JP3444741B2 - バッテリーターミナル - Google Patents
バッテリーターミナルInfo
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- JP3444741B2 JP3444741B2 JP02524897A JP2524897A JP3444741B2 JP 3444741 B2 JP3444741 B2 JP 3444741B2 JP 02524897 A JP02524897 A JP 02524897A JP 2524897 A JP2524897 A JP 2524897A JP 3444741 B2 JP3444741 B2 JP 3444741B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリーの電極
（バッテリーポスト）に電線を接続するバッテリー電極
用端子（バッテリーターミナル）に関する。
（バッテリーポスト）に電線を接続するバッテリー電極
用端子（バッテリーターミナル）に関する。
【０００２】
【従来の技術】車両に搭載したバッテリーと、車体側の
電線とは、バッテリーポストに固定されるバッテリータ
ーミナルを介して電気的に接続される。この種のバッテ
リーターミナルで導電性金属板をプレス・折り曲げ加工
によって形成したものの一例を図９、図１０に基づき説
明する。図９は従来のバッテリーターミナルを示す斜視
図、図１０は図９のバッテリーターミナルの折り曲げ前
の展開部品を示す平面図である。
電線とは、バッテリーポストに固定されるバッテリータ
ーミナルを介して電気的に接続される。この種のバッテ
リーターミナルで導電性金属板をプレス・折り曲げ加工
によって形成したものの一例を図９、図１０に基づき説
明する。図９は従来のバッテリーターミナルを示す斜視
図、図１０は図９のバッテリーターミナルの折り曲げ前
の展開部品を示す平面図である。
【０００３】バッテリーターミナル１には固定部３を形
成してあり、固定部３は締付け間隙５によって高さ方向
を分断して開放した筒体で形成してある。締付け間隙５
を挟む固定部３の両端には締付け片７を延設してあり、
それぞれの締付け片７にはボルト貫通穴９を穿設してあ
る。ボルト貫通穴９にはボルト１１を挿通し、挿通した
ボルト１１の先端側にはワッシャ１３を挿入してナット
１５を螺合する。バッテリーターミナル１は、ナット１
５を締め付けることで、締付け片７が接近方向に移動
し、固定部３が縮径してバッテリーポスト１７に巻着す
る。
成してあり、固定部３は締付け間隙５によって高さ方向
を分断して開放した筒体で形成してある。締付け間隙５
を挟む固定部３の両端には締付け片７を延設してあり、
それぞれの締付け片７にはボルト貫通穴９を穿設してあ
る。ボルト貫通穴９にはボルト１１を挿通し、挿通した
ボルト１１の先端側にはワッシャ１３を挿入してナット
１５を螺合する。バッテリーターミナル１は、ナット１
５を締め付けることで、締付け片７が接近方向に移動
し、固定部３が縮径してバッテリーポスト１７に巻着す
る。
【０００４】締付け片７と反対側の固定部３の下縁には
電線接続部であるスタッド保持部１９を連設してあり、
スタッド保持部１９にはスタッド貫通穴２１を穿設して
ある。スタッド保持部１９には下面側からスタッド貫通
穴２１に挿通したスタッドボルト２３を起立固定してあ
り、スタッドボルト２３には不図示の車体側電線に設け
た端子が接続される。
電線接続部であるスタッド保持部１９を連設してあり、
スタッド保持部１９にはスタッド貫通穴２１を穿設して
ある。スタッド保持部１９には下面側からスタッド貫通
穴２１に挿通したスタッドボルト２３を起立固定してあ
り、スタッドボルト２３には不図示の車体側電線に設け
た端子が接続される。
【０００５】このバッテリーターミナル１を製造するに
は、先ず、打ち抜き加工（ブランキング）により、導電
性金属板から、図１０に示す略Ｔ字状の展開部品２５を
切り取る。展開部品２５は、弧状の帯板部２７と、この
帯板部２７の中央から直交方向に延出した長板部２９と
からなる。
は、先ず、打ち抜き加工（ブランキング）により、導電
性金属板から、図１０に示す略Ｔ字状の展開部品２５を
切り取る。展開部品２５は、弧状の帯板部２７と、この
帯板部２７の中央から直交方向に延出した長板部２９と
からなる。
【０００６】帯板部２７は、ボルト貫通穴９を穿設した
両端部分２７ａを折り曲げて、一対の締付け片７を形成
するとともに、中央部２７ｂを長板部２９との境の折り
曲げ部イで折り曲げると同時に筒状に成形し、固定部３
を形成する。また、長板部２９は、長手方向略中央の折
り曲げ部ロで折り重ねることで、スタッド保持部１９を
形成する。これにより、略Ｔ字状の展開部品２５から、
固定部３、締付け片７、スタッド保持部１９を一体に設
けたバッテリーターミナル１を形成していた。
両端部分２７ａを折り曲げて、一対の締付け片７を形成
するとともに、中央部２７ｂを長板部２９との境の折り
曲げ部イで折り曲げると同時に筒状に成形し、固定部３
を形成する。また、長板部２９は、長手方向略中央の折
り曲げ部ロで折り重ねることで、スタッド保持部１９を
形成する。これにより、略Ｔ字状の展開部品２５から、
固定部３、締付け片７、スタッド保持部１９を一体に設
けたバッテリーターミナル１を形成していた。
【０００７】図１１は従来の他のバッテリーターミナル
を示す斜視図、図１２は図１１のバッテリーターミナル
の折り曲げ前の展開部品を示す平面図である。なお、図
９、図１０に示した部材と同一の部材には、同一の符号
を付して重複する説明は省略する。バッテリーターミナ
ルには、図１１に示すように、上述のスタッド保持部１
９を形成せず、電線圧着部３１を形成して車体側電線３
３を直接バッテリーターミナル３５に圧着するタイプの
ものがある。このようなタイプのバッテリーターミナル
３５では、図１２に示すように、上述のバッテリーター
ミナル１と同様の折り曲げ加工手順により、略Ｔ字状の
展開部品３７から固定部３、締付け片７を形成した後、
長板部２９先端両側の突出部３９を長板部２９に重なる
ように折り曲げ部ハで折り曲げ、長板部２９と突出部３
９との間に車体側電線３３の導体を圧着し、車体側電線
３３との直接接続を可能にしていた。
を示す斜視図、図１２は図１１のバッテリーターミナル
の折り曲げ前の展開部品を示す平面図である。なお、図
９、図１０に示した部材と同一の部材には、同一の符号
を付して重複する説明は省略する。バッテリーターミナ
ルには、図１１に示すように、上述のスタッド保持部１
９を形成せず、電線圧着部３１を形成して車体側電線３
３を直接バッテリーターミナル３５に圧着するタイプの
ものがある。このようなタイプのバッテリーターミナル
３５では、図１２に示すように、上述のバッテリーター
ミナル１と同様の折り曲げ加工手順により、略Ｔ字状の
展開部品３７から固定部３、締付け片７を形成した後、
長板部２９先端両側の突出部３９を長板部２９に重なる
ように折り曲げ部ハで折り曲げ、長板部２９と突出部３
９との間に車体側電線３３の導体を圧着し、車体側電線
３３との直接接続を可能にしていた。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たバッテリーターミナル１、３５は、絞り加工によっ
て、帯板部２７を長板部２９に対して垂直に折り曲げる
とともに弧状にも折り曲げるため、加工性の悪い問題が
あった。また、バッテリーターミナル１、３５は、折り
曲げ部イにおいて、過酷な絞り加工を行うため、特に伸
び量の大きくなる両端部ａで歪みが大きくなり、成形後
の製品強度を十分に確保しにくい問題があった。更に、
展開部品２５、３７が略Ｔ字状となるため、図１３、図
１４に示すように、一つ当たりの展開部品２５、３７に
対して広い面積の板取りが必要となり、歩留りが悪く、
材料ロス部分３０の多くなる問題があった。本発明は上
記状況に鑑みてなされたもので、絞り加工を行わずに成
形することができるとともに、ブランキングの際の歩留
りを向上させることができるバッテリーターミナルを提
供し、加工性、製品強度の向上、及び製造コストの低減
を図ることを目的とする。
たバッテリーターミナル１、３５は、絞り加工によっ
て、帯板部２７を長板部２９に対して垂直に折り曲げる
とともに弧状にも折り曲げるため、加工性の悪い問題が
あった。また、バッテリーターミナル１、３５は、折り
曲げ部イにおいて、過酷な絞り加工を行うため、特に伸
び量の大きくなる両端部ａで歪みが大きくなり、成形後
の製品強度を十分に確保しにくい問題があった。更に、
展開部品２５、３７が略Ｔ字状となるため、図１３、図
１４に示すように、一つ当たりの展開部品２５、３７に
対して広い面積の板取りが必要となり、歩留りが悪く、
材料ロス部分３０の多くなる問題があった。本発明は上
記状況に鑑みてなされたもので、絞り加工を行わずに成
形することができるとともに、ブランキングの際の歩留
りを向上させることができるバッテリーターミナルを提
供し、加工性、製品強度の向上、及び製造コストの低減
を図ることを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
めの本発明に係るバッテリーターミナルの構成は、バッ
テリーポストを挿入する筒状の固定部と、該固定部の中
心軸に略垂直な平面方向で該固定部に連設した電線接続
部とを具備するバッテリーターミナルにおいて、同一平
面上で平行な一対の帯板部と、該帯板部の長手方向一端
の相互間を連結し且つ該帯板部の反対方向に延びる長板
部とで展開部品を形成し、前記一対の帯板部を前記長板
部の長手方向の一対の折り曲げ線を境に前記長板部に対
して略垂直に起立させ、対向した該一対の帯板部を絞り
加工を行わずに湾曲させて前記固定部を形成するととも
に、前記長板部に前記電線接続部を形成したことを特徴
とするものである。また、バッテリーターミナルは、前
記長板部の端部に前記一対の帯板部の間へ突出する重ね
板を延設し、該重ね板を前記長板部方向に折り返すこと
で前記長板部と該重ね板とを重ねて前記電線接続部を形
成したものであってもよい。また、バッテリーポストを
挿入する筒状の固定部と、該固定部の中心軸に略垂直な
平面方向で該固定部に連設した電線接続部とを具備する
バッテリーターミナルの製造方法では、同一平面上で平
行な一対の帯板部と、該帯板部の長手方向一端の相互間
を連結し且つ該帯板部の反対方向に延びる長板部とで展
開部品を形成し、前記一対の帯板部を前記長板部の長手
方向の一対の折り曲げ線を境に前記長板部に対して略垂
直に起立させ、対向した該一対の帯板部を絞り加工を行
わずに湾曲させて前記固定部を形成するとともに、前記
長板部に前記電線接続部を形成する。
めの本発明に係るバッテリーターミナルの構成は、バッ
テリーポストを挿入する筒状の固定部と、該固定部の中
心軸に略垂直な平面方向で該固定部に連設した電線接続
部とを具備するバッテリーターミナルにおいて、同一平
面上で平行な一対の帯板部と、該帯板部の長手方向一端
の相互間を連結し且つ該帯板部の反対方向に延びる長板
部とで展開部品を形成し、前記一対の帯板部を前記長板
部の長手方向の一対の折り曲げ線を境に前記長板部に対
して略垂直に起立させ、対向した該一対の帯板部を絞り
加工を行わずに湾曲させて前記固定部を形成するととも
に、前記長板部に前記電線接続部を形成したことを特徴
とするものである。また、バッテリーターミナルは、前
記長板部の端部に前記一対の帯板部の間へ突出する重ね
板を延設し、該重ね板を前記長板部方向に折り返すこと
で前記長板部と該重ね板とを重ねて前記電線接続部を形
成したものであってもよい。また、バッテリーポストを
挿入する筒状の固定部と、該固定部の中心軸に略垂直な
平面方向で該固定部に連設した電線接続部とを具備する
バッテリーターミナルの製造方法では、同一平面上で平
行な一対の帯板部と、該帯板部の長手方向一端の相互間
を連結し且つ該帯板部の反対方向に延びる長板部とで展
開部品を形成し、前記一対の帯板部を前記長板部の長手
方向の一対の折り曲げ線を境に前記長板部に対して略垂
直に起立させ、対向した該一対の帯板部を絞り加工を行
わずに湾曲させて前記固定部を形成するとともに、前記
長板部に前記電線接続部を形成する。
【００１０】このように構成したバッテリーターミナル
では、一対の帯板部の相互間を長板部で連結した展開部
品を形成し、一対の帯板部を長板部の長手方向の折り曲
げ線で起立させ、対向したこの帯板部を湾曲させて固定
部を形成するので、絞り加工を行わずに固定部と、電線
接続部とを連設することができ、且つ、固定部と電線接
続部とを同一側面で連続させて剛性を高めることができ
る。展開部品を帯板部と長板部とが同一方向で延びる幅
狭の形状とすることができるので、所定面積の板材に対
して多くのブランキングが可能となる。また、長板部の
端部に重ね板を延設し、この重ね板を折り返して電線接
続部を形成したバッテリーターミナルでは、長板部と重
ね板とが重なって、電線接続部の剛性を高めることにな
る。
では、一対の帯板部の相互間を長板部で連結した展開部
品を形成し、一対の帯板部を長板部の長手方向の折り曲
げ線で起立させ、対向したこの帯板部を湾曲させて固定
部を形成するので、絞り加工を行わずに固定部と、電線
接続部とを連設することができ、且つ、固定部と電線接
続部とを同一側面で連続させて剛性を高めることができ
る。展開部品を帯板部と長板部とが同一方向で延びる幅
狭の形状とすることができるので、所定面積の板材に対
して多くのブランキングが可能となる。また、長板部の
端部に重ね板を延設し、この重ね板を折り返して電線接
続部を形成したバッテリーターミナルでは、長板部と重
ね板とが重なって、電線接続部の剛性を高めることにな
る。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るバッテリータ
ーミナルの好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説
明する。図１は本発明に係るバッテリーターミナルの第
一実施形態を示す斜視図、図２は図１のバッテリーター
ミナルを展開した展開部品の平面図、図３は図２の展開
部品のブランキングを説明する平面図である。
ーミナルの好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説
明する。図１は本発明に係るバッテリーターミナルの第
一実施形態を示す斜視図、図２は図１のバッテリーター
ミナルを展開した展開部品の平面図、図３は図２の展開
部品のブランキングを説明する平面図である。
【００１２】バッテリーターミナル４１にはバッテリー
ポスト１７を挿入する筒状の固定部４３を形成してあ
り、固定部４３は締付け間隙４５によって高さ方向を分
断して開放した筒体で形成してある。締付け間隙４５を
挟む固定部４３の両端には締付け片４７を延設してあ
り、それぞれの締付け片４７にはボルト貫通穴４９（図
２参照）を穿設してある。ボルト貫通穴４９には、ボル
ト１１を挿通し、ワッシャを挿入してナット１５を螺合
する。従って、ナット１５を締め付けることで、締付け
片４７は接近方向に移動し、固定部４３は縮径してバッ
テリーポスト１７に巻着する。
ポスト１７を挿入する筒状の固定部４３を形成してあ
り、固定部４３は締付け間隙４５によって高さ方向を分
断して開放した筒体で形成してある。締付け間隙４５を
挟む固定部４３の両端には締付け片４７を延設してあ
り、それぞれの締付け片４７にはボルト貫通穴４９（図
２参照）を穿設してある。ボルト貫通穴４９には、ボル
ト１１を挿通し、ワッシャを挿入してナット１５を螺合
する。従って、ナット１５を締め付けることで、締付け
片４７は接近方向に移動し、固定部４３は縮径してバッ
テリーポスト１７に巻着する。
【００１３】締付け片４７と反対側の固定部４３には、
電線接続部５１であるスタッド保持部５３を連設してあ
る。スタッド保持部５３にはスタッド貫通穴５５（図２
参照）を穿設してあり、スタッド貫通穴５５はスタッド
保持部５３の下面側からスタッドボルト５７を挿入す
る。スタッド保持部５３で起立したスタッドボルト５７
には、不図示の車体側電線に設けた端子が接続される。
電線接続部５１であるスタッド保持部５３を連設してあ
る。スタッド保持部５３にはスタッド貫通穴５５（図２
参照）を穿設してあり、スタッド貫通穴５５はスタッド
保持部５３の下面側からスタッドボルト５７を挿入す
る。スタッド保持部５３で起立したスタッドボルト５７
には、不図示の車体側電線に設けた端子が接続される。
【００１４】このバッテリーターミナル４１の基体は、
図２に示す展開部品６１を折り曲げ加工することにより
得ることができる。展開部品６１は、同一平面上で平行
な一対の帯板部６３と、帯板部６３の長手方向一端の相
互間を連結し且つ帯板部６３の反対方向に延びる長板部
６５と、長板部６５の端部に延設することで一対の帯板
部６３の間へ突出する重ね板６７とで形成してある。帯
板部６３の先端にはボルト貫通穴４９を穿設してあり、
長板部６５及び重ね板６７の先端にはスタッド貫通穴５
５を穿設してある。
図２に示す展開部品６１を折り曲げ加工することにより
得ることができる。展開部品６１は、同一平面上で平行
な一対の帯板部６３と、帯板部６３の長手方向一端の相
互間を連結し且つ帯板部６３の反対方向に延びる長板部
６５と、長板部６５の端部に延設することで一対の帯板
部６３の間へ突出する重ね板６７とで形成してある。帯
板部６３の先端にはボルト貫通穴４９を穿設してあり、
長板部６５及び重ね板６７の先端にはスタッド貫通穴５
５を穿設してある。
【００１５】展開部品６１は、一対の帯板部６３を、長
板部６５の長手方向の一対の折り曲げ線ニを境に、長板
部６５に対して略垂直に起立させ、対向した一対の帯板
部６３を湾曲させて固定部４３を形成する。また、重ね
板６７を、折り曲げ部ホを境に長板部方向に折り返すこ
とで長板部６５と重ね板６７とを重ねてスタッド保持部
５３を形成し、スタッド貫通穴５５にスタッドボルト５
７を挿通してバッテリーターミナル４１となる。
板部６５の長手方向の一対の折り曲げ線ニを境に、長板
部６５に対して略垂直に起立させ、対向した一対の帯板
部６３を湾曲させて固定部４３を形成する。また、重ね
板６７を、折り曲げ部ホを境に長板部方向に折り返すこ
とで長板部６５と重ね板６７とを重ねてスタッド保持部
５３を形成し、スタッド貫通穴５５にスタッドボルト５
７を挿通してバッテリーターミナル４１となる。
【００１６】従って、上述のバッテリーターミナル４１
は、以下の効果を有する。一対の帯板部６３を、直線の
折り曲げ線ニを境に、略垂直に起立させ、対向した一対
の帯板部６３を湾曲させて固定部４３を形成するので、
従来のように絞り加工の必要となる曲線曲げが不要とな
り、加工性を向上させることができ、且つ折り曲げ加工
の際に生じる歪みを減少させ、これによってクラック、
しわを防止して、成形後の製品強度を高めることができ
る。帯板部６３を、長板部６５の長手方向の一対の折り
曲げ線ニを境に折り曲げるので、固定部４３とスタッド
保持部５３とを同一側面４３ａ、５３ａ（図１参照）で
連続させることができ、剛性を高めることができる。長
板部６５と重ね板６７とを重ねてスタッド保持部５３を
形成するので、これによっても剛性を高めることができ
る。展開部品６１を帯板部６３と長板部６５とが同一方
向で延びる幅ｗの狭い形状とすることができるので、図
３に示すように、所定面積の板材７１に対して多数のブ
ランキングを行うことができ、歩留りを向上させること
ができる。
は、以下の効果を有する。一対の帯板部６３を、直線の
折り曲げ線ニを境に、略垂直に起立させ、対向した一対
の帯板部６３を湾曲させて固定部４３を形成するので、
従来のように絞り加工の必要となる曲線曲げが不要とな
り、加工性を向上させることができ、且つ折り曲げ加工
の際に生じる歪みを減少させ、これによってクラック、
しわを防止して、成形後の製品強度を高めることができ
る。帯板部６３を、長板部６５の長手方向の一対の折り
曲げ線ニを境に折り曲げるので、固定部４３とスタッド
保持部５３とを同一側面４３ａ、５３ａ（図１参照）で
連続させることができ、剛性を高めることができる。長
板部６５と重ね板６７とを重ねてスタッド保持部５３を
形成するので、これによっても剛性を高めることができ
る。展開部品６１を帯板部６３と長板部６５とが同一方
向で延びる幅ｗの狭い形状とすることができるので、図
３に示すように、所定面積の板材７１に対して多数のブ
ランキングを行うことができ、歩留りを向上させること
ができる。
【００１７】次に本発明によるバッテリーターミナルの
第二実施形態を説明する。図４は本発明に係るバッテリ
ーターミナルの第二実施形態を示す斜視図、図５は図４
のバッテリーターミナルを展開した展開部品の平面図で
ある。なお、図１、図２に示した部位と同一の部位には
同一の符号を付し、重複する説明は省略するものとす
る。この実施形態によるバッテリーターミナル７３は、
展開部品７４に上述の重ね板６７を形成しない代わり
に、長板部６５の両側に一対のスタッド保持片７５を延
設してある。それぞれのスタッド保持片７５の先端に
は、半円形の切欠７７を形成してある。それぞれのスタ
ッド保持片７５は、一対の帯板部６３を折り曲げた後、
長板部６５の長手方向の折り曲げ線ヘを境に長板部６５
と平行に折り曲げることで、切欠７７でスタッドボルト
５７を挟持する構造のスタッド保持部８１を形成する。
第二実施形態を説明する。図４は本発明に係るバッテリ
ーターミナルの第二実施形態を示す斜視図、図５は図４
のバッテリーターミナルを展開した展開部品の平面図で
ある。なお、図１、図２に示した部位と同一の部位には
同一の符号を付し、重複する説明は省略するものとす
る。この実施形態によるバッテリーターミナル７３は、
展開部品７４に上述の重ね板６７を形成しない代わり
に、長板部６５の両側に一対のスタッド保持片７５を延
設してある。それぞれのスタッド保持片７５の先端に
は、半円形の切欠７７を形成してある。それぞれのスタ
ッド保持片７５は、一対の帯板部６３を折り曲げた後、
長板部６５の長手方向の折り曲げ線ヘを境に長板部６５
と平行に折り曲げることで、切欠７７でスタッドボルト
５７を挟持する構造のスタッド保持部８１を形成する。
【００１８】このバッテリーターミナル７３によれば、
上述同様、加工性、製品強度、歩留りを向上させること
ができるのに加え、長板部６５の両側にスタッド保持片
７５を延設するので、他の曲げ部分との干渉を少なくし
てスタッド保持部８１を容易に形成することができる。
上述同様、加工性、製品強度、歩留りを向上させること
ができるのに加え、長板部６５の両側にスタッド保持片
７５を延設するので、他の曲げ部分との干渉を少なくし
てスタッド保持部８１を容易に形成することができる。
【００１９】次に本発明によるバッテリーターミナルの
第三実施形態を説明する。図６は本発明に係るバッテリ
ーターミナルの第三実施形態を示す斜視図、図７は図６
のバッテリーターミナルを展開した展開部品の平面図、
図８は図７の展開部品のブランキングを説明する平面図
である。なお、図１、図２に示した部位と同一の部位に
は同一の符号を付し、重複する説明は省略するものとす
る。この実施形態によるバッテリーターミナル９１は、
スタッド保持部を形成せず、電線接続部である電線圧着
部９３を形成して車体側電線３３を直接電線圧着部９３
に圧着するタイプのものである。
第三実施形態を説明する。図６は本発明に係るバッテリ
ーターミナルの第三実施形態を示す斜視図、図７は図６
のバッテリーターミナルを展開した展開部品の平面図、
図８は図７の展開部品のブランキングを説明する平面図
である。なお、図１、図２に示した部位と同一の部位に
は同一の符号を付し、重複する説明は省略するものとす
る。この実施形態によるバッテリーターミナル９１は、
スタッド保持部を形成せず、電線接続部である電線圧着
部９３を形成して車体側電線３３を直接電線圧着部９３
に圧着するタイプのものである。
【００２０】このバッテリーターミナル９１では、展開
部品９７に上述の重ね板６７を形成しない代わりに、長
板部６５の両側に、長板部６５の長手方向に直交する方
向で一対の圧着片９９を延設し、折り曲げ線トを境に長
板部６５に重ねて折り曲げた圧着片９９で車体側電線３
３の導体を電線接続部５１に圧着する。この展開部品９
７も、図８に示すように、幅ｗの狭い形状とすることが
できるので、所定面積の板材７１に対して多数のブラン
キングを行うことができる。
部品９７に上述の重ね板６７を形成しない代わりに、長
板部６５の両側に、長板部６５の長手方向に直交する方
向で一対の圧着片９９を延設し、折り曲げ線トを境に長
板部６５に重ねて折り曲げた圧着片９９で車体側電線３
３の導体を電線接続部５１に圧着する。この展開部品９
７も、図８に示すように、幅ｗの狭い形状とすることが
できるので、所定面積の板材７１に対して多数のブラン
キングを行うことができる。
【００２１】このバッテリーターミナル９１によれば、
上述同様、加工性、製品強度、歩留りを向上させること
ができるのに加え、長板部６５と圧着片９９とで導体を
圧着して電線接続部５１に車体側電線３３を直接接続す
ることができる。
上述同様、加工性、製品強度、歩留りを向上させること
ができるのに加え、長板部６５と圧着片９９とで導体を
圧着して電線接続部５１に車体側電線３３を直接接続す
ることができる。
【００２２】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るバッテリーターミナルによれば、一対の帯板部の相互
間を長板部で連結した展開部品を形成し、一対の帯板部
を長板部の長手方向の折り曲げ線で起立させ、対向した
この帯板部を湾曲させて固定部を形成したので、絞り加
工を行わずに成形することができ、しかも、ブランキン
グの際の歩留りを向上させることができる。この結果、
バッテリーターミナルの加工性、製品強度の向上、及び
製造コストの低減を達成することができる。また、長板
部の端部に重ね板を延設し、この重ね板を折り返して電
線接続部を形成したバッテリーターミナルによれば、電
線接続部の剛性を高めることができる。
るバッテリーターミナルによれば、一対の帯板部の相互
間を長板部で連結した展開部品を形成し、一対の帯板部
を長板部の長手方向の折り曲げ線で起立させ、対向した
この帯板部を湾曲させて固定部を形成したので、絞り加
工を行わずに成形することができ、しかも、ブランキン
グの際の歩留りを向上させることができる。この結果、
バッテリーターミナルの加工性、製品強度の向上、及び
製造コストの低減を達成することができる。また、長板
部の端部に重ね板を延設し、この重ね板を折り返して電
線接続部を形成したバッテリーターミナルによれば、電
線接続部の剛性を高めることができる。
【図１】本発明に係るバッテリーターミナルの第一実施
形態を示す斜視図である。
形態を示す斜視図である。
【図２】図１のバッテリーターミナルを展開した展開部
品の平面図である。
品の平面図である。
【図３】図２の展開部品のブランキングを説明する平面
図である。
図である。
【図４】本発明に係るバッテリーターミナルの第二実施
形態を示す斜視図である。
形態を示す斜視図である。
【図５】図４のバッテリーターミナルを展開した展開部
品の平面図である。
品の平面図である。
【図６】本発明に係るバッテリーターミナルの第三実施
形態を示す斜視図である。
形態を示す斜視図である。
【図７】図６のバッテリーターミナルを展開した展開部
品の平面図である。
品の平面図である。
【図８】図７の展開部品のブランキングを説明する平面
図である。
図である。
【図９】従来のバッテリーターミナルを示す斜視図であ
る。
る。
【図１０】図９のバッテリーターミナルの折り曲げ前の
展開部品を示す平面図である。
展開部品を示す平面図である。
【図１１】従来の他のバッテリーターミナルを示す斜視
図である。
図である。
【図１２】図１１の他のバッテリーターミナルの折り曲
げ前の展開部品を示す平面図である。
げ前の展開部品を示す平面図である。
【図１３】図１０に示した展開部品をブランキングする
際の板取りを説明する平面図である。
際の板取りを説明する平面図である。
【図１４】図１２に示した展開部品をブランキングする
際の板取りを説明する平面図である。
際の板取りを説明する平面図である。
１７ バッテリーポスト
４１、７３、９１ バッテリーターミナル
４３ 固定部
５１ 電線接続部
６１、７４、９７ 展開部品
６３ 帯板部
６５ 長板部
６７ 重ね板
ニ 折り曲げ線
Claims (3)
- 【請求項１】 バッテリーポストを挿入する筒状の固定
部と、該固定部の中心軸に略垂直な平面方向で該固定部
に連設した電線接続部とを具備するバッテリーターミナ
ルにおいて、同一平面上で平行な一対の帯板部と、該帯
板部の長手方向一端の相互間を連結し且つ該帯板部の反
対方向に延びる長板部とで展開部品を形成し、前記一対
の帯板部を前記長板部の長手方向の一対の折り曲げ線を
境に前記長板部に対して略垂直に起立させ、対向した該
一対の帯板部を絞り加工を行わずに湾曲させて前記固定
部を形成するとともに、前記長板部に前記電線接続部を
形成したことを特徴とするバッテリーターミナル。 - 【請求項２】 前記長板部の端部に前記一対の帯板部の
間へ突出する重ね板を延設し、該重ね板を前記長板部方
向に折り返すことで前記長板部と該重ね板とを重ねて前
記電線接続部を形成したことを特徴とする請求項１記載
のバッテリーターミナル。 - 【請求項３】 バッテリーポストを挿入する筒状の固定
部と、該固定部の中心軸に略垂直な平面方向で該固定部
に連設した電線接続部とを具備するバッテリーターミナ
ルの製造方法であって、 同一平面上で平行な一対の帯板部と、該帯板部の長手方
向一端の相互間を連結し且つ該帯板部の反対方向に延び
る長板部とで展開部品を形成し、前記一対の帯板部を前
記長板部の長手方向の一対の折り曲げ線を境に前記長板
部に対して略垂直に起立させ、対向した該一対の帯板部
を絞り加工を行わずに湾曲させて前記固定部を形成する
とともに、前記長板部に前記電線接続部を形成すること
を特徴とするバッテリーターミナルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02524897A JP3444741B2 (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | バッテリーターミナル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02524897A JP3444741B2 (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | バッテリーターミナル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10223202A JPH10223202A (ja) | 1998-08-21 |
| JP3444741B2 true JP3444741B2 (ja) | 2003-09-08 |
Family
ID=12160697
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02524897A Expired - Fee Related JP3444741B2 (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | バッテリーターミナル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3444741B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002124246A (ja) * | 2000-10-13 | 2002-04-26 | Ryosei Electro-Circuit Systems Ltd | バッテリ用接続端子及びその製造方法 |
-
1997
- 1997-02-07 JP JP02524897A patent/JP3444741B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10223202A (ja) | 1998-08-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |