JP2681219B2 - 深礎工法における作業足場 - Google Patents

深礎工法における作業足場

Info

Publication number
JP2681219B2
JP2681219B2 JP21604089A JP21604089A JP2681219B2 JP 2681219 B2 JP2681219 B2 JP 2681219B2 JP 21604089 A JP21604089 A JP 21604089A JP 21604089 A JP21604089 A JP 21604089A JP 2681219 B2 JP2681219 B2 JP 2681219B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scaffold
scaffolding
work
deep foundation
workbench
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP21604089A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0381457A (ja
Inventor
良一 沖本
正行 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyu Construction Co Ltd
Original Assignee
Tokyu Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyu Construction Co Ltd filed Critical Tokyu Construction Co Ltd
Priority to JP21604089A priority Critical patent/JP2681219B2/ja
Publication of JPH0381457A publication Critical patent/JPH0381457A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2681219B2 publication Critical patent/JP2681219B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Movable Scaffolding (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、深礎工法における簡易な作業足場に関する
ものである。
<従来の技術> 直径の大きい杭を構築する場合に、深礎工法が採用さ
れている。
この工法は、周囲の土砂の崩壊を防護しつつ、作業者
が内部に降りて掘削、排土を行う工法であり、大口径の
杭を、大型の機械を使用せずに構築できるという特徴を
備えている。
<本発明が解決しようとする問題点> しかし掘削完了後の鉄筋組立には、作業性、安全性に
問題があった。
すなわち、掘削が完了した後には鉄筋を組立なければ
ならないが、深さ10メートル以上の坑内で、その周囲に
100kgを越す重量の縦筋やフープ筋を組み立てる作業は
容易ではない。
そのため、円盤状の足場を上から吊ってその上で作業
をする方法、上下方向に配置したロープに安全帯を取り
付けて作業する方法、などが採用されている。
しかし、竪坑の内部に円盤状の足場を水平に吊りさげ
る方法では足場を周囲に固定することが困難である。し
たがって空中に吊った足場は不安定であって作用性が悪
かった。
また足場が不安定であることから、その下方の孔底で
の作業は不可能であった。
ロープと安全帯との組み合わせでは作業者は自分の体
を固定して作業を行う方式である。
したがって作業位置を変更する場合にその移動がスム
ーズではなく、作業性がきわめて悪いものであった。
<本発明の目的> 本発明は以上のような問題を解決するためになされた
もので、作業者も周囲も安全で作業性の良好な、深礎工
法における作業足場を提供することを目的とする。
<問題点を解決するための手段> すなわち本発明は、周囲土砂の崩壊を防止しつつ、垂
直方向に竪坑の掘削を行う深礎工法において使用する足
場であって、1単位の足場単体は、竪坑の内径よりも小
さい外径を有し、中央に作業者の通過孔を開口した作業
板と、この作業板を支持する複数の脚と、中央孔近傍に
設けた梯子とより構成し、この1単位の足場単体を、脚
を上下方向に接続することによって順次積み上げ、積み
上げた足場群の最上部には、クレーンを配置して構成し
た、深礎工法における作業足場である。
<本発明の説明> 以下本発明を詳細に説明する。
<イ>深礎工法 深礎工法は、竪坑の掘削に平行してその周囲にライナ
ープレートPを張り付けて周囲の土砂の崩壊を阻止しつ
つその孔底を掘削して行く工法である。
<ロ>足場単体 足場単体1は、作業台2と、脚3とより構成する。
作業台2は金網その地の部材で構成した円盤であり、
作業者がその上で重量物を扱っても破損しないだけの強
度を有する。
この作業台2の外径は、竪坑のライナープレート内径
よりも小さく形成する。
作業台2の中央には中央孔6を開口する。
この中央孔6の内径は、作業者が容易に出入りできる
寸法に構成する。
一方、脚3は作業台2の下面に固定した複数の棒状体
よりなる。
この脚3の高さは、作業者の身長よりも多少高く形成
する。
脚3の上端と、その下端とは、順次積み重ねた場合に
接続可能な構造に形成する。
脚3の一部には複数の横材4を配置し、脚3間の補強
を行う。
<ハ>梯子 脚3の間には梯子5を設置する。
この梯子5の設置位置は作業台2の中央孔6から昇降
する場合に使用できる位置である。
<本発明の作用> 以下、本発明の作用を詳細に説明する。
<イ>掘削時 竪坑の孔底を掘削、排土し、その進捗にしたがって周
囲の壁面にライナープレートPを組み立てて土砂の崩壊
を防止する。
<ロ>足場単体の組み立て 孔底が所定の深さに達したら、基礎のコンクリートを
打設する。
そして基礎コンクリートの上に第1段の足場単体1を
設置する。
この設置の作業は、竪坑の上部から足場単体1を吊り
降ろして行う。
第1段の足場単体1の据え付けが終わったら、その上
に第2段の足場単体1を吊りおろす。
そして下段の足場単体1の脚3の頭部に、上段の足場
単体1の脚の下端を嵌合し、両者を一体に固定する。
こうして順次脚を上下方向に接続して上方に向けて組
み立てて行く。
そして数段ごとに周辺のライナープレートPなどに埋
め込んだアンカーとワイヤーなどで連結して安定を図
る。
<ハ>クレーンの組み立て 足場単体1の組み立ては、その作業台2が地表に近付
いた位置で完了する。
最上部の作業台2は、ほぼ地表と同一の高さに設定す
る。
そして最上部の作業台2よりも上には、クレーンマス
ト7を設置する。
このクレーンマスト7は、足場単体1の脚3のみで形
成した枠体によって構成することができる。
このクレーンマスト7の上端には、垂直軸を取り付
け、この垂直軸を中心に水平面で回転可能なアーム9を
水平に取り付ける。
このアーム9の一端にはカウンターウエイトを登載
し、他方には移動可能な状態で、ホイストなどの巻き上
げ機を取り付ける。
<ハ>鉄筋の組み立て 以上の作業によって、足場単体1の積み上げによる全
体足場が、竪坑内に完了すれば、各段の作業台2上に作
業者を配置し、上方から鉄筋を順次吊りおろす。
この場合の鉄筋の扱いは、クレーンマスト7上のアー
ム9によって行うことができるから、作業は安全で迅速
である。
作業者は作業台2の上で、アーム9から吊り降ろされ
た鉄筋を、安定した状態や姿勢で取り扱い、目前に位置
する縦横の鉄筋群の結束を行うことができる。
同じ高さでの作業は、作業台2上を壁面に沿って移動
するだけで処理することができる。
高さが相違する場所での結束作業は、梯子5を使用し
て中央孔6から他の段の足場単体1に昇降して作業を継
続する。
<ニ>足場の解体 鉄筋群の組み立てが完了すれば、コンクリートを打設
するために足場を撤去する。
その場合にも全体足場は複数段の足場単体1によって
構成してあるから、きわめて容易に上方へ釣り上げて解
体することができる。
<実施例> 以上の足場は、たとえば内径3メートル、深さ20メー
トル程度の深礎において使用できる。
ライナープレートの内側に一段に鉄筋を組むとする
と、作業台2縁端とライナープレートPの内側には30セ
ンチ程度の間隔を設けておけば作業上で問題はない。
脚3の長さ、すなわち上段の作業台2と下段の作業台
2との距離は、1.8〜2.0メートル程度に構成することが
できる。
<本発明の効果> 本発明は以上のような構成からなるから、次のような
効果を得ることができる。
<イ>孔底の掘削が完了したら、足場単体を順次吊りお
ろして一度に全体の足場を組み立てることができる。
したがって、竪坑内で部材を組み立てる方法に比較し
て作業が迅速で確実である。
<ロ>足場単体は工場で製造した既成品である。
したがって現場で組み立てる方法に比較して足場の信
頼性が高く、安全に作業を行うことができる。
<ハ>足場は壁面に沿って配置してあり、竪坑の中心は
中央孔による空間が確保してある。
したがって孔底の中心部分の作業は安全に行うことが
できる。
<ニ>足場の組み立てが完了したらその上方にクレーン
のマストを組み立てることができる。
したがって、狭い作業空間の中で、重量の大きな鉄筋
群を安全、迅速に扱って結束作業を行うことができる。
<ニ>鉄筋の組み立てが完了したら足場を解体する必要
がある。
その場合にも足場単体を順次引き揚げれば簡単に解体
できるから作業は安全で簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図:本発明の足場を構成する単体の斜視図 第2図:その使用状態の説明図 第3図:作業状態の説明図

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周囲土砂の崩壊を防止しつつ、垂直方向に
    竪坑の掘削を行う深礎工法において使用する足場であっ
    て、 1単位の足場単体は、竪坑の内径よりも小さい外径を有
    し、 中央に作業者の通過孔を開口した作業板と、この作業板
    を支持する複数の脚と、 中央孔近傍からほぼ垂直に設けた梯子とより構成し、 この1単位の足場単体を、脚を上下方向に接続すること
    によって順次積み上げ、 積み上げた足場群の最上部には、クレーンを配置して構
    成した、 深礎工法における作業足場
JP21604089A 1989-08-24 1989-08-24 深礎工法における作業足場 Expired - Lifetime JP2681219B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21604089A JP2681219B2 (ja) 1989-08-24 1989-08-24 深礎工法における作業足場

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21604089A JP2681219B2 (ja) 1989-08-24 1989-08-24 深礎工法における作業足場

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0381457A JPH0381457A (ja) 1991-04-05
JP2681219B2 true JP2681219B2 (ja) 1997-11-26

Family

ID=16682339

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21604089A Expired - Lifetime JP2681219B2 (ja) 1989-08-24 1989-08-24 深礎工法における作業足場

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2681219B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0756444Y2 (ja) * 1992-06-11 1995-12-25 株式会社エイチイーシー タンク内部の仮設足場装置
JP2006307506A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Gifu Kogyo Co Ltd 足場

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0381457A (ja) 1991-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3817347A (en) U-frame scaffolding assembly
JP2681219B2 (ja) 深礎工法における作業足場
JP2681218B2 (ja) 深礎工法における作業足場
US3300186A (en) Lifting frames for reinforcing columns
JP3841499B2 (ja) 斜面作業用足場及び斜面作業用足場の架設方法
JP2855210B2 (ja) 深礎工法における作業足場
JP2002038475A (ja) 深礎杭構築工法
JP2858205B2 (ja) 鉄筋建て込み方法及びこれに用いる鉄筋建て込み装置
JPH09177070A (ja) 深礎用鉄筋篭の建込み方法およびその装置
JPH0730564B2 (ja) 地下構造物の構築工法
JP2000120367A (ja) 外締めライナプレートとその使用方法
JPH0687557U (ja) 深礎工事用足場
JP3243539B2 (ja) 杭などを立て込む装置
JPH10152981A (ja) 昇降式足場
JPH11287040A (ja) 吊り階段
KR200267717Y1 (ko) 콘크리트 교각 시공용 리프트장치
JP3538806B2 (ja) 深礎用鉄筋組立工法及びそれに使用する円形作業台
JP2583830B2 (ja) コンクリート深礎杭の構築方法
JP2843042B2 (ja) 鉄骨建方ユニット足場工法
JP2000192664A (ja) 建物の構築方法
JPS6322192Y2 (ja)
JP2858206B2 (ja) 鉄筋吊り下げ治具
JPS61229017A (ja) 深礎杭鉄筋組立施工法及び鉄筋組立用治具兼用足場
JP3445981B2 (ja) トレミー管を使用した泥土モルタルの打設工法
JPH0978836A (ja) 壁・梁一体組鉄筋と、それを使用した型枠の形成方法