JPH0329406Y2 - - Google Patents

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JPH0329406Y2
JPH0329406Y2 JP7948785U JP7948785U JPH0329406Y2 JP H0329406 Y2 JPH0329406 Y2 JP H0329406Y2 JP 7948785 U JP7948785 U JP 7948785U JP 7948785 U JP7948785 U JP 7948785U JP H0329406 Y2 JPH0329406 Y2 JP H0329406Y2
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JP
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boom
coupling groove
radius
strength
height
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JP7948785U
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JPS61198357U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (a) 産業上の利用分野 この考案は、第一ブームの上端部に結合用溝を
設け、その結合用溝に第二ブームを挿入し、両者
をピンにより結合する建設機械のブームに関す
る。
(b) 従来の技術 上記の建設機械のブームの一例を第4図ないし
第8図を参照して説明する。
第4図に示すように、シヨベル本体1の前部に
は第一ブーム2が起伏できるように取付けられて
おり、シヨベル本体1の前部と第一ブーム2の上
部との間には、第一ブーム2を起伏させるブーム
シリンダ4が設置されている。第一ブーム2の上
端部には第6図に示すように結合用溝3が形成さ
れており、その溝3の側壁部には第6図および第
7図に示すようにピン穴3a,3bが設けられて
いる。第一ブーム2の結合用溝3には、長手方向
にピン穴3a,3b間と同じ間隔をおいて複数の
ピン穴5a,5b,5c,5d,5eを設けた第
二ブーム5が挿入されている。第4図および第5
図は、第二ブームのピン穴5a,5bをそれぞれ
第一ブームのピン穴3a,3bに合致させ、合致
させたピン穴にそれぞれピン6,7を挿入して両
ブーム2,5を結合した状態を表わす。この状態
で、ブームは一番長くなり、ピン穴5d,5eを
介して第二ブーム5を第一ブーム2に結合させれ
ば、ブームは一番短くなる。すなわち、ピン穴5
a〜5eは選択により、ブームの長さを段階的に
長くしたり、短くしたりして掘削作業を行うこと
ができる。
(c) 考案が解決しようとする問題点 上述したブームにおいて、第一ブーム2の結合
用溝3の第二ブーム側の端部A(第7図参照)は、
掘削時等に応力集中により応力が高くなり、強度
的に重要な部位である。従来はA部の強度を大き
くするため、第8図に示すように、結合用溝3の
底部の両側隅部の円弧状内面の半径rをできるだ
け大きくRにしている。円弧状内面の半径が小さ
いrの場合には、第二ブーム5の幅をW1、高さ
をH1にすることができる。しかし、円弧状内面
の半径が大きいR場合には、第二ブーム5の幅が
W1、高さがH1のままでは結合用溝3の隅部に接
触するため、高さはH1にし、幅をW1より小さい
W2にするか、幅はW1にし、高さをH1より小さ
いH2に変更する必要がある。
第二ブーム5の幅がW2、高さがH1の場合に
は、幅はW1より2ΔWだけ小さくなり、横方向の
断面性能が低下し、強度的に弱くなる。したがつ
て、その強度の低下を補うため第二ブーム5のウ
エブ5fの板厚を増して強くする必要があり、重
量が重くなる。また、第一ブーム2の結合用溝3
と第二ブーム5との横方向の隙間がΔWだけ大き
くなり、ピン6,7が強度的に厳しくなる。ΔW
分の隙間は有効に使えなく、無駄になる。
第二ブーム5の幅をW1、高さをH2にし、第二
ブーム5の上フランジ5gの位置を高さがH1
ものと同じにした場合には、高さがΔHだけ小さ
くなり、縦方向の断面性能が低下し、強度的に弱
くなる。したがつて、その強度の低下を補うため
第二ブーム5のフランジ5gの板厚を増して強く
する必要があり、重量が重くなる。
フランジ5gの板厚を増さない場合には、上フ
ランジの位置を高さがH1のものの位置よりΔHだ
け上げる必要があり、全高が高くなる。第一ブー
ム2の溝3の底面と第二ブーム5との縦方向の隙
間がΔHだけ大きくなるが、ΔH分の隙間は有効
に使えなく、無駄になる。
さらに、第二ブーム5を第一ブーム2の結合用
溝3に挿入する際、第二ブーム5が摺動するた
め、結合用溝3の前記端部Aの隅部の円弧状内面
に第二ブーム5の角部が当り、ノツチ状に摩耗す
る。このノツチのため、応力集中により隅部の円
弧状内面の強度は低下し、破損を招くおそれがあ
る。
(d) 問題点を解決するための手段 この考案は、上述した問題点を解決するための
もので、第一ブームの上端部に結合用溝を設け、
その結合用溝に第二ブームを挿入し、両者をピン
により結合する建設機械のブームにおいて、前記
結合用溝の第二ブーム挿入側における端部の底部
を下がり勾配の先細に形成し、その底部の両側隅
部の円弧状内面の半径を、結合用溝のその他の両
側隅部の円弧状内面の半径より大きくしたことを
特徴とする。
(e) 作用 第一ブームに設けられている結合用溝の第二ブ
ーム挿入側における端部の底部を下がり勾配の先
細に形成し、その底部の両側隅部の円弧状内面の
半径を、結合用溝のその他の両隅部の円弧状内面
の半径より大きくしたことにより、応力集中が少
なくなり、強度が増す。
(f) 実施例 この考案の一実施例を第1図ないし第3図によ
り説明する。それらの図において、第4図ないし
第8図と同じ符号をつけたものは、同じもの、も
しくは相当するものを表わす。
第一ブーム2の結合用溝3の第二ブーム5挿入
側における端部の底部は下がり勾配の先細3cに
形成されており、その底部の両側隅部の円弧状内
面の半径R1は、結合用溝のその他の両側隅部の
円弧状内面の半径rより大きくなつている。すな
わち、先細部3cの先端の厚さtはその他の底部
の厚さTより小さい。
第3図は第一ブーム2の結合用溝3に第二ブー
ム5を取付けた状態を示す。結合用溝3の半径r
の円弧状内面と半径R1の円弧状内面とは、第二
ブーム5に対して同程度の隙間を形成し、第二ブ
ーム5の断面幅はW1に、高さはH1にすることが
可能となる。
上述の構成により、結合用溝3の第二ブーム5
挿入側端部における応力集中は少なくなり、強度
が増す。また、第二ブーム5の断面を大きくで
き、無駄な隙間もなくなる。
(g) 考案の効果 以上説明したこの考案によれば下記のような効
果が得られる。
(1) 強度的に厳しい第一ブームの結合用溝の第二
ブーム挿入側端部の円弧状内面における応力集
中を少なくでき、強度が増大する。
(2) 第一ブームの結合用溝に取付けられる第二ブ
ームの断面を大きくできるので、その板厚を薄
くし、重量を軽減することができる。
(3) 第一ブームの結合用溝と第二ブームとの間の
無駄な隙間をなくし、コンパクトな構造にする
ことができる。
(4) 第一ブームに対して第二ブームを連結するピ
ンが強度的にらくになる。
(5) 第一ブームの結合用溝の第二ブームの挿入側
端部の円弧状隅部にノツチ状の摩耗が発生せ
ず、端部からの破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す側面図、第
2図は第1図の正面図、第3図はこの考案による
第一ブームの結合用溝とその溝に挿入した第二ブ
ームとを示す説明用正面図、第4図は第一ブーム
に第二ブームを連結した従来の油圧シヨベルの一
例を示す側面図、第5図は第4図のブームを示す
拡大側面図、第6図は第5図における第一ブーム
と第二ブームとの結合構造を示す拡大断面正面
図、第7図は第5図の第一ブームの上部を示す拡
大図、第8図は第一ブームの結合用溝とそれに挿
入した第二ブームとの関係を示す説明用正面図で
ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第一ブームの上端部に結合用溝を設け、その結
    合用溝に第二ブームを挿入し、両者をピンにより
    結合する建設機械のブームにおいて、前記結合用
    溝の第二ブーム挿入側における端部の底部を下が
    り勾配の先細に形成し、その底部の両側隅部の円
    弧状内面の半径を、結合用溝のその他の両側隅部
    の円弧状内面の半径より大きくしたことを特徴と
    するブーム。
JP7948785U 1985-05-28 1985-05-28 Expired JPH0329406Y2 (ja)

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JP7948785U JPH0329406Y2 (ja) 1985-05-28 1985-05-28

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JP7948785U JPH0329406Y2 (ja) 1985-05-28 1985-05-28

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JPS61198357U JPS61198357U (ja) 1986-12-11
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JP5629295B2 (ja) * 2012-09-10 2014-11-19 株式会社ソクト 分離可能なブームを有する作業機

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JPS61198357U (ja) 1986-12-11

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