JPS6315449Y2 - - Google Patents

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JPS6315449Y2
JPS6315449Y2 JP1981115804U JP11580481U JPS6315449Y2 JP S6315449 Y2 JPS6315449 Y2 JP S6315449Y2 JP 1981115804 U JP1981115804 U JP 1981115804U JP 11580481 U JP11580481 U JP 11580481U JP S6315449 Y2 JPS6315449 Y2 JP S6315449Y2
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JP
Japan
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block
retaining wall
heavy
concrete
locking plate
Prior art date
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JP1981115804U
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English (en)
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JPS5821608U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利毛分野〕 本考案は、擁壁用コンクリート製大型重量ブロ
ツクの積み上げて土留め用等の擁壁を施工する際
に使用される擁壁用コンクリート製大型重量ブロ
ツクに関するものである。
〔従来技術〕
従来、擁壁用コンクリート製大型重量ブロツク
の積み上げ作業をする際には、大型で重量のある
挾着機を使用して前記コンクリート製大型重量ブ
ロツクを挾着して吊り上げ、擁壁などを形成すべ
く前記擁壁用コンクリート製大型重量ブロツクを
順次積み上げるものとしていた。
しかしながら、前記挾着機は高価で、現場にお
いても使用できる台数が限られてしまい、よつて
必要な時に使用できなかつたり、また挾着機自体
重いうえ扱いずらく、さらに前記擁壁用コンクリ
ート製大型重量ブロツク自体、約1トン(軽量の
ものでも数百キロ)程の重量があるにも拘らず、
その外側面に何の係止部もないため挾着機で掴み
にくく、もつて作業能率が悪いと共に現場作業の
安全面からも問題があつた。
また、挾着機で掴んだ場合にはブロツクの外周
面に傷を付けてしまうとの問題もあつた。
さらに積み上げの後は、ブロツク内を斜めに傾
斜して貫通する排水孔の現場での穿設施工作業を
しなければならず、その工事が面倒であると共
に、排水孔穿設施工工事後の擁壁の外観があまり
綺麗に仕上がらないとの欠点があつた。
〔考案の目的〕
かくして、本考案はこの様な従来の問題点に対
処すべく案出されたものであり、前記大型で重量
のある挾着機等の重機類を使用することなく、擁
壁用コンクリート製大型重量ブロツクを吊り上
げ、擁壁などの形成のための積み上げ作業を容易
にかつ正確、安全に行うことの出来、かつ積み上
げの後は、ブロツク内を斜めに傾斜して貫通する
孔がそのまま傾斜状の排水孔として使用でき、排
水孔付き擁壁の施工工事が簡単に行なえると共
に、外観の綺麗な擁壁を施工しうるコンクリート
製重量ブロツクを提供することを目的とするもの
である。
〔考案の構成〕
本考案による擁壁用コンクリート製大型重量ブ
ロツクは、 略中央に突条部を有する上面と、略中央に前記
突条部に遊嵌する凹溝部を有する下面と、表面と
裏面と、両側面とにより略方形状をなす擁壁用コ
ンクリート製大型重量ブロツク内に、 略円板状の係止板と、この係止板に斜めに貫挿
して固定された中空パイプとからなる補強具を、
前記係止板が前記擁壁用コンクリート製大型重量
ブロツク内部においてそのブロツクの長さ方向と
平行になるように配置すると共に前記中空パイプ
をブロツクの中心位置から上面側に偏らせ、かつ
ブロツクの巾方向において斜めに傾斜させて埋設
し、 前記擁壁用コンクリート製大型重量ブロツクに
おける上面側の表裏面に、前記中空パイプ4の開
口部を各々表出させて擁壁用コンクリート製大型
重量ブロツクにその内部を貫通する傾斜貫通穴を
形成してなることを特徴とするものである。
〔考案の実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて説
明する。
図面において符号Aは擁壁用コンクリート製大
型重量ブロツクを示す。
該擁壁用コンクリート製大型重量ブロツクAは
略中央に突条部10を有する上面11と、略中央
に前記突条部10に遊嵌する凹溝部12を有する
下面13と、表面14と裏面15と、両側面1
6,16とにより略方形状をなして構成され、か
つ数百キロ以上の重量を有しており、この擁壁用
コンクリート製大型重量ブロツクA内には補強具
3が埋設されている。
該補強具3は略円板状の係止板17と、この係
止板17に貫挿して固定されている中空パイプ4
とを有して構成されている。
しかして、この補強具3は前記擁壁用コンクリ
ート製大型重量ブロツクAの製作に関し、形枠内
にあらかじめ配置されており、コンクリートミル
クを充填した後、コンクリート内に埋設されて固
定されるものとなる。
ところで、前記補強具3の埋設に際しては、前
記補強具3の係止板17がブロツクAの内部にお
いてブロツクAの長さ方向と平行になるように配
置すると共に、補強具3の中空パイプ4をブロツ
クAの中心位置から上面11側に偏らせ、かつブ
ロツクAの巾方向において斜めに傾斜させて埋設
するものとする。
しかして前記補強具3の中空パイプ4における
両開口部18,18は擁壁用コンクリート製大型
重量ブロツクAの相対向する表面14と裏面15
とに段差を有して表出し、もつて擁壁用コンクリ
ート製大型重量ブロツクA内を貫通する傾斜貫通
穴2が形成されることになる。
次に、本考案の使用状態について述べると、先
づ、擁壁用コンクリート製大型重量ブロツクAの
前記傾斜貫通穴2に吊り上げ用の鋼棒Bを挿通す
る。
そしてその後、前記鋼棒Bの両端に吊索C下端
のフツクを係止させる。
その状態で上方に吊り上げ、ブロツクAを所定
の擁壁形成位置に設置するのである。
なお、前述したように図面に示す如く傾斜貫通
穴2の形成位置はブロツクAの上面11側である
ものとする。
このように上面11側に形成してあればブロツ
クAの重心が下方にさがり、吊り上げ作業もバラ
ンスよく容易にできるし、作業安全上も好ましい
ものとなる。
なお、傾斜貫通穴2は補強具3の中空パイプ4
によつて保護されているため、鋼棒Bによつて吊
り上げてもコンクリート製の大型重量ブロツクA
を破損させることはない。
また、図面に示すように傾斜貫通穴2は擁壁用
コンクリート製大型重量ブロツクAの巾方向にお
いて斜めに傾斜を有して設けられており、かつこ
の場合にブロツクの上面11側に傾斜貫通穴2が
設けられているから擁壁用コンクリート製大型重
量ブロツクAを斜め吊りしても、ガタ付きを生ず
ることなく、バランス良く吊り上げ作業をするこ
とができる。
そして、擁壁などの形成のための積み上げ作業
においては、ブロツクAがカタ向いて吊り上げて
あるため、施工箇所での位置決めなどがし易く、
もつて、前記作業が効率良く行えるものとなる。
そして、このブロツクAの施工後は前記傾斜貫
通穴2につき、所定の下だり傾斜を有してスムー
ズな排水機能を果たす排水孔とすることができ、
排水孔付き擁壁の施工工事が簡単に行なえると共
に、外観の綺麗なコンクリート製重量ブロツクの
擁壁とすることができる。
〔考案の効果〕
かくして、本考案は以上の構成からなり、本考
案による擁壁用コンクリート製大型重量ブロツク
であれば、鋼棒を傾斜貫通穴に挿通し、前記鋼棒
の両端に吊索のフツクを係止させて吊り上げれ
ば、外側面になんら掴む箇所のない擁壁用コンク
リート製大型重量ブロツクであつても、それを簡
単に積み上げ位置まで移送することができるとと
もに、大型重量ブロツクの移送作業として一番要
求される安全でバランス良い状態での移送をする
ことができる。
また、鋼棒を貫通して吊り上げても中空パイプ
によりコンクリートが破損することがなく、係止
板の埋設により補強具が擁壁用コンクリート製大
型重量ブロツクから剥離することもない。
このように吊り上げ移送が簡単であり、その結
果作業能率がよく、安全性も高いものである。
またブロツク積み上げ後は、ブロツク内を斜め
に傾斜して貫通する孔をそのまま傾斜状の排水孔
として使用でき、排水孔付き擁壁の施工工事がき
わめて簡単に行なえると共に、現場での排水孔施
工工事後の外観仕上げをすることがないから、外
観の綺麗な擁壁を提供でき、その面から大きな利
点を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の使用状態を示す正面図、第2
図はその断面図である。 A……擁壁用コンクリート製大型重量ブロツ
ク、B……鋼棒、C……吊索、2……傾斜貫通
穴、3……補強具、4……中空パイプ、10……
突条部、11……上面、12……凹溝部、13…
…下面、14……表面、15……裏面、16……
側面、17……係止板、18……開口部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 略中央に突条部10を有する上面11と、略中
    央に前記突条部10に遊嵌する凹溝部12を有す
    る下面13と、表面14と裏面15と、両側面1
    6,16とにより略方形状をなす擁壁用コンクリ
    ート製大型重量ブロツク内に、 略円板状の係止板17と、この係止板17に斜
    めに貫挿して固定された中空パイプ4とからなる
    補強具3を、前記係止板17が前記擁壁用コンク
    リート製大型重量ブロツクA内部においてそのブ
    ロツクAの長さ方向と平行になるように配置する
    と共に前記中空パイプ4をブロツクAの中心位置
    から上面11側に偏らせ、かつブロツクAの巾方
    向において斜めに傾斜させて埋設し、 前記擁壁用コンクリート製大型重量ブロツクA
    における上面11側の表裏面14,15に、前記
    中空パイプ4の開口部18を各々表出させて擁壁
    用コンクリート製大型重量ブロツクAにその内部
    を貫通する傾斜貫通穴2を形成してなることを特
    徴とする擁壁用コンクリート製大型重量ブロツ
    ク。
JP11580481U 1981-08-04 1981-08-04 擁壁用コンクリート製大型重量ブロック Granted JPS5821608U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11580481U JPS5821608U (ja) 1981-08-04 1981-08-04 擁壁用コンクリート製大型重量ブロック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11580481U JPS5821608U (ja) 1981-08-04 1981-08-04 擁壁用コンクリート製大型重量ブロック

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5821608U JPS5821608U (ja) 1983-02-10
JPS6315449Y2 true JPS6315449Y2 (ja) 1988-04-30

Family

ID=29910058

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11580481U Granted JPS5821608U (ja) 1981-08-04 1981-08-04 擁壁用コンクリート製大型重量ブロック

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Families Citing this family (3)

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JPS58177420U (ja) * 1982-05-20 1983-11-28 フジタ工業株式会社 配管用部を有するコンクリートブロック壁
JPS60120716U (ja) * 1984-01-23 1985-08-15 日立ツール株式会社 スロ−アウエイカツタ−用スロ−アウエイチツプ
JPH0115456Y2 (ja) * 1984-09-27 1989-05-09

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48196U (ja) * 1971-05-24 1973-01-05

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS503303U (ja) * 1973-05-04 1975-01-14

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JPS48196U (ja) * 1971-05-24 1973-01-05

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Publication number Publication date
JPS5821608U (ja) 1983-02-10

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