JPH06135600A - 並列搬送におけるプレ給紙制御装置 - Google Patents

並列搬送におけるプレ給紙制御装置

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JPH06135600A
JPH06135600A JP4291472A JP29147292A JPH06135600A JP H06135600 A JPH06135600 A JP H06135600A JP 4291472 A JP4291472 A JP 4291472A JP 29147292 A JP29147292 A JP 29147292A JP H06135600 A JPH06135600 A JP H06135600A
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time
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conveyance
pair
sensors
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Application number
JP4291472A
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English (en)
Inventor
Setsu Mihara
節 三原
Akinobu Nakahata
彰伸 中幡
Kazumi Shirasaka
和己 白坂
Kenji Oda
研二 小田
Masahiro Shinohara
昌裕 篠原
Wataru Sasaki
渡 佐々木
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06135600A publication Critical patent/JPH06135600A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の用紙を並列搬送する装置において、搬
送される各用紙間の搬送ずれ、斜め搬送という搬送不良
をより効果的に補正する。 【構成】 搬送路の搬送方向と直交する方向に、転写紙
の先端を検出する複数のレジストセンサ24a〜24h
を配設し、全てのレジストセンサ24a〜24hが転写
紙の先端を検出した時点を基点としてレジストクラッチ
34に制御信号を出力し、レジストローラ対11の駆動
タイミングを設定する駆動タイミング制御手段36を設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ等の画像形成
装置に備えられ、給紙手段により並列に給紙された各用
紙をレジストローラ対から所定のタイミングで搬送する
ようにした並列搬送におけるプレ給紙制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から知られているプリンタ等の画像
形成装置の中には、封筒等の細幅用紙を複数枚並列で同
時に搬送する機能を有する装置を備えたものがある。
【0003】ここで、このような装置の一例について図
5を用いて説明する。図5において、50はレジストロ
ーラ対であり、このレジストローラ対50により搬送さ
れる封筒の先端合わせが行われる。このレジストローラ
対50よりも搬送方向上流側の位置には、互いに圧接す
る正転ローラ52及び反転ローラ53からなる捌きロー
ラ対56が配設されている。反転ローラ53は図5に示
すように封筒54a,54bの搬送路に対応する左右2
個所に設けられている。そして両ローラ52,53の圧
接位置(すなわち搬送紙のニップ位置)とレジストロー
ラ対50との間には、左右2つのレジストセンサ51
a,51bが設けられている。このレジストセンサ51
a,51bは、搬送される封筒54a,54bの先端が
レジストローラ対50に到達した後に給送駆動を停止さ
せ、かつレジストローラ対50を作動させるためのタイ
ミングを検出するものであり、全てのレジストセンサ5
1a,51bが封筒54a,54bの先端通過を検出し
た時点から所定時間が経過した後にレジストローラ対5
0が回転駆動され、このレジストローラ対50によって
封筒54a,54bが下流側へと搬出されるようになっ
ている。このように、全てのレジストセンサ51a,5
1bが封筒54a,54bの先端通過を検出した時点か
ら所定時間後にレジストローラ対50を回転駆動するこ
とによって、図5に示すような、封筒54a,54b間
に搬送ずれ(図5では、封筒54bに搬送遅れが生じた
状態を示している)が生じた場合に、その搬送ずれを補
正するようになっている。つまり、先行している封筒5
4aをレジストローラ対50で待機させつつ、遅れてい
る封筒54bをレジストローラ対50に向けて継続して
搬送することによって、封筒54a,54b間の搬送ず
れが補正されるようになっていいる。
【0004】さらに、レジストローラ対50を駆動させ
るまでの上記所定時間は、封筒54a(あるいは54
b)の先端がレジストセンサ51a(あるいは51b)
に検出されてからレジストローラ対50に到達するまで
の搬送時間よりも若干長く設定されており、例えば、図
5の一点鎖線55に示すように封筒54bが斜め搬送さ
れたような場合には、その斜め搬送を補正するようにな
っている。つまり、封筒54bの先端がレジストローラ
対50に到達してからも、封筒54bの搬送を所定時間
だけ継続させて、封筒54bを多少撓ませることで、封
筒54bの先端合わせを行なうようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような装置では、一般に、レジストセンサ51a,51
bが各搬送路の略中央に配設されているため、例えば封
筒54a,54bが斜め搬送されるような場合でも封筒
54a,54bの先端中央部が検出される。従って、例
えば図5に示すように、遅れている封筒54bのみが斜
め搬送され、さらにその斜行状態が大きい場合、すなわ
ち、封筒54bの搬送方向に対する傾き角度が大きいよ
うな場合には、封筒54a,54b間に生じた搬送ずれ
及び封筒54bの斜め搬送に対する補正が充分になされ
ないような場合が発生する。例えば、封筒54bの遅れ
ている先端部がレジストローラ対50に到達するまで
に、レジストローラ対50の駆動が開始されると、封筒
54a,54b間の搬送ずれ及び斜め搬送が完全に補正
されないまま下流側の感光体ドラムに搬出される。この
ような場合には、レジストローラ対50から搬出された
封筒54bが下流側でジャムし易いとともに、封筒54
bの所定の位置に画像の転写が行なわれないという不都
合を生じる原因となる。
【0006】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、複数の用紙を並列搬送する装置におい
て、搬送される各用紙間の搬送ずれ、斜め搬送という搬
送不良を、より効果的に補正することができる並列搬送
におけるプレ給紙制御装置を提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
並列な用紙搬送路を有し、この搬送路に転写紙を並列に
搬送する並列搬送装置において、上記各搬送路中に設け
られ、給送転写紙を下流側へ搬送するレジストローラ対
と、上記各搬送路の転写紙を上記レジストローラ対まで
給送する給送手段と、上記レジストローラ対の上流側の
各搬送路中に、搬送方向と直交する方向に配列され、各
搬送転写紙の先端を検出する複数のセンサと、上記全て
のセンサが給送転写紙の先端を検出した時点から所定時
間経過後に予め設定された時間だけ上記レジストローラ
対を駆動させる駆動手段とを設けたものである。
【0008】請求項2に係る発明は、上記請求項1記載
の給紙搬送装置において、前記複数のセンサのいずれか
一つが転写紙の先端を検出した時点から、全てのセンサ
が転写紙の先端を検出するまでの時間を測定する計時手
段と、この計時手段による計時結果と予め設定された時
間とを比較する比較手段と、計時結果が設定時間以上の
ときは、異常を報知する報知手段とを設けたものであ
る。
【0009】
【作用】上記請求項1記載の発明によれば、並列状態で
搬送される複数の転写紙間に搬送ずれが生じている場合
及び転写紙に斜め搬送が生じている場合には、搬送ずれ
によるずれ量及び斜め搬送の斜行状態に関係なく、全て
の転写紙の先端が全てのセンサに検出された後、所定の
時間が経過すると、レジストローラ対が予め設定された
時間だけ駆動される。
【0010】上記請求項2記載の発明によれば、前記複
数のセンサのいずれか一つが転写紙の先端を検出した時
点から、全てのセンサが転写紙の先端を検出するまでの
時間が予め設定されている時間を上回る場合には、搬送
異常が生じている、あるいは搬送異常が生じる虞がある
として報知手段によって報知される。
【0011】
【実施例】図3は、本発明の並列搬送におけるプレ給紙
制御装置を備えた画像形成装置の概略構成を示したもの
である。この装置には、通常の転写紙を収容する給紙カ
セット1と、封筒を並列状態で収容する給紙カセット2
とが上下2段に着脱可能に装着されている。
【0012】図3に示すように、各給紙カセット1,2
に対応する位置には、それぞれ給紙ローラ3,4が設け
られている。この給紙ローラ3の下流側には、正転ロー
ラ5及び反転ローラ6からなる第1の捌きローラ対7が
設けられ、また給紙ローラ4の下流側には、正転ローラ
8及び反転ローラ9からなる第2の捌きローラ対10が
設けられている。上記捌きローラ対7,10は、複数の
転写紙及び封筒が同時に給送された場合、つまり重送が
生じた際に、重送された転写紙及び封筒を捌いて単一の
転写紙、あるいは封筒のみを下流側に搬送するものであ
る。ここで、上記捌きローラ対10は、給紙カセット2
から、紙厚のある封筒等が給送されるときのみ捌きを行
うようになっている。この場合、第1の捌きローラ対7
では、反転ローラ6が正転ローラ5に連れ回りして、上
記封筒等を搬送するようになっている。
【0013】そして、給紙カセット1から給送された通
常の転写紙は上記第1の捌きローラ対7で捌かれた後、
レジストローラ対11に搬送される。一方、給紙カセッ
ト2から給送された封筒は上記第2の捌きローラ対10
で捌かれた後、第1の捌きローラ対7を経てレジストロ
ーラ対11に搬送されるようになっている。
【0014】ここで、上記正転ローラ5及び反転ローラ
6は、図2に示すように、共に上記レジストローラ対1
1と平行な方向に延びる正転ローラ軸27及び反転ロー
ラ軸28に装着されている。特に、反転ローラ6は封筒
等の細幅用紙の搬送路に対応する複数の個所に設けら
れ、各反転ローラ6は反転ローラ軸28に相対回転可能
に装着されている。
【0015】上記正転ローラ軸27は、正転ローラクラ
ッチ30を介して画像形成装置の図外のメインモータに
接続されており、正転ローラクラッチ30のオンオフに
より、転写紙を搬送する方向に正転駆動される正転状態
と自由回転が可能な状態とに切換えられるようになって
いる。一方、上記反転ローラ軸28は反転ローラクラッ
チ29を介してメインモータと接続されており、反転ロ
ーラクラッチ29のオンオフにより、転写紙の搬送方向
と逆向き(反転方向)に回転駆動される反転駆動状態と
自由回転が可能な状態とに切換えられるようになってい
る。
【0016】また、各反転ローラ6と反転ローラ軸28
との間には、それぞれトルク制限用のフリクションクラ
ッチ31が介設されている。各フリクションクラッチ3
1は、反転ローラ6と反転ローラ軸28との間で一定値
以下のトルクのみを伝達するように構成されており、こ
れによって、重送紙が上記正転ローラ5と反転ローラ6
との間にニップされたときのみ反転ローラ6が反転ロー
ラ軸28と一体に反転方向に回転されて、重送紙を捌く
ように構成されている。
【0017】一方、上記レジストローラ対11の下流側
には、図3に示すように、感光体12、帯電装置、現像
装置及びクリーニング装置等が一体に構成された像形成
ユニット13が設置され、その周囲には、発光部14及
びポリゴンミラー15等からなる光学ユニット16、転
写部17等が配設されている。さらに、その下流側に
は、定着部18、排出ローラ対19,20、排出ガイド
21及び排出トレイ22等が配設されている。なお、上
記光学ユニット16の発光部14には、図外の画像デー
タ出力部から変調光信号が出力されるようになってい
る。
【0018】また、上記給紙カセット1,2から排出ト
レイ22に至るまでの転写紙搬送通路の途中には、給紙
カセット2から転写紙を給送する際に発生したジャムを
検出するジャム検出スイッチ23、レジストローラ対1
1の作動タイミングを図るためのレジストセンサ24、
発光タイミングセンサ25、排出センサ26等の各セン
サが適所に配設されている。これらのセンサの検出部
は、封筒等の細幅用紙を並列搬送した場合に各用紙をそ
れぞれ検出すべく、幅方向の対応する位置に2個以上並
列に配設されており、特に、レジストセンサ24は、図
2に示すように、8個のレジストセンサ24a〜24h
によって構成され、各センサ24a〜24hが搬送路の
幅方向に、所定の間隔で配設されている。なお、図2に
示すように、封筒が並列状態で搬送されるときには、レ
ジストセンサ24a〜24dが一方の封筒を検出し、レ
ジストセンサ24e〜24hが他方の封筒を検出しうる
ようになっている。
【0019】今、給紙カセット2から封筒が並列状態で
給紙されると、捌きローラ対7,10を経てレジストロ
ーラ対11に送られ、ここで先端合わせが行われるとと
もに、レジストローラ対11が所定時間駆動されて、転
写紙の先端がレジストローラ対11にニップされた状態
で待機され(以後、プレ給紙という)、その後、所定の
制御信号により、レジストローラ対11が駆動されて、
封筒が感光体12へ給送される。そして、上記封筒は、
定着部18を通過後、排出ローラ対19,20及び排出
ガイド21を通って、排出トレイ22に排出されること
となる。
【0020】次に、上記画像形成装置のプレ給紙を行な
うための制御系を示すブロック構成について図1を用い
て説明する。同図において、レジストセンサ24a〜2
4hが給紙カセット2から給送された各封筒の先端を検
出すると、その検出信号が駆動タイミング制御部36及
び計時部37に出力される。
【0021】駆動タイミング制御部36では、上記レジ
ストセンサ24a〜24hの上記検出信号の入力によ
り、レジストクラッチ34に制御信号を出力して、レジ
ストクラッチ34をオンし、レジストローラ対11に回
転駆動力を伝達する。ここで、上記駆動タイミング制御
部36は、上記全てのレジストセンサ24a〜24hか
らの先端検出信号が入力されたときのみ、上記レジスト
クラッチ34に制御信号を出力するようになっている。
【0022】一方、上記計時部37では、上記レジスト
センサ24a〜24hのいずれかの検出信号が入力され
てから、全てのレジストセンサ24a〜24hの検出信
号が入力されるまでの時間を計時し、その計時結果をジ
ャム判別部39に出力する。
【0023】ジャム判別部39に上記計時結果が入力さ
れると、ジャム判別部39では、記憶部38に格納され
ている上記計時時間に対する上限値(並列搬送される封
筒間に生じる搬送ずれの上限値に対する上記レジストセ
ンサ24a〜24hの検出時間差)が読み出され、上記
計時結果との比較が行なわれる。ここで、上記上限値
は、封筒に斜め搬送が生じた場合における、封筒の搬送
方向に対する傾き角度の上限値をも考慮して設定されて
いる。
【0024】そして、上記計時結果が上記上限値を上回
る場合には、並列搬送される封筒間の搬送ずれ、封筒の
斜め搬送及び画像の転写ずれが許容範囲外で、ジャム状
態、あるいはジャム状態を招く虞がある、または画像の
転写位置が好ましくないとして、ジャム表示装置40に
制御信号を出力して、所定のジャム表示を行なうととも
に、上記駆動タイミング制御部36に制御信号を出力し
て、レジストクラッチ34への信号出力が行なわれない
ように制御するようになっている。
【0025】次に、上記画像形成装置の動作を図4のタ
イミングチャートを用いて説明する。先ず、画像形成装
置の電源がオンされると、画像形成装置が起動され、所
定時間後に安定状態(プリント可能状態)にされる。そ
して、t1時点で、画像形成装置に配設された図外の操
作部上の給紙カセット選択スイッチ32により、例えば
給紙カセット2が選択されると、t2時点で、給紙ロー
ラクラッチ33及び正転ローラクラッチ30がオン状態
となり、給紙ローラ4及び正転ローラ5の回転駆動が開
始される。
【0026】給紙ローラ4が回転駆動されると、給紙カ
セット2から封筒が並列状態で給送され、第2の捌きロ
ーラ対10で捌かれた後、さらに搬送されて第1の捌き
ローラ対7に到達する。このとき、第1の捌きローラ対
7においては、反転ローラ6が正転ローラ5に連れ回り
されており、各ローラ5,6は封筒を搬送すべく共に正
転方向(図3の矢印方向)に回転駆動される。そして、
さらに各封筒が搬送され、レジストセンサ24に到達し
て、その先端がレジストセンサ24で検出された時点
(t3〜t4時点)、すなわち搬送路に配設されたレジ
ストセンサ24a〜24hのいずれもが並列搬送される
封筒の先端を検出したt4時点から所定の時間T2が経
過すると、給紙ローラクラッチ33がオフに切換られて
給紙ローラ4の回転駆動が停止されるとともに、レジス
トクラッチ34がオンされてレジストローラ対11が回
転駆動される(t5時点)。そして、レジストクラッチ
34がオンされた時点(t5時点)から所定時間T3が
経過した後、上記レジストローラ対11の回転駆動が停
止され(t7時点)、これによって転写紙の先端がレジ
ストローラ対11にニップされ(プレ給紙)、所定のプ
リント信号により即座に感光体12に向けて搬出できる
ようにされている。
【0027】ここで、並列搬送される封筒は、その紙
質、給紙カセット2からの給送ミス、あるいは各ローラ
対による圧接の不均一さにより、必ずしも各封筒の先端
が揃った状態で搬送されるとは限らず、図2に示すよう
に各封筒35a,35b間に搬送ずれが生じ、さらに両
方、あるいはいずれかの封筒(図2では、封筒35b)
が搬送方向に対して斜めに搬送されるような場合が生じ
る。この場合、各封筒35a,35bの先端は、搬送ず
れのずれ量及び搬送方向に対する封筒32aの傾き角度
に応じて順次レジストセンサ24a〜24hに検出され
る。そして、全てのレジストセンサ24a〜24hが各
封筒35a,35bの先端を検出した時点(t4時
点)、つまり、封筒35bの先端において、レジストセ
ンサ24の検出位置に対して遅れている先端部(図2の
封筒35bの右側先端部)がレジストセンサ24(図2
ではレジストセンサ24h)に検出された時点を基点と
して、所定時間T2後にレジストローラ対11が駆動さ
れる。従って、従来例のように、斜め搬送が生じた封筒
の先端において、レジストセンサの検出位置に対して遅
れている先端部がレジストローラ対に到達するまでに、
レジストローラ対が駆動され、これによって、各封筒間
の搬送ずれ及び斜め状態が完全に補正されないまま像形
成手段に搬出されるといったことがないようにされてい
る。
【0028】そして、レジストローラ対11の回転駆動
開始から所定時間後のt6時点で正転ローラクラッチ3
0がオフに切換られて、正転ローラ5が自由回転状態に
された後、t7時点でレジストクラッチ34がオフに切
換られる。そして、レジストローラ対11でニップされ
て、待機状態にある各封筒35a,35bは、図外の端
末等からのプリント信号に同期して、レジストローラ対
11から像形成ユニット13へと搬出されるように構成
されている。
【0029】なお、上記レジストセンサ24a〜24h
が最初に封筒(図2では、封筒35a)の先端を検出し
た時点(t3時点)から、全てのレジストセンサ24a
〜24hが封筒(図2では、封筒35b)を検出するま
で(t4時点)の時間T1が、上記記憶部38に格納さ
れている上限時間値、すなわち、並列搬送される封筒間
に生じる搬送ずれ量の上限値に対する上記レジストセン
サ24a〜24hの検出時間差を上回る場合には、搬送
ずれ量、斜行状態及び転写ずれが許容範囲外で、ジャム
状態、あるいはジャム状態を招く虞がある、または画像
の転写位置が好ましくない(文字が斜めになり見栄えに
影響する、あるいは違和感が生じる等)としてレジスト
クラッチ34はオンされず、上記ジャム表示装置40に
よりジャム表示が行なわれる。
【0030】以上説明したように、本発明の並列搬送に
おけるプレ給紙制御装置によれば、上記全てのレジスト
センサ24a〜24hが全ての封筒35a,35bの先
端を検出した時点(図4のt4時点)、つまり、図2で
は、封筒35bの先端において、レジストセンサ24の
検出位置に対して遅れている先端部がレジストセンサ2
4に検出された時点を基点として所定時間T2後にレジ
ストローラ対11が回転されるので、レジストセンサ2
4の検出位置に対して遅れている封筒35bの先端部
も、上記所定時間T2を利用して上記レジストローラ対
11に到達することが可能となる。従って、各封筒35
a,35bの搬送ずれにおけるずれ量、あるいは斜め搬
送される封筒35bの搬送方向に対する傾き角度が上記
許容範囲を越えない範囲で、その大小に関係なく転写紙
の斜め搬送を効果的に補正することが可能となり、各封
筒を適正状態で下流側に搬出することができる。
【0031】また、レジストセンサ24a〜24hのい
ずれかが最初に封筒の先端を検出してから(図4のt3
時点)、全てのレジストセンサ24a〜24hが封筒を
検出する(図4のt4時点)までの時間T1に対する上
限値を予め設定して、その上限値と実測値とを比較し、
上限値を上回る場合には、レジストローラ対11の駆動
を停止するとともに、ジャム表示装置で表示するように
したので、転写紙のジャム発生を早期に検知することが
でき、特に、転写中のジャム発生による画像データの損
失を未然に防ぐことができるという利点がある。
【0032】なお、上記実施例においては、封筒を並列
状態で同時に搬送した場合について説明したが、上記画
像形成装置において通常の転写紙を搬送した場合も、同
様に効果的である。つまり、複数のレジストセンサ24
a〜24hのうち、転写紙の幅に対応するセンサを利用
して転写紙の先端を検出し、転写紙が斜め搬送されてい
る場合には、その斜行状態を検出することによって、レ
ジストローラ対11での転写紙の待機時間を増減させ、
正確な斜め搬送補正を行なうことが可能となる。
【0033】また、上記実施例においては、各搬送路に
対し4個のレジストセンサ24a〜24d,24e〜2
4hを配設して各封筒35a,35bの先端を検出する
構成例について説明したが、レジストセンサの数は、搬
送される封筒のサイズ、あるいは所望の検出精度等によ
り適宜設定すればよく、また、複数のフォトセンサが列
状に配された、ラインセンサ等を適用して転写紙の先端
を検出するようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、各搬送
路中に設けられ、給送転写紙を下流側へ搬送するレジス
トローラ対と、上記各搬送路の転写紙を上記レジストロ
ーラ対まで給送する給送手段と、上記レジストローラ対
の上流側の各搬送路中に、搬送方向と直交する方向に配
列され、各搬送転写紙の先端を検出する複数のセンサ
と、上記全てのセンサが給送転写紙の先端を検出した時
点から所定時間経過後に予め設定された時間だけ上記レ
ジストローラ対を駆動させる駆動手段とを設けたので、
搬送ずれが生じた場合の各転写紙間のずれ量、あるいは
斜め搬送された転写紙の、搬送方向に対する転写紙の傾
き角度の大小に関係なく、転写紙の搬送ずれ、斜め搬送
という搬送不良を効果的に補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の並列搬送におけるプレ給紙制御装置が
適用される画像形成装置におけるプレ給紙を行なうため
の制御系を示すブロック図である。
【図2】本発明の並列搬送におけるプレ給紙制御装置を
その紙搬送方向及び幅方向と直交する方向から見た断面
図である。
【図3】本発明の並列搬送におけるプレ給紙制御装置が
適用される画像形成装置を示す全体構成略図である。
【図4】本発明の並列搬送におけるプレ給紙制御装置が
適用される画像形成装置の動作を示すタイミングチャー
ト図である。
【図5】従来の装置をその紙搬送方向及び幅方向と直交
する方向から見た断面図である。
【符号の説明】
5 正転ローラ 6 反転ローラ 11 レジストローラ対 24a〜24h レジストセンサ 34 レジストクラッチ 35 転写紙 36 駆動タイミング制御部 37 計時部 38 記憶部 39 ジャム判別部 40 ジャム表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小田 研二 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 篠原 昌裕 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 佐々木 渡 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列な用紙搬送路を有し、この搬送路に
    転写紙を並列に搬送する並列搬送装置において、上記各
    搬送路中に設けられ、給送転写紙を下流側へ搬送するレ
    ジストローラ対と、上記各搬送路の転写紙を上記レジス
    トローラ対まで給送する給送手段と、上記レジストロー
    ラ対の上流側の各搬送路中に、搬送方向と直交する方向
    に配列され、各搬送転写紙の先端を検出する複数のセン
    サと、上記全てのセンサが給送転写紙の先端を検出した
    時点から所定時間経過後に予め設定された時間だけ上記
    レジストローラ対を駆動させる駆動手段とを設けたこと
    を特徴とする並列搬送におけるプレ給紙制御装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1記載の給紙搬送装置におい
    て、前記複数のセンサのいずれか一つが転写紙の先端を
    検出した時点から、全てのセンサが転写紙の先端を検出
    するまでの時間を測定する計時手段と、この計時手段に
    よる計時結果と予め設定された時間とを比較する比較手
    段と、計時結果が設定時間以上のときは、異常を報知す
    る報知手段とを設けたことを特徴とする並列搬送におけ
    るプレ給紙制御装置。
JP4291472A 1992-10-29 1992-10-29 並列搬送におけるプレ給紙制御装置 Pending JPH06135600A (ja)

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