JPH06131732A - 光磁気ディスクエッジ記録再生装置 - Google Patents
光磁気ディスクエッジ記録再生装置Info
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- JPH06131732A JPH06131732A JP4279964A JP27996492A JPH06131732A JP H06131732 A JPH06131732 A JP H06131732A JP 4279964 A JP4279964 A JP 4279964A JP 27996492 A JP27996492 A JP 27996492A JP H06131732 A JPH06131732 A JP H06131732A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は記録時のドメインのエッジシフトを即
時検出して補正することができる光磁気ディスクエッジ
記録再生装置を提供することを目的とする。 【構成】光磁気ディスク1に記録光学機構の記録用発光
手段から記録ビーム35を出射してドメインDを記録
し、そのドメインDに再生光学機構32の再生用発光手
段から再生ビーム36を出射して反射した再生ビーム3
6を受光手段で受光し、これにより得られる再生信号S
1を2値化手段40によって「H」レベル及び「L」レ
ベルの2値化信号S3に変換し、2値化信号S3よりパ
ルス幅検出手段41によってパルス幅S4を検出し、制
御手段43によってパルス幅S4と基準パルス幅との誤
差に応じた補正信号S5を出力し、光パワー設定手段4
4によって補正信号S5に応じてパルス幅と基準パルス
幅との誤差が無くなるように記録用発光手段の発光強度
を設定する制御信号S6を出力するように構成する。
時検出して補正することができる光磁気ディスクエッジ
記録再生装置を提供することを目的とする。 【構成】光磁気ディスク1に記録光学機構の記録用発光
手段から記録ビーム35を出射してドメインDを記録
し、そのドメインDに再生光学機構32の再生用発光手
段から再生ビーム36を出射して反射した再生ビーム3
6を受光手段で受光し、これにより得られる再生信号S
1を2値化手段40によって「H」レベル及び「L」レ
ベルの2値化信号S3に変換し、2値化信号S3よりパ
ルス幅検出手段41によってパルス幅S4を検出し、制
御手段43によってパルス幅S4と基準パルス幅との誤
差に応じた補正信号S5を出力し、光パワー設定手段4
4によって補正信号S5に応じてパルス幅と基準パルス
幅との誤差が無くなるように記録用発光手段の発光強度
を設定する制御信号S6を出力するように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光磁気ディスクエッジ記
録再生装置に関する。光磁気記録再生装置は、大容量、
可換性、高信頼性等により、イメージ情報の記録再生か
らコンピュータ用のコード記録可能なものまで市場が急
速に広がっている分野である。
録再生装置に関する。光磁気記録再生装置は、大容量、
可換性、高信頼性等により、イメージ情報の記録再生か
らコンピュータ用のコード記録可能なものまで市場が急
速に広がっている分野である。
【0002】
【従来の技術】光磁気ディスクは、初期状態において磁
化の向きが一方向(消去方向)にそろっているが、
「0」と「1」が任意に配列された記録データを書き込
む際には、記録データに応じて発光/消光する記録用レ
ーザビームで光磁気ディスクをキュリー点まで加熱し、
この加熱部分に外部磁界を加えることによって磁化の方
向が消去方向と反対方向に向く概略楕円形状のドメイン
の列を形成している。
化の向きが一方向(消去方向)にそろっているが、
「0」と「1」が任意に配列された記録データを書き込
む際には、記録データに応じて発光/消光する記録用レ
ーザビームで光磁気ディスクをキュリー点まで加熱し、
この加熱部分に外部磁界を加えることによって磁化の方
向が消去方向と反対方向に向く概略楕円形状のドメイン
の列を形成している。
【0003】このドメインの形成方法には、記録データ
の「1」に対応してドメインを形成するマークポジショ
ン方式と、記録データの「1」に対応してドメインの前
エッジ又は後エッジが位置するようにドメインを形成す
るエッジ記録方式とがある。
の「1」に対応してドメインを形成するマークポジショ
ン方式と、記録データの「1」に対応してドメインの前
エッジ又は後エッジが位置するようにドメインを形成す
るエッジ記録方式とがある。
【0004】マークポジション方式は、記録データをそ
のまま磁化の向きに対応させた記録方式であるので、高
密度化という要請には対応しがたい面があるが、エッジ
記録方式は、記録データの「1」をドメインのエッジに
対応させるといった圧縮方式なので、記録密度が大幅に
向上する利点がある。
のまま磁化の向きに対応させた記録方式であるので、高
密度化という要請には対応しがたい面があるが、エッジ
記録方式は、記録データの「1」をドメインのエッジに
対応させるといった圧縮方式なので、記録密度が大幅に
向上する利点がある。
【0005】図4は従来の光磁気ディスクエッジ記録再
生装置の概略構成図である。この図において、1は光磁
気ディスク、2は対物レンズ、3はミラー、4はレーザ
ーダイオード(LD)である。
生装置の概略構成図である。この図において、1は光磁
気ディスク、2は対物レンズ、3はミラー、4はレーザ
ーダイオード(LD)である。
【0006】記録を行う場合は、図5(a)に示す記録
データDwの「1」に対応して、LD4から出力される
光ビーム5の発光/消光(ON/OFF)を図5(b)
に示すように切り替えることによって、光磁気ディスク
1の記録トラック上に、図5(c)に示すように記録デ
ータDwの「1」と対応する位置がエッジとなるように
ドメインDを形成する。
データDwの「1」に対応して、LD4から出力される
光ビーム5の発光/消光(ON/OFF)を図5(b)
に示すように切り替えることによって、光磁気ディスク
1の記録トラック上に、図5(c)に示すように記録デ
ータDwの「1」と対応する位置がエッジとなるように
ドメインDを形成する。
【0007】再生する場合は、図6(a)に示すよう
に、光ビーム5のスポット(再生スポット)Prを光磁
気ディスク1のトラックに照射し、磁気光学的効果によ
り図6(b)に示すように磁化の向きに応じた再生信号
Srを得る。
に、光ビーム5のスポット(再生スポット)Prを光磁
気ディスク1のトラックに照射し、磁気光学的効果によ
り図6(b)に示すように磁化の向きに応じた再生信号
Srを得る。
【0008】そして、図6(c)に示すように、再生信
号SrよりドメインDのエッジ位置、即ち、前エッジと
後エッジとに対応したエッジ信号Scを検出し、そのエ
ッジ信号Scに基づいて図6(d)に示す再生データD
rを得る。
号SrよりドメインDのエッジ位置、即ち、前エッジと
後エッジとに対応したエッジ信号Scを検出し、そのエ
ッジ信号Scに基づいて図6(d)に示す再生データD
rを得る。
【0009】但し、再生信号Srからエッジ位置を検出
する方法としては、図6(b)に示すように、再生信号
Srのピークとボトムとの中点を閾値Lとし、この閾値
Lと再生信号Srとの交点をドメインDのエッジ位置と
する方法が一般的に使用されている。また、再生データ
Drは、光磁気ディスクの記録に適した走長制限符号で
あるので、図示せぬ復調回路によって通常のディジタル
データに変換される。
する方法としては、図6(b)に示すように、再生信号
Srのピークとボトムとの中点を閾値Lとし、この閾値
Lと再生信号Srとの交点をドメインDのエッジ位置と
する方法が一般的に使用されている。また、再生データ
Drは、光磁気ディスクの記録に適した走長制限符号で
あるので、図示せぬ復調回路によって通常のディジタル
データに変換される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した光
磁気ディスクエッジ記録再生装置においては、記録デー
タの「1」とドメインDのエッジとを対応させているの
で、ドメイン長が正確に記録されていないと、再生デー
タと記録データとが一致しなくなる。
磁気ディスクエッジ記録再生装置においては、記録デー
タの「1」とドメインDのエッジとを対応させているの
で、ドメイン長が正確に記録されていないと、再生デー
タと記録データとが一致しなくなる。
【0011】しかし、環境温度が変化すると、同一パワ
ーでビーム5を照射しても温度分布が同一にならず記録
されるドメイン長が変化するエッジシフトが生じる。ま
た、光磁気ディスク媒体における媒体内での感度バラツ
キ或いは媒体間での感度バラツキにより、温度分布が同
一であっても記録されるドメイン長にバラツキが生じ
る。つまりエッジシフトもバラツクことになる。
ーでビーム5を照射しても温度分布が同一にならず記録
されるドメイン長が変化するエッジシフトが生じる。ま
た、光磁気ディスク媒体における媒体内での感度バラツ
キ或いは媒体間での感度バラツキにより、温度分布が同
一であっても記録されるドメイン長にバラツキが生じ
る。つまりエッジシフトもバラツクことになる。
【0012】このようにエッジシフトが生じた場合、そ
れを補正しなければならないが、同一の光ビーム5で記
録再生を行っているので、ドメインDを記録する際にエ
ッジがシフトした場合、そのエッジシフトがどの程度生
じたかは再度光磁気ディスク1を回転させて再生しなけ
れば分からない。従って、補正を行うのに時間がかかる
といった問題があった。
れを補正しなければならないが、同一の光ビーム5で記
録再生を行っているので、ドメインDを記録する際にエ
ッジがシフトした場合、そのエッジシフトがどの程度生
じたかは再度光磁気ディスク1を回転させて再生しなけ
れば分からない。従って、補正を行うのに時間がかかる
といった問題があった。
【0013】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、記録時のドメインのエッジシフトを即時検
出して補正することができる光磁気ディスクエッジ記録
再生装置を提供することを目的としている。
ものであり、記録時のドメインのエッジシフトを即時検
出して補正することができる光磁気ディスクエッジ記録
再生装置を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の光磁気デ
ィスクエッジ記録再生装置の原理図を示す。光磁気ディ
スクエッジ記録再生装置は、光磁気ディスク1に記録デ
ータに応じて光ビームを照射し、光磁気ディスク1に磁
化の向きの異なるドメインDの列を、ドメインDのエッ
ジ部が記録データの「1」と対応するように形成して情
報の記録を行い、再生時には再生信号からエッジ間隔を
検出して記録データを読み出すものである。
ィスクエッジ記録再生装置の原理図を示す。光磁気ディ
スクエッジ記録再生装置は、光磁気ディスク1に記録デ
ータに応じて光ビームを照射し、光磁気ディスク1に磁
化の向きの異なるドメインDの列を、ドメインDのエッ
ジ部が記録データの「1」と対応するように形成して情
報の記録を行い、再生時には再生信号からエッジ間隔を
検出して記録データを読み出すものである。
【0015】図中、31は記録光学機構であり、ドメイ
ンDを記録するための記録ビーム35を出射するもので
ある。32は再生光学機構であり、光磁気ディスク1に
おける記録ビーム35と干渉しない記録ビーム35の後
方位置に、記録ビーム35と異なる波長で、かつ再生信
号を得るための再生ビーム36を出射する再生用発光手
段、及び光磁気ディスク1で反射された再生ビーム36
を受光する受光手段を有するものである。
ンDを記録するための記録ビーム35を出射するもので
ある。32は再生光学機構であり、光磁気ディスク1に
おける記録ビーム35と干渉しない記録ビーム35の後
方位置に、記録ビーム35と異なる波長で、かつ再生信
号を得るための再生ビーム36を出射する再生用発光手
段、及び光磁気ディスク1で反射された再生ビーム36
を受光する受光手段を有するものである。
【0016】40は2値化手段であり、再生光学機構3
2により得られる再生信号S1を「H」レベル及び
「L」レベルの2値化信号S3に変換するものである。
41はパルス幅検出手段であり、2値化信号S3よりパ
ルス幅S4を検出するものである。
2により得られる再生信号S1を「H」レベル及び
「L」レベルの2値化信号S3に変換するものである。
41はパルス幅検出手段であり、2値化信号S3よりパ
ルス幅S4を検出するものである。
【0017】43は制御手段であり、パルス幅検出手段
41により得られるパルス幅S4と基準パルス幅との誤
差に応じた補正信号S5を出力するものである。44は
光パワー設定手段であり、補正信号S5に応じて、パル
ス幅S4と基準パルス幅との誤差が無くなるように、記
録用発光手段の発光強度を設定するものである。
41により得られるパルス幅S4と基準パルス幅との誤
差に応じた補正信号S5を出力するものである。44は
光パワー設定手段であり、補正信号S5に応じて、パル
ス幅S4と基準パルス幅との誤差が無くなるように、記
録用発光手段の発光強度を設定するものである。
【0018】
【作用】上述した本発明によれば、制御手段43におい
て、実際のパルス幅が基準パルス幅よりも長ければドメ
インDを記録する際の記録ビーム35のパワーが高く、
その熱が後方に溜まり後エッジが伸びているか、もしく
は前方のドメインDの熱が後方に伝達され、後方のドメ
インDの前エッジが伸びていることになるので、その
分、記録ビーム35のパワーを低くする制御が行われ
る。
て、実際のパルス幅が基準パルス幅よりも長ければドメ
インDを記録する際の記録ビーム35のパワーが高く、
その熱が後方に溜まり後エッジが伸びているか、もしく
は前方のドメインDの熱が後方に伝達され、後方のドメ
インDの前エッジが伸びていることになるので、その
分、記録ビーム35のパワーを低くする制御が行われ
る。
【0019】実際のパルス幅が基準パルス幅よりも短い
場合は、記録ビーム35のパワーがその分高くなるよう
に制御が行われる。そして、最終的に実際のパルス幅と
基準パルス幅との誤差がなくなるように記録ビーム35
のパワーが制御されることによって、適正な長さのドメ
インDが記録されるようになる。
場合は、記録ビーム35のパワーがその分高くなるよう
に制御が行われる。そして、最終的に実際のパルス幅と
基準パルス幅との誤差がなくなるように記録ビーム35
のパワーが制御されることによって、適正な長さのドメ
インDが記録されるようになる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
いて説明する。図2は本発明の一実施例による光磁気デ
ィスクエッジ記録再生装置を説明するための図であり、
図2において図4に示す従来例の各部に対応する部分に
は同一符号が付してある。
いて説明する。図2は本発明の一実施例による光磁気デ
ィスクエッジ記録再生装置を説明するための図であり、
図2において図4に示す従来例の各部に対応する部分に
は同一符号が付してある。
【0021】この実施例による光磁気ディスクエッジ記
録再生装置の特徴点は、記録ビームと再生ビームを専用
に有し、記録ビームの後方に再生ビームが照射されるよ
うにすることによって、ドメインを記録した直後にドメ
イン長が適正かどうかを把握し、適正でない場合に即時
その結果を記録ビームにフィードバックして適正なドメ
インが記録されるようにしたことにある。
録再生装置の特徴点は、記録ビームと再生ビームを専用
に有し、記録ビームの後方に再生ビームが照射されるよ
うにすることによって、ドメインを記録した直後にドメ
イン長が適正かどうかを把握し、適正でない場合に即時
その結果を記録ビームにフィードバックして適正なドメ
インが記録されるようにしたことにある。
【0022】図2がそのフィードバック制御を行うブロ
ック構成図であり、図3に図2に示す記録光学機構31
及び再生光学機構32を一体に構成した記録再生光学機
構33の概略構成図を示す。
ック構成図であり、図3に図2に示す記録光学機構31
及び再生光学機構32を一体に構成した記録再生光学機
構33の概略構成図を示す。
【0023】図3に示す記録再生光学機構33は、対物
レンズ2と、ミラー3と、ダイクロイックミラー11
と、可動ミラー12と、プリズム13,16と、コリメ
ーターレンズ14,17と、記録用レーザーダイオード
(記録用LD)15と、再生用レーザーダイオード(再
生用LD)18と、ピンフォトダイオード(PD)とを
具備して構成されている。
レンズ2と、ミラー3と、ダイクロイックミラー11
と、可動ミラー12と、プリズム13,16と、コリメ
ーターレンズ14,17と、記録用レーザーダイオード
(記録用LD)15と、再生用レーザーダイオード(再
生用LD)18と、ピンフォトダイオード(PD)とを
具備して構成されている。
【0024】記録用LD15から出射された光35は、
コリメーターレンズ14で平行光に変換され、プリズム
13を通過した後、可動ミラー12で全反射されてダイ
クロイックミラー11に入射される。
コリメーターレンズ14で平行光に変換され、プリズム
13を通過した後、可動ミラー12で全反射されてダイ
クロイックミラー11に入射される。
【0025】ダイクロイックミラー11は、波長に応じ
て光を反射したり、透過させるものであり、ここでは、
記録用LD15から出射される光35を反射させ、再生
用LD18から出射される光36を透過させる。
て光を反射したり、透過させるものであり、ここでは、
記録用LD15から出射される光35を反射させ、再生
用LD18から出射される光36を透過させる。
【0026】即ち、可動ミラー12を経由してきた光3
5はダイクロイックミラー11で反射され、更にミラー
3で反射された後、対物レンズ2で集光される。そし
て、その集光により得られる記録ビーム35が光磁気デ
ィスク1のトラック上に照射され、ドメインDが記録さ
れる。
5はダイクロイックミラー11で反射され、更にミラー
3で反射された後、対物レンズ2で集光される。そし
て、その集光により得られる記録ビーム35が光磁気デ
ィスク1のトラック上に照射され、ドメインDが記録さ
れる。
【0027】一方、記録されたドメインDが再生される
場合は、光35と異なる波長の光36が再生用LD18
から出射され、コリメーターレンズ17で平行光に変換
され、プリズム16及びダイクロイックミラー11を通
過した後、ミラー3で反射され、対物レンズ2で集光さ
れる。そして、その集光により得られる再生ビーム36
が、記録ビーム35が照射されたと同一のトラック上に
照射される。
場合は、光35と異なる波長の光36が再生用LD18
から出射され、コリメーターレンズ17で平行光に変換
され、プリズム16及びダイクロイックミラー11を通
過した後、ミラー3で反射され、対物レンズ2で集光さ
れる。そして、その集光により得られる再生ビーム36
が、記録ビーム35が照射されたと同一のトラック上に
照射される。
【0028】再生ビーム36は、記録ビーム35の後方
で、かつ記録ビーム35に干渉しないように照射され
る。即ち、記録ビーム35と再生ビーム36との距離
は、図2に示すように例えば3μm以上に設定される。
で、かつ記録ビーム35に干渉しないように照射され
る。即ち、記録ビーム35と再生ビーム36との距離
は、図2に示すように例えば3μm以上に設定される。
【0029】トラック上のドメインDに照射されて反射
した再生ビーム36は、対物レンズ2を介してミラー3
で反射され、ダイクロイックミラー11を通過し、プリ
ズム16で反射されてPD19に入射される。つまり、
PD19で受光される。
した再生ビーム36は、対物レンズ2を介してミラー3
で反射され、ダイクロイックミラー11を通過し、プリ
ズム16で反射されてPD19に入射される。つまり、
PD19で受光される。
【0030】この受光によって得られる再生信号S1
は、図2に示すアンプ38で増幅される。この増幅され
た再生信号S2は、再生信号処理回路39によって、従
来例で説明したようにディジタルデータに変換されると
共に、記録補正を行うためのフィードバック回路の2値
化部40に入力される。
は、図2に示すアンプ38で増幅される。この増幅され
た再生信号S2は、再生信号処理回路39によって、従
来例で説明したようにディジタルデータに変換されると
共に、記録補正を行うためのフィードバック回路の2値
化部40に入力される。
【0031】2値化部40は、再生信号S2の電位をコ
ンパレータによって基準電位と比較し、基準電位よりも
大きいレベルを「H」レベル、小さいレベルを「L」レ
ベルとして2値化信号S3に変換し、これをパルス幅検
出部41へ出力する。
ンパレータによって基準電位と比較し、基準電位よりも
大きいレベルを「H」レベル、小さいレベルを「L」レ
ベルとして2値化信号S3に変換し、これをパルス幅検
出部41へ出力する。
【0032】ここで、光磁気ディスク1のVFO領域を
補正記録に用いるとすると、通常、VFO領域は記録信
号の最高周波数の連続信号が記録される領域であり、2
/7変調符号が使用された場合1.5τ信号が記録され
る。
補正記録に用いるとすると、通常、VFO領域は記録信
号の最高周波数の連続信号が記録される領域であり、2
/7変調符号が使用された場合1.5τ信号が記録され
る。
【0033】このような既知のデータ(ドメインD)を
再生ビーム36が走査する時にドメインDのトレーリン
グエッジe1からリーディングエッジe2までをカウン
タで数えることによりドメインDの長さが分かる。
再生ビーム36が走査する時にドメインDのトレーリン
グエッジe1からリーディングエッジe2までをカウン
タで数えることによりドメインDの長さが分かる。
【0034】つまり、パルス幅検出部41は、カウンタ
で2値化信号S3の「H」レベルの時間を計測すること
によってドメインDの前後エッジの間隔に対応するパル
ス幅を検出する。この検出信号をパルス幅信号S4とす
る。
で2値化信号S3の「H」レベルの時間を計測すること
によってドメインDの前後エッジの間隔に対応するパル
ス幅を検出する。この検出信号をパルス幅信号S4とす
る。
【0035】パルス幅信号S4は、記憶部42に一旦記
憶された後、制御部43へ出力される。制御部43は、
パルス幅信号S4によるパルス幅と基準パルス幅とを比
較し、その誤差に応じた補正信号S5をLDパワー設定
部44へ出力する。
憶された後、制御部43へ出力される。制御部43は、
パルス幅信号S4によるパルス幅と基準パルス幅とを比
較し、その誤差に応じた補正信号S5をLDパワー設定
部44へ出力する。
【0036】LDパワー設定部44は、補正信号S5に
応じて記録光学機構31の記録用LD15(図3)の発
光強度、即ち記録ビーム35のパワーを制御するための
光制御信号S6を記録用LD15へ出力する。
応じて記録光学機構31の記録用LD15(図3)の発
光強度、即ち記録ビーム35のパワーを制御するための
光制御信号S6を記録用LD15へ出力する。
【0037】つまり、制御部43において、実際のパル
ス幅が基準パルス幅よりも長ければドメインDを記録す
る際の記録ビーム35のパワーが高く、その熱が後方に
溜まり後エッジが伸びているか、もしくは前方のドメイ
ンDの熱が後方に伝達され、後方のドメインDの前エッ
ジが伸びていることになるので、その分、記録ビーム3
5のパワーを低くする制御が行われる。
ス幅が基準パルス幅よりも長ければドメインDを記録す
る際の記録ビーム35のパワーが高く、その熱が後方に
溜まり後エッジが伸びているか、もしくは前方のドメイ
ンDの熱が後方に伝達され、後方のドメインDの前エッ
ジが伸びていることになるので、その分、記録ビーム3
5のパワーを低くする制御が行われる。
【0038】実際のパルス幅が基準パルス幅よりも短い
場合は、記録ビーム35のパワーがその分高くなるよう
に制御が行われる。そして、最終的に実際のパルス幅と
基準パルス幅との誤差がなくなるように制御されること
によって、適正な長さのドメインDが記録されるように
なる。
場合は、記録ビーム35のパワーがその分高くなるよう
に制御が行われる。そして、最終的に実際のパルス幅と
基準パルス幅との誤差がなくなるように制御されること
によって、適正な長さのドメインDが記録されるように
なる。
【0039】従って、記録時のドメインDのエッジシフ
トを即時検出して補正することができる。また、上述し
たLDパワー設定部44を、LD発光消光タイミング設
定部に変更し、補正信号S5に応じて記録用LD15の
発光消光タイミングを可変することにより、記録ビーム
35の記録タイミングを変えるようにしてもよい。
トを即時検出して補正することができる。また、上述し
たLDパワー設定部44を、LD発光消光タイミング設
定部に変更し、補正信号S5に応じて記録用LD15の
発光消光タイミングを可変することにより、記録ビーム
35の記録タイミングを変えるようにしてもよい。
【0040】この場合は、実際のパルス幅が基準パルス
幅よりも長ければ、ドメインDを記録する際の記録ビー
ム35の照射時間がその分短くなるように制御され、短
ければ、記録ビーム35の照射時間がその分長くなるよ
うに制御され、最終的に実際のパルス幅と基準パルス幅
との誤差がなくなり、適正な長さのドメインDが記録さ
れるようになる。
幅よりも長ければ、ドメインDを記録する際の記録ビー
ム35の照射時間がその分短くなるように制御され、短
ければ、記録ビーム35の照射時間がその分長くなるよ
うに制御され、最終的に実際のパルス幅と基準パルス幅
との誤差がなくなり、適正な長さのドメインDが記録さ
れるようになる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録時のドメインDのエッジシフトを即時検出して補正
することができる効果がある。
記録時のドメインDのエッジシフトを即時検出して補正
することができる効果がある。
【0042】従って、環境温度の変化、媒体間のバラツ
キによるエッジの位置間隔変動の影響を受けない記録再
生を行うことができる効果がある。
キによるエッジの位置間隔変動の影響を受けない記録再
生を行うことができる効果がある。
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の一実施例による光磁気ディスクエッジ
記録再生装置を説明するための図である。
記録再生装置を説明するための図である。
【図3】図2に示す記録光学機構及び再生光学機構を一
体構成とした場合の概略構成図である。
体構成とした場合の概略構成図である。
【図4】従来例の光磁気ディスクエッジ記録再生装置の
概略構成図である。
概略構成図である。
【図5】エッジ記録を行う際の説明図である。
【図6】エッジ再生を行う際の説明図である。
31 記録光学機構 32 再生光学機構 35 記録ビーム 36 再生ビーム 40 2値化手段 41 パルス幅検出手段 43 制御手段 44 光パワー設定手段 S1 再生信号 S3 2値化信号 S4 パルス幅 S5 補正信号 S6 制御信号
Claims (4)
- 【請求項1】 光磁気ディスク(1) に記録データに応じ
て光ビームを照射し、該光磁気ディスク(1) に磁化の向
きの異なるドメイン(D) の列を、該ドメイン(D) のエッ
ジ部が該記録データの「1」と対応するように形成して
情報の記録を行い、再生時には再生信号からエッジ間隔
を検出して記録データを読み出す光磁気ディスクエッジ
記録再生装置において、 前記ドメイン(D) を記録するための記録ビーム(35)を出
射する記録用発光手段を有する記録光学機構(31)と、 前記光磁気ディスク(1) における該記録ビーム(35)と干
渉しない該記録ビーム(35)の後方位置に、該記録ビーム
(35)と異なる波長で、かつ再生信号を得るための再生ビ
ーム(36)を出射する再生用発光手段、及び該光磁気ディ
スク(1) で反射された該再生ビーム(36)を受光する受光
手段を有する再生光学機構(32)と、 該再生光学機構(32)により得られる再生信号(S1)を
「H」レベル及び「L」レベルの2値化信号(S3)に変換
する2値化手段(40)と、 該2値化信号(S3)よりパルス幅(S4)を検出するパルス幅
検出手段(41)と、 該パルス幅(S4)と基準パルス幅との誤差に応じた補正信
号(S5)を出力する制御手段(43)と、 該補正信号(S5)に応じて、該パルス幅と該基準パルス幅
との誤差が無くなるように、該記録用発光手段の発光強
度を設定する制御信号(S6)を出力する光パワー設定手段
(44)とを具備して構成したことを特徴とする光磁気ディ
スクエッジ記録再生装置。 - 【請求項2】 前記光パワー設定手段(44)を、前記補正
信号(S5)に応じて、前記パルス幅(S4)と前記基準パルス
幅との誤差が無くなるように、該記録用発光手段の発光
/消光タイミングを設定する発光/消光設定手段に代え
たことを特徴とする請求項1記載の光磁気ディスクエッ
ジ記録再生装置。 - 【請求項3】 前記ドメイン(D) の記録及び該ドメイン
(D) からの情報の再生を前記光磁気ディスク(1) の一定
情報が記録され、かつ情報領域に先立った特定領域で行
うことを特徴とする請求項1又は2記載の光磁気ディス
クエッジ記録再生装置。 - 【請求項4】 前記記録光学機構(31)及び前記再生光学
機構(32)を、前記記録用発光手段と、該記録用発光手段
の出射光を第1の平行光にする第1コリメーターレンズ
と、該平行光を90度反射する第1ミラーと、前記再生
用発光手段と、該再生用発光手段の出射光を第2の平行
光に変換する第2コリメーターレンズと、該第2の平行
光を透過すると共に90度反射するプリズムと、該第1
ミラーで反射された第1の平行光を反射し、かつ該プリ
ズムを透過した第2の平行光を透過するダイクロイック
ミラーと、該ダイクロイックミラーで反射された第2の
平行光及び該ダイクロイックミラーを透過した第2の平
行光を前記光磁気ディスク(1) 面方向に反射する第2ミ
ラーと、該第2ミラーで反射された第1の平行光を前記
記録ビームとして該光磁気ディスク(1) 面に照射し、か
つ第2の平行光を前記再生ビームとして該光磁気ディス
ク(1) 面に照射する対物レンズと、該光磁気ディスク
(1) 面に反射し、かつ該対物レンズ、該第2ミラー、該
ダイクロイックミラー、該プリズムの経路で得られる再
生ビームを受光する前記受光手段とにより一体構成にし
たことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の光磁
気ディスクエッジ記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27996492A JP3357095B2 (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 光磁気ディスクエッジ記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27996492A JP3357095B2 (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 光磁気ディスクエッジ記録再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06131732A true JPH06131732A (ja) | 1994-05-13 |
JP3357095B2 JP3357095B2 (ja) | 2002-12-16 |
Family
ID=17618390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27996492A Expired - Fee Related JP3357095B2 (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 光磁気ディスクエッジ記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3357095B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100402688B1 (ko) * | 1998-12-26 | 2003-12-18 | 주식회사 대우일렉트로닉스 | 광 디스크 드라이버의 레이저 파워 조절 장치 |
JP2008217910A (ja) * | 2007-03-05 | 2008-09-18 | Toshiba Corp | 情報記録装置及び情報記録方法 |
-
1992
- 1992-10-19 JP JP27996492A patent/JP3357095B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100402688B1 (ko) * | 1998-12-26 | 2003-12-18 | 주식회사 대우일렉트로닉스 | 광 디스크 드라이버의 레이저 파워 조절 장치 |
JP2008217910A (ja) * | 2007-03-05 | 2008-09-18 | Toshiba Corp | 情報記録装置及び情報記録方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3357095B2 (ja) | 2002-12-16 |
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