JPH06132169A - タブ端子の電極箔への取付方法 - Google Patents

タブ端子の電極箔への取付方法

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JPH06132169A
JPH06132169A JP4304571A JP30457192A JPH06132169A JP H06132169 A JPH06132169 A JP H06132169A JP 4304571 A JP4304571 A JP 4304571A JP 30457192 A JP30457192 A JP 30457192A JP H06132169 A JPH06132169 A JP H06132169A
Authority
JP
Japan
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electrode foil
welding
tab terminal
width
terminal
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4304571A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Shimizu
英夫 清水
Hideki Minagawa
秀樹 皆川
Nobushiro Nakamura
伸城 中村
Atsushi Hisatsune
厚 久恒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Elna Co Ltd
Original Assignee
Elna Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特に箔幅の狭い電極箔に対してタブ端子を超
音波溶接するにあたって、その溶接の信頼性を高める。 【構成】 端子本体3および同端子本体3に取り付けら
れているCP線4を有し、その端子本体3に形成されて
いる羽子板状の偏平部3aを電極箔2上に重ねて超音波
溶接により取り付けるに際して、電極箔2に対する偏平
部3aの溶接箇所を2箇所とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアルミニウム電解コンデ
ンサなどに用いられるタブ端子の電極箔への取付方法に
関し、さらに詳しく言えば、超音波溶接(コールドウェ
ルド)にてタブ端子を電極箔へ取り付ける方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図4には超音波溶接にてタブ端子1を電
極箔2に取り付ける際の従来例が示されている。そこで
まず、タブ端子1についてその構成を概略的に説明す
る。同タブ端子1は端子本体3と、この端子本体3に取
り付けられるCP線4とを備えている。
【0003】端子本体3は所定の長さを有するアルミニ
ウム線材の一端側をプレスにより偏平に押し潰してなる
羽子板状の偏平部3aと、残された丸棒部3bとを備え
ている。CP線4は鋼芯銅線、すなわち鋼線に銅メッキ
を施し、必要に応じてさらに錫メッキやハンダメッキを
施したものからなり、その一端が丸棒部3bの端部に溶
接される。
【0004】タブ端子1を電極箔2に取り付ける方法と
しては、かしめによる方法と超音波溶接による方法とが
あるが、電極箔の幅が狭い場合(例えば、3mm以下)
には、寸法上の制限からかしめは適さず、したがって超
音波溶接が用いられている。
【0005】この超音波溶接には超音波ホーン5とアン
ビル6とが用いられる。すなわち、アンビル6上に電極
箔2と端子本体3の偏平部3aとを重ねて配置し、その
上にホーン5を所定の圧力にて押圧した状態で超音波振
動を加えることにより、偏平部3aを電極箔2に溶接す
るようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】超音波溶接はかしめに
比べて接続による電気的抵抗がきわめて小さいが、剥離
強度の面で次ぎのような欠点がある。すなわち、超音波
溶接は外因による溶接強度のバラツキが大きく信頼性が
十分でない。
【0007】ちなみに、電極箔2の幅が2.2mm以下
の場合、従来では図5に示されているように、溶接(図
示斜線部分)は1.2mm幅で行なわれるが、その溶接
箇所は1箇所とされているため、その溶接強度のバラツ
キが直接的に電解コンデンサの品質に影響をおよぼす。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の事情
に鑑みなされたもので、その構成上の特徴は、端子本体
および同端子本体に取り付けられているCP線を有し、
上記端子本体に形成されている羽子板状の偏平部を電極
箔上に重ねて超音波溶接により取り付けるようにしたタ
ブ端子の電極箔への取付方法において、上記電極箔に対
する上記偏平部の溶接箇所を帯状に2箇所とすることに
ある。なお、この方法を適用するについては、電極箔の
幅は3.0mm以下であることが好ましい。
【0009】
【作用】上記のように、溶接箇所を帯状に2箇所とする
ことにより、溶接強度のバラツキが分散され、接続の信
頼性が高められる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図3を
参照しながら説明する。なお、この実施例において、超
音波ホーンについては先に説明した従来例と同じものが
用いられている。また、タブ端子1および電極箔2も従
来例と同様である。
【0011】図1には超音波ホーンと対峙するアンビル
10の平面図が示されており、また、図2は図1のA−
A線断面が示されている。これによると、溶接箇所を帯
状に2箇所とするため、同アンビル10上には2つの溶
接面11a,11bが設けられている。
【0012】この実施例において、各溶接面11a,1
1bの幅Waはともに0.6mmとされ、その間には
0.4mmなる幅Wbの平滑面11cが設けられてい
る。各溶接面11a,11bには、断面において幅が
0.2mmで頂角を118度とする二等辺三角形状の山
が3つ形成されている。なお、アンビル10の幅Wcは
1.6mmである。
【0013】溶接するにあたって、電極箔2はこのアン
ビル10の幅Wc方向に沿って配置され、同電極箔2上
にタブ端子1の偏平部3aがそれと直交するように重ね
られる。そして、図示しないホーンがその上に所定の圧
力をもって押し付けられ、同ホーンより超音波が印加さ
れる。
【0014】これにより、タブ端子1と電極箔2とが図
3の斜線で示す2箇所B,Cで互いに帯状に溶接され
る。この溶接箇所B,Cの各幅はそれぞれ0.6mmで
全体的にはその溶接幅は上記従来例と同様1.2mmで
あるが、この場合、溶接箇所が帯状に2箇所であるた
め、その溶接強度のバラツキが分散され、接続の信頼性
が高められるとともに、電解コンデンサの品質に与える
影響が少なくなる。
【0015】ここで実施例1として、厚さ90μmで幅
が2.2mmのアルミニウム箔を上記アンビル10の幅
Wc方向に沿って配置し、同アルミニウム箔上に厚さ
0.02mm、幅0.8mmのタブ端子を載置し、その
上から超音波ホーンを押圧して2箇所において0.6m
m幅の溶接を行なった。なお、溶接周波数は38kHz
とし、超音波ホーンにはその押圧面に幅が0.1mmで
頂角90度の山を9山を有するものを使用した。50個
についてその剥離強度を測定したところ、平均で11
3.9gfであった。
【0016】これに対して従来例1として、上記実施例
1と同じアルミニウム箔、タブ端子および超音波ホーン
を使用し、かつ、溶接条件を同じとして溶接箇所を幅
1.2mmの1箇所にした。50個についてその剥離強
度を測定したところ、平均で103.0gfであった。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
タブ端子を超音波溶接にて電極箔に取り付けるにあたっ
て、その溶接箇所を2箇所とすることにより、溶接強度
のバラツキが分散され、特に箔幅の狭い電極箔に対する
接続の信頼性が高められる、という効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に適用されるアンビルの一例を示した平
面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】本発明によりタブ端子を電極箔に溶接した状態
を示した平面図。
【図4】従来例を説明するための斜視図。
【図5】同従来例による電極箔に対するタブ端子の溶接
状態を示した平面図。
【符号の説明】
1 タブ端子 2 電極箔 3 端子本体 3a 偏平部 3b 丸棒部 4 CP線 5 超音波ホーン 10 アンビル 11a,11b 溶接面 11c 平滑面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久恒 厚 神奈川県藤沢市辻堂新町2丁目2番1号 エルナー株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子本体および同端子本体に取り付けら
    れているCP線を有し、上記端子本体に形成されている
    羽子板状の偏平部を電極箔上に重ねて超音波溶接により
    取り付けるようにしたタブ端子の電極箔への取付方法に
    おいて、上記電極箔に対する上記偏平部の溶接箇所を帯
    状に2箇所とすることを特徴とするタブ端子の電極箔へ
    の取付方法。
  2. 【請求項2】 上記電極箔の幅は3.0mm以下である
    ことを特徴とする請求項1に記載のタブ端子の電極箔へ
    の取付方法。
JP4304571A 1992-10-16 1992-10-16 タブ端子の電極箔への取付方法 Withdrawn JPH06132169A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004304059A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Nippon Chemicon Corp 電解コンデンサの製造方法及びその装置並びに電解コンデンサ
JP2008210823A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Nichicon Corp リード線およびこれを含む電子部品
WO2009095988A1 (ja) * 2008-01-29 2009-08-06 Rubycon Corporation 電解コンデンサ

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