JPH0613670Y2 - コンバイン塔載脱穀装置の安全装置 - Google Patents
コンバイン塔載脱穀装置の安全装置Info
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- JPH0613670Y2 JPH0613670Y2 JP1987181451U JP18145187U JPH0613670Y2 JP H0613670 Y2 JPH0613670 Y2 JP H0613670Y2 JP 1987181451 U JP1987181451 U JP 1987181451U JP 18145187 U JP18145187 U JP 18145187U JP H0613670 Y2 JPH0613670 Y2 JP H0613670Y2
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- Japan
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- clutch
- feed chain
- threshing
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、扱胴を扱作用位置と所定の非扱作用位置とに
切り換え自在に設け、脱穀クラッチの入り状態並びに切
り状態においてフィードチェーンを駆動する状態を現出
するクラッチ手段を、入り切り操作自在に設けたコンバ
イン搭載脱穀装置の安全装置に関する。
切り換え自在に設け、脱穀クラッチの入り状態並びに切
り状態においてフィードチェーンを駆動する状態を現出
するクラッチ手段を、入り切り操作自在に設けたコンバ
イン搭載脱穀装置の安全装置に関する。
上記この種のコンバイン搭載脱穀装置は、例えば、実開
昭59−175340号公報に開示されているように、
圃場の穀稈が雨で濡れて扱処理を適性通りに行えないよ
うな場合にも、刈取作業のみは行えるようにするため
に、扱胴を所定の非扱作用位置に切り換えて、扱処理し
ない状態で刈取穀稈が脱穀装置を通過できるようにした
ものである。
昭59−175340号公報に開示されているように、
圃場の穀稈が雨で濡れて扱処理を適性通りに行えないよ
うな場合にも、刈取作業のみは行えるようにするため
に、扱胴を所定の非扱作用位置に切り換えて、扱処理し
ない状態で刈取穀稈が脱穀装置を通過できるようにした
ものである。
但し、安全を図るために、脱穀クラッチを切り操作した
状態においてフィードチェーンを駆動する状態に切り換
えられるようにしている。
状態においてフィードチェーンを駆動する状態に切り換
えられるようにしている。
しかしながら、フィードチェーンを駆動状態と停止状態
とに切り換えるクラッチ手段は、脱穀クラッチが切り状
態にあれば入り切り操作できるので、脱穀クラッチが切
り操作されている状態において扱胴が所定の非扱作用位
置に位置していないで、例えば扱作用位置に切り換えら
れていると、駆動が停止された状態で扱作用位置にある
扱胴が刈取穀稈の通過の邪魔になって、脱穀装置内に刈
取穀稈が詰まる虞れがある。
とに切り換えるクラッチ手段は、脱穀クラッチが切り状
態にあれば入り切り操作できるので、脱穀クラッチが切
り操作されている状態において扱胴が所定の非扱作用位
置に位置していないで、例えば扱作用位置に切り換えら
れていると、駆動が停止された状態で扱作用位置にある
扱胴が刈取穀稈の通過の邪魔になって、脱穀装置内に刈
取穀稈が詰まる虞れがある。
本考案は、上記実情に鑑みてなされたものであって、扱
胴が所定の非扱作用位置に切り換えられていない場合に
は、フィードチェーンの駆動を禁止できるコンバイン搭
載脱穀装置の安全装置を提供することを目的とする。
胴が所定の非扱作用位置に切り換えられていない場合に
は、フィードチェーンの駆動を禁止できるコンバイン搭
載脱穀装置の安全装置を提供することを目的とする。
本考案にかかるコンバイン搭載脱穀装置の安全装置は、
上記目的を達成するために、前記扱胴が前記所定の非扱
作用位置にあることを検出する位置検出手段を設け、こ
の位置検出手段の検出情報に基づいて、前記扱胴が前記
所定の非扱作用位置よりも前記扱作用位置がわに位置す
るとき、前記フィードチェーンの駆動を禁止するよう
に、又、前記扱胴が前記所定の非扱作用位置にあると
き、前記フィードチェーンの駆動を許すように、前記ク
ラッチ手段を操作する禁止手段を設けていることを特徴
構成とする。
上記目的を達成するために、前記扱胴が前記所定の非扱
作用位置にあることを検出する位置検出手段を設け、こ
の位置検出手段の検出情報に基づいて、前記扱胴が前記
所定の非扱作用位置よりも前記扱作用位置がわに位置す
るとき、前記フィードチェーンの駆動を禁止するよう
に、又、前記扱胴が前記所定の非扱作用位置にあると
き、前記フィードチェーンの駆動を許すように、前記ク
ラッチ手段を操作する禁止手段を設けていることを特徴
構成とする。
この特徴構成による作用及び効果は次の通りである。
すなわち、扱胴が所定の非扱作用位置よりも扱作用位置
がわに位置するときには、脱穀クラッチの切り状態にお
いてフィードチェーンを駆動状態にするクラッチ手段
を、フィードチェーンの駆動を禁止するように操作する
ので、扱胴が所定の非扱作用位置よりも扱作用位置がわ
にある場合に、脱穀クラッチが切り操作されて扱胴が停
止している状態で、フィードチェーンが駆動状態に切り
換えられることを防止するのであり、一方、扱胴が所定
の非扱作用位置にある場合は、脱穀クラッチが切り操作
されている状態で、フィードチェーンの駆動を許すので
ある。
がわに位置するときには、脱穀クラッチの切り状態にお
いてフィードチェーンを駆動状態にするクラッチ手段
を、フィードチェーンの駆動を禁止するように操作する
ので、扱胴が所定の非扱作用位置よりも扱作用位置がわ
にある場合に、脱穀クラッチが切り操作されて扱胴が停
止している状態で、フィードチェーンが駆動状態に切り
換えられることを防止するのであり、一方、扱胴が所定
の非扱作用位置にある場合は、脱穀クラッチが切り操作
されている状態で、フィードチェーンの駆動を許すので
ある。
従って、扱胴が所定の非扱作用位置にある場合には、脱
穀クラッチを切り操作した状態でフィードチェーンのみ
駆動状態に切り換えることができるようにしながら、脱
穀クラッチが切り状態で、扱胴が所定の非扱作用位置に
位置しない場合には、フィードチェーンが駆動されない
ので、例えば扱胴が扱作用位置にあってフィードチェー
ンのみ駆動しようとしてもその駆動が禁止されるため、
脱穀装置内に刈取穀稈が詰まる虞れを回避できるに至っ
た。
穀クラッチを切り操作した状態でフィードチェーンのみ
駆動状態に切り換えることができるようにしながら、脱
穀クラッチが切り状態で、扱胴が所定の非扱作用位置に
位置しない場合には、フィードチェーンが駆動されない
ので、例えば扱胴が扱作用位置にあってフィードチェー
ンのみ駆動しようとしてもその駆動が禁止されるため、
脱穀装置内に刈取穀稈が詰まる虞れを回避できるに至っ
た。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第5図に示すように、クローラ走行装置(1)、脱穀装置
(2)、及び、操縦部(3)を備えた機体(V)の前部に、刈取
部(4)が昇降自在に設けられ、もって、自走式のコンバ
インを構成している。
(2)、及び、操縦部(3)を備えた機体(V)の前部に、刈取
部(4)が昇降自在に設けられ、もって、自走式のコンバ
インを構成している。
前記刈取部(4)は、圃場の穀稈を引き起こす引き起こし
装置(5)、引き起こし穀稈の株元を切断する刈り刃(6)、
刈取穀稈を横倒れ姿勢に姿勢変更しながら前記脱穀装置
(2)のフィードチェーン(7)に受け渡す搬送装置(8)のそ
れぞれを備えている。
装置(5)、引き起こし穀稈の株元を切断する刈り刃(6)、
刈取穀稈を横倒れ姿勢に姿勢変更しながら前記脱穀装置
(2)のフィードチェーン(7)に受け渡す搬送装置(8)のそ
れぞれを備えている。
尚、図中、(E)は、前記クローラ走行装置(1)、前記脱穀
装置(2)、及び、前記刈取部(4)のそれぞれを駆動するエ
ンジンである。
装置(2)、及び、前記刈取部(4)のそれぞれを駆動するエ
ンジンである。
又、(9)は、前記フィードチェーン(7)で搬送される刈取
穀稈を扱処理する扱胴であって、詳しくは後述するが、
機体内方側に下降させた扱作用位置と、所定の上昇位置
に上昇させた非扱作用位置とに切り換え自在に構成して
いる。
穀稈を扱処理する扱胴であって、詳しくは後述するが、
機体内方側に下降させた扱作用位置と、所定の上昇位置
に上昇させた非扱作用位置とに切り換え自在に構成して
いる。
前記刈取部(4)及び前記フィードチェーン(7)は、前記脱
穀装置(2)の駆動を停止した状態においても駆動自在に
構成している。
穀装置(2)の駆動を停止した状態においても駆動自在に
構成している。
すなわち、第2図に示すように、前記エンジン(E)の出
力が、前記クローラ走行装置(1)を駆動する走行用変速
装置(10)にベルト伝動され、その走行用変速装置(10)に
伝動されるエンジン出力が、ベルトテンション式の刈取
クラッチ(11)を介して断続自在な状態で、前記刈取部
(4)にベルト伝動されている。
力が、前記クローラ走行装置(1)を駆動する走行用変速
装置(10)にベルト伝動され、その走行用変速装置(10)に
伝動されるエンジン出力が、ベルトテンション式の刈取
クラッチ(11)を介して断続自在な状態で、前記刈取部
(4)にベルト伝動されている。
又、前記エンジン(E)の出力は、ベルトテンション式の
脱穀クラッチ(12)で断続自在な状態で、前記脱穀装置
(4)における入力軸(13)に伝動され、その入力軸(13)に
連動連結された中継軸(14)と前記扱胴(9)とをベルト伝
動している。
脱穀クラッチ(12)で断続自在な状態で、前記脱穀装置
(4)における入力軸(13)に伝動され、その入力軸(13)に
連動連結された中継軸(14)と前記扱胴(9)とをベルト伝
動している。
そして、前記入力軸(13)と前記フィードチェーン(7)の
駆動軸(15)とが電磁操作式の第1クラッチ(16A)で駆動
力の伝達を継続自在な状態でベルト伝動し、かつ、前記
エンジン(E)と前記フィードチェーン(7)の駆動軸(15)と
が電磁操作式の第2クラッチ(16B)にて駆動力の伝達を
断続自在な状態でベルト伝動して、もって前記脱穀クラ
ッチ(12)を切り操作した状態においても前記フィードチ
ェーン(7)を駆動できるように構成している。
駆動軸(15)とが電磁操作式の第1クラッチ(16A)で駆動
力の伝達を継続自在な状態でベルト伝動し、かつ、前記
エンジン(E)と前記フィードチェーン(7)の駆動軸(15)と
が電磁操作式の第2クラッチ(16B)にて駆動力の伝達を
断続自在な状態でベルト伝動して、もって前記脱穀クラ
ッチ(12)を切り操作した状態においても前記フィードチ
ェーン(7)を駆動できるように構成している。
つまり、前記第1クラッチ(16A)と前記第2クラッチ(16
B)とが、前記脱穀クラッチ(12)の切り操作状態において
前記フィードチェーン(7)を駆動する状態を現出するク
ラッチ手段(16)に対応することになる。
B)とが、前記脱穀クラッチ(12)の切り操作状態において
前記フィードチェーン(7)を駆動する状態を現出するク
ラッチ手段(16)に対応することになる。
そして、前記第1クラッチ(16A)と前記第2クラッチ(16
B)とは、後述のように、その一方が入り状態にあるとき
には他方が切り状態となるように自動的に入り切り操作
されるように構成している。
B)とは、後述のように、その一方が入り状態にあるとき
には他方が切り状態となるように自動的に入り切り操作
されるように構成している。
但し、前記刈取クラッチ(11)及び前記脱穀クラッチ(12)
は手動操作式に構成され、図示を省略するが、前記操縦
部(3)に付設される操作レバーによって人為的に入り切
り操作されることになる。
は手動操作式に構成され、図示を省略するが、前記操縦
部(3)に付設される操作レバーによって人為的に入り切
り操作されることになる。
尚、図中、(17)は前記フィードチェーン(7)で搬送され
る刈取穀稈を機体後方に排出するための排ワラチェーン
であって、前記フィードチェーン(7)の駆動停止に連動
して駆動停止されるように、前記フィードチェーン(7)
の駆動軸(15)に連動連結している。
る刈取穀稈を機体後方に排出するための排ワラチェーン
であって、前記フィードチェーン(7)の駆動停止に連動
して駆動停止されるように、前記フィードチェーン(7)
の駆動軸(15)に連動連結している。
第4図に示すように、前記扱胴(9)は、扱作用位置に位
置する状態において、上部扱胴ケース(18)と下部扱胴ケ
ース(19)とで形成される扱室(20)内に位置するように、
前記機体前後方向に沿う横軸芯(P1)周りで回転駆動自在
に、上部扱胴ケース(18)に枢着している。
置する状態において、上部扱胴ケース(18)と下部扱胴ケ
ース(19)とで形成される扱室(20)内に位置するように、
前記機体前後方向に沿う横軸芯(P1)周りで回転駆動自在
に、上部扱胴ケース(18)に枢着している。
前記上部扱胴ケース(18)は、前記下部扱胴ケース(19)に
対して機体前後方向軸芯(P2)周りで上下揺動開閉自在に
取り付けられた揺動アーム(21)に取り付けられ、もっ
て、前記軸芯(P2)周りで上下揺動自在に構成している。
対して機体前後方向軸芯(P2)周りで上下揺動開閉自在に
取り付けられた揺動アーム(21)に取り付けられ、もっ
て、前記軸芯(P2)周りで上下揺動自在に構成している。
そして、前記上部扱胴ケース(18)の閉塞状態を維持する
ための係止ピン(22)を、前記下部扱胴ケース(19)の側板
部分に設け、その係止ピン(22)に係合するフック(23)
を、前記上部扱胴ケース(18)の機体外側方に設けられた
開閉ハンドル(24)に連係された操作アーム(25)で、前記
係止ピン(22)に対して係脱操作自在に設けている。
ための係止ピン(22)を、前記下部扱胴ケース(19)の側板
部分に設け、その係止ピン(22)に係合するフック(23)
を、前記上部扱胴ケース(18)の機体外側方に設けられた
開閉ハンドル(24)に連係された操作アーム(25)で、前記
係止ピン(22)に対して係脱操作自在に設けている。
尚、図中、(26)は前記上部扱胴ケース(18)を上方側に弾
性付勢するガススプリングであって、前記上部扱胴ケー
ス(18)を上方に開放した場合に、その上方側への付勢力
によって前記上部扱胴ケース(18)の開放状態を支持する
ようになっている。
性付勢するガススプリングであって、前記上部扱胴ケー
ス(18)を上方に開放した場合に、その上方側への付勢力
によって前記上部扱胴ケース(18)の開放状態を支持する
ようになっている。
又、(27)は前記上部扱胴ケース(18)のカバーに兼用され
た天板であって、機体内方側に位置するワラ切り刃(図
示せず)の上方を覆う第1天板(27A)と前記扱胴(9)の上
方を覆う第2天板(27B)とに分割形成している。
た天板であって、機体内方側に位置するワラ切り刃(図
示せず)の上方を覆う第1天板(27A)と前記扱胴(9)の上
方を覆う第2天板(27B)とに分割形成している。
前記第1天板(27A)は、前記上部扱胴ケース(18)の機体
内方側上端部の横軸芯(P3)周りで上下揺動自在に枢着さ
れ、前記第2天板(27B)は、前記上部扱胴ケース(18)の
閉塞状態において、その第2天板(27B)の機体内方側端
部を、前記第1天板(27A)の機体外方側端部の下側に位
置する状態となるように、前記上部扱胴ケース(18)の上
端部に固定している。
内方側上端部の横軸芯(P3)周りで上下揺動自在に枢着さ
れ、前記第2天板(27B)は、前記上部扱胴ケース(18)の
閉塞状態において、その第2天板(27B)の機体内方側端
部を、前記第1天板(27A)の機体外方側端部の下側に位
置する状態となるように、前記上部扱胴ケース(18)の上
端部に固定している。
つまり、前記第2天板(27B)は、前記上部扱胴ケース(1
8)の上方への開放に連動して、前記第1天板(27A)を上
方に押し上げながら、その第1天板(27A)の下側に入り
込む状態で上方に向かって開放されることになる。
8)の上方への開放に連動して、前記第1天板(27A)を上
方に押し上げながら、その第1天板(27A)の下側に入り
込む状態で上方に向かって開放されることになる。
そして、前記上部扱胴ケース(18)の上方への開放に伴っ
て、前記第2天板(27B)の揺動基端側部分に接当して、
前記上部扱胴ケース(18)の上方への開放を検出する開閉
検出スイッチ(S1)を、前記第1天板(27A)の下側箇所に
設けている。
て、前記第2天板(27B)の揺動基端側部分に接当して、
前記上部扱胴ケース(18)の上方への開放を検出する開閉
検出スイッチ(S1)を、前記第1天板(27A)の下側箇所に
設けている。
つまり、前記開閉検出スイッチ(S1)が、前記扱胴(9)が
所定の非扱作用位置にあることを検出する位置検出手段
に対応することになり、前記上部扱胴ケース(18)を上下
揺動開放自在に構成してあることが、前記扱胴(9)が扱
作用位置と所定の非扱作用位置とに切り換え自在に構成
されていることに対応することになる。
所定の非扱作用位置にあることを検出する位置検出手段
に対応することになり、前記上部扱胴ケース(18)を上下
揺動開放自在に構成してあることが、前記扱胴(9)が扱
作用位置と所定の非扱作用位置とに切り換え自在に構成
されていることに対応することになる。
次に、前記開閉検出スイッチ(S1)の検出情報に基づい
て、前記扱胴(9)が所定の非扱作用位置にない場合、つ
まり、前記上部扱胴ケース(18)が上方への開放状態にな
い場合には、前記クラッチ手段(16)の入り操作を禁止す
る禁止手段(100)の構成について説明する。
て、前記扱胴(9)が所定の非扱作用位置にない場合、つ
まり、前記上部扱胴ケース(18)が上方への開放状態にな
い場合には、前記クラッチ手段(16)の入り操作を禁止す
る禁止手段(100)の構成について説明する。
第1図に示すように、前記脱穀クラッチ(12)が入り操作
されるに伴ってON操作される脱穀スイッチ(S2)と、前
記フィードチェーン(7)と前記排ワラチェーン(17)との
駆動を入り切り操作するためのフィードチェーンスイッ
チ(S3)とを設け、前記開閉検出スイッチ(S1)がON状態
となる前記上部扱胴ケース(18)が所定の開放状態にある
場合に前記脱穀クラッチ(12)を入り操作すると警報を発
する警報装置(28)と、前記エンジン(E)を非常停止させ
るエンジン停止用アクチュエータ(29)とを設けている。
されるに伴ってON操作される脱穀スイッチ(S2)と、前
記フィードチェーン(7)と前記排ワラチェーン(17)との
駆動を入り切り操作するためのフィードチェーンスイッ
チ(S3)とを設け、前記開閉検出スイッチ(S1)がON状態
となる前記上部扱胴ケース(18)が所定の開放状態にある
場合に前記脱穀クラッチ(12)を入り操作すると警報を発
する警報装置(28)と、前記エンジン(E)を非常停止させ
るエンジン停止用アクチュエータ(29)とを設けている。
そして、前記各スイッチ(S1),(S2),(S3)の検出情報に基
づいて、前記第1クラッチ(16A)及び第2クラッチ(16B)
を入り切り操作するとともに、前記開閉検出スイッチ(S
1)がON状態となる前記上部扱胴ケース(18)が所定の開
放状態である場合に前記脱穀クラッチ(12)を入り操作す
ると、前記警報装置(28)と前記エンジン停止用アクチュ
エータ(29)とを作動させるマイクロコンピュータ利用の
制御装置(30)を設けている。
づいて、前記第1クラッチ(16A)及び第2クラッチ(16B)
を入り切り操作するとともに、前記開閉検出スイッチ(S
1)がON状態となる前記上部扱胴ケース(18)が所定の開
放状態である場合に前記脱穀クラッチ(12)を入り操作す
ると、前記警報装置(28)と前記エンジン停止用アクチュ
エータ(29)とを作動させるマイクロコンピュータ利用の
制御装置(30)を設けている。
つまり、前記制御装置(30)を利用して前記禁止手段(10
0)を構成することになる。
0)を構成することになる。
前記制御装置(30)の動作について説明すれば、第3図に
示すように、制御が起動されるに伴って、先ず、前記開
閉検出スイッチ(S1)の検出情報に基づいて、前記上部扱
胴ケース(18)が開放状態にあるか否かを判別する。
示すように、制御が起動されるに伴って、先ず、前記開
閉検出スイッチ(S1)の検出情報に基づいて、前記上部扱
胴ケース(18)が開放状態にあるか否かを判別する。
前記開閉検出スイッチ(S1)がON状態となる開放状態に
ある場合には、前記脱穀スイツチ(S2)の検出情報に基づ
いて、前記脱穀クラッチ(12)が切り操作されているか否
かを判別する。
ある場合には、前記脱穀スイツチ(S2)の検出情報に基づ
いて、前記脱穀クラッチ(12)が切り操作されているか否
かを判別する。
前記脱穀クラッチ(12)が切り操作状態にない場合には、
前記警報装置(28)を作動させるとともに、前記エンジン
停止用アクチュエータ(29)を作動させて、前記エンジン
(E)を非常停止させて、安全を図ることになる。
前記警報装置(28)を作動させるとともに、前記エンジン
停止用アクチュエータ(29)を作動させて、前記エンジン
(E)を非常停止させて、安全を図ることになる。
前記脱穀クラッチ(12)が切り状態にある場合には、前記
フィードチェーンスイッチ(S3)の操作状態に基づいて、
そのスイッチ(S3)がON状態にある場合には、前記第1
クラッチ(16A)切り操作し且つ前記第2クラッチ(16B)を
入り操作して、前記エンジン(E)と前記フィードチェー
ン(7)の駆動軸(15)とを連係させて、前記扱胴(9)を停止
させた状態で、前記フィードチェーン(7)及び排ワラチ
ェーン(17)のみが駆動状態となるようにする。
フィードチェーンスイッチ(S3)の操作状態に基づいて、
そのスイッチ(S3)がON状態にある場合には、前記第1
クラッチ(16A)切り操作し且つ前記第2クラッチ(16B)を
入り操作して、前記エンジン(E)と前記フィードチェー
ン(7)の駆動軸(15)とを連係させて、前記扱胴(9)を停止
させた状態で、前記フィードチェーン(7)及び排ワラチ
ェーン(17)のみが駆動状態となるようにする。
一方、前記フィードチェーンスイッチ(S3)がOFF状態
にある場合には、前記第1クラッチ(16A)を入り操作し
且つ前記第2クラッチ(16B)を切り操作して、前記フィ
ードチェーン(17)及び排ワラチェーン(17)が前記脱穀ク
ラッチ(12)の入り切り操作に連動して、前記扱胴(9)の
駆動停止に連動して駆動停止されるように、前記脱穀装
置(2)の入力軸(13)と前記フィードチェーン(7)の駆動軸
(15)とを連係させることになる。
にある場合には、前記第1クラッチ(16A)を入り操作し
且つ前記第2クラッチ(16B)を切り操作して、前記フィ
ードチェーン(17)及び排ワラチェーン(17)が前記脱穀ク
ラッチ(12)の入り切り操作に連動して、前記扱胴(9)の
駆動停止に連動して駆動停止されるように、前記脱穀装
置(2)の入力軸(13)と前記フィードチェーン(7)の駆動軸
(15)とを連係させることになる。
一方、前記扱胴(9)が扱作用位置にある状態となる前記
開閉検出スイッチ(S1)がOFF状態にある場合には、前
記フィードチェーンスイッチ(S3)がON状態にあるか否
かを判別する。
開閉検出スイッチ(S1)がOFF状態にある場合には、前
記フィードチェーンスイッチ(S3)がON状態にあるか否
かを判別する。
前記フィードチェーンスイッチ(S3)がON状態にある場
合には、前記警報装置(28)を作動させて、誤操作である
ことを報知するとともに、前記第1クラッチ(16A)を入
り操作し且つ前記第2クラッチ(16B)を切り操作して、
前記フィードチェーン(7)の駆動停止が前記脱穀クラッ
チ(12)の入り切り操作に連動するようにする。
合には、前記警報装置(28)を作動させて、誤操作である
ことを報知するとともに、前記第1クラッチ(16A)を入
り操作し且つ前記第2クラッチ(16B)を切り操作して、
前記フィードチェーン(7)の駆動停止が前記脱穀クラッ
チ(12)の入り切り操作に連動するようにする。
つまり、前記開閉検出スイッチ(S1)がOFF状態にあ
り、且つ、前記フィードチェーンスイッチ(S3)がON状
態にある場合に、前記第1クラッチ(16A)を入り操作し
且つ前記第2クラッチ(16B)を切り操作する処理が、前
記扱胴(9)が所定の非扱作用位置にない場合には、前記
クラッチ手段(16)の入り操作を禁止する禁止手段(100)
に対応することになる。
り、且つ、前記フィードチェーンスイッチ(S3)がON状
態にある場合に、前記第1クラッチ(16A)を入り操作し
且つ前記第2クラッチ(16B)を切り操作する処理が、前
記扱胴(9)が所定の非扱作用位置にない場合には、前記
クラッチ手段(16)の入り操作を禁止する禁止手段(100)
に対応することになる。
但し、前記フィードチェーンスイッチ(S3)がOFF状態
にある場合には、前記警報装置(28)を作動停止させて、
前記第1クラッチ(16A)を入り操作し且つ前記第2クラ
ッチ(16B)を切り操作することになる。
にある場合には、前記警報装置(28)を作動停止させて、
前記第1クラッチ(16A)を入り操作し且つ前記第2クラ
ッチ(16B)を切り操作することになる。
上記実施例では、クラッチ手段(16)を、2個の電磁操作
式のクラッチ(16A),(16B)を用いて、前記フィードチェ
ーン(7)を、前記脱穀クラッチ(12)により入り切り操作
されるエンジン出力と、前記エンジン(E)から直接伝達
される出力とのいずれを伝動するかを切り換えるように
した場合を例示したが、例えば、前記脱穀クラッチ(12)
を電磁操作式に構成するとともに、前記第2クラッチ(1
6B)のみを用いて、前記扱胴(9)とフィードチェーン(7)
とが連係して駆動を入り切り操作される状態と、前記脱
穀クラッチ(12)の切り状態においてフィードチェーン
(7)のみが駆動される状態とに切り換えるようにしても
よく、脱穀クラッチ(12)及びクラッチ手段(16)の具体構
成は各種変更できる。
式のクラッチ(16A),(16B)を用いて、前記フィードチェ
ーン(7)を、前記脱穀クラッチ(12)により入り切り操作
されるエンジン出力と、前記エンジン(E)から直接伝達
される出力とのいずれを伝動するかを切り換えるように
した場合を例示したが、例えば、前記脱穀クラッチ(12)
を電磁操作式に構成するとともに、前記第2クラッチ(1
6B)のみを用いて、前記扱胴(9)とフィードチェーン(7)
とが連係して駆動を入り切り操作される状態と、前記脱
穀クラッチ(12)の切り状態においてフィードチェーン
(7)のみが駆動される状態とに切り換えるようにしても
よく、脱穀クラッチ(12)及びクラッチ手段(16)の具体構
成は各種変更できる。
又、上記実施例では、前記扱胴(9)が扱作用位置にある
場合に、前記クラッチ手段(16)の入り操作を禁止する禁
止手段(100)を、前記第1クラッチ(16A)が切りで且つ前
記第2クラッチ(16B)が入りとなる状態を維持させるよ
うに構成した場合を例示したが、前記クラッチ手段(16)
を前記脱穀クラッチ(12)と同様に手動操作式に構成し
て、前記扱胴(9)が非扱作用位置にある場合には、エン
ジン(E)を非常停止させるように構成してもよく、禁止
手段(100)の具体構成は各種変更できる。
場合に、前記クラッチ手段(16)の入り操作を禁止する禁
止手段(100)を、前記第1クラッチ(16A)が切りで且つ前
記第2クラッチ(16B)が入りとなる状態を維持させるよ
うに構成した場合を例示したが、前記クラッチ手段(16)
を前記脱穀クラッチ(12)と同様に手動操作式に構成し
て、前記扱胴(9)が非扱作用位置にある場合には、エン
ジン(E)を非常停止させるように構成してもよく、禁止
手段(100)の具体構成は各種変更できる。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
図面は本考案にかかるコンバイン搭載脱穀装置の安全装
置の実施例を示し、第1図は制御構成のブロック図、第
2図は伝動系統図、第3図は制御作動のフローチャー
ト、第4図は扱胴部の正面図、第5図はコンバインの概
略側面図である。 (S1)……位置検出手段、(7)……フィードチェーン、(9)
……扱胴、(12)……脱穀クラッチ、(16)……クラッチ手
段、(100)……禁止手段。
置の実施例を示し、第1図は制御構成のブロック図、第
2図は伝動系統図、第3図は制御作動のフローチャー
ト、第4図は扱胴部の正面図、第5図はコンバインの概
略側面図である。 (S1)……位置検出手段、(7)……フィードチェーン、(9)
……扱胴、(12)……脱穀クラッチ、(16)……クラッチ手
段、(100)……禁止手段。
フロントページの続き (72)考案者 宮野 良實 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工株 式会社堺製造所内 (72)考案者 森本 勇 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工株 式会社堺製造所内 (56)参考文献 実開 昭59−175340(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】扱胴(9)を扱作用位置と所定の非扱作用位
置とに切り換え自在に設け、脱穀クラッチ(12)の入り状
態並びに切り状態においてフィードチェーン(7)を駆動
する状態を現出するクラッチ手段(16)を、入り切り操作
自在に設けたコンバイン搭載脱穀装置の安全装置であっ
て、前記扱胴(9)が前記所定の非扱作用位置にあること
を検出する位置検出手段(S1)を設け、この位置検出手段
(S1)の検出情報に基づいて、前記扱胴(9)が前記所定の
非扱作用位置よりも前記扱作用位置がわに位置すると
き、前記フィードチェーン(7)の駆動を禁止するよう
に、又、前記扱胴(9)が前記所定の非扱作用位置にある
とき、前記フィードチェーン(7)の駆動を許すように、
前記クラッチ手段(16)を操作する禁止手段(100)を設け
ているコンバイン搭載脱穀装置の安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987181451U JPH0613670Y2 (ja) | 1987-11-27 | 1987-11-27 | コンバイン塔載脱穀装置の安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987181451U JPH0613670Y2 (ja) | 1987-11-27 | 1987-11-27 | コンバイン塔載脱穀装置の安全装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0184542U JPH0184542U (ja) | 1989-06-05 |
JPH0613670Y2 true JPH0613670Y2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=31472934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987181451U Expired - Lifetime JPH0613670Y2 (ja) | 1987-11-27 | 1987-11-27 | コンバイン塔載脱穀装置の安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0613670Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-11-27 JP JP1987181451U patent/JPH0613670Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0184542U (ja) | 1989-06-05 |
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