリンダ44のピストンロ
ッド44aが伸動するとインナマスト45は上動し、チ
ェーン49を介してフォーク47は上昇する。また、反
対に、リフトシリンダ44のピストンロッド44aが縮
動するとインナマスト45は下動し、チェーン49を介
してフォーク47は下降する。
【0006】ティルトシリンダ50は、その基端部が車
体フレーム42の前部上面に対して軸51によって回動
可能に取り付けられ、ティルトシリンダ50のピストン
ロッド(以下、ティルトロッドという)52の先端部5
3は、アウタマスト43に回動可能に取り付けられてい
る。
【0007】従って、アウタマスト43が図5に示すよ
うに垂直位置にあるとき、ティルトロッド52が伸動す
るとアウタマスト43は前方に傾動(前傾)し、反対
に、ティルトロッド52が縮動するとアウタマスト43
は後方に傾動(後傾)する。ここで、アウタマスト43
の前傾は垂直位置から6°程度、後傾は垂直位置から1
2°程度に定められている。
【0008】図6に、ティルトシリンダ50の側断面図
を示す。ティルトシリンダ50のシリンダチューブ61
内には、ティルトロッド52が挿入されている。そのテ
ィルトロッド52の基端部には、ピストン62がナット
63によって固定されている。
【0009】シリンダチューブ61のボトム側にはボト
ム・キャップ64が嵌合され、ロッド側にはロッド・キ
ャップ65が嵌合されている。そして、ボトム・キャッ
プ64には、ティルトシリンダ50を車体フレーム42
に取り付けるための前記軸51が挿通される孔61aが
形成されている。また、ロッド・キャップ65には、テ
ィルトロッド52を摺動可能に支持するためのロッド支
持部材66が固定されている。
【0010】これにより、シリンダチューブ61内はピ
ストン62によって、ピストン62のロッド支持部材6
6側であるロッド側室Aと、ピストン62のボトム・キ
ャップ64側であるボトム側室Bとに分けられる。
【0011】そして、シリンダチューブ61のボトム・
キャップ64近傍には、ボトム側室Bに作動流体として
の作動油を出入させるためのボトム側ポート67が設け
られている。また、シリンダチューブ61のロッド・キ
ャップ65近傍には、ロッド側室Aに作動油を出入させ
るためのロッド側ポート68が設けられている。
【0012】従って、油圧ポンプ(図示略)によって加
圧された作動油がロッド側ポート68を通じてロッド側
室Aに供給されると共に、ボトム側室B内の作動油がボ
トム側ポート67を通じて排出されると、ロッド側室A
は広がってボトム側室Bは狭まり、ピストン62はボト
ム・キャップ64側に移動する。すなわち、ティルトロ
ッド52は縮動する。
【0013】反対に、油圧ポンプによって加圧された作
動油がボトム側ポート67を通じてボトム側室Bに供給
されると共に、ロッド側室A内の作動油がロッド側ポー
ト68を通じて排出されると、ピストン62はロッド支
持部材66側に移動する。すなわち、ティルトロッド5
2は伸動する。
【0014】尚、ピストン62にはUパッキン69a,
69bが設けられている。これにより、各ポート67,
68から各側室B,Aに出入する作動油が反対側の側室
A,Bに漏れることはない。
【0015】また、ロッド支持部材66の内周面(すな
わち、ティルトロッド52との摺動部分)にはパッキン
70a,70bが設けられている。これにより、ロッド
側室A内の作動油が、ティルトロッド52とシリンダチ
ューブ61との隙間から外部に漏れ出ることはない。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来のティルトシリンダ50には、そのストロークの両端
に緩衝装置が設けられていない。
【0017】そのため、アウタマスト43を急激に前傾
または後傾させると、ティルトシリンダ50のストロー
クエンドにおいて衝撃が発生することがあった。すなわ
ち、アウタマスト43を急激に前傾させると、ティルト
ロッド52が急激に伸動するため、ピストン62とロッ
ド支持部材66とが衝突することになる。一方、アウタ
マスト43を急激に後傾させると、ティルトロッド52
が急激に縮動するため、ナット63とボトム・キャップ
64とが衝突することになる。
【0018】このピストン62とロッド支持部材66
(前傾時)、または、ナット63とボトム・キャップ6
4(後傾時)との衝突による衝撃が大きいと、アウタマ
スト43にも大きな衝撃が発生することになる。そのた
め、フォーク47上に載置されている荷が崩れたり、伸
動によってティルトシリンダ50やフォークリフト41
の他の部材の故障を招く可能性がある。特に、フォーク
47の揚高位置が高いときには、遠心力が働くため、テ
ィルトシリンダ50のストロークエンドにおける衝撃は
さらに大きくなる。また、前記したように、アウタマス
ト43は前傾時より後傾時の方が垂直位置からの傾き具
合が大きいため、アウタマスト43の前傾時より後傾時
の方が、ティルトシリンダ50のストロークエンドにお
ける衝撃は大きくなる。
【0019】そこで、ティルトシリンダのストロークエ
ンドにおける衝撃を除くために、例えば、ボトム側ポー
ト67およびロッド側ポート68に、リリーフ弁を設け
ることが考えられている。
【0020】また、実開昭60−40884号公報に示
されるように、リング状に形成された絞り用ピストン
と、シリンダチューブに対して別体に設けられた同絞り
用ピストンのホルダーとを設けた緩衝装置が提案されて
いる。この緩衝装置においては、作動油の出入口を遮閉
可能なように、ホルダーを介して絞り用ピストンがシリ
ンダーチューブ内に摺動自在に内嵌されている。また、
絞り用ピストンはピストンに対して当接可能で、常時は
バネ圧を介して作動油の出入口を開放すつ方向に向けて
付勢された状態に配設されている。
【0021】この緩衝装置では、油圧シリンダのストロ
ークエンドにおける衝撃の軽減については効果がある
が、絞り用ピストンによって作動油の流入も制限される
ため、ピストンの敏速な伸動および縮動が阻害される可
能性があった。
【0022】また、これら従来考えられている緩衝装置
は、構造が複雑であるため製造コストが高くなるという
問題があった。本発明は上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、油圧シリンダのスト
ロークエンドにおける衝撃を軽減することができると共
に、ピストンが敏速に伸動および縮動することができる
緩衝装置を、簡単な構成によって提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するため、油圧シリンダの油出入口とシリンダチュー
ブ内部とを連通し、油圧シリンダのストロークエンド近
傍において、ピストンによって塞がれる第1の通油孔
と、第1の通油孔がピストンによって塞がれたときに
も、油圧シリンダの油出入口とピストン前室とを連通
し、第1の通油孔に比べて通過できる油量が十分に小さ
くなるように設定されている第2の通油孔と、ピストン
内部に設けられ、第1の通油孔がピストンによって塞が
れたときに第1の通油孔と入口が連通し、出口はピスト
ンの前室に開口する第3の通油孔と、その第3の通油孔
に設けられ、出口側から入口側への油の流出を阻止する
逆止弁とを備えたことをその要旨とする。
【0024】
【作用】従って本発明によれば、油圧シリンダのストロ
ークエンド近傍において、第1の通油孔はピストンによ
って塞がれる。そのとき、第2の通油孔は、油圧シリン
ダの油出入口とピストン前室とを連通している。そのた
め、ピストン前室から排出される油は、第2の通油孔だ
けを介して油出入口から戻ることになる。ここで、第2
の通油孔は第1の通油孔に比べて通過できる油量が十分
に小さくなるように設定されているため、第2の通油孔
から流出する油量はそれまでと比べて少なくなる。その
結果、ピストンの動きは緩やかなものになり、油圧シリ
ンダのストロークエンドにおける衝撃は軽減される。
【0025】また、油圧シリンダのストロークエンド近
傍において、第1の通油孔がピストンによって塞がれて
いるとき、第3の通油孔は第1の通油孔と連通可能な状
態にある。そのため、油出入口に油圧がかかると逆止弁
が開放され、油出入口から第1の通油孔を介して流入し
た油は、第3の通油孔を通ってピストン前室に流れ込
む。
【0026】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面に
従って説明する。尚、本実施例において、図5,図6に
示した従来例と同じ構成については、符号を等しくして
その詳細な説明を省略する。
【0027】図1に、本実施例のティルトシリンダの側
断面図を示す。ピストン62内部には、逆止弁22が設
けられている。また、ピストン62の外周面には油溝2
1が設けられており、その油溝21には逆止弁22の入
口が開口している。そして、逆止弁22の出口は、ピス
トン62のボトム・キャップ64側の端部(すなわち、
ボトム側室B)に開口している。すなわち、逆止弁22
が開放すると第3の通油孔として働くことになる。
【0028】図2は、図1に示したティルトシリンダに
おけるボトム・キャップ64近傍の側断面図である。逆
止弁22は、ボール22aとシート22bとバネ22c
とから構成されている公知のバネ負荷形アングル逆止弁
である。従って、作動油は逆止弁22の入口から出口へ
の1方向へだけ流れることができ、逆方向(出口から入
口へ)へ流れることはない。尚、シート22bはボルト
22dによってピストン62に固定されている。
【0029】油出入口としてのボトム側ポート67は、
シリンダチューブ61に透設されている第1の通油孔2
3および第2の通油孔としてのオリフィス24を介して
シリンダチューブ61内部と連通するようになってい
る。
【0030】その通油孔23は、図1に示すように、テ
ィルトロッド52が完全に収縮してナット63がボトム
側キャップ64に当接している状態において、ピストン
62の油溝21と連通されるような位置に設けられてい
る。
【0031】一方、オリフィス24は、図1に示すよう
に、ティルトロッド52が完全に収縮してナット63が
ボトム側キャップ64に当接している状態においても、
ピストン62によって塞がれることなく、ボトム側室B
に開口するような位置に設けられている。
【0032】尚、通油孔23の孔径は、オリフィス24
の孔径に比べて十分に大きな値に設定されている。ま
た、油溝21とピストン62の端部との間には、ピスト
ンリング25が設けられている。
【0033】次に、上記のように構成された本実施例の
ティルトシリンダの動作を、図2〜図4に従って説明す
る。ティルトロッドを縮動させる場合には、油圧ポンプ
(図示略)によって加圧された作動油がロッド側ポート
68を通じてロッド側室Aに供給されると共に、ボトム
側室B内の作動油がボトム側ポート67を通じて排出さ
れる。すると、ロッド側室Aは拡がってボトム側室Bは
狭まり、ピストン62はボトム・キャップ64側に移動
する。
【0034】図3は、ピストン62がボトム・キャップ
64側に移動する途中で、通油孔23がボトム側室Bに
開口し、ボトム側ポート67が通油孔23とオリフィス
24とを介してボトム側室Bと連通している状態を示
す。
【0035】このとき、通油孔23の孔径はオリフィス
24の孔径に比べて十分に大きいため、ボトム側室B内
の作動油の大部分は、図3の矢印αに示すように、通油
孔23を介してボトム側ポート67から排出される。従
って、通油孔23の孔径および逆止弁22の流量を十分
に大きく設定しておけば、ボトム側室B内の作動油は速
やかに排出され、ティルトロッド52の敏速な縮動が阻
害されることはない。
【0036】そして、ピストン62がさらにボトム・キ
ャップ64側に移動し、通油孔23がピストン62によ
って塞がれると、ボトム側室B内の作動油は、通油孔2
3からは排出されなくなり、オリフィス24からだけ排
出されるようになる。
【0037】図2は、ティルトロッド52が完全に収縮
してピストン62がボトム側キャップ64に当接する直
前(すなわち、ティルトシリンダ50のストロークエン
ド付近)の状態を示す。
【0038】このとき、通油孔23はピストン62の油
溝21と接続されるが、逆止弁22は、ボトム側室B内
の作動油が通油孔23側に流れるのを阻止する。また、
ピストンリング25が設けてあるため、ピストン62と
シリンダチューブ61との間には隙間がなく、ボトム側
室Bから逆止弁22の入口へ作動油が漏れることはな
い。そのため、ボトム側室B内の作動油は、図2の矢印
βに示すように、オリフィス24だけを介してボトム側
ポート67から排出される。
【0039】ここで、オリフィス24の孔径は十分に小
さく設定されているため、オリフィス24から流出する
作動油の量は、通油孔23から流出する作動油の量に比
べてはるかに少ない。そのため、ピストン62が通油孔
23を塞いだ後は、ピストン62の移動速度が小さくな
り、ナット63とボトム・キャップ64との衝突時に生
じる衝撃は大幅に軽減される。
【0040】従って、ティルトロッド52が急激に縮動
して、ナット63とボトム・キャップ64とが衝突した
場合でも、その衝突による衝撃は小さくなり、アウタマ
スト43に発生する衝撃も小さくなる。その結果、アウ
タマスト43を急激に後傾させても、フォーク47上に
載置されている荷が崩れたり、ティルトシリンダ50や
フォークリフト41の他の部材が故障することはない。
【0041】一方、ティルトロッド52を伸動させる場
合には、油圧ポンプによって加圧された作動油がボトム
側ポート67を通じてボトム側室Bに供給されると共
に、ロッド側室A内の作動油がロッド側ポート68を通
じて排出される。すると、ボトム側室Bは拡がってロッ
ド側室Aは狭まり、ピストン62はロッド支持部材66
側に移動する。
【0042】図4は、ティルトロッド52が完全に収縮
してピストン62がボトム側キャップ64に当接してい
る(すなわち、ティルトシリンダ50のストロークエン
ド)状態において、ボトム側室Bに供給される作動油の
流れを示す。
【0043】このとき、通油孔23はピストン62の油
溝21と接続されているため、ボトム側ポート67に加
圧された作動油が供給されると、その油圧によって逆止
弁22のボール22aが押し下げられてバネが収縮す
る。そのため、図4の矢印γに示すように、通油孔23
側からボトム側室B内へ作動油が流れ込む。
【0044】ここで、通油孔23の孔径はオリフィス2
4の孔径に比べて十分に大きいため、ボトム側ポート6
7からボトム側室B内へ流れ込む作動油の大部分は、オ
リフィス24ではなく、通油孔23から逆止弁22を介
して流れることになる。従って、通油孔23の孔径およ
び逆止弁22の流量を十分に大きく設定しておけば、ボ
トム側室B内へ速やかに作動油が流入し、ティルトロッ
ド52の敏速な伸動が阻害されることはない。
【0045】このように本実施例においては、逆止弁2
2と通油孔23とオリフィス24とからなる緩衝装置を
設けることにより、ティルトシリンダ50の縮動時のス
トロークエンドにて、ナット63とボトム・キャップ6
4とが衝突した時の衝撃を軽減することができる。
【0046】また、この逆止弁22と通油孔23とオリ
フィス24とからなる緩衝装置は、構造が簡単であるた
め実施が極めて容易であると共に製造コストを低くする
ことができる。
【0047】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、以下のように実施してもよい。 1)上記実施例と同様な構成の緩衝装置を、ティルトシ
リンダ50のロッド・キャップ65側にも設ける。この
場合は、前記効果(ティルトシリンダ50の縮動時のス
トロークエンドにて、ナット63とボトム・キャップ6
4とが衝突した時の衝撃を軽減することができる)に加
え、ティルトシリンダ50の伸動時のストロークエンド
にて、ピストン62とロッド支持部材66とが衝突した
時の衝撃を軽減することもできる。
【0048】2)油溝21を省き、通油孔23と逆止弁
22の入口とが直接接続されるようにする。 3)逆止弁22を複数個設ける。この場合は、ティルト
ロッド52の伸動時において、各逆止弁22の流量を合
わせた量の作動油をボトム側室Bに供給することができ
るため、ティルトロッド52をより敏速に伸動させるこ
とができる。
【0049】4)ティルトシリンダ50ではなくリフト
シリンダ44に具体化する。また、片ロッド形だけでな
く、両ロッド形等の油圧シリンダ一般に応用する。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、油
圧シリンダのストロークエンドにおける衝撃を軽減する
ことができると共に、ピストンが敏速に伸動および縮動
することができる緩衝装置を、簡単な構成によって提供
することができる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例のティルトシリン
ダの側断面図である。
【図2】一実施例のティルトシリンダの動作を説明する
ための部分断面図である。
【図3】一実施例のティルトシリンダの動作を説明する
ための部分断面図である。
【図4】一実施例のティルトシリンダの動作を説明する
ための部分断面図である。
【図5】一般的なフォークリフトの側面図である。
【図6】従来のティルトシリンダの側断面図である。
【符号の説明】
22…逆止弁、24…オリフィス、61…シリンダチュ
ーブ、62…ピストン、23…通油孔、67…ボトム側
ポート、B…ボトム側室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧シリンダの油出入口とシリンダチュ
    ーブ内部とを連通し、油圧シリンダのストロークエンド
    近傍において、ピストンによって塞がれる第1の通油孔
    と、 第1の通油孔がピストンによって塞がれたときにも、油
    圧シリンダの油出入口とピストン前室とを連通し、第1
    の通油孔に比べて通過できる油量が十分に小さくなるよ
    うに設定されている第2の通油孔と、 ピストン内部に設けられ、第1の通油孔がピストンによ
    って塞がれたときに第1の通油孔と入口が連通し、出口
    はピストンの前室に開口する第3の通油孔と、その第3
    の通油孔に設けられ、出口側から入口側への油の流出を
    阻止する逆止弁とを備えた油圧シリンダの緩衝装置。
JP28909092A 1992-10-27 1992-10-27 油圧シリンダの緩衝装置 Pending JPH06137310A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28909092A JPH06137310A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 油圧シリンダの緩衝装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28909092A JPH06137310A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 油圧シリンダの緩衝装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06137310A true JPH06137310A (ja) 1994-05-17

Family

ID=17738681

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28909092A Pending JPH06137310A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 油圧シリンダの緩衝装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06137310A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010001892A (ko) * 1999-06-09 2001-01-05 양재신 완충기능이 향상된 콘크리트 펌프트럭의 플런저 실린더
JP2013212882A (ja) * 2012-03-30 2013-10-17 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 港湾荷役機器とその免震方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010001892A (ko) * 1999-06-09 2001-01-05 양재신 완충기능이 향상된 콘크리트 펌프트럭의 플런저 실린더
JP2013212882A (ja) * 2012-03-30 2013-10-17 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 港湾荷役機器とその免震方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3340750B2 (ja) 付加的な流れ制御部を備えた、流れ感受式および加速感受式緩衝装置
US4964625A (en) Hydraulic damper with oil lock mechanism
US20030075402A1 (en) Inertia valve shock absorber
JP5323566B2 (ja) 液圧シリンダ
JP2001514728A (ja) 緩衝システム用バルブ機構
US20030213662A1 (en) Inertia valve shock absorber
US6027105A (en) Impact damper
US6253889B1 (en) Acceleration sensitive shock absorber
JP2000193014A (ja) 減衰力調整式油圧緩衝器
US8820494B2 (en) Hydraulic shock absorbing apparatus of vehicle
JPH06137310A (ja) 油圧シリンダの緩衝装置
JPH11321272A (ja) 内的なレベルコントロ―ル装置を有するセルフポンプ式のハイドロニュ―マチックな弾性脚
JP2003148546A (ja) 自動二輪車等のフロントフォーク
JP2001330076A (ja) 倒立型油圧緩衝器
JP2010242888A (ja) ダンパ
JPH1038006A (ja) フロントフォーク
JPH09235096A (ja) 産業車両におけるリフトシリンダ
JP2001522439A (ja) 衝撃吸収式流体圧シリンダ
JP2001214951A (ja) 油圧ダンパ
JPH04337138A (ja) 油圧緩衝器
JP3727089B2 (ja) 倒立型フロントフォーク
JP2511984Y2 (ja) 油圧緩衝器のアンチダイブ機構
JPH0354999Y2 (ja)
JPS6231347Y2 (ja)
JP3379013B2 (ja) 路面整正ブレードの支持装置