JPH08268618A - 用紙反転機構およびこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

用紙反転機構およびこれを用いた画像形成装置

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JPH08268618A
JPH08268618A JP7080067A JP8006795A JPH08268618A JP H08268618 A JPH08268618 A JP H08268618A JP 7080067 A JP7080067 A JP 7080067A JP 8006795 A JP8006795 A JP 8006795A JP H08268618 A JPH08268618 A JP H08268618A
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roller
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JP7080067A
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Masafumi Takiguchi
雅史 滝口
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 どのようなサイズの用紙であっても確実に表
裏反転できるとともに、用紙反転の高速化を図ることの
できる用紙反転機構と、この用紙反転機構を用いた画像
形成装置を提供する。 【構成】 駆動ローラ1と第一,第二の従動ローラ2,
3を有し、駆動ローラ1と第一従動ローラ2の直上位置
には用紙導入ガイド板4を、駆動ローラ1と第一従動ロ
ーラ2の直下位置には用紙反転ガイド板5を、駆動ロー
ラ1と第二従動ローラ3の用紙排出側位置には用紙排出
ガイド板6を備えた用紙反転機構において、用紙反転ガ
イド板5内に位置して用紙ストッパ8を上下方向移動自
在に設け、用紙ストッパ8が指定の用紙サイズ位置に停
止するように、ストッパ位置検知手段13〜18の検知
出力に基づいて駆動制御手段19により用紙ストッパ移
動手段11〜12を駆動制御する。また、この用紙反転
機構を画像形成装置に組み込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、両面複写や両面印刷に
際して用紙の表裏を反転するための用紙反転機構と、こ
れを用いて構成した画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】両面複写や両面印刷を行なうことのでき
る複写機やレーザープリンタなどの画像形成装置では、
両面複写や両面印刷を行なうために送給の途中のどこか
で用紙を表裏反転する必要がある。現在、このような用
紙反転機構の1つとして、図4に示すような一本の駆動
ローラと二本の従動ローラを用いたスイッチバック式の
ものが知られている。
【0003】すなわち、図4、1は図示にないモータに
よって回転駆動される駆動ローラ、2は駆動ローラ1の
回転に従って回動する第一従動ローラ、3は駆動ローラ
1の回転に従って回動する第二従動ローラであって、前
記駆動ローラ1と第一従動ローラ2の直上位置には、送
給されてくる用紙Pを反転機構内へ案内するための用紙
導入ガイド板4が設けられているとともに、その直下位
置には、用紙Pをスイッチバックして表裏反転するため
の用紙反転ガイド板5が設けられている。
【0004】また、前記駆動ローラ1と第二従動ローラ
3の紙排出側ニップ位置には、表裏を反転されて出てく
る用紙Pを案内するための用紙排出ガイド板6が設けら
れている。なお、7は駆動ローラ1の周面に形成された
摩擦増大用の羽根車であって、用紙Pを、駆動ローラ1
と第一従動ローラ2のニップ部および駆動ローラ1と第
二従動ローラ3のニップ部に確実に引き込むためのもの
である。
【0005】前記構成になる従来の用紙反転機構の用紙
反転動作を説明する。まず、図4(A)に示すように、
用紙Pが用紙導入ガイド板4に案内されて駆動ローラ1
と第一従動ローラ2のニップ部まで送給されてくると、
用紙Pは駆動ローラ1と第一従動ローラ2のニップ部に
挟まれて反転ガイド板5内に送り込まれる。用紙Pが用
紙反転ガイド板5内に完全に送り込まれると、用紙Pは
図4(B)に示すような状態となり、用紙Pの後端部は
回転する駆動ローラ1の羽根車7に巻き込まれながら駆
動ローラ1と第二従動ローラ3のニップ部へと送られ
る。
【0006】用紙Pの後端部が駆動ローラ1と第二従動
ローラ3のニップ部まで達すると、用紙Pは駆動ローラ
1と第二従動ローラ3のニップ部に引き込まれ、図4
(C)に示すように、用紙排出ガイド板6に案内されな
がら反転機構外へ排出される。前記図4(A)〜(C)
から明らかなように、用紙排出ガイド板6から排出され
る用紙Pは、用紙導入ガイド板4に入ってきた時とはそ
の前後が逆になり、その表裏が反転される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の用紙反転機構の場合、用紙反転ガイド板5の底面部
と、駆動ローラ1と第一従動ローラ2のニップ部との距
離Lが用紙Pのサイズと特定の関係にないと、用紙を反
転できないという問題があった。すなわち、図5(A)
に示すように、用紙Pの長さが前記距離Lよりも長過ぎ
る場合には、用紙Pが駆動ローラ1などに巻き込まれて
ジャム(用紙詰まり)を起こしてしまうおそれがあり、
また、図5(B)に示すように、用紙Pの長さが距離L
よりも短過ぎる場合には、用紙反転ガイド板6内に落ち
込んだ用紙Pを掴んで外へ排出できないという問題があ
った。
【0008】前記のような問題を解決するための1つの
方法として、用紙反転ガイド板5内に一対の補助ローラ
を設け、この補助ローラを正転させることにより駆動ロ
ーラ1と第一従動ローラ2のニップ部を通って送られて
くる用紙Pを用紙反転ガイド板5内へ引き込むともに、
逆転させることによりこの引き込まれた用紙Pを反転ラ
1と第二従動ローラ3のニップ部へ送り出す方法が考え
られている。しかしながら、この方法の場合、補助ロー
ラが逆転されているときは、後続する用紙を用紙反転ガ
イド板5内に引き込むことができず、用紙反転の高速化
が難しいという問題があった。
【0009】本発明は、前述のような問題を解決するた
めになされたもので、どのようなサイズの用紙であって
も確実に表裏反転できるとともに、用紙反転の高速化も
図ることのできる用紙反転機構と、この用紙反転機構を
用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る用紙反転機構は、駆動ローラと、この
駆動ローラに接して左右両側に配置された第一および第
二の2つの従動ローラとを有し、前記駆動ローラと第一
従動ローラの直上位置には送給されてくる用紙を前記駆
動ローラと第一従動ローラのニップ部へ案内する用紙導
入ガイド板が設けられているとともに、前記駆動ローラ
と第一従動ローラの直下位置には送り込まれてきた用紙
をスイッチバックして表裏反転するための用紙反転ガイ
ド板が設けられ、前記駆動ローラと第二従動ローラのニ
ップ部の用紙排出側位置には該ニップ部から送り出され
る反転用紙を外部へ案内する用紙排出ガイド板が設けら
れた用紙反転機構において、前記用紙反転ガイド板内に
位置して上下方向移動自在に配置された用紙ストッパ
と、前記用紙ストッパを上下方向に移動するストッパ移
動手段と、前記用紙ストッパの移動位置を検知するスト
ッパ位置検知手段と、前記用紙ストッパが指定の用紙サ
イズ位置に停止するように前記ストッパ位置検知手段の
検知出力に基づいて前記用紙ストッパ移動手段を駆動制
御する手段とを設けたことを特徴とするものである。
【0011】なお、前記ストッパ移動手段は、構造を簡
単とするためにモータおよびラックとピニオンで構成す
ることが好ましい。
【0012】また、本発明に係る画像形成装置は、前記
構成の用紙反転機構を備え、前記用紙ストッパを指定さ
れた用紙サイズ位置に移動設定するようにしたことを特
徴とするものである。
【0013】さらに、本発明に係る画像形成装置は、前
記用紙反転機構を備えた画像形成装置において、用紙搬
送経路に送り出された用紙の先端位置と後端位置を検出
する用紙長検出手段と、前記用紙長検出手段の検知出力
に基づいて用紙の先端から後端までの通過時間を計測す
る通過時間計測手段と、前記通過時間検出手段によって
測定された用紙の通過時間から実際に送り出された用紙
が指定サイズの用紙であるか否かを判定する用紙サイズ
判定手段と、前記用紙サイズ判定手段が用紙のサイズ不
一致を検出したときに用紙搬送経路を用紙反転機構側か
ら排紙部側へ切換える搬送路切換手段とを設けたことを
特徴とするものである。
【0014】
【作用】本発明に係る用紙反転機構の場合、用紙ストッ
パは指定の用紙サイズ位置に自動的に設定される。した
がって、どのようなサイズの用紙であっても確実に反転
できる。また、用紙反転ガイド板内に補助ローラなどを
一切必要としないので、表裏反転された用紙が駆動ロー
ラと第二の従動ローラのニップ部から外部へ排出されて
いる間に、次の用紙を用紙反転ガイド板内に送り込むこ
とができる。
【0015】本発明に係る画像形成装置の場合、用紙ス
トッパは指定の用紙サイズ位置に自動的に設定されるの
で、どのようなサイズの用紙であっても、確実に両面複
写あるいは両面印刷できる。また、指定された用紙サイ
ズと、実際に給紙部から送り出された用紙のサイズとが
一致していない場合には、送り出された用紙は強制的に
排紙される。
【0016】
【実施例】図1および図2に、本発明に係る用紙反転機
構の一実施例を示す。図1は用紙反転機構の略示縦断面
図、図2は図1中の用紙ストッパ8部分の略示横断面図
である。
【0017】この実施例に係る用紙反転機構が従来の用
紙反転機構(図4)と異なるところは、上下方向に移動
自在とされた用紙ストッパ8を用紙反転ガイド板5内に
設けるとともに、この用紙ストッパ8をその時に使用す
る用紙のサイズに対応した最適位置に自動的に上下動す
るようにした点である。なお、図中、従来の用紙反転機
構と同一もしくは相当部分には同一の符号を付し、その
詳細な説明は省略する。
【0018】図1および図2において、8は用紙反転ガ
イド板5内に配置された用紙ストッパである。この用紙
ストッパ8の支持部材9はスライド棒10によって上下
方向摺動自在に案内されている。支持部材9の外側端に
は、ラック11が固設されている。このラック11は、
モータ12によって回転駆動されるピニオン13と噛合
されており、モータ12を左右に回転することにより用
紙ストッパ8を上下方向に移動できるようになってい
る。
【0019】一方、前記用紙ストッパ8の外端部には、
位置検知用の遮光片14が突設されている。そして、こ
の遮光片14の上下方向の移動軌跡上には、一対の発光
素子と受光素子からなる複数個のストッパ位置センサ1
5〜17が用紙サイズに対応した位置にそれぞれ設けら
れている。図示例の場合、ストッパ位置センサ15はB
4版の用紙位置に、ストッパ位置センサ16はA4版の
用紙位置に、またストッパ位置センサ17はB5版の用
紙位置にそれぞれ配置されている。
【0020】前記ストッパ位置センサ15〜17の出力
は、ストッパ位置検出部18に送られている。このスト
ッパ位置検出部18は、前記遮光片14が各ストッパ位
置センサ15〜17の中に入り込んでそれぞれの発光素
子から受光素子に向けて照射されている光を遮った時に
これを検知し、用紙ストッパ8が当該用紙サイズ位置に
位置することを検出するものである。19はモータ駆動
制御部であって、ストッパ位置検出部18の出力を監視
しながら用紙ストッパ8が指定の用紙サイズ位置となる
ようにモータ12を駆動制御するものである。
【0021】前記用紙反転機構における用紙ストッパ8
の移動動作を説明する。いま、例えば、モータ駆動制御
部19にB5版の用紙サイズ情報が与えられると、モー
タ駆動制御部19はストッパ位置検出部18の出力信号
から用紙ストッパ8が現在どの用紙サイズ位置に位置し
ているかを検知する。そして、用紙ストッパ8が指定の
用紙サイズと異なる位置に位置しているときは、用紙ス
トッパ8が指定のB5版サイズ位置に向かって移動する
ように、モータ12を所定の方向に回転駆動する。図示
の場合、用紙ストッパ8は現在A4版位置に位置してい
るので、モータ駆動制御部19は用紙ストッパ8が上方
へ向かって移動する向きにモータ12を回転する。
【0022】モータ12が回転すると、モータ軸に取り
付けられたピニオン13と噛合しているラック11が上
方へ移動され、これに従って用紙ストッパ8も上方へ移
動される。そして、この上方へ移動する用紙ストッパ8
の遮光片14がB5版の用紙サイズ位置に設置されたス
トッパ位置センサ17内に入り込んでその光を遮ると、
ストッパ位置検出部18がこれを検知し、検知信号をモ
ータ駆動制御部19へ送る。モータ駆動制御部19は、
この検知信号を受信することにより、用紙ストッパ8が
指定されたB5版の用紙サイズ位置に移動されたことを
検知し、モータ12を停止する。これによって、用紙ス
トッパ8はB5版の用紙サイズ位置に自動的に移動設定
される。
【0023】また、モータ駆動制御部19にB4版の用
紙サイズ情報が与えられた場合には、上記とは逆に用紙
ストッパ8は下方へ移動され、遮光板14がB4版用の
ストッパ位置センサ15内に入り込んだ時点でモータ1
2は停止される。また、A4版の用紙サイズ情報が与え
られた場合には、用紙ストッパ8は現在A4版位置に位
置しているのでモータ12は回転されず、該位置に維持
される。
【0024】前記のようにして、用紙ストッパ8はその
時に使用される用紙サイズに対応した位置に自動的に移
動設定されるので、用紙反転ガイド板5内に引き込まれ
た用紙Pが図5(A)のように長過ぎたり、図5(B)
のように短過ぎたりすることがなくなる。したがって、
使用する用紙Pのサイズが変わっても、用紙反転ガイド
板5内に導入された用紙Pは、図4(A)〜(C)に示
したと同じようにして、確実に駆動ローラ1と第二従動
ローラ3のニップ部へ送られるようになる。このため、
用紙Pのサイズが変わっても、従来のように用紙Pが用
紙反転ガイド板5内に落ち込んでとれなくなったり、駆
動ローラ1などに巻き込まれてジャムを起こすというよ
うなことがなくなる。
【0025】図3に、前記用紙反転機構を組み込んだ画
像形成装置の一実施例を示す。この画像形成装置は、図
1に示した構造の用紙反転機構30を装置内に組み込む
とともに、移動設定された用紙ストッパ8の用紙サイズ
と実際に送られてくる用紙のサイズとが異なる場合に、
送られてきた用紙を自動的に用紙外へ排出するための搬
送路切換部31を付設したものである。なお、図3で
は、感光ドラム43に画像を書き込むための光学系とそ
の関連回路は図示を省略してある。
【0026】図3の実施例の場合、搬送路切換部31は
定着ローラ44の後方に位置して設けられており、一点
鎖線で示す用紙搬送経路を用紙反転機構30側と排紙部
50側とに選択的に切り換えるための搬送路切換板32
と、この搬送路切換板32を回動するための電磁石など
からなるアクチュエータ33とから構成されている。前
記搬送路切換板32は、両面複写モード時には実線で示
すように下側に回動され、また片面複写モード時および
後述する強制排紙時には二点鎖線で示すように上側に回
動される。
【0027】40は給紙部、41a〜41cはB4版,
A5版,B5版などの所定サイズの用紙Pを格納された
給紙カセット、42はレジストローラ、43は感光ドラ
ム、44は定着ローラである。各給紙カセット41a〜
41c位置には、カセット内に収納された用紙Pのサイ
ズを検知するカセット用紙サイズセンサ45a〜45c
がそれぞれ備えられており、この検知された用紙サイズ
は用紙サイズメモリ46に記憶される。
【0028】さらに、給紙部40とレジストローラ42
の中間適宜位置には、給紙カセットから用紙搬送経路へ
送り出された実際の用紙Pの搬送方向の長さを測定する
ための用紙長センサ47と、時間測定部48が設けられ
ている。時間測定部48は、用紙の先端が用紙長センサ
47に入ってから用紙の後端が用紙長センサ47から抜
け出るまでの時間を測定し、この測定結果をCPU49
に送る。
【0029】CPU49は画像形成装置全体の動作を制
御するコントローラであって、画像形成装置としての通
常の動作制御を司るとともに、図1中のモータ駆動制御
部19の機能もソフトウェア的に実現している。また、
用紙長センサ47および時間測定部48によって測定さ
れた実際の用紙のサイズが指定の用紙サイズと一致して
いない場合に、搬送路切換部31のアクチュエータ33
を駆動して搬送路切換板32を二点鎖線の位置に回動
し、用紙を強制排紙するように制御するものである。
【0030】前記画像形成装置の動作を説明する。い
ま、両面複写を行なうために、操作パネル(図示なし)
から両面複写モードが入力されると、CPU49は搬送
路切換部31のアクチュエータ32を駆動し、搬送路切
換板33を実線で示す両面複写モード位置に回動設定す
る。さらに、用紙サイズメモリ46の用紙サイズ情報を
参照し、給紙カセット41a〜41c中から指定サイズ
の用紙Pの入ったカセットを選択するとともに、ストッ
パ位置検出部18の出力を監視しながらモータ12を回
転駆動し、用紙反転機構30の用紙ストッパ8を指定さ
れた用紙サイズ位置に移動設定する。
【0031】複写動作が開始されると、指定サイズの用
紙の入った給紙カセット41a〜41cから用紙Pが取
り出され、一点鎖線で示す用紙搬送経路へと送り出され
る。用紙搬送経路へ送り出された用紙Pが用紙長センサ
47の下を通過すると、用紙長センサ47は通過する用
紙Pの先端と後端位置を検出し、その検出信号を時間測
定部48へ送る。時間測定部48は、この用紙Pの先端
と後端の時間間隔を測定し、CPU49へ送る。
【0032】CPU49は、この時間間隔と予めCPU
内に格納しておいた指定サイズの用紙の基準通過時間と
を比較し、その大小から用紙搬送経路に送り出された実
際の用紙Pが指定されたサイズの用紙であるか否かを判
定する。もし、用紙搬送経路に送り出された実際の用紙
Pのサイズが指定されたサイズと異なっている場合に
は、CPU49はアクチュエータ32を駆動し、搬送路
切換板33を二点鎖線で示す用紙排出位置側に回動す
る。
【0033】用紙長センサ47の下を通過した用紙P
は、レジストローラ42で先端位置合わせを行なわれた
後、感光ドラム43の下を通過する。感光ドラム43の
下を通過した用紙Pには感光ドラム43と接する面に画
像が転写され、定着ローラ44で定着される。そして、
この定着ローラ44を出た用紙Pは搬送路切換板32に
送られる。
【0034】前述したように、用紙搬送経路に送り出さ
れた実際の用紙Pのサイズが指定された用紙のサイズと
異なっている場合、搬送路切換板32は二点鎖線の位置
に回動されている。したがって、このような場合には、
前記定着ローラ44を出た用紙Pはそのまま排紙部5へ
送られ、用紙サイズ不一致として強制排紙される。
【0035】一方、用紙搬送経路に送り出された実際の
用紙Pのサイズが指定の用紙サイズと一致している場合
には、搬送路切換板32は二点鎖線の位置に切り換えら
れることなく、実線の位置のままとなっている。したが
って、前記定着ローラ44を出た用紙Pは、実線位置に
ある搬送路切換板32によってその搬送方向を下側へ曲
げられ、用紙反転機構30へと送り込まれる。用紙反転
機構30は、図1において説明したと同様の動作によっ
て、この送り込まれてきた用紙Pの表裏を反転し、再び
用紙搬送経路へと送り出す。
【0036】用紙反転機構30によって表裏反転された
用紙Pは、再びレジストローラ42、感光ドラム43、
定着ローラ44の下を通り、反対面側に画像を複写され
る。このようにして用紙Pの表裏両面への画像の複写が
終わると、CPU49は搬送路切換部31のアクチュエ
ータ33を駆動し、搬送路切換板32を二点鎖線で示す
位置に回動する。したがって、表裏両面への画像の複写
が終わって定着ローラ44を出た用紙Pは、搬送路切換
板32によって搬送方向を曲げられることなく排紙部5
0へ送られ、排紙される。これによって両面複写が完了
する。
【0037】
【発明の効果】請求項1に係る用紙反転機構によるとき
は、用紙反転ガイド板内に位置して用紙ストッパを上下
方向移動自在に設け、この用紙ストッパを指定の用紙サ
イズ位置に自動的に移動設定するようにしたので、どの
ようなサイズの用紙であっても、ジャムなどを起こすこ
となく確実に反転することができる。また、用紙反転ガ
イド板内に正転・逆転する補助ローラなどを一切必要と
しないので、表裏反転された用紙が駆動ローラと第二従
動ローラのニップ部から外部へ排出されている間に、駆
動ローラと第一の従動ローラのニップ部から次の用紙を
用紙反転ガイド板内に送り込むことができ、用紙反転の
高速化を図ることができる。
【0038】請求項2に係る用紙反転機構によるとき
は、ストッパ移動手段をモータおよびラックとピニオン
から構成したので、用紙反転機構をより簡潔に構成する
ことができる。
【0039】請求項3に係る画像形成装置によるとき
は、前記請求項1または2に係る用紙反転機構を用いて
画像形成装置を構成したので、どのようなサイズの用紙
であっても、ジャムなどを起こすことなく確実に両面複
写や両面印刷を行なうことができる。
【0040】請求項4に係る画像形成装置によるとき
は、用紙反転機構に設定された用紙サイズと、実際に給
紙部から送り出された用紙のサイズとが一致していない
場合に、給紙部から送り出された用紙をサイズ不一致と
して自動的に強制排紙することができるので、用紙反転
機構におけるジャムなどの発生を未然に防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る用紙反転機構の一実施例を示す略
示縦断面図である。
【図2】図1の用紙ストッパ部分の略示横断面図であ
る。
【図3】本発明に係る画像形成装置の一実施例を示す略
示構造図である。
【図4】従来の用紙反転機構の略示断面図である。
【図5】従来の用紙反転機構の問題点の説明図である。
【符号の説明】
P 用紙 1 駆動ローラ 2 第一従動ローラ 3 第二従動ローラ 4 用紙導入ガイド板 5 用紙反転ガイド板 6 用紙排出ガイド板 8 用紙ストッパ 10 スライド棒 11 ラック 12 モータ 13 ピニオン 14 遮光片 15〜17 ストッパ位置センサ 18 ストッパ位置検出部 19 モータ駆動制御部 30 用紙反転機構 31 搬送路切換部 32 アクチュエータ 33 搬送路切換板 40 給紙部 41a〜41c 給紙カセット 42 レジストローラ 43 感光ドラム 44 定着ローラ 45a〜45c カセット用紙サイズセンサ 46 用紙サイズメモリ 47 用紙長センサ 48 時間測定部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動ローラと、この駆動ローラに接して
    左右両側に配置された第一および第二の2つの従動ロー
    ラとを有し、前記駆動ローラと第一従動ローラの直上位
    置には送給されてくる用紙を前記駆動ローラと第一従動
    ローラのニップ部へ案内する用紙導入ガイド板が設けら
    れているとともに、前記駆動ローラと第一従動ローラの
    直下位置には送り込まれてきた用紙をスイッチバックし
    て表裏反転するための用紙反転ガイド板が設けられ、前
    記駆動ローラと第二従動ローラのニップ部の用紙排出側
    位置には該ニップ部から送り出される反転用紙を外部へ
    案内する用紙排出ガイド板が設けられた用紙反転機構に
    おいて、 前記用紙反転ガイド板内に位置して上下方向移動自在に
    配置された用紙ストッパと、 前記用紙ストッパを上下方向に移動するストッパ移動手
    段と、 前記用紙ストッパの移動位置を検知するストッパ位置検
    知手段と、 前記用紙ストッパが指定の用紙サイズ位置に停止するよ
    うに前記ストッパ位置検知手段の検知出力に基づいて前
    記用紙ストッパ移動手段を駆動制御する手段とを設けた
    ことを特徴とする用紙反転機構。
  2. 【請求項2】 前記ストッパ移動手段がモータおよびラ
    ックとピニオンからなることを特徴とする請求項1記載
    の用紙反転機構。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の用紙反転機構を
    備え、 前記用紙ストッパを指定された用紙サイズ位置に移動設
    定するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 用紙搬送経路に送り出された用紙の先端
    位置と後端位置を検出する用紙長検出手段と、 前記用紙長検出手段の検知出力に基づいて用紙の先端か
    ら後端までの通過時間を計測する通過時間計測手段と、 前記通過時間検出手段によって測定された用紙の通過時
    間から実際に送り出された用紙が指定サイズの用紙であ
    るか否かを判定する用紙サイズ判定手段と、 前記用紙サイズ判定手段が用紙のサイズ不一致を検出し
    たときに用紙搬送経路を用紙反転機構側から排紙部側へ
    切換える搬送路切換手段とを設けたことを特徴とする請
    求項3記載の画像形成装置。
JP7080067A 1995-04-05 1995-04-05 用紙反転機構およびこれを用いた画像形成装置 Withdrawn JPH08268618A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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