JPH06135267A - 方向転換型シート - Google Patents

方向転換型シート

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Publication number
JPH06135267A
JPH06135267A JP31144192A JP31144192A JPH06135267A JP H06135267 A JPH06135267 A JP H06135267A JP 31144192 A JP31144192 A JP 31144192A JP 31144192 A JP31144192 A JP 31144192A JP H06135267 A JPH06135267 A JP H06135267A
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JP
Japan
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seat
swing
support members
cushion
frame
Prior art date
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Application number
JP31144192A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Asada
田 健 治 朝
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Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Publication date
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Priority to FR9312764A priority patent/FR2697215B1/fr
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート下部スペースを充分に確保し、且つシ
ートバックやシートクッションを簡単な操作で方向転換
動作させ得る方向転換型シートを得る。 【構成】 設置床面4上に立設した脚部11に、シート
幅方向に延設させた片持ち支持杆12を片持ち支持す
る。この支持杆の両端部に、シートクッション2及びシ
ートバック3を支える一対の座席支持部材13,13
を、シート前後方向に沿って設ける。シートバックを、
左、右座席支持部材に対し夫々一対の揺動アーム14,
15で支持する。シートクッションとなる枠体フレーム
16を、両座席支持部材間に掛け渡して配置し、揺動リ
ンク17,17で座席支持部材上でスイング動作可能に
支持する。これら揺動アームと揺動リンクとを連動させ
る連結リンク18,18を設ける。この連結リンクを、
座席支持部材間に軸支される連動軸30,31端部に連
結し、且つ連動軸の一部に揺動リンクを連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電車等の乗物用
座席として用いて好適なベンチタイプの方向転換型シー
トに関し、特にシートバックをシートクッション上で揺
動させて立設位置を変更することによりシートへの着座
方向を自由にしかも所要の状態に変更することが可能な
方向転換型シートに関する。
【0002】
【従来の技術】電車等の乗物用座席として用いられるベ
ンチシートには、電車の進行方向に応じて、あるいは着
座者の好みや要求に応じて、シートへの着座方向を任意
に選択可能とし得る方向転換構造が採用されている。こ
の種の方向転換型のシートとしては、例えば実開昭60
−24631号公報、実開平2−8635号公報等を始
めとして従来から種々の構造のものが提案されている。
【0003】従来この種の方向転換型シートとして一般
的には、シートクッション下部で設置床面上に設けた支
持用台座に、シートバックを立設状態で支える揺動アー
ムを軸支し、この揺動アームを揺動動作させ、シートバ
ックを、シートクッション上でシート前、後部に位置さ
せることにより、シートへの着座方向を任意に転換し得
るような構成となっている。
【0004】例えば前者の従来例には、シートバックを
支持する揺動アームを、流体圧往復動機構を用いて揺動
動作させてなる構造が開示されている。尚、この従来例
では、揺動アームの動きに伴なってシートクッションを
も揺動させ、シートでの着座方向を変更した時に適切な
着座状態が得られるような配慮が施されている。
【0005】又、後者の従来例には、設置床面上に設け
た支持用台座上に、シートバックを揺動アームによって
揺動可能に支持させると共に、この揺動アームに連動し
て揺動するリンクアームを設け、且つシートクッション
を、支持用台座上で揺動動作可能に構成してなるシート
構造が開示されている。
【0006】ところで、上述したような方向転換型シー
トでは、シート下部でシートクッションの下部中央部分
に、シート全体を安定して支持すると共に、シートバッ
クをシート前後方向に揺動可能に支持する揺動アームを
設ける為の支持用台座を設けていた。
【0007】そして、このような従来の方向転換型シー
トでは、シートバックを、シートクッション上での立設
位置を変更し、着座方向を変更する際のシート前後方向
への揺動動作を安定して得られるような構成であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上述した従
来の方向転換型シートでは、着座部となるシートクッシ
ョン下部で該シート設置床面である乗物床面との間に、
大掛かりな支持用台座を設けることが必要であった。従
って、このようなシートでは、シートクッション下部に
荷物置きスペースを確保することが困難であった。
【0009】即ち、従来のシート構造では、支持用台座
の存在によって、シートクッション下部に着座者が荷物
を置いたり、足等を入れたりする為の荷物置きスペース
を得ることが難しいものであった。
【0010】更に、このようなシートでは、上述した支
持用台座の存在が、電車等の乗物内を清掃する際の邪魔
となると言う問題もあり、これらの問題を一掃し、シー
ト下部スペースの有効利用化が可能となる何らかの対策
を講じることが望まれる。
【0011】又、この種の方向転換型シートでは、シー
トバックの揺動による方向転換構造やその操作を、でき
るだけ簡単なものとすることが望まれるが、従来のシー
ト構造では、方向転換機構等の構造が複雑で、操作性の
面でも問題であり、誰でもが軽い力できわめて簡単に方
向転換し得るとは言えず、このような点について配慮す
ることが必要とされている。
【0012】更に、この種の方向転換型シートを構成す
るにあたって必要とされることに、前述したようにシー
トバックの揺動動作によって着座方向を自由にしかも簡
単な操作で確実に行なえると共に、これに連動してシー
トクッションをも揺動動作させ、傾斜角度を着座し易い
ようにすることがあり、このような方向転換型シート
を、簡単な構造によって達成できるような何らかの対策
を講じることが望まれている。
【0013】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、きわめて簡単な構造によって、シート下部
で設置面との間のスペースを必要且つ充分に確保し、し
かもシートバックやシートクッションを所要の状態で方
向転換動作させ得ると共に、その操作も簡単に行なえる
方向転換型シートを得ることを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本発明に係る方向転換型シートは、設置面上に立
設した脚部に片持ち支持された状態でシート幅方向に向
って延設されている片持ち支持杆と、この支持杆の両端
部でシート前後方向に沿って設けられシートクッション
及びシートバックを支える一対の座席支持部材と、これ
ら各座席支持部材に対し夫々一対の揺動アームによって
支持されシート前後方向に揺動動作されるシートバック
と、前記両座席支持部材間に掛け渡されて配置されシー
トクッションとなる枠体フレームと、この枠体フレーム
を前記座席支持部材上でスイング動作可能に支持する揺
動リンクと、この揺動リンクと前記シートバック側の揺
動アームと連動して動作させる連結リンクを備えた構成
としたものである。
【0015】又、本発明は、シートバックを座席支持部
材上で揺動自在に支持する揺動アームに連動する連結リ
ンクを、座席支持部材間に掛け渡して軸支させた連動軸
の端部に連結すると共に、この連動軸の一部に、シート
クッション側の枠体フレームを座席支持部材上でスイン
グ動作させる揺動リンクを連結したものである。
【0016】
【作用】本発明に依れば、設置面上で脚部を介して片持
ち支持される支持杆の両端部に設けた座席支持部材上
に、揺動アームを介してシートバックを、揺動アームに
連結リンクで連動可能に連結されている揺動リンクを介
してシートクッションを夫々支持し、シートバックを、
シート前後方向に揺動動作させるだけで、シートクッシ
ョンをも含めて、所要の着座方向と着座姿勢とを得られ
るように、方向転換させ得るものである。
【0017】又、本発明に依れば、シートバックを座席
支持部材上で揺動自在に支持することにより、揺動アー
ムに連動する連結リンクの動きを、座席支持部材間で片
持ち支持杆を避けた位置に掛け渡して軸支した連動軸を
介して、シートクッション側の枠体フレームを座席支持
部材上でスイング動作させる揺動リンクに伝達し、シー
トバックとシートクッションとを連動して動作させ得る
ものである。
【0018】
【実施例】図1乃至図8は本発明に係る方向転換型シー
トの一実施例を示し、これらの図において、図1及び図
2を用いて全体を符号1で示すものは、電車等の乗物用
座席として用いられるベンチシート式の方向転換型シー
トである。この方向転換型シート1は、図2から明らか
なように、シートクッション2とその前端または後端側
に立設されるシートバック3とからなり、電車等のシー
ト設置床面4上に載置して設けられている。
【0019】ここで、図2中符号5は電車等の車室壁
面、6,6はシートバック3の上端部のヘッドレスト
部、7,7はシートクッション2両側の肘掛けである。
又、この方向転換型シート1は、ベンチシートとして周
知の構造を有するが、その詳細な説明は省略する。
【0020】さて、本発明に依れば、上述したような方
向転換型シート1を、図1乃至図8から明らかな通り、
設置床面4上でシート1の幅方向の一側寄りの部分に立
設して設けられている脚部11に片持ち支持された状態
でシート1の幅方向に向って延設されている片持ち支持
杆12と、この支持杆12の両端部でシート1の前後方
向に沿って設けられシートクッション2及びシートバッ
ク3を支える一対の座席支持部材13,13と、これら
各座席支持部材13,13に対し夫々一対の揺動アーム
14,15によって支持されシート1前後方向に揺動動
作されるシートバック3と、前記両座席支持部材13,
13間に掛け渡されて配置されシートクッション2を構
成する枠体フレーム16と、この枠体フレーム16を前
記座席支持部材13,13上でスイング動作可能に支持
する揺動リンク17,17と、この揺動リンク17,1
7と前記シートバック3側の揺動アーム14,15と連
動して動作させる連結リンク18,18を備えた構成と
している。
【0021】そして、このような構成に依れば、設置床
面4上で脚部11を介して片持ち支持される支持杆12
の両端部に設けた座席支持部材13,13上に、揺動ア
ーム14,15を介してシートバック3(これを構成す
るシートバックフレーム19)を、揺動アーム14,1
5に連結リンク18,18で連動可能に連結されている
揺動リンク17,17を介してシートクッション2(こ
れを構成する枠体フレーム16)を夫々支持し、シート
バック3を、シート1の前後方向に揺動動作させるだけ
で、シートクッション2をも含めて、図3乃至図5から
明らかなように、所要の着座方向と着座姿勢とを得られ
るように方向転換させ、シート1に対しての着座方向
を、任意の方向に変えることができる。
【0022】又、本発明に係る方向転換型シート1に依
れば、設置床面4上に立設されている脚部11に対し片
持ち支持されている片持ち支持杆12によって、シート
1全体を支持する構造を採用している。従って、本発明
による方向転換型シート1では、きわめて簡単な構造に
もかかわらず、シートクッション2の下部で設置床面4
との間にスペースを必要且つ充分に確保でき、着座者が
荷物を置いたり、足等を入れたりする荷物置きスペース
を得ることが可能で、シート下部スペースの有効利用化
を図れる。
【0023】特に、本発明に依れば、シート1全体を支
える支持杆12を片持ち支持する脚部11を、電車等の
車室壁面5側に位置させることによって、通路側には邪
魔な部材の存在をなくすことができ、これにより清掃時
の作業性を大幅に向上させ得るものである。
【0024】ここで、上述した脚部11は、図8の
(a),(b),(c)から明らかなように、断面略ロ
字状を呈するアルミ合金や鋼材等によって形成され、設
置床面4に複数個所でボルト止めされると共に、支持杆
12に対しても複数個所でボルト止めされている。更
に、この脚部11において、支持杆12の延設方向とは
逆の下端部に設けた係止部11aを、図2及び図8の
(b)に示したように、設置床面4側に一体又は一体的
に設けた係止部材20で係止することにより、支持杆1
2を含めたシート1全体を、充分な強度を持って片持ち
支持し得るように構成されている。
【0025】又、前記支持杆12も、図6及び図7から
明らかなように、前述した脚部11と同様に、所定強度
を持つ断面略ロ字状を呈するアルミ合金製フレーム又は
鋼材フレーム等によって形成され、且つその左、右両端
部に、前記座席支持部材13,13が設けられている。
【0026】ここで、座席支持部材13は、図1、図3
乃至図7に示されるように、アルミ合金製フレーム又は
鋼材フレーム等によってシート前後方向に延設された形
状を持ち、且つその前端部及び後端部には、上方に向っ
て傾斜する傾斜部が形成されている。尚、図6の
(a),(b),(c)において符号21は支持杆12
を、その端部に嵌め込んで設けた座席支持部材13と協
働して固着保持するためのクランプ部材で、ボルト22
によって固定されている。これにより、座席支持部材1
3,13は、支持杆12の両端部に着脱自在に固着して
設けられ、脚部11、支持杆12を含めた支持部構造を
簡素化すると共に、加工性や組立性を向上させ得るもの
である。
【0027】そして、この座席支持部材13前、後の傾
斜部で上端縁部分には、図1、図3乃至図5から明らか
なように、シートクッション2を構成する枠体フレーム
16両側の前、後部に垂下して設けた略三角形状の支え
片25,25を、該枠体フレーム16のスイング動作時
に夫々摺動可能な状態で支える円弧状受部26,26が
形成されている。
【0028】ここで、上述した支え片25,25のうち
前側のものは、後方に向って斜めに傾斜する傾斜面を有
する形状で、後側のものは、前方に向って斜めに傾斜す
る傾斜面を有する形状で形成されている。尚、これらの
各傾斜面は、円弧状受部26,26上を摺動動作するこ
とにより、枠体フレーム16によるシートクッション2
が、図3乃至図5から明らかなように、シート前後方向
にスイング動作するような円弧面形状として形成されて
いる。このような支え片25と円弧状受部26での傾斜
している円弧面形状は、シートクッション2のスイング
動作や着座時の着座姿勢によって任意に選択すればよ
い。
【0029】このような構成に依れば、シートバック3
が、揺動アーム14,15によって座席支持部材13,
13上で揺動動作されると共に、この動きが揺動アーム
14,15に連動する連結リンク18,18を介して、
シートクッション2側の揺動リンク17,17に伝達さ
れ、これによりシートクッション2を構成する枠体フレ
ーム16の支え片25,25が、座席支持部材13,1
3の上端縁部に形成されている円弧状受部26,26上
の滑動面に沿って摺動動作することにより、該シートク
ッション2が、前端部または後端部が上向きに跳ね上が
った状態となるように、シート1前後方向においてスイ
ング動作されることになる。
【0030】従って、シートクッション2が、シートバ
ック3の揺動動作に合わせて、所定の着座姿勢を得られ
るようにスイング動作し、しかも枠体フレーム16の支
え片25,25は、座席支持部材13,13側の円弧状
受部26,26上で常に摺動可能な状態で支持されるこ
とから、着座者を所要の姿勢状態で且つ所要の強度をも
って着座させ得るものである。又、このシートクッショ
ン2の動作時に、がた付き問題を生じる虞れもなく、動
作時の安定性を得る上でも効果的である。
【0031】尚、本実施例では、上述した座席支持部材
13,13の上端縁部で枠体フレーム16側の支え片2
5,25を支える円弧状受部26,26に近接する側部
位置に、シートバック3を座席支持部材13,13に揺
動可能に支持する揺動アーム14,15を揺動終端位置
で係止するストッパ27,27を形成している。
【0032】このようにすれば、シートバック3は、こ
れを揺動動作する揺動アーム14,15が、座席支持部
材13,13の上端縁部に設けられたストッパ27,2
7で係止されることにより、揺動終端位置で所要の傾斜
角度を持って係止保持され、着座者が寄り掛かることに
よる荷重を支えることができる。
【0033】更に、本実施例では、このストッパ27
を、円弧状受部26の外側に隣接して設けており、この
ストッパ27による段差によって枠体フレーム16の支
え片25の位置ずれを防ぐ機能をも有し、これによりシ
ートクッション2の安定した支持状態を得る上で効果を
発揮し得る。
【0034】又、本発明に係る方向転換型シート1に依
れば、シートバック3を座席支持部材13,13上で揺
動自在に支持する揺動アーム14,15に連動する連結
リンク18,18を、座席支持部材13,13間で支持
杆12を避けた位置に掛け渡して軸支させた前、後連動
軸30,31の端部に連結すると共に、これらの連動軸
30,31の一部にシートクッション2側の枠体フレー
ム16を座席支持部材13,13上でスイング動作させ
る揺動リンク17,17を連結するように構成されてい
る。
【0035】即ち、連動軸30,31は、左、右座席支
持部材13,13に両端部が軸支され、且つその端部に
固着されている第1のアーム部32,32が、前記連結
リンク18,18と連結されると共に、連動軸30,3
1の軸線方向中央部に設けた第2のアーム部33,33
が、前記揺動リンク17,17と連結されている。この
揺動リンク17,17は、その他端を枠体フレーム16
側に設けた連結アーム部34,34に連結され、且つこ
の枠体フレーム16と前述したように支持杆12を避け
て配置されている連動軸30,31との位置関係を配慮
して略三日月状形状を呈するように形成されている。
【0036】そして、このような構成において、シート
バック3を座席支持部材13,13上で揺動自在に支持
することにより、揺動アーム14,15に連動する連結
リンク18,18の動きを、座席支持部材13,13間
で片持ち支持杆12を避けた位置に掛け渡して軸支した
連動軸30,31を介して、シートクッション2側の枠
体フレーム16を座席支持部材13,13上でスイング
動作させる揺動リンク17,17に伝達し、シートバッ
ク3とシートクッション2とを所要の状態に連動して動
作させ得るものである。
【0037】ここで、上述した連動軸30,31や揺動
リンク17,17、連動リンク18,18、揺動アーム
14,15の枠体フレーム16、座席支持部材13,1
3への組付け順序は、例えば揺動アーム14,15を、
座席支持部材13,13に軸支し、次いで第2のアーム
部33,33を有する連動軸30,31を座席支持部材
13,13に軸支し、これに第1のアーム部32,32
を固着し、更に連結リンク18,18を組み付けると共
に、揺動リンク17,17を、枠体フレーム16側の連
結アーム部34,34に連結することにより、簡単に行
なえる。
【0038】又、上述した揺動アーム14,15は、そ
の下端が、図1、図3乃至図5から明らかなように、座
席支持部材13,13の中央部で支持杆12部分に並列
して軸支される一方、他端がシートバック3の下端側に
設けた軸支アーム部37,37の前、後両端側に軸支さ
れている。ここで、これら一対をなす揺動アーム14,
15の長さを変化させると、シートバック3の傾斜角度
が変化するもので、着座者が着座し易い角度となるよう
に、長さ比を所定の値に設定するとよい。
【0039】そして、上述したような構成による方向転
換型シート1における方向転換操作は、図3乃至図5か
ら明らかなように、シートバック3を、シート1の前方
または後方に移動させることにより、これに連動してシ
ートクッション2もスイング動作させ得るものであり、
その利点は容易に理解されよう。特に、本発明では、シ
ート1全体を、支持杆12の両端に設けた座席支持部材
13,13に対してバランスよく支持させていることか
ら、上述した方向転換は、シートバック3を片手で移動
させるだけで、バランスよく、しかも簡単且つ適切に行
なえるものであり、操作性に優れている。
【0040】尚、本発明は上述した実施例構造に限定さ
れず、方向転換型シート1各部の形状、構造等を、必要
に応じて適宜変形、変更することは自由であり、シート
1の用途等に応じて種々の変形例が考えられよう。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る方向転
換型シートに依れば、設置面上に立設した脚部に片持ち
支持された状態でシート幅方向に向って延設されている
片持ち支持杆と、この支持杆の両端部でシート前後方向
に沿って設けられシートクッション及びシートバックを
支える一対の座席支持部材と、これら各座席支持部材に
対し夫々一対の揺動アームによって支持されシート前後
方向に揺動動作されるシートバックと、前記両座席支持
部材間に掛け渡されて配置されシートクッションとなる
枠体フレームと、この枠体フレームを前記座席支持部材
上でスイング動作可能に支持する揺動リンクと、この揺
動リンクと前記シートバック側の揺動アームと連動して
動作させる連結リンクを備えた構成としたので、きわめ
て簡単な構造にもかかわらず、シート全体を片持ち支持
していることからシート下部で設置面との間のスペース
を必要且つ充分に確保し、しかもシートバックやシート
クッションを所要の状態で方向転換動作させ得ると共
に、その操作も簡単に行なえる等の種々優れた効果を奏
する。
【0042】特に、本発明に依れば、設置面上に脚部を
介して片持ち支持される支持杆の両端部に設けた座席支
持部材上に、揺動アームを介してシートバックを、揺動
アームに連結リンクで連動可能に連結されている揺動リ
ンクを介してシートクッションを夫々支持している為、
シートバックを、シート前後方向に揺動動作させるだけ
で、シートクッションをも含めて、所要の着座方向と着
座姿勢とを得られる方向転換が可能となる。
【0043】又、本発明に依れば、シートバックを座席
支持部材上で揺動自在に支持する揺動アームに連動する
連結リンクの動きを、座席支持部材間で片持ち支持杆を
避けた位置に掛け渡して軸支した連動軸を介して、シー
トクッション側の枠体フレームを座席支持部材上でスイ
ング動作させる揺動リンクに伝達し、シートバックとシ
ートクッションとを連動して動作させているので、シー
ト構造を簡素化し、しかもシート下部スペースを確保し
たり、操作性を向上させると言う、上述した効果を発揮
させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る方向転換型シートの一実施例を示
す要部構造を説明する為の概略斜視図。
【図2】本発明に係る方向転換型シートの一実施例を示
す概略正面図。
【図3】本発明の要部構造を説明する為の概略説明図。
【図4】図3からのシートバック動作を説明する概略
図。
【図5】図3から図4を経て動作したシートバック状態
を説明する概略図。
【図6】本発明を特徴づける座席支持部材と片持ち支持
杆との関係を(a),(b),(c)で示す要部平面図
及び夫々のB−B、C−C線断面図。
【図7】本発明に係る方向転換型シートにおいて片持ち
支持杆と座席支持部材との関係を(a),(b),
(c)で示す概略説明図。
【図8】片持ち支持杆を支持する脚部を(a),
(b),(c)で示す概略図。
【符号の説明】
1 方向転換型シート 2 シートクッション 3 シートバック 4 設置床面 11 脚部 12 片持ち支持杆 13 座席支持部材 14 揺動アーム 15 揺動アーム 16 枠体フレーム 17 揺動リンク 18 連結リンク 19 シートバックフレーム 20 脚部用係止部材 25 支え片 26 円弧状受部 27 ストッパ 30 前連動軸 31 後連動軸 32 第1のアーム部 33 第2のアーム部 34 連結アーム部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設置面上でシート幅方向の一側に立設し
    た脚部に片持ち支持された状態でシート幅方向の他側に
    向って延設されている片持ち支持杆と、この支持杆の両
    端部でシート前後方向に沿って設けられシートクッショ
    ン及びシートバックを支える一対の座席支持部材と、こ
    れら各座席支持部材に対し夫々一対の揺動アームによっ
    て支持されシート前後方向に揺動動作されるシートバッ
    クと、前記両座席支持部材間に掛け渡されて配置されシ
    ートクッションを構成する枠体フレームと、この枠体フ
    レームを前記座席支持部材上でスイング動作可能に支持
    する揺動リンクと、この揺動リンクを前記シートバック
    側の揺動アームに連動して動作させる連結リンクを備え
    ていることを特徴とする方向転換型シート。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方向転換型シートにおい
    て、座席支持部材上でシートバックを揺動自在に支持す
    る揺動アームに連動して動作される連結リンクは、左、
    右座席支持部材間に掛け渡された状態で軸支される連動
    軸の端部に連結されると共に、この連動軸の一部に、シ
    ートクッションを構成する枠体フレームを座席支持部材
    上でスイング動作させる揺動リンクが連結されているこ
    とを特徴とする方向転換型シート。
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