JP2008217910A - 情報記録装置及び情報記録方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】記録時と再生時で異なる波長を使用する情報記録媒体(光ディスク)において、情報を安定に記録可能な要件をモニタしながら、安定に再生可能とする情報の記録方法及び記録再生装置を提供する。
【解決手段】この発明は、第1の波長の光と第1の波長の光よりも波長が長い第2の波長の光を同時に出力させる駆動装置(1075)と、第1及び第2の波長の光が記録媒体(100)の記録層で反射された光を検出する光検出器(1084−1,−2)と、光検出器の第2の波長の光が記録媒体の記録層で反射された出力に基づいて、第1の波長の光の光量を制御する制御装置(1090,1075)とを有し、記録時と再生時で異なる波長を使用する情報記録媒体に、安定に再生可能に情報を記録できる記録再生装置である。
【選択図】図6
【解決手段】この発明は、第1の波長の光と第1の波長の光よりも波長が長い第2の波長の光を同時に出力させる駆動装置(1075)と、第1及び第2の波長の光が記録媒体(100)の記録層で反射された光を検出する光検出器(1084−1,−2)と、光検出器の第2の波長の光が記録媒体の記録層で反射された出力に基づいて、第1の波長の光の光量を制御する制御装置(1090,1075)とを有し、記録時と再生時で異なる波長を使用する情報記録媒体に、安定に再生可能に情報を記録できる記録再生装置である。
【選択図】図6
Description
この発明は、記録時と再生時で異なる波長を使用する情報記録媒体(光ディスク)において、情報を安定に記録可能な要件をモニタしながら、安定に再生可能とする情報の記録方法及び記録再生装置に関する。
現在市販されている記録型の光ディスクであるDVD−RディスクまたはDVD−RWディスクは、ランドプリピットによりアドレス情報が予め記録されており、ウォブルされたプリグルーブ上に、記録マークが形成されている。
ランドプリピットやプリグルーブからの再生信号は、アドレス情報の再生やトラッキングサーボ信号として利用される。安定したトラッキングやアドレス情報の正確な再生のために、これらの再生信号は大きな信号となるように、ランドプリピットやプルグルーブの形状は最適化されている。
特許文献1には、光ディスクにおける記録及び再生方法とその装置において、第1の規格の波長を有する光ビームにより情報を記録する過程と、第1の規格の波長の光ビームにより記録された情報を第1の規格の波長を有する光ビームとは異なる第2の規格の波長の光ビームにより再生する過程を含むもの、が示されている。
特開平11−144251号公報
今日、情報記録再生装置に、コンテンツが記録された追記型(−R)もしくは書き換え型(−RW)媒体を、再生専用(−ROM)媒体として認識させるために、再生専用(−ROM)媒体と追記型(−R)もしくは書き換え型(−RW)媒体における大きな差異の一つであるプッシュプル演算方式によるトラッキングエラー信号振幅を、再生時は再生専用(−ROM)媒体とみなされる程度に小さくできる情報記録媒体(光ディスク)の開発が進められている。
しかしながら、再生専用のDVD−ROMディスクでは、エンボスピットで形成された記録マークによってアドレス情報やトラック形成されており、ランドプリピットやプリグルーブは形成されていない。従って、再生専用の光ディスク装置は、記録マークの情報を再生するのに最適化されており、ここに、記録型の光ディスクに固有のランドプリピットやプリグルーブの再生信号が混入すると、これが雑音成分となる。この場合、たとえ記録条件が最適化された記録マークであっても、再生特性が劣化する。すなわち、現行のDVD−RやDVD−RWといったディスクと再生専用のDVD−ROMとの間で、記録マークの読み取り特性が異なる問題がある。
このことは、特許文献1に示された例においても、解決されていない。
この発明の目的は、記録時と再生時で異なる波長を使用する情報記録媒体(光ディスク)において、情報を安定に記録可能な要件をモニタしながら、安定に再生可能とする情報の記録方法及び記録再生装置を提供することである。
この発明は、上記問題点に基づきなされたもので、第1の波長の光を出力する第1の光源と、前記第1の光源が出力する第1の波長の光よりも波長が長い第2の波長の光を出力する第2の光源と、前記第1の光源からの光と前記第2の光源からの光の光路を重ね合わせる光路合成装置と、前記第1光源から第1の波長の光を出力させて記録媒体の記録層に情報を記録させるとともに、前記第2光源から第2の波長の光を同時に出力させる駆動装置と、前記第1及び第2の光源からの第1及び第2の波長の光が記録媒体の記録層で反射された光を検出する光検出器と、前記光検出器の前記第2の波長の光が記録媒体の記録層で反射された出力に基づいて、前記第1の光源が出力する第1の波長の光の光量を制御する制御装置と、を有することを特徴とする情報記録再生装置である。
この発明によれば、第1の波長の光ではプッシュプル演算方式による大きなトラッキングエラー信号振幅が得られるが、第1の波長の光より波長の長い第2の波長の光ではプッシュプル演算方式により小さなトラッキングエラー信号振幅しか得られない記録時と再生時で異なる波長を使用する情報記録媒体(光ディスク)において、情報を安定に記録可能な要件をモニタしながら、安定に再生可能とする情報の記録方法及び記録再生装置において、記録用レーザーの記録波形が安定化され、再生時に安定に再生可能とする情報の記録が可能となる。
またこの発明によれば、青色レーザー光ではプッシュプル演算方式による大きなトラッキングエラー信号振幅が得られるが、赤色レーザー光ではプッシュプル演算方式により小さなトラッキングエラー信号振幅しか得られない記録時と再生時で異なる波長を使用する情報記録媒体(光ディスク)において、情報を安定に記録可能な要件をモニタしながら、安定に再生可能とする情報の記録方法及び記録再生装置において、記録用レーザーの記録波形が安定化され、再生時に安定に再生可能とする情報の記録が可能となる。
さらにこの発明によれば、記録時に用いる波長ではプッシュプル演算方式による大きなトラッキングエラー信号振幅が得られるが、再生時に用いる波長ではプッシュプル演算方式により小さなトラッキングエラー信号振幅しか得られない情報記録媒体(光ディスク)に対して記録を行う場合、異なる波長による再生時に再生される信号波形が理想的に(再生信号の情報エラーが小さく)なるように、記録時の波長での記録波形を調整できる情報記録再生装置が提供可能である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施例が適用可能な情報記録媒体内(光ディスク)の構造を、図1と図2に示す。図1は、情報記録媒体の断面図、図2は情報記録媒体のグルーブ配置を上部から見た図である。図1では、図2に示したランドプリピット108の記載を省略している。
図1及び図2に示す追記形情報記録媒体(光ディスク)100は、記録層103の材料として有機色素系材料を使用し、前記記録層103に隣接してAgまたはAg合金などの無機物から成る光記録層102が形成されている。
記録層103と光反射層102との界面では、プリグルーブ107やランドプリピット108部に段差Hrの凹凸形状になっている。光反射層102の反対側の界面にも凹凸形状が存在するが、図1では光反射層102の厚みが充分厚いので光反射層102の中央で切断した図面を示し、反対側の界面での凹凸形状の記載を省いた。
今後の説明では、本実施例における追記形情報記録媒体内の記録層103として有機色素系材料を使用する実施例について説明するが、本発明はそれに限らず記録層103の材料として無機物を使用しても良い。記録層103の材料として無機物を使用する実施例としてカルコゲナイド系などの相変化形(相変化を利用して記録マーク105を形成する)記録材料を使用することもできるし、Te−C等の直接穴を開けて記録マーク105を形成するタイプ、あるいは異なる種類の無機層を複数層積層し、熱による拡散により記録マーク105内で混合物または化合物を形成させるものであっても良い。
本発明の実施例の一つである記録媒体は、情報の記録のために第一の波長である650nmより短い波長の光を用い、記録した情報の再生には第二の波長である650nmの波長の光を用いる。従って、記録層の材料としては、650nmより短い波長の光で記録が可能なように、650nmより短い波長の光の吸収率が高いものが望ましい。かつ、650nmでの記録データの再生が可能なように、記録の前後で650nm付近の波長に対する、屈折率もしくは反射率の変化が大きいものが望ましい。
情報記録媒体の基板101には、同心円状、またはスパイラル状にプリグルーブ107が形成されており、プリグルーブ107は、図2に示すように半径方向に蛇行している。この蛇行した形状をウォブルと呼ぶ。また、ランドの一部に、プルグルーブがはみ出したような形状が形成されており、これをランドプリピット108と呼ぶ。
図1に示した断面構造を有した本実施例における情報記録媒体の場合には、プッシュ−プル(Push-Pull)法を用いたトラックずれ検出信号やランドプリピット108からの検出信号は、段差Hrを有する記録層103と光反射層102との間の界面で反射した光の回折・干渉により得られる。
本発明において用いる情報記録媒体(光ディスク)100は、記録/再生装置として記録光と再生光とで使用波長を変えるとともに、波長の異なった記録光と再生光に対して良好な記録特性と再生特性を保証するものである。また、情報記録媒体(光ディスク)100は、記録光に対してトラックずれ検出信号とランドプリピット検出信号が得られると同時に、再生光に対してはプリグルーブやプリピットからの影響がほとんど出ないようなプリグルーブ形状と寸法、およびランドプリピット形状と寸法を有している。なお、本実施例における情報記録媒体においては、現行のDVD−RディスクやDVD−RWディスクとの間の再生互換性を確保するため、波長が650±5nmの光で再生可能とする。
記録光に対してトラックずれ検出信号とランドプリピット検出信号が得られると同時に再生光(650±5nmの光)に対してはプリグルーブやプリピットからの影響がほとんど出ないようなプリグルーブ寸法及びランドプリピット寸法と記録光の波長との関係について、図3を用いて説明する。
前述したように、プッシュ−プル法を用いたトラックずれ検出信号やランドプリピット108からの検出信号は、記録層103と光反射層102との間の界面(図2参照)で反射した光の回折・干渉により得られる。段差がHrであるプリグルーブ107またはランドプリピット108とランド109の両方に、それぞれ波長の異なる入射光114が照射された場合を説明する。
図3(a)は、波長が650nmの再生光が照射された場合を表し、プリグルーブ107またはランドプリピット108とランド109に対して垂直に反射される反射光115が段差Hrにより受ける位相差をε650で表す。
図3(b)は、再生光とは異なる波長λwの記録光が照射された場合を示している。記録光による反射光115が段差Hrにより受ける位相差をελwとする。
図3(c)に示すように、段差量Hrが等しい場合には、λw < 650nm の時には、 ε650 <ελw の関係が成り立つ。
ε650 < π であり、ελw < π の場合には、位相差εが大きい方が反射光115間の干渉量が大きく、大きなトラックずれ検出信号とランドプリピット検出信号が得られる。また、位相差εが小さい方が反射光115間の干渉が小さく、プリグルーブやプリピットからの悪影響が出にくい。そのため、本実施例では再生光の波長(650±5nm)に対して記録光の波長λwを短くし(λw < 650nm)、記録光に対してトラックずれ検出信号とランドプリピット検出信号が得られると同時に再生光に対してはプリグルーブやプリピットからの影響がほとんど出ないようにしたところに大きな特徴が有る。
記録光に使用される波長λwの値は、650nmより短ければ任意の値を取ることが可能である。しかし、HD DVDやBD(Blu Ray)で、発光波長が405nmの半導体レーザー光源が使用されているので、同様に405nmの光源を使用することで、記録用光学ヘッドを安価に作成できる。
ここで、第二の波長である650±5nmを有する再生光に対する記録層103内での屈折率をn650とすると、ランドプリピットの深さ(段差)と等しいプリグルーブの深さ(段差)Hrが「650/(8・n650)nm」の時が、最もランドプリピット検出信号とトラックずれ検出信号が大きく検出される。従って、再生時にその影響を受けない条件としては、本実施例ではプリグルーブの深さ(段差)およびランドプリピットの深さ(段差)Hrがその半分の「650/(16・n650)nm」以下に設定する。また、より影響を受けない条件では、更にその半分の「650/(32・n650)nm」以下に設定することが望ましい。
ここで、第一の波長である記録光の波長を405nmとすれば、記録中のプリグルーブの深さ(段差)およびランドプリピットの深さ(段差)Hrは、405nmに対して「405/(10・n405)nm(=650/405×405/(16・n650)nm)」となり、記録時にはプリグルーブ及びランドプリピットからの信号を再生することができる。
図1ないし図3に示した情報記録媒体(光ディスク)100には、詳述しないが、予め光ディスクの種類識別情報や、最適記録波形設定情報、記録波形最適化の目標値などが記録されている。例えば、アプリケーションコードとして、そのディスクがどのような目的で使用されるかが記録されており、一般のデータを記録するためのディスクであるか、図4に一例を示すMOD(Manufacturing On Demand)に使用されるディスクであるか、図5に一例を示すEST(Electric Sell Through)に使用されるかといった情報である。ここで、MODとは、暗号化された映像コンテンツ等を小売店に対してネットワーク等で配信し、そのコンテンツを小売店内に設置された光ディスク装置で情報記録媒体に記録し、販売する形態である。また、ESTとは、暗号化された映像コンテンツ等を直接エンドユーザーに配信かつ販売し、エンドユーザーが所有している光ディスク装置内で、ユーザーが保持している情報記録媒体に記録することを許容する販売形態である。光ディスク装置は、これらのディスクタイプまたはアプリケーションコードを確認することにより、挿入されたディスクが一般のデータ記録用のディスクであるのか、EST用のディスクであるのかを簡単に判別でき、最適な記録波長の選択や配信されたコンテンツの記録を許可されている記録媒体であるか、そうでないかといったことを判定することができる。
図4及び図5に、MOD方式およびEST方式について、概略的に説明する。
情報記録媒体すなわち光ディスク100には、MOD方式においては、小売店5内に設置された情報(複製)記録装置55により暗号化されたディスク鍵群16と暗号化されたタイトル鍵13、暗号化された映像コンテンツ14が記録され、EST方式に使用される情報記録媒体はエンドユーザ6が所有している記録装置により暗号化されたディスク鍵群16と暗号化されたタイトル鍵13、暗号化された映像コンテンツ14が記録される。
本実施例では、映像コンテンツ14等の特定情報とCSSに関連した各種鍵情報いずれに対しても暗号化後の情報をネットワーク経由で配信させることを特徴とする。
図4に示すように、MOD方式においては、コンテンツは、情報記録媒体100に、小売店5内に設置された情報(複製)記録装置55内で、記録波長λw(≠650nm)のレーザー光で記録される。この情報(複製)記録装置55内には、通信鍵記憶部52とマスタ鍵記憶部27が存在する。図4では両者が異なるように記述されているが、それに限らず通信鍵記憶部52とマスタ鍵記憶部27が1個のメモリ内で兼用されていても良い。
小売店5は、映像コンテンツ11等の特定情報の制作会社(コンテンツプロバイダ)54に対して通信鍵代金49を支払って、通信鍵44を購入する。
この特定情報の制作会社(コンテンツプロバイダ)54はこの通信鍵を利用して映像コンテンツ11等の特定情報を暗号化し、通信鍵で暗号化された特定情報45をネットワーク経由で小売店5に対して配信する。小売店5では、この特定情報を暗号化して記録した情報記録媒体100をエンドユーザ6に販売し、その売り上げに応じた複製許可代金47を特定情報の制作会社(コンテンツプロバイダ)54に対して支払う。
特定情報の制作会社(コンテンツプロバイダ)54から配信された通信鍵で暗号化された特定情報45は、既に配信された通信鍵44の情報を利用し、特定情報に対する複合器51内で、一度は暗号解読される。その直後にタイトル鍵12で暗号化し、タイトル鍵で暗号化された特定情報42の形で情報記録媒体100内に記録される。図4に示した実施例では、プレーンな(非暗号化状態の)ディスク鍵15の代わりに、暗号化されたタイトル鍵13がネットワークを経由して小売店5へ転送される。それを可能にするために、本実施例では暗号鍵発行会社(CSSエンティティー)2と小売店5との間にエージェント会社8を配置している。このエージェント会社8ではタイトル鍵生成部21によりタイトル毎のタイトル鍵12を発行する。
次に充分にセキュリティ対策が施された環境下で暗号鍵発行会社(CSSエンティティー)2から転送されたディスク鍵15を用いて暗号化されたタイトル鍵13をタイトル鍵の暗号器23内で発生させて小売店5へ向けてネットワーク配信する。
小売店5内の情報(複製)記録装置55内ではこのネットワーク配信された暗号化されたタイトル鍵13を情報記録媒体100内にそのまま記録する。
小売店5では情報記録媒体100内に記録したタイトル鍵13の記録回数に応じてエージェント会社8に対して鍵代金とDVDライセンス料33を支払う。エージェント会社8では、これにより集まったDVDライセンス料33をまとめてDVDライセンス会社7に支払う。
また、DVDライセンス会社7は、ブランク状態20の情報記録媒体100を製造する情報記録媒体の製造会社9に対してDVDライセンス料32を徴収する代わりに情報記録媒体の製造許諾権31を与える。
図4に示したエージェント会社8は、ディスク複製会社(レプリケータ)4と同様に暗号鍵発行会社(CSSエンティティ)2からディスク鍵15と共に暗号化されたディスク鍵群16を受け取るが、エージェント会社8は小売店に対して暗号化されたディスク鍵群16をそのままネットワーク配信する。
このように、小売店5に対してネットワーク配信される情報は“通信鍵で暗号化された特定情報45”と“暗号化されたディスク鍵群16”、“暗号化されたタイトル鍵”と言う全て暗号化された情報なため、ネットワーク経路途中で情報が漏れたとしても不正コピーを防止することが可能となる。
図4では、MOD方式に使用される情報記録媒体100を例に説明したがが、本発明はそれに限らず、上述のEST方式に使用される情報記録媒体10に対しても適応が可能である。
ESTの場合には、ネットワーク経由での配信先がエンドユーザ6となるが、この場合でもエンドユーザ6に対しては“通信鍵で暗号化された特定情報45”と“暗号化されたディスク鍵群16”、“暗号化されたタイトル鍵”と言う全て暗号化された情報が配信されるため、不正コピーを防止できる。
さらに、MOD方式/EST方式のいずれの場合でもネットワーク配信されるCSSに関連した情報が“暗号化されたディスク鍵群16”と“暗号化されたタイトル鍵”と言う情報記録媒体10内に記録される情報と一致しているため、情報(複製)記録装置55内の記録前段階処理が大幅に簡素化されて、情報(複製)記録装置55の低価格化と処理の信頼性向上が実現できる。
また、情報(複製)記録装置55内のディスク鍵の複合器28内では、マスタ鍵記憶部27から転送されるマスタ鍵40を利用して、エージェント会社8からネットワーク配信された暗号化されたディスク鍵群16の暗号解読を行う。
ここで得られたディスク鍵15を利用してタイトル鍵の複合器29内では、同じくエージェント会社8からネットワーク配信された暗号化されたタイトル鍵13の暗号解読を行ってタイトル鍵12を生成し、このタイトル鍵12を用いて特定情報に対する暗号器41内で特定情報43の暗号化を行って情報記録媒体100へ記録する。
図5においても、情報(複製)記録装置60に対してネットワーク配信されるCSS関連情報は“暗号化されたディスク鍵群16”と“暗号化されたタイトル鍵”と言う暗号化された情報記録媒体10に記録される情報であることは、図4に示した実施例と一致している。しかし、図5の応用例では、映像コンテンツ11をネットワーク配信される代わりに通常のDVD−Videoディスク3を配送36していることが異なる。
図5に示した実施例では、情報(複製)記録装置60内部において、DVD−Videoディスク3内に、記録されている暗号化された映像コンテンツ14の暗号解読(復合化)を行うと共に、暗号解読後の映像コンテンツ14を再度暗号化して本発明の情報記録媒体100に記録する。
図6は、本発明が適用される情報記録再生装置(光ディスクドライブ)の構成例を示すブロック図である。
この情報記録再生装置(光ディスクドライブ)は、前記の情報記録媒体(光ディスク)100に対して情報の記録及び再生を行うものである。光ディスク100には、図1ないし図3により既に説明したが、同心円状、または螺旋状に溝が刻まれており、溝の凹部をランド、凸部をグルーブと呼び、グループまたはランドの一周をトラックと呼ぶ。
ユーザデータは、このトラック(グルーブのみまたはグルーブ及びランド)に沿って、強度変調されたレーザー光を照射して記録マークを形成することで記録される。データ再生は、記録時より弱いリードパワー(read power)のレーザー光をトラックに沿って照射して、トラック上にある記録マークによる反射光強度の変化を検出することにより行われる。記録されたデータの消去は、前記リードパワーより強いイレースパワー(erase power)のレーザー光をトラックに沿って照射し、記録層を結晶化することにより行われる。なお、情報記録媒体(光ディスク)100は、図1ないし図3により既に説明したように、波長が405±5(400〜410)nmの青色レーザー照射時は、プッシュプル(Push-Pull)演算方式による大きなトラッキングエラー信号振幅が得られるが、赤色レーザー照射時はプッシュプル演算方式により小さなトラッキングエラー信号振幅しか得られない特徴を有している。
光ディスク100は、スピンドルモータ1063によって所定の速度で回転される。スピンドルモータ1063に設けられたロータリエンコーダ1063aからは、回転角信号が提供される。回転角信号は、スピンドルモータ1063が1回転すると、例えば、5パルス発生する。この回転角信号からスピンドルモータ1063の回転角度及び回転数を判断できる。
光ディスク100に対する情報の記録・再生は、光ピックアップ(Pick Up Head)1065によって行われる。光ピックアップ1065は、送りモータ1067とギアとスクリューシャフトを介して連結されており、この送りモータ1067は、送りモータ制御回路1068により制御される。送りモータ1067が送りモータ制御回路1068からの送りモータ駆動電流により回転することにより、光ヘッド1065が光ディスク100の半径方向に移動する。
光ヘッド1065には、図示しないワイヤもしくは板バネにより、光ディスク100の記録面と直交する方向及び光ディスク100の半径方向に所定距離だけ移動可能に支持された対物レンズ1070が設けられている。対物レンズ1070は、駆動コイル1072の駆動によりフォーカシング方向(記録面と直交する方向すなわち対物レンズ1070の光軸方向)への移動が可能で、また駆動コイル1071の駆動によりトラッキング方向(光ディスク100の半径方向すなわち対物レンズ1070の光軸と直交する方向)への移動が可能である。
レーザー変調制御回路1075は、情報記録時(マーク形成時)に、ホスト装置1094からインタフェース回路1093を介して供給される記録データに基づいて、書き込み用信号を青色レーザーダイオード(青色レーザー発光素子)1079−1に提供する。同時に、レーザー変調制御回路1075は、読取り用信号を赤色レーザーダイオード1079−2に提供する。
フォトダイオードにより構成されるモニタ用光検出器(FM−PD)1095−1と(FM−PD)1095−2は、それぞれ青色レーザーダイオード1079−1と赤色レーザーダイオード1079−2が発生するレーザー光の一部をハーフミラー1096−1とハーフミラー1096−2により一定比率だけ分岐し、光量つまり照射パワーに比例した受光信号をそれぞれ検出し、受光信号をレーザー変調制御回路1075に供給する。レーザー変調制御回路1075は、モニタ用光検出器(FM−PD)1095−1および(FM−PD)1095−2からの受光信号に基づいて、CPU(Central Processing Unit)1090により設定された再生時レーザーパワー、記録時レーザーパワー及び消去時レーザーパワーで発光するように、青色レーザーダイオード1079−1と赤色レーザーダイオード1079−2を制御する。
それぞれのレーザーダイオード1079−1,1079−2は、レーザー変調制御回路1075から供給される信号に応じて青色もしくは赤色レーザー光を発生する。青レーザーダイオード1079−1から発せられるレーザー光は、コリメータレンズ1080、ハーフプリズム1081、対物レンズ1070を介して光ディスク100上に照射される。赤レーザーダイオード1079−2から発せられるレーザー光は、コリメータレンズ1080、ハーフプリズム1081、対物レンズ1070を介して光ディスク100上に照射される。光ディスク100からの反射光は、対物レンズ1070、ハーフプリズム1081、集光レンズ1082、波長選択プリズム1101を通って、赤色光と青色光それぞれに分けられ、それぞれのシリンドリカルレンズ1083−1,1083−2を介して、信号再生用光検出器1084−1,1084−2に導かれる。光ヘッド1065は、赤色もしくは青色どちらかの波長で対物レンズが情報記録媒体(光ディスク)100の記録層の合焦点位置になると、他方の波長でも合焦点位置となる仕組みを有している。また、光ヘッド1065は、赤色レーザー光と青色レーザー光のビームスポット中心が一致しているという特徴を有している。
信号再生用光検出器1084−1,1084−2は、例えば4分割の光検出セルから成り、これら光検出セルの検知信号はRFアンプ1085に出力される。RFアンプ1085は、個々の光検出器1084−1,1084−2の光検知セルからの信号を処理し、合焦点位置からの誤差を示すフォーカスエラー信号FE、レーザー光のビームスポット中心とトラック中心との誤差を示すトラッキングエラー信号TE、及び光検知セル信号の全加算信号である再生信号を生成する。記録時においては、トラッキングエラー信号TEは、青色用光検出器1084−2出力、光検知セル信号の全加算信号である再生信号は赤色用光検出器1084−1出力を使用する。合焦点位置からの誤差を示すフォーカスエラー信号FEは、赤色用光検出器1084−1出力または青色用光検出器1084−2出力のどちらを使用しても良い。
フォーカスエラー信号FEは、フォーカス制御回路1087に供給される。フォーカス制御回路1087は、フォーカスエラー信号FEに応じてフォーカス駆動(制御)信号を生成する。フォーカス駆動信号は、フォーカシング方向の駆動コイル1071に供給される。これにより、レーザー光が光ディスク100の記録膜上に常時ジャストフォーカスとなるフォーカスサーボが行われる。
トラッキングエラー信号TEは、トラック制御回路1088に供給される。トラック制御回路88は、トラッキングエラー信号TEに応じてトラック駆動信号を生成する。トラック制御回路1088から出力されるトラック駆動(制御)信号は、トラッキング方向の駆動コイル1072に供給される。これにより、レーザー光が光ディスク100上に形成されたトラック上を常にトレースするトラッキングサーボが行われる。
上記フォーカスサーボおよびトラッキングサーボがなされることで、信号再生用光検出器1084−1あるいは1084−2の各光検出セルの出力信号の全加算信号RFには、記録情報に対応して光ディスク100のトラック上に形成された記録マークなどからの反射光の変化が反映される。この信号は、データ再生回路1078に供給される。データ再生回路1078は、PLL回路1076からの再生用クロック信号に基づき、記録データを再生する。
上記トラック制御回路1088によって対物レンズ1070が制御されているとき、送りモータ制御回路1068により、対物レンズ1070が光ヘッド1065内の所定位置近傍に位置するよう送りモータ1067つまり光ヘッド1065が制御される。
スピンドルモータ制御回路1064、送りモータ制御回路1068、レーザー制御回路1073、PLL(Phase Locked Loop)回路1076、データ再生回路1078、フォーカス制御回路1087、トラック制御回路1088、エラー訂正回路1062等は、バス(Bus)1089を介してCPU1090によって制御される。CPU1090は、インタフェース回路1093通じてホスト装置1094から提供される動作コマンドに従って、記録再生装置の全体動作を制御する。また、CPU1090は、RAM(Random Access Memory)1091を作業エリアとして使用し、不揮発メモリNV−RAM1099に記録された装置個体毎のパラメータを適宜参照し、ROM(Read Only Memory)1092に記録されている本発明によるプログラムを含む制御プログラムに従って所定の動作を行う。
次に、本実施例に基づく情報記録再生装置の記録時の動作について詳述する。
記録時は、ホストコンピュータ1094からインタフェース回路1093を通して記録データが送られ、レーザー変調制御回路1075により記録データに対応したレーザー駆動波形電流が生成される。生成されたレーザー駆動波形電流は、青色レーザーダイオード1079−1へ送られ、光ヘッド1065上の青色レーザーダイオード1079−1を強度変調し、情報記録媒体(光ディスク)100上に記録マークを形成するのは前記のとおりである。前記のとおり、同時に光ヘッド上の赤色レーザーダイオード1079−2を照射しているので、青色レーザーダイオード1079−1により形成された記録マークによる赤色光での反射光による受光信号が信号再生用光検出器1084−1または1084−2へ入力され、RFアンプ1085を通してデータ再生回路1078へ送られる。
データ再生回路1078では、受光信号に基づいて信号を再生し、記録マーク長およびスペース長ごとの理想的な時間間隔とのずれ量(ジッター)、受信信号のシンメトリー(信号波の平均値を中心としたときの信号振幅の対称性)等、記録パルスの調整に必要な情報を検出する。
CPU1090は、データ再生回路1078が検出した情報を元に、青色レーザーダイオード1079−1により形成された記録マークを赤色レーザーダイオード1079−2を使用して再生した時に、再生される信号波形が理想的に(再生信号の情報エラーが小さく)なるよう、記録時レーザーパワー及び消去時レーザーパワーの設定値をレーザー変調制御回路1075へ指令する。
レーザーパワーの設定値の調整方法の一例を示す。受信信号のシンメトリーは、例えば図7に示すように、理想波形(図7(a))に対する出力信号波の波形が、信号波の平均値に一致している場合(図7(c))を適正状態とし、図7(b)または図7(d)に示す状態を、シンメトリーがアンダーあるいはシンメトリーがオーバーと称する。
一般に追記型光ディスクの場合、記録マークを形成するための記録時レーザーパワーが最適値より小さいと、交流結合で観測した再生信号波形は、図7(b)のように、平均値(交流結合なので「0」)に対して、波形の振幅中心が上側にずれた状態となる。逆に、最適値より大きい場合には、図7(c)のように、平均値(交流結合なので「0」)に対して、波形の振幅中心が下側にずれた状態となる。
データ再生回路1078から出力される受信信号のシンメトリーは、このずれ量を数値化したものである。CPU1090は、記録中随時にデータ再生回路1079から出力される受信信号のシンメトリーを読み取って、シンメトリーが最適値(通常は、「0」すなわち中心に対して上下対称であるが、そうでない場合もある)となるよう記録時レーザーパワー及び消去時レーザーパワーの設定値をレーザー変調制御回路1075へ指令する。
このシンメトリーのずれは、図8(Step8−1)に示すように、データ再生回路1078の出力をモニタし、シンメトリーずれが「0」すなわち『適正』か、『アンダー』か、『オーバー』かを特定し(Step8−2)、アンダーの場合には、レーザー駆動回路1075へ青色レーザーダイオード1079−1への駆動電流を増大させる信号を出力し(Step8−3)、オーバーの場合には、レーザー駆動回路1075へ青色レーザーダイオード1079−1への駆動電流を減少させる信号を出力する(Step8−4)ことで、適正に維持される。なお、前記調整方法は一例であり、レーザーパワー設定値の最適値探索アルゴリズムについては、本実施例で限定するものではない。
このように、赤色レーザー光で再生した時に最適な再生信号が得られる記録マークが形成されるように青色レーザー光のレーザー駆動電流波形の調整を行うことにより、記録時と再生時で異なる波長の光を用いて記録マークを形成しても再生時に情報を再生することができる。
上記によれば、青色レーザー光ではプッシュプル演算方式による大きなトラッキングエラー信号振幅が得られるが、赤色レーザー光ではプッシュプル演算方式により小さなトラッキングエラー信号振幅しか得られない情報記録媒体(光ディスク)に対して記録を行う場合、赤色レーザー光による再生時に再生される信号波形が理想的に(再生信号の情報エラーが小さく)なるように、赤色レーザー光での記録波形を調整できる情報記録再生装置が提供可能である。
図9は、図6に示した情報記録再生装置(光ディスク装置)の別の実施の形態の一例を示している。図9に示す例では、同時に2つの波長のレーザーを出射するが、同一場所の記録・再生を行うのではなく、それぞれ別の場所で記録と再生を行うものとする。
例えば、青色レーザー光で記録を行っている1つ前の隣接トラックを赤色レーザー光で再生する、または青色レーザー光で記録を行っているトラックと同一トラックであるが、100μm程度青色レーザー光の後を赤色レーザー光で再生するものとする。なお、図6に示した光ディスク装置と同じか、または類似した構成には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
上記によれば、記録後のマークの状態を赤色レーザーで読み取って随時監視し、青色レーザー光での記録波形を調整できる情報記録再生装置が可能であるとともに、第1の実施例に比較して、記録波形を調整する際に、記録途中の情報記録媒体(光ディスク100)の過渡的な変化による影響を排除することができる。
以下、青色レーザーで記録を行っているトラックと同一トラックであるが、100μm程度青色レーザーによるビームスポットと赤色レーザーによるビームスポットが離れていて、青色レーザーが赤色レーザーに先んじて記録を行い、その記録マークを100μm後ろから赤色レーザーが再生する例について、説明する。
図9に示す情報記録再生装置においては、光ピックアップ(Pick Up Head)2065において、赤色レーザーダイオード1079−2からの赤色レーザー光が偏光ビームスプリッタにより、対物レンズ1070側に反射される際に、僅かに青色レーザーダイオード1079−1からの青色レーザー光の中心に対して、光ディスク100のトラック方向に概ね100μmずれるように、合成されることにより、2つのレーザー光が情報記録媒体(光ディスク)100のトラック上で、トラックが伸びる方向(実際には接線方向)に、約100μmだけシフトされている。また、記録に用いる青色レーザー光のビームスポットは再生に用いる赤色レーザー光のビームスポットよりも情報記録媒体(光ディスク)100の進行方向に対して先にある。さらに、記録に用いる青色レーザー光の光軸は、対物レンズ70の光軸に一致しており、再生に用いる赤色レーザー光の光軸が対物レンズ70よりずれている構成はなお好適である。前記のビームスポットの位置関係により、記録直後の記録マークを再生可能とするとともに、記録に用いる青色レーザー光と再生に用いる赤色レーザー光の情報記録媒体(光ディスク)100の記録層での熱干渉を抑え、かつ同一の対物レンズで同時に異地点の記録と再生が可能である。なお、合焦点位置からの誤差を示すフォーカスエラー信号FEは、赤色用光検出器84−1出力または青色用光検出器84−2出力のどちらを使用しても良いが、青色用光検出器84−2出力を使用したほうが好適である。
なお、図9に示した情報記録再生装置では、1つの対物レンズから同時に2つの波長のレーザーが照射される例を示したが、複数の対物レンズを使用してそれぞれの対物レンズからは1つの波長のレーザー光が照射される例や、光ヘッド自身が複数設けられ、それぞれの対物レンズからは1つの波長のレーザー光が照射される例も、2つのビームスポットを同時に照射するという観点からは同様である。
上記によれば、青色レーザー光ではプッシュプル演算方式による大きなトラッキングエラー信号振幅が得られるが、赤色レーザー光ではプッシュプル演算方式により小さなトラッキングエラー信号振幅しか得られない情報記録媒体(光ディスク)に対して記録を行う場合、赤色レーザー光による再生時に再生される信号波形が理想的に(再生信号の情報エラーが小さく)なるように、青色レーザー光での記録波形を調整でき、かつその調整時に再生信号から取得する記録波形の調整のための観測量が記録波形の影響を受けない情報記録再生装置が提供可能である。
上記によれば、記録時に用いる波長ではプッシュプル演算方式による大きなトラッキングエラー信号振幅が得られるが、再生時に用いる波長ではプッシュプル演算方式により小さなトラッキングエラー信号振幅しか得られない情報記録媒体(光ディスク)に対して記録を行う場合、異なる波長による再生時に再生される信号波形が理想的に(再生信号の情報エラーが小さく)なるように、記録時の波長での記録波形を調整できる情報記録再生装置が提供可能である。
なお、本発明は、上述のいずれかの実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記のいずれかの実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
100…情報記録媒体(光ディスク)、101…透明基板、102…光反射層、103…記録層、105…記録マーク、107…プリグルーブ、108…ランドプリピット、109…ランド、1065,2065…光ピックアップ、1070…対物レンズ、1075…レーザー制御回路、1079−1…青色レーザーダイオード、1079−2…赤色レーザーダイオード、1084−1,1084−2…信号再生用光検出器。
Claims (7)
- 第1の波長の光を出力する第1の光源と、
前記第1の光源が出力する第1の波長の光よりも波長が長い第2の波長の光を出力する第2の光源と、
前記第1の光源からの光と前記第2の光源からの光の光路を重ね合わせる光路合成装置と、
前記第1光源から第1の波長の光を出力させて記録媒体の記録層に情報を記録させるとともに、前記第2光源から第2の波長の光を同時に出力させる駆動装置と、
前記第1及び第2の光源からの第1及び第2の波長の光が記録媒体の記録層で反射された光を検出する光検出器と、
前記光検出器の前記第2の波長の光が記録媒体の記録層で反射された出力に基づいて、前記第1の光源が出力する第1の波長の光の光量を制御する制御装置と、
を有することを特徴とする情報記録再生装置。 - 前記第1の波長の光と前記第2の波長の光は、記録媒体の記録層の同一の場所に照射されることを特徴とする請求項1記載の情報記録再生装置。
- 前記第1の波長の光と前記第2の波長の光は、記録媒体の記録層の所定の距離だけ離れた場所に照射されることを特徴とする請求項1記載の情報記録再生装置。
- 前記第1の光源が出力する第1の光の波長は、405±5nmであり、前記第2の光源が出力する第2の光の波長は、650±5nmであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の情報記録再生装置。
- 前記記録媒体の記録層は、前記第1の波長の光に対する反射量が前記第2の波長の光よりも多いことを特徴とする請求項1〜4記載の情報記録再生装置。
- 記録媒体の記録層の同一の位置に、第1の波長の光と第1の波長よりも波長が長い第2の波長の光を同時に照射し、
第1の波長の光により、記録層に情報を記録し、
第2の波長の光により、記録層に記録された情報を再生し、
再生された第2の波長の光に基づいて、第1の波長の光の光量を制御して、記録層への情報の記録を安定化することを特徴とする情報記録方法。 - 記録媒体の記録層の所定の距離だけ離れた2つの位置に、第1の波長の光と第1の波長よりも波長が長い第2の波長の光を同時に照射し、
第1の波長の光により、記録層に情報を記録し、
第2の波長の光により、記録層に記録された情報を再生し、
再生された第2の波長の光に基づいて、第1の波長の光の光量を制御して、記録層への情報の記録を安定化することを特徴とする情報記録方法。
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JPH06131732A (ja) * | 1992-10-19 | 1994-05-13 | Fujitsu Ltd | 光磁気ディスクエッジ記録再生装置 |
JPH11144251A (ja) * | 1997-11-01 | 1999-05-28 | Samsung Electron Co Ltd | 光ディスクにおける記録及び再生方法とその装置 |
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