JPH06135241A - トラクタ用キャビンのドアシール構造 - Google Patents

トラクタ用キャビンのドアシール構造

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Publication number
JPH06135241A
JPH06135241A JP4290412A JP29041292A JPH06135241A JP H06135241 A JPH06135241 A JP H06135241A JP 4290412 A JP4290412 A JP 4290412A JP 29041292 A JP29041292 A JP 29041292A JP H06135241 A JPH06135241 A JP H06135241A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cabin
door
entrance
exit
weather strip
Prior art date
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Pending
Application number
JP4290412A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Miyamaru
範之 宮丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP4290412A priority Critical patent/JPH06135241A/ja
Publication of JPH06135241A publication Critical patent/JPH06135241A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高圧水で洗車しても、乗降ドアとキャビンフ
レームとの間から水が侵入しないように考慮する。 【構成】 乗降口周縁のキャビンフレーム(図側では前
支柱5 を示している)に、乗降ドア10内面の、ウェザス
トリップ12より外周縁側と間隔を有するように室内側に
向けて段付状に形成した第1の段部18と、この第1の段
部18よりさらに室内側に向けて段付状に形成されていて
且つウェザストリップ12が接当する第2の段部19とを形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタの車体に搭載
されるキャビンのドアシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】トラクタの車体に搭載されるキャビンに
は、左右両側部に、乗降ドアによって開閉自在に閉塞さ
れる乗降口が形成されている。そして、図8に示すよう
に、前記乗降ドア41内面の外周縁部には乗降口周縁のキ
ャビンフレーム42に接当するウェザストリップ43が設け
られ、乗降口周縁のキャビンフレーム42には、乗降ドア
41外面とキャビンフレーム42外面とが面一状となるよう
に、ウェザストリップ43が接当する部分が室内側に向け
て段付状の段部44とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、高圧
水による洗車が一般的となりつつあり、このような高圧
水による洗車を、前記従来のようなドアシール構造を有
するトラクタ車体に実行すると、乗降ドアの外周端縁と
キャビンフレームとの間隙から入った高圧水が直接ウェ
ザストリップ43に当たってしまい、該ウェザストリップ
43が水の圧力に負けて、キャビン室内に水が侵入するこ
とがあった。
【0004】そこで本発明は、高圧水による洗車でも、
キャビン室内に浸水することのないように防水対策を考
慮することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明が前記目的を達成
するために講じた技術的手段は、トラクタ車体に搭載さ
れるキャビンの側部に、乗降ドアによって開閉自在に閉
塞される乗降口を形成し、前記乗降ドアの内面の外周縁
側に、乗降口周縁のキャビンフレームに外側方から接当
するウェザストリップを設けたトラクタ用キャビンのド
アシール構造において、前記乗降口周縁のキャビンフレ
ームに、乗降ドア内面の、ウェザストリップより外周縁
側と間隔を有するように室内側に向けて段付状に形成し
た第1の段部と、この第1の段部よりさらに室内側に向
けて段付状に形成されていて且つウェザストリップが接
当する第2の段部とを形成した点にある。
【0006】
【作用】高圧水による洗車を行う際、該高圧水は、乗降
ドアの外周端縁と、乗降口周縁のキャビンフレームとの
間隙から入ってくるが、乗降ドア内面の、ウェザストリ
ップより外周縁側と、これと間隔を有するように室内側
に向けて段付状に形成したキャビンフレームの第1の段
部との間で低圧となり、ウェザストリップには高圧水が
直接当たらず、キャビンフレームの第2の段部とこれに
接当するウェザストリップとの間で、水の侵入が略完全
に防止される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図3において、1 はトラクタ車体で、前部のエン
ジン2 、後部のミッションケース3 等を直結して主構成
され、この車体1 の後部上には、一体形キャビン4 が搭
載されている。キャビン4 は、骨格体をなすキャビンフ
レームを有し、このキャビンフレームは、左右一対の前
支柱5 と、左右一対の後支柱6 と、前後支柱5,6 間に設
けられた左右一対の中間支柱7 と、これら支柱5,6,7 の
上端部に固着された前方開放状の平面視コ字形の上部枠
材8 と、前支柱5 の上端部間を連結する前上部枠材等と
を備えている。
【0008】また、中間支柱7 の下端部は、キャビン4
の上下中途部に位置し、キャビンフレームは、この中間
支柱7 の下端部からキャビン4 下端に亘って前下方傾斜
状の斜枠材を備えると共に斜枠材下端と前支柱5 下端と
は連結されていて、左右の、前支柱5 と中間支柱7 との
間が開口状とされ、この開口部が乗降口9 とされてい
る。
【0009】左右各乗降口9 は、乗降ドア10によって開
閉自在に閉塞され、この乗降ドア10は後端部が上下一対
のヒンジ11を介して中間支柱7 に上下方向の軸心廻り回
動自在に枢支連結されている。また、乗降ドア10内面の
外周縁側には、周縁に沿って全周に亘る中空状のウェザ
ストリップ12が設けられ、このウェザストリップ12は、
図1及び図2に示すように、乗降ドア10の膨らみ部13に
固着されている。
【0010】なお、キャビンフレームの、後上部左右両
側にはサイドガラス14が嵌め込まれ、後下部左右両側に
は後輪フェンダ15が固定され、上部にはルーフ16が装着
され、底部には鋼板によって形成されたフロアが設けら
れている。また、後輪フェンダ15間には運転席が設けら
れ、その前方にはハンドル装置17が設けられ、前面には
フロントガラスが、後面にはリヤガラスが夫々取付けら
れている。
【0011】前記前支柱5 と上部枠材8 とは異形管で構
成され、前支柱5 は、図1及び図4に示すように、乗降
ドア10に対向する面に、第1の段部18と第2の段部19と
が形成されている。第1の段部18は、乗降ドア10内面
の、ウェザストリップ12より外周縁側と間隔を有するよ
うにキャビン4 室内側に向けて段付状に形成され、第2
の段部19は、ウェザストリップ12に対応すると共に第1
の段部18よりさらにキャビン4 室内側に向けて段付状に
形成されている。
【0012】上部枠材8 は、図2及び図4に示すよう
に、乗降ドア10に対向する面に、前記と同様に構成され
た第1の段部18と第2の段部19とが形成されている。ま
た、第1の段部18には、前支柱5 から中間支柱7 に亘る
ウェザストリップ20が設けられていて、水の侵入し易い
乗降ドア10上縁部のシーリングを完全にしている。な
お、中間支柱7 の、乗降ドア10に対向する対向面33は、
図5に示すように、2段にはなっておらず、該対向面33
とこれに対向する乗降ドア10との間にヒンジ11が納めら
れるようになっている。
【0013】図4、図6及び図7に示すように、ルーフ
16は、室内側天井部を構成するインナールーフ21と、こ
のインナールーフ上方を覆うアウタールーフ22とから構
成されている。インナールーフ21の前部は下方突出状に
凹設され、この凹設部分の後壁には、後方及び下方開放
状の凹部23が後方から前方に向けて形成されている。こ
の凹部23は、通常、冷風吹出グリルを有するカバーパネ
ルによって閉塞されて、クーラのグクトとして使用され
るが、クーラが設置されない場合は、図例のように、グ
ローブボックス24が取付けられる。
【0014】グローブボックス24は上方開放状とされ、
下部が横軸25により凹部23の側壁に左右軸廻り回動自在
に支持されている。また、凹部23上部には左右方向の支
軸26が回動自在に支持され、その支軸26には前後方向の
レバー27が固着され、このレバー27の前端部はバネ28に
よって下方に付勢されると共に左右方向に折曲されて係
止部29とされ、この係止部29が、グローブボックス24の
一側壁の前上部に形成した係止溝30に嵌まることで、グ
ローブボックス24の横軸25廻りの下方回動が阻止されて
いる。
【0015】そして、レバー27の後端側はグローブボッ
クス24の前壁上端に形成した切欠溝31から後方に突出し
ていて、該レバー27後端部を下方に引き下げることで、
バネ28の付勢力に抗してレバー27の係止部29が係止溝30
から外れ、グローブボックス24を横軸25廻りに下方に回
動でき、グローブボックス24内に物が収納できるように
なっている。
【0016】なお、32はグローブボックス24後壁が係止
部29に干渉しないようにするための切欠部である。ま
た、グローブボックス24を上方に持ち上げるだけで、レ
バー27の係止部29が係止溝30に自動的に嵌まるようにな
っている。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、乗降口周縁のキャビン
フレームに、乗降ドア内面の、ウェザストリップより外
周縁側と間隔を有するように室内側に向けて段付状に形
成した第1の段部と、この第1の段部よりさらに室内側
に向けて段付状に形成されていて且つウェザストリップ
が接当する第2の段部とを形成したので、高圧水により
洗車する際において、乗降ドアの外周端縁と乗降口周縁
のキャビンフレームとの間から入った高圧水は、乗降ド
ア内面の、ウェザストリップより外周縁側とキャビンフ
レームの第1の段部との間で低圧となり、ウェザストリ
ップには高圧水が直接当たらず、キャビンフレームの第
2の段部とこれに接当するウェザストリップとの間で、
水の侵入が略完全に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3のA−A線矢視断面図である。
【図2】図3のB−B線矢視断面図である。
【図3】トラクタの側面図である。
【図4】キャビンフレーム前上部の側面図である。
【図5】図3のC−C線矢視断面図である。
【図6】グローブボックス取付部の分解斜視図である。
【図7】グローブボックス取付部の側面断面図である。
【図8】従来例を示す平面断面図である。
【符号の説明】
1 トラクタ車体 9 乗降口 10 乗降ドア 18 第1の段部 19 第2の段部 20 ウェザストリップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタ車体に搭載されるキャビンの側
    部に、乗降ドアによって開閉自在に閉塞される乗降口を
    形成し、前記乗降ドアの内面の外周縁側に、乗降口周縁
    のキャビンフレームに外側方から接当するウェザストリ
    ップを設けたトラクタ用キャビンのドアシール構造にお
    いて、 前記乗降口周縁のキャビンフレームに、乗降ドア内面
    の、ウェザストリップより外周縁側と間隔を有するよう
    に室内側に向けて段付状に形成した第1の段部と、この
    第1の段部よりさらに室内側に向けて段付状に形成され
    ていて且つウェザストリップが接当する第2の段部とを
    形成したことを特徴とするトラクタ用キャビンのドアシ
    ール構造。
JP4290412A 1992-10-28 1992-10-28 トラクタ用キャビンのドアシール構造 Pending JPH06135241A (ja)

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JP4290412A JPH06135241A (ja) 1992-10-28 1992-10-28 トラクタ用キャビンのドアシール構造

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JPH06135241A true JPH06135241A (ja) 1994-05-17

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ID=17755693

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JP4290412A Pending JPH06135241A (ja) 1992-10-28 1992-10-28 トラクタ用キャビンのドアシール構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022012083A (ja) * 2020-06-30 2022-01-17 豊田合成株式会社 蓋開閉装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6216512B2 (ja) * 1980-01-29 1987-04-13 Sanyo Electric Co

Patent Citations (1)

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