JPH08256579A - コンバイン - Google Patents
コンバインInfo
- Publication number
- JPH08256579A JPH08256579A JP6723595A JP6723595A JPH08256579A JP H08256579 A JPH08256579 A JP H08256579A JP 6723595 A JP6723595 A JP 6723595A JP 6723595 A JP6723595 A JP 6723595A JP H08256579 A JPH08256579 A JP H08256579A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- feed chain
- chain guide
- state
- feed
- grain culms
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Landscapes
- Safety Devices And Accessories For Harvesting Machines (AREA)
- Threshing Machine Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】手刈りした刈取穀稈を突起付きチェーンの始端
部に供給して脱穀する枕扱ぎの際に、作業者が一度に多
量の刈取穀稈を供給して、フィードチェーンの搬送経路
中で刈取穀稈を詰まらせた場合、すぐに脱穀装置を停止
できて、脱穀装置の故障を回避できるようにする。 【構成】脱穀装置7への動力の伝達を断つ動力遮断手段
を設け、動力遮断手段を作動させる感知体33を、フィ
ードチェーン9側の横外側面に、穀稈の送り方向に長く
形成した状態で設けてある。
部に供給して脱穀する枕扱ぎの際に、作業者が一度に多
量の刈取穀稈を供給して、フィードチェーンの搬送経路
中で刈取穀稈を詰まらせた場合、すぐに脱穀装置を停止
できて、脱穀装置の故障を回避できるようにする。 【構成】脱穀装置7への動力の伝達を断つ動力遮断手段
を設け、動力遮断手段を作動させる感知体33を、フィ
ードチェーン9側の横外側面に、穀稈の送り方向に長く
形成した状態で設けてある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、脱穀装置への動力の伝
達を断つ動力遮断手段を設けてあるコンバインに関す
る。
達を断つ動力遮断手段を設けてあるコンバインに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のコンバインでは、燃料供給
を遮断してエンジンを停止可能なエンジン停止手段や、
脱穀装置の全体を駆動・駆動停止可能な脱穀クラッチ
(いずれも動力遮断手段の一例)を操作するための動力
遮断操作具を、操縦部に設けてあるだけであった。
を遮断してエンジンを停止可能なエンジン停止手段や、
脱穀装置の全体を駆動・駆動停止可能な脱穀クラッチ
(いずれも動力遮断手段の一例)を操作するための動力
遮断操作具を、操縦部に設けてあるだけであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】圃場のコーナー部(枕
地)の穀稈をコンバインで刈取ることは困難なことか
ら、コーナー部の穀稈については作業者が手で刈り取
り、脱穀装置のみを駆動させながらフィードチェーンの
始端部に供給して脱穀している。この作業(枕扱ぎ)に
おいては、作業者がフィードチェーンにおける突起付き
チェーンの大きく露出している始端側部分に一度に多量
の刈取穀稈を供給してしまって、フィードチェーンの搬
送経路中で刈取穀稈を詰まらせることがあり、そのよう
に詰まらせたときは、前記操作具を操作して動力遮断手
段を作動させ、脱穀装置の駆動を停止させている。
地)の穀稈をコンバインで刈取ることは困難なことか
ら、コーナー部の穀稈については作業者が手で刈り取
り、脱穀装置のみを駆動させながらフィードチェーンの
始端部に供給して脱穀している。この作業(枕扱ぎ)に
おいては、作業者がフィードチェーンにおける突起付き
チェーンの大きく露出している始端側部分に一度に多量
の刈取穀稈を供給してしまって、フィードチェーンの搬
送経路中で刈取穀稈を詰まらせることがあり、そのよう
に詰まらせたときは、前記操作具を操作して動力遮断手
段を作動させ、脱穀装置の駆動を停止させている。
【0004】ところが、上記従来の構成によれば、前記
動力遮断操作部をコンバインの操縦部に設けてあるだけ
であったために、動力遮断操作部を操作するのに、穀稈
供給口近くで枕扱ぎをしていた作業者が操縦部まで移動
しなければならず、脱穀装置の駆動を停止させるまでに
時間がかかって脱穀装置を故障させやすかった。
動力遮断操作部をコンバインの操縦部に設けてあるだけ
であったために、動力遮断操作部を操作するのに、穀稈
供給口近くで枕扱ぎをしていた作業者が操縦部まで移動
しなければならず、脱穀装置の駆動を停止させるまでに
時間がかかって脱穀装置を故障させやすかった。
【0005】本発明の目的は、手刈りした刈取穀稈を突
起付きチェーンの始端部に供給して脱穀する枕扱ぎの際
に、作業者が一度に多量の刈取穀稈を供給して、フィー
ドチェーンの搬送経路中で刈取穀稈を詰まらせた場合、
すぐに脱穀装置の駆動を停止させることができて、脱穀
装置の故障を防止できるようにすることにある。
起付きチェーンの始端部に供給して脱穀する枕扱ぎの際
に、作業者が一度に多量の刈取穀稈を供給して、フィー
ドチェーンの搬送経路中で刈取穀稈を詰まらせた場合、
すぐに脱穀装置の駆動を停止させることができて、脱穀
装置の故障を防止できるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる発明の
特徴構成は、動力遮断手段を作動させる遮断操作感知体
を、フィードチェーン側の横外側面に、穀稈の送り方向
に長く形成した状態で設けてあることにある。
特徴構成は、動力遮断手段を作動させる遮断操作感知体
を、フィードチェーン側の横外側面に、穀稈の送り方向
に長く形成した状態で設けてあることにある。
【0007】請求項2にかかる発明の特徴構成は、請求
項1にかかる発明において、前記遮断操作感知体が前記
動力遮断手段に連係した連係状態と、連係を解除した非
連係状態とに切換える切換え手段を設け、前記フィード
チェーンの始端部に対する穀稈案内用のフィードチェー
ンガイドを、前記フィードチェーンの始端側部分に沿う
作用位置と、上方に退避した非作用位置とにわたって後
ろ支点周りに上下揺動切換え自在に構成し、前記フィー
ドチェーンガイドが非作用位置に位置すると前記連係状
態になり、作用位置に位置すると前記非連係状態になる
ように、前記フィードチェーンガイドと切換え手段とを
連係してあることにある。
項1にかかる発明において、前記遮断操作感知体が前記
動力遮断手段に連係した連係状態と、連係を解除した非
連係状態とに切換える切換え手段を設け、前記フィード
チェーンの始端部に対する穀稈案内用のフィードチェー
ンガイドを、前記フィードチェーンの始端側部分に沿う
作用位置と、上方に退避した非作用位置とにわたって後
ろ支点周りに上下揺動切換え自在に構成し、前記フィー
ドチェーンガイドが非作用位置に位置すると前記連係状
態になり、作用位置に位置すると前記非連係状態になる
ように、前記フィードチェーンガイドと切換え手段とを
連係してあることにある。
【0008】
【作用】請求項1の構成によれば、動力遮断手段を作動
させる遮断操作感知体をフィードチェーン側の横外側面
に設けてあるから、枕扱ぎ作業において、フィードチェ
ーンにおける突起付きチェーンの始端側部分に作業者が
一度に多量の刈取穀稈を供給して、フィードチェーンの
搬送経路中で刈取穀稈を詰まらせた場合、その場で遮断
操作感知体に咄嗟に手をかけることができ、前記動力遮
断手段を作動させて、脱穀装置の駆動をすぐに停止させ
ることができる。しかも、この遮断操作感知体を穀稈の
送り方向に長く形成してあるから、刈取穀稈が詰まった
ときに作業者がたまたま穀稈供給口から離れた所にいる
ことがあっても、上記と同様の操作で脱穀装置の駆動を
すぐに停止させることができる。
させる遮断操作感知体をフィードチェーン側の横外側面
に設けてあるから、枕扱ぎ作業において、フィードチェ
ーンにおける突起付きチェーンの始端側部分に作業者が
一度に多量の刈取穀稈を供給して、フィードチェーンの
搬送経路中で刈取穀稈を詰まらせた場合、その場で遮断
操作感知体に咄嗟に手をかけることができ、前記動力遮
断手段を作動させて、脱穀装置の駆動をすぐに停止させ
ることができる。しかも、この遮断操作感知体を穀稈の
送り方向に長く形成してあるから、刈取穀稈が詰まった
ときに作業者がたまたま穀稈供給口から離れた所にいる
ことがあっても、上記と同様の操作で脱穀装置の駆動を
すぐに停止させることができる。
【0009】請求項2の構成によれば、枕扱ぎに当たっ
て、フィードチェーンガイドがフィードチェーンの始端
側部分に対して上方に退避した非作用位置に位置する
と、遮断操作感知体が動力遮断手段に連係した連係状態
になり、機体を走行させながら行う刈取脱穀に当たっ
て、フィードチェーンガイドがフィードチェーンの始端
側部分に沿う作用位置に位置すると、遮断操作感知体が
非連係状態になるから、枕扱ぎ以外のときに、他物が操
作具に触れて脱穀作業が停止するといった不具合をなく
すことができ、作業を円滑に行うことができる。
て、フィードチェーンガイドがフィードチェーンの始端
側部分に対して上方に退避した非作用位置に位置する
と、遮断操作感知体が動力遮断手段に連係した連係状態
になり、機体を走行させながら行う刈取脱穀に当たっ
て、フィードチェーンガイドがフィードチェーンの始端
側部分に沿う作用位置に位置すると、遮断操作感知体が
非連係状態になるから、枕扱ぎ以外のときに、他物が操
作具に触れて脱穀作業が停止するといった不具合をなく
すことができ、作業を円滑に行うことができる。
【0010】
【発明の効果】従って請求項1の構成によれば、枕扱ぎ
の際に、作業者が一度に多量の刈取穀稈を供給して、フ
ィードチェーンの搬送経路中で刈取穀稈を詰まらせた場
合、脱穀装置の駆動をすぐに停止させることができるか
ら、脱穀装置の故障を確実に防止できるようになった。
の際に、作業者が一度に多量の刈取穀稈を供給して、フ
ィードチェーンの搬送経路中で刈取穀稈を詰まらせた場
合、脱穀装置の駆動をすぐに停止させることができるか
ら、脱穀装置の故障を確実に防止できるようになった。
【0011】請求項2の構成によれば、枕扱ぎ以外のと
きに、他物が操作具に触れて脱穀作業を停止させるとい
った不具合をなくして作業を円滑に行うことができるか
ら、上記請求項1の構成による効果に加え、作業性を向
上させることができた。
きに、他物が操作具に触れて脱穀作業を停止させるとい
った不具合をなくして作業を円滑に行うことができるか
ら、上記請求項1の構成による効果に加え、作業性を向
上させることができた。
【0012】
【実施例】図1に示すように、クローラ式走行装置1を
備えた走行車体の前部に、刈取部2を油圧シリンダ3に
よる支軸4周りでの揺動で昇降操作自在に設け、刈取部
2に植立穀稈引起こし装置5、刈刃6、刈取穀稈を脱穀
装置7に送る搬送装置8を設け、刈取部2からの穀稈を
後方に挟持搬送しながら脱穀装置7内に供給するフィー
ドチェーン9を設け、脱穀装置7で脱穀選別された1番
物(穀粒)を回収するグレンタンク11を脱穀装置7の
横側に配置し、グレンタンク11の前に搭乗運転部12
を配置して、自脱型コンバインを構成してある。
備えた走行車体の前部に、刈取部2を油圧シリンダ3に
よる支軸4周りでの揺動で昇降操作自在に設け、刈取部
2に植立穀稈引起こし装置5、刈刃6、刈取穀稈を脱穀
装置7に送る搬送装置8を設け、刈取部2からの穀稈を
後方に挟持搬送しながら脱穀装置7内に供給するフィー
ドチェーン9を設け、脱穀装置7で脱穀選別された1番
物(穀粒)を回収するグレンタンク11を脱穀装置7の
横側に配置し、グレンタンク11の前に搭乗運転部12
を配置して、自脱型コンバインを構成してある。
【0013】図5に示すように前記脱穀装置7は、フィ
ードチェーン9によって扱室13に搬送されてきた穀稈
を扱き処理する扱胴14を設け、この扱胴14の下側に
扱き処理物を濾過する受網15を張設すると共に、受網
15からの漏下物を穀稈移送方向に移送しながら選別す
る選別部Aを設けて構成してある。そして、図2,図3
に示すように、扱胴14を横軸芯P1周りに回転駆動自
在に支持した扱胴カバー17を、下部扱胴ケース16に
横軸芯P2周りに上下揺動開閉自在に連結し、フィード
チェーン9に対向する挟持レール22を、扱胴カバー1
7の揺動端部で支持してある。
ードチェーン9によって扱室13に搬送されてきた穀稈
を扱き処理する扱胴14を設け、この扱胴14の下側に
扱き処理物を濾過する受網15を張設すると共に、受網
15からの漏下物を穀稈移送方向に移送しながら選別す
る選別部Aを設けて構成してある。そして、図2,図3
に示すように、扱胴14を横軸芯P1周りに回転駆動自
在に支持した扱胴カバー17を、下部扱胴ケース16に
横軸芯P2周りに上下揺動開閉自在に連結し、フィード
チェーン9に対向する挟持レール22を、扱胴カバー1
7の揺動端部で支持してある。
【0014】図2に示すように、扱胴カバー17が下降
セットされた閉状態で、下部扱胴ケース16側の係合部
18に下方から係合してロックするロックレバー19
と、ロックレバー19をロック側に付勢するスプリング
20とを扱胴カバー17に設け、前記ロックレバー19
の基端部に枢支連結した連結ロッド30を引っぱり操作
して、ロックレバー19を人為的にロック解除操作する
操作レバー29を、扱胴カバー17の外側面側に設けて
ある。さらに、ロック状態のロックレバー19の先端部
を下方に押しやってロックを解除させる揺動アーム32
を、電動モータ31で揺動駆動可能に設けて、前記操作
レバー29による人為的な操作とは別個にロックレバー
19をロック解除可能に構成してある。そして、下部扱
胴ケース16から扱胴カバー17にわたってガスシリン
ダ21(揺動駆動部の一例)を架設して、ロックレバー
19のロックが解除されると、ガスシリンダ21が自己
伸長力により扱胴カバー17を、扱胴14及び挟持レー
ル22とともに揺動開放させるよう構成してある(図3
参照)。なお扱胴カバー17の下降操作時にはその操作
力のためにガスシリンダ21が短縮して扱胴カバー17
の下降を可能にする。
セットされた閉状態で、下部扱胴ケース16側の係合部
18に下方から係合してロックするロックレバー19
と、ロックレバー19をロック側に付勢するスプリング
20とを扱胴カバー17に設け、前記ロックレバー19
の基端部に枢支連結した連結ロッド30を引っぱり操作
して、ロックレバー19を人為的にロック解除操作する
操作レバー29を、扱胴カバー17の外側面側に設けて
ある。さらに、ロック状態のロックレバー19の先端部
を下方に押しやってロックを解除させる揺動アーム32
を、電動モータ31で揺動駆動可能に設けて、前記操作
レバー29による人為的な操作とは別個にロックレバー
19をロック解除可能に構成してある。そして、下部扱
胴ケース16から扱胴カバー17にわたってガスシリン
ダ21(揺動駆動部の一例)を架設して、ロックレバー
19のロックが解除されると、ガスシリンダ21が自己
伸長力により扱胴カバー17を、扱胴14及び挟持レー
ル22とともに揺動開放させるよう構成してある(図3
参照)。なお扱胴カバー17の下降操作時にはその操作
力のためにガスシリンダ21が短縮して扱胴カバー17
の下降を可能にする。
【0015】図4に示すように、エンジンEにベルト連
動させて走行機体に備えられているミッションの出力プ
ーリ23と、扱胴回転支軸24に取り付けた扱胴駆動プ
ーリ25とにわたって伝動ベルトV1を巻回するととも
に、テンション輪26により伝動ベルトV1に伝動用張
力を付与して、前記扱胴14を駆動可能に構成してあ
る。フィードチェーン9や唐箕もエンジンEで駆動さ
れ、エンジンEと脱穀装置7との間に、脱穀装置7の全
体を駆動・駆動停止可能な脱穀クラッチ28を設け、さ
らに、燃料供給を遮断してエンジンEを停止させるエン
ジン停止手段40(動力遮断手段の一例)を設けてあ
る。
動させて走行機体に備えられているミッションの出力プ
ーリ23と、扱胴回転支軸24に取り付けた扱胴駆動プ
ーリ25とにわたって伝動ベルトV1を巻回するととも
に、テンション輪26により伝動ベルトV1に伝動用張
力を付与して、前記扱胴14を駆動可能に構成してあ
る。フィードチェーン9や唐箕もエンジンEで駆動さ
れ、エンジンEと脱穀装置7との間に、脱穀装置7の全
体を駆動・駆動停止可能な脱穀クラッチ28を設け、さ
らに、燃料供給を遮断してエンジンEを停止させるエン
ジン停止手段40(動力遮断手段の一例)を設けてあ
る。
【0016】そして、扱胴カバー17の内側部と、下部
扱胴ケース16の内側部とに両端部を各別に固定したベ
ルトV2を、扱胴駆動プーリ25の一側部に巻回して、
扱胴カバー17の揺動開放状態でこのベルトV2が緊張
して扱胴14に制動力が加わり、閉鎖状態で緩んで制動
力が解除されるよう構成してある。前記ベルトV2で扱
胴制動部を構成している。
扱胴ケース16の内側部とに両端部を各別に固定したベ
ルトV2を、扱胴駆動プーリ25の一側部に巻回して、
扱胴カバー17の揺動開放状態でこのベルトV2が緊張
して扱胴14に制動力が加わり、閉鎖状態で緩んで制動
力が解除されるよう構成してある。前記ベルトV2で扱
胴制動部を構成している。
【0017】図1,図4,図7,図8に示すように、感
圧バー33(遮断操作感知体の一例)を、フィードチェ
ーン9の上下両側のサイドカバー外側面にそれぞれ設
け、いずれか一方の感圧バー33が押圧されると、この
押圧に基づいて、エンジン停止手段40を作動させ、揺
動アーム32が下方に揺動するように電動モータ31を
駆動させる制御装置を設けてある。揺動アーム32が下
方に揺動することで、前述のようにロックレバー19の
ロックが解除され、それに伴ってガスシリンダ21が伸
長駆動して、扱胴カバー17が、扱胴14及び挟持レー
ル22とともに揺動開放し、扱胴14にベルトV2によ
る制動力が加わる。上記構成によれば、枕扱ぎの際、フ
ィードチェーン9の搬送経路中で刈取穀稈を詰まらせた
場合、その場で感圧バー33を押すことで、扱胴カバー
17を揺動開放させ、扱胴14を停止させることができ
る。前記感圧バー33は、穀稈の送り方向に長く形成し
て、枕扱ぎ中の作業者がたまたま穀稈供給口から離れて
いても感圧バー33に手をかけやすくしてある。
圧バー33(遮断操作感知体の一例)を、フィードチェ
ーン9の上下両側のサイドカバー外側面にそれぞれ設
け、いずれか一方の感圧バー33が押圧されると、この
押圧に基づいて、エンジン停止手段40を作動させ、揺
動アーム32が下方に揺動するように電動モータ31を
駆動させる制御装置を設けてある。揺動アーム32が下
方に揺動することで、前述のようにロックレバー19の
ロックが解除され、それに伴ってガスシリンダ21が伸
長駆動して、扱胴カバー17が、扱胴14及び挟持レー
ル22とともに揺動開放し、扱胴14にベルトV2によ
る制動力が加わる。上記構成によれば、枕扱ぎの際、フ
ィードチェーン9の搬送経路中で刈取穀稈を詰まらせた
場合、その場で感圧バー33を押すことで、扱胴カバー
17を揺動開放させ、扱胴14を停止させることができ
る。前記感圧バー33は、穀稈の送り方向に長く形成し
て、枕扱ぎ中の作業者がたまたま穀稈供給口から離れて
いても感圧バー33に手をかけやすくしてある。
【0018】図6に示すように、フィードチェーン9の
始端部に対する穀稈案内用のフィードチェーンガイド1
0を、フィードチェーン9の始端側部分に沿う作用位置
と、上方に退避した非作用位置とにわたって後ろ支点周
りに上下揺動切換え自在に構成し、チェーンガイド支持
部材36の枢支連結部側の端部と、挟持レール22を支
持するレール支持部材37の先端部との間に切換えスイ
ッチ35(切換え手段の一例)を設けて、フィードチェ
ーンガイド10が、枕扱ぎに当たって前記非作用位置に
位置すると、切換えスイッチ35が入って感圧バー33
がエンジン停止手段40と電動モータ31に連係した連
係状態になり、枕扱ぎを終えて作用位置に位置すると、
切換えスイッチ35が切れて非連係状態になるように設
定する制御を、前記制御装置で実行可能に構成してある
(図4参照)。
始端部に対する穀稈案内用のフィードチェーンガイド1
0を、フィードチェーン9の始端側部分に沿う作用位置
と、上方に退避した非作用位置とにわたって後ろ支点周
りに上下揺動切換え自在に構成し、チェーンガイド支持
部材36の枢支連結部側の端部と、挟持レール22を支
持するレール支持部材37の先端部との間に切換えスイ
ッチ35(切換え手段の一例)を設けて、フィードチェ
ーンガイド10が、枕扱ぎに当たって前記非作用位置に
位置すると、切換えスイッチ35が入って感圧バー33
がエンジン停止手段40と電動モータ31に連係した連
係状態になり、枕扱ぎを終えて作用位置に位置すると、
切換えスイッチ35が切れて非連係状態になるように設
定する制御を、前記制御装置で実行可能に構成してある
(図4参照)。
【0019】図1に示すように、機体後部の縦軸芯周り
に旋回自在で、グレンタンク11内の穀粒を排出する横
搬送装置38の前端左側面部に、機体の左側を照らすラ
ンプ39を付設し、このランプ39を前記制御装置で制
御して、枕扱ぎに当たってフィードチェーンガイド10
が非作用位置に位置設定されると、ランプ39が点き、
作用位置に位置設定されると消えるように構成して、日
が暮れてからの枕扱ぎ作業を可能にしてある。ランプ3
9は、枕扱ぎが終わってフィードチェーンガイド10が
作用位置に位置すると消えるから、消し忘れを防止でき
電気を節約できる。
に旋回自在で、グレンタンク11内の穀粒を排出する横
搬送装置38の前端左側面部に、機体の左側を照らすラ
ンプ39を付設し、このランプ39を前記制御装置で制
御して、枕扱ぎに当たってフィードチェーンガイド10
が非作用位置に位置設定されると、ランプ39が点き、
作用位置に位置設定されると消えるように構成して、日
が暮れてからの枕扱ぎ作業を可能にしてある。ランプ3
9は、枕扱ぎが終わってフィードチェーンガイド10が
作用位置に位置すると消えるから、消し忘れを防止でき
電気を節約できる。
【0020】〔別実施例〕例えば前記脱穀クラッチ28
を入切駆動する駆動部を設けて前記動力遮断手段を構成
し、感圧バー33が押圧されると、この押圧に基づい
て、脱穀クラッチ28がきれるよう前記駆動部を駆動
し、かつ、揺動アーム32が下方に揺動するように電動
モータ31を駆動させる制御を、前記制御装置で実行可
能に構成してもよい。
を入切駆動する駆動部を設けて前記動力遮断手段を構成
し、感圧バー33が押圧されると、この押圧に基づい
て、脱穀クラッチ28がきれるよう前記駆動部を駆動
し、かつ、揺動アーム32が下方に揺動するように電動
モータ31を駆動させる制御を、前記制御装置で実行可
能に構成してもよい。
【0021】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】コンバインの全体側面図
【図2】閉じ状態の脱穀装置の縦断正面図
【図3】揺動開放した状態の脱穀装置の縦断正面図
【図4】脱穀装置の制御系を示す図
【図5】脱穀装置の縦断側面図
【図6】フィードチェーン周りの構造の側面図
【図7】遮断操作感知体の平面図
【図8】遮断操作感知体の縦断後面図
7 脱穀装置 9 フィードチェーン 10 フィードチェーンガイド 28 動力遮断手段 33 遮断操作感知体 35 切換え手段
Claims (2)
- 【請求項1】 脱穀装置(7)への動力の伝達を断つ動
力遮断手段(28)を設けてあるコンバインであって、 前記動力遮断手段(28)を作動させる遮断操作感知体
(33)を、フィードチェーン(9)側の横外側面に、
穀稈の送り方向に長く形成した状態で設けてあるコンバ
イン。 - 【請求項2】 前記遮断操作感知体(33)が前記動力
遮断手段(28)に連係した連係状態と、連係を解除し
た非連係状態とに切換える切換え手段(35)を設け、
前記フィードチェーン(9)の始端部に対する穀稈案内
用のフィードチェーンガイド(10)を、前記フィード
チェーン(9)の始端側部分に沿う作用位置と、上方に
退避した非作用位置とにわたって後ろ支点周りに上下揺
動切換え自在に構成し、前記フィードチェーンガイド
(10)が非作用位置に位置すると前記連係状態にな
り、作用位置に位置すると前記非連係状態になるよう
に、前記フィードチェーンガイド(10)と切換え手段
(35)とを連係してある請求項1記載のコンバイン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7067235A JP3065906B2 (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | コンバイン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7067235A JP3065906B2 (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | コンバイン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08256579A true JPH08256579A (ja) | 1996-10-08 |
JP3065906B2 JP3065906B2 (ja) | 2000-07-17 |
Family
ID=13339061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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-
1995
- 1995-03-27 JP JP7067235A patent/JP3065906B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101157302B1 (ko) * | 2006-08-17 | 2012-06-18 | 가부시끼 가이샤 구보다 | 콤바인의 탈곡 장치 |
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JP4658886B2 (ja) * | 2006-09-22 | 2011-03-23 | 株式会社クボタ | 脱穀装置の開閉構造 |
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