JPH09235096A - 産業車両におけるリフトシリンダ - Google Patents

産業車両におけるリフトシリンダ

Info

Publication number
JPH09235096A
JPH09235096A JP4511996A JP4511996A JPH09235096A JP H09235096 A JPH09235096 A JP H09235096A JP 4511996 A JP4511996 A JP 4511996A JP 4511996 A JP4511996 A JP 4511996A JP H09235096 A JPH09235096 A JP H09235096A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
cylinder
passage
throttle
fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4511996A
Other languages
English (en)
Inventor
Masataka Sakata
昌隆 坂田
Shinichi Miyashita
眞一 宮下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP4511996A priority Critical patent/JPH09235096A/ja
Publication of JPH09235096A publication Critical patent/JPH09235096A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
  • Actuator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リフトシリンダにおいて、ピストンのエンド
位置での衝撃を簡単な構造で緩和する。 【解決手段】 ピストン16の下降時には突部16bが
凹部11に嵌挿されるときの隙間が、突部16bの周囲
の作動油が排出される際の絞りとなってピストンロッド
7の下降速度が抑えられる。また、ピストン16はシリ
ンダ室内の空気を連通孔21を介して空洞部20に圧縮
排除することにより上昇し、この連通孔21が規制部材
14によって閉塞されると、ロッド側シリンダ室内に予
め蓄えられたオイルが絞り通路24を介して通路22に
排除される。この絞り通路24の絞り作用によりピスト
ンロッド7の上昇速度が抑えられる。このとき、ピスト
ン16の摺動部からのオイル漏れがあって空洞部20内
の流体圧が設定値以上になると、その漏れ分のオイルが
チェック弁23を介してピストン側シリンダ室に排除さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばフォークリ
フト等の産業車両におけるリフトシリンダに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、フォークリフトでは、左右のマ
スト後方に2本のリフトシリンダが配設されており、荷
を積載したフォークの昇降はリフトシリンダが駆動され
ることにより行われる。例えばリフトシリンダは図8に
示すように構成されていた。
【0003】図8に示すように、リフトシリンダ51の
シリンダ52には、ピストン53を備えたピストンロッ
ド54が挿通されている。シリンダ52の下部を構成す
るボトムブロック55には室55aが設けられており、
この室55a内に配設されたフローレギュレータバルブ
56を介してシリンダ52に対する作動油の供給・排出
が行われる。ピストンロッド53はフローレギュレータ
バルブ56を介して通路57からシリンダ52内に供給
される作動油によりピストン52が押し上げられてシリ
ンダ52内を上昇するとともに、フローレギュレータバ
ルブ56に供給されていた作動油の油圧が解除されるこ
とにより、ピストンロッド54はその自重(もしくは負
荷を含めた荷重)により下降する。
【0004】フローレギュレータバルブ56はピストン
53の下降時にシリンダ52内の作動油の圧力が高まる
と、その油圧力により作動して作動油の通路となる穴5
6aが狭くなって作動油の流量を抑えるように機能す
る。そのため、ピストンロッド54は負荷の大小に左右
されずほぼ一定速度で下降する。
【0005】シリンダ52の上端側部に形成された排気
口52aにはオーバーフローパイプ58が固定されてお
り、ピストンロッド54の上昇時にピストン53により
圧縮される空気はこのオーバーフローパイプ58を介し
てホース59へ排気される。また、ピストン53の摺動
部が摩耗するとその摺動部からピストン側シリンダ室内
に作動油が漏れるが、この漏れたオイルはピストン53
が上死点近くに上昇した際にオーバーフローパイプ58
から排除される。ホース59は機台に設けられたコント
ロールバルブに接続されており、ホース59に排除され
た漏れオイルは再び油圧回路内に戻される。
【0006】ピストン53が上死点に至ったときにはそ
の上面が規制部材60に当たってピストン53の上昇が
規制され、ピストン53が下死点に至ったときにはその
下面がボトムブロック55の上面を形成するボトム面6
1に当たってピストン53の下降が規制されるようにな
っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ピストン53が上死点
あるいは下死点に達したとき、所定速度で上昇もしくは
下降するピストン53が規制部材60やボトム面61に
当たって大きな衝撃が発生するという問題があった。
【0008】ピストン53が上死点や下死点に達したと
きの衝撃を緩和する機構として、例えばバネ等の弾性部
材を備えた衝撃吸収装置をシリンダ52内のエンド部に
配設したリフトシリンダが知られている。このリフトシ
リンダによると、ピストンがエンド部に当たるときの衝
撃を弾性部材により吸収することによりエンド位置での
衝撃を緩和する。
【0009】しかし、この衝撃吸収装置は弾性部材等の
複数部品が組付けられてその構造が複雑であるととも
に、シリンダのエンド部への組付けが必要となり組付工
数が増えることにもなる。そのため、リフトシリンダの
製造コストを上げる原因となっていた。
【0010】また、リフトシリンダ51の上端付近のオ
ーバーフローパイプ58から機台のコントールバルブに
接続されたホース59はマスト間を経由して延びている
ため、ホースが運転席からの視界を妨げるという問題が
あった。
【0011】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、第1の目的は、ピストンのエンド位置での
衝撃を簡単な構造で緩和することができる産業車両にお
けるリフトシリンダを提供することにある。また、第2
の目的は、オーバーフローパイプ等の配管類をシリンダ
から極力排除し、運転室からの良好な視界を確保するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め請求項1に記載の発明では、シリンダ内を往復動する
ピストンが上死点または下死点でエンド部に当たるとき
の衝撃を吸収するための衝撃緩和機構を備えた産業車両
におけるリフトシリンダであって、前記衝撃緩和機構
は、ピストンがエンドに至る過程でピストンにより圧縮
される流体の少なくとも一部が流体排出部へ排除される
ときの流路の断面積を、ピストンがエンドに至る手前の
所定位置を越えるとピストンの移動速度を抑える絞りと
なるように狭くする絞り機構である。
【0013】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のリフトシリンダにおいて、前記絞り機構は、ピスト
ンとシリンダボトムとの双方を互いに嵌挿可能な凹凸形
状に形成するとともに、両者が嵌挿してできる隙間が絞
りとなる所定値に設定された。
【0014】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載のリフトシリンダにおいて、前記絞り機構は、ピスト
ンにより圧縮された流体を前記流体排出部に排除するた
め、前記ピストンが前記所定位置を越えると少なくとも
遮断される排出通路と、該排出通路が遮断されていると
きに少なくとも前記流体排出部と連通状態とされる絞り
通路とを備えている。
【0015】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載のリフトシリンダにおいて、前記流体排出部はピスト
ンロッド内に形成された空洞部である。請求項5に記載
の発明では、請求項4に記載のリフトシリンダにおい
て、前記シリンダのシリンダボトム側に作動油の給排口
が設けられ、前記空洞部はロッド側シリンダ室と連通さ
れるとともに、該空洞部内の流体圧が所定圧以上になる
とその流体の一部を排出する逆止弁を介して接続され、
前記空洞部と前記逆止弁とを繋ぐ通路には所定量の作動
油が予め蓄えられている。
【0016】請求項6に記載の発明では、請求項2に記
載の絞り機構を下死点の衝撃緩和に用い、且つ請求項3
〜請求項5のいずれか一項に記載の絞り機構を上死点の
衝撃緩和に用いた。
【0017】従って、請求項1に記載の発明によれば、
シリンダ内をピストンが往復動する際、ピストンにより
圧縮された流体は流体排除部から排除される。ピストン
が上死点または下死点でエンド部に当たるときには、ピ
ストンがエンドに至る手前の所定位置を越えると、絞り
機構により、ピストンにより圧縮された少なくとも一部
の流体が流体排出部へ排除されるときの流路断面積が狭
くなる。これが絞りとなって流体排出部へ流れる流体の
流量が抑えられるため、ピストンの移動速度が抑制され
る。その結果、ピストンがエンド部に当たるときの衝撃
が緩和される。
【0018】請求項2に記載の発明によれば、ピストン
下降時(収縮時)にピストンが下死点に接近し、ピスト
ンとシリンダボトムとの双方の凹凸が互いに嵌挿し始め
る位置に達すると、シリンダ室内の流体の一部は流体排
出部に至るためには双方の凹凸が嵌挿したときの隙間を
通らねばならず、この隙間が絞りとなってピストンの速
度が抑制される。そのため、ピストンが下死点に至った
ときの衝撃が緩和される。
【0019】請求項3に記載の発明によれば、絞り機構
により、ピストンにより圧縮された流体は排出通路から
流体排出部に排除される。そして、ピストンがエンドに
至る手前の所定位置に達すると、少なくとも排出通路は
遮断される。排出通路が遮断されているとき、絞り通路
は少なくとも流体排出部と連通状態とされる。そのた
め、ピストンが所定位置に達した以後は、ピストンによ
り圧縮される流体は絞り通路から排除されることにな
り、この絞り通路の絞り作用によりピストンの速度が抑
制される。その結果、ピストンがエンドに至ったときの
衝撃が緩和される。
【0020】請求項4に記載の発明によれば、ピストン
により圧縮された流体(気体)がピストンロッド内に形
成された空洞部に排除されることにより、ピストンはエ
ンド部まで移動することが可能となる。従って、ピスト
ンがエンド部まで移動するときに流体を排除するための
ホース等をシリンダに接続する必要がなくなる。
【0021】請求項5に記載の発明によれば、シリンダ
のシリンダボトム側に設けられた給排口から作動油が供
給・排出されることにより、ピストンロッドは伸縮駆動
する。ピストンの伸長移動時にシリンダとの摺動部から
作動油が漏れると、ピストンがエンドに至るときに空洞
部に排除される流体(気体)と作動油との総体積がその
漏れ分だけ増し、空洞部内の流体圧が高まることにな
る。そして、空洞部内の流体圧が所定圧以上に高くなる
と、空洞部と逆止弁を繋ぐ通路にあるオイルの一部が逆
止弁を介してピストン側シリンダ室に戻される。従っ
て、ピストンの摺動部から漏れたオイルを排除するため
のオーバーフローパイプ等の配管類が不要となる。
【0022】請求項6に記載の発明によれば、請求項2
に記載の絞り機構によりピストンが下死点に至ったとき
の衝撃が緩和され、請求項3〜請求項5のいずれか一項
に記載の絞り機構によりピストンが上死点に至ったとき
の衝撃が緩和される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図6に従って説明する。図6に示すよう
に、産業車両としてのフォークリフト1の機台2の前部
には、左右一対のマスト3が設けられている。マスト3
にはチェーン(図示せず)を介してフォーク装置4が昇
降可能に取付けられている。各マスト3の後方にはリフ
トシリンダ5が配設されており、運転室Rに設けられた
荷役レバー6を操作してリフトシリンダ5が伸縮駆動さ
れることにより、フォーク装置4がマスト3に沿って昇
降するようになっている。
【0024】図1に示すように、リフトシリンダ5は、
シリンダ7とピストンロッド8とを備えている。シリン
ダ7は、円筒状の筒体9と、この筒体9の上端部に螺着
固定された略円筒状のアッパカバー10と、筒体9の下
端に溶接固定されたボトムブロック11とから構成され
ている。ピストンロッド8はアッパカバー10の挿通口
10aを介してシリンダ7内に挿通されており、その挿
通口10aにはシール部材12が介装されている。ま
た、アッパカバー10の螺着部にはオーリング13が介
装されている。シリンダ7の上端内周側には絞り機構を
構成するとともにエンド部としての略円筒状の規制部材
14が嵌挿されており、この規制部材14の下面が上死
点でのエンド位置となる。
【0025】ピストンロッド8はロッド15とピストン
16が一体的に螺着固定されて構成されている。ピスト
ン16はシリンダ7の内径とほぼ同程度の外径を有した
大径部16aと、該大径部16aから下方に突出すると
ともにシリンダ7の内径より小径に形成された絞り機構
を構成する突部16bとを有する。
【0026】ボトムブロック11は、その上部にピスト
ン16の突部16bが嵌挿可能な絞り機構を構成する凹
部11aが形成されるとともに、その中央部内側にはフ
ローレギュレータバルブ17が配設される凹部11bが
形成されている。両凹部11a,11bは給排口として
の通路11cを介して連通されている。
【0027】凹部11aの内径は突部16bの外径より
も若干(例えば0.5mm程度)大きく、両者が嵌挿状
態にあるとき突部16bと凹部11aとの間に僅かな隙
間(クリアランス)が形成されるようになっている。大
径部16aの下面がボトムブロック11の上端面(凹部
11aの周縁部上面)に当接した図1の状態が下死点の
状態であり、この下死点でピストン16が当たるボトム
ブロック11の上端面がエンド部としての規制面11d
となる。
【0028】また、凹部11bにフローレギュレータバ
ルブ17が埋設されることにより、ボトムブロック11
内に2つの室18,19が形成されている。フローレギ
ュレータバルブ17はピストンロッド8の下降時の速度
調整をするためのバルブであって、一対の径の異なる有
底筒体が相対移動可能に嵌合されて形成されており、各
筒体の外周面には周方向に沿ってそれぞれ複数の穴17
a,17bが形成されている。これらの穴17a,17
bが作動油の流通経路となる。
【0029】ボトムブロック11には室18と対応する
位置に、機台2に配設されたコントロールバルブ(図示
せず)に繋がれたホース(図示せず)が接続されてお
り、荷役レバー6の操作に基づきコントロールバルブが
駆動制御されることによりホースを介したフローレギュ
レータバルブ8に対する作動油の供給・排出が行われ
る。すなわち、荷役レバー6が上昇位置に操作されるこ
とによりコントロールバルブからホースを介して室18
内に作動油が供給され、荷役レバー6が下降位置に操作
されることによりコントロールバルブが排出位置に作動
されてホースを介して室18内にかかっていた油圧が解
除されるようになっている。この油圧解除時にピストン
ロッド8は自重(負荷を含めた荷重)により下降するよ
うになっている。
【0030】作動油のシリンダ7内への供給・排出はこ
のフローレギュレータバルブ17の2種類の穴17a,
17bを介して行われる。すなわち、室18に供給され
た作動油は各穴17a,17bを介して室19に流入
し、室19から通路11cを介してシリンダ7内に供給
され、このときピストンロッド8が伸長駆動する。ま
た、室18にかかる油圧が解除されると、ピストンロッ
ド8の自重(荷重)によりシリンダ7内の作動油が通路
11cを介して室19に排出され、各穴17a,17b
を介して室19からホースを介して排出される。このと
きフローレギュレータバルブ17を構成する室19側の
筒体が室19内の圧力が高まることにより室18側に位
置変位して穴17aの開口面積を縮小させ、排出流量が
抑えられるようになっている。そのため、ピストンロッ
ド8の下降速度がフォーク装置4上の荷の有無など負荷
の違いに拘わらずほぼ一定に保持されるようになってい
る。
【0031】ピストンロッド8にはロッド15の内部に
流体排出部を構成する空洞部20が形成されており、ロ
ッド15の下端部にはこの空洞部20と外周面とを連通
する絞り機構を構成するとともに排出通路としての2つ
の連通孔21が形成されている。ピストン16にはこの
空洞部20と連通する流体排出部を構成する通路22が
その軸心に沿って貫通して形成されており、その通路2
2の下部に形成された室22aには、空洞部20側から
ピストン16の下面側へのオイルの流出を許容する逆止
弁としてのチェック弁23が配設されている。また、連
通孔21より所定距離下がった大径部16aの上面近傍
にはピストンロッド8の外周面と通路22とを連通する
絞り機構を構成する絞り通路24が形成されている。こ
の絞り通路24はその最小径が非常に小さく設定されて
いる。また、図4に示すようにロッド側シリンダ室内
は、連通孔21の下端レベルまで予めオイルOで満たさ
れている。
【0032】空洞部20はピストンロッド8の上昇時に
ロッド側シリンダ室内の空気を排除する排出場所として
機能する。すなわち、ピストンロッド8の上昇時にはロ
ッド15外側のシリンダ室内の空気は連通孔21を介し
て空洞部20に圧縮排除され、ピストンロッド8の下降
時には空洞部20に圧縮排除された空気がロッド15外
側のシリンダ室内に戻るようになっている。ピストンロ
ッド8が上死点に至る手前で連通孔21が規制部材14
に閉塞されるようになっており、規制部材14に閉塞さ
れるとその時点から上死点に至るまでの過程ではシリン
ダ室内のオイルOが絞り通路24を介して通路22側に
排出されるようになっている。通路22内の圧力がチェ
ック弁23の設定圧を越えると、通路22内のオイルO
の一部がチェック弁23を介してピストン側シリンダ室
内に排除されるようになっている。このチェック弁23
の設定圧は予めロッド側シリンダ室に蓄えられたオイル
液面が連通孔21の下端レベルに常に保持される値に設
定されている。
【0033】次に、上記のように構成されたリフトシリ
ンダ5の作用を説明する。荷役レバー6が上昇位置に操
作されると、コントロールバルブからホースを介して室
18内に作動油が供給され、室18に供給された作動油
はフローレギュレータバルブ17の各穴17a,17b
を介して室19に流入し、室19から通路11cを介し
てシリンダ7内に供給される。その結果、シリンダ7内
に供給された作動油によりピストンロッド8が押し上げ
られ、リフトシリンダ5は伸長駆動する。
【0034】一方、荷役レバー6が下降位置に操作され
ると、コントロールバルブが排出位置に作動されてホー
スを介して室18内にかかっていた油圧が解除され、ピ
ストンロッド8の自重(荷重)によりシリンダ7内の作
動油が通路11cを介して室19に排出され、フローレ
ギュレータバルブ17の各穴17a,17bを介して室
19からホースを介して排出される。こうしてシリンダ
7室内の油圧が解除されることによりピストンロッド8
は自重(荷重)により下降する。このときフローレギュ
レータバルブ17を構成する室19側の筒体が室19内
の圧力が高まることにより室18側に位置変位し、穴1
7aの開口面積をその室19内に働く油圧に応じて縮小
させるため、穴17a,17bを介した作動油の排出流
量が抑えられる。そのため、フォーク装置4上の荷の有
無など負荷の違いに拘わらずピストンロッド8の下降速
度がほぼ一定に保持される。
【0035】まずリフトシリンダ5の収縮時における衝
撃緩和の作用を説明する。なお、図2及び図3において
図示はしないがシリンダ7内は図4,図5と同様にオイ
ルOで満たされているものとする。
【0036】下降時にはピストンロッド8の自重(荷
重)によりシリンダ室内の作動油が通路11cからフロ
ーレギュレータバルブ17を介して排出される。そし
て、図2に示すようにピストン16の突部16bの下端
が規制面11dに達すると、それ以後の下降過程におい
て突部16bの外周側にある作動油は、図3に示すよう
に突部16bと凹部11aとの間の僅かな隙間(例えば
0.5mm程度)を通って突部16bの下面側へ流出す
ることになる。そのため、この隙間が絞りの働きをして
ピストンロッド8の下降速度が減速される。つまり、所
定速度で下降するピストンロッド8が下死点に近づき、
図2の位置状態に達すると、隙間による絞り作用により
その下降速度が抑制され、ピストン16が規制面11d
に当たるときの衝撃が小さく抑えられる。
【0037】次にリフトシリンダ5の伸長時における衝
撃緩和の作用を説明する。フローレギュレータバルブ1
7を介した作動油が通路11cからシリンダ室内に供給
されることにより、ピストン16の下面が押し上げられ
てピストンロッド8は上昇する。このピストンロッド8
の上昇によりロッド側のシリンダ室内の空気は、図4に
示すように連通孔21を介して空洞部20内に圧縮排除
される。そのため、外部に空気を排気する排気口を備え
ていなくてもシリンダ室内の空気圧が異常に高まること
なく、ピストン16をそのストロークエンド(上死点)
まで移動させることが可能となる。
【0038】そして、ピストンロッド8が上死点に近づ
いて連通孔21が規制部材14により閉塞される(図5
の位置状態)までに空気はほぼ全てシリンダ室内から空
洞部20側へ排除され、ロッド側シリンダ室内はほぼオ
イルOのみとなり、それ以後の上昇過程は、オイルOの
絞り通路24を介した通路22側への排出過程となる。
この絞り通路24はその最小径が非常に小さく形成され
ているため、この絞り通路24を流出するオイルOの絞
り作用によりピストンロッド8の上昇速度は抑制され
る。つまり、所定速度で上昇するピストンロッド8が上
死点に近づき、図5の位置状態に達すると、絞り通路2
4による絞り作用によりその上昇速度が減速される。そ
の結果、ピストン16が規制部材14に当たるときの衝
撃が小さく抑えられる。
【0039】ところで、リフトシリンダ5が繰り返し伸
縮駆動されることによりピストン16の外周に嵌着され
たブッシュ(パッキン)25が摩耗すると、ピストンロ
ッド8が伸縮駆動される際にピストン側シリンダ室の作
動油の一部がピストン16の摺動面を介してロッド側シ
リンダ室に漏れる現象が発生する。この場合、オイル漏
れによりロッド側シリンダ室に存在する空気とオイルO
の総量(一定圧下での総体積)が増えることになる。こ
のとき、漏れたオイルによりオイル液面が上昇する。
【0040】しかし、このようなオイル漏れがあると、
ピストンロッド8が上死点に達するときに空洞部20及
び通路22内に排除される空気とオイルOの総量が、オ
イル漏れがないときに比較して多くなる。つまり、外部
と密閉されたロッド側シリンダ室(空洞部20等も含め
た)の所定体積中に収められる流体の総量が増えること
になる。そのため、漏れたオイルOの増量分だけ空洞部
20及び通路22内の流体圧が高くなる。そして、上死
点に近づき通路22内のオイル圧がチェック弁23の設
定圧よりも高くなると、図5に二点鎖線で示すようにチ
ェック弁23が開き、オイル漏れによる増量分に等しい
量のオイルOがチェック弁23を介してピストン側シリ
ンダ室に排除される。こうしてオイル漏れが発生しても
その漏れ分のオイルOはチェック弁23を介してピスト
ン側シリンダ室に還流される。
【0041】その後、ピストンロッド8が上死点から下
降するときには、まず絞り通路24を介して通路22内
のオイルOがロッド側シリンダ室内に流出し、やがて連
通孔21の規制部材14による閉塞が解除されると、空
洞部20に圧縮されていた空気がピストンロッド8が下
降するにつれてロッド15外側のシリンダ室内に流出す
る。
【0042】なお、本実施形態では、チェック弁23の
設定圧を、ロッド側シリンダ室内のオイル液面が連通孔
21の下端に位置するような値に設定したが、その設定
圧を変更してオイル液面の設定高さを変更しても、通路
22内に常に一定レベル(チェック弁23を介してエア
が排気されないレベル)のオイルOが確保されさえすれ
ば同様の作用効果が得られる。
【0043】以上詳述したように本実施形態によれば、
以下に示す効果を得る。 (a)ピストン16の下部に突部16bを形成するとと
もに、突部16bが嵌挿可能な凹部11aをボトムブロ
ック11に形成し、さらに両者の間に僅かな隙間を設定
することにより、ピストンロッド8が下死点に至る過程
でその下降速度を減速させる絞り作用が得られるように
した。そのため、ピストンロッド8が下死点に至ったと
きの衝撃を緩和することができる。
【0044】(b)ピストン16により圧縮された流体
を空洞部20に排除するための連通孔21を、ピストン
16の上死点手前で規制部材14により閉塞される位置
に設けるとともに、連通孔21の下方に絞り通路24を
設け、連通孔21が閉塞された後の上昇過程では絞り通
路24を介してオイルOが通路22側へ排除されるよう
にした。そのため、ピストン上昇時に上死点手前でピス
トンロッド8の上昇速度を抑えることができ、ピストン
16が規制部材14に当たるときの衝撃を緩和すること
ができる。
【0045】(c)ピストン16が上昇するときに圧縮
排除する空気の排除場所としてピストンロッド8内に空
洞部20を設け、シリンダ7の外部に圧縮空気を排除し
なくて済むようにした。そのため、従来、シリンダ7に
設けられていたオーバーフローパイプ及びこれに接続さ
れていたホースを無くすことができる。
【0046】(d)空洞部20とピストン側シリンダ室
とを連通させる通路22上に、空洞部20側からピスト
ン側シリンダ室への流体の流出を許容するチェック弁2
3を設け、予めピストン16の上面側に蓄えておいた設
定オイル量(本実施形態では連通孔21の下端レベル)
を越えると、その増量分のオイルをピストン側シリンダ
室に還流するようにチェック弁23の設定圧を設定し
た。そのため、ピストン16の摺動部を介したオイル漏
れが発生した場合、その漏れ分に等しい量のオイルOが
チェック弁23を介してピストン側シリンダ室に還流さ
れるため、従来設けられていたオーバーフローパイプ等
の配管類を無くしても、漏れオイルを確実に元の油圧回
路内に戻すことができる。
【0047】(e)(c)や(d)の効果により、従
来、マスト3間を上下に延びるように配設され、運転室
からの視野を妨げる原因となっていたオーバーフローパ
イプに接続されるホースを無くすことができることか
ら、運転室からの視野を従来より広く確保することがで
きる。
【0048】(f)ピストン16に絞り通路24を設け
たり、ピストン16とシリンダボトムを凹凸にするとい
う既存の部品の設計変更だけでエンド位置での衝撃を緩
和できるので、簡単な構造で済ませることができる。そ
のため、従来技術で述べたような弾性部材等を備えた衝
撃吸収装置をシリンダ内部に配設する必要がなく、部品
点数の増加や組付工数の増加を伴わずに衝撃緩和を達成
することができる。
【0049】(g)予めピストン16の上面側に一定量
以上のオイルOを蓄えておき、絞り通路24を空気では
なくより粘性のあるオイルOが通過するようにしたの
で、同じ減速効果を得るために必要な絞り通路24の最
小径をさほど小さくしなくて済む。そのため、絞り通路
24の加工が比較的し易い。
【0050】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次のよ
うに変更することができる。 (1)前記実施形態で述べた空洞部20を形成せず、図
7に示すようにオーバーフローパイプ31を備えた構成
において、上死点での衝撃を絞り作用により緩和する構
成とすることもできる。すなわち、ピストン上昇時に上
死点手前でオーバーフローパイプ31が接続された排気
口32がピストン16により閉塞されると、ピストン1
6の上面側に圧縮された空気がピストン16の上面と側
面とを連通するように形成された絞り通路33及び凹部
34を介して排気口32に排気されるようにする。この
絞り通路33による絞り作用により上死点に至る手前で
ピストンロッド8の上昇速度が抑制されて上死点に至っ
たときの衝撃が緩和される。凹部34は、排気口32が
閉塞されてから上死点に至るまでの上昇過程において絞
り通路33を排気口32に連通させるようにピストン1
6の軸心方向に所定長さでピストン16の外周全体に亘
って形成されている。従って、ピストンロッド8がシリ
ンダ7内で回転しても、絞り通路33からの空気は凹部
34を介することにより確実に排気口32に排出され
る。また、ピストン16の上面側に漏れたオイルはピス
トン上昇時に排気口32へ直接、もしくは排気口32の
閉塞後に絞り通路33を経由してオーバーフローパイプ
31からホース35へ排出される。
【0051】また、絞り通路33を形成する替わりに、
ピストン16の側面に溝を形成してシリンダ7の内周面
との間で絞り通路を形成する構成としてもよい。さら
に、シリンダ7の内周面上に溝を形成し、ピストン16
の外周面との間で絞り通路を形成する構成としてもよ
い。これらの構成によれば、孔を形成する必要がなく溝
を形成するだけで済むので、より簡単に加工をすること
ができる。また、後者のようにシリンダ7の内周面側に
溝を設ければ、ピストンロッド8がシリンダ内を回転し
ても溝を介するだけで排気が可能となるので、ピストン
16の外周に亘る凹部34を形成しなくて済む。
【0052】(2)ピストン16を凹部、シリンダボト
ムを凸部に形成してもよい。この構成によっても、隙間
を適宜絞り作用が得られるように設定することにより前
記実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0053】(3)前記実施形態で述べた上死点の衝撃
を緩和する機構と、下死点の衝撃を緩和する機構のそれ
ぞれを単独に採用してもよい。この場合、他の衝撃緩和
機構を併用してもよい。
【0054】(4)凹部11aと突部16bとの隙間
(クリアランス)や両者を嵌挿状態とするストローク長
は、所望するフィーリングが得られるようにリフトシリ
ンダ5を使用する際の最大負荷や設定油圧等の違いに応
じて適宜設定してよい。
【0055】(5)フローレギュレータバルブ17を一
体的に装備しないリフトシリンダに本発明を適用しても
よい。 (6)フォークリフト以外の産業車両に本発明を採用し
たリフトシリンダを装備してもよい。
【0056】前記実施例から把握され、特許請求の範囲
に記載されていない発明を、その効果とともに以下に記
載する。 (イ)請求項3に記載の発明において、前記流体排出部
はシリンダの側部に配管を接続するために形成された排
出口であり、前記排出通路は該排出口であって、前記絞
り通路は該排出口が前記ピストンにより閉塞されると、
前記ピストンによる圧縮流体を前記排出口に排出するた
め前記ピストンの上面と側面とを連通するように形成さ
れた連通孔、もしくはピストンの側面あるいはシリンダ
の内周面に形成された溝である。この構成によれば、ピ
ストンから漏れたオイルを排出口から排出する配管を備
えた構成であっても、絞り作用によりピストンがエンド
位置に達したときの衝撃を緩和できる。
【0057】(ロ)請求項3〜請求項5のいずれか一項
に記載の発明において、前記排出通路はシリンダのエン
ド部により閉塞される。この構成によれば、シリンダの
構成部品を利用して排出通路を閉塞するため、閉塞のた
めの余分な機構が不要である。
【0058】(ハ)産業車両におけるリフトシリンダに
おいて、ピストンがシリンダ内を移動するためにシリン
ダ内の流体を圧縮排除するための流体排出部をピストン
ロッドの内部に形成した。この構成によれば、圧縮流体
を外部に排除するためにシリンダに接続されていた配管
類を無くすことができる。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、ピストンがエンドに至る過程でピストンに
より圧縮される流体の少なくとも一部が流体排出部へ排
除されるときの流路の断面積を、ピストンが所定位置を
越えると狭くする絞り機構を設けたので、シリンダ内を
往復動するピストンが上死点または下死点でエンド部に
当たる前にピストンの移動速度を抑制することができ、
ピストンがエンド部に当たるときの衝撃を緩和すること
ができる。
【0060】請求項2に記載の発明によれば、ピストン
とシリンダボトムとの双方を互いに嵌挿可能な凹凸形状
に形成するとともに、両者が嵌挿してできる隙間を絞り
となる所定値に設定したので、ピストン下降時(収縮
時)にピストンがエンドに接近して双方の凹凸が互いに
嵌挿し得る位置に達すると、流体の一部は排除されるた
めにその隙間を通らねばならず、この隙間が絞りとなっ
てエンドに至る前でピストンの速度を抑制することがで
き、ピストンが下死点に至ったときの衝撃を緩和するこ
とができる。
【0061】請求項3に記載の発明によれば、ピストン
により圧縮された流体を流体排出部に排除するととも
に、ピストンが所定位置に達すると少なくとも遮断され
る排出通路と、該排出通路が少なくとも遮断されている
ときに流体排出部と連通状態とされる絞り通路とを設け
たので、ピストンが所定位置に達した以後は、ピストン
により圧縮される流体は絞り通路から排除されることに
なり、この絞り通路の絞り作用によりエンドに至る前で
ピストンの速度を抑制することができ、ピストンがエン
ドに至ったときの衝撃を緩和することができる。
【0062】請求項4に記載の発明によれば、ピストン
がエンドに至るときの流体を排除するための流体排除場
所としてピストンロッド内に空洞部を設けたので、流体
を排除するためシリンダに接続するホース等を無くすこ
とができる。
【0063】請求項5に記載の発明によれば、空洞部内
の流体圧が所定圧以上になると空洞部内の流体を排出す
るための逆止弁を設けるとともに、空洞部と逆止弁とを
繋ぐ通路に予め所定量のオイルを蓄えておき、漏れオイ
ルの発生により空洞部内の流体圧が所定圧以上になると
その分のオイルが排出されるようにしたので、漏れオイ
ルを排除するためのオーバーフローパイプ等を無くすこ
とができる。
【0064】請求項6に記載の発明によれば、請求項2
に記載の絞り機構を下死点の衝撃緩和に用い、且つ請求
項3〜請求項5のいずれか一項に記載の絞り機構を上死
点の衝撃緩和に用いたので、ピストンが上死点と下死点
に至るとき共にエンドに至ったときの衝撃を緩和するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リフトシリンダの断面図。
【図2】収縮駆動時における衝撃緩和作用を説明する要
部側断面図。
【図3】同じく要部側面図。
【図4】伸長駆動時における衝撃緩和作用を説明する要
部側断面図。
【図5】同じく要部側断面図。
【図6】フォークリフトの側面図。
【図7】別例のリフトシリンダの要部側断面図。
【図8】従来技術におけるリフトシリンダの断面図。
【符号の説明】
1…産業車両としてのフォークリフト、5…リフトシリ
ンダ、7…シリンダ、11…シリンダボトムとしてのボ
トムブロック、11a…絞り機構を構成する凹部、11
c…給排口としての通路、11d…エンド部としての規
制面、14…絞り機構を構成するとともにエンド部とし
ての規制部材、16…ピストン、16b…絞り機構を構
成する突部、20…流体排出部を構成する空洞部、21
…絞り機構を構成するとともに排出通路としての連通
孔、22…流体排出部を構成する通路、23…逆止弁と
してのチェック弁、24…絞り機構を構成する絞り通
路、32…流体排出部及び排出通路としての排気口、3
3…絞り機構を構成する絞り通路。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ内を往復動するピストンが上死
    点または下死点でエンド部に当たるときの衝撃を吸収す
    るための衝撃緩和機構を備えた産業車両におけるリフト
    シリンダであって、 前記衝撃緩和機構は、ピストンがエンドに至る過程でピ
    ストンにより圧縮される流体の少なくとも一部が流体排
    出部へ排除されるときの流路の断面積を、ピストンがエ
    ンドに至る手前の所定位置を越えるとピストンの移動速
    度を抑える絞りとなるように狭くする絞り機構である産
    業車両におけるリフトシリンダ。
  2. 【請求項2】 前記絞り機構は、ピストンとシリンダボ
    トムとの双方を互いに嵌挿可能な凹凸形状に形成すると
    ともに、両者が嵌挿してできる隙間が絞りとなる所定値
    に設定された請求項1に記載の産業車両におけるリフト
    シリンダ。
  3. 【請求項3】 前記絞り機構は、ピストンにより圧縮さ
    れた流体を前記流体排出部に排除するため、前記ピスト
    ンが前記所定位置を越えると少なくとも遮断される排出
    通路と、該排出通路が遮断されているときに少なくとも
    前記流体排出部と連通状態とされる絞り通路とを備えて
    いる請求項2に記載の産業車両におけるリフトシリン
    ダ。
  4. 【請求項4】 前記流体排出部はピストンロッド内に形
    成された空洞部である請求項3に記載の産業車両におけ
    るリフトシリンダ。
  5. 【請求項5】 前記シリンダのシリンダボトム側に作動
    油の給排口が設けられ、前記空洞部はロッド側シリンダ
    室と連通されるとともに、該空洞部内の流体圧が所定圧
    以上になるとその流体の一部を排出する逆止弁を介して
    接続され、前記空洞部と前記逆止弁とを繋ぐ通路には所
    定量の作動油が予め蓄えられている請求項4に記載の産
    業車両におけるリフトシリンダ。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の絞り機構を下死点の衝
    撃緩和に用い、且つ請求項3〜請求項5のいずれか一項
    に記載の絞り機構を上死点の衝撃緩和に用いた産業車両
    におけるリフトシリンダ。
JP4511996A 1996-03-01 1996-03-01 産業車両におけるリフトシリンダ Pending JPH09235096A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4511996A JPH09235096A (ja) 1996-03-01 1996-03-01 産業車両におけるリフトシリンダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4511996A JPH09235096A (ja) 1996-03-01 1996-03-01 産業車両におけるリフトシリンダ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09235096A true JPH09235096A (ja) 1997-09-09

Family

ID=12710393

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4511996A Pending JPH09235096A (ja) 1996-03-01 1996-03-01 産業車両におけるリフトシリンダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09235096A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1197667A3 (en) * 2000-10-10 2003-11-19 Kayaba Kogyo Kabushiki Kaisha Lift cylinder
CN100464080C (zh) * 2006-03-08 2009-02-25 利安鑫企业有限公司 升降机械的油压驱动装置
CN104564895A (zh) * 2013-10-24 2015-04-29 比亚迪股份有限公司 一种单作用柱塞缸和一种叉车
WO2015058645A1 (en) * 2013-10-24 2015-04-30 Byd Company Limited Single-way damping plunger cylinder and forklift comprising the same
CN111348597A (zh) * 2020-03-25 2020-06-30 安徽合力股份有限公司 一种气液双介质缓冲油缸及其缓冲方法
CN112983924A (zh) * 2019-12-18 2021-06-18 比亚迪股份有限公司 柱塞缸及车辆

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1197667A3 (en) * 2000-10-10 2003-11-19 Kayaba Kogyo Kabushiki Kaisha Lift cylinder
CN100464080C (zh) * 2006-03-08 2009-02-25 利安鑫企业有限公司 升降机械的油压驱动装置
CN104564895A (zh) * 2013-10-24 2015-04-29 比亚迪股份有限公司 一种单作用柱塞缸和一种叉车
WO2015058645A1 (en) * 2013-10-24 2015-04-30 Byd Company Limited Single-way damping plunger cylinder and forklift comprising the same
EP2865918A3 (en) * 2013-10-24 2016-03-23 BYD Company Limited Hydraulic cylinder with one-way damping arrangement and forklift comprising the same
US10161427B2 (en) 2013-10-24 2018-12-25 Byd Company Limited Single-way damping plunger cylinder and forklift comprising the same
CN112983924A (zh) * 2019-12-18 2021-06-18 比亚迪股份有限公司 柱塞缸及车辆
CN112983924B (zh) * 2019-12-18 2022-05-13 比亚迪股份有限公司 柱塞缸及车辆
CN111348597A (zh) * 2020-03-25 2020-06-30 安徽合力股份有限公司 一种气液双介质缓冲油缸及其缓冲方法
CN111348597B (zh) * 2020-03-25 2023-12-01 安徽合力股份有限公司 一种气液双介质缓冲油缸及其缓冲方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5323566B2 (ja) 液圧シリンダ
KR100858683B1 (ko) 조절 가능한 감쇠력을 가진 진동 감쇠기
US4706781A (en) Fluid-operated cylinder with cushioning flow rate control valve means
EP1319465A1 (en) Spindle balancer for machine tool
JP5421296B2 (ja) テレスコープ状傾倒シリンダーを備えた車両運転台傾倒装置
TWI405916B (zh) buffer
JPH09235096A (ja) 産業車両におけるリフトシリンダ
EP0949423B1 (en) Hydraulic cylinder
WO2015002055A1 (ja) 流体圧シリンダ
CN210769980U (zh) 缓冲器、减振器及车辆
JP5212812B2 (ja) 液圧緩衝器
JP2007253921A (ja) 車高調整機能付きダンパ及びこれを備えた車両
KR100808420B1 (ko) 셀프 레벨라이저 댐퍼
JPH05162525A (ja) 車高調整装置
JP4113650B2 (ja) 油圧緩衝器の減衰力発生構造
JP2023007996A (ja) 車高調整機能付き緩衝器
JPH0710086Y2 (ja) 単動型油圧シリンダ装置
JP5953224B2 (ja) 流体圧シリンダ
JPS6020805Y2 (ja) 油圧シリンダ
JP6166881B2 (ja) 単動型液圧シリンダ
JPH0459600A (ja) リフトシリンダのクッション機構
JPS6316630Y2 (ja)
CN116066503A (zh) 液压阻尼器、减振器和车辆
JPS6123683Y2 (ja)
SE545282C2 (sv) Energieffektiv hydraulcylinder