JPH0230934B2 - - Google Patents
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- JPH0230934B2 JPH0230934B2 JP61079356A JP7935686A JPH0230934B2 JP H0230934 B2 JPH0230934 B2 JP H0230934B2 JP 61079356 A JP61079356 A JP 61079356A JP 7935686 A JP7935686 A JP 7935686A JP H0230934 B2 JPH0230934 B2 JP H0230934B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D17/00—Rigid or semi-rigid containers specially constructed to be opened by cutting or piercing, or by tearing of frangible members or portions
- B65D17/42—Rigid or semi-rigid containers specially constructed to be opened by cutting or piercing, or by tearing of frangible members or portions with cutting, punching, or cutter accommodating means
- B65D17/46—Wires, strings or the like, e.g. rip cords
- B65D17/462—Tearing-strips or -wires
- B65D17/464—Tearing-strips or -wires with tongues or tags for engagement by slotted keys
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Packages (AREA)
- Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
- Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、裂開可能な、金属薄板製の缶部材で
あつて、裂開条片を側方で制限する一対の予定裂
開線と、別個の金属薄板製部材として構成されて
いて、しかも溶接部内で端部でもつて裂開条片に
溶接された舌片と、溶接部と舌片の自由端との間
の裂開条片上を少なくとも両側方の予定裂開線近
くまで延びた予定裂開開始線とを備えている形式
のものに関する。
あつて、裂開条片を側方で制限する一対の予定裂
開線と、別個の金属薄板製部材として構成されて
いて、しかも溶接部内で端部でもつて裂開条片に
溶接された舌片と、溶接部と舌片の自由端との間
の裂開条片上を少なくとも両側方の予定裂開線近
くまで延びた予定裂開開始線とを備えている形式
のものに関する。
従来技術
公知の缶部材(西ドイツ国特許第1017042号明
細書)では舌片は出発状態で平らなブランクと一
緒に一体に押抜き加工される。舌片の面はブラン
クの一方の縦縁を越えて延びている。裂開条片を
側方で制限する2本の予定裂開線と一緒にこれら
の予定裂開線を互いに結ぶ予定裂開開始線がブラ
ンクの他方の縦縁の近くに形成される(プレス加
工)。次にブランクは、2つの縦縁が互いに重な
るように巻かれ、引続き縦縁が溶接されてシーム
が形成される。その結果円筒状の缶本体が得られ
る。最後にこの缶本体からこの本体の両端面を蓋
もしくは底部と一緒に縁付けすることによつて閉
鎖することにより完全な缶が製作される。缶を裂
開するためには舌片にオープナを挿し込み、この
オープナを近い方の縁付き縁に接触させて巻いて
行く。
細書)では舌片は出発状態で平らなブランクと一
緒に一体に押抜き加工される。舌片の面はブラン
クの一方の縦縁を越えて延びている。裂開条片を
側方で制限する2本の予定裂開線と一緒にこれら
の予定裂開線を互いに結ぶ予定裂開開始線がブラ
ンクの他方の縦縁の近くに形成される(プレス加
工)。次にブランクは、2つの縦縁が互いに重な
るように巻かれ、引続き縦縁が溶接されてシーム
が形成される。その結果円筒状の缶本体が得られ
る。最後にこの缶本体からこの本体の両端面を蓋
もしくは底部と一緒に縁付けすることによつて閉
鎖することにより完全な缶が製作される。缶を裂
開するためには舌片にオープナを挿し込み、この
オープナを近い方の縁付き縁に接触させて巻いて
行く。
これらの公知の缶では特に慣れない消費者が常
に立ち所に裂開条片を所望通りに完全に切離せる
とは限らない。裂開条片が既に縦縁の範囲内でま
たはその直ぐ後方で切れることも稀ではない、そ
れというのも舌片から始まる、収れん性のき裂が
形成され、これが周方向の予定裂開線の間で通じ
るからである。消費者は本来この缶を開けるため
のものではない工具を用いて開缶を続行すること
を余儀なくされ、その場合には板金の切口でけが
をする危険がある。
に立ち所に裂開条片を所望通りに完全に切離せる
とは限らない。裂開条片が既に縦縁の範囲内でま
たはその直ぐ後方で切れることも稀ではない、そ
れというのも舌片から始まる、収れん性のき裂が
形成され、これが周方向の予定裂開線の間で通じ
るからである。消費者は本来この缶を開けるため
のものではない工具を用いて開缶を続行すること
を余儀なくされ、その場合には板金の切口でけが
をする危険がある。
裂開過程がより確実に行なわれることを目指し
て昌頭に記載の形式の裂開可能な缶部材が提案さ
れた。該缶部材では予定裂開開始線は、直角方向
に裂開条片にわたつて延び、かつ場合により裂開
条片を側方で制限する2本の予定裂開線をそれぞ
れ若干起えて延びる予定裂開線によつて構成され
ている。
て昌頭に記載の形式の裂開可能な缶部材が提案さ
れた。該缶部材では予定裂開開始線は、直角方向
に裂開条片にわたつて延び、かつ場合により裂開
条片を側方で制限する2本の予定裂開線をそれぞ
れ若干起えて延びる予定裂開線によつて構成され
ている。
この提案による缶部材は、予定裂開開始線が溶
接部の直ぐ近くに位置するように舌片を溶接時に
裂開条片に精確に配置することに成功すれば申し
分なく裂開する。しかし製作誤差のために溶接部
が予定裂開開始線から大きく離れているか、また
はこれを覆つている場合には予定裂開開始線は役
目を果たさないかまたは不十分にしか機能せず、
舌片をオープナで巻上げて行く際に裂開条片を先
ず折曲げ、次いでいずれにせよ急速に裂開条片を
側方で制限する予定裂開線間の全幅にわたつてき
裂を走らせる。裂開過程を困難にする、不都合
な、予定裂開開始線と溶接部との相対的な位置を
もたらすことがある製作誤差は予定裂開開始線の
プレス加工時、舌片の押抜きおよび取扱い時、並
びに溶接時の誤差から得られる。すべてのこれら
の誤差を、これらの誤差が不都合な重なり合いを
した場合にも裂開過程に不利な影響を与えること
のない程度に小さく保とうとすると、上記の作業
工程を実施するのに比較的費用のかかる方法と装
置とを必要とする。
接部の直ぐ近くに位置するように舌片を溶接時に
裂開条片に精確に配置することに成功すれば申し
分なく裂開する。しかし製作誤差のために溶接部
が予定裂開開始線から大きく離れているか、また
はこれを覆つている場合には予定裂開開始線は役
目を果たさないかまたは不十分にしか機能せず、
舌片をオープナで巻上げて行く際に裂開条片を先
ず折曲げ、次いでいずれにせよ急速に裂開条片を
側方で制限する予定裂開線間の全幅にわたつてき
裂を走らせる。裂開過程を困難にする、不都合
な、予定裂開開始線と溶接部との相対的な位置を
もたらすことがある製作誤差は予定裂開開始線の
プレス加工時、舌片の押抜きおよび取扱い時、並
びに溶接時の誤差から得られる。すべてのこれら
の誤差を、これらの誤差が不都合な重なり合いを
した場合にも裂開過程に不利な影響を与えること
のない程度に小さく保とうとすると、上記の作業
工程を実施するのに比較的費用のかかる方法と装
置とを必要とする。
発明が解決しようとする問題点
本発明の課題は、比較的大きな、上記の類の製
作誤差の存在によつて裂開過程が著しく困難にさ
れることのないように、冒頭に記載の形式の裂開
可能な缶部材を改善することである。
作誤差の存在によつて裂開過程が著しく困難にさ
れることのないように、冒頭に記載の形式の裂開
可能な缶部材を改善することである。
問題点を解決するための手段
上記の課題を解決するための本発明の手段は、
冒頭に記載の形式の缶部材において予定裂開開始
線が舌片の下方の裂開条片に形成された多数の予
定裂開線の区域の一部であり、かつ溶接部がこの
区域を部分的に覆つていることである。
冒頭に記載の形式の缶部材において予定裂開開始
線が舌片の下方の裂開条片に形成された多数の予
定裂開線の区域の一部であり、かつ溶接部がこの
区域を部分的に覆つていることである。
実施態様
区域が裂開条片の幅の2/3から4/5にわたつて延
びている、と有利である。
びている、と有利である。
区域が円形または正方形であると有利である、
それというのも一般に上記の製作誤作が区域の面
の全方向にほぼ等しい大きさになるようにするこ
とができるからである。
それというのも一般に上記の製作誤作が区域の面
の全方向にほぼ等しい大きさになるようにするこ
とができるからである。
本発明の優れた実施態様では区域は同心円の予
定裂開線によつて構成されている。かかる予定裂
開線はダイを用いて形成することができ、ダイは
特に簡単な方法で旋削により製作可能である。し
かし中でも円形の予定裂開線は、破断し、かつそ
のために曲げ負荷および(または)延伸負荷に曝
された場合に缶部材を使用不可にする傾向が特に
少ないという利点を持つている。曲げ負荷は例え
ば平らなブランクの缶部材が巻かれて円筒状の缶
本体にされるときに生じる。更に充填された缶が
不注意な取扱いによつて変形される場合に曲げ負
荷は高められて現われる。予定裂開開始線の範囲
では問題となり得る延伸負荷は、特に先ず円筒状
に巻かれた缶部材が広げられて直方体または角錐
台形または円錐台形の縁にされるときに生じる。
定裂開線によつて構成されている。かかる予定裂
開線はダイを用いて形成することができ、ダイは
特に簡単な方法で旋削により製作可能である。し
かし中でも円形の予定裂開線は、破断し、かつそ
のために曲げ負荷および(または)延伸負荷に曝
された場合に缶部材を使用不可にする傾向が特に
少ないという利点を持つている。曲げ負荷は例え
ば平らなブランクの缶部材が巻かれて円筒状の缶
本体にされるときに生じる。更に充填された缶が
不注意な取扱いによつて変形される場合に曲げ負
荷は高められて現われる。予定裂開開始線の範囲
では問題となり得る延伸負荷は、特に先ず円筒状
に巻かれた缶部材が広げられて直方体または角錐
台形または円錐台形の縁にされるときに生じる。
同心円から成る区域の代わりに、裂開条片に対
して直角方向に延びる多数の予定裂開線から成
り、かつ有利には裂開条片の縦方向に延びる多数
の予定裂開線によつて補充されている区域も好適
である。
して直角方向に延びる多数の予定裂開線から成
り、かつ有利には裂開条片の縦方向に延びる多数
の予定裂開線によつて補充されている区域も好適
である。
別の実施態様では、区域は多数の互いに交差す
る対角線状の予定裂開線を有している。
る対角線状の予定裂開線を有している。
特願昭60−210371号明細書によれば、裂開可能
な缶部材の舌片は溶接される端部に舌片の自由端
に向いた矢の形の厚肉部を有している。この特徴
と組合わせて本発明は、矢の形の厚肉部の先端部
が予定裂開開始線と他の多数の予定裂開線によつ
て構成された区域の中央の上方に配置されること
によつて特に有利に構成することができる。
な缶部材の舌片は溶接される端部に舌片の自由端
に向いた矢の形の厚肉部を有している。この特徴
と組合わせて本発明は、矢の形の厚肉部の先端部
が予定裂開開始線と他の多数の予定裂開線によつ
て構成された区域の中央の上方に配置されること
によつて特に有利に構成することができる。
舌片が区域の上方の下面に3角形の凹所を有し
ており、凹所が溶接部を区域の矢の形の部分に制
限するようになつていると、有利である。このよ
うにして舌片をオープナで巻取る際に惹起される
力が区域の中央に集中し、したがつて亀裂は区域
の中央から始まり溶接部の縁に沿つて徐々に広が
つて、裂開条片を側方で制限する縦方向の予定裂
開線に達する。
ており、凹所が溶接部を区域の矢の形の部分に制
限するようになつていると、有利である。このよ
うにして舌片をオープナで巻取る際に惹起される
力が区域の中央に集中し、したがつて亀裂は区域
の中央から始まり溶接部の縁に沿つて徐々に広が
つて、裂開条片を側方で制限する縦方向の予定裂
開線に達する。
実施例
図に示された缶部材10は当初は2つの縦縁1
2,14を有する方形のブランクである。缶部材
10はかん詰用の缶の製作過程で第1図に円曲線
で示されているように巻かれて円筒状の縁にされ
る。引続き2つの縦縁12,14が互いに溶接さ
れる。シームはマツシユシームまたは第1図、第
2図に示されているようにバツトシームであつて
よく、バツトシームはレーザ溶接によつて作るこ
とができる。
2,14を有する方形のブランクである。缶部材
10はかん詰用の缶の製作過程で第1図に円曲線
で示されているように巻かれて円筒状の縁にされ
る。引続き2つの縦縁12,14が互いに溶接さ
れる。シームはマツシユシームまたは第1図、第
2図に示されているようにバツトシームであつて
よく、バツトシームはレーザ溶接によつて作るこ
とができる。
缶部材10は一対の平行な予定裂開線16を有
している。予定裂開線は縦縁12,14に対して
直角をなすようにエンボス加工されていて、最終
缶の全周にわたつて延びる裂開条片18を側方で
制限している。裂開条片18には舌片20が溶着
されている。第1図、第2図によればこの舌片2
0にはオープナ22を挿し込んで、先ず舌片20
を、引続き全裂開条片18を巻取ることができ
る。このときにオープナ22は2つの縁付き縁2
4の一方に沿つて回転する。縁付き縁24は第1
図によれば直方体の缶部材をそれぞれ蓋ないしは
底部26と結合している。
している。予定裂開線は縦縁12,14に対して
直角をなすようにエンボス加工されていて、最終
缶の全周にわたつて延びる裂開条片18を側方で
制限している。裂開条片18には舌片20が溶着
されている。第1図、第2図によればこの舌片2
0にはオープナ22を挿し込んで、先ず舌片20
を、引続き全裂開条片18を巻取ることができ
る。このときにオープナ22は2つの縁付き縁2
4の一方に沿つて回転する。縁付き縁24は第1
図によれば直方体の缶部材をそれぞれ蓋ないしは
底部26と結合している。
裂開条片18はこれを側方で制限する2つの予
定裂開線16相互間にこの予定裂開線16と平行
な付加的な縦予定裂開線を1本(第1図〜第3
図)または2本(第5図〜第8図)有していても
よく、縦予定裂開線は同様に缶の全周にあたつて
延びている。
定裂開線16相互間にこの予定裂開線16と平行
な付加的な縦予定裂開線を1本(第1図〜第3
図)または2本(第5図〜第8図)有していても
よく、縦予定裂開線は同様に缶の全周にあたつて
延びている。
裂開条片18には多数の予定裂開線から成る区
域28にエンボス加工されており、予定裂開線の
中のいずれにしても1本が舌片20が巻取られる
ときに予定裂開開始線30として働く。区域28
は2つの縦縁12,14から十分な距離を置いて
配置されているので、これらの縦縁の溶接時に場
合により生じる板金のシームの変動に左右されな
い。区域28の幅は裂開条片18の幅と等しくて
よい。しかし図に示された優れた実施例では区域
28は裂開条片の幅の約3/4にわたつて延びてい
るにすぎなない。区域28は有利には平らな状態
の缶部材10で予定裂開線16のエンボス加工後
にダイを用いて製作することができる。
域28にエンボス加工されており、予定裂開線の
中のいずれにしても1本が舌片20が巻取られる
ときに予定裂開開始線30として働く。区域28
は2つの縦縁12,14から十分な距離を置いて
配置されているので、これらの縦縁の溶接時に場
合により生じる板金のシームの変動に左右されな
い。区域28の幅は裂開条片18の幅と等しくて
よい。しかし図に示された優れた実施例では区域
28は裂開条片の幅の約3/4にわたつて延びてい
るにすぎなない。区域28は有利には平らな状態
の缶部材10で予定裂開線16のエンボス加工後
にダイを用いて製作することができる。
区域28は別の形の、特に直線の予定裂開線に
よつて構成されていてもよい。直線の予定裂開線
は例えば第5図と第6図によれば側方の予定裂開
線16に対して直角方向に延びており、第6図に
よるように区域28は側方の予定裂開線16に平
行に延びる付加的な予定裂開線を有している。第
7図、第8図によるように区域28は互いに対角
線状に交差する予定裂開線によつて構成されてい
てもよい。第5図から第8図に示されたいずれの
例においても区域28は多少精確な正方形または
円形であつてよい。
よつて構成されていてもよい。直線の予定裂開線
は例えば第5図と第6図によれば側方の予定裂開
線16に対して直角方向に延びており、第6図に
よるように区域28は側方の予定裂開線16に平
行に延びる付加的な予定裂開線を有している。第
7図、第8図によるように区域28は互いに対角
線状に交差する予定裂開線によつて構成されてい
てもよい。第5図から第8図に示されたいずれの
例においても区域28は多少精確な正方形または
円形であつてよい。
舌片20はオープナ22を挿し込むための自由
端32を持つており、自由端32は簡単に例えば
指の爪で缶部分10から曲げて離すことができ
る。缶部材10と溶接される他方の舌片20の端
部は厚肉部34を有している。図示の実施例では
この厚肉部34は、舌片20を押抜く際に矢の形
の端部区分をその先端部36が自由端32に向く
ように外側へ折曲げることによつて製作されてい
る。
端32を持つており、自由端32は簡単に例えば
指の爪で缶部分10から曲げて離すことができ
る。缶部材10と溶接される他方の舌片20の端
部は厚肉部34を有している。図示の実施例では
この厚肉部34は、舌片20を押抜く際に矢の形
の端部区分をその先端部36が自由端32に向く
ように外側へ折曲げることによつて製作されてい
る。
舌片20の下面には凹所38がエンボス加工さ
れている。凹所38は同様に矢の形状を持ち、か
つ自由端32に向いているが、厚肉部34よりは
小さい。凹所38は舌片20の自由端32に向い
た側で相応して矢の形のゾーン40によつて制限
されている。ゾーン40は舌片の他の下面よりも
少し突出したワツフル様の表面構造を有してい
る。
れている。凹所38は同様に矢の形状を持ち、か
つ自由端32に向いているが、厚肉部34よりは
小さい。凹所38は舌片20の自由端32に向い
た側で相応して矢の形のゾーン40によつて制限
されている。ゾーン40は舌片の他の下面よりも
少し突出したワツフル様の表面構造を有してい
る。
区域28の第3図、第5図から第8図に示され
た各構成では、舌片20は裂開条片18に溶接す
るに当たつて先端部36ができる限り精確に区域
28の中央の上方に位置するように配置される。
た各構成では、舌片20は裂開条片18に溶接す
るに当たつて先端部36ができる限り精確に区域
28の中央の上方に位置するように配置される。
溶接時には溶接電極によつて発生される圧着力
の作用の下にワツフル様に構造付けられた矢の形
のゾーン40と区域28との間に特に良好な電流
の通りが発生し、溶接部42は矢の形のゾーン4
0が区域28を覆う部分に生じる。したがつて溶
接部42同様にほぼ矢の形をしているが、区域2
8を越えて延びていず、したがつて裂開条片18
を側方で制限する2つの予定裂開線までは達して
いない。ただし溶接部42は側方の予定裂開線1
6間に配置された付加的な縦予定裂開線を覆つて
いる。
の作用の下にワツフル様に構造付けられた矢の形
のゾーン40と区域28との間に特に良好な電流
の通りが発生し、溶接部42は矢の形のゾーン4
0が区域28を覆う部分に生じる。したがつて溶
接部42同様にほぼ矢の形をしているが、区域2
8を越えて延びていず、したがつて裂開条片18
を側方で制限する2つの予定裂開線までは達して
いない。ただし溶接部42は側方の予定裂開線1
6間に配置された付加的な縦予定裂開線を覆つて
いる。
発明の効果
本発明においては区域の寸法および区域を構成
する予定裂開線相互間の距離は簡単な試験に基づ
いて板金の厚さおよび缶部分と舌片のその他の性
質に対して以下のことが達成されるように調和せ
しめることができ、しかも使用する製作装置の作
業精度に関連させることができる、すなわちすべ
ての誤差が不都合な重なり合いをした場合にも溶
接部が予定裂開線から成る区域を部分的に覆うよ
うになつていて、ただし部分的に覆うにすぎない
ので、少なくとも常に1つの予定裂開線は溶接部
によつて覆われることがなく、しかもこの予定裂
開線は、オープナで舌片が巻取られる際にこれが
裂開条片を先ずヒンジ状にそらさせ、次いで裂開
させて行くことができる程度に僅かな、溶接部か
らの距離の所に位置することが達成される。
する予定裂開線相互間の距離は簡単な試験に基づ
いて板金の厚さおよび缶部分と舌片のその他の性
質に対して以下のことが達成されるように調和せ
しめることができ、しかも使用する製作装置の作
業精度に関連させることができる、すなわちすべ
ての誤差が不都合な重なり合いをした場合にも溶
接部が予定裂開線から成る区域を部分的に覆うよ
うになつていて、ただし部分的に覆うにすぎない
ので、少なくとも常に1つの予定裂開線は溶接部
によつて覆われることがなく、しかもこの予定裂
開線は、オープナで舌片が巻取られる際にこれが
裂開条片を先ずヒンジ状にそらさせ、次いで裂開
させて行くことができる程度に僅かな、溶接部か
らの距離の所に位置することが達成される。
第1図はかん詰の缶の裂開開始時の状態の斜視
図、第2図は第1図の部分拡大図、第3図は舌片
が溶接される缶部材の部分の図、第4図は舌片を
下方から第3図で矢印で示される方向に見た
図、第5図、第6図、第7図、第8図は第3図の
別の種々の実施例を示した図である。 10…缶部材、12,14…縦縁、16…予定
裂開線、18…裂開条片、20…舌片、22…オ
ープナ、24…縁付け縁、26…蓋もしくは底
部、28…区域、30…予定裂開開始線、32…
自由線、34…厚肉部、36…先端部、38…凹
所、40…ゾーン、42…溶接部。
図、第2図は第1図の部分拡大図、第3図は舌片
が溶接される缶部材の部分の図、第4図は舌片を
下方から第3図で矢印で示される方向に見た
図、第5図、第6図、第7図、第8図は第3図の
別の種々の実施例を示した図である。 10…缶部材、12,14…縦縁、16…予定
裂開線、18…裂開条片、20…舌片、22…オ
ープナ、24…縁付け縁、26…蓋もしくは底
部、28…区域、30…予定裂開開始線、32…
自由線、34…厚肉部、36…先端部、38…凹
所、40…ゾーン、42…溶接部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 裂開可能な、金属薄板製の缶部材であつて、
裂開条片18を側方で制限する一対の予定裂開線
16と、別個の金属薄板製部材として構成されて
いて、しかも溶接部42内で端部でもつて裂開条
片18に溶接された舌片20と、溶接部42と舌
片20の自由端32との間の裂開条片18上を少
なくとも両側方の予定裂開線16近くまで延びた
予定裂開開始線30とを備えている形式のものに
おいて、予定裂開開始線30が舌片20の下方の
裂開条片18に形成された多数の予定裂開線の区
域28の一部であり、かつ溶接部42がこの区域
28を部分的に覆つていることを特徴とする、裂
開可能な缶部材。 2 区域28が裂開条片18の幅の2/3から4/5に
わたつて延びている、特許請求の範囲第1項記載
の缶部材。 3 区域28が円形である、特許請求の範囲第1
項または第2項記載の缶部材。 4 区域28が正方形である、特許請求の範囲第
1項または第2項記載の缶部材。 5 区域28が同心円の予定裂開線によつて構成
されている、特許請求の範囲第3項記載の缶部
材。 6 区域28が裂開条片18に対して直角方向に
延びる多数の予定裂開線を有している、特許請求
の範囲第1項から第4項までのいずれか1つの項
に記載の缶部材。 7 区域28が付加的に、裂開条片18の縦方向
に延びる多数の予定裂開線を有している、特許請
求の範囲第6項記載の缶部材。 8 区域28が互いに対角線状に交差する多数の
予定裂開線を有している、特許請求の範囲第1項
から第4項までのいずれか1つの項に記載の缶部
材。 9 舌片20が溶接される端部に該舌片20の自
由端32に向いた矢の形状の厚肉部34を有して
おり、矢の形の厚肉部34の先端部36が区域2
8の中央の上方に配置されている、特許請求の範
囲第1項から第8項までのいずれか1つの項に記
載の缶部材。 10 舌片20が区域28の上方の下面に3角形
の凹所38を有しており、凹所38が溶接部42
を区域28の矢の形の部分に制限するようになつ
ている、特許請求の範囲第9項記載の缶部材。
Applications Claiming Priority (2)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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