JPH0613396B2 - コンクリ−ト製品の吊上げ反転治具 - Google Patents

コンクリ−ト製品の吊上げ反転治具

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JPH0613396B2
JPH0613396B2 JP60235805A JP23580585A JPH0613396B2 JP H0613396 B2 JPH0613396 B2 JP H0613396B2 JP 60235805 A JP60235805 A JP 60235805A JP 23580585 A JP23580585 A JP 23580585A JP H0613396 B2 JPH0613396 B2 JP H0613396B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、U字溝等のコンクリート製品を吊上げて反転
させ、特に路面に設けた床堀幅の狭い溝内等において
も、簡単にU字溝等のコンクリート製品を敷設すること
ができるコンクリート製品の吊上げ反転治具に関するも
のである。
[従来技術] 従来より、発明者らは各種のコンクリート製品の吊上げ
反転治具を創案している。
ここで、従来のコンクリート製品の吊上げ反転治具は、
一般に第1図(b)に示すように、治具本体として略逆
U字状をなす部材を使用していた。
また、その治具本体に、水平に取り付けられる差込棒も
長尺なものを使用せざるを得ないと共に、外側方向に
も、かなり突出してしまうような差込棒を使用せざるを
得ないものであった。
その理由は、コンクリート製品の重量が重く、吊上げ反
転作業の安全性を確保するためには上述のような構成を
採用せざるを得なかったためである。
しかし、このような、かなり幅のある治具本体である
と、第1図(b)に示すようにU字溝を吊上げて路面の
溝21内に埋める場合、その床堀幅をかなり広くとらな
ければならないものであった。
なぜかなれば、その床堀幅を広くとらなければコンクリ
ート製品Aの吊上げ反転穴20,20からこの吊上げ反
転治具の差込棒14,14を抜出することが難しいとい
う欠点があったからである。
従って、従来においては、その床堀幅は第1図(a),
(b)に示すように広く堀らなければならないものであ
った。
ちなみに、この第1図(a)はU字溝の長さがHと仮定
した場合の路面の掘削面積を示したものである。
ところで、施工現場等においては路面の床掘量及び埋戻
量の大小はその作業能率の面から極めて大きな問題とな
っている。
すなわち現場では、路面の床掘量及び埋戻量はなるべく
少ない方が好ましいのである。しかし、従来では床掘量
をいくら狭くしたとしても、第1図(a)、(b)に示
す幅よりは狭くすることができないものであった。
この幅以上狭くすると、例えば第2図(b)の様な幅と
すると、反転穴20,20から吊上げ反転治具を引き抜
けなくなってしまうからである。
さらに、従来のコンクリート製品の吊上げ反転治具は治
具本体の形状が略逆U字状であるため製作コストが高い
という欠点もあった。
また、治具本体が吊上げ部材に容易に着脱できる構造で
ないため、長さの異なる差込棒の交換作業に手間がかか
るという欠点もあった。
[発明の目的] かくして本発明は、前記従来の問題点ならびに欠点を解
消するために創案されたものであって、現場で大きな問
題となっていた路面の床掘量及び埋戻量を最小限にする
ことができ(第2図(a)、(b)参照)、もってコン
クリート製品の敷設作業能率の向上、作業コスト及び吊
上げ反転治具の製作コストの低廉、その他各種の効果を
奏することの出来るコンクリート製品の吊上げ反転治具
を提供することを目的とするものである。
[発明の構成] 本発明によるコンクリート製品の吊上げ反転治具は、 下端に円筒状の膨出部7を有する吊上げ部材6に連結さ
れる吊上げ反転治具であって、 略矩形状の板材からなり、 板材の上辺4側には前記膨出部7をはめ込み係止する切
り欠き2が形成され、 該切り欠き2の上方側には、切り欠き2に連続しかつ上
辺4が開口されて、前記吊上げ部材6が遊嵌する連通溝
5が形成され、 板材の略中央部には貫通孔8が穿設された治具本体1
と、 垂直方向にわたって吊上げ部材6が挿通する挿通孔19
が穿設され、前記吊上げ部材6の膨出部7に被嵌する凹
部17がその開口を下側にして設けられると共に、該凹
部17の外周側には治具本体1の上辺4が嵌まる溝1
8,18が形成された被覆部材15と、 前記治具本体1の貫通孔8に回転自在に嵌入され、軸方
向に透孔10を有するスリーブ9と、 スリーブ9の透孔10に嵌合されて取り付けられる差込
棒14と、 からなることを特徴とする。
[発明の実施例] 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。
第4図は本発明によるコンクリート製品の吊上げ反転治
具を示す断面図であり、第5図はその正面図、第6図は
平面図である。
図面において符号1は治具本体を示す。該治具本体1
は、一般に金属製の板体により構成されており、略矩方
形状に形成されているものである。
そして、この治具本体1の上方側には長方形状の切り欠
き2が形成されている。
さらに、この切り欠き2の上辺3からは、該切り欠き2
に連続し、治具本体1の上辺4の略中央部を開口する連
通溝5が形成されている。
次に、第3図は吊上げ部材を示すものである。吊上げ部
材6は一般に、ワイヤロープで形成されているものであ
る。そして、この吊上げ部材6の下端部には金属部材を
圧縮して形成した円筒状の膨出部7が形成されている。
また、吊上げ部材6には被覆部材15が取り付けられて
いる。
すなわち、この被覆部材15には吊上げ部材6が挿通す
る挿通孔16が垂直方向にわたって穿設されており、も
って、被覆部材15は吊上げ部材6の軸方向へ摺動自在
とされている。
さらに、この被覆部材15には吊上げ部材6の膨出部7
を被嵌する凹部17がその開口を下側にして形成され、
かつ治具本体1の上辺4が嵌まる溝18,18が主に前
記凹部17の外周に前記挿通孔16と平行するよう形成
されている。
ここで、吊上げ部材6と治具本体1との連結状態につい
て説明すると、まず、吊上げ部材6の膨出部7は治具本
体1の切り欠き2に嵌め込まれる。
ついで、膨出部7に連結する吊上げ部材6の部分が連通
溝5内に嵌め込まれる。
そして、吊上げ部材6の上方より被覆部材15を摺動、
垂下させて、その凹部17内に膨出部7を納め、治具本
体1の上辺4を溝18,18内に納める。
これにより吊上げ部材6は強固に、迅速に、かつ確実に
治具本体1に連結されることとなる。
ところで、この治具本体1の略中央部には貫通孔8が穿
設されている。
そして、この貫通孔8には、中央に透孔10を有するス
リーブ9が回転自在に嵌入されている。
尚、該スリーブ9の一端側には外側に張り出す張出部を
有する鍔部11が形成されている。
また、このスリーブ9の他端側にはリング状のスペーサ
12が嵌まり込むようになっており、該スペーサ12を
スリーブ9に止めピン13で係止することにより、該ス
リーブ9は治具本体1に取り付けられることになってい
る。
符号14は差込棒を示す。この差込棒14はスリーブ9
の透孔10に貫挿し、前記止めピン13によって、その
後端部が、スリープ9に固定され、もって治具本体1に
取り付けられるようになっている。
ここで、本発明によるコンクリート製品の吊上げ反転治
具においては、この差込棒14は各種の長さと太さの異
なるものが、複数本用意されており、吊上げて反転する
コンクリート製品の大きさ、すなわち、コンクリート製
品の側壁に穿設してある吊上げ反転穴20,20の大き
さに合わせて、前記差込棒14が交換可能とされている
のである。
なお、この差込棒14の交換は、スリーブ9と一緒に行
うものとされている。すなわちスリーブ9も大きさの異
なる透孔10毎に用意されており、この透孔10に合う
差込棒14と共に一緒に交換することができるようにな
っている。
従来は一本の差込棒14によって、各種のコンクリート
製品を吊上げて反転するようにされており、従って差込
棒14の長さも、各種のコンクリート製品Aに兼用でき
るように比較的長く形成しなければならなかった。
よって、小さなコンクリート製品を吊上げて反転させる
場合には、この差込棒14を調整し、治具本体1の外側
方向に差込棒14の後端部を突出させて、吊上げ反転す
るものとしていた。
しかし、このような吊上げ反転治具では、床掘幅を狭く
することはできないのである。なぜなら、床掘幅を狭く
すると、差込棒14の後端部が溝21内の側壁の当接し
てしまうと共に差込棒14を溝21内において、抜出す
ることができなくなってしまうからである。
そこで、本発明では、前述したように、比較的幅の狭い
板体状の治具本体1を使用すると共に、該治具本体1に
取り付けられるスリーブ9及び差込棒14を大小異なる
各種類のものに交換できるようにし、さらに治具本体1
と吊上げ部材6の膨出部7との着脱を容易にして各種形
状・大きさの治具本体1を使用することができるように
してコンクリート製品Aの種類に対応できるようにした
のである。
かかる構成の吊上げ反転治具を用いれば、路面に掘つた
溝21の床掘量、埋戻量を最小限にできるのである。
以上において、次に、本発明によるコンクリート製品A
の吊上げ反転治具の使用状態につき説明する。
第2図(b)に示すように、コンクリート製品の吊上げ
反転穴20,20に本発明による吊上げ反転治具の差込
棒14,14を差込む。
ついで、この状態からコンクリート製品を吊上げて表側
に反転させ、もって路面に掘ってある溝21内にコンク
リート製品を敷設する。
しかして、この際の床掘幅は、本発明による吊上げ反転
治具を用いることにより、最小限の床掘幅とすることが
できる。すなわち、第2図(a)に、コンクリート製品
Aの長さがWであるときの本発明によるその床掘幅の掘
削面積を示すが、第1図(a)に示す従来の掘削面積に
比べて大幅にその掘削面積を小さくすることができるも
のである。
なぜなら、本発明による吊上げ反転治具においては、そ
の治具本体1の厚さを、最小限の厚さとすると共に、差
込棒14の後端部を外側方向に突出させる構成としてい
ないからである。
次に、前記コンクリート製品を敷設した後、吊上げ部材
6,6を緩め、溝21の上から作業者が手などを入れ
て、吊上げ部材6及び治具本体1を外側方向(水平方
向)に引っ張ることにより、前記コンクリート製品の吊
上げ反転穴20から差込棒14を簡単に引き抜くことが
できるのである。
尚、吊上げ反転治具に取り外した後は、埋め戻し作業を
行うのであるが、その埋戻量も前述したように最小限の
埋戻量とすることができることになる。
[発明の効果] かくして、本発明は以上の構成よりなる。
そして、本発明によるコンクリート製品の吊上げ反転治
具であれば、その治具本体の幅(厚み)を最小限とする
ことができる。
また、差込棒の後端部を外側方口に突出させる構成とは
していないために、床掘量及びその埋戻量を最小限とす
ることができる。
そして、そのことは、現場においてコンクリート製品敷
設施工作業能率の大きな向上をもたらすと共に、当該作
業コストを大幅に低廉化することができることになるの
である。
さらに本発明では治具本体が矩形状の板材よりなるもの
であるため、従来のものに比べて製作が容易で、吊上げ
反転治具の製作コストを低廉価にすることができる。
また、治具本体を吊上げ部材に容易に着脱できるととも
に、差込棒を各種のものに交換できるので、従来のもの
に比べより多くの種類のコンクリート製品に対応するこ
とができ、吊上げ反転の作業性がより良好となる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は、従来の床堀幅の堀削面積を示す概略
図、(b)は、従来の床堀幅を示す概略図、第2図
(a)は、本発明による床堀幅の堀削面積を示す概略
図、(b)は、本発明による床堀幅を示す概略図、第3
図は、吊上げ部材の膨出部を示す概略図、第4図は、本
発明の概略を示す断面図、第5図は本発明の概略を示す
正面図、第6図は第5図の平面図である。 A……コンクリート製品 1……治具本体 2……切り欠き 3……切り欠きの上辺 4……治具本体の上辺 5……連通溝 6……吊上げ部材 7……膨出部 8……貫通孔 9……スリーブ 10……透孔 11……鍔部 12……スペーサ 13……止めピン 14……差込棒 15……被覆材 16……挿通孔 17……凹部 18……溝 20……反転穴 21……溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下端に円筒状の膨出部(7)を有する吊上
    げ部材(6)に連結される吊上げ反転治具であって、 略矩形状の板材からなり、 板材の上辺(4)側には前記膨出部(7)を嵌め込み係
    止する切り欠き(2)が形成され、 該切り欠き(2)の上方側には、切り欠き(2)に連続
    しかつ上辺(4)が開口されて、前記吊上げ部材(6)
    が遊嵌する連通溝(5)が形成され、 板材の略中央部には貫通孔(8)が穿設された治具本体
    (1)と、 垂直方向にわたって吊上げ部材(6)が挿通する挿通孔
    (19)が穿設され、前記吊上げ部材(6)の膨出部
    (7)に被嵌する凹部(17)がその開口を下側にして
    設けられると共に、該凹部(17)の外周側には治具本
    体(1)の上辺(4)が嵌まる溝(18,18)が形成
    された被覆部材(15)と、 前記治具本体(1)の貫通孔(8)に回転自在に嵌入さ
    れ、軸方向に透孔(10)を有するスリーブ(9)と、 スリーブ(9)の透孔(10)に嵌合されて取り付けら
    れる差込棒(14)と、 からなることを特徴とするコンクリート製品の吊上げ反
    転治具。
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JPS6026063U (ja) * 1983-07-28 1985-02-22 ミノルタ株式会社 トナ−飛散防止装置
JPS6040546Y2 (ja) * 1983-10-12 1985-12-06 恭司 高見 コンクリ−ト製品の吊上げ反転治具
JPS60122786U (ja) * 1984-01-27 1985-08-19 高見 秀司 コンクリ−ト製品の吊上げ反転治具

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