JPH06132043A - コイルスプリングと中継端子との連結構造 - Google Patents

コイルスプリングと中継端子との連結構造

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JPH06132043A
JPH06132043A JP27717392A JP27717392A JPH06132043A JP H06132043 A JPH06132043 A JP H06132043A JP 27717392 A JP27717392 A JP 27717392A JP 27717392 A JP27717392 A JP 27717392A JP H06132043 A JPH06132043 A JP H06132043A
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JP
Japan
Prior art keywords
coil
coil spring
relay terminal
connecting portion
spring
Prior art date
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Pending
Application number
JP27717392A
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English (en)
Inventor
武 ▲高▼橋
Takeshi Takahashi
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】中継端子の製作に要する手間及び費用の低減を
図ることができ、しかも、この中継端子のコイル連結部
によってコイルスプリング全体を中継端子の平面方向に
沿って正しく位置決め支持することが容易なコイルスプ
リングと中継端子との連結構造を提供する。 【構成】コイルスプリング1は連続して形成された粗巻
き部1a及び密巻き部1bを有し、また、中継端子2は
平板状のコイル連結部3を有しており、該コイル連結部
3には密巻き部1bの内周面を案内して支持する側縁部
3aと、密巻き部1bの端末部位が当接する段付部3b
とが形成されたコイルスプリングと中継端子との連結構
造であって、コイル連結部3のコイルスプリング側端部
には、その平面方向に対する法線方向に沿って延出さ
れ、外嵌される密巻き部1bの内周面を案内したうえで
支持する支持部4を一体に設けたことを特徴としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配線同士の連結などを
行う際に用いられるスプリング型コネクタの構成部品で
あるコイルスプリングと中継端子との連結構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】スプリング型コネクタの従来例として
は、図6で示すように、粗巻き部10a及び密巻き部1
0bが連続して形成されたコイルスプリング10と、そ
の密巻き部10bが接続されるコイル連結部11を有す
る中継端子12と、互いに接続されたコイルスプリング
10及び中継端子12の外周囲を取り囲んで一体化する
ハウジング(図示していない)とを備えたものがある。
そして、この中継端子12におけるコイル連結部11
は、平板状の金属板からなる中継端子12のコイルスプ
リング側端部を円筒状として折り曲げ加工することによ
って形成されており、コイルスプリング10の密巻き部
10bは円筒状となったコイル連結部11に外嵌するこ
とによって接続されている。
【0003】さらに、この中継端子12のコイルスプリ
ング側端部と対立する側の他端部には、絶縁被覆された
リード線(図示していない)が半田付けや圧着などによ
って接続されており、このリード線はハウジングの外部
にまで引き出されている。なお、図中の符号13はコイ
ル連結部11の側面上に形成された突起であり、これら
の突起13はコイルスプリング10の抜け出しを防止す
るために設けられたものである。
【0004】一方、この種のスプリング型コネクタに係
る他の従来例としては、図7で要部構造を示すように、
上記例と同様のコイルスプリング10及び中継端子12
を備えており、この中継端子12のコイル連結部14が
平板状のままとされたものがある。すなわち、この従来
例においては、コイルスプリング10の密巻き部10b
が平板状とされたコイル連結部14の側縁部14aによ
って案内されながら外嵌して接続されるようになってお
り、外嵌された密巻き部10bの端末部位がコイル連結
部14の段付部14bに当接することによってコイルス
プリング10全体のコイル連結部14による位置決め及
び支持が行われるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図6で示し
た第1の従来例においては、中継端子12のコイル連結
部11を円筒状としたことにより、これに外嵌されるコ
イルスプリング10の密巻き部10bがその径方向に沿
って内側から全面的に支持されるという利点がある反
面、コイル連結部11をわざわざ円筒状として形成しな
ければならず、プレス加工によって中継端子12を製作
する際の手間が増えることになる結果、加工費用が高く
つくという不都合が生じることになっていた。
【0006】また、図7で示した構造を有する第2の従
来例では、コイルスプリング10を構成する密巻き部1
0bの端末部位を中継端子12におけるコイル連結部1
4の段付部14bに対して押し付け過ぎることになりや
すく、その結果としてコイルスプリング10が中継端子
12の平面方向に沿った方向上には配置されずに倒れて
しまうことが起こっていた。なお、この際、外嵌される
密巻き部10bの端末部位が段付部14bに当接する以
前の位置において外嵌作業を止めることも考えられるの
であるが、このようにした場合には組み立て位置が不安
定になるという別の不都合が生じてしまう。
【0007】本発明は、このような不都合に鑑みて創案
されたものであって、中継端子の製作に要する手間及び
費用の低減を図ることができ、しかも、この中継端子の
コイル連結部によってコイルスプリング全体を中継端子
の平面方向に沿って正しく位置決め支持することが容易
なコイルスプリングと中継端子との連結構造を提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコイルスプ
リングと中継端子との連結構造は、このような目的を達
成するために、平板状として形成されたコイル連結部の
コイルスプリング側端部には、その平面方向に対する法
線方向に沿って延出され、かつ、外嵌される前記密巻き
部の内周面を案内したうえで支持する支持部を一体に設
けていることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】上記構成によれば、中継端子のコイル連結部を
円筒状として加工するまでもなく、そのコイル連結部に
外嵌されたコイルスプリングの密巻き部はコイル連結部
の側縁部及び支持部によって径方向に沿う内側から支持
されることになる。そして、この際における密巻き部の
支持点が少なくとも3点以上あることから、コイルスプ
リングは中継端子の平面方向に沿った正しい姿勢で位置
決め支持されることになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】図1は本実施例に係るコイルスプリングと
中継端子との連結構造を示す一部破断組立平面図、図2
はコイルスプリングと中継端子とを分離して示す分解斜
視図であり、これらの図における符号1はコイルスプリ
ング、2は中継端子である。
【0012】本実施例に係るスプリング型コネクタは、
従来例と同じく、粗巻き部1a及び密巻き部1bが連続
して形成されたコイルスプリング1と、平板状の金属板
をプレス加工することによって製作された中継端子2
と、互いに接続されたコイルスプリング1及び中継端子
2の外周囲を取り囲んで一体化する絶縁樹脂製のハウジ
ング(図示していない)とを備えており、中継端子2に
はコイルスプリング1の密巻き部1bを接続するための
コイル連結部3が形成されている。すなわち、この中継
端子2におけるコイル連結部3は中継端子2と連続する
平板状として形成されたものであり、外嵌されるコイル
スプリング1の密巻き部1bの内周面を案内して支持す
べく両側それぞれに配置された平行状の側縁部3aと、
外嵌された密巻き部1bの端末部位が当接する段付部3
bとを具備している。なお、この中継端子2のコイルス
プリング側端部と対立する側の他端部には、絶縁被覆さ
れたリード線(図示していない)などが接続され、か
つ、このリード線などがハウジングの外部にまで引き出
されることは従来例と同様である。
【0013】そして、このコイル連結部3のコイルスプ
リング側端部には、中継端子2及びコイル連結部3の平
面方向に対する法線方向に沿って延出され、かつ、外嵌
されるコイルスプリング1の密巻き部1bの内周面を案
内したうえで支持する所定長さの支持部4が一体として
形成されている。すなわち、この実施例における支持部
4は、コイル連結部3のコイルスプリング側端部におけ
る幅方向に沿って切り込み形成された一半部を折り曲げ
加工してなるものであって、この実施例における支持部
4はコイル連結部3の平面方向と略直交する方向に沿う
位置まで折り曲げられている。なお、図1及び図2にお
ける支持部4は、コイル連結部3の一方側平面上にのみ
延出された構造となっている。
【0014】そこで、この中継端子2の具備するコイル
連結部3に対してコイルスプリング1の密巻き部1bを
外嵌した場合、この外嵌された密巻き部1bの内周面は
コイル連結部3の側縁部3a及び支持部4それぞれの3
点によって径方向に沿う内側から支持されていることに
なり、また、外嵌された密巻き部1bの端末部位はコイ
ル連結部3の段付部3bに当接することになる。その結
果、粗巻き部1aを含むコイルスプリング1の全体は、
中継端子2の平面方向と一致した方向で位置決め支持さ
れた状態で中継端子2と連結されていることになる。
【0015】ところで、この実施例においては、コイル
スプリング1の巻き方向が左右いずれかの一定方向とな
っているため、その巻き始め位置と支持部4が延出され
たコイル連結部3の一方側平面とが一致していなけれ
ば、コイルスプリング1が正しい姿勢で支持されない恐
れがある。そこで、図3の変形例で示すように、コイル
連結部3と連続する中継端子2の側縁部2aにおけるコ
イル連結部3の段付部3b近くの位置に所定深さの切欠
き凹部5を形成しておき、この切欠き凹部5でコイルス
プリング1の密巻き部1bの端部に設けた略1ターン分
の粗巻き部1b′からなる端末部位を引っかけ支持する
ことが考えられる。すなわち、このようにしておけば、
密巻き部1bの端末部位が自らの締め付け力によって切
欠き凹部5に位置決め支持されることになり、このこと
によってコイルスプリング1の姿勢が中継端子2の平面
方向に沿うように正されることになる。また、このこと
により、コイルスプリング1の抜け出しが防止されるこ
とにもなる。
【0016】さらに、以上の説明においては、支持部4
がコイル連結部3の一方側平面上にのみ延出された構造
となっているとしているが、この構造に限定されもので
はなく、例えば、図4の変形例で示すように、コイル連
結部3のコイルスプリング側端部を捩り加工することに
よってコイル連結部3の両方側平面上それぞれに支持部
4を延出しておいてもよい。そして、このような両側に
延出された形状の支持部4を設けておけば、コイル連結
部3に外嵌された密巻き部1bの内周面はコイル連結部
3の側縁部3a及び支持部4それぞれによって4点支持
されることになり、その位置決め支持による安定性が増
すことになる。さらにまた、他の変形例としては、支持
部4を切り起こし形成することなく、例えば、図5で示
すように、支持部4を山形形状として屈曲形成してなる
構造の採用も可能であることはいうまでもない。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るコイ
ルスプリングと中継端子との連結構造においては、中継
端子を構成するコイル連結部のコイルスプリング側端部
に、その平面方向に対する法線方向に沿って延出され、
かつ、外嵌されるコイルスプリングの密巻き部の内周面
を案内して支持する支持部を一体に形成している。そこ
で、本発明によれば、中継端子のコイル連結部を円筒状
として加工するまでもなく、そのコイル連結部に外嵌さ
れたコイルスプリングの密巻き部をコイル連結部の側縁
部及び支持部それぞれによって径方向に沿う内側から支
持することが可能となる。その結果、この密巻き部と連
続する粗巻き部を含むコイルスプリングの全体は、コイ
ル連結部によって中継端子の平面方向に沿って正しく位
置決め支持されることになり、これが従来例のように倒
れることは起こり得なくなるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るコイルスプリングと中継端子と
の連結構造を示す一部破断組立平面図である。
【図2】本実施例に係るコイルスプリングと中継端子と
を分離して示す分解斜視図である。
【図3】本実施例に係る連結構造の変形例を拡大して示
す一部破断組立平面図である。
【図4】本実施例に係る中継端子の一変形例を示す斜視
図である。
【図5】本実施例に係る中継端子の他の変形例を示す斜
視図である。
【図6】第1の従来例に係るコイルスプリングと中継端
子との連結構造を示す一部省略組立平面図である。
【図7】第2の従来例に係るコイルスプリングと中継端
子との連結構造を示す一部破断組立平面図である。
【符号の説明】
1 コイルスプリング 1a 粗巻き部 1b 密巻き部 2 中継端子 3 コイル連結部 3a 側縁部 3b 段付部 4 支持部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルスプリング(1)は連続して形成さ
    れた粗巻き部(1a)及び密巻き部(1b)を有し、ま
    た、中継端子(2)は平板状のコイル連結部(3)を有
    しており、該コイル連結部(3)には前記密巻き部(1
    b)の内周面を案内して支持する側縁部(3a)と、前
    記密巻き部(1b)の端末部位が当接する段付部(3
    b)とが形成されたコイルスプリングと中継端子との連
    結構造であって、 前記コイル連結部(3)のコイルスプリング側端部に
    は、その平面方向に対する法線方向に沿って延出され、
    かつ、外嵌される前記密巻き部(1b)の内周面を案内
    したうえで支持する支持部(4)を一体に設けているこ
    とを特徴とするコイルスプリングと中継端子との連結構
    造。
  2. 【請求項2】支持部(4)は、コイル連結部(3)の一
    部を折り曲げ加工もしくは捩り加工して形成されたもの
    であることを特徴とする請求項1記載のコイルスプリン
    グと中継端子との連結構造。
  3. 【請求項3】コイル連結部(3)と連続する中継端子
    (2)の側縁部(2a)には、コイル連結部(3)の段
    付部(3b)近くに配置され、かつ、コイルスプリング
    (1)の密巻き部(1b)の端末部位が引っかけ支持さ
    れる切欠き凹部(5)を形成していることを特徴とする
    請求項1または請求項2記載のコイルスプリングと中継
    端子との連結構造。
JP27717392A 1992-10-15 1992-10-15 コイルスプリングと中継端子との連結構造 Pending JPH06132043A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011118656A1 (ja) * 2010-03-24 2011-09-29 日本発條株式会社 コネクタ

Cited By (4)

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WO2011118656A1 (ja) * 2010-03-24 2011-09-29 日本発條株式会社 コネクタ
CN102823072A (zh) * 2010-03-24 2012-12-12 日本发条株式会社 连接器
US8814586B2 (en) 2010-03-24 2014-08-26 Nhk Spring Co., Ltd. Connector
JP5713996B2 (ja) * 2010-03-24 2015-05-07 日本発條株式会社 コネクタ

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