JPH0613238Y2 - マーキング兼マスキング用粘着テープまたはシート - Google Patents

マーキング兼マスキング用粘着テープまたはシート

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JPH0613238Y2
JPH0613238Y2 JP1988017443U JP1744388U JPH0613238Y2 JP H0613238 Y2 JPH0613238 Y2 JP H0613238Y2 JP 1988017443 U JP1988017443 U JP 1988017443U JP 1744388 U JP1744388 U JP 1744388U JP H0613238 Y2 JPH0613238 Y2 JP H0613238Y2
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JP
Japan
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sensitive adhesive
pressure
marking
masking
sheet
Prior art date
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JP1988017443U
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JPH01122052U (ja
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清 小野
英明 白井
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Nichiban Co Ltd
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Nichiban Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本案は自動車、電車等の乗物のボディ、看板、家屋その
他の建造物等のマーキング用及び(又は)マスキング用
となるマーキング兼マスキング用粘着テープまたはシー
トに関する。
(従来の技術) 従来、例えば自動車やオートバイのボディの表面に例え
ば線模様等を設けるさいには、所望の幅、色のラインテ
ープを貼りつけたり、マスキングテープやシートを用い
て不要な部位をマスキングして吹き付け塗装したり、ペ
イントを用いて手書きしたりしていた。しかし、前記ラ
インテープを使用するものは脱落しやすくて耐久性に乏
しく、またマスキングして吹き付け塗装するものは、マ
スキングを施こす余分な手数とマスキング用シート、テ
ープ等の余分な材料を要し、特に2以上の異なる色の塗
装をする場合には、異なる色のペイントの吹付け毎に新
しいマスキングを設ける面倒な作業を繰り返えさなけれ
ばならない。また手書きによるものは、熟練、特殊技能
等を要するばかりでなく、外形の均一な図柄等の塗装が
得難く、塗装時間も多くかかる等の欠点がある。
(考案が解決しようとする課題) 本案はマーキング及び(又は)マスキング用に使用で
き、マーキングは耐久性にすぐれ、作業性もよく、同じ
装飾が熟練、特殊技能等を要せず、その構造も簡単で容
易に得られるものを提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本案では、テープまたはシ
ート状の支持体の面に着色剤を含み若しくは含まない熱
硬化性を有する粘着剤層を設けると共に、支持体と粘着
剤層の間に常態において両者を強く接着し、かつ加熱に
よって剥離性を発現するプライマー層を介在形成した粘
着テープまたはシートを用いるもので、そのまま若しく
は装飾しようとする模様に応当する所要の幅、形状に裁
断等して自動車、電車の車体、その他の建造物等の被装
飾体の所要面に貼着して用い、しかる後に加熱して粘着
剤層を硬化させると共にプライマー層を剥離性に変え、
支持体を剥して所望の装飾等を得るようにするものであ
る。
(実施例) 本案を実施例について説明すると、支持体(1)の一面
上に、プライマー層(4)を介在させて、着色剤を含み
若しくは含まない熱硬化性を有する粘着剤層(2)を設
け、マーキング兼マスキング用粘着テープまたはシート
(5)を形成している。図示のものでは上記粘着剤層
(2)に剥離性台紙(3)を仮着している。
上記支持体はポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピ
レンン、ポリ塩化ビニルその他のプラスチックフイル
ム、紙、不織布、織布等のテープまたはシート状をした
ものであり、着色若しくは着色しない適宜厚さを有する
ものが選択使用される。
上記熱硬化性粘着剤層は、常態では所要の粘着力を有し
ていて、被装飾体へ容易に貼付けることができ、適当な
温度に加熱したさいは、これが硬化する組成の粘着剤で
形成されている。
こうした加熱により硬化する粘着剤には、例えばカルボ
キシル基を多く含む側鎖不飽和型のアクリル系ポリマー
をベースとし、これに熱硬化性可塑剤、熱硬化剤等を添
加したもの(例えば、特願昭62−58954号)、そ
の他が使用できる。この粘着剤層は装飾、識別、表示等
のため着色を要するさいには耐熱性、耐侯性のよい所望
の顔料、染料等の着色剤を添加して着色される。着色剤
としては、例えばチタンホワイト、チタニウムイエロ
ー、チタンブラック、コバルトブルー、キナクリドン、
カーボンブラック、ベンガラ、亜鉛華、鉛白、リトポ
ン、バライト、カドミウム赤、モリブデン赤、カドミウ
ムイエロー、ベンジジンオレンジ等の無機または有機系
の顔料等を用いるのが好ましい。
上記プライマー層(4)は、支持耐(1)と粘着剤層
(2)の間に設けられており、常態ではこれらの間の接
着状態を一層強化し、また被装飾体に貼付したこの粘着
テープを加熱処理した場合には剥離性となるものであ
る。このようなプライマーとしては、例えば、支持体と
接着性のよい高分子化合物と一般に粘着剤成分との反応
生成物が好ましく、支持体がポリエステルの場合は、線
状飽和ポリエステル樹脂と粘着剤成分(例えば、2−エ
チルヘキシルアクリレート−酢酸ビニル−アクリル酸等
の如き)とをラジカル重合させて得られるもの、支持体
がポリプロピレンの場合は、塩素化ポリプロピレンと粘
着剤成分を反応させたもの、また支持体がポリエチレン
の場合は、塩素化ポリエチレンと粘着剤成分を反応させ
たもの等がある。
上記のマーキング兼マスキング用粘着テープまたはシー
トは、所望の形状のマーキングに応当して、例えば同じ
幅の直線形状(第1図)、屈曲線形状(第3図)等に形
成できるほか、同じ若しくは異なる大きさ(幅、長さ、
径等)や形状の円形状片、楕円形状片、多角形状片等を
つなぎ合わせた形状のもの(第4図)、その他適宜な形
状に形成できる。また、大形の支持体(1)の面に熱硬
化性粘着剤層(2)を有する粘着シートを剥離性台紙
(3)に仮着しておき、その基材面に熱硬化性粘着剤層
まで達する切目(6)を入れ、多数のマーキング兼マス
キング用粘着テープまたはシートを形成したものもでき
る(第5図)。上記切目(6)は剥離性台紙に達して刻
設する場合もある。上記の如く形成された粘着テープま
たはシート(5)を使用して被装飾体の所要部にマーキ
ングを施こす場合には、被装飾体に付与される所望の
幅、形状の粘着テープまたはシート(5)を該被装飾体
の所要面にその粘着剤層によって貼付ければ、確実に貼
付できて上記プライマー層によって支持体が剥れること
もないし、これを適当な熱源を用いて硬化所要温度で所
要時間(粘着剤の成分組成により異なるが、例えば12
0℃で30分、150℃で30分等)加熱すると、硬化
性粘着剤が硬化されると共に被装飾体面へ移行固着され
るので、支持体を摘んで引張ると、上記加熱によってプ
ライマー層も剥離性になっているので、支持体は容易に
剥離され、硬化した粘着剤層が露出して、滑らかできれ
いな表面を持った所望のマーキングが得られる。
また、上記のマーキングに隣接した被装飾体の面にペン
キ等の塗料を塗装して別の塗膜を設ける場合には、被装
飾体の面に前記した如く所望の幅、形状の粘着テープま
たはシート(5)を所要面にその粘着剤層を介して貼
り、これをマスキングにして、その外側の被装飾体の所
要面に塗料を噴霧する等により塗装を施こし、前記同
様、所要温度、時間加熱して、硬化性粘着剤層を硬化さ
せ、硬化粘着剤層を被装飾体面へ移行固着させ、同時に
塗装を乾燥して固化塗着された塗膜を形成し、支持体を
剥離して硬化粘着剤層により形成されたマーキングと共
にこれに隣接して形成された別の塗膜を有する装飾部が
得られる。
(考案の効果) 上記の如く本案の粘着テープまたはシートは、マーキン
グ用として使用できると共に同じものがマーキングと同
時にマスキングに使用でき、例えば着色の異なる2種以
上のマーキングを同じ被装飾体面に形成すると同時にそ
れらのマーキングの間若しくは外側等に吹きつけ塗装を
設けるさいでも、吹きつけ塗装ごとにマスキングを設け
る必要がなく、また特殊なプライマー層の存在によって
剥し易くなった支持体を剥がして得られるマーキング
は、その表面も平滑、境界も明確で、強固且つ耐久性に
富み、所望の形状、着色した連続模様が容易に得られ、
その構造も簡単で、簡易に製造できるもので、自動車、
オートバイ、電車等車体、家屋、ビルディング、その他
建築物の内外面、建造物の外面等のマーキングと塗装用
のマスキングに使用でき、大なる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本案の実施例を示し、第1図は平面図、第2図は
第1図の断面図、第3図〜第5図はそれぞれ変形例の平
面図である。 (1)は支持体、(2)は熱硬化性粘着剤層、 (3)は剥離性台紙、(4)はプライマー層、 (5)はマーキング兼マスキング用粘着テープ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープまたはシート状の支持体を有し、該
    支持体の一面側に着色剤を含み若しくは含まない熱硬化
    性粘着剤層を設け、上記支持体と熱硬化性粘着剤層の間
    に常態において両者間の接着を強化すると共に加熱によ
    り剥離性を発現するプライマー層を介在させたマーキン
    グ兼マスキング用粘着テープまたはシート。
  2. 【請求項2】上記プライマー層は、支持体に対して接着
    性の良好な高分子化合物と一般の粘着剤成分との反応生
    成物で形成されている請求項1記載のマーキング兼マス
    キング用粘着テープまたはシート。
JP1988017443U 1988-02-15 1988-02-15 マーキング兼マスキング用粘着テープまたはシート Expired - Lifetime JPH0613238Y2 (ja)

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JP1988017443U JPH0613238Y2 (ja) 1988-02-15 1988-02-15 マーキング兼マスキング用粘着テープまたはシート

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Publication Number Publication Date
JPH01122052U JPH01122052U (ja) 1989-08-18
JPH0613238Y2 true JPH0613238Y2 (ja) 1994-04-06

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ID=31231227

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55116467A (en) * 1979-03-02 1980-09-08 Nissan Motor Co Ltd Decorating coating object with tape
JPS59177167A (ja) * 1983-03-28 1984-10-06 Nitto Electric Ind Co Ltd 表面保護層形成方法

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Publication number Publication date
JPH01122052U (ja) 1989-08-18

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